JPH0421018B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は掘削機または類似の機械の掘削アーム
に取り付けられるバケツトに関し、前記アームに
はいわゆる凍土用土かき機またはケーブルプラウ
も設けられており、それにより前記バケツトと土
かき機を組み合わせた装置によりバケツトで掘削
する作業、およびバケツトで掘削せずに凍土、あ
るいは類似の物体を土かき機で土かきする作業
の、双方を行うことのできる装置に関する。

通信ケーブルや電線等の地中のケーブル用溝あ
るいは配管用溝内に敷設することが度々ある。こ
れらの溝の幅はその深さよりも著しく小さい。溝
は例えばケーブルプラウ、あるいは土かき機によ
つて掘削され、前記ケーブルプラウ、あるいは土
かき機は掘削機または類似の機械に取り付けら
れ、自由端に歯あるいはその類似物を設けられた
比較的幅の狭い僅かに湾曲したアームを含み、こ
のアームによつて溝が掘られる。アームは凍土を
掘削するようにされ、またバケツトによる掘削を
開始できる前に凍土中の孔を土かきするのに使用
される。

例えば、凍土用土かき機とバケツトが掘削機の
掘削アームに取り付けられるようにされ、かつ土
かき機を自由に使用するのを可能にするため手で
バケツトを取り外すようにした装置が知られてい
る。これらの装置は例えば過激で厄介な手作業を
要するという欠点を有する。

本発明は、前述の欠点が排除され、かつ土かき
作業と掘削作業の間、あるいはその逆の切換えを
迅速かつ自動的に行うことのできる、バケツトと
凍土用土かき機またはケーブルプラウとの組み合
せに関する。本発明によると、例えば石あるいは
丸太のようなばらばらの対象物をバケツトと土か
き機とを協働させて掴持することも可能である。
本発明の一実施例によると、バケツトと土かき機
が取付け部においてヒンジ接続されて懸架され、
かつ外方へ回転、即ち旋回することによつてバケ
ツトと土かき機によつて把持された、例えば丸太
のような対象物を水平面から例えば垂直方向に旋
回できる。

本発明は、バケツトと土かき機が掘削機または
類似の機械の掘削アームに取り付けられるように
され、土かき機の幅がバケツトの幅より著しく小
さく、掘削位置におけるバケツトがその後縁部を
土かき機に載置するようにされ、バケツトがその
上部において軸あるいは類似の部材によつてヒン
ジ接続されて懸架され、かつ好ましくは油圧装置
によつて土かき機から離れる方向に仕舞い込むこ
とができるので、バケツトを使用することなく土
かき機を使用できる、バケツトと凍土用土かき機
またはケーブルプラウとを組み合わせた装置に関
する。

本発明による装置の重要な特徴は、好ましくは
迅速連結装置により、掘削機の掘削アームに対応
の制御可能な装置に取り付けるべき別個の取付け
部材が提供され、バケツトと土かき機が前記別個
の取付け部材に配置され、かつそこから下方に延
び、前記バケツトと土かき機が、掘削アームの長
手方向に対し相互に180度ずれた２位置の中のい
づれかをとることができることである。

本発明を添付図面を参照して以下に詳しく説明
する。

第１図と第２図において、１は本発明による装
置を掘削機または類似の機械の掘削アームに取り
付けるための取付け装置の底板を示す。前記底板
から２個の平行な側壁２が上方に延び、前記側壁
の各々は取付けブツシユ４と共に２個の貫通孔３
を含む。相互に平行で、かつ側壁２に対して垂直
方向に延び、かつ掘削アーム（図示せず）の取付
け装置と協働するようにされた２個の軸５が前記
貫通孔３内に配置され、かつブツシユ４と前記軸
５を貫通しコツタ６により軸線方向にロツクされ
ている。

前記底板１に取り付けられ、かつ該底板の下面
７から下方に延びた取付け部材８の後方部分９は
凍土用土かき機１０になつている。前記土かき機
は歯の形状のアームからなり、好ましくはその先
端１１は交換可能な歯１２またはその類似物を取
り付けている。

