JPH04202103A - 有用植生保護育成用組成物 - Google Patents

有用植生保護育成用組成物

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JPH04202103A
JPH04202103A JP33020690A JP33020690A JPH04202103A JP H04202103 A JPH04202103 A JP H04202103A JP 33020690 A JP33020690 A JP 33020690A JP 33020690 A JP33020690 A JP 33020690A JP H04202103 A JPH04202103 A JP H04202103A
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JP
Japan
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vinegar
solution
vegetation
soil
brewed
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JP33020690A
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Suzuran Imaizumi
今泉 鈴蘭
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) この発明は芝草、稲麦、野菜、果樹、あるいは園芸作物
等の有用植生を育成する際に使用する水溶液組成物に関
するもので、土壌あるいは植生自体に撒布して使用する
ことにより、植生の耐病性の向上、土壌の活性化、虫害
、鳥害の防除が同時に達成され、しかも人畜無害で使用
しやすい単一の組成物を提供することがその目的である
地上の植生を支える表土層の土壌には、モグラ、ミミズ
のような大型のものからダニ、線虫のようなものまで、
各種の土壌動物のほか、コガネムシ、ハエなどの幼虫の
ような一時的土壌寄生者もきわめて多数生息する。また
、細菌、放線菌、糸状菌、藻類やアメーバのような土壌
微生物が、場合によりその生体重量が土壌量の数%にも
達するほど多量に生息していることもある。′そして、
これらの土壌に生存する小動物ないし微生物は、あるも
のは植生の細根を栄養源とし、あるものは小型の動物を
補食し、またあるものは動物の遺体を分解し、さらに他
のものは一般有機物の分解、窒素固定、脱窒などの化学
作用にあずかり、地上の植生とともにひとつの生態系を
形成している。これらの小動物ないし微生物は植生の育
成に有益なものと有害なものとがあるのは当然であるが
、単独で有害なものがつねに有害であるとは限らない。
他種のものとの共存下においては無害であったり、とき
には有益であったりする。活性のある土壌とはそれら多
種多様の生物がよくバランスを保った状態にある土壌を
いうのである。
さて、有用植生の育成には、肥効を目的として無機化学
肥料や堆肥その他の有機肥料が用いられ、また殺菌、殺
虫又は雑草の除去を目的として各種の農薬が使用されて
いる。また、有害物の吸着性に優れた活性炭、粉炭など
も使用されている。−方、近年、土壌の消毒や堆肥の醗
酵促進に有用であるとして木酢液もまた使用されるよう
になった。
植生に対して使用される木酢液は製炭の際の排ガスを冷
却して採取される粗製木酢液を静置した上澄み液で、精
製木酢液とよばれている。北海道立工業試験所の分析に
よれば、検体とした精製木酢液の性状並びに成分は第1
表の通りである。
第1表 精製木酢液には多種類の低分子有機化合物成分が含まれ
ていることは当然である。これらの成分のうち特にフェ
ノール類が土壌の消毒にあづかることは自明であるが、
どのような成分がどのような機作において堆肥の醗酵促
進に寄与するのかについては研究が進んでいない。ただ
希釈率200倍以下においては殺菌性のみが顕著であり
、それ以上の場合、特に有害菌に対して選択的に働くと
経験的に推定されているだけである。
一方、有用土壌菌の活性化には、土中にカルシウム、マ
グネシウムをはじめ各種のミネラル成分の存在が必要で
