JPH04211356A - 棒状喫煙品用フィルタ - Google Patents

棒状喫煙品用フィルタ

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JPH04211356A
JPH04211356A JP3040545A JP4054591A JPH04211356A JP H04211356 A JPH04211356 A JP H04211356A JP 3040545 A JP3040545 A JP 3040545A JP 4054591 A JP4054591 A JP 4054591A JP H04211356 A JPH04211356 A JP H04211356A
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JP
Japan
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filter
perforations
rod
rows
perforation
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Application number
JP3040545A
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English (en)
Inventor
Linda J Cunningham
リンダ ジョイス カニングハム
Brian Adams
ブライアン アダムス
William Barham
ウイリアム バーハム
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Gallaher Ltd
Original Assignee
Gallaher Ltd
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D1/00Cigars; Cigarettes
    • A24D1/02Cigars; Cigarettes with special covers
    • A24D1/027Cigars; Cigarettes with special covers with ventilating means, e.g. perforations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/04Tobacco smoke filters characterised by their shape or structure
    • A24D3/043Tobacco smoke filters characterised by their shape or structure with ventilation means, e.g. air dilution

Landscapes

  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルタ付棒状喫煙品
および棒状喫煙品用フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】フィルタ付紙巻タバコまたはそれ以外の
フィルタ付棒状喫煙品は、棒状タバコとその一方の端部
に隣接して固定されたフィルタとから構成されている。 フィルタは、しばしば「フィルタ包装材」(plugw
rap  material)と呼ばれる一般に円筒状
のシート材に包まれた、均質または不均質構造のフィル
タ本体から構成されている。このフィルタは、フィルタ
と棒状タバコの端部の周囲に巻回され、しばしば「フィ
ルタ用巻紙」(tipping  overwrap)
または「コルク材」(cork  material)
と呼ばれるフィルタ用外装材によって棒状タバコの端部
に保持されている。このフィルタ用巻紙は一般に褐色に
色付けされている。多くの場合、このフィルタは、フィ
ルタを通して吸引される煙の流れに十分な通気量を与え
る作用をしなければならず、したがって、フィルタ用巻
紙とフィルタ包装材とから構成された包装ラミネートは
、ラミネートを通して所望量の気流をフィルタ本体に供
給しなければならない。
【0003】両シート材が非常に低い通気性しか有しな
い場合には、通気が不適切になる。両シート材が高い通
気性〔例えば、約600コレスタ(Coresta)ま
での〕を有するときは通気が良すぎることになる。した
がって、フィルタ用巻紙が通気を可能にするための穿孔
された実質的に通気性を有しない材料であるのが望まし
いと考えられてきた。よって、フィルタ本体に所望の通
気量を与えるために前記穿孔の下側でフィルタ包装材が
通気性であることが必要である。したがって、例えば、
200〜650コレスタの範囲の通気性を有する通気性
フィルタ包装材を使用するのが一般的であるが、タバコ
の煙の質がむしろ軽くなってしまうということが知られ
ている。喫煙者の中にはフィルタ付紙巻タバコからより
強い煙の質を好むものがいる。フィルタ包装材が実質的
に通気性でないがフィルタ用巻紙を貫通する穿孔と整合
して穿孔が設けられているならば、上記目的が達成され
ることが知られている。残念ながら、これら2種類の組
の穿孔を経済的に信頼度をもって整合させることは非常
に難しい。この整合が少しでもずれると通気度が必ず変
動する結果になる。通気度は棒状喫煙品1本1本毎にほ
ぼ均一であるのが重要で、さもないと煙の質が棒状喫煙
品毎に変わってしまう。
【0004】フィルタ用巻紙とフィルタ用包装材とを棒
状喫煙品を組み立てた後で同時に穿孔すれば整合問題が
解決する。これは、例えば、米国特許第4,564,0
30号明細書および欧州特許第255,114号明細書
に記載されている。残念ながら、この方法は実施が難し
い。これらの穿孔を形成するために最も実際的な方法は
、棒状喫煙品を長手方向に穿孔装置を通過させながら回
転させることである。好適な穿孔装置はレーザー装置で