バケツト１３は、後縁部即ち底部１４と、側部
１５と、地面等へ進入するようにされた下縁部１
６とを含む。

バケツト１３はその後縁部１４に垂直方向で中
央の溝１７を有し、土かき機１０が該溝１７に嵌
合するようにされ、バケツト１３は掘削状態では
土かき機１０に載置される。

バケツト１３の上方後部１８は軸１９にヒンジ
接続されて懸架されており、該軸はバケツトの各
側１５にある取付け部材、即ちブツシユ２０を貫
通し、さらに前記取付け部材８が土かき機１０に
変わる個所において前記取付け部材８を貫通す
る。

バケツトを土かき機から離れる方向に上方へ折
りたたむために、前記取付け部材８の両側に２個
の油圧シリンダ２１を配置させるのが好ましい。
各シリンダ２１は軸１９用の取付け部材２０の前
方に位置したバケツトの前方縁部２３に接続した
取付け部材２２と、取付け部材８の前方部分２５
に接続するのが好ましい取付け部材２４との間で
作動する。取付け部材２２は、側部１５の内側２
７に取り付けられたブツシユ２６と、バケツトの
ステー部材２９により取り付けられたブツシユ２
８と、軸３０から成り、シリンダ２１は軸３０に
対して作用する。取付け部材２４は、取付け部材
８に取り付けられたブツシユ３１と、孔のある側
壁３３を備えた横方向の取付けボツクス３２と、
軸３４から成り、シリンダ２１は軸３４に対して
作用する。

第１図と第２図に示す土かき機はその後縁部に
ケーブル敷設装置３６用の取付け部材３５を設け
ることができる。前記敷設装置は土かき機に沿つ
て概ね垂直方向に延びる１個以上のシヤフトを含
み、該シヤフトは下方で土かき機から離れる方向
に下方へ片寄り、地面等に接触し、ケーブル３７
は該シヤフトの上方に挿入され下方へ進む。この
実施例のケーブル敷設装置によつて、第３図に示
すように、相互から所定の距離をおき、かつ相互
に対し平行に例えば電線や通信ケーブルを敷設す
ることができる。また、ケーブル敷設装置はケー
ブルの保護帯片３９を敷設するための別なシヤフ
ト３８を含む。

ケーブル敷設装置は掘削方向において並置した
２個のシヤフトまたはシヤフト部分を設けた構造
にすることができ、それにより２本のケーブルが
相互に対して平行で、溝において異なつた高さに
敷設できる。

またケーブル敷設装置は第３図と第４図に概略
的に示すように、アスフアルト面等を切断する装
置を設けることができる。この場合、例えば取付
け部材８の前方部分２５から前方へ突出する支持
アーム４０を設け、該支持アーム４０の自由端４
１に円形のカツタ４２を配置させる。掘削機によ
り取付け部材８を回転させてカツタ４２を喰込ま
せることができる。切断後、地面の物体はバケツ
トで集めることができる。

本発明の一実施例によると、バケツト１３と土
かき機１０は取付け部材８においてヒンジ接続さ
れて懸架されており、バケツトが土かき機に向か
い、または離れる方向に折りたためる面に対して
概ね直交した面において横方向に回転可能であ
り、このための装置が一実施例として第５図から
第９図までに示されている。

第５図において、取付け部材８の底板または類
似の部材４３は、取付け用アイ４４により周知の
方法で掘削機または類似の機械の掘削アームに取
り付けることができる。支持板４５は土かき機１
０の上部に設けられ、かつ前記底板４３と当接す
る。

第５図から第７図において、底板４３の長い方
の側部４６は、バケツトが運動しうる平面と概ね
平行に延びている。２個のステー部材４７は前記
長い方の側部４６に連結され、各ステー部材は、
上方に延び、かつ底板４３と取付け部材４４から
外方に僅かに突出しており、かつそれぞれ２個の
平行のアーム４８から成るのが好ましい。

油圧シリンダ５１の一端５０が各ステー部材４
７の上端４９にヒンジ接続され、油圧シリンダ５
１が各ステー部材４７から下方に延びるようにさ
れている。前記ヒンジ接続部は、例えばステー部
材のアーム４８に取り付けられ、かつ該アームの
長手方向に対して垂直に延びる軸５２を含む。

