JPH04197566A - 連続鋳造における丸ビレットの圧下制御方法 - Google Patents

連続鋳造における丸ビレットの圧下制御方法

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JPH04197566A
JPH04197566A JP32647390A JP32647390A JPH04197566A JP H04197566 A JPH04197566 A JP H04197566A JP 32647390 A JP32647390 A JP 32647390A JP 32647390 A JP32647390 A JP 32647390A JP H04197566 A JPH04197566 A JP H04197566A
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JP
Japan
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roundness
slab
rolling reduction
pinch roll
pinch
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Application number
JP32647390A
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English (en)
Inventor
Takayuki Yamanouchi
山之内 隆之
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication of JPH04197566A publication Critical patent/JPH04197566A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、丸ビレットの連続鋳造において、冷却スプ
レーの不均一、ピンチロールによる圧下量不適性等によ
る丸ビレットの真円度の悪化を防止できる丸ビレットの
圧下制御方法に関する。
従来の技術 鋼等の連続鋳造において、鋳片の中心偏析やセンターポ
ロシティ−を解消するために、従来がら種々の方法が提
案されている。その1つとして、連続鋳造中にピンチロ
ールにより鋳片を厚み方向に圧下する方法がある。この
方法は、連続鋳造における2次冷却帯に続く引抜き工程
において、1対または複数対のピンチロールによって鋳
片の液相線クレータ−先端と固相線クレータ−先端との
間を軽く圧下する方法である。この場合の鋳片に加える
圧下量は、鋳片内部に割れが発生しない程度で、かつ、
溶鋼の凝固収縮と、溶鋼静圧により鋳片が膨らむいわゆ
るバルジングとに伴う濃化溶鋼のクレータ−先端部への
移動が生じない程度がよいとされている。
しかしながら、上記のような適正な圧下量は、鋳片のサ
イズ、引抜き速度、2次冷却水量などの鋳造条件によっ
て変化する。また、同一条件のもとにおいても、時々刻
々の引抜き速度や鋳片温度の変動などによって変化する
。そして圧下量の不足は、センターポロシティ−の残留
、圧下量の過剰は、内部割れを生じる。さらに鋳片の中
心部の偏析は、圧下量が不足するといわゆるV偏析が生
じ、圧下量が過剰となると逆V偏析が生じる。
この連続鋳造における鋳造作業が変動する場合において
、常に最適な圧下量で鋳片を圧下する方法とり、では、
圧下の前後における鋳片の長さ方向伸び量と幅広がり量
の検出値に基づき、圧下量を修正する方法(特開平1−
202350号公報)が提案されている。
一方、連続鋳造による丸ビレットの製造においても、前
記と同様に2次冷却水の不均一、ピンチロールでの圧下
量不適性が発生すると、鋳片の真円度が悪化する。この
真円度不良は、内部割れ等の品質欠陥につながるばかり
でなく、製品化のプレス加工時に肉厚不良等の製品欠陥
につながる。
一般にプレス加工時は、ビレットの薄切り品を3点支持
し、この支持点の中心点を材料センターとしてプレスを
行う。したがって、真円度が悪い場合、プレスのセンタ
ー位置ずれによって、製品欠陥が発生する。さらに真円
度が悪化すると、丸ビレットが転がらず、搬出ラインで
の渋滞、故障につながる等の数多くの問題が発生する。
発明が解決しようとする課題 上記特開平1−202350号公報の方法は、スラブの
連続鋳造時の鋳片の圧下の前後における鋳片の長さ方向
伸び量と幅広がり量の検出値に基づき、圧下量を修正す