ある。残念なことに、好適なレーザー装置は高価であり
、どんな種類の紙巻タバコ製造装置に取付けられず、ま
た、これらのレーザー装置を使用すると、紙巻タバコの
製造効率が低下することになる。また、紙巻タバコ製造
装置をレーザーが十分な穿孔を形成しうる直線速度より
ずっと遅い直線速度で運転しなければならないので、レ
ーザー装置自体の性能をフルに使用できない。さらに別
の効率悪化の原因は、多数の紙巻タバコが高速回転中に
折損することである。
【0005】本発明者が考えた1つの解決策は、フィル
タ包装材全体に突起を均一に分散して設けることである
が、残念ながらこれは実施不可能であることが判明した
。必要とされる通気量を与えるために前記2組みの穿孔
間に十分な整合度を確実に達成する試みとして、前記穿
孔を互いに十分近接して形成すると、フィルタ包装材の
穿孔度が大きくなりすぎて、フィルタ包装材の長手方向
の強度が不足してしまい、その結果フィルタおよびそれ
に続いて行なわれる棒状喫煙品の製造中に受ける力に耐
えることができなくなる。しかしながら、整合度の変動
が大きすぎて、長手方向の強度を上げる目的で全体の穿
孔度を下げると、通気度がさらに大きく変動することに
なる。
【0006】英国特許第2105171号明細書におい
て、互い違いの横方向の行(すなわち、フィルタ包装材
の長手方向に直角に)と、互い違いの長手方向の列に配
置されて、どの2本の横方向の線がまたがっている空洞
の全長も同一になっている規則正しいアレーの穿孔を有
するフィルタ包装材が提案されている。このフィルタ包
装材の穿孔は、約2.5mmの幅を有している。フィル
タ用巻紙は、フィルタ包装材の穿孔に比べて小さい穿孔
を有し、このフィルタ用巻紙の穿孔の直径は、例えば、
0.01〜0.5mmである。しかしながら、前記横方
向の線をどこに置くべきかについては何ら提案されてお
らず、この構成は重大な欠点を伴っている。フィルタ包
装材に非常に大きい穿孔を形成すると、フィルタ包装材
の強度が落ち、特にフィルタ本体が英国特許第2105
171号明細書の第3図に示されているように、空所を
有する不均質構造である場合に取扱い上の問題を惹起す
る恐れがある。別の欠点は、フィルタ包装材に非常に大
きな穿孔を形成するとフィルタ用巻紙の穿孔を通して汚
れたフィルタ本体が容易に見えてしまうことである。こ
れは非常に望ましくないことである。
【0007】この構成のさらに別の、かつ、基本的な問
題点は、上記英国特許明細書にはフィルタ毎の通気量を
どう均一にするかが提案されていないことである。フィ
ルタ用巻紙の穿孔を連続した横方向の細孔に替えれば多
分均一な通気量が得られるかもしれない。なぜならフィ
ルタ包装材に対するフィルタ用巻紙の長手方向および横
方向の位置決めには関係なく同じ面積の穿孔が露出され
ることになるからである。しかしながら、実際にはフィ
ルタ用巻紙は、不連続の開口でなくてはならず、これら
の不連続開口が大きな穿孔と重なり合う度合は偶然によ
って決まる。例えば、横方向の穿孔がフィルタ包装材の
長手方向に延在している行間のピッチと同一のピッチを
有している場合には、重なり合う度合は、フィルタ包装
材に対するフィルタ用巻紙の半径方向の位置決めに応じ
て100〜0%の範囲で変動しうる。
【0008】通気型フィルタの場合、特別な問題が発生
する。すなわち、フィルタ用巻紙の穿孔が肉眼に見える
ように比較的大きくフィルタ用巻紙の穿孔を形成するの
が好ましい場合が多い。しかしながら、フィルタ包装材
を貫通する穿孔も比較的大きい場合には、通気度が高過
ぎてしまう問題が生じる。したがって、これらの棒状喫
煙品については、フィルタ包装材の穿孔をフィルタ用巻
紙の穿孔より小さくする必要があるが、フィルタ包装材
を前もって組立てた棒状喫煙品中で穿孔する場合と、先
に穿孔したフィルタ用巻紙とフィルタ包装材を均一に整
合させる必要がある場合の両方のケースにおいて新たな
問題が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したとおり、現在
の状況は、実質的に通気性を有しない材料であるフィル
タ包装材とフィルタ用巻紙を両方とも穿孔すれば改善さ
れた煙特性を達成しうることが知られているが、そのよ
うなフィルタを製造する満足な方法が無いということで
ある。穿孔を非常に高価で非能率な機械で同時に形成し
ても、また、材料を前もって穿孔しても、一定の通気量
は得られない。本発明の目的は、これら従来技術の有す
る問題点を解決することにある。
【0010】本発明者らは、鋭意研究した結果、フィル
タ包装材とフィルタ用巻材とにそれぞれ所定のパターン
で配置された穿孔を設け、かつ、フィルタ包装材に対す
るフィルタ用巻紙の正確な位置決めとは実質的に無関係
に、両パターンの穿孔間に所定のほぼ均一の重なり度合
が存在するように各パターンを選択することにより、前
記目的を達成できることを見出した。そして、本発明に
よれば、便利な大きさの穿孔を持つフィルタ包装材とフ
ィルタ用巻紙を前もって穿孔し、従来法により高速で棒
状喫煙品を組立てることにより、実質的に一定の通気量
を有する棒状喫煙品を製造することが可能である。本発
明は、これらの知見に基づいて完成するに至ったもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、棒状タバコ、該棒状タバコの一端に隣接して設けら
れ、フィルタ包装材に包まれたフィルタ本体から成るフ
ィルタ、およびフィルタと棒状タバコの隣接端部の周囲
に設けられたフィルタ用巻材から構成され、フィルタ包
装材が下記の第1および第2のシート材から選択され、
フィルタ用巻材が第1および第2のシート材の他のもの
であり、第1のシート材が第1の穿孔を第1のパターン
で設けられた実質的に通気性のないシート材であり、か
つ第2のシート材が第2の穿孔を第2のパターンで設け
られた実質的に通気性のないシート材であるフィルタ付
棒状喫煙品であって、前記すべての穿孔の各寸法が0.
