JPH04199062A - 静電像現像用キャリア - Google Patents

静電像現像用キャリア

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JPH04199062A
JPH04199062A JP2326049A JP32604990A JPH04199062A JP H04199062 A JPH04199062 A JP H04199062A JP 2326049 A JP2326049 A JP 2326049A JP 32604990 A JP32604990 A JP 32604990A JP H04199062 A JPH04199062 A JP H04199062A
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carrier
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thermoplastic silicone
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Takeshi Omura
健 大村
Kenji Tsujita
辻田 賢治
Masanori Kouno
誠式 河野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等に用
いられる静電像現像用キャリアに関し、詳しくは、結着
樹脂中に磁性体か分散含有されてなる磁性体分散型の静
電像現像用キャリアに関する。
〔従来の技術〕
電子写真法等に用いられる二成分現像剤は、トナーとキ
ャリアとにより構成され、キャリアはトナーに適正な極
性でかつ適正な量の摩擦帯電電荷を付与する目的で使用
されるものである。
従来においては、結着樹脂中に磁性体か分散含有されて
なる磁性体分散型キャリアか提案されている(特開昭5
4−66134号公報)。
しかるに、耐久性の優れた磁性体分散型キャリアを得る
ためには、キャリアの表面に1〜ナー物質か付着してキ
ャリアの特性を阻害するいわゆるトナースペントを十分
に防止することか必要であり、斯かる観点から、従来、
次に掲げる技術か提案されている。
■ 結着樹脂中に、磁性体微粉末と、離型性物質とを分
散含有させて磁性体分散型キャリアを構成する技術(特
開昭61−9663号公報)。
■ 結着樹脂中に、磁性体微粉末と、流動性向上剤とを
分散含有させて磁性体分散型キャリアを構成する技術(
特開昭61−9661号公報)。
〔発明か解決しようとする課題〕
しかし、上記■および■の技術ては、結着樹脂に対する
離型性物質や流動性向上剤の分散性かいまだ不十分であ
るために、均一な特性のキャリアか得られず、摩擦帯電
性および耐トナースペント性か悪い問題かある。
本発明は以上の課題を解決するためになされたものであ
って、その目的は、長期にわたる使用においても良好な
摩擦帯電性および耐トナースペント性か安定に発揮され
、耐久性の格段に優れた静電像現像用キャリアを提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の静電像現像用キャリアは、結着樹脂中に磁性体
か分散含有されてなる磁性体分散型の静電像現像用キャ
リアであって、前記結着樹脂が、軟化点が70〜150
℃の熱可塑性シリコーン樹脂であることを特徴とする。
〔作用〕
結着樹脂として用いられる熱可塑性シリコーン樹脂の軟
化点か70〜150℃の範囲にあるので、磁性体と共に
溶融混練することか可能である。従って、磁性体か充分
に分散されたキャリアが得られる。
また、熱可塑性ノリコーン樹脂は優れた低表面エネルギ
ー特性を存しているため、キャリアの耐トナースペント
性か格段に向上する。
また、キャリアの流動性も向上するので、高速で現像す
る場合にも高い画像濃度か得られる。
また、熱可塑性ノリコーン樹脂は正または負のいずれの
極性にも帯電し得るものであるため、トナーによる荷電
制御か容易である。
また、熱可塑性シリコーン樹脂は湿度に対する安定性か
高いために、キャリアの摩擦帯電性の環境依存性か小さ
いという利点もある。
〔発明の具体的構成〕
以下、本発明の構成を具体的に説明する。
本発明のキャリアは、磁性体分散型のキャリアであって
、その結着樹脂として軟化点か70〜150℃の熱可塑
性シリコーン樹脂を用いる。
ここで「軟化点」は、次のようにして測定されたもので
ある。ガラス細管に微量の試料をつめて油浴に入れ、そ
れを加熱してゆき試料か透明に変化する点をもって「軟
化点」とした。
この熱可塑性ノリコーン樹脂の軟化点か70℃未満の場
合には、キャリアの耐ブロッキング性か悪くなり、現像
不良か発生する。一方、熱可塑性シリコーン樹脂の軟化
点か+50℃を超える場合は、磁性体と共に溶融混練す
ることか困難となる。
ここでいう「熱可塑性シリコーン樹脂」は、(I)フェ
ニルツルセスキオキサン (II)メチルシルセスキオキサン (III)ジフェニルノロキサン (IV)ジメチルシロキサン (V)フェニルメチルシロキサン の化合物の組合せからなる重合体てあり、(I)を必須
成分とする。熱可塑性を付与するために、(I)および
(II)の樹脂中に占める割合か20〜70%(モル比
)であることか好ましく、かつ重量平均分子量Mwは1
.5X10’ 〜2.5X103か好ましく、数平均分
子量Mnは1.2X10’ 〜1.5X10”か好まし
く、両者の比Mw/Mnの値は1.3〜1.6が好まし
い。また、分子量分布においてピークが2つある2山分
布をもつものが好ましい。
本発明においては結着樹脂中に磁性体か分散含有されて
キャリアか構成されるが、かかる磁性体としては、磁場
によってその方向にきわめて強く磁化する物質、例えば
鉄、コバルト、ニッケル等の金属、フェライト、マグネ
タイト、ヘマタイト等をはじめとする鉄、コバルト、ニ
