JPH04209602A - アニオン重合触媒組成物 - Google Patents

アニオン重合触媒組成物

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JPH04209602A
JPH04209602A JP2417969A JP41796990A JPH04209602A JP H04209602 A JPH04209602 A JP H04209602A JP 2417969 A JP2417969 A JP 2417969A JP 41796990 A JP41796990 A JP 41796990A JP H04209602 A JPH04209602 A JP H04209602A
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JP
Japan
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barium
polymer
alcoholate
strontium
trans
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Pending
Application number
JP2417969A
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English (en)
Inventor
Der Huizen Adriaan A Van
アドリアーン・アルベルト・フアン・デル・フアイゼン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Filing date
Publication date
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPH04209602A publication Critical patent/JPH04209602A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F36/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
    • C08F36/02Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds
    • C08F36/04Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C19/00Chemical modification of rubber
    • C08C19/02Hydrogenation

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、高い1. 4−トランスージニエル含量を有
する共役ジエンのホモポリマー及びコポリマー、特に高
い1、4−トランス−ブタジエニル含量を有する1、3
ブタジエンのホモポリマー及びコポリマーの調製に使用
するのに適した、アニオン重合触媒組成物に係わる。高
い1. 4−トランス−ブタジエニル含量と低いビニル
含量とを有する、ビニル芳香族化合物又は他の共役ジエ
ン化合物との1,3−ブタジエンのホモポリマー及び特
に1.3−ブタジエンのブロックコポリマーが、多くの
注目を集めている。そうしたポリマー材料は、低い1,
4−トランス−ブタジエニル含量を有する対応するポリ
マーと比較される場合に、向上したグリーン強度と増大
した耐摩耗性と向上した加工性とのような幾つかの改善
された性能特性を有することが求められる。高い1,4
−トランス−ブタジエニル含量を有する1、3−ブタジ
エンポリマーは、1,3−ブタジエン自体のアニオン重
合によって、又は、他の適したモノマーと組合せて好適
に調製され得る。そうした高1,4−トランスーブタジ
エニル含量のポリマーの調製方法が公知であり、例えば
米国特許箱4,080,492号に説明されており、こ
の特許のプロセスでは、a)有機リチウム化合物と、b
)バリウム又はストロンチウム化合物とアルミニウム又
は亜鉛の有機金属化合物とから成る共触媒システムとか
ら成る触媒組成物が使用される。前記米国特許によるア
ニオン重合プロセスを、有機リチウムで開始される1、
  3=ブタジエシのアニオン重合と比較した時に、高
1,4−トランスーブタジエニル含量のポリマーの調製
のためのプロセスにおいて使用される触媒組成物が、よ
り低い活性を有するということ、即ち、重合の進行がよ
り遅くなるということが見られた。触媒組成物のより低
い活性は、1,3−ブタジエンポリマーにおいて高い1
.4−トランス−ブタジエニル含量を得るためにやむを
得ないものであった。活性の劣る触媒システムの使用は
、一般的には、重大な問題をもたらさないだろう。しか
し、高い1. 4−トランス−ブタジエニル含量を有す
る幾つかのタイプの1,3−ブタジエンコポリマー、例
えば対応する1、3−ブタジエンブロックコポリマーの
調製の場合には、活性の劣る触媒組成物の使用は重大な
