JPH04205009A - 圧力制御電磁スプール弁 - Google Patents

圧力制御電磁スプール弁

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JPH04205009A
JPH04205009A JP32578590A JP32578590A JPH04205009A JP H04205009 A JPH04205009 A JP H04205009A JP 32578590 A JP32578590 A JP 32578590A JP 32578590 A JP32578590 A JP 32578590A JP H04205009 A JPH04205009 A JP H04205009A
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JP
Japan
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annular groove
passage
spool
pressure
output passage
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JP32578590A
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Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
Satoshi Sudo
数藤 聰
Hideo Tomomatsu
秀夫 友松
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Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、圧力制御電磁スプール弁に関する。
〔従来の技術] 従来の技術による圧力制御電磁スプール弁(例えば第1
例・実開平2−21378号公報第4図参照及び第2例
・特願平1−249265号第5図参照)は、図示のよ
うにスプール弁部1とそれを作動するように同軸線関係
にあるリニアソレノイド部2とから構成されている。
上記第1例の電磁圧力制御スプール弁において、第1ラ
ンド部16により第1環状溝8と第2環状溝9とは、第
3ランド部20により第5環状溝12と第6環状溝13
とは夫々ソレノイド42の如何に拘らず常に遮断されい
る。
ソレノイド42が励磁されていない状態では、圧縮コイ
ルばね33の初期ばね力がスプール5に作用し、スプー
ル5は、(第4図で左行し、)最左端位置になり、出力
通路26、即ち第3環状溝10は、第1ランド部16に
より絞られた最大関度で第2環状溝9、即ちドレン通路
24に連通すると共に第2ランド部18により第4環状
溝11、即ち供給通路27と遮断される(第4図におけ
る上半分状態)。
従って、油圧作動部Aには、ポンプPからの圧油が供給
されないで、油圧作動部Aからの油がドレン通路24を
介して油タンクTに流出し、油圧作動部Aの油圧は減小
する。
外部の制御装置からの制御された励磁電流がソレノイド
42に印加されると、その励磁電流の大きさに応じた大
きさの吸引力がプランジャ48に働き、弁棒47は、ス
プール5を押圧し、圧縮コイルばね33を圧縮する。
その結果、スプール5は、第4図で右行し、出力通路2
6、即ち第3環状溝10は、第1ランド部16により第
2環状溝9、即ちドレン通路24と遮断されると共に、
第2ランド部18により絞られて第4環状溝11、即ち
供給通路27と連通ずる(第4図における下半分状態)
従って、ポンプPから供給通路27に供給される圧油は
、第4環状溝11、第1環状溝部17及び第3環状溝1
0を介して出力通路26へ、即ち油圧作動部Aへ供給さ
れ、油圧作動部Aの油圧は増大する。
その際、第3環状溝】0、フィードバンク通路30、絞
