JP3585919B2 - 木酢液及び該木酢液の製造システム - Google Patents

木酢液及び該木酢液の製造システム Download PDF

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Description

本発明は、新規な木酢液の製造システム及び木酢液に関する。
木酢液は、木を燻すこと(乾留すること)によって得られ、炭窯における炭生産の副産物として、或いは、炭生産の副産物ではなく木酢液抽出プラントによって得られる木酢液原液から植物タールを分離して得られる。通常、炭生産の副産物としては、自然木100kgから5〜8リットル採れるが、木酢液抽出プラントによれば、50リットル可能であることから、木酢液生産には木酢液抽出プラントが用いられる。従来手段で得られる木酢液や植物タールは、土壌改良剤や防腐剤として使用されているものの、その分野は限られている。本発明者は、更に従来の木酢液に比べて機能が高い木酢液の開発と新規な利用分野の開拓に努めてきた。
特開平10−158660号公報 特許第163162号明細書
そこで、本発明は、従来の木酢液に比べて機能が高い木酢液の製造システム及び木酢液等を提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明は、下記の手段を講じた。即ち、
請求項1記載の木酢液の製造システムは、金属成分及び有機物成分を含む木酢液を木材を乾留して製造する木酢液の製造システムであって、乾留装置、第1冷却装置20及び第2冷却装置30を備え、
乾留装置10には、原料となる木材チップのチップ投入口11が設けられると共に、乾留装置10で発生するガスを導き出すガス導出部12が設けられ、且つ、前記乾留装置10の上端部には、第1ガス搬送管13が設けられ、また、前記乾留装置10の外周には冷却装置が配置され、該冷却装置に冷却水を供給する冷却水供給管16が付設されると共に温水取出口17が設けられ、
上記乾留装置10に隣接して第1冷却装置20が設けられると共に第1ガス搬送管13が第1冷却装置20の上部のガス受入部21に連結され、また、第1冷却装置20の下部には、第1木酢液受ホッパ22が設けられると共に、その下部には第1木酢液貯留槽23が設けられ、更に、第1木酢液貯留槽23の下部には、木酢液取出口24が連結されており、更に、第1冷却装置20には、ガス送出孔25を介して第2ガス搬送管26が設けられ、この第2ガス搬送管26の他端はガス受入部31を介して第2冷却装置30に連結され、
該第2冷却装置30には、第2木酢液受ホッパ32が設けられると共にその下部には第2木酢液貯留槽33が配置され、該第2木酢液貯留槽33の下部には木酢液取出口34が設けられ、また、第2冷却装置30の側部に設けられているガス送出部35には第2ガス搬送管36が連結され、
更に、該第2ガス搬送管36の他端は吸引ブロー40に連結され、吸引ブロー40には第3ガス搬送管41が設けられ、該第3ガス搬送管41には木質ガス貯め部42が設けられ、該木質ガス貯め部42には、木酢液取出口43及び木質ガス排出部44が設けられ、
上記冷却水供給管システムは、冷却水供給管により、冷却水供給部から第1冷却装置20、第2冷却装置30、乾留装置10及び温水取出口17をこの順で直列に連結しており、
上記装置において、チップ投入口11から乾留装置10に投入された木材チップは、700〜1300℃で乾留され、発生した木質ガスはガス導出部12を介して第1ガス搬送管13で第1冷却装置20に吸引されると共に発生した木質ガスは冷却され、凝縮した木酢液が第1木酢液貯留槽23で溜められ、
また、第1冷却装置20内の木質ガスは、ガス送出孔25及び第2ガス搬送管26を介して第2冷却装置30に送られ、木質ガスは、ここで更に冷却され、凝縮した木酢原液は第2木酢液貯留槽33に貯留され、更に、第2冷却装置30内の木質ガスは、ガス送出部35及び第2ガス搬送管36を介して吸引ブロー40により第3ガス搬送管41に送られ、木質ガス貯め部42に貯留され、この木質ガス貯め部42内のガスは木質ガス排出部44から排出されると共に、乾留装置10には、冷却水供給管16から冷却水を70リットル/分の量を供給し、また、温水取出口17から温水が連続して取り出せることを特徴とする。
請求項記載の木酢液は、原材料として、間伐材、バーグ、新築端材、製材くず、街路樹・公園の剪定枝、ダムの流木、及び、塔婆木質資材がチップ化され、該チップを原材料として、金属成分及び有機物成分を含む木酢液を木材を乾留して製造する木酢液の製造システムであって、乾留装置、第1冷却装置20及び第2冷却装置30を備え、乾留装置10には、原料となる木材チップのチップ投入口11が設けられると共に、乾留装置10で発生するガスを導き出すガス導出部12が設けられ、且つ、前記乾留装置10の上端部には、第1ガス搬送管13が設けられ、また、前記乾留装置10の外周には冷却装置が配置され、該冷却装置に冷却水を供給する冷却水供給管16が付設されると共に温水取出口17が設けられ、上記乾留装置10に隣接して第1冷却装置20が設けられると共に第1ガス搬送管13が第1冷却装置20の上部のガス受入部21に連結され、また、第1冷却装置20の下部には、第1木酢液受ホッパ22が設けられると共に、その下部には第1木酢液貯留槽23が設けられ、更に、第1木酢液貯留槽23の下部には、木酢液取出口24が連結されており、更に、第1冷却装置20には、ガス送出孔25を介して第2ガス搬送管26が設けられ、この第2ガス搬送管26の他端はガス受入部31を介して第2冷却装置30に連結され、該第2冷却装置30には、第2木酢液受ホッパ32が設けられると共にその下