取付け部材５４は各ステー部材４７の下端５３
に接続され、前記取付け部材の各々は土かき機の
上方の部分８および支持板４５の長い方の側部５
５に配置され、かつこれらから突出している。シ
リンダ５１の外端５７は各取付け部材５４の外方
部分５６にヒンジ接続され、各取付け部材５４
は、例えば平行に延びる２個の部材５８からな
り、これらの部材の間にシリンダ５１が軸５９に
より取り付けられている。また、各取付け部材５
４は、支持板５４の長い方の側部５５に最も近い
内方部分６０において例えばスリーブ６１により
各ステー部材４７の下端５３にヒンジ接続されて
いる。前記スリーブ６１はステー部材のアーム４
８の間で該アームの長手方向に対して垂直な方向
に延びた軸６２に配置されている。このようにス
リーブ６１と軸６２を含む取付け部材が取付け部
材４３，４４とシリンダの下端５７を軸５９に取
り付ける取付け部との間に設けられ、取付け部材
５４は土かき機１０およびバケツト１３と共にシ
リンダ５１の作動により軸６２のまわりに回転で
きる。

案内肩部６３は支持板４５に位置し、該支持板
の概ね長手方向に延び、該肩部は底板４３に設け
られた長手方向の溝６４に嵌合するようにされて
いる。前記案内肩部は支持板４５からテーパのつ
いた形状であるのが好ましく、また溝も対応した
形状にされ、バケツトによる掘削時や土かき機の
使用時の安定性を良好にすることを目的としてい
る。支持フランジ６５は、シリンダやステー部材
等がない方の底板４３および支持板４５の長い方
の側部に位置している。支持フランジ６５はシリ
ンダ５１によりバケツトや土かき機を回転させる
ことがない時に例えば孔６６とボルト６７により
前記板４３，４５を相互に付加的に固定する。

第５図から第７図に示す実施例においては、バ
ケツト土かき機は、第６図と第７図において左方
へ一方向にのみ側方に回転可能である。

第８図と第９図に示す実施例においては、バケ
ツトと土かき機は第９図の面において右方ならび
に左方へ２方向に旋回するように回転可能であ
る。

６８は前記底板４３に取り付けられ、かつその
下方に位置した油圧回転装置を指示する。油圧回
転装置６８は軸６９または類似の部材を回転させ
ることができる。軸６９は、その長手方向が底板
４３に対して概ね平行であり、かつバケツト１３
が土かき機１０に向かい、または離れる方向に運
動する面に位置している。前記軸６９は、土かき
機の部分８の前方部分７１から上方に突出した第
１の取付け部７０と前記部分８の後方部分７３に
位置した第２の取付け部７２において、前記土か
き機の上方部分８に取付けられており、回転装置
６８は前記取付け部材７０，７２の間に位置して
いる。軸６９は前記回転装置に取り付けられてい
る。

前記回転装置は詳細に図示していないが、概ね
円筒状であつて、それ自体周知の種類のものであ
り、本発明の一実施例によれば２つの室を含む。
前記室は軸６９の概ね周方向に膨張しうるもので
あり、圧力媒体を充填し、栓をすることができ
る。圧力媒体が第１の室に充填されると、周方向
に向いた概ね接線方向の力が軸６９に作用し、第
２の室に圧力媒体が充填されると、接線方向では
あるが反対方向の力が軸６９に作用し、バケツト
と土かき機が側方へ回転しない位置に対応する中
立位置では前記力は相互に釣り合う。

回転装置は周知の形式のいわゆる回転機であつ
てよく、該回転機により軸６９は２方向に回転で
きる。前記回転機は、例えば林業機械において伐
採や材木の整列の際回転を起すために使用される
ような種類のものである。

本発明による装置の作動は前記説明から部分的
に明らかになつたはずである。バケツト１３はシ
リンダ２１によつて２方向に運動できる。第１図
に示す第１の位置、即ち掘削位置において、バケ
ツトは溝１７に沿つて土かき機１０に載置され
る。第２の位置、即ち折りたたみ位置において
は、バケツトは軸１９のまわりを回転し、前方の
上方に動かされているので、土かき機が露出され
る。シリンダのストローク運動の際、取付け部材
２２は第１図の鎖線で示す位置へ移動する。この
ように、バケツトの後縁部１４が第１図で鎖線で
示す位置をとる。