り29及び第5環状溝12を介して第2環状溝部19に
も油圧作動部Aへの圧油が供給され、第2環状溝部19
における両端面の面積差にフィードバック圧を乗じた油
圧力がソレノイド42の吸引力に抗して働く。
その結果、スプール5は、フィードバック油圧力と圧縮
コイルばね33のばね力との和とソレノイド42による
吸引力とが平衡する位置になり、供給通路27、即ち第
4環状溝11は、ソレノイド42による吸引力、即ち励
磁電流の大きさにより設定される上記の平衡位置に応じ
て第2ランド部18により絞ら・れる。その結果、油圧
作動部Aに対しては、出力通路26から供給される圧油
により励磁電流の大きさで設定される絞りに応じた油圧
が加えられる。従って、その油圧は、励磁電流の増大に
応じて増大する。
上記第2例の電磁圧力制御弁において、第1ランド部1
6により大径孔部7と第1環状溝8とは、第4ランド部
22により第4環状溝11と第5環状溝12とは夫々ソ
レノイド42の如何に拘らず常に遮断されいる。
ソレノイド42が励磁されていない状態では、圧縮コイ
ルばね33のばね力がスプール5に作用し、スプール5
は、最左端位置になり、供給通路27は、第2ランド部
18で絞られた最大開度になると共に、第3環状溝10
と第4環状溝11とは第3ランド部20によって遮断さ
れる(第5図における下半分状態)。従って、ポンプP
から供給通路27に供給される圧油は、第2環状溝9、
第2環状溝部19及び第3環状溝10を介して出力通路
26へ、即ち油圧作動部Aへ供給され、油圧作動部Aは
、ポンプ圧POに近づく。
その際、第3環状溝10、フィードバック通路30、絞
り29及び第1環状溝8を介して第1環状溝部17にも
油圧作動部Aへ圧油が供給され、第1環状溝部17の両
端面の面積差に作用するフィードバック圧力が圧縮コイ
ルばね33のばね力に抗して働く。
励磁電流がソレノイド42に印加されると、その励磁電
流の大きさに応じた大きさの吸引力が働き、弁棒47は
、スプール5を圧縮コイルばね33のばね力に抗して押
圧する。その結果、スプール5は、ソレノイド42によ
る吸引力とフィードバック圧力の和と圧縮コイルばね3
3のばね力とが平衡する位置になり、供給通路27、即
ち第2環状溝9と第2環状溝部19、即ち出力通路26
との間は、それに応じて第2ランド部18により絞られ
、油圧作動部Aには絞られた圧油が供給され、励磁電流
の大きさで設定される絞りに応じて低下された油圧が油
圧作動部Aに対して加えられる。更に励磁電流の大きさ
が増大すると、ソレノイド42による吸引力が増大して
、弁棒47は、スプール5を圧縮コイルばね33のばね
力に抗して一層押圧する。その結果、第2環状溝9、即
ち供給通路27は、第2ランド部18により閉塞される
と共に、圧力通路26は、第3環状溝10及び第2環状
溝部19を介して第4環状溝11と第3ランド部20に
よって絞られた開度で連通され、油圧作動部Aへの圧油
の供給は止り、油圧作動部Aの圧油は、出力通路26、
第3環状溝10及び第2環状溝部19を通り、絞られて
第4環状溝1]。
第3環状溝部2】、連通孔37、中心穴35及び連通孔
36を介してドレン通路23から流圧する。
従って、励磁電流の増大に応じて油圧動作部Aの油圧は
低下し、第3ランド部20の絞り関度は、励磁電流の大
きさが最大時に最大となり(第5図における下半分状態
)、油圧作動部Aの油圧は零となる。
このようにして、励磁電流の大きさを制御することによ
り、油圧作動部Aに対する供給側の絞りや排出側の絞り
を制御することにより油圧作動部Aへの圧力が制御され
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の従来の技術による圧力制御電磁スプール弁の第1
例のものにおいては、リニアソレノイド部に関連して、
例えばコイル断線、制御装置や電磁電源の故障等の事故
が発生し、必要な励磁電流が流れなくなってしまった場