部には第2木酢液貯留槽33が配置され、該第2木酢液貯留槽33の下部には木酢液取出口34が設けられ、また、第2冷却装置30の側部に設けられているガス送出部35には第2ガス搬送管36が連結され、更に、該第2ガス搬送管36の他端は吸引ブロー40に連結され、吸引ブロー40には第3ガス搬送管41が設けられ、該第3ガス搬送管41には木質ガス貯め部42が設けられ、該木質ガス貯め部42には、木酢液取出口43及び木質ガス排出部44が設けられ、上記冷却水供給管システムは、冷却水供給管により、冷却水供給部から第1冷却装置20、第2冷却装置30、乾留装置10及び温水取出口17をこの順で直列に連結しており、上記装置において、チップ投入口11から乾留装置10に投入された木材チップは、700〜1300℃で乾留され、発生した木質ガスはガス導出部12を介して第1ガス搬送管13で第1冷却装置20に吸引されると共に発生した木質ガスは冷却され、凝縮した木酢液が第1木酢液貯留槽23で溜められ、また、第1冷却装置20内の木質ガスは、ガス送出孔25及び第2ガス搬送管26を介して第2冷却装置30に送られ、木質ガスは、ここで更に冷却され、凝縮した木酢原液は第2木酢液貯留槽33に貯留され、更に、第2冷却装置30内の木質ガスは、ガス送出部35及び第2ガス搬送管36を介して吸引ブロー40により第3ガス搬送管41に送られ、木質ガス貯め部42に貯留され、この木質ガス貯め部42内のガスは木質ガス排出部44から排出されると共に、乾留装置10には、冷却水供給管16から冷却水を70リットル/分の量を供給し、また、温水取出口17から温水が連続して取り出せる製造システムにより、製造時間が0.5t/時間のペースで、上記木酢液取出口24と上記木酢液取出口34の両方から合わせて得られる木酢液であって、金属成分として、Fe,Na,K,Ca,Zn,Mn,Si,及びMgを含有すると共に、有機物質として、酢酸、蟻酸、プロピオン酸、クエン酸を含有することを特徴とする。
請求項3記載の土壌浄化材は、請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする。
請求項4記載の殺菌剤は、請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする。
請求項5記載の脱臭材は、請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする。
請求項6記載の土壌改良材は、請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする。
請求項7記載の防虫材は、請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする。
請求項8記載の忌避剤は、請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする。
請求項9記載の水質改良材は、請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする。
請求項10記載の芝育成材は、請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする。
請求項11記載の入浴剤は、請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする。
請求項12記載の発芽・生育促進材は、請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする。
請求項13記載の養鶏・畜産飼料混入材は、請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする。
以上の説明から理解できるように、本発明は、天然物である未利用木材等を活用でき、木酢液及び木酢含有物を各種の有用な素材とすることができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
(製造システム)
本実施例は、原材料としては、間伐材、新築端材などを用いて、乾留ガス等を製造するシステム(循環バイオマスエネルギープラント)である。
(原材料)
原材料としては、間伐材、バーグ、新築端材、製材くず、街路樹・公園の剪定枝、ダムの流木、塔婆などを活用できる。不活用の木質資材をチップ化し、製造装置にはチップの形で投入する。本実施例においては、3t/6時間のペースで製造プラントを稼動する。
(製造装置)
上記システムについて、図1の概念図、及び、図2の乾留プラントの概略説明図を用いて説明する。本実施例に係るシステムは、大別して乾留装置10と第1冷却装置20と第2冷却装置30とからなる。乾留装置10には、原料となる木材チップのチップ投入口11が設けられると共に、乾留装置10で発生するガスを導き出すガス導出部12が設けられる。また、乾留装置10の上端部には、第1ガス搬送管13が設けられると共に、下部位置には炭取出口15が設けられる。
また、乾留装置10の外周には冷却装置(図外)が配置され、該冷却装置に冷却水を供給する冷却水供給管16が付設されると共に、温水取出口17が設けられる。上記乾留装置10に隣接して第1冷却装置20が設けられ、第1ガス搬送管13が第1冷却装置20の上部のガス受入部21に連結されている。また、第1冷却装置20の下部には、第1木酢液受ホッパ22が設けられると共に、その下部には第1木酢液貯留槽23が設けられ、更に、第1木酢液貯留槽23の下部には、木酢液取出口24が連結されている。
