JPH0420983B2 - - Google Patents

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JPH0420983B2
JPH0420983B2 JP31049286A JP31049286A JPH0420983B2 JP H0420983 B2 JPH0420983 B2 JP H0420983B2 JP 31049286 A JP31049286 A JP 31049286A JP 31049286 A JP31049286 A JP 31049286A JP H0420983 B2 JPH0420983 B2 JP H0420983B2
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JP
Japan
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film
gas
reaction
ratio
silicon oxide
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JP31049286A
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JPS63161171A (ja
Inventor
Kenji Ito
Kazuo Urata
Tomohiko Sato
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Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔イ〕 発明の利用分野 本発明は光化学気相反応を伴つた反応により被
形成面上に高速でしかも高品質の酸化珪素被膜を
減圧下で形成する方法を提供するものである。
〔ロ〕 従来の技術 従来の化学的気相反応(以下CVDという)に
よる薄膜形成技術として熱CVD法が広く試みら
れている。この熱CVD法は反応室内に導入した
被膜形成用反応気体に熱エネルギを加え、該気体
を分解または活性化させ、被膜を形成するもので
あつた。
この場合、反応のためのエネルギ供給は熱のみ
であるため、その温度も高く、500〜800℃の範囲
で行われていた。
このため、高温に弱い半導体素子を作製するこ
とは不可能であり、次世代LSI素子として有望な
化合物半導体等には到底使用不可能であり、より
低温で被膜を形成する技術が求められていた。
またより低温で被膜を形成する方法としてプラ
ズマCVD法が知られている。この場合は反応室
内に導入した反応性気体に外部より高周波電力を
印加し、該気体を分解、活性化せしめ、加熱され
た基板上に被膜を形成するものである。この場
合、加熱温度は200〜400℃の範囲であるが、プラ
ズマという高エネルギ状態をとるため、分解、活
性化された反応種が被膜形成面上をたたき、損傷
を与えてしまうため、形成された被膜と下地基板
との界面において良好な特性が得られにくいとい
う欠点を有していた。この場合も熱CVDのとき
と同様にGaAs等の化合物半導体には使用不可能
であつた。
一方、最近、これらの問題を解決する技術とし
て光CVD法がある。この方法は反応性気体に対
して、光エネルギを与えて分解、活性化させて、
基板上に被膜を形成させるものであり、熱CVD
法のように高温にする必要がなく、またプラズマ
CVD法のように物理的に下地物質にダメージを
与えず理想的な成膜法である。
〔ハ〕 本発明の目的 本発明は、前述の光化学気相反応を伴つた反応
により良好な膜質を持つ酸化珪素被膜を高い成膜
速度で形成することを目的としている。
〔本発明の構成〕
本発明は、紫外光源による光化学気相反応を伴
つて、珪化物気体及び酸化物気体を分解または活
性化せしめ気相反応を起こし、基板上の被形成面
上に酸化珪素被被膜を形成する方法において、珪
化物気体及び酸化性気体中のSiH4/O2比を0.1か
ら1.0となるように反応性気体を導入し、水銀増
感することなしに光化学気相反応を伴つて被膜を
形成することを特徴とするものである。
即ち、光化学気相反応を行う際、反応室に導入
する反応性気体及び反応室内の反応気体中の
SiH4/O2比が0.1〜1.0となるように調整し、さら
にアンモニアガスをNH3/O2比を0.125から1.0の
範囲で添加し、紫外光を該気体に照射し加熱され
た被形成面上に酸化珪素被膜を形成すると高速で
高品質の被膜が形成されるものである。特に、こ
の珪素に対する酸素の比率は、従来の熱CVD、
プラズマCVD、光CVDで用いられた比率より50
%以上小さいという特徴を有する。即ち、従来法
では反応性気体特に酸化性気体が十分にその全量
に比べ分解、活性化され得なかつた為、珪素量に
対して過剰に加えていたが、光化学気相反応の場
合、酸化性気体はその活性化される割合が高いた
め酸化性気体が過剰に存在すると気相中で反応が
完了し、被形成面上で膜として形成されにくくな
り、粉つぽい膜状の物質が形成される。また従来
の光CVD法では、成膜時に水銀蒸気を導入し、
光化学反応を促進して成膜を行うものであるが、
形成された被膜中に水銀が混入するおそれがあつ
た。
さらに、本発明は被膜形成前のガス導入方法に
おいてアンモニア気体の紫外光源による分解で生
成された水素ラジカルを利用した光クリーニング
効果によつて良好な界面特性をもたらす。
アンモニア気体の反応は以下に示す。
NH3+hr(185mm)→NH2+H NH2+H→NH+2H この反応により生成された水素ラジカルによる
下他基板表面のクリーニングを行ない、非常に良
好な界面特性を提供するという特長を合わせ持
つ。
以下に実施例を示し、本発明に示された珪素に
対する酸素の割合の範囲及びアンモニアに対する
酸素の割合の範囲を示す。
実験例 1 第1図に本実験で用いた酸化珪素被膜形成用装
置の概略図を示す。
図面において、反応室1内の紫外光源室4内に