不利益をもたらす可能性がある。そうしたブロックコポ
リマーの調製では、後続のポリマーブロックの調製のた
めに必要なモノマー又はモノマー混合物の添加の前に、
先行のポリマーブロックの調製において、実質的に完全
なモノマーの転換が達成されることが非常に重要である
。活性の劣る触媒組成物の使用は、後続のポリマーブロ
ックのために必要なモノマーの添加を著しく遅らせる可
能性があり、さもなければ、不必要なコポリマーブロツ
中間体を形成する可能性もある。従って、幾つかの重合
方法形態に関しては、活性の劣る触媒システムを使用す
ることの影響は、容認不可能ではない場合にも、不利な
ものである可能性がある。従って、高い1. 4−トラ
ンス−ジェニル含量を有する、1,3−ブタジエンポリ
マーのような共役ジエンポリマーの調製に好適に使用可
能な触媒組成物の活性の改善が、著しく必要とされてい
ると結論付けることが可能である。本発明の基礎を成す
問題は、例えば高い1. 4−トランス−ジェニル含量
を有する共役ジエンポリマーの調製において使用するた
めの、特に高い1. 4−トランス−ジェニル含量を有
する1、3−ブタジエンポリマーの調製において使用す
るための、上記の従来の触媒システムの活性よりも高い
活性を有する触媒組成物の開発である。広範な研究と実
験の結果として、有機リチウム化合物と、バリウム、ス
トロンチウム又はカルシウム化合物と、特定のトリアル
キルアルミニウム化合物とを含む触媒組成物が、驚くべ
きことに発見された。従って、本発明は、 a)有機リチウム化合物と、 b)バリウム、ストロンチウム又はカルシウムのアルコ
ラート又はチオラートと、 c)  1分子当たり少なくとも13の炭素原子を有す
るトリアルキルアルミニウムとを含むアニオン重合触媒
組成物を提供する。 更に、本発明は、アニオン重合プロセスにおけるこれら
の触媒組成物の使用と、特に、高い1,4−トランス−
ジェニル含量を有する兵役ジエンポリマーの調製のため
の方法と、更に好ましくは、高い1. 4−トランス−
ジェニル含量と低いビニル含量を有する1、3−ブタジ
エンのホモポリマーとコポリマー、特にブロックコポリ
マーの調製と、このように調製されるポリマーと、前記
ポリマーから少なくとも部分的に得られる成形物とに係
わる。本発明においては、術語「高い1. 4−トラン
スジェニル含量」は、対応する有機リチウム開始重合プ
ロセスによって得られることが可能な含量よりも高い1
゜4−トランス−ジェニル含量を意味する。特に、二の
術語[高い1,4−トランス−ジェニル含量」は、70
%以上のL  4−トランス−ブタジエニル含量を意味
する。トリアルキルアンモニウムの1分子当たりの炭素
原子数が48を越える場合には、炭化水素溶媒中のトリ
アルキルアルミニウム化合物の溶液の粘度が、許容不可
能なまでに高くなり、あるいは前記溶液の固体含量が許
容不可能なまでに低くなるだろうと予測可能であるが故
に1本発明の触媒組成物に適切に使用されることが可能
なトリアルキルアルミニウム化合物は、一般的に1分子
当たり48を越える炭素原子を有するものではないもの
とする。適切なトリアルキルアルミニウム化合物の例は
、トリペンチルアルミニウム、トリヘキシルアルミニウ
ム、トリオクチルアルミニウム、トリス−(2−エチル
ヘキシル)アルミニウム、トリシクロペンチルアルミニ
ウム、トリス(2,2,4−トリメチルペンチル)アル
ミニウム、トリノニルアルミニウム、トリウンデシルア
ルミニウム、トリ (トリデシル)アルミニウム、トリ
(デシル)アルミニウム、トリドデシルアルミニウム、
トリーn−ヘキサデシルアルミニウム、 (デシル) 
(ジエチル)アルミニウム、 (エチル) (ジドデシ
ル)アルミニウム、 (エチル) (ジヘキシル)アル
ミニウムを含む。好ましいトリアルキルアルミニウム化
合物は、1分子当たり20〜40の炭素原子を有し、特
に好ましいものは、トリオクチルアルミニウム、トリノ
ニルアルミニウム、トリ (デシル)アルミニウム、ト
リウンデシルアルミニウム、トリドデシルアルミニウム
、トリ(トリデシル)アルミニウムのような、その3つ
のアルキル基が同一であるトリアルキルアルミニウム化
合物である。本発明の触媒組成物に使用されてよいバリ
ウムアルコラートとストロンチウムアルコラートとカル
シウムアルコラ−トは、メタノール、エタノール、1−
プロパツール。 2−プロパツール、アリルアルコール、1−ブタノール
、第三ブチルアルコール、シクロペンタノール、トリフ
ルオロエタノール、1−ヘキサノール、1−オクタツー
ル、1−デカノール、3−メチル−3−ペンタノール、
2−メチル−2−ブタノール、3−メチル−2−ヘキサ
ノール、ベンジルアルコールのような、任意に置換され
たアルコールと、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノフェニルエーテル、トリエチレングリコールモノ
ブチルエーテルのようなアルコキシアルコールとから適
切に誘導されてよい。適切な任意に置換された芳香族ア
ルコールの例は、フェノール、1−ナフトール、2.6
−ジー第三ブチルフェノール、2. 4. 6−トリー
第三ブチルフェノール、ノニルフェノール、4−フェニ
