JP2003138274A - 木酢液及び木酢液含有物 - Google Patents

木酢液及び木酢液含有物

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JP2003138274A JP2001339595A JP2001339595A JP2003138274A JP 2003138274 A JP2003138274 A JP 2003138274A JP 2001339595 A JP2001339595 A JP 2001339595A JP 2001339595 A JP2001339595 A JP 2001339595A JP 2003138274 A JP2003138274 A JP 2003138274A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の木酢液に比べて機能が高い木酢液の提
供、及び、その利用分野を拡大した新規な木酢液含有物
を提供する。 【解決手段】木酢液は、金属成分として、Fe100p
pm、Na80ppm、K70ppm、Ca20pp
m、Zn20ppm、Mn5ppm、Si2ppm、M
g1.2ppmを含有し、有機物質として、酢酸14.
48mg/ml、蟻酸8.37mg/ml、プロピオン
酸1.15mg/ml、クエン酸0.72mg/mlを
含有する。木酢液は、殺菌、脱臭又は土壌改良材として
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、新規な木酢液及び
木酢液含有物に関する。
【0002】
【従来の技術】木酢液は、木を燻すこと(乾留するこ
と)によって得られ、炭窯における炭生産の副産物とし
て、或いは、炭生産の副産物ではなく木酢液抽出プラン
トによって得られる木酢液原液から植物タールを分離し
て得られる。通常、炭生産の副産物としては、自然木1
00kgから5〜8リットル採れるが、木酢液抽出プラ
ントによれば、50リットル可能であることから、木酢
液生産には木酢液抽出プラントが用いられる。従来手段
で得られる木酢液や植物タールは、土壌改良剤や防腐剤
として使用されているものの、その分野は限られてい
る。本発明者は、更に従来の木酢液に比べて機能が高い
木酢液の開発と新規な利用分野の開拓に努めてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、従
来の木酢液に比べて機能が高い木酢液の提供すること、
及び、その利用分野を拡大した新規な木酢液含有物を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は、下記の手段を講じた。即ち、請求項1記
載の木酢液は、金属成分として、少なくとも、Fe,N
a,K,Ca,Zn,Mn,Si,及び/又はMgを含
有することを特徴とする。請求項2記載の木酢液は、請
求項1の手段において、Fe略100ppm、Na略8
0ppm、K略70ppm、Ca略20ppm、Zn略
20ppm、Mn略5ppm、Si略2ppm、Mg略
1.2ppmを含有することを特徴とする。
【0005】請求項3記載の木酢液は、有機物質とし
て、少なくとも、酢酸、蟻酸、プロピオン酸、クエン酸
を含有することを特徴とする。請求項4記載の木酢液
は、請求項3の手段において、有機物質として、酢酸を
略14.48mg/ml、蟻酸を略8.37mg/m
l、プロピオン酸を略1.15mg/ml、クエン酸を
略0.72mg/mlを含有することを特徴とする。
【0006】請求項5記載の木酢液含有物は、請求項1
〜4記載のいずれかの手段で得られた木酢液を、殺菌、
脱臭又は土壌改良材として用いることを特徴とする。
【0007】請求項6記載の木酢液含有物は、請求項1
〜4記載のいずれかの手段で得られた木酢液を、請求項
1〜4記載のいずれかの木酢液を、小動物・鳥獣の忌避
材として用いることを特徴とする。請求項7記載の木酢
液含有物は、請求項1〜4記載のいずれかの木酢液を、
線虫又は害虫の駆除剤として用いることを特徴とする。
【0008】請求項9記載の木酢液含有物は、請求項1
〜4記載のいずれかの手段で得られた木酢液を、土壌浄
化材として用いることを特徴とする。請求項10記載の
木酢液含有物は、請求項1〜4記載のいずれかの手段で
得られた木酢液を、無農薬又は無化学肥料の有機農業用
の農作物育成管理材として用いることを特徴とする。請
求項11記載の木酢液含有物は、請求項1〜4記載のい
ずれかの手段で得られた木酢液を、家畜育成管理材とし
て用いることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施例を説明す