るものであって、丸ビレットのように断面積が4八さく
、かつ、ピンチロールにより断面形状が変形し易い場合
については検討されていない。
したがって、従来の連続鋳造においては、丸ビレットの
真円度測定は実施されておらず、ましてや丸ビレットの
真円度矯正は行なわれていない。
コノ発明ノ目的は、連続鋳造による丸ビレットの製造に
おいて、鋳片のスリップおよび引抜き不能や内部割れを
発生させず、真円度の矯正を行うことができる圧下制御
方法を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討を行った
。その結果、予め鋳片サイズ等に基いて設定された適正
圧下量をピンチロールの本数で除し、各ピンチロールの
設定圧下量とし、この設定圧下量をピンチロール群入側
で測定された真円度により補正して圧下制御することに
より、鋳片の真円度が矯正できることを見い出し、この
発明に到達した。
すなわちこの発明は、水平および垂直環2方向以上の圧
下方向の異なる複数のピンチロールを有する連続鋳造設
備による丸ビレットの製造において、ピンチロール群入
側の鋳片の真円度測定結果に基いて各ピンチロールの圧
下量を修正するのである。
作    用 この発明においては、鋳片をピンチロールで圧下するに
際し、圧下量の初期設定は従来と同様に、鋳片サイズ、
引抜き温度、2次冷却水量などの鋳造条件の設定値に応
じて決定する。そしてピンチロール群入側における鋳片
の真円度を連続的に測定し、該真円度測定結果に基いて
各ピンチロールの圧下量を修正するので、鋳造作業の変
動による影響をなくし、肉質ならびに真円度に優れた丸
ビレットを得ることができる。
上記鋳片の真円度の測定は、接触式あるいは非接触式等
いかなる方式でも用いることができる。
例えば、ピンチロール入側での鋳片表面温度が約800
℃あることを利用し、鋳片を水平方向、垂直方向、右4
5°方向ならびに左45°方向からカメラ撮影し、画像
処理により鋳片の寸法測定を行う方法、あるいは、シリ
ンダーにより駆動するタッチロールと変位計を鋳片の周
囲に真下を除く7方向に配設し、鋳片の寸法測定を行う
方法が推奨される。
実施例 実施例1 以下にこの発明方法の詳細を実施の一例を示す第1図な
いし第4図に基いて説明する。
第1図はこの発明の真円度検出装置を設置した連続鋳造
設備の腰部説明図、第2図はこの発明の実施例における
制御系統図、第3図は非接触式の鋳片の真円度測定装置
の説明図、第4図は接触式の鋳片の真円度測定装置の説
明図である。
第1図において、溶融金属は図示しない取鍋がらタンデ
イツシュ(1)に移され、タンディッシュ(1)から浸
漬ノズル(2)を経て鋳型(3)に注入され、鋳型(3
)内および冷却水ノズル群(4)により冷却されつつ案
内ロール群(5)内を引抜かれながら鋳片(6)となる
。この引抜き過程において、ピンチロール群(7)によ
り鋳片(6)に軽い圧下を加える。
この場合のピンチロール群(7)の圧下量の設定は、第
2図に示すとおり、設定器(9〉から鋳片サイズ、溶鋼
温度、鋳造速度、スプレー比水量等の操業条件を演算部
(11)に入力し、演算部(工1)はこれに基づいて、
センターポロシティ−1中心偏析改善のための設定圧下
量を演算する。
また、ピンチロール群(7)の入側には、真円度測定装
置(8)を配設し、該真円度測定装置(8)による鋳片
(6)の真円度測定結果を演算部(11)に人力する。
演算部(11)は、入力される真円度測定結果に基づい
て設定圧下量を修正するのである。
真円度測定装置(8)としては、第3図に示すとおり、
鋳片(6)の周囲に水平寸法用カメラ(31)、水平寸
法用カメラ(32)、右45°寸法用カメラ(33)お
よび左45°寸法用カメラ(34)を配殺し、鋳片(6
)を各方向から撮影して画像処理により鋳片(6)の各
寸法を演算して真円度を測定する非接触方式、あるいは
第4図に示すとおり、鋳片(6)の周囲にエンコーダあ
るいはポテンショメータ等の変位計内蔵の駆動用シリン
ダー(41)のピストンロッド(42)の先端にタッチ
ロール(43)を設けt、:す法則走部材を、ピンチロ
ール(7)により位置が決まる直下を除き、7方向に配
設し、各駆動用シリンダー(41)に内蔵の変位計によ
り鋳片(6)の各寸法測定を実施して真円度を測定する
接触方式のいずれも用いることができる。
設定圧下量の修正は、第2図の制御系統図に示すとおり
、真円度測定装置(8)で得らnた各寸法(a)〜(d
)が演算部(11)に人力されると、演算部(11)は