01mmと1mmの間にあり、第1のパターンが、各行
において所定の配置になっている、1またはそれ以上の
平行な第1の行の第1の穿孔からなり、第2のパターン
が、各行において所定の配置になっている、1またはそ
れ以上の平行な第2の行の第2の穿孔からなり、第1お
よび第2のパターンが、少なくとも0.2mm2以上で
あって、かつ、フィルタ用巻材とフィルタ包装材との相
対位置によっては実質的に影響されない第1の穿孔と第
2の穿孔との間の重なり領域が存在するように選択され
ることを特徴とするフィルタ付棒状喫煙品が提供される
。また、本発明によれば、フィルタ包装材とフィルタ用
巻材とが前記の穿孔を有する棒状喫煙品用フィルタが提
供される。
【0012】したがって、本発明においては2組の穿孔
がそれぞれ所定のパターンで配置され、これらのパター
ンは、フィルタ包装材に対するフィルタ用巻紙の正確な
位置決めとは実質的に無関係に、両パターンの穿孔間に
所定、かつ、ほぼ均一の重なり度合が存在するように選
択される。したがって、便利な大きさの穿孔を持つフィ
ルタ包装材とフィルタ用巻紙を前もって穿孔し、従来法
により高速で棒状喫煙品を組立てて、各棒状喫煙品が実
質的に一定の通気量を有することが始めて可能になった
【0013】両シート材のそれぞれにおけるパターンは
非常に複雑になりうる。例えば、種々の大きさおよび/
または種々の間隔および/または種々の形状の穿孔を各
シード材において使用しうる。両パターン間の関係を算
術的に説明することはこれらの状況下では同様に複雑で
あるが、通常の算術モデルによってほぼ一定の所望の通
気量が得られるようにすることが勧められる。しかしな
がら、前記両パターンがそれぞれ規則正しいものである
のが一般に好ましい。これはレーザー穿孔法または機械
的穿孔法によってそのようなパターンを形成するのがず
っと容易になるからである。したがって、穿孔を規則正
しく複数の行に配置するのが好ましい。長手方向に延在
する第2の行(ただし、この行の横方向の間隔は適切な
ものとする)を用い、それらの行内の穿孔が横方向に互
い違いになっているようにして所望の一定の重なり度合
を得ることが可能であり、この場合、前記第2のパター
ンは横方法のジグザグパターンからなっていると考える
ことができる。しかしながら、第1のパターンが長手方
向に延在する複数の第1の行からなり、第2のパターン
が横方向に延在する複数の第2の行からなっていて、重
なり度合が前記長手方向の行と横方向の行との間の交叉
部によって規定されるのが好ましい。
【0014】両パターンのうち少なくとも一方が、複数
の行からなっていることが必要である。さもなくば両パ
ターンの間に交叉部が1個所しか得られないからである
。一し的には、第1のパターンには複数の第1の行、例
えば、少なくとも6行、しばしば少なくとも10行、典
型的には20行まで、30行まで、さらに場合によって
は、40行も含まれる。代表的な棒状喫煙品の周囲に約
50または60行より多い数の行に穿孔を形成するのは
一般に実施不可能である。第2のパターンは横方向の行
1本からなっていても良いし、また複数本からなってい
ても良い。第2のパターンの行数は多くても良いが、第
1のパターンの長手方向の行数より少ないのが一般に好
ましく、通常は10行以下、より一般的には5行以下、
代表的には1〜3行以下である。長手方向に延在する第
1の行を比較的多数(例えば8〜30)にして、横方向
に延在する第2の行を1行か2行にするのが好ましい場
合が多い。各行において、穿孔が規則正しく離間してい
るのが好ましい。
【0015】図5および図6に示されているとおり、フ
ィルタ付棒状喫煙品は、フィルタ(1)と棒状タバコ(
2)とから構成されている。フィルタ(1)は、フィル
タ包装材(4)に包まれたフィルタ本体(3)からなり
、棒状タバコ(2)の隣接端部(6)に沿って延在する
フィルタ用巻紙(5)によって囲繞されている、フィル
タ包装材(4)には穿孔(7)が形成され、巻紙(5)
には穿孔(8)が形成されている。
【0016】図1を参照して、第1の穿孔は各長手方向
の行L1、L2、L3・・・内の穿孔である。これらの
穿孔は、等間隔で形成され、長手方向寸法a、横方向寸
法b、長手方向ピッチ(隣接穿孔の中心間長手方向間隔
)cを有する。第2の穿孔は、横方向の行T1(および
T2)内の穿孔であって、これらの穿孔は長手方向寸法
(すなわち、棒状喫煙品の長さ方向の寸法)d、横方向
寸法eおよび横方向ピッチfを有する。行L1と行L2
との間の横方向のピッチはhであり、行T1と行T2(
T2がある場合)との間の長手方向のピッチはgである
【0017】第1および第2の穿孔をいずれも非常に小
さく、例えばすべて各寸法を0.05〜0.3mmの範
囲にすることも可能であるが、一般に一方の組の方の穿
孔を比較的大きく、少なくとも一つの寸法を少なくとも
0.3mmにするのが好ましく、その場合、他の組の穿
孔の大きさは同様の大きさであっても、またはそれより
小さい大きさであってもよい。第2の穿孔(横方向の行
内の)を比較的大きくし、第1の穿孔を同様またはそれ
より小さい大きさにするのが多くの場合において好まし
い。0.01mm末端寸法は形成するのが不便であり、
また、不適切な通気につながる傾向がある。一方、1m
mを越える寸法も形成するのが不便であり、また、通気
が過剰になったり、構造を弱めたり、さらに特にタール
による汚れによって外観が損なわれる恐れがある。
【0018】フィルタ包装材料と巻紙とが互いに長手方
向にずれてもそれには関係なく穿孔パターンが一定量重
なるようにするためには、c=d/x(cが少なくとも