る。
【実施例1】(製造システム)本実施例は、原材料とし
ては、間伐材、新築端材などを用いて、乾留ガス等を製
造するシステム(循環バイオマスエネルギープラント)
である。
【0010】(原材料)原材料としては、間伐材、バー
グ、新築端材、製材くず、街路樹・公園の剪定枝、ダム
の流木、塔婆などを活用できる。不活用の木質資材をチ
ップ化し、製造装置にはチップの形で投入する。本実施
例においては、3t/6時間のペースで製造プラントを
稼動する。
【0011】(製造装置)上記システムについて、図1
の概念図、及び、図2の乾留プラントの概略説明図を用
いて説明する。本実施例に係るシステムは、大別して乾
留装置10と第1冷却装置20と第2冷却装置30とか
らなる。乾留装置10には、原料となる木材チップのチ
ップ投入口11が設けられると共に、乾留装置10で発
生するガスを導き出すガス導出部12が設けられる。ま
た、乾留装置10の上端部には、第1ガス搬送管13が
設けられると共に、下部位置には炭取出口15が設けら
れる。
【0012】また、乾留装置10の外周には冷却装置
(図外)が配置され、該冷却装置に冷却水を供給する冷
却水供給管16が付設されると共に、温水取出口17が
設けられる。上記乾留装置10に隣接して第1冷却装置
20が設けられ、第1ガス搬送管13が第1冷却装置2
0の上部のガス受入部21に連結されている。また、第
1冷却装置20の下部には、第1木酢液受ホッパ22が
設けられると共に、その下部には第1木酢液貯留槽23
が設けられ、更に、第1木酢液貯留槽23の下部には、
木酢液取出口24が連結されている。
【0013】また、第1冷却装置20には、ガス送出孔
25を介して第2ガス搬送管26が設けられ、この第2
ガス搬送管26の他端はガス受入部31を介して第2冷
却装置30に連結される。また、前記第2冷却装置30
には、第2木酢液受ホッパ32が設けられると共に、そ
の下部には第2木酢液貯留槽33が配置され、該第2木
酢液貯留槽33の下部には木酢液取出口34が設けられ
る。また、第2冷却装置30の側部に設けられているガ
ス送出部35には、第2ガス搬送管36が連結されてい
る。
【0014】更に、前記第2ガス搬送管36の他端は吸
引ブロー40に連結され、吸引ブロー40には、第3ガ
ス搬送管41が設けられる。また、第3ガス搬送管41
には木質ガス貯め部42が設けられ、該木質ガス貯め部
42には、木酢液取出口43及び木質ガス排出部44が
設けられる。また、図2には、乾留装置10に供給され
る冷却水供給管16及び温水取出口17のみ示されてい
るが、第1冷却装置20及び第2冷却装置30にも冷却
水供給管が設けられていることはいうまでもない。これ
らの冷却水供給管システムは、それぞれの装置を別個に
冷却するのではなく、例えば、冷却水供給管を、冷却水
供給部から第1冷却装置20、第2冷却装置30、乾留
装置10及び温水取出口17をこの順で直列に連結する
ことで、本システムの機能アップに繋げることができ
る。
【0015】上記装置において、チップ投入口11から
乾留装置10に投入された木材チップは、700〜13
00℃で乾留され、木材乾留生成物(以下、「木質ガ
ス」という)が発生する。該木質ガスはガス導出部12
を介して第1ガス搬送管13で第1冷却装置20に吸引
される。ここで、木質ガスは冷却され、凝縮した木酢原
液が第1木酢液貯留槽23で溜められる。
【0016】また、第1冷却装置20内の木質ガスは、
ガス送出孔25及び第2ガス搬送管26を介して第2冷
却装置30に送られる。木質ガスは、ここで更に冷却さ
れ、凝縮した木酢原液は第2木酢液貯留槽33に貯留さ
れる。そして、更に第2冷却装置30内の木質ガスは、
ガス送出部35及び第2ガス搬送管36を介して吸引ブ
ロー40により第3ガス搬送管41に送られ、木質ガス
貯め部42に貯留される。
【0017】この木質ガス貯め部42内のガスは木質ガ
ス排出部44から排出され、乾留装置10の熱エネルギ
として利用される。この間、乾留装置10には、冷却水
供給管16から冷却水が供給され、また、温水取出口1
7からは、45℃の温水が毎時4200リットル取り出
せる。
【0018】上記装置により得られる木酢原液を原料と
して製造されるメタノールは、クリーンエネルギーであ
り、低公害車の燃料とすれば、燃焼しても二酸化炭素を
発生しない。この木酢原液を原料として製造される植物
性タールは、害虫、ダニ、鳥、獣などの忌避剤として利
用できる。また、木酢液自体は、後述するように、土壌
・水質の汚染防止にも、利用でき、更に、後述するよう
に、無農薬・無化学肥料栽培を実現可能とするから、地
