JPH0419951Y2 - - Google Patents

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JPH0419951Y2
JPH0419951Y2 JP18415285U JP18415285U JPH0419951Y2 JP H0419951 Y2 JPH0419951 Y2 JP H0419951Y2 JP 18415285 U JP18415285 U JP 18415285U JP 18415285 U JP18415285 U JP 18415285U JP H0419951 Y2 JPH0419951 Y2 JP H0419951Y2
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JP
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line
ground
noise
chiyoke
coil
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JP18415285U
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JPS6293812U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、AC電源と電子機器との間に挿入し
て、電源系から侵入するノイズを低減させるライ
ンフイルタに関する。
(従来の技術) 第3図は従来一般に多用されているラインフイ
ルタの接続図である。このラインフイルタは、
AC電源ラインにそれぞれ挿入されたチヨークコ
イルL1,L2、このチヨークコイルL1,L2の入力
側であつて、電源ライン間に接続したコンデンサ
C1、チヨークコイルL1,L2の出力側であつて、
各電源ラインと接地ライン間に接続したコンデン
サC2,C3で構成されており、電子機器の電源か
らの入口に設けられる。
大地と電源入力間にノイズ干渉が生じると、ノ
イズ源NSからのエネルギーは、実線矢印に示す
ように、電源ラインlAC→機器→接地ラインlGの経
路で伝搬する。ここで、ラインフイルタの働き
は、チヨークコイルL1,L2でノイズのエネルギ
ーを抑制し、コンデンサC2,C3でノイズ電流を
接地ラインに逃し、機器内部へノイズが侵入する
のを防いでいる。この動作を保証するため、接地
ラインlGは、低インピーダンスで大地に接地され
ることが重要となる。
このように、従来のラインフイルタは、電源ラ
インからのノイズ伝搬には有効であるが、実際に
機器が使われる環境では、接地ラインを理想的に
接地できるとは限らない。
接地ラインlGが理想的に接地できないと、この
接地ラインlGがノイズ源NSと干渉し、接地ライ
ンから機器にノイズが侵入する場合がある。第4
図はこの場合の動作説明図である。電源ライン
lACからのノイズエネルギーは、ラインフイルタ
のチヨークコイルL1,L2により抑えられるが、
接地ラインlGは直接機器と接続されるため、ノイ
ズ電流Inは大きな値となる。即ち、ノイズ電流In
は接地ラインlGから侵入し、機器ケース及び内部
電子回路を迷走し、大地との浮遊容量CS4を通し
て大地へ抜ける。この迷走電流により、内部電子
回路が誤動作する。
このような問題に対し、第5図に示すようなラ
インフイルタが提案されている。このラインフイ
ルタでは、接地ラインlGにもチヨークコイルL3
挿入したもので、これによつて接地ラインlGを経
由するノイズ電流Inを抑制し、内部回路への影響
を軽減するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような構成のラインフイル
タでは、電源ラインlACにノイズが重畳した時は、
第6図に示すようにノイズ電流Inが流れることと
なる。即ち、ノイズ源NSから、浮遊容量CS1
CS2を通して電源ラインlACに侵入したノイズ電流
は、チヨークコイルL1,L2で抑制されるものの、
チヨークコイルL3が接地ラインlGに存在するた
め、この接地ラインlG経由で大地にぬけることな
く、浮遊容量CS4を通して大地へ落ちる。この間
に、機器ケース及び内部回路をノイズ電流が迷走
することになり、第3図に示すノイズフイルタに
比べるとその特性が低下する問題点がある。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、電源ラインからのノイズ侵入
は勿論、接地ラインからのノイズ侵入に対して
も、ノイズ電流を有効に抑制することのできるラ
インフイルタを実現することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記した問題点を解決する本考案は、電源ライ
ン、接地ラインにそれぞれ同一コアに同一回数巻
回したコモンモードチヨークコイルを挿入接続す
るとともに、前記電源ラインに挿入接続したコモ
ンモードチヨークコイルの後段にそれぞれ更に別
のチヨークコイルを挿入接続し、このチヨークコ
イルの各出力端と、前記接地ラインに挿入接続し