また、第1冷却装置20には、ガス送出孔25を介して第2ガス搬送管26が設けられ、この第2ガス搬送管26の他端はガス受入部31を介して第2冷却装置30に連結される。また、前記第2冷却装置30には、第2木酢液受ホッパ32が設けられると共に、その下部には第2木酢液貯留槽33が配置され、該第2木酢液貯留槽33の下部には木酢液取出口34が設けられる。また、第2冷却装置30の側部に設けられているガス送出部35には、第2ガス搬送管36が連結されている。
更に、前記第2ガス搬送管36の他端は吸引ブロー40に連結され、吸引ブロー40には、第3ガス搬送管41が設けられる。また、第3ガス搬送管41には木質ガス貯め部42が設けられ、該木質ガス貯め部42には、木酢液取出口43及び木質ガス排出部44が設けられる。また、図2には、乾留装置10に供給される冷却水供給管16及び温水取出口17のみ示されているが、第1冷却装置20及び第2冷却装置30にも冷却水供給管が設けられていることはいうまでもない。これらの冷却水供給管システムは、それぞれの装置を別個に冷却するのではなく、例えば、冷却水供給管を、冷却水供給部から第1冷却装置20、第2冷却装置30、乾留装置10及び温水取出口17をこの順で直列に連結することで、本システムの機能アップに繋げることができる。
上記装置において、チップ投入口11から乾留装置10に投入された木材チップは、700〜1300°Cで乾留され、木材乾留生成物(以下、「木質ガス」という)が発生する。該木質ガスはガス導出部12を介して第1ガス搬送管13で第1冷却装置20に吸引される。ここで、木質ガスは冷却され、凝縮した木酢原液が第1木酢液貯留槽23で溜められる。
また、第1冷却装置20内の木質ガスは、ガス送出孔25及び第2ガス搬送管26を介して第2冷却装置30に送られる。木質ガスは、ここで更に冷却され、凝縮した木酢原液は第2木酢液貯留槽33に貯留される。そして、更に第2冷却装置30内の木質ガスは、ガス送出部35及び第2ガス搬送管36を介して吸引ブロー40により第3ガス搬送管41に送られ、木質ガス貯め部42に貯留される。
この木質ガス貯め部42内のガスは木質ガス排出部44から排出される。この間、乾留装置10には、冷却水供給管16から冷却水が供給され、また、温水取出口17からは、45°Cの温水が毎時4200リットル取り出せる。
上記装置により得られる木酢原液を原料として製造されるメタノールは、クリーンエネルギーであり、低公害車の燃料とすれば、燃焼しても二酸化炭素を発生しない。この木酢原液を原料として製造される植物性タールは、害虫、ダニ、鳥、獣などの忌避剤として利用できる。また、木酢液自体は、後述するように、土壌・水質の汚染防止にも、利用でき、更に、後述するように、無農薬・無化学肥料栽培を実現可能とするから、地力農法を実現でき、品質の高い農産物が得られる。
木質ガスは、木酢液から製造されるメタノールと同様に、クリーンな木質バイオマスエネルギーとして活用できる。(実施例1で得られた木酢液の特性)実施例1で得られた木酢液の特性の定性定量分析結果を以下に示す。金属成分(ミネラル)は、表1の通り。
Figure 0003585919
上記表1は、IPC発光分析装置にて分析した。上記元素の外に、Al,Cu,Ni,Baを微量含有している。また、*印は肥料の3要素の1つ。いずれも表1の諸元素は植物の成長に欠かせない元素である。
有機物質の成分は、表2の通り。
Figure 0003585919
上記表2は、高速液体クロマトグラフ分析にて分析した。上記有機物質の外に、メタノールやフェノール類が検出された。溶解タール中に含まれるフェノール類はタンク内で醸成期間中に還元される。本発明者は、実施例1で得られた木酢液(以下、単に「木酢液」という)を用いて、利用実験した結果、以下の驚くべき効果を確認できた。
(殺菌効果)
なまものなどが、腐敗して発生するアンモニアに木酢液を散布すると、アンモニアは水とヘキサメチレンテトラミンが結晶としてできる。この物質が医薬品としてのウロトロピンであり、微量ではあるが殺菌力が強い。ウロトロピンが土中の有害な細菌の繁殖を抑えたり、葉柄に寄生する病原菌を死滅させる。
(脱臭効果)
木酢液は上記のように、アンモニアを分解して臭いを除去するが、木酢液成分の大半を占める酢酸もアンモニアを分解している。このように各種悪臭物質に対し中和反応を起こし、脱臭効果があることがわかる。尚、木酢液の「焦げ臭い」匂いは容易に空中に分離するので、周囲にある臭気を中和する。
(土壌改良効果)
木酢液は土中にある線虫などに有効であることが知られており、更にギ酸などの有機酸が相乗的に作用し、土壊を中和して微生物の生活環境を改善し土壌改良に有効である。また、汚染土壌中の一部の有書物質を分離・分解することも実験の結果確認されている。
(木酢液の利用分野)
木酢液の上記効果により、巾広い分野の利用が可能であるが、発明者が、実験により確認した分野に下記表3に示した分野がある。
Figure 0003585919
表3に示した区分・利用効果において、木酢液はメタノールの原料にもなるが、メタノールについて、詳述すれば下記の通りである。
(メタノールについて)
メタノールmethanolは、別名メチルアルコールCH4O,CH3OHと呼ばれ、1661年、R.ボイル(英)が、木材乾留の生成液である木酢液から中性の液体を得たが、この物質の組成は、1834年J.B.AデュマによってCH3OHであることが決定された。最も単純な構造をもつ、重要なアルコールであり、無色で特有の芳香を有する揮発性の液体で、可燃性である。
製法としては、木酢液を石灰で中和して蒸留すると、メチルアルコールとアセトンが留出し、酢酸はカルシウム塩として得られる。また、一酸化炭素と水素の混合ガスから、大規模に製造されている。二酸化炭素と水素からつくることも可能である。