第５図から第７図までに示す実施例による回転
可能なバケツトと土かき機との組合せ装置の作動
は前述の説明から概ね明らかになつたはずであ
る。第７図に示す位置に対応する位置へのバケツ
トと土かき機の側方への旋回、即ち回転は、各取
付け部材５４の外方部分５６が各シリンダ５１に
よつて上方に引つ張られて、取付け部材が回転す
ることにより行われ、バケツトと土かき機がステ
ー部材４７の下方部分５３、即ち軸６２のまわり
で回転する。この回転は第６図に示す位置から少
なくとも90度だけ行う必要がある。

第８図と第９図に示す実施例によるバケツトと
土かき機の作動は前述の説明から概ね明らかにな
つたはずである。回転装置６８により、バケツト
と土かき機は、土かき機の上方部分８に取付けら
れた軸６９を介して第９図に示す中立位置から側
方へ回転する。第９図の鎖線で示すようにバケツ
トと土かき機は両方向に少なくとも90度だけ旋回
可能である。

本発明による装置によつて、バケツトは掘削機
の運転者席から制御されて、掘削位置と折りたた
み位置との間で迅速かつ自動的に運動しうる。こ
れは、特に冬期において、例えばケーブル敷設作
業での時間と手間を節約する。

取付け装置とコツタ６とにより、本装置は掘削
機に対して迅速に回動し、バケツトまたは土かき
機により掘削に使用できる。また、運転者席から
の制御で、バラの物体をバケツトと土かき機との
間に把持することができる。

また前述の説明から明らかなように、バケツト
と土かき機を自動的に、かつ同時に回転可能な構
造にすることにより、例えば電柱の建設を含む電
線張りのための極めて融通性があつて有用な設備
が提供される。

本発明による装置のいくつかの実施例を前述し
た。本発明の概念から離れることなく微細な変更
やその他の実施例を想起することは可能である。

例えば、シリンダを取付け部材８の前方部分９
に配置させ、バケツトが掘削位置をとる時に偏向
位置をとるようにさせることも可能である。ま
た、取付け部材８を個別の部材とし、それに土か
き機とバケツトとを取り付けることも可能であ
る。

土かき機１０の形状に対するバケツト１３の形
状については、バケツトの幅は応用分野に応じて
広範囲に変更可能である。また、バケツトの下縁
部１６に周知の形式の歯を設けてもよい。

また、バケツトの長さは、バケツトが掘削位置
にあるとき、土かき機の下縁部、即ち先端１１，
１２がバケツトの下縁部１６より僅かに下方に位
置し、土かき機の先端がバケツトと同時に対象物
に接触するような長さでよい。バケツトの下縁部
は、その掘削位置において、例えば第１図に示す
ものより僅かに上方または下方に来るように土か
き機の先端に関連して位置するのが好ましい。

バケツトの後縁部１４にある溝１７は、少なく
ともバケツトの後縁部１４の一部に沿つて、バケ
ツトにある凹みあるいは孔で置き換えるとが考え
られる。この場合、バケツトが掘削位置にあると
き、土かき機の長さの一部がバケツト内へ突出す
る。

旋回が両方向に行われる第８図と第９図に示す
実施例において、油圧作動の回転装置は前述した
油圧回転装置６８以外のものでもよい。例えば、
取付け部材の各側に１個以上の油圧シリンダを配
置し、各側のシリンダが例えばリンクアームと、
軸６９に配置された歯車リングとを介して作動し
て軸を回転させるようにしてもよい。また、例え
ば歯車を介して軸を回転させることが可能な少な
くとも１個の油圧モータにより軸を回転させる実
施例も考えられる。

また第８図と第９図に示す実施例において、回
転機能を使用しない場合バケツトと土かき機とを
安定させる、適当な形式の装置を取り付けること
も考えられる。ボルトにより取付け部分４３，４
４と、土かき機の上方部分８に適当に取り付けら
れたフランジを使用してもよい。また、例えば取
付け部材に位置した土かき機の上方部分８へ嵌合
するロツク用肩部のような、回転止め用の油圧制
御されたインクロツク装置を使用することも考え
られる。