合、ソレノイドが励磁されないで、供給通路と圧力通路
とが遮断されてしまい、油圧作動部への圧力制御が不能
となる。
第2例においては、リニアソレノイド部に関連して、例
えば制御装置や電磁電源の故障等の事故が発生し、ソレ
ノイドに過剰電流が流れたままになったようだ場合、ソ
レノイドが最大に励磁され、第1例同様に供給通路と出
力通路とが遮断されてしまい、油圧作動部への圧力制御
が不能となる。
この発明は、上記の何れの形式の圧力制御電磁スプール
弁においても、上記のような事故による油圧作動部への
圧力制御不能を防止するものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明による圧力制御電磁スプール弁は、圧油供給通
路、ドレン通路並びに共通作動部に連通ずる出力通路及
び副出力通路が夫々連通する滑動孔が形成された弁本体
と、滑動孔に軸線方向滑動自在に嵌挿されており、圧油
供給通路、ドレン通路、出力通路及び副出力通路に対応
し、且つスプールの軸線方向位置により圧油供給通路を
出力通路及び副出力通路に選択的に絞り開閉し、ドレン
通路を出力通路に選択的に絞り開閉するように形成され
たランド部を具備しているスプールと、副出力通路側の
共通作動部への入力位置より上流側で出力通路側に設け
られた絞りと、励磁電流の大きさに応じた変位量で変位
させる電磁手段とから構成されている。
〔作  用〕
上記の圧力制御電磁スプール弁において、電磁手段が励
磁されていない状態では、スプールは、一方の端位置に
まで変位し、出力通路は、ランド部により絞られた最大
開度でドレン通路に連通すると共にランド部により供給
通路と遮断され、副出力通路は、ランド部により絞られ
た最大関度で供給通路に連通する。
従って、供給通路から供給される圧油は、副出力通路か
ら油圧作動部へ供給され、油圧作動部の油圧は必要圧に
維持される。
又は、出力通路は、ランド部により絞られた最大開度で
供給通路に連通ずると共にランド部によリドレン通路と
遮断される。副出力通路は、ランド部により供給通路と
遮断される。
従って、供給通路から供給される圧油は、出力通路から
油圧作動部へ供給され、油圧作動部の油圧は最大圧に維
持される。
励磁電流が電磁手段に印加されると、その励磁電流の大
きさに応じた変位量でスプールが変位する。
その結果、励磁電流の増大に応じて副出力通路と供給通
路との連通は、ランド部により絞られ遮断される。更に
は、スプールの位置に応じて出力通路は、ランド部によ
り絞り乃至全開で供給通路に連通ずると共に、ドレン通
路とは次第に遮断される。その結果、励磁電流の増大に
応じて、油圧作動部に対しては、副出力通路からの圧油
供給が減少し、零となり、更には出力通路からの圧油供
給が増大しするので、油圧作動部の油圧は、−旦は零と
なるが、作動範囲において励磁電流の増大に応じて増大
し、最大となる。
又は、作動範囲において励磁電流の増大に応じて供給通
路と出力通路との連通は、ランド部により絞られ遮断さ
れると共に、ドレン通路とは次第に連通される。更には
、副出力通路がランド部により絞り乃至全開で供給通路
に連通ずる。
その結果、励磁電流の増大に応じて、油圧作動部に対し
ては、出力通路からの圧油供給が減少し、零となり、ド
レン通路からの圧油流出が増大するので、油圧作動部の
油圧は、減少し零となる。
更に励磁電流の増大に応じて油圧作動部に対して副出力
通路から圧油が供給され、油圧作動部の油圧は必要圧に
維持される。
〔実 施 例〕
この発明の実施例を図面に従って説明する。
なお、以下の説明における左右方向は、第1図及び第2
図における方向である。
第1図及び第2図に示された第1実施例及び第2実施例
の圧力制御電磁スプール弁は、例えば自動車のオートマ
チック・トランスミッション用に用いられるものである
第1実施例及び第2実施例の圧力制御電磁スプール弁は
、スプール弁部1とそれを作動するように同軸線関係に