ルフェノールを含む。対応するチオラートの主成分とな
ることが可能な適切な任意に置換されたチオールの例は
、エタンチオール、ブタンチオール、シクロヘキサンチ
オール、チオフェノール、2−ナフタレンチオールを含
む。ノニルフェノールは、バリウムアルコラートとスト
ロンチウムアルコラートとカルシウムアルコラートがそ
れから調製されることが可能な、好ましいアルコールの
1つである。バリウムアルコラートは、本発明の触媒組
成物の成分として好ましいアルコラートである。本発明
の触媒組成物中に存在する有機リチウム化合物は、エチ
ルリチウム、ブチルリチウム、第二ブチルリチウム、第
三ブチルリチウム、ペンチルリチウムのようなアルキル
有機リチウム化合物から成るグループ、及びアリルリチ
ウム、i−プロペニルリチウム、2−メチル−2−プロ
ペニルリチウムのようなアルケニル有機リチウム化合物
から成るグループから選択されることが好ましい。ブチ
ルリチウムと第二ブチルリチウムとが好ましいアルキル
有機リチウム化合物であり、ブチルリチウムが特に好ま
しい。アニオン重合法による例えば1,3−ブタジエン
ポリマーの調製のために本発明の触媒組成物を使用する
時には、それらの触媒組成物の活性は、異なった触媒成
分が含まれることになるモル比に密接に関連すると考え
られる。またこのようにして調製されるポリマー中の1
.1−トランス−ブタジエニルの濃度は、前記モル比に
依存するだろう。高い活性度を有する触媒組成物を得る
ため、及び、高い1. 4−トランス−ブタジエニル含
量を有する1、3−ブタジエンポリマーを調製するため
には、前記触媒組成物中のバリウム、ストロンチウム又
はカルシウム金属/アルミニウム金属のモル比は1:2
〜1:6の範囲内にあり、好ましくは1:4であるべき
であり、リチウム金属/アルミニウム金属のモル比は0
.8:1〜1.2:1の範囲内にあり、好ましくは1:
1であるべきである。前述のように1本発明は、共役ジ
エンのポリマーの調製のためのアニオン重合プロセス、
特に、任意に1つ以上の他の適切なモノマーと共に又は
そうしたモノマーと組み合わされた1、3−ブタジエン
の重合を含む、高い1. 4−トランス−ジェニル含量
と低いビニル含量を有する1、3−ブタジエンポリマー
の調製のためのプロセスにおける、上記で特定された触
媒組成物の使用にも係わる。一般的に、そうした重合は
密閉された反応器内で行われ、この反応器は、攪拌機と
加熱及び冷却設備と、気体入口と、モノマーと触媒と任
意の補助化合物とを導入するための設備とを備えた圧力
反応器であることが好ましい。そうした重合は原則的に
塊状で行われてよいが、不必要な熱伝導の問題の全てを
防止するためには、不活性溶媒又は希釈剤が存在する中
で前記重合を行うことが好ましい。適した溶媒又は希釈
剤は、炭化水素化合物である。そうした炭化水素化合物
の例は、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼ
ン、トリメチルベンゼン、メシチレン、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、2,2.4−トリメチルペンタン、ノ
ナン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロへブタ
ン、シクロオクタン及びこれらの混合物を含む。脂肪族
炭化水素化合物と環式脂肪族炭化水素化合物が本発明の
プロセスで好ましい溶媒又は希釈剤であり、シクロヘキ
サンが特に好ましい。使用されるべき溶媒又は希釈剤の
量は、一般的に、20%m以下の、好ましくは15%m
以下の固体含量を有する最終ポリマー溶液を与えるのに
十分な量であろう。一般的に、前記溶媒とモノマーは前
記反応器の中に充填され、その直後に、その反応器が例
えば窒素のような不活性気体で満たされる。それに続い
て、触媒の添加の前又は後に、前記反応器の内容物が望
ましい温度に加熱される。必要とされる触媒の量は、存
在するモノマーの量に比べて一般的に僅かである。実施
において使用されるべき触媒の実際量は、一般的に、最
終ポリマーの必要条件によって決定されるだろう。例え
ば、高い平均分子量を有するポリマーの調製においては
、同一量のモノマーから低い平均分子量のポリマーを調
製する場合よりも必要とされる触媒の量は少ないだろう
。アニオン重合プロセスにおけるポリマー鎖は「リビン
グJポリマー鎖であり、即ち、これらのポリマー鎖は自
己完結しておらず、モノマーが使用可能であるか又は供
給される限りは成長し続け、従ってその平均分子量を増
大させる。しかし、そうしたアニオン重合プロセスによ
る極端に高い平均分子量を持つポリマーの調製は、反応
器内のリビング部位の低濃度の故に、非常に長い重合時
間を必要とする。従って、そうしたプロセスでは、高い
活性を有する触媒組成物が使用可能であることが著しい
技術的利点をもたらすということは当業者によって理解
されるだろう。前述のようにアニオン重合プロセスに本
発明の触媒組成物を使用する場合には、触媒組成物の量
は、モノマー100−g当たりのバリウム、ストロンチ