1.5aである場合、xは少なくとも1の整数である)
にするのが好ましい。したがって、cが1.5aより小
さくなるような大きな値にxを選択すべきではなく、c
が少なくとも2aであるのが好ましい。これは、cがa
より十分大きくない場合には、各穿孔間の孔の形成され
ていない部分の面積に比較して、穿孔の面積が大きくな
りすぎてフィルタ包装材料や巻紙が破けやすくなるから
である。2個の穿孔間の孔の形成されていない部分の幅
が各穿孔の幅に近いかまたはそれより大きいのが好まし
い。
【0019】図面に示された実施態様において、c=d
であるので、xは1である。これは、特に横方向の第2
の行が1行T1あるときに好ましい場合が多い。しかし
ながら、横方向の行が複数行(少なくとも2行)あると
きには、c=(d+yg)/x(yは0または整数であ
って、cが1.5aより大きい場合にxは少なくとも1
の整数)の場合に良好な長手方向のパターンとなる。y
は多くの場合0であって、その場合、上記のとおり、x
が1であるときcはやはりdに等しい(c=d)か、ま
たはxが2であるときc=d/2もしくはd/3である
。第1の穿孔がdより大きく離間されているのが望まし
い場合には、間隔はyが1のときピッチgだけ増加し、
yが2のときピッチgの2倍だけ増加し、以下同様に間
隔が大きくなる。理論的には、yの値は4以上、例えば
、5までまたは10までも大きくなりうるが、xおよび
yはそれぞれ3以下であるのが一般的である。
【0020】このように穿孔を配置することにより、長
手方向の行L1、L2等に対する行T1の長手方向の位
置決めに関係なく重なり量が一定になる。図示のように
、第2の穿孔が比較的大きく、dおよびeがそれぞれ少
なくとも0.3mmであり、第1の穿孔の寸法aおよび
bが0.4mm以下であり、しかもdおよびeの値より
十分小さく、第1の穿孔の面積がそれぞれ第2の穿孔の
それぞれの面積の70%以下、例えば、10〜50%で
あるのが特に便利な配置である。したがって、第1の穿
孔を微小穿孔、第2の穿孔を巨大穿孔ということが可能
であり、また、それが好ましい。しかしながら、穿孔が
すべて同様の大きさ、例えば、各寸法が0.2mm以上
または0.3mm以上の場合にも本発明は適用可能であ
る。そのような穿孔は、正方形または細長い長方形をと
りうる。
【0021】細長い長方形の場合、第1の穿孔の行内の
細長い長方形が第2の穿孔の行内の細長い長方形に対し
て直角に伸びているのが特に好ましい。したがって、a
>b+0.1mmかつe>d+0.1mm、またはb>
a+0.1mmかつd>e+0.1mmである。両寸法
間の差は少なくとも0.2mmであるのが好ましい。一
例として、前記長方形は長さ0.5mm、幅0.3mm
である。このように長方形の穿孔をずらして配置すると
、第1および第2シート材の周方向の位置決め如何にか
かわらず、ほぼ一定の重なり量を達成するのが便利にな
り、また、各穿孔の面積より小さい面積の重なり部を穿
孔間に設けることにもなる。これは視覚的見地から望ま
しい。
【0022】第1シート材と第2シート材とが周方向に
ずれていてもそれとは無関係に一定の重なり量を与える
のに便利な他の方法は、第2の穿孔を複数行設けて隣接
する第2の行内の各第2の穿孔間の孔の形成されていな
い部分の一部または全部と同じ範囲を占めるようにする
ことである。この配置は、第3図に示された形をとるこ
とができ、行T2内の各穿孔は、行T1ないの各穿孔間
の孔の形成されていない部分と正確に同じ範囲を占めて
いるので、行T1および行T2は、長手方向の長さdを
有する一個の長孔と同様に作用するが、行T1および行
T2内の孔の形成されていない部分が破れを防止する。
【0023】代案として、図4に示されているように、
行T2内の各穿孔が行T1内の各穿孔間の孔の形成され
ていない部分の一部だけと同じ範囲を占め、行T1内の
各第2の穿孔と行T2内の横方向に隣接する第2の穿孔
のそれぞれとの間に横方向に間隔が開く。そのような両
配置方法のいずれであっても、長手方向に延在する第1
の行をフィルタ周囲に不規則または規則正しく配置する
ことが可能で、穿孔の重なり量はフィルタ包装材および
巻紙の周方向の位置決めによって影響を受けない。しか
しながら、殆どの目的にとって、重なり量を一定にする
適切なパターンで第1の行を横方向に配置する必要があ
る。
【0024】破れる可能性を最小限にするために、ピッ
チh=(e+vf)/w(式中、hが1.5bより大き
い、好ましくは少なくとも2bであるとき、vは0また
は1以上の整数、wは少なくとも1以上の整数)の場合
、これらのパターンが得られる。vが0である場合、w
が例えば幅eの半分に等しい2であるときを除いて、隣
接する第1の穿孔の横方向のピッチhは第2の穿孔のそ
れぞれの横方向の幅eに等しい(図4に示されるように
)。通常wは3以下であり、1であるのが好ましい。 vが1(かつwが1)の場合、隣接する第1の穿孔の行
間のピッチhは第2の穿孔の行内の隣接する穿孔間のピ
ッチfだけ大きくなる。vは一般に0.1または2であ
るが、場合によってはそれよりずっと大きい値、例えば
、4までの値または10までもしくはそれより大きい値
をとることもできる。
【0025】第1の穿孔の行は、各隣接行間のピッチが
hで棒状喫煙品の全周にわたって延在可能で、こうする
と、棒状喫煙品の周面が周面上に同じ数の行を設けるの
に十分であれば、周方向位置に関係なくほほ一定の通気
を与えることになる。このために必要とされるわけでは
ないが、第1の穿孔の行をピッチhだけ離間したzに行
からなる帯状に設けるのが好ましい(ただし、zは通常