あるリニアソレノイド部2とから構成されている。
スプール弁部1において、非磁性体からなるスプールハ
ウジング3には、滑動孔4が軸線方向に貫通して形成さ
れ、滑動孔4には、スプール5が軸線方向に滑動自在に
嵌挿されている。滑動孔4の後端(図面において右端)
は、滑動孔4に調節自在に螺着された蓋栓6により密封
閉塞されている。
滑動孔4の内周面には、リニアソレノイド部2側から順
に間隔をあけて大径孔部7、第1環状溝8、第2環状溝
9、第3環状溝10、第4環状溝11、第5環状溝12
、第6環状溝13及び第7環状溝14が形成されている
大径孔部7と第1環状溝8とは、一区画のものであって
もよい。
スプール5には、左側から順次、先端小径部15、第1
ラン部16、第1環状溝部17、第2ランド部18、第
2環状溝部19、第3ランド部20、第3環状溝部21
、第4ランド部22が順次形成されている。
リニアソレノイド部2において、基端側にフランジ部4
1が形成された円筒状部材である磁性体からなる第1ソ
レノイドハウジング40の外周面には、ソレノイド42
が嵌装され、フランジ部4】がスプールハウジング3の
先端面(左側端面)に固着されている。
内側に円筒状突出部43を備えたカップ状部材である磁
性体からなる第2ソレノイドハウジング44は、ソレノ
イド42の外周を覆い、その口縁部は、第1ソレノイド
ハウジング40のフランジ部41及びスプールハウジン
グ3の先端面(左側端面)に固着され、円筒状突出部4
3は、第1ソレノイドハウジング40の左端のヨーク部
40aに適宜の間隔をあけて対向している。
第1ソレノイドハウジング40の中空孔内には、スリー
ブ45及び転がり軸受46.46を介して非磁性体の弁
棒47が軸線方向に滑動自在に嵌挿され、弁棒47の左
端部には、磁性体のプランジャ48が取付られ、プラン
ジャ48は、円筒状突出部43の中空穴49内に僅少な
隙間゛をもって遊嵌されている。
先ず、第1実施例について説明すると、第1実施例の圧
力制御電磁スプール弁(第1図参照)においては、第1
環状溝部8、第2環状溝部9及び第7環状溝部14の内
周面からドレン通路23.24.25が、第3環状溝1
0の底から出力通路26が、第4環状溝11の底から供
給通路27が、第5環状溝部12の底から副出力通路2
8が夫々スプールハウジング3の外周面に向って半径方
向に形成されている。更に第3環状溝10と第6環状通
路13とは、絞り29を備えたフィードバック通路30
で連通しいる。
更に滑動孔4は、第6環状溝13と第7環状溝14との
間においては、他の範囲に比し縮径され、第6環状溝1
3の両側には段差が設けられている。
なお、第4環状溝11及び供給通路27の第3環状溝1
0・出力通路26側は、小突起の凹欠部が形成されてい
る。
そして出力通路26は、絞り31を介して油圧作動部A
に、副出力通路28は、絞り31の下流側で出力通路2
6からの流路に、供給通路27はポンプPに、ドレン通
路23.24.25は油タンクTに夫々連通している。
スプール5には、第4ランド部22に隣接して後端小径
部32が形成され、第4ランド部22は、他のランド部
より小径である。従って、第3環状溝部21の両端面に
は、面積差が存在する。
第4ランド部22の外端面と蓋栓6の内端面に形成され
たばね挿着穴との間には後端小径部32を囲繞して圧縮
コイルばね33が予圧をもって嵌装されている。
次に第2実施例について説明すると、第2実施例の圧力
制御電磁スプール弁(第2図参照)においては、第1環
状溝部8、第6環状溝部13及び第7環状溝部14の内
周面からドレン通路23.24.25が、第3環状溝1
0の底から副出力通路28が、第4環状溝11の底から
供給通路27が、第5環状溝部12の底ら出力通路26
が夫々スプールハウジング3の外周面に向って半径方向
に形成されている。更に第2環状溝9と第5環状溝12
は、絞り29を備えたフィードバック通路30で連通し
いる。
