JPH04205286A - 文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、郵便はがきなどに印刷された英数字、漢字
などの文字を読取る文字読取装置に関する。

（従来の技術） 紙などに印刷された英数字、漢字などの文字を読取る文
字読取装置は、現在、郵便局などで郵便を読取る為に使
われている宛名自動読取り区分機など色々な機械に用い
られている。

文字読取装置を有する郵便物あて名自動読取り区分機は
、郵便物を１つづつ取出す取出し部、郵便物の情報を切
出す切出部、郵便物を搬送する搬送路、光信号を電気信
号に変換する光電変換部、郵便物を区分する区分箱を備
えている。

宛名自動読取り区分機に用いられている従来の文字読取
装置では、文字列がどの方向に向けているかを判定する
為に、文字方向判定部と有している。この従来の文字方
向判定部は、斜影から求めたデータから、斜影データの
極値の大きさ、数などをもとにして、記載方向を判定し
ている。この場合、認識すべき文字列の周辺に広告など
の読取りに不要な文字があるとき、この方法では、記載
方向を判定するのが困難である。また、認識すべき文字
列がスキニー（傾き）を有しているとき、１次元の斜影
からでは、記載方向を判定することが困難である。

（発明が解決しようとする課題） 従来の文字読取装置では、上述のように文字列の方向を
判定するのが困難な場合がある。つまりこの場合、読取
りにおける読取り率、及び正確度が十分に高くできず、
より読取り率及び正確度が高い文字読取装置が望まれて
いる。

よって、この発明は、文字列の方向をいかなる場合でも
、容易に判定することができる文字読取装置を提供する
ことを目的とする。

［発明の構成コ （課題を解決する為の手段） この発明の文字読取装置は、被認識物に記述された文字
列を電気信号に変換する光電変換部と、この光電変換部
から得られる画像信号から文字列の記載方向を自動的に
判定する方向判定部と、画像信号及び方向判定部からの
情報により文字を検出切出しする文字検切部と、この文
字検切部からの文字を認識する認識処理部とを備えてい
る。

（作用） 本発明の文字読取装置は、被認識物の記載か種々に変化
しても、文字列の方向を判定できるので、容易に文字を
読取ることができる。

（実施例） 以下、図面を参照してこの発明に係る実施例を説明する
。

第１図には、一実施例の文字読取装置を有する郵便物あ
て芯自動読取り区分機を示している。郵便物あて芯自動
読取り区分機１は、郵便物を１つづつ取出す取出し部２
、郵便物の情報を切出す切出部４、郵便物を搬送する搬
送路６、光信号を電気信号に変換する光電変換部８、郵
便物を区分する区分箱１０を備えている。

第２図には、この実施例の文字読取装置の構成が示され
ている。この文字読取装置１２ては、第３図に示される
ような郵便物の全面を読み取った上記の光電変換部８か
らの画像信号が画像圧縮部１４に送られる。この画像圧
縮部１４は、得られた画像信号を２次元的に圧縮して第
４図に示されるような画像を得る。そして、画像圧縮部
１４から自己相関算出部１６に圧縮画像が送られる。自
己相関算出部１６は多値の２次元画像から自己相関を計
算する。そして、この自己相関関数の情報が方向計算部
１８に送られる。方向計算部１８は、自己相関関数の情
報から行の記載方向を算出する。

この方向計算部１８から得られた方向の情報が文字検切
部２０に与えられる。文字検切部２０では、文字を検出
切り出しを行い、この文字を検出切り出し情報が文字認
識部２２に送られて文字が認識される。自己相関算出部
１６、方向計算部１８、及び文字検切部２０により方向
判定装置が構成される。

ここで、この方向判定装置を詳しく説明する。

自己相関算出部１６では、多値の２次元画像から自己相
関を計算する。このとき、座標系は極座標（τ、θ）で
表す。２次元の圧縮多値画像をｇ（τ、θ）で表すとき
、自己相関関数ｆ　（ｔ、θ）は、以下に示される式と
なる。

ｆ　（ｔ、θ）−，１’（ｇ（τ、θ）Ｘｇ（τ十ｔ１
θ）ｌｄｔ この関数において、θ−３０°、θ−９０６、θ−１２
０’のときの状態が第５図に示される。

自己相関算出部１６からの自己相関関数ｆ　（ｔ。

θ）をもとにして、方向計算部１８は、行の記載方向を
算出する。この算出する為の式を以下に記述する。

ｄ／ｄｔ−ｆ　（ｔ、θ）−〇 この式について、最小の解を与えるようなｔをｔａとす
るとき、各θについて、ｔａの値をプロットした関数を
ｈ（θ）とする。ここで、ｈ（θ）は２πを周期とする
周期関数であり、第６図に示されている。このとき、あ
るθについて、次の間数Ｊ　（α）を定義すると１ ．．７Ｘ このＪ　（α）は、αを中心とするｈの分散である。Ｊ
（α）が最大となるαを求めると行記載方向が求められ
る。

ｄ／ｄα　（Ｊ　（α））−〇 θａ踵α−π／２ これらの式を満す最小のθａが行記載方向を表す角度で
ある。

この方向計算部１８から得られた方向の情報が文字検切
部２０に与えられる。文字検切部２０では、文字を検出
切り出しを行い、この文字を検出切り出し情報か文字認
識部２２に送られて文字か認識される。

この発明においては、認識する文字に角度があっても、
その角度を方向計算部で計算できるので、文字を正確に
認識することができる。

［発明の効果］ 上述したように、この発明の文字読取装置によれば、文
字を正確に認識することかできるので、書状の読取り率
か向上する。よって、読取不能の書状か減少する。また
、誤読なども減少するので、誤って区分けられることも
減少する。この結果、書状を迅速に正確にとどけること
かできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係る文字読取装置の実施例を示し
た平面図であり、第２図は、実施例の文字読取装置の構
成を示したブロック図であり、第３図は、文字読取装置
に読取られる書状を示した平面図であり、第４図は、第
３図の書状を画像圧縮部で読取った状態を示す平面図で
あり、第５図は、角度を求める為に用いられる自己相関
関数ｆの各角度のグラフを示す図であり、第６図は、２
πを周期とする周期関数ｈ（θ）のグラフを示す図であ
る。 １・・・郵便物あて芯自動読取り区分機、２・・・取出
し部、４・・・切出部、６・・・搬送路、８・・・光電
変換部、１０・・・区分箱、１２・・・文字読取装置、
１４．・９画像圧縮部、１６・・・自己相関算出部、１
８・・・方向計算部、２０・・・文字検切部、２２・・
・文字認識部。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被認識物に記述された文字列を電気信号に変換す
   る光電変換部と、 この光電変換部から得られる画像信号から文字列の記載
   方向を自動的に判定する方向判定部と、画像信号及び方
   向判定部からの情報により文字を検出切出しする文字検
   切部と、 この文字検切部からの文字を認識する認識処理部と、 を備えたことを特徴とする文字読取装置。
2. （２）上記方向判定部は、ディジタル画像信号を圧縮し
   た圧縮画像の自己相関関数を求めて方向を判定すること
   を特徴とする請求項１に記載の文字読取装置。