1であるが、時には2、3またはそれより若干大きい数
の整数であって、nは第1の穿孔上に第2の穿孔が重ね
られた横方向のパターンが繰り返されるように必要とさ
れる最小の数値である)。図面において、行L1、L2
およびL3は、それぞれピッチhだけ離間された複数の
行からなる一本のバンドを形成し、行L4は別の複数の
行からなるバンドの最初の行を示し、一本のバンドと次
の帯の隣接する行L3およびL4巻のピッチjは各バン
ド内の行間隔hとは異なる。図示のとおり、これらのバ
ンドは並置された関係にあり、特に各バンドにおける行
の数が比較的小さい、例えば、2〜10、好ましくは2
〜6であるときに形成するのが簡単な配置である。しか
しながら、特に各バンド内の行の数が比較的大きい、例
えば、5しばしば10または15を越える場合には、バ
ンドを重ね合わされた関係にして2本のバンドが重なっ
ている部分における隣接する行がh未満のピッチを有す
るようにするのが時には望ましい。例えば、一本のバン
ド内の行L4を別のバンドの行L2と行L3との間に位
置させて、各バンド内の行間ピッチはhのままであって
も、行L2とL4との間の間隔および行L4とL3との
間の間隔をそれぞれh未満にすることが可能である。
【0026】各バンド内に必要とされる行の数は相対的
寸法eおよびfによって決まり、通常の方法(実施例に
示されるように)で計算して第1のパターンと第2のパ
ターンとの間に横方向の繰り返し重なりパターンを得る
ことができる。したがって、行L1および行L4は、行
T1の穿孔の中心に正確に位置し、それぞれ各バンドの
始めを示している。長手方向の行に対して第2の穿孔が
横方向にずれていても、それとは無関係に、重なり合っ
ている面積は一定である。バンドの数およびバンド間の
間隔は、ラミネート(フィルタ包装材とフィルタ用巻紙
)を貫通して形成する必要のある穿孔面積によって定ま
る。一例として、通気量が図1の第1のパターンの4つ
の孔に等しい面積を必要とするならば、棒状喫煙品の周
囲に均一に(または不規則に)離間された4本のバンド
が必要になる。
【0027】横方向の行の穿孔をフィルタ包装材に形成
し、また長手方向の穿孔をフィルタ用巻紙に形成するこ
とも可能であるが、この構成は製造上の難しさを含めて
幾つかの不利な点を伴っている。したがって、一般に長
手方向の行の穿孔をフィルタ包装材に形成するのが好ま
しく、この場合、第1のシート材がフィルタ包装材であ
って、第2のシート材がフィルタ用巻紙である。フィル
タ用巻紙の穿孔を比較的小さく(各寸法を0.3mm以
下に)形成することも可能であるが、第2のシート材が
フィルタ用巻紙であって、かつ1行または2もしくは3
列以下のはっきりと見える穿孔、例えば、dおよびeが
0.3〜1mmの範囲内にあるのが特に好ましい。よっ
て、本発明により、褐色のフィルタ用巻紙を貫通して、
下側の白色のフィルタ包装材を見ることのできる十分な
大きさを有するが、これらのフィルタ用巻紙の穿孔とフ
ィルタ包装材の穿孔との重なり合っている大きさが前記
白色の部分の汚れが使用中は分からないほど十分に小さ
いような穿孔を横方向に1行または数行形成することが
できる。これは、第1の穿孔と重なり合っている各第2
の穿孔の重なり部の大きさが十分に小さいならば達成さ
れ、一般にこの重なり部の大きさは白色部分の50%以
下であって、0.3mm以下、多くの場合0.2mm以
下の寸法が好ましい。楕円形または他の形状の穿孔を規
則正しく重なり合わせることも可能であるが、穿孔はほ
ぼ長方形であって、特に、少なくとも0.3mmの寸法
を有する長方形の穿孔が好ましい。
【0028】本発明においては、静電穿孔法によって所
望の穿孔を形成するのは一般に不都合である。というの
は、静電穿孔法は、本発明において必要とされる規則正
しい所定の位置決めを可能としないからである。切断法
も本発明において必要とされる大きさの穿孔を形成する
ためには不便である。したがって、第1および第2の穿
孔を機械的摩擦法またはレーザー穿孔法によって形成す
るのが好ましい。機械的摩擦法は、周知の方法であって
、0.3mm以下の寸法の穿孔を形成するのに適してい
る。レーザー穿孔法は、より大きな穿孔を形成するため
に使用可能であるが、遅く不経済であり、より小さい穿
孔、特に0.25mmまでの穿孔を形成するのに最適で
ある。一例として、機械的穿孔法をフィルタ用巻紙に使
用し、レーザー穿孔法または機械的穿孔法をフィルタ包
装材に用いることができる。
【0029】第1および第2のパターンの上記デザイン
により所望の通気量が得られて、本発明によりこの通気
量が2枚のシート材の相対的位置によって実質的には影
響を受けない。通気量は10〜95%通気が可能である
が、一般に40〜85%通気の範囲、多くの場合40〜
60%通気の範囲である。穿孔の重なり量は通常少なく
とも0.2mm2以上でなくてはならない。というのは
、それ以下であると通気量が多くの場合低すぎて使用で
きないからである。この値は一般に少なくとも0.3m
m2以上、通常0.4〜0.8mm2の範囲、多くの場
合0.4〜0.6mm2位である。望ましい穿孔重なり
面積は、棒状煙草およびフィルタ本体からなる構成要素
に対する従来からの通気モデルに基づいて通常の方法で
前もって計算可能である。前記シート材は、実質的に空
気を通さず、通気が穿孔の重なり合いによってだけ行な
われるのが好ましい。
【0030】望ましい重なり面積を決定すれば、第1お
よび第2のパターンをデザインすることが可能となる。 多くの場合、これらのパターンのうちの一方は他の観点
(例えば、フィルタ用巻紙に比較的大きな穿孔が1行形