力農法を実現でき、品質の高い農産物が得られる。
【0019】木質ガスは、木酢液から製造されるメタノ
ールと同様に、クリーンな木質バイオマスエネルギーと
して活用できる。(実施例1で得られた木酢液の特性)
実施例1で得られた木酢液の特性の定性定量分析結果を
以下に示す。金属成分(ミネラル)は、表1の通り。
【0020】
【表1】
【0021】上記表1は、IPC発光分析装置にて分析
した。上記元素の外に、Al,Cu,Ni,Baを微量
含有している。また、*印は肥料の3要素の1つ。いず
れも表1の諸元素は植物の成長に欠かせない元素であ
る。
【0022】有機物質の成分は、表2の通り。
【0023】
【表2】
【0024】上記表2は、高速液体クロマトグラフ分析
にて分析した。上記有機物質の外に、メタノールやフェ
ノール類が検出された。溶解タール中に含まれるフェノ
ール類はタンク内で醸成期間中に還元される。本発明者
は、実施例1で得られた木酢液(以下、単に「木酢液」
という)を用いて、利用実験した結果、以下の驚くべき
効果を確認できた。
【0025】(殺菌効果)なまものなどが、腐敗して発
生するアンモニアに木酢液を散布すると、アンモニアは
水とヘキサメチレンテトラミンが結晶としてできる。こ
の物質が医薬品としてのウロトロピンであり、微量では
あるが殺菌力が強い。ウロトロピンが土中の有害な細菌
の繁殖を抑えたり、葉柄に寄生する病原菌を死滅させ
る。
【0026】(脱臭効果)木酢液は上記のように、アン
モニアを分解して臭いを除去するが、木酢液成分の大半
を占める酢酸もアンモニアを分解している。このように
各種悪臭物質に対し中和反応を起こし、脱臭効果がある
ことがわかる。尚、木酢液の「焦げ臭い」匂いは容易に
空中に分離するので、周囲にある臭気を中和する。
【0027】(土壌改良効果)木酢液は土中にある線虫
などに有効であることが知られており、更にギ酸などの
有機酸が相乗的に作用し、土壊を中和して微生物の生活
環境を改善し土壌改良に有効である。また、汚染土壌中
の一部の有書物質を分離・分解することも実験の結果確
認されている。
【0028】(木酢液の利用分野)木酢液の上記効果に
より、巾広い分野の利用が可能であるが、発明者が、実
験により確認した分野に下記表3に示した分野がある。
【0029】
【表3】
【0030】表3に示した区分・利用効果において、木
酢液はメタノールの原料にもなるが、メタノールについ
て、詳述すれば下記の通りである。
【0031】(メタノールについて)メタノールmethan
olは、別名メチルアルコールCH4O,CH3OHと呼ば
れ、1661年、R.ボイル(英)が、木材乾留の生成
液である木酢液から中性の液体を得たが、この物質の組
成は、1834年J.B.AデュマによってCH3OH
であることが決定された。最も単純な構造をもつ、重要
なアルコールであり、無色で特有の芳香を有する揮発性
の液体で、可燃性である。
【0032】製法としては、木酢液を石灰で中和して蒸
留すると、メチルアルコールとアセトンが留出し、酢酸
はカルシウム塩として得られる。また、一酸化炭素と水
素の混合ガスから、大規模に製造されている。二酸化炭
素と水素からつくることも可能である。
【0033】(温水について)温水は、小中学校の冷暖
房に利用できるばかりでなく、熱供給源として、温室栽
培、温水プール、地域暖房に活用ができる。この結果、
地球のCO2削減にもつながるものである。また、この
プラント自身の燃料としても利用できる。
【0034】(その他の効果)本実施例1は、木は更新
できる再生可能な資源であり、木質バイオマスエネルギ
ーの供給源となるから、林業・林産業の地域活性化(職
場の拡充)に役立つのみならず、活用再生で森林荒廃を
救うこともできる。また、CO2を炭素として吸収・固
定するから、地球環境の面からも優れた効果を有する。
【0035】
【実施例2】(脱臭・防虫・殺菌)実施例1で得られた
木酢液は、防臭効果があることは実施例1で述べた通り
である。そこで、更に、その活用態様について説明す
る。実施例1で得られた木酢液とは、木質原科(木材)
が炭化する過程でできる有機酸を主体とした液体で、肥
料要素、微量要素(ミネラル)など、200種類以上の
成分を含んでいる(表1,2参照)。そして、同時に生
成した「反応水」との相乗効果によって、病んだ土に生
気を蘇らせ、嫌な匂いを消し病害虫を寄せ付けない、と
いう計り知れない効果が実証されている。人体や作物へ
弊害をもたらすことのない、人畜無害で安全な液体であ
る。
【0036】上記の反応水〈木酢液の水〉とは、木材の
熱分解によって生成した水を「反応水」という。これは
クラスターの小さな水で生物組織への浸透性、吸収性の