(温水について)
温水は、小中学校の冷暖房に利用できるばかりでなく、熱供給源として、温室栽培、温水プール、地域暖房に活用ができる。この結果、地球のCO2削減にもつながるものである。また、このプラント自身の燃料としても利用できる。
(その他の効果)
本実施例1は、木は更新できる再生可能な資源であり、木質バイオマスエネルギーの供給源となるから、林業・林産業の地域活性化(職場の拡充)に役立つのみならず、活用再生で森林荒廃を救うこともできる。また、CO2を炭素として吸収・固定するから、地球環境の面からも優れた効果を有する。
(脱臭・防虫・殺菌)
実施例1で得られた木酢液は、防臭効果があることは実施例1で述べた通りである。そこで、更に、その活用態様について説明する。実施例1で得られた木酢液とは、木質原科(木材)が炭化する過程でできる有機酸を主体とした液体で、肥料要素、微量要素(ミネラル)など、200種類以上の成分を含んでいる(表1,2参照)。そして、同時に生成した「反応水」との相乗効果によって、病んだ土に生気を蘇らせ、嫌な匂いを消し病害虫を寄せ付けない、という計り知れない効果が実証されている。人体や作物へ弊害をもたらすことのない、人畜無害で安全な液体である。
上記の反応水〈木酢液の水〉とは、木材の熱分解によって生成した水を「反応水」という。これはクラスターの小さな水で生物組織への浸透性、吸収性の強い水である。このようにクラスターが小さいと、毛細管の中を通ってゆく速度が速いので吸収されやすくなる。その為、栄養分やミネラルが浸透して代謝を促進させ酵素を活性化させる働きがある。
生ものなどが腐敗して発生するアンモニアに、木酢液を散布すると、水とヘキサメチレンテトラミンが結晶としてできる。この物質は医薬品のウロトロピンであり、強い殺菌カがある。木酢液はアンモニアを分解して臭いを除去するが、これは成分の大半を占める酢酸が、アンモニアを分解するだけでなく、腐敗菌の活動を抑制し、発酵菌を優先させ悪臭を発するガスを、放出しないからである。
そこで、実施例2として、発明者が試みた各種の利用法を例示する。先ず、木酢液の50〜100倍液を鶏、豚、牛などの飼育舎内に散布すると防臭、殺菌効果があった。また、一番効果的な方法として、飼料に0.1〜1%混入することにより整腸作用、生育向上、歩止まり向上に効果があり、糞尿の臭いを抑える。更に、堆肥促進効果として、100〜200倍液を堆肥に散布し撹拌すると、通常完熟にかかる日数の半分以下で高品質の完熟堆肥になる。また、蹄叉腐乱には原液を患部に数回塗ると、治療効果があることがわかった。
(水質改良)
次に、実施例1で得られた木酢液を、水質改良システムとして用いる実施例について説明する。現在、世界中で潜在的な水供給源の喪失、水質悪化、地表・地下水源の汚染の問題点を免れている地域は、ほとんどないと指摘されている(地球サミットアジェンダ21の採択文書より)。日本においても、水道水における塩素の多用により、トリハロメタンの発生、富栄養化による赤潮、アオコの発生、汚泥の悪臭など生命の源である水が全国的な規模で、危機的な状況にある。
出願人会社では“環境は水の問題を避けては通れない”を主旨として“滅菌しても安心して飲める良好な水質”を探求してきた。そして、これを解決するのが実施例1で得られた木酢液で、人畜無害で環境にやさしい水質にすることができた。即ち、木酢液を水質改良に利用した場合の効果は、実験の結果、木酢液の還元作用として、抗菌作用で水道水中の塩素を還元し無害化することがわかった。また、ホルムアルデヒドホルマリンの有害性の排除と、刺激性刺激臭の除去に有効であることがわかった。
また、藍藻、苔、赤潮、アオコの防除と浄化に有効であることがわかった。また、皮膚についた黄色ブドウ球菌や毒素などの殺菌、消毒に有効であることがわかった。また、入浴剤として施用した場合に、皮膚からのセラミドなどの保湿成分が溶け出さずに、皮膚の乾燥を防ぐことがわかった。
更に、老人や子供の乾燥皮膚炎や慢性の湿疹などのかゆみや消炎にも効果があることがわかった。そして、上記皮膚疾患に対しては、使い続けることで肌が本来持っている自然治癒力を高めることもわかった。なお、本木酢液は、マウスを用いた急性経口毒性試験で安全性確認を行っている(財団法人日本食品分析センター)。
(ゴルフ場における芝育成)
次に、実施例1で得られた木酢液を、ゴルフ場における芝育成剤として用いる実施例について説明する。芝は成長するための必要な養分を、ほとんど土からとっているので、土づくりは芝生づくりの基礎といる。そういう意味では、士壌の養分環境を整え、その多成分の総合的な力と、それによる生物的(微生物)な相関効果によって、地力の向上をはかる芝育成剤として、実施例1に係る木酢液は最適である。
グリーンへの撒布には、100〜150倍液を用いる。更に濃い濃度であれば殺菌力が働き、薄くすると栄養の素として働き、土壌の微生物相と養分環境を整えて、地力を付けることができる。地力の向上により、病害虫の抑制だけでなく、根の活力を高め、生育を促進させ、雑草の防除に効果を発揮する(盛んに成長する芝をまめに刈り込めば、雑草は芝の成長に追いつけない。)。
また、木酢液に含まれるクラスターの小さい水である“反応水”(運動性能の高い活性水)によって、有効成分が早く溶け吸収をよくすることから、農薬の効果を飛躍的に(略倍)に高めることができる。更に、緑色の芝に、最も必要とされる生理代謝を活発にする効果もある。また、上記肥料効果の外に、土を温め、固まりを防ぎ、湿気を保つ。また、化学肥料にみられる、むらまきによる肥料やけの危険もない。そして、化学肥料や農薬による強制的な芝の管理ではなく、土壌と植物が本来持っている生命力を引き出し、活力を与え、生育を促進させ効果がある。