、下式に基づいて各ピンチロールの設定圧下量を修正す
る。
水平圧下量=設定圧下量−(a−b)Xk垂直圧下量=
設定圧下量+(a−b)Xk右45°圧下量=設定圧下
量+(c−d)Xk左45°圧下量=股定圧下量−(c
−d) xi(ただし、kは鋼種、鋳込みサイズ等によ
り決定される定数。
上記により求めた修正圧下量は、演算部(11)がら圧
下制御装置(10)に入力され、水平圧下ビンチロール
(71)、垂直圧下ビンチロール(72)、右45゜圧
下ビンチロール(73)および左45°圧下ビンチロー
ル(74)の圧下量を制御して鋳片(6)を圧下し、鋳
片(6)、の真円度を制御するのである。
このように鋳片の真円度測定結果に基いて設定圧下量を
修正することにより、鋳造作業の変動によって1Xl=
iの真円度が悪化しても、ピンチロール群入側での真円
度測定結果に基いて各方向のピンチロールの圧下量が修
正されるがら、鋳片の真円度を保持することができる。
なお、ピンチロールが水平および垂直の2方向のみの場
合は、前記式における水平および垂直方向圧下量のみの
制御を行えばよい。
実施例2 鋳片サイズ、直径410mm、溶鋼温度1520〜15
05℃、スプレー比水量0.141/kg、鋳造速度4
20cm/分の操業条件において、圧下量は、センター
ポロシティ−1中心偏析改善のため、設定値としてトー
タル6mmを設定した。
この設定圧下量6mmを水平、垂直、右45′および左
45°のピンチロールに均等に分割して各ピンチロール
の設定圧下量を1mmとした。
そしてピンチロール群の入側に設けた真円度11i1定
装置により鋳片の真円度を連続測定し、該測定結果に基
いて各ピンチロールの設定圧下量を修正して各方向のピ
ンチロールを制御した本発明の場合、得られた鋳片の真
円度悪化率と内部割れ発を率を第1表に示す。
また、比較のためピンチロール群の入側における真円度
測定結果に基いて各ピンチロールの圧下量を修正せず、
上記設定圧下量1mmで圧下した従来法の場合、得られ
た鋳片の真円度悪化率と内部割れ発生率を第1表に示す
以下余白 第   1   表 なお、真円度悪化率は、垂直方向−水平方向および45
°方向の鋳片寸法測定結果により求めた。
第1表に示すとおり、本発明法は、従来法に比較し真円
度悪化率が175に、また内部割れ発生率も1/3に低
減しており、その効果は明らかである。
発明の効果 以上述べたとおり、この発明の圧下制御方法によれば、
鋳片のスリップおよび引抜き不能や鋳片の内部割れを発
生させることなく、鋳片の真円度の矯正が行なわれるか
ら、製品化のプレス加工時の肉厚不良による欠陥製品の
発生が防止され、丸ビレツト搬出ラインでの渋滞、故障
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の真円度検出装置を設置した連続鋳造
設備の腰部説明図、第2図はこの発明の実施例における
制御系統図、第3図は非接触式の真円度測定装置の一例
を示す説明図、第4図は接触式の真円度測定装置の一例
を示す説明図である。 1− タンデイツシュ、2 浸漬ノズル、3 ・鋳型、
      4 冷却水ノズル群、5・案内ロール群、
  6・鋳片、 7・・ピンチロール群、8・真円度測定装置、9 ・設
定器、    10 ・圧下制御装置、11・・演算部
、    31 水平寸法用カメラ、32・・・水平寸
法用カメラ、 33・・・右45°寸法用カメラ、 34・・・左45°寸法用カメラ、 41・・駆動用シリンダー、 42・・・ピストンロッド、 43 ・タッチローラー、 71・・水平圧下ピンチロール、 72・垂直圧下ピンチロール、 73・−右45°圧下ビンチロール、 74・左45°圧下ビンチロール、 呂 願 人  住友金属工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、水平および垂直等2方向以上の圧下方向の異なる複
    数のピンチロールを有する連続鋳造設備による丸ビレッ
    トの製造において、ピンチロール群入側の鋳片の真円度
    測定結果に基いて各ピンチロールの圧下量を修正するこ
    とを特徴とする連続鋳造における丸ビレットの圧下制御
    方法。
JP32647390A 1990-11-27 1990-11-27 連続鋳造における丸ビレットの圧下制御方法 Pending JPH04197566A (ja)

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