JPH0420Y2 - - Google Patents

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JPH0420Y2
JPH0420Y2 JP7078388U JP7078388U JPH0420Y2 JP H0420 Y2 JPH0420 Y2 JP H0420Y2 JP 7078388 U JP7078388 U JP 7078388U JP 7078388 U JP7078388 U JP 7078388U JP H0420 Y2 JPH0420 Y2 JP H0420Y2
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  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は洋裁において人体の各部寸法を測定
する採寸器に関する。
〔従来の技術〕
たとえば紳士服の注文仕立の場合、裁断用の製
図は、メジヤーによる人体各部の採寸寸法をもと
にしておこなつている。そしてこの採寸は、メジ
ヤーを人体各部に巻付けてその周囲(たとえば胴
回り、胸囲、尻回り)をはかつたり、メジヤーを
人体の一部に沿わせてその長さ(たとえば各部の
丈)を測るものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが上記従来の採寸方法によると、たとえ
ば第3図に寸法Aで示す鎌深寸法(基点Oと上胴
線Bとの距離)を採寸する場合、メジヤーだけで
は採寸できない。そこで第6図に示すように脇下
に接するようにゴムベルト20を胸回りに嵌装
し、これを上胴線として基点Oからの距離をメジ
ヤー21により採寸する方法がとられている。こ
のため被採寸者はいちいちゴムベルト20を胸部
に嵌脱しなければならないので煩わしく、また採
寸にも時間がかかるという問題があつた。
この考案は上記従来の問題点を解決するもので
あつて、同一平面上にない2点間の寸法を簡単に
採寸できる採寸器を提供しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
しかしてこの考案の採寸器は、長尺とこの長尺
に直角な短尺とから成る角尺の前記長尺部に、滑
り子を摺動自在に取付けるとともに、前記短尺に
平行な副尺を、前記長尺に平行な軸線のまわりに
回動自在に前記滑り子に取付け、前記長尺および
短尺の各外側縁部の交点を基点として前記長尺お
よび短尺にセンチメートル目盛を設け、前記滑り
子の前記短尺側の端面を、前記短尺の巾寸法に等
しい突出量だけ前記副尺の内側縁部より突出させ
たことを特徴とする採寸器である。
〔作用〕
この考案の採寸器においては、副尺を滑り子と
共に長尺に沿つてスライドさせ、被測定点の位置
に応じて副尺を軸線のまわりに回動させて短尺に
対して任意の角度(たとえば90度)で交わる状態
とし、この状態で短尺の内側縁部と副尺の内側縁
部とを人体に沿つた各被測定点に当てることによ
り、同一平面上にない被測定点間の立体的寸法を
測ることができる。このとき滑り子の端面は、短
尺の巾寸法(第1図における寸法w)に等しい突
出量(第1図における寸法t)だけ副尺の内側縁
部より突出しているので、滑り子の端面部におけ
る長尺の目盛の読みは、短尺の内側縁部と副尺の
内側縁部間の実距離、すなわち被測定点間の実寸
法をあらわしているので、換算することなく直ち
に測定寸法を読取ることができるのである。
さらにこの考案の採寸器においては、たとえば
胸や尻の厚さや巾などのような同一平面上にある
被測定点間の寸法を測る場合には、副尺を短尺に
対して平行にした状態で、副尺と短尺の各内側縁
部により人体の所望箇所を挾むことにより、該箇
所の厚さ、巾等の立体的寸法を測ることができ
る。このときも測定寸法は換算することなく直ち
に長尺の目盛から読取れることは前記と同様であ
る。
また副尺を滑り子と共に長尺から抜取れば、残
つた角尺は直ちに製図用の角尺として使用するこ
とができる。このとき長尺および短尺の目盛は、
長尺および短尺の各外側縁部の交点、すなわち外
角部を基点(零点)として設けてあるので、従来
の角尺と同様な使用法により製図を容易におこな
うことができる。
〔実施例〕
以下第1図乃至第5図によりこの考案の一実施
例を説明する。
図中、1はステンレス製の角尺で、長尺2と、
この長尺2に一体に設けられ、この長尺2に対し
て直角方向に延びる短尺3とから成る。この角尺
1の表面側には、長尺2の外側縁部2aと短尺3
の外側縁部3aの交点Xを基点として、センチメ
ートル目盛4が刻設してある。また5はステンレ
ス板を2つ折りにした滑り子で、長尺2に摺動自
在に嵌装されている。6は短尺3と平行な副尺
で、その基端部にはステンレス製の軸7が、副尺
6の長手方向と直交する方向に向けて、突設固着
してある。8は副尺6と軸7に溶接した補強板で
ある。この軸7は、滑り子5に溶接した長尺2と
平行なパイプ9に回動自在に嵌込まれ、これによ
り副尺6は軸7およびパイプ9の中心線である軸
線10のまわりに回動できるようになつている。