第５図から第７図までに示す実施例において、
シリンダの数は変えることができる。この場合、
シリンダの偏向はアンクアームと歯車シリンダと
により回転運動に変換することが考えられる。

このように、本発明は前述した実施例に限定さ
れることなく特許請求の範囲内で変更可能であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の概略側面図、第２
図は第１図に示す装置を第１図において右から視
た図であり、明確にするためある程度の細部は省
略してあり、かつ右方には前方シリンダ取付け装
置を、左方には後方シリンダ取付け装置が示さ
れ、第３図は第１図のＡ−Ａ断面であり、第４図
はアスフアルト面をかき起こす装置の概略図であ
り、第５図は本発明の第１実施例による回転装置
を備えたバケツトと土かき機の組み合わせの概略
側面であり、第６図は第５図に示す装置を第５図
においても右から視た図面で、明確にするためバ
ケツトと土かき機の細部を程度省略しており、か
つバケツトと土かき機の組合せに関して、右方に
前方シリンダ取付け装置を、左方に後方シリンダ
取付け装置を示し、第７図は第６図の細部の概略
図であり、バケツトと土かき機の組合せが本発明
による回転装置によつて約90度回転した状態を示
し、第８図はバケツトと土かき機が横方向に旋回
しうる、本発明の第２実施例による回転装置を備
えたバケツトと土かき機の組合せの概略側面図で
あり、第９図は第８図に示す回転装置を備えたバ
ケツトと土かき機の組合せを第８図において右方
から視た図である。 図において、１……取付け装置の底板、２……
側壁、３……貫通孔、４……取付けブツシユ、５
……軸、６……コツタ、１０……凍土用土かき
機、１３……バケツト、１７……中央の溝、１９
……軸、２１……油圧シリンダ、２２……取付け
部材、２３……前方縁部、３５……取付け部材、
３６……ケーブル敷設装置、４３……底板、４４
……取付用アイ、４５……支持板、４７……ステ
ー部材、４８……アーム、５１……シリンダ、５
４……取付け部材、６８……油圧回転装置、、６
９……軸。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ バケツトと土かき機が掘削機または類似の機
   械の掘削アームに取り付けられるようにされ、前
   記の土かき機の幅がバケツトのそれより著しく小
   さく、掘削位置においてバケツトの後縁部が土か
   き機に載置され、かつバケツトの上部分が軸また
   は類似の部材によつてヒンジ接続で懸架され、好
   ましくは油圧装置、例えば少なくとも１個の油圧
   シリンダにより土かき機から離れる方向に折りた
   たむことができ、それによりバケツトを使用する
   ことなく土かき機が使用できるバケツトと凍土用
   土かき機（あるいはケーブルプラウ）とを組み合
   わせた装置において、土かき機１０とバケツト１
   ３とに対して共通の取付け部材１−６，４３，４
   ４が設けられ、かつ好ましくは迅速連結装置３−
   ６によりバケツト１３と土かき機を一体として該
   掘削アームに取り付けるように配設され、土かき
   機１０は前記取付け部材１−６，４３，４４に堅
   固に取り付けられ、取付け部材８と取付け部材２
   ２との間で前記バケツト１３の前縁部２３に関連
   してそれぞれ作動する２個の油圧シリンダ２１が
   土かき機１０の上部に設けられた取付け部材８の
   各側に１個づつ設けられ、かくしてバケツト１３
   は、該バケツト１３が土かき機１０に載置される
   第１の位置、即ち掘削位置と、前記バケツト１３
   が軸１９の周りで回転し、前方の上方へ運動して
   土かき機１０が露出される第２の位置、即ち折り
   たたみ位置との間で前記シリンダ２１によつて折
   りたたみ可能であり、該バケツトは前記シリンダ
   ２１によつて前記第１と第２の位置との間の任意
   の位置へ折りたたみ可能であり、また繰出し位
   置、即ち掘削位置においてバケツト１３の下縁部
   １６が土かき機１０の下縁部１１，１２に関連し
   て位置し、それにより土かき機１０とバケツト１