(アメリカシロヒトリ対策)
次に、実施例1で得られた木酢液を、アメリカシロヒトリ対策に用いる実施例5について説明する。アメリカシロヒトリは、大戦後アメリカ軍の占領物資と共に日本に侵入し、現在では、日本全土に見られる。成虫は5〜10日間の短い寿命の間に産卵する(葉の裏に数百〜千個以上の卵を産む)。幼虫は2〜3週間で成虫に羽化するが、その間、幼虫(毛虫)は、100種類(サクラ、プラタナス、カキ、モモ、ハナミズキ、クワなど)以上の街路樹や庭木などの葉を食害する。蛹(さなぎ)で越冬し、初夏の頃に羽化する。発生時期は6〜7月、8〜9月の年2回発生(高温多湿の夏などには年2回を越える発生もある)。最終齢になった幼虫は、樹の下に降りて、低木の根元などで蛹になる。
そこで木酢液による駆除のための施用法として、木酢液を50〜100倍に希釈し、葉を洗うように充分に葉面散布する。また、材木の幹や土に散布する。上記手段により、殺虫(蛹・毛虫)と忌避効果が得られ、冬眠・越冬を防除する。気温が高い夏には、毛虫の成育には好適であることから、早めの施用が望ましい。
(化粧材)
実施例1で得られた木酢液は人畜無害で不燃性であるばかりでなく、ニキビ・汗疹(あせも)・湿疹・わきがなどに効果があることがわかった。使用法としては、洗面器の水に、木酢液を2,3滴垂らして洗顔しますと、ニキビ・ふきでものの治療に効果がある。また、わきが・汗疹・混疹には、水に浸したガーゼか脱脂綿に2,3滴垂らして拭うと効果がある。
更に、入浴剤として毎晩、入浴前に2,3滴垂らすことで、血行を促し、疲労を和らげ、カラダの余分な角質を取り除き、ハリのあるみずみずしい素肌を保つことができる。また、湯船のお湯を清潔に保ち、浴室のカビやタイルの目地の汚れをきれいに落とすことができる。
また、脱臭・殺菌・防カビ・防腐の効果として、小さな容器にスポンジか脱脂綿を入れ、2,3滴だけ染み込ませて冷蔵庫などに置くと、脱臭・防腐の効果があり、生ゴミやトイレに散布すると、臭いを元から分解して脱臭する。その他、うがい・手洗いに、1,2滴垂らすと殺菌・消毒の効果があり、野菜・魚などを洗う時、または洗った後に、2,3滴垂らした水に浸すと、殺菌だけでなく鮮度も保つことがわかっている。更に、ガラス・鏡などに薄めて使用すると、クリーナーとしても効果がある。
(土壌浄化)
次に、実施例1で得られた木酢液を用いた土壌浄化について説明する。土壌浄化とは、狭義には汚染土壌中の有害物質を分離・分解することを指すが、広義には、汚染物質が周辺の土壌や地下水に拡散しないよう、除去や封じ込め処理を行うことも含まれる。従来、汚染土壌には、掘削・搬出、薬品による処理、電気による金属の分離、コンクリートやゴムシートによる汚染土壌全体の封じ込めなどの手段がとられている。土壌は一旦汚染されると、浄化しない限り、その影響が持続する特徴がある。こうしたことから、土壌汚染の環境問題に伴って、規制の強化など浄化の必要性は高まっている。
出願人は、人畜無害で、二次・三次汚染の心配がなく、現場での施用だけで行える低コスト(従来の50%以下)の土壌浄化改良技術を開発した。この技術は、実施例1の木酢液を用いた土壌浄化である。この技術は自然の摂理に則った土壌浄化・改良技術である。換言すれば、物理的な汚染土壌の撤去や、環境にさらに負荷(薬品)を与える、化学薬品による反応を利用した改良方法でもない、生活環境にやさしい浄化改良技術である。
その手段としては、実施例1で得られた木酢液の30倍を、対象とする土壌に散布するだけでよい。この手段によれば、ランニングコストは、従来の浄化システムの50〜60%減で済むばかりでなく、通常、施用期間も10日から1ヶ月と短期間ですむ。また、原位置処理による浄化改良施用なので、大掛かりな機材や装置を用意しないですみ、発生土壌の施用浄化後の有効再利用も可能である。何よりも、本手段によれば、汚染の拡撤を防止するだけでなく、浄化作用が土壌の自浄能力との相乗効果で持続されるという有利性がある。
(地力農法)
実施例1で得られた木酢液とは、木質原料(木材)が炭化する過程でできる液体である。人体や作物へ弊害をもたらすことのない無害で安全であるにもかかわらず、病んだ土壌に精気を蘇らせ、嫌な匂いを消し、病書虫を寄せ付けないという計り知れない効果がある。即ち、木酢液は、土壌病害を抑制して、土壌を蘇らせ、また、殺菌・防虫効果が高く、土壊病害を抑制する。適量の場合には微生物の活性化を促進し有機物の分解を早める。これによって土壊改良が進み、土が見違えるように若返える。連作の弊害も軽減し、農作物の発芽・生育を促進、生産量を増やすことができる。
また、木酢液には、多種類の有機化合物や金属成分が多く含まれていることから、農作物に適量を与えることにより、発芽・発根を促し活力を生むことができる。また、病害虫からの蘇生やその後の強幹作用・結実など生育状況を改善することができ、作物の質、収穫量ともに向上させることができる。
即ち、木酢液は、有機酸を主体とした液体で肥料要素・微量要素(ミネラル)など200種以上の成分を含んでいることから、希釈30〜50倍液を圃場に散布し攪拌し1週間経ってから定植・播種することにより、土壌消毒、殺菌及び除草効果がある。
また、木酢液は、発芽・生育促進効果がある。苗床に、灌注又は散布すると病気予防と発芽を促進する。更に、防虫効果もある。即ち、土中の幼虫に限り10〜50倍液を灌水すると防虫効果がある。蟻駆除の場合は、原液を適所に散布する。あぶら虫には、200〜500倍液の葉面散布、線虫には潅水で効果がある。