成されている場合)によって前もって決まってしまい、
その場合、他のシート材の穿孔のパターンは所望の重な
りを与えかつ重なり合いが均一になるようにデザインさ
れる。本発明による棒状喫煙品の通気値(第1および第
2パターン間の重なり度)間の変動率は、好ましくは1
5%未満、最も好ましくは12%未満、10%以下、例
えば7%までさらに5%までの値が挙げられる。可能な
限り小さい値が望ましい。一般に、本発明における変動
性は、フィルタ用巻紙に穿孔が1行あって。フィルタ包
装材が材料本来の不規則な流通性を有しているが穿孔は
形成されていないときに得られる変動性に比較して実質
的に悪くはない。そのような組み合わせにおける変動率
は、例えば5〜12%、多くの場合5〜10%の範囲で
ある。不規則に穿孔したシート材(例えば、静電穿孔法
によって)を穿孔を1行有するフィルタ用巻紙上に重ね
合わせたとき、変動率は例えば15%以上になり、例え
ば18または20%になり、この値は許容できない。
【0031】本発明は、フィルタ巻紙上の所定のパター
ンの穿孔に対して適切なパターンの穿孔を設けられたフ
ィルタ包装材とフィルタ包装材中の所定のパターンの穿
孔に対して適切なパターンの穿孔を設けられたフィルタ
用巻紙を包含する。したがって、本発明は、実質的に空
気を通さないシート材であって、規則正しく離間された
第1の穿孔からなる長手方向に伸びる行の第1のパター
ンが設けられ、この第1のパターンがフィルタ用巻紙に
横方向のパターンをデザインするのに適し、かつ、前記
横方向のパターンを共働して所望の均一な重なり度およ
び通気量を与えるフィルタ包装材(およびそのようなフ
ィルタ包装材に包まれたフィルタ)をも対象とする、特
に、第1のパターンはすべて各寸法が0.01〜1mm
の間である規則正しく離間された第1の穿孔からなる少
なくとも6、多くの場合10〜20、30またはそれ以
上の長手方向に延在する行からなり、これらの行が規則
正しく離間されるか、それとも各バンド内の行が規則正
しく離間されている少なくとも2本の行からなるバンド
として配設されているのが好ましい。そのようなフィル
タ包装材を使用すると、所望の均一な重なり度を与える
第2のパターン(例えば、より大きな穿孔の1本の横方
向の行)をフィルタ用巻紙にデザインするのが比較的容
易になる。
【0032】前記フィルタ本体は、均質な構造、例えば
、従来からのトウ状酢酸セルロース繊維束もしくはミリ
ア(miria)紙構造であっても、または例えば英国
特許第2,091,078号明細書、米国特許第4,5
64,030号明細書もしくは欧州特許第255,11
4号明細書に記載されているような不均質な構造のもの
であってよい。一例として、通気性または穿孔材料の中
空筒体を主フィルタ材料と棒状シガレットとの間に介装
し(英国特許第2,091,078号明細書におけるよ
うに)、前記穿孔の一部または全部をそれに連通させる
か、および/または2本のフィルタの間もしくは米国特
許第4,564,030号明細書や欧州特許第255,
114号明細書に示されているように、1本のフィルタ
材とより通気性の大きいもしくは開口フィルタ構造との
間に混合室を設けて、2つの部分の間に混合室が位置す
るように、穿孔がこの混合室に連通させることができる
。前記フィルタおよびそれを使用して形成された棒状喫
煙品は、長手方向に穿孔したフィルタ包装材を使用し、
前記フィルタ包装材の穿孔と前記フィルタ用巻紙の穿孔
との間、前記所望の関係を選択する以外公知の方法で構
成することができる。
【0033】
【実施例】本発明の実施例として、多数のフィルタ包装
材/フィルタ用巻紙の組み合わせをデザインした。便宜
上、これらの実施例をフィルタ用巻紙中の所定の穿孔で
始め、ついでフィルタ包装材の適切な穿孔デザインによ
り説明する。もちろん、フィルタ包装材中の所定の穿孔
から始め、フィルタ用巻紙中の適切な穿孔をデザインす
ることも同様に可能である。各実施例において、棒状喫
煙品は同じ組成であり、フィルタ本体も同じ組成、すな
わちトウ状の酢酸セルロース束の均質筒状体であった。 各例において、横方向に1行の穿孔を棒状の煙草の端部
からフィルタの吸口部までの距離の約4分の1の位置に
フィルタの周囲に形成する。
【0034】各実施例において必要とされる穿孔をデザ
インする前に、特定の通気量を得るためにフィルタ包装
材とフィルタ用巻紙とからなるラミネートを貫通する全
有用穿孔領域をプロットした。50%通気には0.46
mm2の全有用穿孔領域が必要であることが判明した。 40%通気には約0.3mm2を要し、60%通気には
約0.6mm2が必要であった。全実施例において、横
方向の寸法(すなわち、周方向長さ)は従来の棒状喫煙
品の寸法である19.5mmであった。各実施例におい
て、穿孔前のフィルタ包装材およびフィルタ用巻紙の通
気性は低く、穿孔された系の通気には何ら実質的な貢献
はなかった。
【0035】 [実施例1] フィルタ用巻紙は、dが0.5mm、eが0.5mmか
つfが1mmである長方形の穿孔を横方向に1行有して
いる。この構成で、各行における巨大穿孔のピッチcは
0.5mm、穿孔の各バンド内に2本の行があり、両行
間のピッチhは0.5mm、この一対の行の内の一方の
行だけがフィルタ用巻紙の穿孔と整合する。50%通気
に必要な全露出穿孔領域は0.46mm2である。8行
のバンドの微小穿孔(全体で16行)を設けるならば、
8個の露出微小穿孔が設けられることになり、その結果
、それぞれが約0.058mm2の面積を有することを
要するようになる。すなわち、aとbがそれぞれ約0.