あることが古くから知られている。
ところで、近年、腐食花崗岩を抽出することにより、多
くのミネラル成分を含む強酸性のミネラル溶液が得られ
ることが知られ、市場に供給されている。この溶液のミ
ネラル分析値を第2表に掲げる。
第2表 砒素、鉛、カドミウム、水銀、クロームは検出されてい
ない。なお、溶液の比重=1.1〜1゜2、pH:0.
5〜1.0である。
そこで、この発明者はミネラルを補給して有用土壌微生
物を活性化することにより、有機肥料の肥効を高めるた
め、前記した精製木酢液にこのミネラル溶液を配合した
液を調製し、種々の濃度に希釈して土壌に撒布し、植生
の育成状態を観察したが、有機肥料の選択が難しくなる
だけで、予想したような効果を得ることができなかった
土壌に施用された有機肥料の肥効については、有機肥料
中の蛋白の窒素分が蛋白分解菌によりアミノ酸に分解さ
れ、このアミノ酸が無機のアンモニア態窒素に変化し、
植生の根の吸水に伴い、イオン状態において根の細胞膜
を透過し、導管をへて茎、葉、子実など植生全体に拡散
することによりその成長に利用されるというのがその機
作の定説である。
さて、植生の効果的育成には土壌の殺菌と施肥を併用す
ることが必要であるが、一般の殺菌剤は施肥前に撒布す
る必要があるのに対し、木酢液は有害菌を選択的に死滅
させるので、施肥後に木酢液を撒布するのが有効である
と言われている。
ここで、前記したようにミネラル溶液を配合した木酢液
の撒布による実験の不首尾につき考察してみると、ミネ
ラル溶液は非常な強酸性であり、また所要のミネラル量
も少量でよいと考えられるので、木酢液に対するミネラ
ル溶液の配合率は数%とし、従って、この混合溶液の撒
布は、単独に木酢液を使用する場合と同様、施肥後に行
い、しかも概して成績は不良であった。そこで、この発
明者は、この成績不良は、ミネラル溶液の成分が、有用
な蛋白分解菌を一時的に衰弱させたのではないかと判断
した。なぜならば、前記した混合溶液撒布直後には土壌
の酸度(pH)が低下するが、はぼ10日後には酸度が
回復するとともに、土壌は単独に木酢液を使用した場合
より一層活性化したからである。この蛋白分解菌の一時
的衰弱期において肥料の分解によるアミノ酸の供給が断
たれるため、植生の成長が遅れるのであるから、コスト
、アミノ酸のバランス、および使用の利便も考慮して外
部から必要なアミノ酸の供給が可能であればよい。
そこでこの発明者は醸造酢に着目した。醸造酢の主成分
は前記混合溶液の主剤である木酢液に含まれるのと同じ
く酢酸であり、そのほか多種のアミノ酸をかなり多量に
含んでいるからである。第3表は醸造酢の例である玄米
酢および米酢のアミノ酸分析表である。
第3表 この発明はこのような背景のもとに前記した目的を達成
するためになされたものである。
(発明の構成) すなわち、この発明にかかる有用植生保護育成用組成物
は、腐食花崗岩を抽出して得たpH0゜5〜1,0のミ
ネラル溶液と酢酸酸度4.2〜4゜5の醸造酢と、pH
3,6〜3,9の精製木酢液とからなるpH2,8〜3
.0の水溶液を含有してなり、この水溶液100部中の
組成割合は前記ミネラル溶液が4.0〜6.0部、醸造
酢が2゜5〜10部、残部が精製木酢液である。
醸造酢としては前記した玄米酢、米酢のような穀物酢の
ほか、リンゴ酢やブドウ酢のような果実酢であってもよ
い。精製木酢液の原料木材としては広葉樹が最良であり
、針葉樹の場合は精製の際テルペン類を除去すべきであ
る。
この組成物はこれを原液とし、水により通常250倍に
希釈して使用するのであるが、場合により200〜28
0倍に希釈しても有効である。土質によりカルシウム分
、マグネシウム分が不足する場合は、少量のカルシウム
塩、マグネシウム塩を添加した原液を希釈して使用する
のがよい。
この発明にかかる組成物の使用法につきさらに記載すれ
ば、たとえば芝草の保護育成の例として、ゴルフ場にお
いて、グリーンに対しては前記原液を水道水で250倍
に希釈したものを1耐あたりIA、月5〜6回撒布する
。ティーグランドに対しては同じ<In?あたり200
〜250m11月5〜6回、フェアウェイに対しては同
じく1耐あたり200〜250−1月2〜3回撒布する
。野菜等畑作や花弁栽培等園芸においては1耐あたり2