強い水である。このようにクラスターが小さいと、毛細
管の中を通ってゆく速度が速いので吸収されやすくな
る。その為、栄養分やミネラルが浸透して代謝を促進さ
せ酵素を活性化させる働きがある。
【0037】生ものなどが腐敗して発生するアンモニア
に、木酢液を散布すると、水とヘキサメチレンテトラミ
ンが結晶としてできる。この物質は医薬品のウロトロピ
ンであり、強い殺菌カがある。木酢液はアンモニアを分
解して臭いを除去するが、これは成分の大半を占める酢
酸が、アンモニアを分解するだけでなく、腐敗菌の活動
を抑制し、発酵菌を優先させ悪臭を発するガスを、放出
しないからである。
【0038】そこで、実施例2として、発明者が試みた
各種の利用法を例示する。先ず、木酢液の50〜100
倍液を鶏、豚、牛などの飼育舎内に散布すると防臭、殺
菌効果があった。また、一番効果的な方法として、飼料
に0.1〜1%混入することにより整腸作用、生育向
上、歩止まり向上に効果があり、糞尿の臭いを抑える。
更に、堆肥促進効果として、100〜200倍液を堆肥
に散布し撹拌すると、通常完熟にかかる日数の半分以下
で高品質の完熟堆肥になる。また、蹄叉腐乱には原液を
患部に数回塗ると、治療効果があることがわかった。
【0039】
【実施例3】(水質改良)次に、実施例1で得られた木
酢液を、水質改良システムとして用いる実施例について
説明する。現在、世界中で潜在的な水供給源の喪失、水
質悪化、地表・地下水源の汚染の問題点を免れている地
域は、ほとんどないと指摘されている(地球サミットア
ジェンダ21の採択文書より)。日本においても、水道
水における塩素の多用により、トリハロメタンの発生、
富栄養化による赤潮、アオコの発生、汚泥の悪臭など生
命の源である水が全国的な規模で、危機的な状況にあ
る。
【0040】出願人会社では“環境は水の問題を避けて
は通れない”を主旨として“滅菌しても安心して飲める
良好な水質”を探求してきた。そして、これを解決する
のが実施例1で得られた木酢液で、人畜無害で環境にや
さしい水質にすることができた。即ち、木酢液を水質改
良に利用した場合の効果は、実験の結果、木酢液の還元
作用として、抗菌作用で水道水中の塩素を還元し無害化
することがわかった。また、ホルムアルデヒドホルマリ
ンの有害性の排除と、刺激性刺激臭の除去に有効である
ことがわかった。
【0041】また、藍藻、苔、赤潮、アオコの防除と浄
化に有効であることがわかった。また、皮膚についた黄
色ブドウ球菌や毒素などの殺菌、消毒に有効であること
がわかった。また、入浴剤として施用した場合に、皮膚
からのセラミドなどの保湿成分が溶け出さずに、皮膚の
乾燥を防ぐことがわかった。
【0042】更に、老人や子供の乾燥皮膚炎や慢性の湿
疹などのかゆみや消炎にも効果があることがわかった。
そして、上記皮膚疾患に対しては、使い続けることで肌
が本来持っている自然治癒力を高めることもわかった。
なお、本木酢液は、マウスを用いた急性経口毒性試験で
安全性確認を行っている(財団法人日本食品分析センタ
ー)。
【0043】
【実施例4】(ゴルフ場における芝育成)次に、実施例
1で得られた木酢液を、ゴルフ場における芝育成剤とし
て用いる実施例について説明する。芝は成長するための
必要な養分を、ほとんど土からとっているので、土づく
りは芝生づくりの基礎といる。そういう意味では、士壌
の養分環境を整え、その多成分の総合的な力と、それに
よる生物的(微生物)な相関効果によって、地力の向上
をはかる芝育成剤として、実施例1に係る木酢液は最適
である。
【0044】グリーンへの撒布には、100〜150倍
液を用いる。更に濃い濃度であれば殺菌力が働き、薄く
すると栄養の素として働き、土壌の微生物相と養分環境
を整えて、地力を付けることができる。地力の向上によ
り、病害虫の抑制だけでなく、根の活力を高め、生育を
促進させ、雑草の防除に効果を発揮する(盛んに成長す
る芝をまめに刈り込めば、雑草は芝の成長に追いつけな
い。)。
【0045】また、木酢液に含まれるクラスターの小さ
い水である“反応水”(運動性能の高い活性水)によっ
て、有効成分が早く溶け吸収をよくすることから、農薬
の効果を飛躍的に(略倍)に高めることができる。更
に、緑色の芝に、最も必要とされる生理代謝を活発にす
る効果もある。また、上記肥料効果の外に、土を温め、
固まりを防ぎ、湿気を保つ。また、化学肥料にみられ
る、むらまきによる肥料やけの危険もない。そして、化
学肥料や農薬による強制的な芝の管理ではなく、土壌と
植物が本来持っている生命力を引き出し、活力を与え、
生育を促進させ効果がある。
【0046】
【実施例5】(アメリカシロヒトリ対策)次に、実施例