27mmである。変動率は7〜10%の範囲である。
【0036】 [実施例2] 本実施例において、フィルタ用巻紙の穿孔がd=0.5
mm、e=0.5mm、f=0.83mm(すなわち、
1cm当たり12個の穿孔)を有するときに50%通気
が必要である。これを達成するのに便利な方法は、長手
方向のピッチc=0.5の微小穿孔を設け、これらの微
小穿孔を横方向のピッチが0.5mmである5本の行か
らなるバンドに配置することである。これは一度に各バ
ンドにおいて3個の穿孔を露出することになるからであ
る。したがって、フィルタ包装材の穿孔を5個の穿孔か
らなる3つのグループとして配置して、50%通気を与
える場合には9個の穿孔が露出されることになり、各微
小穿孔が約0.051mm2の面積、すなわち、約0.
26mmの直径を有していなければならない。変動率は
7〜10%の範囲である。
【0037】 [実施例3] 本実施例において、フィルタ用巻紙はdおよびeがそれ
ぞれ0.4mmであってfが1.25mmである穿孔を
1行有している(1cm当たり8個の穿孔)。この構成
で、微小穿孔の長手方向のピッチは0.4mmで、これ
らの微小穿孔はピッチが0.4mmの25行からなるバ
ンド状に配置される。その結果、バンド内の8個の穿孔
が一度に露出される。これらのバンドを2本設けると、
一度に16個の穿孔が露出されることになるので、各穿
孔は0.029mm2の面積と0.19mmの直径を有
することになる。変動率は7〜10%の範囲である。
【0038】 [実施例4] フィルタ用巻紙はd=0.3mm、e=0.5mmおよ
びf=1.5mmの穿孔を横方向に4行有し、フィルタ
包装材にはa=0.5mm、b=0.3mmおよびc=
1mmの穿孔がh=1.5mmで長手方向に複数行、そ
れぞれ互いに中心側に配設した2本重なり合うバンド状
に設けられている。したがって、これらの行は、各バン
ド内の行間ピッチが1.5mmで隣接する行間のピッチ
が0.75mmであるようにバンド1−バンド2、−バ
ンド1、−バンド2、−バンド3、−バンド4、−バン
ド3、−バンド4・・・の如く配置される。この配置は
16個の重なり合った開口を与え、全開口面積は1.4
4mm2で、各重なり合った開口は0.3mm×0.3
mm×0.3mmの大きさである。
【0039】 [実施例5] フィルタ用巻紙は2行の穿孔を有し、eおよびdはそれ
ぞれ0.5mm、fは1.5mmであり、フィルタ包装
材はaおよびbがそれぞれ0.5mm、cが1mm、h
が1.5mmである穿孔を長手方向に複数本有している
。これらの長手方向の複数の行は対で設けられており、
各対中の最も近接した行間の間隔jは1mmである。こ
の配置には2mm2の全重なり面積を与える。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、前もって所定の穿孔パ
ターンを有するフィルタ包装材とフィルタ用巻紙を調製
しておくことにより、フィルタ包装材に対するフィルタ
用巻紙の正確な位置決めをしなくても、実質的に一定の
通気量を有する棒状喫煙品を従来法により高速で提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、複数の第1の行L1、L2、L3、L
4・・・と横方向1本の第2の行T1とからなる第1お
よび第2の行のパターンを示し、棒状喫煙品の長手方向
は矢印の方向である。
【図2】図2は、横方向に2本の行T1およびT2があ
る変形例を示す。
【図3】図3は、横方向に2本の行T1およびT2があ
る変形例を示す。
【図4】図4は、横方向に2本の行T1およびT2があ
る変形例を示す。
【図5】図5は、棒状体の斜視図である。
【図6】図6は、線VIーVIにおける断面図である。
【符合の説明】
1  フィルタ 2  棒状タバコ 3  フィルタ本体 4  フィルタ包装材 5  フィルタ用巻紙 6  棒状煙草の端部 7  穿孔 8  穿孔

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  棒状タバコ(2)、該棒状タバコの一
    端(6)に隣接して設けられ、フィルタ包装材(4)に
    包まれたフィルタ本体(3)から成るフィルタ(1)、
    およびフィルタと棒状タバコの隣接端部の周囲に設けら
    れたフィルタ用巻材(5)から構成され、フィルタ包装
    材が下記の第1および第2のシート材から選択され、フ
    ィルタ用巻材が第1および第2のシート材の他のもので
    あり、第1のシート材が第1の穿孔(7、8)を第1の
    パターンで設けられた実質的に通気性のないシート材で
    あり、かつ第2のシート材が第2の穿孔(7、8)を第
    2のパターンで設けられた実質的に通気性のないシート
    材であるフィルタ付棒状喫煙品であって、前記すべての
    穿孔の各寸法が0.01mmと1mmの間にあり、第1
    のパターンが、各行において所定の配置になっている、
    1またはそれ以上の平行な第1の行の第1の穿孔からな
    り、第2のパターンが、各行において所定の配置になっ
    ている、1またはそれ以上の平行な第2の行の第2の穿
    孔からなり、第1および第2のパターンが、少なくとも
    0.2mm2以上であって、かつ、フィルタ用巻材とフ
    ィルタ包装材との相対位置によっては実質的に影響され