ウム又はカルシウム金属のmmolとして表現される。 一般的に、前記比率はモノマー100g当たりBa、S
r又はCa  O,01〜100mmolの範囲内であ
り、好ましくはモノマー100g当たり0. 1〜5m
mo1の範囲内であろう。前記方法での使用のために好
ましい触媒組成物は、バリウムアルコラート又はバリウ
ムチオラートを主成分とし、活性複合体調製に関しては
、1分子当たり10を越える炭素原子を有するアルコー
ルを主成分とするバリウムアルコラートが特に好ましい
。 バリウムジ(ノニルフェノキシド)が好ましいバリウム
アルコラートの1つである。本発明の触媒組成物が、例
えば高い1. 4−)−ランス−ブタジェニル含量と低
いビニル含量を有する1、3−ブタジエンポリマーの調
製のためのアニオン重合プロセスに使用される場合には
、例えば、前記重合に使用される溶媒と同一であること
が好ましい適切な炭化水素溶媒中の溶液として、個々の
触媒成分を別々に加えることによって、前記触媒組成物
を反応器に加えることが可能である。これに代えて、バ
リウムとストロンチウムとカルシウムのアルコラート又
はチオラートをトリアルキルアルミニウムと望ましいモ
ル比で予備混合し、その後反応器に加えることも可能で
ある。前記アルコラート又はチオラートとトリアルキル
アルミニウムとの前記予備混合は、乾燥不活性(窒素)
雰囲気の下で、好ましくは前記重合の際に含まれる溶媒
と同一であるシクロヘキサンのような炭化水素溶媒中に
おいて、透明で均一な溶液が得られるまで、必要量のト
リアルキルアルミニウムと前記アルコラート又はチオラ
ートを激しく攪拌することによって有利に行うことが可
能である。そうした予備混合物の調製は、室温から約8
0℃の間の範囲の温度で有利に行うことが可能である。 このように調製された予備混合溶液は、室温への冷却の
後でさえ、長時間に亙って透明なままであったが、一方
、トリエチルアルミニウムとトリイソブチルアルミニウ
ムとを主成分とする、対応する予備混合溶液の場合には
、アルミン酸バリウム沈澱物が室温への冷却の際に形成
された。1分子当たり少なくとも13の炭素原子を有す
るトリアルキルアルミニウム化合物を主成分とする予備
混合物の良好な溶解度は、本発明の更に別の重要な特徴
を成すということが理解されるだろう。前述のような予
備混合物を使用する場合には、有機リチウム化合物は、
好ましくは前述のような炭化水素溶媒中の溶液の形で、
別途に反応器に加えられる。勿論、本発明の触媒組成物
を使用するアニオン重合プロセスでは、例えば、個々の
成分を別々に加えることによって又は前述の予備混合操
作を経由して、必要量の触媒組成物の内の一部分だけを
最初に反応器の中に充填し、その後重合の間に残部の触
媒組成物を1以上の回数に分けて反応器に加えることに
よって、前述の触媒添加操作を変更することも可能であ
る。前述のようなアニオン重合法では、−船釣に、反応
媒質から単離される前に、リビングポリマー鎖が重合の
完了時に不活性にされる。前記不活性化を行うための方
法の1つは、そのリビングポリマーをアルコールのよう
な不活性化化合物と接触させることから成る。この処理
の場合には、ポリマー鎖の分子量は実質的に変化しない
ままである。リビングポリマー分子を不活性化するため
の別の方法は、所謂カップリング剤を反応媒質に加える
ことから成り、このカップリング剤は、その官能性に応
じて、2つ以上のりピングポリマー鎮と反応して直鎖状
又は分枝状ポリマー分子を形成する能力を有し、前記直
鎖状又は分枝状ポリマーの分子量はその非結合分子の分
子量の数倍である。使用可能な適切なカップリング剤は
、アジピン酸ジエチル、安息香酸エチル、炭酸ジフェニ
ルのようなエステルと、リン酸トリエチル、亜リン酸ト
リス(ノニルフェニル)のような有機リン酸エステルと
、テI−ラクロロシラン、トリクロロメチルシラン、ジ
クロロジエチルシランのような多ハロゲン化物と、テト
ラクロロスズ、トリクロロモノメチルスズのうな多ハロ
ゲン化スズ化合物と、ジビニルベンゼンのような化合物
とを含む。そうした化合物は、リチウム金属1モル当た
りにカップリング剤0,05〜1.0mmo Iの比率
で適切に使用し得る、この量のカップリング剤を1以上
の回数に亙って追加する形で反応器の中に充填すること
が可能である。前述のような重合プロセスは、0〜13
0℃の範囲内の温度で、好ましくは30〜100℃の範
囲内の温度で好適に行われ得る。用いられる重合操作の
タイプとそこで使用されるモノマーとに応じて、ホモポ
リマー、例えば共役ジエンとビニル芳香族化合物とを主
成分とするコポリマーのようなランダムコポリマー、そ
の多ブロツクコポリマーが直鎖状又は分枝状コポリマー
であることが可能であり及びそのポリマーブロックがホ
モポリマーブロック又はコポリマーブロックであること
が可能な、ジブロック又は多ブロツクコポリマーのよう
なブロックポリマー等、広範囲のポリマータイプを調製
することが可能である。本発明の触媒組成物が使用され
る重合プロセスで好適に使用されることが可能なモノマ
ーは、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメ
チル−1,3−ブタジエン、2,4−へキサジエン、2
−フェニル−1,3−ブタジエン及びピペリレンのよう
な共役ジエン、スチレン、0−lm−及びp−メチルス
チレン、α−メチルスチレン、メトキシスチレン、1−
ビニルナフタレン、ジメチルスチレン及びp−第三ブチ
ルスチレンのようなビニル芳香族化合物、アクリル酸メ
チル、メタクリル酸メチル及びビニルピリジンのような
他のビニルモノマーを含む。前述のプロセスによる高1
゜4−トランス−ジェニル含量を有する例えば1.3−
ブタジエンポリマーのような兵役ジエンポリマーの調製
では、驚くべきことに、半回分操作によって、即ち、反
応開始時にそのモノマーの一部分だけを溶媒と触媒組成
物と共に反応器の中に入れ、重合の間に残部のモノマー
が連続的に又は断続的に反応器に加える操作によ・つて
重合を行う場合に、そのポリマーの最終的な1.4−ト
ランス−ブタジエニル含量は、バッチ重合操作、即ち開
始時点から全ての反応物が反応器内に含まれている操作
によって調製される対応するポリマーに見出されるもの
に比べて、−船釣に、所与の分子量についてより高く、
あるいは所与のトランス含量については分子量がより高
いということが見出された。本発明の触媒を使用する、
高1、 4−トランス−ブタジエニル含量を有する1、
3−ブタジエンポリマーの調製のためのこの半回分プロ
セスは、本発明の好ましい実施例の1つを形成する。前
述の通りのプロセスによって調製されるポリマーは、タ
イヤ、ワイヤ及びケーブル絶縁、繊維製品の保護被覆、
靴底のような数多くの様々な製品に有利に使用されるこ
とが可能である。選択されたポリマー、特に、少なくと
も1つの実質的に多共役ジエンブロックを有するそうし
たブロックコポリマー、更に特に、85%以上の1,4
−トランス−ブタジエニル含量を有する1つのポリブタ
ジェンブロックを有するこのようなブロックコポリマー
に関する好ましい応用例は、脂肪族半結晶性末端ブロッ
クと弾性中間ブロックとを有する熱可塑性弾性ブロック
ポリマーの調製における前駆物質としての使用である。 前記調製は、公知のプロセスによる前記ポリブタジェン
ブロックコポリマーの実質的に完全な水素添加によって
行われることが可能である。本発明を以下の実施例によ
って更に説明する。これらの実施例に関して次の説明を
加える。 使用される略語 THA   トリヘキシルアルミニウム、TOA   
トリオクチルアルミニウム、TDDA  トリドデシル
アルミニウム。 THDA  トリヘキサデシルアルミニウム、TEA 
  トリエチルアルミニウム、TIBA  トリイソブ
チルアルミニウム、BuL i   ブチルリチウム、 B−I −B  ポリブタジェン−ポリイソプレン−ポ
リブタジェン、 S−B    ポリスチレン−ポリブタジェン、B−I
    ポリブタジェン−ポリイソプレン、5−B−8
ポリスチレン−ポリブタジェン−ポリスチレン。 「4つ星」=カップリング剤に結合された4つのポリマ
ー鎖を有する分枝状ブロックコポリマー。 分析方法 1、 4−トランス−ブタジエニル含量とビニル含量は
、赤外分光法と13 C−NMRとによって測定した。 −数平均分子量(Mn)と分子量分布(Mw/Mn)と
カップリング効率(CE=結合ポリマー/非結合ポリマ
ーの比率)は、ポリスチレンを標準として使用して、ゲ
ル透過クロマトグラフィーによって測定した。 オレフィン性不飽和は、FT−IRとIH及び13C−
NMRとによって測定した。 融解温度(Mp)とガラス転移温度は、10mgの標本
と10℃/分の加熱/冷却速度とを用いて、Perki
n−Elmer  DSC7装置を使用する示差走査熱
量測定法によって、ヘリウム雰囲気の中で測定した。 バリウムアルコラート (Ba (OR)2 )の調製
a) Rがエチル、トリフルオロエチル又はアリルの場
合。 窒素掃流300m1シユレンク容器内において、モレキ
ュラーシーブで乾燥した100m1の対応するアルコー
ルを0℃に冷却した(氷/水)。激しい攪拌の下で5g
のバリウム金属顆粒を加えた。冷却媒質を除去し、反応
混合物を約60℃に温度上昇するままに放置した。反応
の完了時には透明な溶液が得られた。過剰なアルコール
の蒸発と100℃且つ0.13mbarでの乾燥の後に
、約95%mの収率で、前記アルコラートを得た。 b) Rがイソプロピル又は第三ブチルの場合。 窒素掃流300 m lシュレンク容器内において、1
00m1の対応するアルコールを2gの水素化バリウム
粉末と混合し、その温度を、2−プロパツールの場合に
は97℃、第三ブチルアルコールの場合には83℃に上
昇させた。前記温度において6時間に亙って攪拌を続け
た。 それに続いて、残留水素化物を濾過によって取り除き、
その濾液を減圧(1,33mbar)下で乾燥に至るま
で蒸発させた後に、更に100℃且つ0.13mbar
における乾燥を行い、各々80%mと65%mのバリウ
ムアルコラートを得た。 c) Rがノニルフェニル又はエトキシ−エトキシ−エ
チルの場合。 窒素掃流300 m lシュレンク容器内において、新
たに調製した3、2g (14mmol)のバリウムエ
トキシドを、100m1の乾燥シクロヘキサン中の25