更に滑動孔4は、第1環状溝8と第2環状溝9との間に
おいては、他の範囲に比し縮径され、第2環状溝9の両
側には段差が設けられている。
なお、第4環状溝11及び供給通路27の第5環状溝1
2・出力通路26側は、小突起の凹欠部が形成されてい
る。
そして出力通路26は、絞り31を介して油圧作動部A
に、副出力通路28は、絞り31の下流側で出力通路2
6からの流路に、供給通路27はポンプPに、ドレン通
路23.24.25は油タンクTに夫々連通している。
スプール5においては、第1ランド部16は、他のラン
ド部より小径であり、第1環状溝部】7の両端面には、
面積差が存在する。
スプール5の後端面に形成されたばね挿着穴と蓋栓6の
内端面に形成されたばね挿着穴との間には圧縮コイルば
ね33が予圧をもって嵌装されている。
従って、第1実施例及び第2実施例において、蓋栓6は
、調節された所定のねじ込み位置に捩じ込まれており、
その結果、圧縮コイルばね33は、所定の予圧の初期ば
ね力が与えられ、スプール5は、圧縮コイルばね33の
予圧の初期ばね力により付勢変位され、その先端が常時
、弁棒47の右端に当接され、延いては弁棒47は、そ
の左端が第2ソレノイドハウジング44の円筒状突出部
43の中空穴49の底に向って付勢変位される。
その結果、ソレノイド42が励磁されていない場合は、
弁棒47の左端は、円筒状突出部43の中空孔底に当接
され1、プランジャ48の右端面は、第1ソレノイドハ
ウジング40のヨーク部40aと適宜の間隔をあけて対
向している。
第1図のスプール5及び弁棒47の上半分並びに第2図
のスプール5及び弁棒47の下半分は、ソレノイド42
が励磁されていない状態を示し、夫々の反対側半分は制
御信号による励磁電流がソレノイド42に印加されてい
る状態を示す。
上記の第1実施例の圧力制御電磁スプール弁においては
、第6環状溝13が第3ランド部20により第5環状溝
12と、第4ランド部22により第7環状溝】4と夫々
ソレノイド42の如何に拘らず常に遮断され、第2実施
例の圧力制御電磁スプール弁においては、第2環状溝9
が第1ランド部16により第1環状溝8と、第2ランド
部18により第3環状溝10と夫々ソレノイド42の如
何に拘らず常に遮断されている。即ち、フィードバック
通路30は、副出力通路28及びドレン通路25(23
)と常に遮断されている。
上記の圧力制御電磁スプール弁の作用について説明する
第1実施例の圧力制御電磁スプール弁においては、ソレ
ノイド42が励磁されていない状態では、蓋栓6の螺入
調節で調節設定された圧縮コイルばね33の初期ばね力
Fso(=kxo)がスプール5に作用し、スプール5
は、第1図で左行し、リニアソレノイド部2の弁棒47
の先端が中空穴49の底に当接するまで突出した最左端
位置になり、出力通路26、即ち第3環状溝10は、第
2ランド部18により第4環状溝11、即ち供給通路2
7と遮断されると共に、第1ランド部16により絞られ
た最大開度で第2環状溝9、即ちドレン通路24に連通
する。しかし、副出力通路28、即ち第5環状溝12は
、第2ランド部18により絞られた最大開度で第4環状
溝11、即ち供給通路27に連通ずる(第1図における
上半分状態)。
従って、油圧作動部Aには、ポンプPからの圧油が供給
されないで、油圧作動部Aからの油がドレン通路24を
介して油槽Tに流出し、油圧作動部Aの油圧は減小する
が、少なくとも副出力通路28からの所定量の圧油の供
給が油圧作動部Aへ続けられ、且つその圧油の出力通路
26、第3環状溝10、第1環状溝部17及び第2環状
溝9を介してドレン通路24への流出が絞り31により
絞られているので、油圧作動部Aの油圧は、所定の油圧
、最低使用圧に維持される。
外部の制御装置からの制御された励磁電流がソレノイド
42に印加されると、第1ソレノイドハウジング40、
第2ソレノイドハウジング44及びプランジャ48によ
り構成される磁力線回路が構成され、その励磁電流の大