また、木酢液には、堆肥の発酵促進効果がある。即ち、木酢液の100〜200倍液を堆肥に散布し攪拌すると通常完熟にかかる日数の約半分で 完熟堆肥になる。また、ゴルフ場等の芝育成において、100〜150倍液を散布すると、植物寄生性のカビ菌を抑制し芝の育成に効果がある。また、飼料・栄養効果として、牛の場合、飼料の3%程度の原液を混ぜるとよい。また、鶏の場合にも飲み水に3%程度の原液を混ぜると卵の質が向上する。
また、木酢液には、悪臭防除効果がある。即ち、50〜100倍液を鶏、豚、牛などの飼育舎内に散布すると防臭、殺菌効果がある。更に、木酢液には、トイレ、し尿処理施設等の防臭、殺菌・生ゴミの脱臭効果がある。汲み取り式トイレは原液を散布すると、うじ虫駆除及び殺虫効果がある。し尿処理施設には原液を噴霧あるいは投入すると殺菌防臭効果がある。家庭のゴミにはその都度、50〜100倍液を散布するとよい。
(果菜・根菜・葉菜栽培)
次に、具体的な地力を考慮した農業への利用形態について具体的に説明する。果菜・根菜・葉菜の幼苗類の育成には、播種用の苗床が用いられるが、苗床の消毒・殺菌のために、木酢液30倍液6リットル/m2を撒水或いは潅水し、1週間後に播種する。また、種子の発芽・発根の促進のために、木酢液200〜300倍液に10分間浸し、水切り後播種する。育苗中においては、健苗育成・耐病性向上のために、菓菜類では木酢液800倍液を病気発生時に毎回散布する。また、根菜・葉菜類では、木酢液800倍液を月1〜2回散布する。
定植に当たっては、土壌消毒、土壌改良、連作障害回避及び除草を円滑に行うために、木酢液を土壌に施用することが最も有効であり、木酢液30倍液を2リットル/m2潅水し、耕起7日後以降すぐに定植する。この場合、堆肥と木酢液の混用は、肥料効率が良くなり好ましい。また、幼苗には、生育促進・制菌・防虫、及び長期収穫を可能するために、木酢液500〜800倍液1〜2リットル/m2を葉面散布もしくは潅水することが好ましい。
更に、生育中においては、成果物の品質向上・収量増加・食味・日持ちの向上を課題として、木酢液500〜800倍液1〜2リットル/m2を、月1〜2回葉面散布もしくは潅水する。更に、収穫後においては、越冬菌の駆除・霜害予防・土壌改良・連作障害回避を目的として、木酢液30倍液2リットル/m2を潅水し耕起する。
なお、上記栽培期間中において、病害虫が発生時した場合には、下記の施用法を採用すればよい。即ち、ウィルス性の病害では、木酢液原液を患部とその周辺に塗布するまた、細菌性・カビ病などでは、木酢液100〜200倍液を葉面散布と潅水する。(葉の表裏を丁寧に散布する。)また、あぶら虫・害虫・もぐら等の場合には木酢液200〜300倍液を葉面散布と潅水する。(葉の表裏を丁寧に散布してください)そして、3〜4日後に木酢液200〜300倍液を葉面散布する。
(水稲栽培)
次に、実施例1の木酢液を水稲栽培に適用した場合について説明する。先ず、苗床の消毒・殺菌については、木酢液30倍液6リットル/m2を灌水し1週間後に播種する。また、種子(籾)の発芽・発根を促進させるために、木酢液300〜500倍液に一晩浸し、水切り後播く。さらに、育苗に当たっては、健苗育成及び根の張りを良くし、移植後の活着・発育を良くするために、木酢液800倍液を4〜5日おきに、2回葉面散布する。
更に、田植に当たっては、土壌消毒・土壌改良、連作障害回避、除草及びイモチ病の防除に有効であり、これらの場合、土壌施用が最も有効であり、落水して出口を止め10アール辺り木酢液10倍液600リットルを取水口に流し込む。灌水時間は略一日がよい。落水は水が残っている程度で良く、万遍なく浸透させるとよい。幼苗に対しては、生育促進・制菌・防虫、及び、イモチ病の防除を課題として、木酢液500〜800倍液を1〜2リットル/m2を全面散布する。
生育中に当たっては、籾の品質向上・収量増加、及び、食味・日持ちの向上を課題として、木酢液500〜800倍液を1〜2リットル/m2を、幼穂形成期に葉面散布する。更に、収穫後の圃場に対しては、越冬菌の駆除・霜害予防及び土壌改良・連作障害回避を課題として、木酢液30倍液2リットル/m2を灌水する。なお、堆肥と木酢液の混用は肥料効率を向上させる。又、鳥害は容器に木酢液を入れてつるすと効果が得られる。
また、病害虫の発生時の施用法としては、ウィルス性の病害に対しては、木酢液原液を患部とその周辺の塗布する。また、細菌性、カビ病などに対しては、木酢液100〜200倍液を葉面(葉の表裏)散布する。更に、あぶら虫、害虫、及び、もぐらに対しては、木酢液の200〜300倍液を葉面(葉の表裏)散布する。これらの場合、3〜4日後に木酢液200〜300倍液を葉面散布することが好ましい。
(果樹類)
剪定の時期には、消毒・殺菌のために、木酢液原液を切り口に塗布する。同時に、土壌施用が最も有効であり、木酢液30倍液2リットル/m2を灌水し耕起する。この場合、土壌消毒・土壌改良、及び、地力向上・除草を課題として、堆肥との併用も可である。また、若葉の頃には、発芽・発根の促進、及び、樹勢活性化・耐病性向上のために、木酢液500〜800倍液を月2〜3回葉面散布する。成葉の頃には、発芽・発根の促進、及び、樹勢活性化・耐病性向上のために、木酢液300〜500倍液を月2〜3回葉面散布する。また、育成中には、品質向上・収量増加・肥大 糖度・食味・日持ちの向上のために、木酢液500〜800倍液を月2〜3回葉面散布する。
更に、収穫後においては、越冬菌の駆除・霜害予防 土壌改良・連作障害回避のために、木酢液30倍液を幹の周辺に3〜6リットル灌水する。また、ダニ、アブラ虫、アリなどの防除には、タールを幹に塗るのが有効である。又、鳥害には容器に入れ樹に吊るすとよい。また、樹勢活性化・制菌・防虫・殺菌には、木酢液300〜500倍液を月2〜3回丁寧に葉面散布し、幹の周りに木酢液30倍液3リットル灌水する。