mm。 lの対応するアルコールの溶液に加えた。激しい攪拌の
下で温度を80℃に上げ、攪拌を30分間に亙って続け
た。それに続いて、残留バリウムエトキシドを濾過し、
その濾液を0.13mbarで乾燥に至るまで蒸発させ
た。残留バリウムアルコラートを更に100℃且つ0゜
13mbarにおいて乾燥させた。バリウムアルコラー
ト収率:約90%m。 バリウムアルコラート/トリアルキルアルミニウム予備
混合物の調製 乾燥した窒素雰囲気の下で、7.2g (12,5mm
。 1)のバリウムジ(ノニルフェノキシド)を、激しい攪
拌下にシクロヘキサン中のトリアルキルアルミニウム0
.5M溶液100 m lと混合した。透明で均一な溶
液が得られるまで、60℃において攪拌を続けた。TE
AとTIBAに関しては、形成されたバリウム−アルミ
ニウム錯体の漸進的な沈澱が室温への冷却時に観察され
た。 ポリマー安定化 重合完了時とポリマー単離の開始前に、0.6phrの
酸化防止剤(Shell製IonolCP)をポリマー
溶液に加えた。 トリアルキルアルミニウム化合物 これらの化合物はSchering  AG、  (西
トイ゛力から入手した。 水素添加触媒の調製 窒素雰囲気の下で、シクロヘキサン中のニッケルー2エ
チルヘキサノエート0.03M溶液13.5mlを、機
械式攪拌機が備えられ40℃の恒温に保たれたガラス反
応器の中に加えた。激しい攪拌を行いながら、8117
57121910.1M溶液10m1を滴下して加え、
その後得られた触媒溶液を40℃において45分間に亙
って静置した。
【実施例]実施例1〜4 窒素掃流500 m !耐圧ガラス瓶に、250m1の
乾燥シクロヘキサンと15gの1,3−ブタジエンを充
填した。バリウムジ(ノニルフェノキシド)0.125
mm01と、下記の表に示されるタイプのトリアルキル
アルミニウム0.5mmolと、BuLi  0.5m
molとが存在する中で、60℃において重合を行った
。モノマー転換と形成されたポリマーの微細構造とを測
定する**だめの標本を重合の間に採取し、この目的の
ためにこれらの標本をメタノール中に沈澱させ、50℃
において減圧(10mbar)下で乾燥させた。50%
のモノマーの転換に要する時間(tso)と、形成され
たポリマーの微細構造と、使用されたトリアルキルアル
ミニウムの性質とを表1に示す。 比較実験A、 B 実施例1〜4の操作をTEAとTIBAとを別々に使用
して繰り返した。対応するデータは表1に含まれている
。 実施例5〜8 実施例1〜4の操作を、各々の触媒成分の量を2倍使用
して繰り返した。対応するデータは表1に含まれている
。 比較実験C,D 実験AとBの操作を、各々の触媒成分の量を2倍使用し
て繰り返した。対応するデータは表1に含まれている。 ◎ 【表1】 実施例9〜15 TDDA  1.OmmolとBuLi  1.Omm
olと、下記の表2に示されるタイプ(R)のBa (
OR)0.25mmolとを使用して、実施例5〜8の
操作を繰り返した。表2には対応する重合と微細構造と
のデータも示す。 比較実験E−L TDDAの代わりにTEAを用いて実施例9〜15の操
作を繰り返した。対応するデータは表2に示した。◎

表2】 実施例16〜19 バリウムジ(ノニルフェノキシド)と対応するトリアル
キルアルミニウムとを前述の通りの方法によって調製し
た予備混合物として加えることを除いて、実施例5〜8
と同一の操作を繰り返した。jsoポリマー微細構造デ
ータと分子量分布データとを表3に示す。 * *比較実験M及びN トリアルキルアルミニウムとしてTEAとTIBAとを
使用したことを除いて、実施例16〜19と同一の操作
を繰り返した。対応するデータは表3に含まれている。 ◎
【表3】 実施例1〜19で得られた[5.Jデータを比較実験A
〜Nのjsoデータと比較すると、1分子当たり13以
上の炭素原子を有するトリアルキルアルミニウム化合物
を主成分とする触媒組成物は、TEA及びTIBAを主
成分とする触媒組成物に比べて著しく高い活性(即ち、
より短いjso時間)を示すということだけではなく、
その活性の増大がトリアルキルアルミニウム分子中に存
在する炭素原子の数に応じて増大するということも認め
られる。調製されたポリマーの微細構造、即ち、その1
゜4−トランス−ブタジエニル含量とビニル含量は、使
用されるトリアルキルアルミニウムのタイプと殆ど無関
係であるように見える。更に、バリウムアルコラートの
主成分であるアルコールの特徴は、トリアルキルアルミ
ニウムのそれと比較すると、触媒活性に対して僅かな影
響しか持たないということも認められる。 実施例20 機械式攪拌機と加熱/冷却設備と気体入口とモノマー注
入設備と試料採取管とが備えられた窒素掃流101ステ
ンレス鋼反応器に、7Iの乾燥シクロヘキサンと750
gの1.3−ブタジエンとを充填した。温度を65℃に
上げ、激しく攪拌しながら、 (前述の方法によって調
製された)32rnlのバリウムジ(ノニルフェノキシ
ド)/TDDA予備混合物溶液と16 mm、 o l
のBuL iとを反応器に加えた。2.5時間後、2m
lのメタノールが反応器に加えられた。85%の1. 