きさに応じた大きさの吸引力Fmがヨーク40aとプラ
ンジャ48との間に働き、弁棒47は、スプール5を押
圧し、圧縮コイルばね33を圧縮する。
その結果、スプール5は、第1図で右行し、圧縮コイル
ばね26のばね力Fs(=k(xo十x))と励磁電流
の大きさに応じた大きさの吸引力Fmとが平衡するまで
、即ちXだけ変位する。
所定の励磁電流の大きさ(例えば0.2A)までの変位
では、圧力通路26、即ち第3環状溝10は、第2ラン
ド部18により第4環状溝11、即ち供給通路27と遮
断されたままで、副出力通路28、即ち第5環状溝12
と第4環状溝1】、即ち供給通路27との連通は、励磁
電流の大きさの増大に従って第2ランド部18により次
第に絞られ、所定の励磁電流の大きさ(例えば0.2 
A)では、遮断される。
従って、ポンプP、即ち供給通路27から出力通路26
、即ち油圧作動部Aへの圧油の供給は、次第に絞られ、
油圧作動部Aの油圧は、励磁電流の大きさの増大に従っ
て減小し、油圧作動部Aの油圧は、所定の励磁電流の大
きさ(例えば0.2 A)においては、零となる(第3
図(a)参照)。
所定の励磁電流の大きさ(例えば0.2 A)を超過す
る変位では、出力通路26、即ち第3環状溝10は、励
磁電流の大きさの増大に従って第1ランド部16により
第2環状溝9、即ちドレン通路24との連通が絞られ、
遂には遮断されると共に、第4環状溝11、即ち供給通
路27とは第2ランド部18により絞られて連通し、絞
りが拡って遂には全開状態で連通ずる。その際、副出力
通路28、即ち第5環状溝12は、第2ランド部18に
より第4環状溝11、即ち供給通路27と遮断される(
第1図における下半分状態)。
従って、励磁電流の大きさが所定の大きさ(例えば0,
2A)を超過して所定の大きさ(例えば0.8A)まで
増大するのに応じて、ポンプP、即ち供給通路27から
出力通路26、即ち油圧作動部Aへの圧油の供給は、次
第に増大すると共に、ドレン通路24からタンクTへの
圧油の流出は減少し、油圧作動部Aの油圧は、励磁電流
の大きさの増大に従って増大し、遂には最高圧となる(
第3図(a)参照)。
即ち、励磁電流が零の場合でも最低使用圧が確保され得
ると共に、油圧作動部Aに対し、零から最高圧までの作
動範囲の制御が可能となる。
その際の制御の作動範囲において、油圧作動部Aへ供給
される圧油が第3環状溝10からフィードバック通路3
0、絞り29及び第6環状溝13を介して第3環状溝部
21にも供給され、第3環状溝部21における両端面の
面積差ΔAにフィードバック圧pを乗じた油圧力p・Δ
Aがソレノイド42の吸引力Fmに抗して働く。
その結果、スプール5は、フィードバック油圧力p・Δ
Aと圧縮コイルばね33のばね力Fs(=k(xo十x
))との和とソレノイド42による吸引力Fmとが平衡
する位置になり、供給通路27、即ち第4環状溝11と
出力通路24、即ち第3環状溝】0との連通の絞りは、
ソレノイド42による吸引力Fm、即ち励磁電流の大き
さにより設定される上記の平衡位置に応じた開度となる
上記の作動範囲において、励磁電流の大きさで設定され
る絞りに応じた油圧作動部Aの油圧に変動が生じると、
フィードバック圧pが変動し、それによりスプール5が
変位して、第2ランド部18が、第4環状溝11と第3
環状溝10との連通関係を、即ち供給通路27と出力通
路26との連通関係を変動したり遮断したりして油圧の
変動を吸収して前記の設定される油圧を維持するように
フィードバック制御が行われる。
第2実施例の圧力制御電磁スプール弁においては、ソレ
ノイド42が励磁されていない状態では、蓋栓6の螺入
調節で調節設定された圧縮コイルばね33の初期ばね力
FSo(=kXO)がスプール5に作用し、スプール5
は、第1図で左行し、リニアソレノイド部2の弁棒47
の先端が中空穴49の底に当接するまで突出した最左端
位置になり、出力通路26、即ち第5環状溝】2は、第