1で得られた木酢液を、アメリカシロヒトリ対策に用い
る実施例5について説明する。アメリカシロヒトリは、
大戦後アメリカ軍の占領物資と共に日本に侵入し、現在
では、日本全土に見られる。成虫は5〜10日間の短い
寿命の間に産卵する(葉の裏に数百〜千個以上の卵を産
む)。幼虫は2〜3週間で成虫に羽化するが、その間、
幼虫(毛虫)は、100種類(サクラ、プラタナス、カ
キ、モモ、ハナミズキ、クワなど)以上の街路樹や庭木
などの葉を食害する。蛹(さなぎ)で越冬し、初夏の頃
に羽化する。発生時期は6〜7月、8〜9月の年2回発
生(高温多湿の夏などには年2回を越える発生もあ
る)。最終齢になった幼虫は、樹の下に降りて、低木の
根元などで蛹になる。
【0047】そこで木酢液による駆除のための施用法と
して、木酢液を50〜100倍に希釈し、葉を洗うよう
に充分に葉面散布する。また、材木の幹や土に散布す
る。上記手段により、殺虫(蛹・毛虫)と忌避効果が得
られ、冬眠・越冬を防除する。気温が高い夏には、毛虫
の成育には好適であることから、早めの施用が望まし
い。
【0048】
【実施例6】(化粧材)実施例1で得られた木酢液は人
畜無害で不燃性であるばかりでなく、ニキビ・汗疹(あ
せも)・湿疹・わきがなどに効果があることがわかっ
た。使用法としては、洗面器の水に、木酢液を2,3滴
垂らして洗顔しますと、ニキビ・ふきでものの治療に効
果がある。また、わきが・汗疹・混疹には、水に浸した
ガーゼか脱脂綿に2,3滴垂らして拭うと効果がある。
【0049】更に、入浴剤として毎晩、入浴前に2,3
滴垂らすことで、血行を促し、疲労を和らげ、カラダの
余分な角質を取り除き、ハリのあるみずみずしい素肌を
保つことができる。また、湯船のお湯を清潔に保ち、浴
室のカビやタイルの目地の汚れをきれいに落とすことが
できる。
【0050】また、脱臭・殺菌・防カビ・防腐の効果と
して、小さな容器にスポンジか脱脂綿を入れ、2,3滴
だけ染み込ませて冷蔵庫などに置くと、脱臭・防腐の効
果があり、生ゴミやトイレに散布すると、臭いを元から
分解して脱臭する。その他、うがい・手洗いに、1,2
滴垂らすと殺菌・消毒の効果があり、野菜・魚などを洗
う時、または洗った後に、2,3滴垂らした水に浸す
と、殺菌だけでなく鮮度も保つことがわかっている。更
に、ガラス・鏡などに薄めて使用すると、クリーナーと
しても効果がある。
【0051】
【実施例7】(土壌浄化)次に、実施例1で得られた木
酢液を用いた土壌浄化について説明する。土壌浄化と
は、狭義には汚染土壌中の有害物質を分離・分解するこ
とを指すが、広義には、汚染物質が周辺の土壌や地下水
に拡散しないよう、除去や封じ込め処理を行うことも含
まれる。従来、汚染土壌には、掘削・搬出、薬品による
処理、電気による金属の分離、コンクリートやゴムシー
トによる汚染土壌全体の封じ込めなどの手段がとられて
いる。土壌は一旦汚染されると、浄化しない限り、その
影響が持続する特徴がある。こうしたことから、土壌汚
染の環境問題に伴って、規制の強化など浄化の必要性は
高まっている。
【0052】出願人は、人畜無害で、二次・三次汚染の
心配がなく、現場での施用だけで行える低コスト(従来
の50%以下)の土壌浄化改良技術を開発した。この技
術は、実施例1の木酢液を用いた土壌浄化である。この
技術は自然の摂理に則った土壌浄化・改良技術である。
換言すれば、物理的な汚染土壌の撤去や、環境にさらに
負荷(薬品)を与える、化学薬品による反応を利用した
改良方法でもない、生活環境にやさしい浄化改良技術で
ある。
【0053】その手段としては、実施例1で得られた木
酢液の30倍を、対象とする土壌に散布するだけでよ
い。この手段によれば、ランニングコストは、従来の浄
化システムの50〜60%減で済むばかりでなく、通
常、施用期間も10日から1ヶ月と短期間ですむ。ま
た、原位置処理による浄化改良施用なので、大掛かりな
機材や装置を用意しないですみ、発生土壌の施用浄化後
の有効再利用も可能である。何よりも、本手段によれ
ば、汚染の拡撤を防止するだけでなく、浄化作用が土壌
の自浄能力との相乗効果で持続されるという有利性があ
る。
【0054】
【実施例8】(地力農法)実施例1で得られた木酢液と
は、木質原料(木材)が炭化する過程でできる液体であ
る。人体や作物へ弊害をもたらすことのない無害で安全
であるにもかかわらず、病んだ土壌に精気を蘇らせ、嫌
な匂いを消し、病書虫を寄せ付けないという計り知れな
い効果がある。即ち、木酢液は、土壌病害を抑制して、
土壌を蘇らせ、また、殺菌・防虫効果が高く、土壊病害
を抑制する。適量の場合には微生物の活性化を促進し有
機物の分解を早める。これによって土壊改良が進み、土