   ３は、例えば丸太あるいは石のようなバラの物体
   を前記土かき機１０とバケツト１３との協働によ
   り掴むことができるような構造にされていること
   を特徴とするバケツトと凍土用土かき機とを組み
   合わせた装置。 ２ 特許請求の範囲第１項に記載の装置におい
   て、前記バケツト１３が該バケツトの各側１５に
   ある取付け部材２０と前記取付け部材８を貫通す
   る軸１９によりヒンジ接続で懸架されていること
   を特徴とするバケツトと凍土用土かき機とを組み
   合わせた装置。 ３ 特許請求の範囲第１項に記載の装置におい
   て、前記共通の取付け部材１−６，４３，４４は
   バケツト１３と土かき機１０が一緒に掘削アーム
   の長手方向に対して180度の円弧内の位置で旋回
   できるように配設されていることを特徴とするバ
   ケツトと凍土用土かき機とを組み合わせた装置。 ４ 特許請求の範囲第１項に記載の装置におい
   て、前記土かき機１０が好ましくは後縁部にケー
   ブル敷設装置３６用の取付け部材３５を含むこと
   を特徴とするバケツトと凍土用土かき機とを組み
   合わせた装置。 ５ 特許請求の範囲第１項に記載の装置におい
   て、前記土かき機が円形のカツタ４２を含むアス
   フアルト面等を切断する装置を含むことを特徴と
   するバケツトと凍土用土かき機とを組み合わせた
   装置。 ６ 特許請求の範囲第１項から第５項までのいづ
   れか１項に記載の装置において、バケツト１３の
   後縁部１４は、土かき機１０が嵌合するべき垂直
   方向の中央の溝１７、凹み等を含むことを特徴と
   するバケツトと凍土用土かき機とを組み合わせた
   装置。 ７ バケツトと土かき機が掘削機または類似の機
   械の掘削アームに取り付けられるようにされ、前
   記の土かき機の幅がバケツトのそれより著しく小
   さく、掘削位置においてバケツトの後縁部が土か
   き機に載置され、かつバケツトの上部分が軸また
   は類似の部材によつてヒンジ接続で懸架され、か
   つ好ましくは油圧装置、例えば少なくとも１個の
   油圧シリンダにより土かき機から離れる方向に折
   りたたむことができ、それによりバケツトを使用
   することなく土かき機が使用できるバケツトとケ
   ーブルプラウのような凍土用土かき機とを組み合
   わせた装置において、土かき機とバケツトとに対
   して共通の取付け部材が設けられ、かつ迅速連結
   装置により該掘削アームに取り付けることがで
   き、土かき機は前記取付け部材に取り付けられ、
   取付け部材と取付け部材との間で前記バケツトの
   前縁部に関連してそれぞれ作動する２個の油圧シ
   リンダが土かき機の上部に設けられた取付け部材
   の各側に１個づつ設けられ、かくしてバケツト
   は、該バケツトが土かき機に載置される第１の位
   置、即ち掘削位置と、前記バケツトが軸の周りで
   回転し、前方の上方へ運動して土かき機が露出さ
   れる第２の位置、即ち折りたたみ位置との間で前
   記シリンダによつて折りたたみ可能であり、また
   繰出し位置、即ち掘削位置においてバケツトの下
   縁部が土かき機の下縁部に衝接して位置し、それ
   により土かき機とバケツトは、例えば丸太あるい
   は石のようなバラの物体を前記土かき機とバケツ
   トとの協働により掴むことができるような構造に
   されており、前記土かき機がバケツトと共に前記
   取付け部材においてヒンジ接続で懸架されてお
   り、前記バケツトが前記土かき機に向かつて、あ
   るいは離れる方向に運動しうる第２の面に対して
   概ね垂直な第１の面において少なくとも一方向に
   少なくとも90度横方向に回転し、外方へ旋回で
   き、前記回転、外方への旋回が好ましくは油圧装
   置、例えば前記取付け部材に位置した１個以上の
   油圧シリンダあるいは油圧回転装置によつてもた
   らせられ、それにより前記バケツトと土かき機に
   よつて掴まれた物体、例えば電柱が１つの面、例
   えば水平方向から概ね垂直の方向へ旋回しうるこ
   とを特徴とするバケツトと凍土用土かき機とを組