ッケル等の強磁性を示す元素を含む合金あるいは化合物
、または強磁性元素を含まないか適当に熱処理すること
によって強磁性を示すようになる合金、例えばマンガン
−銅−アルミニウム、マンガン−銅−スズ等のマンガン
と銅とを含むホイスラー合金と呼ばれる種類の合金また
は二酸化クロム等が挙げられる。
磁性体の平均粒径は0.05〜3μm程度か好ましい。
また、磁性体の含有割合は、キャリア全体の30〜80
重量%か好ましく、特に50〜75重量%が好ましい。
キャリアの平均粒径は、10〜lOoμmの範囲が好ま
しい。ここで、キャリアの平均粒径は、「レーザー回折
式粒度分布測定装置HELOS SYSTEM J(S
YMPATEC社製)によって測定された体積平均粒径
である。
本発明の磁性体分散型のキャリアは、種々の方法によっ
て製造することかできる。例えば、結着樹脂と磁性体と
を溶融混練し、冷却した後粉砕し、分級する方法、ある
いは混練物を噴霧し、冷却し、固化させる方法等により
製造することかできる。
本発明のキャリアは、トナーと混合されて二成分現像剤
か構成されるが、トナーとしては特に限定されず、従来
公知のトナーを用いることかできる。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細な説明するが、本発明はこれらの態
様に限定されるものではない。なお、以下において「部
」は「重量部」を表す。
〔実施例1〕 軟化点110℃の熱可塑性シリコーン樹脂100部と、
平均粒径0.3μmのマグネタイト185部とをボール
ミルにより混合し、さらに2本ロールにより混練した後
、粉砕し、分級し、平均粒径45μmのキャリアを製造
した。
〔実施例2〕 軟化点80℃の熱可塑性シリコーン樹脂100部と、平
均粒径0.3μmのマグネタイト300部とをホールミ
ルにより混合し、さらに加圧ニーダ−により充分混練し
た後、円盤式の噴霧装置を用いて、噴霧し、冷却し、平
均粒径60μmのキャリアを製造した。
〔比較例1〕 実施例1において、軟化点か110℃の熱可塑性シリコ
ーン樹脂を、軟化点か110℃のポリエステル樹脂に変
更した以外は実施例1と同様にして平均粒径50μmの
比較用キャリアを製造した。
[比較例2〕 実施例1において、軟化点か110℃の熱可塑性シリコ
ーン樹脂を、軟化点か60℃のシリコーン樹脂に変更し
た以外は実施例1と同様にして平均粒径50μmの比較
用キャリアを製造した。
〔実写テスト〕
スチレン/n−ブチルメタクリレート共重合体(単量体
組成比70 : 30) 100部と、カーホン191
210部と、低分子量ポリプロピレン4部とをホールミ
ルを用いて混合し、混練し、粉砕し、分級して、平均粒
径10μmの着色粒子を製造した。次いて、この着色粒
子に疎水性ノリ力粉末を0.4重量%の割合て添加混合
してトナーを製造した。
上記実施例および比較例て製造した各キャリアと上記ト
ナーとをトナー濃度か4重量%となる割合て混合して各
二成分現像剤を調製した。
以上の二成分現像剤をそれぞれ用いて、電子写真複写機
r U −Bix 2025J  (コニカ■製)改造
機を用いて、複写画像を形成する実写テストを行い、下
記の項目について調べた。結果を後記第1表、第2表に
示す。
〈トナーの摩擦帯電量〉 通常のブローオフ法により求めた。
〈ソリッド画像濃度〉 [サクラデンシトメーター」 (コニカ■製)を用いて
0.0の白地部分の複写画像に対する相対濃度を測定し
た。
くかぶり〉 [サクラデンノトメーターJ (コニカ(掬製)を用い
て原稿濃度か0.0の白地部分に対する相対濃度を測定
した。
くトナースペント〉 走査型電子顕微鏡でキャリアを観察し、判定した。
く耐久性〉 「サクラデンシトメーター」 (コニカ■製)を用いて
0.0の白地部分の複写画像に対する相対濃度を測定し
、ソリッド画像の濃度か1.0J)、下になる時点の複
写枚数で評価した。
第1表および第2表から、本発明の実施例1゜2のキャ
リアを用いた二成分現像剤によれば、比較例1,2のキ
ャリアを用いた場合に比へて、トナーの摩擦帯電量か充
分であるうえ経時的にも安定しており、かぶりのないソ
リッド画像濃度の高い複写画像か多数回にわたり安定に
得られる。また、多数回にわたる繰り返し使用において
もトナースペントか生ぜず、耐久性か格段に優れている
また、高温高温および低温低湿のいずれの環境下におい
ても摩擦帯電性が安定していて、かぶりのない画像濃度
の高い複写画像か安定に得られる。
C発明の効果〕 以上説明したように、本発明の磁性体分散型のキャリア
によれば、結着樹脂として軟化点か70〜150℃の熱
可塑性シリコーン樹脂を用いているため、優れた摩擦帯
電性か発揮され、長期にわたる使用においても摩擦帯電
性の安定性が高く、またその環境依存性も小さい。しか
も熱可塑性シリコーン樹脂は低表面エネルギー特性を有
しているため、優れた耐トナースペント性が発揮され、
キャリアの耐久性か格段に向上する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 結着樹脂中に磁性体が分散含有されてなる磁性体分散型
    の静電像現像用キャリアであって、前記結着樹脂が、軟
    化点が70〜150℃の熱可塑性シリコーン樹脂である
    ことを特徴とする静電像現像用キャリア。
JP2326049A 1990-11-29 1990-11-29 静電像現像用キャリア Expired - Lifetime JP2888965B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011003583A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Asahi Kasei E-Materials Corp 複合シート

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