JPH0420751B2 - - Google Patents

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JPH0420751B2
JPH0420751B2 JP59030367A JP3036784A JPH0420751B2 JP H0420751 B2 JPH0420751 B2 JP H0420751B2 JP 59030367 A JP59030367 A JP 59030367A JP 3036784 A JP3036784 A JP 3036784A JP H0420751 B2 JPH0420751 B2 JP H0420751B2
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JP
Japan
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anvil
hammer
cam
pin
anvil pin
Prior art date
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JP59030367A
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English (en)
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JPS60177873A (ja
Inventor
Yotaro Taga
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はカム式インパクトレンチにおいてア
ンビルに衝撃を与えるアンビルピンを安定的に保
持するアンビルピンの支持構造に関するものであ
る。
(従来技術) カム式インパクトレンチは、カムレリーズスプ
リングが軸心方向の一定の動作でなく、軸心から
外れた変動的な動きをする為、アンビルピンが不
安定で、有効な運動が出来なかつた。このような
不安定な動作のために、部品の摩耗が生じ、耐久
性の面で問題があつた。さらに詳しく述べるなら
ば、従来の技術においては、カムレリーズスプリ
ングががたつき、このためアンビルやアンビルピ
ンが不安定な動作をし、このためアンビルピン折
損現象が非常に多かつた。
アンビルピンの折損が生じると、当然これを取
替える必要があるが、アンビルピンのスペヤを用
意しておくこと、インパクトレンチを分解して取
替える必要があること等経済的あるいは作業能率
的にみて極めて問題があり、その改善がのぞまれ
ていた。
改善策の1つとして、米国特許第4313505号が
ある(第1図)。これは空気モータで回転駆動さ
れるハンマー1と、回転衝撃力を発生するアンビ
ル2と、ハンマー1の内側に設けた凹溝3内に保
持されていて、アンビル2の突出耳部4に対して
衝撃力を発生させるべき位置にカムレリーズスプ
リング5の力に抗して軸心方向に可動で中間部に
小径部6を備えたアンビルピン7と、アンビルピ
ン7と係合してアンビルピン7を軸心方向に移動
させるカムスリーブ8と対応するボールカム9と
を有し、さらにハンマー1内にあつてアンビルピ
ン7の端部と係合する直径方向に対向する凹部1
0を有したリング状部材11を備え、これにより
アンビルピン7が正しく軸心方向に位置決めされ
てアンビル2に対し正しく軸心方向に衝撃力を加
えるようにしたものである。
このように凹部10を有するリング状部材11
を組込んだことにより、アンビルピン7はこの凹
部10とハンマー1に設けた凹溝3とに案内され
てその軸心方向に往復動できる。しかし、リング
状部材11はカムレリーズスプリング5が伸びた
時にはこのスプリングの長さより短いので、アン
ビル2のあご部とリング状部材11との間に〓間
が生ずる。又カムレリーズスプリング5の外径よ
りリング状部材11の内径の方が大きいので、両
者間にも〓間が生じる。これらの〓間によりアン
ビルピン7が回転衝撃を与えるべくアンビル2の
耳状突部に向つて急速に移動するとき、アンビル
ピン7を案内すべきリング状部材11が軸心から
ずれるのでアンビルピン7の先端がアンビルのあ
ご部に当り、該あご部を損傷すると同時にアンビ
ルピン自体も損傷する。
(目的) 本発明の目的の一つは、パワーインパクトレン
チに於るローターシヤフトより来る回転力を安定
してアンビルに伝え得るアンビルピンの支持構造
を提供することにある。
本発明の目的の他の一つは、カムレリーズスプ
リングが少しく不安定でガタがあつても、これに
影響を受けないようにするため、アンビルピンを
ハンマー内の凹溝内でその軸心方向に摺動する