   み合わせた装置。 ８ 特許請求の範囲第７項に記載の装置におい
   て、前記取付け部材４３，４４が底板４３または
   類似の部材を含み、前記底板４３には好ましくは
   油圧作動の回転装置６８が取り付けられ、前記回
   転装置は、その長手方向が底板４３と概ね平行
   で、かつバケツト１３が土かき機１０に向かつ
   て、あるいは離れる方向に運動しうる面にある状
   態で取り付けられた軸６９または類似の部材を回
   転させることができ、かくして前記回転装置６８
   によりバケツト１３が前記軸６９を介して、前記
   バケツト１３が旋回する前記面から双方向に少な
   くとも90度横方向に回転し、外方に旋回しうるこ
   とを特徴とするバケツトと凍土用土かき機とを組
   み合わせた装置。 ９ 特許請求の範囲第８項に記載の装置におい
   て、前記回転装置が油圧駆動であり、前記回転装
   置６８はそれ自体周知の種類のものであつて、前
   記軸６９の概ね円周方向に広がり、かつ圧力媒体
   を充填し、また圧力媒体をからにすることができ
   る２つの室を含み、前記第１の室に圧力媒体が充
   填されると前記軸６９に概ね接線方向の力が加え
   られ、前記第２の室に圧力媒体が充填されると概
   ね接線方向であるが反対方向の力が前記軸６９に
   加えられ、バケツト１３と土かき機１０とが横方
   向に回転していない位置に対応する中立位置では
   前記の力は相互に釣り合うことを特徴とするバケ
   ツトと凍土用土かき機とを組み合わせた装置。 １０ 特許請求の範囲第８項に記載の装置におい
   て、前記回転装置が油圧駆動であり、前記回転装
   置は前記軸６９が双方向に回転しうる周知の形式
   のいわゆる回転機であることを特徴とするバケツ
   トと凍土用土かき機とを組み合わせた装置。 １１ 特許請求の範囲第７項に記載の装置におい
   て、前記取付け部材４３，４４に含まれた底板４
   ３または類似の部材の長い一方の側に、好ましく
   は２個のステー部材４７が設けられ、各ステー部
   材４７は前記取付け部材４３，４４から上方、か
   つ僅かに外方に突出し、かつ好ましくは２個の平
   行なステー部材のアーム４８から構成され、油圧
   シリンダ５１の一端５０が前記ステー部材４７の
   上端４９にヒンジ接続で取り付けられ、取付け部
   材５４の支持手段は土かき機１０の上部８と前記
   土かき機の上部８に含まれた支持板４５に位置
   し、かつそこから外方に突出し、前記支持板４５
   に最も近く位置した内方部分において各ステー部
   材４７の下端５３にヒンジ接続され、かくしてバ
   ケツト１３と土かき機１０は前記取付け部材５４
   と支持板４５とを介して前記取付け部材４３，４
   ４にヒンジ接続され、バケツトが運動する第２の
   面から概ね一方向に少なくとも90度前記第１の面
   において回転し、外方へ旋回でき、前記支持板４
   ５は非旋回位置において前記底板４３または類似
   の部材と接合することを特徴とするバケツトと凍
   土用土かき機とを組み合わせた装置。 １２ 特許請求の範囲第７項に記載の装置におい
   て、前記バケツトは、その各側部にある取付け材
   と前記土かき機の上方部分にある前記取付け部材
   とを貫通する軸によりヒンジ接続で懸架されてい
   る組み合わせた装置。 １３ 特許請求の範囲第７項に記載の装置におい
   て、前記共通の取付け部材は、バケツトと土かき
   機が一緒に掘削アームの長手方向に対して180度
   の円弧内の位置へ旋回できるように配設されてい
   ることを特徴とするバケツトと凍土用土かき機と
   を組み合わせた装置。 １４ 特許請求の範囲第７項に記載の装置におい
   て、土かき機が好ましくはその後縁部においてケ
   ーブル敷設装置用の取付け部材を含むことを特徴
   とするバケツトと凍土用土かき機とを組み合わせ
   た装置。 １５ 特許請求の範囲第７項に記載の装置におい
   て、前記土かき機が円形カツタを含む、アスフア
   ルト面等を切削する装置を含むことを特徴とする
   バケツトと凍土用土かき機とを組み合わせた装
   置。