JPH0419955Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0419955Y2 JPH0419955Y2 JP1984105793U JP10579384U JPH0419955Y2 JP H0419955 Y2 JPH0419955 Y2 JP H0419955Y2 JP 1984105793 U JP1984105793 U JP 1984105793U JP 10579384 U JP10579384 U JP 10579384U JP H0419955 Y2 JPH0419955 Y2 JP H0419955Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positioning
- coil
- terminal
- terminal portion
- planar coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 101100008046 Caenorhabditis elegans cut-2 gene Proteins 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この考案は、例えば小型モーターに用いられ、
シート状絶縁層の両面に金属導体からなる微小コ
イルが形成された平面コイルに関する。
シート状絶縁層の両面に金属導体からなる微小コ
イルが形成された平面コイルに関する。
「従来の技術」
近年高い精度をもつたモーター用コイルが要求
されており、このモーター用コイルとして第1図
に示すように合成樹脂材のシート状絶縁層11上
にエツチング又はメツキ或はそれらの組み合せに
より金属導体の微小コイル12が形成された平面
コイルが用いられている。この例では絶縁層11
は円形とされ、中心孔13が開けられ、中心孔1
3の周囲に一面において渦巻状の微小コイル12
の8個が角等間隔で形成され、図に示してないが
これら8つのコイル12と絶縁層11を介して対
向して絶縁層11の他面にそれぞれコイルが形成
され、その対向するものがそれぞれ各コイルの中
心部14に形成されたスルーホールを通じて互に
接続され、また隣接するコイルがコイルの外縁で
接続され、その接続は絶縁層11の一面と他面と
で1コイルずらされ、全体として微小コイル12
は直列に接続されている。かつ隣接する微小コイ
ルの巻き方向が逆とされ、絶縁層11を介して対
向するコイルは同一巻き方向とされている。
されており、このモーター用コイルとして第1図
に示すように合成樹脂材のシート状絶縁層11上
にエツチング又はメツキ或はそれらの組み合せに
より金属導体の微小コイル12が形成された平面
コイルが用いられている。この例では絶縁層11
は円形とされ、中心孔13が開けられ、中心孔1
3の周囲に一面において渦巻状の微小コイル12
の8個が角等間隔で形成され、図に示してないが
これら8つのコイル12と絶縁層11を介して対
向して絶縁層11の他面にそれぞれコイルが形成
され、その対向するものがそれぞれ各コイルの中
心部14に形成されたスルーホールを通じて互に
接続され、また隣接するコイルがコイルの外縁で
接続され、その接続は絶縁層11の一面と他面と
で1コイルずらされ、全体として微小コイル12
は直列に接続されている。かつ隣接する微小コイ
ルの巻き方向が逆とされ、絶縁層11を介して対
向するコイルは同一巻き方向とされている。
コイル12の直列接続の両端位置において絶縁
層11と一体に外周縁の一部が突出延長されて端
子部15とされ、端子部15上に端子16,17
が形成され、端子16,17にコイル12の直列
接続の両端が接続されている。
層11と一体に外周縁の一部が突出延長されて端
子部15とされ、端子部15上に端子16,17
が形成され、端子16,17にコイル12の直列
接続の両端が接続されている。
この平面コイルを用いてモーターを組み立てる
とき、あるいは平面コイルを複数枚角度をずらし
て積層するとき、モーターの回転中心軸に対する
コイルの相対的位置も高い精度が要求される。
とき、あるいは平面コイルを複数枚角度をずらし
て積層するとき、モーターの回転中心軸に対する
コイルの相対的位置も高い精度が要求される。
従来、これらの要求を満たす為に、第2図に示
すように、絶縁層11のコイル12と対応して予
め決められた角度位置に突片18,19を一体に
突出させその突片18,19にパイロツトホール
21,22をあけたり、あるいは第3図に示すよ
うに端子部15自体を利用することが行なわれて
きた。
すように、絶縁層11のコイル12と対応して予
め決められた角度位置に突片18,19を一体に
突出させその突片18,19にパイロツトホール
21,22をあけたり、あるいは第3図に示すよ
うに端子部15自体を利用することが行なわれて
きた。
前者は高い位置及び角度精度をもつパイロツト
ホール21,22を有するコイルパターンを造
り、位置及び角度合せ用のピンを有する治具でピ
ンをパイロツトホール21,22に通して平面コ
イルを固定するものである。後者は平面コイルの
中心孔13に挿入した中心軸(図示せず)と端子
部15の両脇に相当する位置にピン23,24又
はガイドをもつ治具で平面コイルを固定するもの
である。
ホール21,22を有するコイルパターンを造
り、位置及び角度合せ用のピンを有する治具でピ
ンをパイロツトホール21,22に通して平面コ
イルを固定するものである。後者は平面コイルの