00〜250m1.月2〜3回が適当である。
この発明にかかる組成物を前記のように使用すれば、有
害土壌菌が顕著に減少すると同時に蛋白分解菌のような
有用微生物が非常に優勢になって土壌が活性化し、肥効
が強化される結果、植生の成長が促進されるとともに耐
病性が著しく強化され、また、リンゴ栽培においては、
原液を直接スポイトで少量付着させるだけで果実の腐ら
ん病が治癒する。また、蛾の成虫、幼虫は死滅すること
はないが、撒布した区域から放逐され、カラス等の害鳥
は臭いを嫌って退散し、撒布区域に寄りつかなくなる。
以下はこの発明にかかる組成物の一実施例である。
原液1001中 ミネラル溶液(+)Ho、9)  5.01玄米酢(酢
酸酸度4.3)   2.51精製木酢液(pH3,7
4)92.5A’炭酸カルシウム       20g 炭酸マグネシウム      10g (発明の効果) 前記したように、この発明にかかる組成物は大量の精製
木酢液とそれぞれ比較的少量の強酸性ミネラル溶液およ
び醸造酢を含有している。従ってこの組成物を所定濃度
に希釈して撒布すれば強酸性ミネラル溶液の無差別強力
な殺菌力が、精製木酢液の選択的殺菌特性を一時的に失
調させるため、肥効が一時的に低下し、そのため植生の
成長が阻害されるのであるが、この組成物には強酸性ミ
ネラル溶液とともに醸造酢が含まれており、従って、植
生はその一時期において、醸造酢に含まれるバランスの
とれた多種のアミノ酸を吸収することにより肥効の欠乏
から免れることができる。すなわち、共溶成分である醸
造酢により、強酸性ミネラル溶液の有害作用が補償され
るのである。そして一方、ミネラル溶液に含まれる多種
で豊富なミネラルが土壌に供給されることにより土壌の
活性が高まる結果、植生の成長が、精製木酢液を単独で
使用する場合よりも一層促進され、かつ耐病性も高まる
のである。
かくして、この発明によれば、植生の保護育成に対する
強酸性ミネラル溶液の欠点が矯正されると同時に利点が
利用され、またそれと同時に精製木酢液の利点は少しも
失われず、単一な組成物であるから使用に便利であり、
しかも各種の農薬と違って人畜無害であり、かつ虫害、
鳥害の防除にも有効な有用植生保護育成用組成物を提供
することができる。
特許出願人   今 泉 鈴 蘭

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 100容量部中、腐食花崗岩を抽出して得たpH0.5
    〜1.0の強酸性ミネラル溶液が4.0〜6.0部、酢
    酸酸度4.2〜4.5の醸造酢が2.5〜10部、残部
    がpH3.6〜3.9の精製木酢液からなるpH2.8
    〜3.0の水溶液を含有してなる有用植生保護育成用組
    成物。
JP33020690A 1990-11-30 1990-11-30 有用植生保護育成用組成物 Pending JPH04202103A (ja)

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JP33020690A JPH04202103A (ja) 1990-11-30 1990-11-30 有用植生保護育成用組成物

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ID=18230032

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07135865A (ja) * 1993-11-15 1995-05-30 Kumamoto Nouji Kaihatsu:Kk 海苔の養殖方法
CN115316390A (zh) * 2022-08-29 2022-11-11 宁波三江益农化学有限公司 氨基酸在制备驱鸟剂中的应用

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07135865A (ja) * 1993-11-15 1995-05-30 Kumamoto Nouji Kaihatsu:Kk 海苔の養殖方法
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