たコモンモードチヨークコイルの出力端間にそれ
ぞれコンデンサを接続して構成されることを特徴
とするものである。
(実施例) 以下図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明
する。
第1図及び第2図はいずれも本考案のラインフ
イルタの接続図で、動作を説明するための図も兼
用している。
本考案のラインフイルタは、電源ラインlAC
び接地ラインlGに、それぞれ同一コアに、同一回
数巻回したコモンモードチヨークコイルL41
L42,L43をそれぞれ挿入接続し、電源ラインlAC
には、更に各コモンモードチヨークコイルL41
L42の後段に別のチヨークコイルL1,L2を接続し
たものである。又、電源ラインに挿入接続したチ
ヨークコイルL1,L2の各出力端と、接地ラインlG
に挿入接続したコモンモードチヨークコイルL43
の出力端間にそれぞれコンデンサC3,C2を接続
したものである。
尚、第1図、第2図において、破線で示した
CS1,CS2,CS3は電源ラインlAC、接地ラインlGとノ
イズ源NSとの間に存在する浮遊容量で、静電結
合によるノイズ干渉の場合を例示する。又、CS4
は機器と大地の間に存在する浮遊容量を示してお
り、内部回路と大地間、機器ケースと大地間等の
浮遊容量を総合したものである。
このように構成した本考案のラインフイルタの
動作を説明すれば、以下の通りである。
第1図は電源ラインlAC、接地ラインlGにノイズ
が重畳した場合を図示したものである。接地ライ
ンlG経由のノイズ電流Inは、コモンモードチヨー
クコイルL43で、その値を抑制され、浮遊容量CS4
を通して大地へ落ちる。この場合の内部回路への
ノイズの影響度は、第5図のものと同等で、第4
図のものより優れている。
第2図は接地ラインlGが低インピーダンスで大
地に接地されており、電源ラインlACにのみノイ
ズが侵入した場合を図示したものである。
ノイズ電流Inは、チヨークコイルL1,L2で抑
制された値となるが、コモンモードチヨークコイ
ルL43では、電源ラインlACから流入する電流と接
地ラインlGに流出する電流が平衡するため、その
インピーダンスが無くなり、結局、機器は大地に
低インピーダンスで接地される。この結果、第3
図のものと等価となり、第6図のものに比べ浮遊
容量CS4に電流が流れないため、迷走電流による
内部回路への干渉が無くなる。
(考案の結果) 以上説明したように、本考案のラインフイルタ
は、従来形式のラインフイルタにおいて、3線コ
モンモードチヨークコイルL41,L42,L43を付加
したもので、このコモンモードチヨークコイルに
より、接地ラインから侵入するノイズ電流を抑制
でき、又、電源から侵入するノイズに対しては、
後段のチヨークコイルL1,L2により、そのノイ
ズ電流を抑制できると同時に、接地ラインが良好
に接地可能な場合は、L43がチヨークコイルとし
ては働かず、従つて、機器を低インピーダンスで
接地できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案のラインフイルタの
接続図、第3図及び第5図は従来のラインフイル
タの接続図、第4図及び第6図は第3図及び第5
図ラインフイルタの動作説明図である。 lAC……電源ライン、lG……接地ライン、L41
L43……3線コモンモードチヨークコイル、L1
L2……チヨークコイル、C2,C3……コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電源ライン、接地ラインにそれぞれ同一コアに
    同一回数巻回したコモンモードチヨークコイルを
    挿入接続するとともに、前記電源ラインに挿入接
    続したコモンモードチヨークコイルの後段にそれ
    ぞれ更に別のチヨークコイルを挿入接続し、この
    チヨークコイルの各出力端と、前記接地ラインに
    挿入接続したコモンモードチヨークコイルの出力
    端間にそれぞれコンデンサを接続して構成される
    ラインフイルタ。
JP18415285U 1985-11-29 1985-11-29 Expired JPH0419951Y2 (ja)

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JP18415285U JPH0419951Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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JP18415285U JPH0419951Y2 (ja) 1985-11-29 1985-11-29

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Publication Number Publication Date
JPS6293812U JPS6293812U (ja) 1987-06-15
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