が見違えるように若返える。連作の弊害も軽減し、農作
物の発芽・生育を促進、生産量を増やすことができる。
【0055】また、木酢液には、多種類の有機化合物や
金属成分が多く含まれていることから、農作物に適量を
与えることにより、発芽・発根を促し活力を生むことが
できる。また、病害虫からの蘇生やその後の強幹作用・
結実など生育状況を改善することができ、作物の質、収
穫量ともに向上させることができる。
【0056】即ち、木酢液は、有機酸を主体とした液体
で肥料要素・微量要素(ミネラル)など200種以上の
成分を含んでいることから、希釈30〜50倍液を圃場
に散布し攪拌し1週間経ってから定植・播種することに
より、土壌消毒、殺菌及び除草効果がある。
【0057】また、木酢液は、発芽・生育促進効果があ
る。苗床に、灌注又は散布すると病気予防と発芽を促進
する。更に、防虫効果もある。即ち、土中の幼虫に限り
10〜50倍液を灌水すると防虫効果がある。蟻駆除の
場合は、原液を適所に散布する。あぶら虫には、200
〜500倍液の葉面散布、線虫には潅水で効果がある。
【0058】また、木酢液には、堆肥の発酵促進効果が
ある。即ち、木酢液の100〜200倍液を堆肥に散布
し攪拌すると通常完熟にかかる日数の約半分で 完熟堆
肥になる。また、ゴルフ場等の芝育成において、100
〜150倍液を散布すると、植物寄生性のカビ菌を抑制
し芝の育成に効果がある。また、飼料・栄養効果とし
て、牛の場合、飼料の3%程度の原液を混ぜるとよい。
また、鶏の場合にも飲み水に3%程度の原液を混ぜると
卵の質が向上する。
【0059】また、木酢液には、悪臭防除効果がある。
即ち、50〜100倍液を鶏、豚、牛などの飼育舎内に
散布すると防臭、殺菌効果がある。更に、木酢液には、
トイレ、し尿処理施設等の防臭、殺菌・生ゴミの脱臭効
果がある。汲み取り式トイレは原液を散布すると、うじ
虫駆除及び殺虫効果がある。し尿処理施設には原液を噴
霧あるいは投入すると殺菌防臭効果がある。家庭のゴミ
にはその都度、50〜100倍液を散布するとよい。
【0060】(果菜・根菜・葉菜栽培)次に、具体的な
地力を考慮した農業への利用形態について具体的に説明
する。果菜・根菜・葉菜の幼苗類の育成には、播種用の
苗床が用いられるが、苗床の消毒・殺菌のために、木酢
液30倍液6リットル/m2を撒水或いは潅水し、1週
間後に播種する。また、種子の発芽・発根の促進のため
に、木酢液200〜300倍液に10分間浸し、水切り
後播種する。育苗中においては、健苗育成・耐病性向上
のために、菓菜類では木酢液800倍液を病気発生時に
毎回散布する。また、根菜・葉菜類では、木酢液800
倍液を月1〜2回散布する。
【0061】定植に当たっては、土壌消毒、土壌改良、
連作障害回避及び除草を円滑に行うために、木酢液を土
壌に施用することが最も有効であり、木酢液30倍液を
2リットル/m2潅水し、耕起7日後以降すぐに定植す
る。この場合、堆肥と木酢液の混用は、肥料効率が良く
なり好ましい。また、幼苗には、生育促進・制菌・防
虫、及び長期収穫を可能するために、木酢液500〜8
00倍液1〜2リットル/m2を葉面散布もしくは潅水
することが好ましい。
【0062】更に、生育中においては、成果物の品質向
上・収量増加・食味・日持ちの向上を課題として、木酢
液500〜800倍液1〜2リットル/m2を、月1〜
2回葉面散布もしくは潅水する。更に、収穫後において
は、越冬菌の駆除・霜害予防・土壌改良・連作障害回避
を目的として、木酢液30倍液2リットル/m2を潅水
し耕起する。
【0063】なお、上記栽培期間中において、病害虫が
発生時した場合には、下記の施用法を採用すればよい。
即ち、ウィルス性の病害では、木酢液原液を患部とその
周辺に塗布するまた、細菌性・カビ病などでは、木酢液
100〜200倍液を葉面散布と潅水する。(葉の表裏
を丁寧に散布する。)また、あぶら虫・害虫・もぐら等
の場合には木酢液200〜300倍液を葉面散布と潅水
する。(葉の表裏を丁寧に散布してください)そして、
3〜4日後に木酢液200〜300倍液を葉面散布す
る。
【0064】(水稲栽培)次に、実施例1の木酢液を水
稲栽培に適用した場合について説明する。先ず、苗床の
消毒・殺菌については、木酢液30倍液6リットル/m
2を灌水し1週間後に播種する。また、種子(籾)の発芽
・発根を促進させるために、木酢液300〜500倍液
に一晩浸し、水切り後播く。さらに、育苗に当たって
は、健苗育成及び根の張りを良くし、移植後の活着・発
育を良くするために、木酢液800倍液を4〜5日おき
に、2回葉面散布する。
【0065】更に、田植に当たっては、土壌消毒・土壌