が、ハンマーの半径方向には極力動かないように
してアンビルピンの安定した往復動を確保するこ
とにある。
さらに他の一つの目的は安定した往復動により
アンビルピンの先端がアンビルのあご部に当らな
いで円滑に耳状突部に達して強力な衝撃力を発生
し得るインパクトレンチにおけるアンビルピンの
安定支持構造を提供しようとすることにある。
(発明の概要) 上記従来技術の問題点であるアンビルピンの不
安定な運動の原因であるカムレリーズスプリング
のがたつきであることに着目し、本発明はアンビ
ルピンが摺動して往復動するハンマー内の軸心方
向の凹溝の中心間の距離をハンマー内腔部の内径
より大にし、円筒状のアンビルピンがハンマーの
半径方向に動かないようにしてカムレリーズスプ
リングの少々のガタつきにも影響されないように
した点に特徴を有するものである。
(実施例) 第4図以下を参照して1つの実施例について説
明する。20はハンマーでモータ軸と係合するス
プライン21を有している。22はハンマーの内
腔部である。ハンマー20は直径方向に対向して
軸心方向の凹溝23が設けられている。凹溝23
内にはアンビルピン24が軸方向に移動可能に嵌
つている。
25はアンビル軸で、中間部に1対の耳状のア
ンビル26が一体に設けられている。27はスプ
ライン、28はカムパイロツトステムである。2
9はステム28に回転可能に嵌つているカムパイ
ロツト、30はカムボールである。31はハンマ
ーカムで、アンビル軸25のスプライン27に対
して摺動可能にスプライン係合している。ハンマ
ーカム31は1端にカム部32、中間部にアンビ
ルピン24の環状溝24aと係合する大径駆動部
33を有している。
ハンマーカム31のカム部32の反対側は円筒
部34となつていて、この部分にカムレリーズス
プリング35が嵌つている。第7図を参照する
に、ハンマー20内に設けた凹溝23が拡大して
示されている。凹溝23は点Oを中心とする筒状
の凹溝であつて、対向する凹溝23,23の中心
間距離Lはハンマーの内腔部22の内径Dより大
となつている。したがつて凹溝23の内腔部側へ
の開口巾lはアンビルピン24の最大直径dより
小(l<d)のためアンビルピン24は半径方向
内方へ移動しない構成となつている。36はアン
ビルスペーサーである。
(作動) 工具は正逆何れの回転方向にも回転する。第4
図の上半分の状態は作動状態を示し、この状態で
はハンマーカム31とアンビルピン24には軸方
向の運動は与えられていない。カムボール30は
ハンマー20内にたとえば76゜にわたつて設けら
れた周溝20a(第5図)とカムパイロツト29
のボールレース29a内にはまつていて、この周
溝20aの端にボール30が係合し、駆動するた
めの周溝20aの端は球面をなしている。ボール
30がハンマーカム31の突出カム部32と係合
すると、ハンマー20の回転によつてハンマーカ
ム31が駆動される。
ハンマーカム31が駆動され回転を与えられる
と、アンビル軸25に回転が与えられる。アンビ
ル軸25が抵抗すると、カムボール30は突出カ
ム部32の表面上にのる。そしてアンビルピン2
4と係合している大径駆動部33を介しアンビル
ピン24に軸方向運動が課され、アンビルピン2
4の軌道は耳状のアンビル26と交る。そして衝
撃力がアンビル26に与えられる。アンビルピン
24の端部の直径はアンビル26の両側の凹部に
合致した形状をなして、アンビルピン24がアン
ビル26に対し衝撃を与える方向へ動くと、つる
巻状に動き乍ら、ハンマーカム31によつて軸方
向へ動かされる。軸方向の運動が終る(第4図下
半部の状態)と、カムボール30はカム部32上
にのる。するとハンマーカム31とアンビルピン
24は再びカムレリーズスプリング35により反
対方向へ動かされる。
この作用の途次において、アンビルピン24は
前記した如く、軸方向に動くが、半径方向へはほ
とんど動かない。したがつてカムレリーズスプリ
ング35が少々がたついてもそれに何等左右され
ないできわめて安定した作動を行う。
(効果) 以上の如くアンビルピンが収容されるハンマー
内の凹溝は、その中心間距離Lをハンマー内腔部
の直径Dより大とし、凹溝の内腔部側への開口巾
lがアンビルピン24の直径dより小としたの
で、アンビルピンは半径方向にほとんど移動しな
いで、軸心方向にのみ移動する。このためカムレ
リーズスプリングが少々がたついてもこれに影響
をうけないで安定した作動をし、強力な衝撃力が
発生する。又アンビルピンが正しく軸心方向に運
動するのでアンビルのあご部に当つて損傷するこ
とがなくなつた。
このためアンビルピンの寿命が一段と増大し、
きわめて経済的であると共に、アンビルピン交換
に要する無駄な時間を省くことができ、作業能率