滑り子5の短尺側の端面5aの、副尺6の内側縁
部6bよりの突出量tは、短尺3の巾寸法wに等
しい。また副尺6には図示のようにその基端部を
基点としてセンチメートル目盛が刻設してある。
なお角尺1の裏面側には、従来の製図用の角尺と
同様に各種の縮尺目盛を必要に応じて刻設する。
上記構成の採寸器11を用いて、たとえば第3
図に示す鎌深寸法A(基点Oと上胴線Bとの距離)
を採寸するには、第4図に示すように、角尺1の
長尺2を鉛直方向に向け、副尺6を軸線10のま
わりに90度回動させて被採寸者12の一方の脇の
下に差込み、短尺3の内側縁部3bを基点Oに当
てるとともに、滑り子5をスライドさせて副尺6
の内側縁部6bを脇下直下点Qに当てる。そして
滑り子5の端面5a部の長尺2上のセンチメート
ル目盛4を読取れば、直ちに鎌深寸法Aを測定す
ることができるのである。
また第3図に示すように、胸部の前端点Cと基
点Oとの水平距離である前均寸法Dを実測できる
と、胸部に対する首の前後位置を示すデータが得
られるので、体型の特徴を数字で把握して製図上
に反映するのに好都合であるが、この前均寸法D
も採寸器11を用いて簡単に測定できる。すなわ
ち、第5図に示すように、長尺2を水平にしてか
つ被採寸者12の正面側に向けて、短尺3の内側
縁部3bを基点Oに当てるとともに、第4図の前
例と同様に副尺6を回動およびスライド操作し
て、その内側縁部6bを胸の前端点Cに当て、前
例と同様に長尺2上のセンチメートル目盛4を読
取れば、直ちに前均寸法Dを測定することができ
る。
この採寸器11は、上記の鎌深寸法Aおよび前
均寸法Dのほかにも、所望の同一平面上にない2
点間の寸法を測定でき、さらに同一平面上にある
2点間の寸法、たとえば胸の厚さや巾なども測る
ことができる。なお後者の場合は副尺6は短尺3
に対して平行にした状態で測定をおこなえばよ
い。また副尺6を滑り子5と共に抜取れば、角尺
1を通常の製図用に用いることができる。
この考案は上記実施例に限定されるものではな
く、たとえば上記実施例では各スケール部をステ
ンレス製としたので、精度のよい測定をおこなう
ことができるが、このかわりにプラスチツク等の
他の材料で構成してもよい。また滑り子5の構造
やこの滑り子への副尺6の取付構造は上記以外の
ものとしてもよい。さらに副尺6に付したセンチ
メートル目盛は省略してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、人体の
同一平面上にない2点間の立体的な寸法を簡単に
測ることができ、被採寸者はゴムベルト等の採寸
補助具の着脱を強制されるという煩わしさから開
放され、また製図用の角尺としても使用するこが
できる便利な採寸器が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す採寸器の平
面図、第2図は第1図のA−A線拡大断面図、第
3図は採寸個所を示す人体の側面図、第4図およ
び第5図は第1図の採寸器の使用状態説明斜視
図、第6図は従来の採寸方法を示す斜視図であ
る。 1……角尺、2……長尺、2a……外側縁部、
3……短尺、3a……外側縁部、4……センチメ
ートル目盛、5……滑り子、5a……端面、6…
…副尺、6b……内側縁部、7……軸、9……パ
イプ、10……軸線、11……採寸器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺とこの長尺に直角な短尺とから成る角尺の
    前記長尺部に、滑り子を摺動自在に取付けるとと
    もに、前記短尺に平行な副尺を、前記長尺に平行
    な軸線のまわりに回動自在に前記滑り子に取付
    け、前記長尺および短尺の各外側縁部の交点を基
    点として前記長尺および短尺にセンチメートル目
    盛を設け、前記滑り子の前記短尺側の端面を、前
    記短尺の巾寸法に等しい突出量だけ前記副尺の内
    側縁部より突出させたことを特徴とする採寸器。
JP7078388U 1988-05-28 1988-05-28 Expired JPH0420Y2 (ja)

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JP7078388U JPH0420Y2 (ja) 1988-05-28 1988-05-28

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JP7078388U JPH0420Y2 (ja) 1988-05-28 1988-05-28

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Publication Number Publication Date
JPH01173133U JPH01173133U (ja) 1989-12-08
JPH0420Y2 true JPH0420Y2 (ja) 1992-01-06

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