中心孔13に挿入した中心軸(図示せず)と端子
部15の両脇に相当する位置にピン23,24又
はガイドをもつ治具で平面コイルを固定するもの
である。
「考案が解決しようとする問題点」
上記の様な方法で平面コイルの位置決めを行つ
たとき、まずパイロツトホール21,22を設け
ることはパイロツトホール21,22を設けるの
に必要な面積の部分を平面コイルに付け加えなけ
ればならないので、モーターを小型化することの
障害となる。また、端子部15自体を利用して位
置決めを行う方法は、中心軸のほかに固定ガイド
又はピン23,24が端子部15の両側に2本必
要となる。さらに微小平面コイルでも、端子部1
5はある程度以上の大きさが必要である為、端子
部15の大きさが相対的に大きくなり、第4図に
示すように2枚の平面コイルを角度ずらして積層
するときに、端子部15,15′の一部が重なり、
ガイド又はピンを設けることが不可能となる。以
上の様に従来の位置合せ方法によるモーターの組
み立てではいくつかの難点が生じる。
たとき、まずパイロツトホール21,22を設け
ることはパイロツトホール21,22を設けるの
に必要な面積の部分を平面コイルに付け加えなけ
ればならないので、モーターを小型化することの
障害となる。また、端子部15自体を利用して位
置決めを行う方法は、中心軸のほかに固定ガイド
又はピン23,24が端子部15の両側に2本必
要となる。さらに微小平面コイルでも、端子部1
5はある程度以上の大きさが必要である為、端子
部15の大きさが相対的に大きくなり、第4図に
示すように2枚の平面コイルを角度ずらして積層
するときに、端子部15,15′の一部が重なり、
ガイド又はピンを設けることが不可能となる。以
上の様に従来の位置合せ方法によるモーターの組
み立てではいくつかの難点が生じる。
実開昭56−9842号公報に示すものと同様に、平
面コイルに位置決め孔を形成し、これにピンを挿
入して位置合せることも考えられるが、この場合
は精度よく位置合せするためにはピンと位置決め
孔とのはめ合いを高精度にする必要があり、位置
決め孔にピンを挿入する作業がやりにくいものと
なる。
面コイルに位置決め孔を形成し、これにピンを挿
入して位置合せることも考えられるが、この場合
は精度よく位置合せするためにはピンと位置決め
孔とのはめ合いを高精度にする必要があり、位置
決め孔にピンを挿入する作業がやりにくいものと
なる。
「問題点を解決するための手段」
この考案は、平面コイルの端子部の突出端縁に
位置決め用のV型切り込みを入れ、その切り込み
に位置合せ用のピンを係合させて高精度な組み立
てを可能とするものである。
位置決め用のV型切り込みを入れ、その切り込み
に位置合せ用のピンを係合させて高精度な組み立
てを可能とするものである。
「実施例」
第5図にこの考案の実施例を第1図と対応する
部分に同一符号を付けて示す。この考案において
は端子部に切り込み25が形成される。切り込み
25は例えば端子部15の突出端縁の中央部、つ
まり端子16,17の間において中心孔13に向
かう切り込み25が形成され、中心孔13に中心
軸(図示せず)を挿通した状態で、この切り込み
25に位置決め用ピンを係合させて平面コイルの
位置決めを可能にする。つまり位置決め用ピンを
1本にすることができる。また端子部15の両側
にピンを配する方法に比べて端子部15の大きさ
の制限が少なくなるという利点が得られる。更に
パイロツトホール21,22のためのように特別
な位置合わせ用の面積を必要としない為、小型の
コイルが得られる。
部分に同一符号を付けて示す。この考案において
は端子部に切り込み25が形成される。切り込み
25は例えば端子部15の突出端縁の中央部、つ
まり端子16,17の間において中心孔13に向
かう切り込み25が形成され、中心孔13に中心
軸(図示せず)を挿通した状態で、この切り込み
25に位置決め用ピンを係合させて平面コイルの
位置決めを可能にする。つまり位置決め用ピンを
1本にすることができる。また端子部15の両側
にピンを配する方法に比べて端子部15の大きさ
の制限が少なくなるという利点が得られる。更に
パイロツトホール21,22のためのように特別
な位置合わせ用の面積を必要としない為、小型の
コイルが得られる。
切り込み25の形状としては、V型、丸型など
が考えられるが、この中でV型が用いられる。こ
れは、V型切り込み25は第6図Aに示すように
ピン26と2点で接する為、切り込み25の形状
及び大きさの誤差に対してのずれが比較的小さく
なるからである。これに対し、例えば第6図Bに
示す様に切り込み25が丸型とされ、切り込み2
5がピン26よりも小さいとき、丸型切り込み2
5の誤差に対して平面コイルの位置ずれは大きく
なる。
が考えられるが、この中でV型が用いられる。こ
れは、V型切り込み25は第6図Aに示すように
ピン26と2点で接する為、切り込み25の形状
及び大きさの誤差に対してのずれが比較的小さく
なるからである。これに対し、例えば第6図Bに
示す様に切り込み25が丸型とされ、切り込み2
5がピン26よりも小さいとき、丸型切り込み2
5の誤差に対して平面コイルの位置ずれは大きく
なる。
V型切り込み25の形状としては、加工の容易
さ及び位置ずれをおこしにくいことを考え合せる
と、第7図に示すようにVの角度θが60°〜120°、
さらに90°±5°であることが好ましい。また円形
ピン26がV型切り込み25で接する条件とし
て、第7図に示すようにピン26の半径γ、切り