(養鶏)
養鶏には、育雛時期には、弱酸性体質を維持するために、飼料中木酢液を0.1%混入する。また、栄養成長から生殖成長(75日齢あたり)の時期には、体質の中性化及び呼吸器系の病気予防飼料に、木酢液を0.3〜0.5%混入する。産卵開始からピーク時(生後200日位の間)においては、呼吸代謝を整え、体質の酸性化を防ぎ、中性体質を維持し、更に、抗生物質の使用を抑止し、卵をアルカリ化するために、飼料中に木酢液を0.5〜0.8%混入する。これを、2週間に1回、2日かけて与える。鶏舎には、微生物環境を整え、無投薬・脱臭を目的として、木酢液100〜200倍液を、200cc/m2散布する。
(畜産)
飼料としては、整腸・生育向上・歩止まり向上を課題として、木酢液を飼料の0.1〜1%混入する。加えすぎると臭いがきつくなり、家畜が嫌う恐れがある。蹄叉腐乱には、治療薬として、木酢液原液を患部に数回塗るとよい。また、畜舎には、脱臭効果・環境改善のために、木酢液100〜200倍液を散布する。
(堆肥)
堆肥としては、米ぬか・ワラ・油粕(大豆などの)に、握ると粉状にバラバラとこぼれて水分の少ない良い肥料にすること、及び、効果の持続性を実現するために、木酢液150〜200倍液を1トンに200リットル混入する。
(花弁・鉢物・緑果樹)
花弁・鉢物・緑果樹の苗床には、消毒・殺菌を目的として、木酢液30倍液を6リットル/m2を灌水し1週間後に播種する。種子には、発芽・発根の促進のために、木酢液200〜300倍液に10分間浸漬し、水切り後、播種する。育苗に当たっては、健苗育成・耐病性向上のために、木酢液500倍液を、2〜3回散布する。
更に、定植に当たっては、土壌消毒・土地改良 連作障害回避・除草のために、土壌施用として、木酢液30倍液2リットル/m2を灌水し、その後耕起こして7日後以降に定植する。堆肥と木酢液の混用は、肥料効率が良くなるから好ましく、肥料との併用も可能である。成苗・成株には、生育促進・制菌 防虫・品質向上のために、木酢液200〜500倍液を、月2〜3回散布する。なお、カーネーションについては、出蕾期近くは散布しないほうがよい。
収穫後の圃場には、越冬菌の駆除・霜害予防 土壌改良・連作障害回避を目的として、木酢液30倍液リットル/m2を灌水し、その後耕起する。鉢物については、鉢に入れる土に木酢液を混ぜ合わせ、10〜15日放置した後、鉢に土を戻すと大変良い効果が得られる。この際に炭を1%ぐらい混入すると、更に好適である。緑化樹については、常時、木酢液200〜300倍液を散布する。花ウメ・カエデ・フジなどは500〜800倍液で散布することが好適である。上記木酢液の散布・潅水は、菌根菌増殖・防虫害防除或いは、マツ枯れ防止の予防に効果がある。
本発明に係る実施例の概念図。 同実施例に用いる木酢液製造システムの概略縦断面図。
符号の説明
10・・・乾留装置 11・・・チップ投入口 13・・・第1ガス搬送管
14・・・炭取出口 17・・・温水取出口
20・・・第1冷却装置 23・・・第1木酢液貯留槽
24・・・木酢液取出口 26・・・第2ガス搬送管
30・・・第2冷却装置 33・・・第2木酢液貯留槽
34・・・木酢液取出口 36・・・第2ガス搬送管
40・・・吸引ブロー

Claims (13)

  1. 金属成分及び有機物成分を含む木酢液を木材を乾留して製造する木酢液の製造システムであって、乾留装置、第1冷却装置20及び第2冷却装置30を備え、
    乾留装置10には、原料となる木材チップのチップ投入口11が設けられると共に、乾留装置10で発生するガスを導き出すガス導出部12が設けられ、且つ、前記乾留装置10の上端部には、第1ガス搬送管13が設けられ、また、前記乾留装置10の外周には冷却装置が配置され、該冷却装置に冷却水を供給する冷却水供給管16が付設されると共に温水取出口17が設けられ、
    上記乾留装置10に隣接して第1冷却装置20が設けられると共に第1ガス搬送管13が第1冷却装置20の上部のガス受入部21に連結され、また、第1冷却装置20の下部には、第1木酢液受ホッパ22が設けられると共に、その下部には第1木酢液貯留槽23が設けられ、更に、第1木酢液貯留槽23の下部には、木酢液取出口24が連結されており、更に、第1冷却装置20には、ガス送出孔25を介して第2ガス搬送管26が設けられ、この第2ガス搬送管26の他端はガス受入部31を介して第2冷却装置30に連結され、
    該第2冷却装置30には、第2木酢液受ホッパ32が設けられると共にその下部には第2木酢液貯留槽33が配置され、該第2木酢液貯留槽33の下部には木酢液取出口34が設けられ、また、第2冷却装置30の側部に設けられているガス送出部35には第2ガス搬送管36が連結され、
    更に、該第2ガス搬送管36の他端は吸引ブロー40に連結され、吸引ブロー40には第3ガス搬送管41が設けられ、該第3ガス搬送管41には木質ガス貯め部42が設けられ、該木質ガス貯め部42には、木酢液取出口43及び木質ガス排出部44が設けられ、
    上記冷却水供給管システムは、冷却水供給管により、冷却水供給部から第1冷却装置20、第2冷却装置30、乾留装置10及び温水取出口17をこの順で直列に連結しており、
    上記装置において、チップ投入口11から乾留装置10に投入された木材チップは、700〜1300℃で乾留され、発生した木質ガスはガス導出部12を介して第1ガス搬送管13で第1冷却装置20に吸引されると共に発生した木質ガスは冷却され、凝縮した木酢液が第1木酢液貯留槽23で溜められ、