3ランド部20により絞られた最大関度で第4環状溝1
1、即ち供給通路27に連通ずると共に、第4ランド部
22により第6環状溝13、即ちドレン通路24と遮断
される。又、副出力通路28、即ち第3環状溝10は、
第3ランド部20により第4環状溝】1、即ち供給通路
27と遮断されている(第2図における下半分状態)。
従って、ポンプPから供給通路27に供給される圧油は
、第4環状溝11、第3環状溝部21及び第5環状溝1
2を介して出力通路26へ、即ち油圧作動部Aへ供給さ
れ、ドレン通路24に流出することはないので、油圧作
動部Aの油圧Pは増大し、最高圧にとなる。
その際、油圧作動部Aへ供給される圧油が第5環状溝1
2からフィードバック通路30、絞り29及び第2環状
溝9を介して第1環状溝部17にも供給され、第1環状
溝部I7における両端面の面積差ΔAにフィードバック
圧pを乗じた油圧力p・ΔAが圧縮ばねのばね力FSO
に抗して働く。即ちFs、)−p・ΔAの力でスプール
5の先端が中空穴49の底に当接するまで押圧されるの
である。
外部の制御装置からの制御された励磁電流がソレノイド
42に印加されると、第1ソレノイドハウジング40、
第2ソレノイドハウジング44及びプランジャ48によ
り構成される磁力線回路が構成され、その励磁電流の大
きさに応じた大きさの吸引力Fmがヨーク40aとプラ
ンジャ48との間に働き、弁棒47は、スプール5を押
圧し、圧縮コイルばね33を圧縮する。
その結果、スプール5は、第2図で右行し、ソレノイド
42による吸引力Fmとフィードバック油圧力p・ΔA
との和と圧縮コイルばね26のばね力F s (= k
 (x o + x ))とが平衡する位置まで、即ち
Xだけ変位する。
所定の励磁電流の大きさ(例えば0,2A)までの変位
では、出力通路26、即ち第5環状溝12は、第4環状
溝11、即ち供給通路27と全開絞りのままであり、第
6環状溝13、即ちドレン通路24と遮断のままである
。なお、副出力通路28、即ち第3環状溝10と第4環
状溝11、即ち供給通路27との遮断も変らない。従っ
て、油圧作動部Aの油圧Pは最高圧のままである(第3
図(b)参照)。
所定の励磁電流の大きさ(例えば0.2 A)を超過す
る変位では、出力通路26、即ち第5環状溝12は、励
磁電流の大きさの増大に従って第3ランド部20により
第4環状溝11.即ち供給通路27との連通が絞られ、
遂には遮断されると共に、第6環状溝13、即ちドレン
通路24とは第4ランド部22により絞られて連通し、
絞りが拡がる。
従って、励磁電流の大きさが所定の大きさ(例えば0.
2 A)を超過して所定の大きさ(例えば0.8A)ま
で増大するのに応じて、ポンプP、即ち供給通路27か
ら出力通路26、即ち油圧作動部Aへの圧油の供給は、
次第に減少すると共に、ドレン通路24からタンクTへ
の圧油の流出は増大し、油圧作動部Aの油圧は、励磁電
流の大きさの増大に従って減少し、遂には零となる(第
3図(b)参照)。その間の作動範囲において、励磁電
流の大きさで設定される絞りに応じた油圧作動部Aの油
圧に変動が生じると、フィードバック圧pが変動し、そ
れによりスプール5が変位して、第2ランド部18が、
第4環状溝11と第3環状溝10との連通関係を、即ち
供給通路27と出力通路26との連通関係を変動したり
遮断したりして油圧の変動を吸収して前記の設定される
油圧を維持するようにフィードバック制御が行われる。
更に励磁電流の大きさが増大し、所定の大きさ(例えば
0.9 A)を超過する変位では、出力通路26、即ち
第5環状溝12の状態は変化しないが、副出力通路28
、即ち第3環状溝10は、第4環状溝11、即ち供給通
路27とは第3ランド部20により絞られて連通し、絞
りは拡り、励磁電流の大きさが所定の大きさ(例えば1
.OA)に達すると全開となる(第2図における上半分
状態)。
従って、励磁電流の大きさが所定の大きさ(例えば0.