込み25の深さをd、としたとき、 d tanθ/2≧γcosθ/2 が満たされることが必要である。
さ及び位置ずれをおこしにくいことを考え合せる
と、第7図に示すようにVの角度θが60°〜120°、
さらに90°±5°であることが好ましい。また円形
ピン26がV型切り込み25で接する条件とし
て、第7図に示すようにピン26の半径γ、切り
込み25の深さをd、としたとき、 d tanθ/2≧γcosθ/2 が満たされることが必要である。
「考案の効果」
以上述べたようにこの考案の平面コイルは、端
子部にV型切り込みを有する為、特別な位置合わ
せ用の面積を必要とせず、かつ組み立て時の位置
決めを高精度かつ容易に行なうことが可能であ
る。
子部にV型切り込みを有する為、特別な位置合わ
せ用の面積を必要とせず、かつ組み立て時の位置
決めを高精度かつ容易に行なうことが可能であ
る。
第1図は平面コイルを示す平面図、第2図は位
置決め用パイロツトホールを有する従来の平面コ
イルの平面図、第3図は中心軸と端子の両側に位
置決め用ピンを用いて組み立てる従来の平面コイ
ルとそのピンを示す平面図、第4図は相対的に端
子部が大きい場合従来のピンを用いて角度をずら
して積層する事が不可能であることを示す平面
図、第5図はこの考案の切り込みを端子部に有す
る平面コイルの一例を示す平面図、第6図AはV
型切り込みとその内部に接する円形のピンを示
し、Bは丸型切り込み及びピンがずれた場合の位
置合せの誤差を示す平面図、第7図はV型切り込
みとその内部に接する円形のピンとの関係を示す
平面図である。 11……シート状絶縁層、12……微小コイ
ル、13……中心孔、15……端子部、16,1
7……端子、25……端子部に加えられた切り込
み、26……位置決め用ピン。
置決め用パイロツトホールを有する従来の平面コ
イルの平面図、第3図は中心軸と端子の両側に位
置決め用ピンを用いて組み立てる従来の平面コイ
ルとそのピンを示す平面図、第4図は相対的に端
子部が大きい場合従来のピンを用いて角度をずら
して積層する事が不可能であることを示す平面
図、第5図はこの考案の切り込みを端子部に有す
る平面コイルの一例を示す平面図、第6図AはV
型切り込みとその内部に接する円形のピンを示
し、Bは丸型切り込み及びピンがずれた場合の位
置合せの誤差を示す平面図、第7図はV型切り込
みとその内部に接する円形のピンとの関係を示す
平面図である。 11……シート状絶縁層、12……微小コイ
ル、13……中心孔、15……端子部、16,1
7……端子、25……端子部に加えられた切り込
み、26……位置決め用ピン。
Claims (1)
- シート状絶縁層をはさんでその両側に金属導体
からなる微小コイルが形成された平面コイルにお
いて、上記絶縁層と一体に端子部が突出延長さ
れ、その端子部上に上記微小コイルと接続された
端子が形成され、その端子部の突出端縁に位置合
せ用のV型切り込みが形成されてなる平面コイ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10579384U JPS6122163U (ja) | 1984-07-11 | 1984-07-11 | 平面コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10579384U JPS6122163U (ja) | 1984-07-11 | 1984-07-11 | 平面コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6122163U JPS6122163U (ja) | 1986-02-08 |
JPH0419955Y2 true JPH0419955Y2 (ja) | 1992-05-07 |
Family
ID=30665099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10579384U Granted JPS6122163U (ja) | 1984-07-11 | 1984-07-11 | 平面コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6122163U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0372202U (ja) * | 1989-11-10 | 1991-07-22 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS569842B2 (ja) * | 1976-05-31 | 1981-03-04 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS569842U (ja) * | 1979-07-02 | 1981-01-28 |
-
1984
- 1984-07-11 JP JP10579384U patent/JPS6122163U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS569842B2 (ja) * | 1976-05-31 | 1981-03-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6122163U (ja) | 1986-02-08 |
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