4−トランス−ブタジエニル含量と3.5%のビニル含
量と210,000のMnとMw/Mn=1.5とを有
する、高トランスポリブタジェンの蒸気凝固物700g
が得られた。 実施例21 100gの1,3−ブタジエンだけを反応器に入れ、反
応器温度を65℃に上げた後に、残りの650gの1゜
3−ブタジエンを2時間に亙って徐々に反応器に加えた
ことを除いて、実施例20と同一の操作を繰り返した。 モノマー添加の完了の後、反応器温度を更に1.5時間
に亙って65℃に維持した。それに続いてリビングポリ
マーを2mlのメタノールを加えることによって不活性
化した。90%の1. 4−トランス含量と2%のビニ
ル含量と220.000のMnとMw/Mn=1.3と
を有する680gのポリブタジェンが回収された。 実施例22 メタノール添加の前に、2mmolのアジピン酸ジエチ
ル(カップリング剤)を添加しその約1時間後にメタノ
ールを添加したことを除いて、実施例21と同一の操作
を繰り返した。最終収量は、89%の1,4−トランス
含量と2%のビニル含量と(結合前) Mn= 199
. 000と79%のカップリング効率とを有する72
0gの分枝状「4つ星」ポリブタジェンであった。 実施例23 750gの1,3−ブタジエンと250gのスチレンと
の混合物をモノマーとして使用したことと、重合を3時
間に亙って続けた後で、2mmolのアジピン酸ジエチ
ルを加えることによって重合を終了させたこととを除い
て、実施例20と同一の操作を繰り返した。更に1時間
に亙って65℃に維持した後に、2mlのメタノールを
加えた。最終的に、22%mのスチレン含量と84%の
1.4−トランス含量と3.5%のビニル含量とMn(
カップリング前)=215,000と60%のカップリ
ング効率とを有する、900gの分枝状「4つ星」スチ
レン−ブタジエンコポリマーが得られた。 実施例24 実施例20で説明した通りの反応器に、71のシクロヘ
キサンと300gのスチレンを充填した。温度を65℃
に上げた後に、32m1の前述のバリウムジ(ノニルフ
ェノキシド)/TDDA予備混合物溶液と16mmol
のBuL iとを加えた。1時間後、スチレン重合が実
質的に完了し、その後に100gの1,3−ブタジエン
を反応器に加え、一方、別の600gの1,3−ブタジ
エンを2時間に亙って反応器に加えた。1,3−ブタジ
エンの重合の完了時に、4mmolの炭酸ジフェニルを
加え、その後更に1時間後に、2mlのメタノールを加
えた。最終的に、32%mのスチレン含量と88%の1
゜4−トランス含量と3.0%のビニル含量とMn(カ
ップリング前)=199,000と75%のカップリン
グ効率とを有する、950gの5−B−3トリブロック
コポリマーが得られた。 実施例25 200gの50150m/ml、3−ブタジエン/イソ
プレン混合物を反応器内で使用したことと前記混合物と
同一のモノマー混合物550gを1時間に亙って反応器
に徐々に加えたこととを除いて、実施例22で説明した
通りの操作を繰り返した。87%の1. 4−トランス
ブタジェニル含量と41%の1,4−トランス−イソプ
レニル含量とMn(カップリング前)=171,000
と81%のカップリング効率とを有する、700gの分
枝状「4つ星」ブタジェン/イソプレンコポリマーが得
られた。 実施例26 650gの1.3−ブタジエンの代わりに100gの1
.3−ブタジエンだけを1時間に亙って反応器に加えた
ことを除いて、実施例21と同一の操作を繰り返した。 1,3−ブタジエン重合の完了時に、そのポリマーは9
0%の1. 4−トランス含量とMn=48,000と
Mw/Mn=1.3を有することが確認された。それに
続いて、200gのイソプレンを反応器に加え、更に、
別の400gのイソプレンを0. 5時間に亙って反応
器に徐々に加えた。イソプレン重合の完了後には、その
ポリイソプレンブロックが、40%の1.4−トランス
−イソプレニル含量と総Mn=145,000とMw/
Mn=1.3とを有することが確認された。次の100
gの1,3−ブタジエンを反応器に加えた後に、更に別
の100gの1,3−ブタジエンが1時間に亙って反応
器に徐々に加えられた。これ以後の操作は実施例21の
操作と同一とした。最終的に、89%の1. 4−トラ
ンス−ブタジエニル含量と2%のビニル含量とMn=1
76.000とMw/Mn=1.4とを有する、890
gの直鎖状トリブロックBIBコポリマーが単離された
。 実施例2フ イソプレン重合の完了後に2mmolのアジピン酸ジエ
チルを反応器に加えたことを除いて、実施例26と同一
の操作を繰り返した。これ以後の操作は実施例22で説
明された操作と同一とした。この結果、90%の1,4
トランス−ブタジェニル含量と2%のビニル含量と39
%の1. 4−)−ランス−イソプレニル含量とMn(
カップリング前)=173,000と78%のカップリ
ング効率とを有する、770gの分枝状「4つ星JB−
Iブロックコポリマーが得られた。 実施例28 400gのスチレンを使用したことと、600gの1゜
3−ブタジエンの代わりに500gの1,3−ブタジエ
ンを2時間に亙って反応器に加えたことと、更にブタジ
ェン重合の完了時に、炭酸ジフェニルの中間添加なしに
、ポリマーを2 m lのメタノールを加えることによ
って不活性化したこととを除いて、実施例24と同一の
操作を繰り返した。最終的には、この操作によって、4
1%mのスチレン含量と89%の1.1−トランス含量
と3%のビニル含量と170,000のMnとMw/ 
Mn=1.3を有する、約900gのS−Bジブロック
コポノマーが得られた。 実施例29 イソプレン重合の完了後にアジピン酸ジエチルを加えな
かったことと、2mlのメタノールを加えることによっ
てポリマーを直ちに不活性化したこととを除いて、実施
例27と同一の操作を繰り返した。この結果、89%の
1、 4−トランス−ブタジエニル含量と2%のビニル
含量と40%の1. 4−トランス−イソプレニル含量
と165.000のMnとMw/Mn=1.3とを有す
る、740gのB−Iジブロックコポリマーが得られた
。 実施例3〇 一連の実験において、実施例20〜22と実施例25〜
29て調製されたのと同じポリマーを、次の操作により
水素添加した。機械式攪拌機と、加熱/冷却設備とジャ
ケット、溶媒と触媒溶液と補助気体と試薬を注入するた
めのバルブとが備えられた窒素掃流1.51ステンレス
鋼オートクレーブに、シクロヘキサン中の5%m不飽和
ポリマー溶液11を入れた。その後、このオートクレー