改良、連作障害回避、除草及びイモチ病の防除に有効で
あり、これらの場合、土壌施用が最も有効であり、落水
して出口を止め10アール辺り木酢液10倍液600リ
ットルを取水口に流し込む。灌水時間は略一日がよい。
落水は水が残っている程度で良く、万遍なく浸透させる
とよい。幼苗に対しては、生育促進・制菌・防虫、及
び、イモチ病の防除を課題として、木酢液500〜80
0倍液を1〜2リットル/m2を全面散布する。
【0066】生育中に当たっては、籾の品質向上・収量
増加、及び、食味・日持ちの向上を課題として、木酢液
500〜800倍液を1〜2リットル/m2を、幼穂形
成期に葉面散布する。更に、収穫後の圃場に対しては、
越冬菌の駆除・霜害予防及び土壌改良・連作障害回避を
課題として、木酢液30倍液2リットル/m2を灌水す
る。なお、堆肥と木酢液の混用は肥料効率を向上させ
る。又、鳥害は容器に木酢液を入れてつるすと効果が得
られる。
【0067】また、病害虫の発生時の施用法としては、
ウィルス性の病害に対しては、木酢液原液を患部とその
周辺の塗布する。また、細菌性、カビ病などに対して
は、木酢液100〜200倍液を葉面(葉の表裏)散布
する。更に、あぶら虫、害虫、及び、もぐらに対して
は、木酢液の200〜300倍液を葉面(葉の表裏)散
布する。これらの場合、3〜4日後に木酢液200〜3
00倍液を葉面散布することが好ましい。
【0068】(果樹類)剪定の時期には、消毒・殺菌の
ために、木酢液原液を切り口に塗布する。同時に、土壌
施用が最も有効であり、木酢液30倍液2リットル/m
2を灌水し耕起する。この場合、土壌消毒・土壌改良、
及び、地力向上・除草を課題として、堆肥との併用も可
である。また、若葉の頃には、発芽・発根の促進、及
び、樹勢活性化・耐病性向上のために、木酢液500〜
800倍液を月2〜3回葉面散布する。成葉の頃には、
発芽・発根の促進、及び、樹勢活性化・耐病性向上のた
めに、木酢液300〜500倍液を月2〜3回葉面散布
する。また、育成中には、品質向上・収量増加・肥大
糖度・食味・日持ちの向上のために、木酢液500〜8
00倍液を月2〜3回葉面散布する。
【0069】更に、収穫後においては、越冬菌の駆除・
霜害予防 土壌改良・連作障害回避のために、木酢液3
0倍液を幹の周辺に3〜6リットル灌水する。また、ダ
ニ、アブラ虫、アリなどの防除には、タールを幹に塗る
のが有効である。又、鳥害には容器に入れ樹に吊るすと
よい。また、樹勢活性化・制菌・防虫・殺菌には、木酢
液300〜500倍液を月2〜3回丁寧に葉面散布し、
幹の周りに木酢液30倍液3リットル灌水する。
【0070】(養鶏)養鶏には、育雛時期には、弱酸性
体質を維持するために、飼料中木酢液を0.1%混入す
る。また、栄養成長から生殖成長(75日齢あたり)の
時期には、体質の中性化及び呼吸器系の病気予防飼料
に、木酢液を0.3〜0.5%混入する。産卵開始から
ピーク時(生後200日位の間)においては、呼吸代謝
を整え、体質の酸性化を防ぎ、中性体質を維持し、更
に、抗生物質の使用を抑止し、卵をアルカリ化するため
に、飼料中に木酢液を0.5〜0.8%混入する。これ
を、2週間に1回、2日かけて与える。鶏舎には、微生
物環境を整え、無投薬・脱臭を目的として、木酢液10
0〜200倍液を、200cc/m2散布する。
【0071】(畜産)飼料としては、整腸・生育向上・
歩止まり向上を課題として、木酢液を飼料の0.1〜1
%混入する。加えすぎると臭いがきつくなり、家畜が嫌
う恐れがある。蹄叉腐乱には、治療薬として、木酢液原
液を患部に数回塗るとよい。また、畜舎には、脱臭効果
・環境改善のために、木酢液100〜200倍液を散布
する。
【0072】(堆肥)堆肥としては、米ぬか・ワラ・油
粕(大豆などの)に、握ると粉状にバラバラとこぼれて
水分の少ない良い肥料にすること、及び、効果の持続性
を実現するために、木酢液150〜200倍液を1トン
に200リットル混入する。
【0073】(花弁・鉢物・緑果樹)花弁・鉢物・緑果
樹の苗床には、消毒・殺菌を目的として、木酢液30倍
液を6リットル/m2を灌水し1週間後に播種する。種
子には、発芽・発根の促進のために、木酢液200〜3
00倍液に10分間浸漬し、水切り後、播種する。育苗
に当たっては、健苗育成・耐病性向上のために、木酢液
500倍液を、2〜3回散布する。
【0074】更に、定植に当たっては、土壌消毒・土地
改良 連作障害回避・除草のために、土壌施用として、
木酢液30倍液2リットル/m2を灌水し、その後耕起
こして7日後以降に定植する。堆肥と木酢液の混用は、
肥料効率が良くなるから好ましく、肥料との併用も可能