上においても好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来型のインパクトレンチの断面図。
第2図は第1図の−断面図。第3図は同じく
−断面図。第4図は本発明に係るインパクト
レンチの断面図。第5図は第4図の−断面
図。第6図はアンビル軸及びハンマーカム部の詳
細図。第7図はハンマー内の凹溝拡大図。 図において;1……ハンマー、2……アンビ
ル、3……凹溝、4……突出耳部、5……カムレ
リーズスプリング、6……小径部、7……アンビ
ルピン、8……カムスリーブ、9……ボールカ
ム、10……凹部、11……リング状部材、20
……ハンマー、20a……周溝、21……スプラ
イン、22……(ハンマーの)内腔部、23……
凹溝、24……アンビルピン、24a……環状
溝、25……アンビル軸、26……(耳状の)ア
ンビル、27……スプライン、28……カムパイ
ロツトステム、29……カムパイロツト、29a
……ボールレース、30……カムボール、31…
…ハンマーカム、32……カム部、33……大径
駆動部、34……円筒部、35……カムレリーズ
スプリング、36……アンビルスペーサー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 軸心のまわりに回転可能なハンマーの内腔部
    22とアンビル26を含むインパクトレンチにお
    いて、アンビル26に対し衝撃を与えるため、ハ
    ンマー20に対し軸方向に摺動する筒状のアンビ
    ルピン24と、一端にカム部32と、中間部にア
    ンビルピン24の環状溝24aと係合する大径駆
    動部33を、又他端にカムレリーズスプリング3
    5の嵌る円筒部34を備えたハンマーカム31と
    を備え、前記ハンマーカム31はアンビル26に
    対し常時カムレリーズスプリング35によつてア
    ンビルから離れる方向に付勢されており、かつ前
    記アンビルピン24はハンマー20の内腔部22
    に直径方向に対向して設けた1対の軸心方向の凹
    溝23に嵌つていて、該1対の凹溝23の中心間
    距離Lをハンマーの内腔部22の内径Dより大と
    し、かつ凹溝23の内腔部側への開口巾lをアン
    ビルピン24の外径dより小としたことを特徴と
    するカム式インパクトレンチにおけるアンビルピ
    ンの支持構造。
JP3036784A 1984-02-22 1984-02-22 カム式インパクトレンチにおけるアンビルピンの支持構造 Granted JPS60177873A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3036784A JPS60177873A (ja) 1984-02-22 1984-02-22 カム式インパクトレンチにおけるアンビルピンの支持構造

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JP3036784A JPS60177873A (ja) 1984-02-22 1984-02-22 カム式インパクトレンチにおけるアンビルピンの支持構造

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JPS60177873A JPS60177873A (ja) 1985-09-11
JPH0420751B2 true JPH0420751B2 (ja) 1992-04-06

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ID=12301891

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JP3036784A Granted JPS60177873A (ja) 1984-02-22 1984-02-22 カム式インパクトレンチにおけるアンビルピンの支持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63256371A (ja) * 1987-04-14 1988-10-24 信濃空圧工業株式会社 締め付け装置
JPH088692Y2 (ja) * 1991-11-12 1996-03-13 シンコハンガー株式会社 衣服ハンガー

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JPS60177873A (ja) 1985-09-11

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