9A)を超過して所定の大きさ(例えば1、OA)まで
増大するのに応じて、ポンプP、即ち供給通路27から
副出力通路28、即ち油圧作動部Aへの圧油の供給は、
次第に増大し、且つその圧油の出力通路26、第5環状
溝12、第3環状溝部21及び第6環状溝13を介して
ドレン通路24への流出が絞り3】により絞られている
ので、油圧作動部Aの油圧Pは、励磁電流の大きさの増
大に従って増大し、所定の油圧、最低使用圧に維持され
る(第3図(b)参照)。
即ち、油圧作動部Aに対し、零から最高圧までの作動範
囲の制御が可能であると共に、励磁電流が過剰状態のま
まになった場合にも、最低使用圧が確保され得る。
なお、第1実施例及び第2実施例の圧力制御電磁スプー
ル弁において、リニアソレノイドf12における軸線方
向変位部の呼吸作動及び往復動するスプール5の呼吸作
動による各流出入は、夫々第1環状溝8・第7環状溝1
4を介してドレン通路23゜25により行われる。
〔発明の効果] この発明の電磁油圧制御弁においては、例えばコイル断
線、制御装置や電磁電源の故障等の事故の発生により、
必要な励磁電流が流れなくなり、ソレノイドが励磁され
なくなってしまった場合、ソレノイドに過剰電流が流れ
たままになり、ソレノイドが最大に励磁されてしまった
ままの場合、供給通路と出力通路とが遮断されても、そ
の遮断時に副出力通路が供給通路と自動的に連通し、油
圧作動部への圧油の供給、即ち使用油圧が維持され、油
圧作動部の圧力制御に支障を来さない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1実施例における圧力制御電磁
スプール弁の断面正面図、 第2図は、この発明の第2実施例における圧力制御電磁
スプール弁の断面正面図、 第3図は、この発明の第1実施例及び第2実施例におけ
る圧力制御電磁スプール弁の特性線図、第4図及び第5
図は、従来の技術における圧力制御電磁スプール弁の断
面正面図である。 lニスプール弁部    2:リニアソレノイド部3ニ
スプールハウジング4:滑動孔 5ニスプール6:蓋栓
   7:大径孔部   8:第1環状溝9:第2環状
溝 IO:第3環状溝 11:第4環状溝12:第5環
状溝 13:第6環状溝 14:第7環状溝15:先端
小径部    16:第1ランド部17:第1環状溝部
   18:第2ランド部19:第2環状溝部   2
0:第3ランド部21:第3環状溝部   22:第4
ランド部23.24.25:ドレン通路26:出力通路
27:供給通路28:副出力通路29:絞り30:フィ
ードバック通路31:絞り  32:後端小径部 33
:圧縮コイルばね40:第1ソレノイドハウジング 4
0a:ヨーク部41:フランジ部42:ソレノイド43
9円筒状突比部44:第2ソレノイドハウジング 45
ニスリーブ46:転がり軸受  47:弁棒  48ニ
ブランジャ49:中空穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  圧油供給通路、ドレン通路並びに共通作動部に連通す
    る出力通路及び副出力通路が夫々連通する滑動孔が形成
    された弁本体と、滑動孔に軸線方向滑動自在に嵌挿され
    ており、圧油供給通路、ドレン通路、出力通路及び副出
    力通路に対応し、且つスプールの軸線方向位置により圧
    油供給通路を出力通路及び副出力通路に選択的に可変絞
    り開閉し、ドレン通路を出力通路に選択的に可変絞り開
    閉するように形成されたランド部を具備しているスプー
    ルと、副出力通路側の共通作動部への入力位置より上流
    側で出力通路側に設けられた絞りと、スプールを励磁電
    流の大きさに応じた変位量で変位させる電磁手段とから
    構成された圧力制御電磁スプール弁。
JP32578590A 1990-11-29 1990-11-29 圧力制御電磁スプール弁 Pending JPH04205009A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232182A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Denso Corp オイル制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007232182A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Denso Corp オイル制御装置
JP4710655B2 (ja) * 2006-03-03 2011-06-29 株式会社デンソー オイル制御装置

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