    ない第1の穿孔と第2の穿孔との間の重なり領域が存在
    するように選択されることを特徴とするフィルタ付棒状
    喫煙品。
  2. 【請求項2】  前記第1のパターンと第2のパターン
    の少なくとも一方のパターンが複数列からなる請求項1
    記載の棒状喫煙品。
  3. 【請求項3】  前記第1のパターン内の第1の行が長
    手方向に延在し、前記第2のパターン内の第2の行が横
    方向に延在する請求項1または2記載の棒状喫煙品。
  4. 【請求項4】  前記第2のパターン内の第2の横方向
    の行数が前記第1のパターン内の第1の長手方向の行数
    より少ない請求項3記載の棒状喫煙品。
  5. 【請求項5】  前記第1の長手方向の行数が6〜60
    、好ましくは8〜30であり、前記第2の横方向の行数
    が10以下、好ましくは1〜3である請求項4記載の棒
    状喫煙品。
  6. 【請求項6】  一組の穿孔中の各穿孔の面積が他の組
    の穿孔中の各穿孔の面積の70%未満、好ましくは10
    〜50%である請求項1〜5のいずれか1項に記載の棒
    状喫煙品。
  7. 【請求項7】  前記第2の穿孔が前記第1の穿孔より
    大きく、横方向の行として配設されている請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の棒状喫煙品。
  8. 【請求項8】  前記穿孔が正方形または細長い長方形
    であり、長方形の長手方向の寸法と横方向の寸法との間
    の違いが少なくとも0.1mm、好ましくは少なくとも
    0.2mmである請求項1〜7のいずれか1項に記載の
    棒状喫煙品。
  9. 【請求項9】  c=(d+yg)/x〔式中、cは第
    1の穿孔の長手方向のピッチ、dは第2の穿孔の長手方
    向の寸法、gは横方向の第2の行間の横方向のピッチ、
    yは0または10以下の整数、xは少なくとも1以上の
    整数であり、xおよびyは少なくとも1.5a、好まし
    くは少なくとも2a(ただし、aは第1の穿孔の長手方
    向の寸法である。)のcを与えるように選択される〕で
    ある請求項1〜8のいずれか1項に記載の棒状喫煙品。
  10. 【請求項10】  隣接する第2の行内の各第2の穿孔
    間の穴の形成されていない部分の一部または全部と同じ
    範囲を占めるように配設された第2の穿孔を有する複数
    の第2の行を包含する請求項1〜9のいずれか1項に記
    載の棒状喫煙品。
  11. 【請求項11】  複数の第1の行が互いに横方向にピ
    ッチh=(e+vf)/w〔式中、hは隣接する第1の
    穿孔の横方向のピッチ、fは第2の穿孔の長手方向のピ
    ッチ、vは0または1以上の整数、wは少なくとも1以
    上の整数、好ましくは1であり、vおよびwはhが少な
    くとも1.5b、好ましくは少なくとも2bになるよう
    に選択される(ただし、bは第2の穿孔の横方向の寸法
    である。)〕をもって配置されている請求項10記載の
    棒状喫煙品。
  12. 【請求項12】  前記第1の行が一定の横方向のピッ
    チで前記棒状喫煙品の全周にわたって延在する請求項1
    〜10のいずれか1項に記載の棒状喫煙品。
  13. 【請求項13】  前記第1の行が、横方向の一定のピ
    ッチで離間されたzn(ただし、zは整数であり、nは
    第1の穿孔上に第2の穿孔を重ね合わせた繰り返し横方
    向パターンを与えるのに必要な最小行数)本の行からな
    るバンドに配列されている請求項1〜12のいずれか1
    項に記載の棒状喫煙品。
  14. 【請求項14】  穿孔の重ね合わさった量が少なくと
    も0.3mm2、好ましくは0.4〜0.8mm2の範
    囲である請求項1〜13のいずれか1項に記載の棒状喫
    煙品。
  15. 【請求項15】  前記第1および第2の行が長手方向
    に延在し、行内の穿孔が横方向に互いにジグザグ状に配
    置されている請求項1または2記載の棒状喫煙品。
  16. 【請求項16】  前記第1のシート材がフィルタ包装
    材からなり、前記第2のシート材がフィルタ用巻紙から
    なる請求項1〜15のいずれか1項に記載の棒状喫煙品
  17. 【請求項17】  同じ種類の複数の棒状喫煙品であっ
    て、それぞれの棒状喫煙品の通気値間の変動率が12%
    以下である請求項1〜16のいずれか1項に記載の棒状
    喫煙品。
  18. 【請求項18】  請求項1〜17のいずれか1項に記
    載の棒状喫煙品に使用するためのフィルタ包装材とフィ
    ルタ用巻紙との組合わせ。
  19. 【請求項19】  フィルタ包装材に包まれたフィルタ
    本体からなるフィルタと前記フィルタの周囲に設けられ
    て棒状タバコの一端を収納するのに用いられるフィルタ
    用巻材とからなり、前記フィルタ包装材と前記フィルタ
    用巻材とが請求項1〜16のいずれか1項に記載された
    穿孔を有する請求項1〜16のいずれか1項に記載の棒
    状喫煙品用フィルタ。
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