は複数の紫外光源6が設置されており、前記紫外
光源室4は反応室1の圧力とほぼ等しくなるよう
に調整されている。また被膜形成用基板3は基板
加熱用ヒータを兼ねた基板支持体2により反応室
1内に被膜形成面を下向きになるように設置され
ている。本装置では成膜時に発生するフレーク等
のゴミが基板に付着しないようにデポジヨンアツ
プ方式を採用した。
また反応性気体のうち、珪化物体を含むものは
ガスノズル7より酸化物気体及び添加物のアンモ
ニア気体はガスノズル8より反応室内へ導入し基
板3近くで混合するようになつている。光化学気
相反応を行う紫外光源6より照射される紫外光は
透過窓5を通つて反応性気体に照射される直接励
起法を採用した。また、透過窓5上には窓上に被
膜が形成されることを防止するための低蒸気圧の
オイルをコートせずに反応を行つた。特に本発明
の場合、酸化珪素膜を作製するため、透過窓上に
被膜が形成されても紫外光は十分透過するため特
にその必要はなかつた。
本装置を用いて、反応圧400Pa、基板温度200
℃、投入紫外光源電力250Wにて反応性気体とし
てヘリユームベース10%シランと酸素の割合及び
アンモニアの添加量すなわちNH3/O2比を変化
させて酸化珪素被膜を形成した。
光化学気相反応の場合、酸化性気体はその活性
化される割合が高い為、珪素量に対してO2の比
を0.1から1.0の範囲で若干過剰に加え、単結晶珪
素半導体基板上に形成し、エリプソメータにて膜
厚の屈折率の測定を行つた。SiH4とO2の反応は
次の2つが考えられる。
SiH4+O2→SiO2+2H2 (1) SiH4+2O2→SiO2+2H2O (2) (2)の反応ではSiH4とO2のモル比が0.5となり、
反応空間では活性酸素が支配的な状態にある為一
般に低温では(1)の反応が進行するがここでは(2)の
反応が起こつている。
第2図は、SiH4/O2比を0.15とし、アンモニ
ア気体の添加量をかえた時の成膜速度と屈折率を
示している。アンモニア気体が紫外光源にて分解
されて生成された窒素が酸素の解離を助成し、さ
らにシリコンに対する酸素の結合確率は窒素に比
べて数桁が大きいことにより被膜形成速度の増加
をもたらしている。
またNH4/O2比が0.125〜1.0の範囲で形成され
る酸化被膜の屈折率は、1.46〜1.48にあり、化学
量論的組成比のずれはなく、SiO2になつている。
本発明における化学反応系ではNH3を添加量
をさらに増やしてもSiON(シリコンオキシナイ
トライド)等の化合物にはならず、アンモニア気
体の紫外光源による分解でラジカル生成量は増え
るが反応律速あるいは2原子分子間結合エネルギ
ーの違いから、ナイトライド系の膜にならず
SiO2となつている。
代表的な2原子分子間結合エネルギーは次に示
す通りです。
Si−O 192 kcal/mol Si−N 105 〃 N−N 86 〃 Si−Si 76 〃 Si−H 74.6 〃 第3図は酸化珪素被膜のSiH4/O2比を0.15と
しNH3/O2比をかえた時の、1/10HF水溶液に
よるエツチングレートを示す。この第3図より
NH3/O2比の増加に伴い、酸化珪素被膜のエツ
チング速度が増加していることがわかる。この結
果より酸化珪素被膜中の水素含有量(Si−H結
合)が若干増えている可能性のあることが推察で
きる。実際に膜中水素含有量が増えているとする
ならば、基板温度を上げて水素の離脱を促進させ
ることによりSi−H結合を低減させることも可能
であろう。
しかし出発原料ガスの組み合わせからSiH4
O2では400℃以上の基板温度では熱CVD反応が支
配的となり界面特性、ステツプカバレージが良好
な光CVD法の特長が無くなつてしまう。
本発明は被膜形成前のガス導入方法についても
アンモニア気体の紫外光源による分解で生成され
た水素ラジカルによつて被膜形成面の光クリーニ
ング効果によつて良好な界面特性、ステツプカバ
レージ等の特長を有しつつ、高速でしかも高品質
の被膜が形成されるものである。
第3図はアンモニア添加量をかえて成膜した酸
化珪素被膜のエツチング特性を示す。
無添加で成膜した膜では33.4Å/secであるが
アンモニア気体添加量が増すことにより膜中にSi
−H結合が増加し、エツチングレートが、添加量
とともに大きくなつているが用途によつて許容範
囲を決めて成膜速度で添加量を決定すれば良い。
基板温度が200℃で形成した被膜としてはかなり
良質である。
〔ホ〕 効果 以上示したように本発明は従来用いられていた
条件とは、明らかに異なつた条件下にて高速でし
かも高品質の酸化珪素被膜の形成方法であり、
LSI超LSI等に使用される層間絶縁膜にも光CVD
法にて形成された被膜で初めて使用可能となつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にて用いた装置の概略図を示
す。第2図はSiH4/O2比を0.15としアンモニア
気体の添加量を加えた時の形成された被膜の成膜
速度と屈折率を示す。第3図は酸化珪素被膜の
SiH4/O2比を0.15としNH3/O2比をかえた時の、
1/10HF水溶液によるエツチングレートを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 紫外光源による光化学気相反応を伴つて
    SiH4およびO2を分解または活性化せしめ気相反
    応を起こし、基板上の被形成面上に酸化珪素被膜
    を形成する方法において基板温度を400℃未満に
    保持し、SiH4/O2比が0.1〜1.0となるように反応
    性気体を導入し、さらにアンモニアを添加し、光
    化学気相反応を伴つて被膜を形成することを特徴
    とする酸化珪素被膜の高速成膜法。
JP31049286A 1986-12-24 1986-12-24 酸化珪素被膜の高速成膜法 Granted JPS63161171A (ja)

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