である。成苗・成株には、生育促進・制菌 防虫・品質
向上のために、木酢液200〜500倍液を、月2〜3
回散布する。なお、カーネーションについては、出蕾期
近くは散布しないほうがよい。
【0075】収穫後の圃場には、越冬菌の駆除・霜害予
防 土壌改良・連作障害回避を目的として、木酢液30
倍液リットル/m2を灌水し、その後耕起する。鉢物に
ついては、鉢に入れる土に木酢液を混ぜ合わせ、10〜
15日放置した後、鉢に土を戻すと大変良い効果が得ら
れる。この際に炭を1%ぐらい混入すると、更に好適で
ある。緑化樹については、常時、木酢液200〜300
倍液を散布する。花ウメ・カエデ・フジなどは500〜
800倍液で散布することが好適である。上記木酢液の
散布・潅水は、菌根菌増殖・防虫害防除或いは、マツ枯
れ防止の予防に効果がある。
【0076】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明は、天然物である未利用木材等を活用でき、木酢液及
び木酢含有物を各種の有用な素材とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の概念図。
【図2】同実施例に用いる木酢液製造システムの概略縦
断面図
【符号の説明】
10・・・乾留装置 11・・・チップ
投入口 13・・・第1ガス搬送管 14・・・炭取出
口 17・・・温水取出口 20・・・第1冷却装置 23・・・第1木
酢液貯留槽 24・・・木酢液取出口 26・・・第2ガ
ス搬送管 30・・・第2冷却装置 33・・・第2木酢液貯留槽 34・・・木酢液
取出口 36・・・第2ガス搬送管 40・・・吸引ブ
ロー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属成分として、少なくとも、Fe,N
    a,K,Ca,Zn,Mn,Si,及び/又はMgを含
    有することを特徴とする木酢液。
  2. 【請求項2】請求項1の発明において、Fe略100p
    pm、Na略80ppm、K略70ppm、Ca略20
    ppm、Zn略20ppm、Mn略5ppm、Si略2
    ppm、Mg略1.2ppmを含有することを特徴とす
    る木酢液。
  3. 【請求項3】有機物質として、少なくとも、酢酸、蟻
    酸、プロピオン酸、クエン酸を含有することを特徴とす
    る木酢液。
  4. 【請求項4】請求項3の発明において、有機物質とし
    て、酢酸を略14.48mg/ml、蟻酸を略8.37
    mg/ml、プロピオン酸を略1.15mg/ml、ク
    エン酸を略0.72mg/mlを含有することを特徴と
    する木酢液。
  5. 【請求項5】請求項1〜4記載のいずれかの木酢液を、
    殺菌、殺虫、脱臭又は土壌改良材として用いることを特
    徴とする木酢液含有物。
  6. 【請求項6】請求項1〜4記載のいずれかの木酢液を、
    小動物・鳥獣の忌避材として用いることを特徴とする木
    酢液含有物。
  7. 【請求項7】請求項1〜4記載のいずれかの木酢液を、
    線虫又は害虫の駆除剤として用いることを特徴とする木
    酢液含有物。
  8. 【請求項8】請求項1〜4記載のいずれかの木酢液を水
    質浄化材として用いることを特徴とする木酢液含有物。
  9. 【請求項9】請求項1〜4記載のいずれかの木酢液を、
    土壌浄化材として用いることを特徴とする木酢液含有
    物。
  10. 【請求項10】請求項1〜4記載のいずれかの木酢液を
    無農薬又は無化学肥料の有機農業用の農作物育成管理材
    として用いることを特徴とする木酢液含有物。
  11. 【請求項11】請求項1〜4記載のいずれかの木酢液を
    家畜育成管理材として用いることを特徴とする木酢液含
    有物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009249364A (ja) * 2008-04-10 2009-10-29 Kumiai Chem Ind Co Ltd イネ用土壌病害防除剤
JP2013173108A (ja) * 2012-02-27 2013-09-05 Hokushin Sangyo Kk 油汚染土浄化工法
ES2674441A1 (es) * 2016-12-29 2018-06-29 José Carlos ENRIQUEZ COLMEIRO Composición repelente para aves

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