    また、第1冷却装置20内の木質ガスは、ガス送出孔25及び第2ガス搬送管26を介して第2冷却装置30に送られ、木質ガスは、ここで更に冷却され、凝縮した木酢原液は第2木酢液貯留槽33に貯留され、更に、第2冷却装置30内の木質ガスは、ガス送出部35及び第2ガス搬送管36を介して吸引ブロー40により第3ガス搬送管41に送られ、木質ガス貯め部42に貯留され、
    この木質ガス貯め部42内のガスは木質ガス排出部44から排出されると共に、乾留装置10には、冷却水供給管16から冷却水を70リットル/分の量を供給し、また、温水取出口17から温水が連続して取り出せることを特徴とする木酢液の製造システム。
  2. 原材料として、間伐材、バーグ、新築端材、製材くず、街路樹・公園の剪定枝、ダムの流木、及び、塔婆木質資材がチップ化され、該チップを原材料として、金属成分及び有機物成分を含む木酢液を木材を乾留して製造する木酢液の製造システムであって、乾留装置、第1冷却装置20及び第2冷却装置30を備え、乾留装置10には、原料となる木材チップのチップ投入口11が設けられると共に、乾留装置10で発生するガスを導き出すガス導出部12が設けられ、且つ、前記乾留装置10の上端部には、第1ガス搬送管13が設けられ、また、前記乾留装置10の外周には冷却装置が配置され、該冷却装置に冷却水を供給する冷却水供給管16が付設されると共に温水取出口17が設けられ、上記乾留装置10に隣接して第1冷却装置20が設けられると共に第1ガス搬送管13が第1冷却装置20の上部のガス受入部21に連結され、また、第1冷却装置20の下部には、第1木酢液受ホッパ22が設けられると共に、その下部には第1木酢液貯留槽23が設けられ、更に、第1木酢液貯留槽23の下部には、木酢液取出口24が連結されており、更に、第1冷却装置20には、ガス送出孔25を介して第2ガス搬送管26が設けられ、この第2ガス搬送管26の他端はガス受入部31を介して第2冷却装置30に連結され、該第2冷却装置30には、第2木酢液受ホッパ32が設けられると共にその下部には第2木酢液貯留槽33が配置され、該第2木酢液貯留槽33の下部には木酢液取出口34が設けられ、また、第2冷却装置30の側部に設けられているガス送出部35には第2ガス搬送管36が連結され、更に、該第2ガス搬送管36の他端は吸引ブロー40に連結され、吸引ブロー40には第3ガス搬送管41が設けられ、該第3ガス搬送管41には木質ガス貯め部42が設けられ、該木質ガス貯め部42には、木酢液取出口43及び木質ガス排出部44が設けられ、上記冷却水供給管システムは、冷却水供給管により、冷却水供給部から第1冷却装置20、第2冷却装置30、乾留装置10及び温水取出口17をこの順で直列に連結しており、上記装置において、チップ投入口11から乾留装置10に投入された木材チップは、700〜1300℃で乾留され、発生した木質ガスはガス導出部12を介して第1ガス搬送管13で第1冷却装置20に吸引されると共に発生した木質ガスは冷却され、凝縮した木酢液が第1木酢液貯留槽23で溜められ、また、第1冷却装置20内の木質ガスは、ガス送出孔25及び第2ガス搬送管26を介して第2冷却装置30に送られ、木質ガスは、ここで更に冷却され、凝縮した木酢原液は第2木酢液貯留槽33に貯留され、更に、第2冷却装置30内の木質ガスは、ガス送出部35及び第2ガス搬送管36を介して吸引ブロー40により第3ガス搬送管41に送られ、木質ガス貯め部42に貯留され、この木質ガス貯め部42内のガスは木質ガス排出部44から排出されると共に、乾留装置10には、冷却水供給管16から冷却水を70リットル/分の量を供給し、また、温水取出口17から温水が連続して取り出せる製造システムにより、製造時間が0.5t/時間のペースで、上記木酢液取出口24と上記木酢液取出口34の両方から合わせて得られる木酢液であって、金属成分として、Fe,Na,K,Ca,Zn,Mn,Si,及びMgを含有すると共に、有機物質として、酢酸、蟻酸、プロピオン酸、クエン酸を含有することを特徴とする木酢液。
  3. 請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする土壌浄化材。
  4. 請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする殺菌剤。
  5. 請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする脱臭材。
  6. 請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする土壌改良材。
  7. 請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする防虫材。
  8. 請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする忌避剤。
  9. 請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする水質改良材。
  10. 請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする芝育成材。
  11. 請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする入浴剤。
  12. 請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする発芽・生育促進材。
  13. 請求項2記載の木酢液を主成分とすることを特徴とする養鶏・畜産飼料混入材
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