ブを水素によって約10barまで加圧し、75℃に加
熱した。この温度において、前述の水素添加触媒0.4
mmol(Niで計算)を、付属のシリンダーから加え
られ、その直後に50barに圧力を調節した。60〜
90分後に、水素取り込みが殆どなくなり、オートクレ
ーブが減圧された。そのポリマー溶液を、各回毎に11
の水性2%mクエン酸溶液を用いて75℃において3回
洗浄し、0.6phrlrgnox  1010を加え
た後スチームストリッピングした。60℃且つ100m
barの真空炉内で材料を乾燥することによって、約3
5gの水素添加ポリマーが得られた。これらの水素添加
ポリマーの幾つかのポリマー特性を表4に示す。◎
【表
4】

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)有機リチウム化合物と、 b)バリウム、ストロンチウム又はカルシウムのアルコ
    ラート又はチオラートと、 c)1分子当たり少なくとも13の炭素原子を有するト
    リアルキルアルミニウム化合物とを含むアニオン重合触
    媒組成物。
  2. 【請求項2】前記トリアルキルアルミニウム化合物の1
    分子当たりの炭素原子の数が48を上回らない請求項1
    に記載の組成物。
  3. 【請求項3】前記トリアルキルアルミニウム化合物の1
    分子当たりの炭素原子の数が20〜40の範囲内である
    請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】前記トリアルキルアルミニウム化合物中の
    3つのアルキル基が同一である請求項1から3のいずれ
    か一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】バリウムアルコラート又はチオラートが含
    まれる請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 【請求項6】前記アルコラートがノニルフェノールから
    得たものである請求項1から5のいずれか一項に記載の
    組成物。
  7. 【請求項7】前記有機リチウム化合物が、アルキル有機
    リチウム化合物とアルケニル有機リチウム化合物とを含
    むグループから選択される請求項1から6のいずれか一
    項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】前記アルキル有機リチウム化合物がブチル
    リチウム又は第二ブチルリチウムである請求項7に記載
    の組成物。
  9. 【請求項9】バリウム、ストロンチウム又はカルシウム
    金属/アルミニウム金属のモル比が、1:2〜1:6の
    範囲内であり、好ましくは1:4である請求項1から8
    のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】リチウム金属/アルミニウム金属のモル
    比が、0.8:1〜1.2:1の範囲内であり、好まし
    くは1:1である請求項1から9のいずれか一項に記載
    の組成物。
  11. 【請求項11】バリウム、ストロンチウム又
    はカルシウムのアルコラート又はチオラートと、1分子
    当たり少なくとも13の炭素原子を有するトリアルキル
    アルミニウム化合物とを含む予備混合物組成物。
  12. 【請求項12】バリウム、ストロンチウム又はカルシウ
    ム金属/アルミニウム金属のモル比が、1:2〜1:6
    の範囲内であり、好ましくは1:4である請求項11に
    記載の予備混合物組成物。
  13. 【請求項13】請求項1に記載の触媒組成物を使用する
    アニオン重合方法。
  14. 【請求項14】任意に1種以上の他の適したモノマーと
    共に又は組み合わせて、共役ジエンの重合を含む請求項
    13に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記共役ジエンが1,3−ブタジエンで
    ある請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】前記重合がシクロヘキサンが存在する中
    で行われる請求項13〜15のいずれか一項に記載の方
    法。
  17. 【請求項17】モノマー100g当たりのバリウム、ス
    トロンチウム又はカルシウムのmmolで表される使用
    触媒組成物の量が、0.01〜100mmolであり、
    好ましくは0.1〜5mmolである請求項13〜16
    のいずれか一項に記載の方法。
  18. 【請求項18】前記触媒組成物の個々の成分が別々に、
    好ましくは炭化水素溶媒中の溶液として反応器に加えら
    れる請求項13〜17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 【請求項19】バリウム、ストロンチウム又はカルシウ
    ムのアルコラート又はチオラートが、前記トリアルキル
    アルミニウム化合物との予備混合物として、好ましくは
    炭化水素溶媒中の前記予備混合物溶液として、反応器に
    入れられる請求項13〜17のいずれか一項に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】重合の開始時には、前記モノマーの一部
    分だけが、前記溶媒と前記触媒組成物と共に反応器内に
    入れられ、重合の間に残部の前記モノマーが反応器に連
    続的に又は断続的に加えられる請求項13〜19のいず
    れか一項に記載の方法。
  21. 【請求項21】請求項13〜20のいずれか一項に記載
    の方法によって調製されるポリマー。
  22. 【請求項22】1,4−トランス−ブタジエニル含量≧
    85%を有する実質的にポリブタジエンブロックである
    ブロックを1つ以上有するポリブタジエンブロックコポ
    リマーであることを特徴とする請求項21に記載のポリ
    マー。
  23. 【請求項23】請求項21又は22に記載のポリマーを
    実質的に完全に水素添加することによって得られるポリ
    マー。
  24. 【請求項24】請求項21〜23のいずれか一項に記載
    のポリマーを少なくとも部分的に主成分とする成形物品
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