JPH0419727Y2 - - Google Patents

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JPH0419727Y2
JPH0419727Y2 JP7239082U JP7239082U JPH0419727Y2 JP H0419727 Y2 JPH0419727 Y2 JP H0419727Y2 JP 7239082 U JP7239082 U JP 7239082U JP 7239082 U JP7239082 U JP 7239082U JP H0419727 Y2 JPH0419727 Y2 JP H0419727Y2
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sealing body
annular support
wall portion
circumferential surface
positive electrode
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  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は筒形アルカリ電池の改良に係る。
アルカリ電池は電解液に強アルカリを使用する
関係上、不純物の存在や過放電などにより電池内
に多量のガスが発生して電池内部の圧力が異常に
高くなることがある。そこで、正極缶の開口部を
封口する合成樹脂製の封口体を部分的に薄肉に
し、電池内の圧力が異常に上昇したときに、該薄
肉部が破れてガスを外部に逃散させ、電池が破裂
して電解液が外部に飛び散るのを防止するなどの
安全対策が講じられている。
そして、そのような防爆構造を採用した筒形ア
ルカリ電池では、環状支持体のガス抜き孔を封口
体の薄肉部に密接させておく方が、環状支持体の
ガス抜き孔と封口体の薄肉部との間に間隔をあけ
ておくよりも、薄肉部の破壊が電池内部のガス圧
の異常上昇に正確に対応して生じ、電池内部のガ
ス圧の異常上昇による電池破裂を効果的に防止し
うることが本考案者らによつて見出され、既に出
願がなされている。
ところで、上記のように環状支持体のガス抜き
孔を封口体の薄肉部に密接させる場合は、封口体
の薄肉部の破壊を環状支持体のガス抜き孔が位置
するところだけ行なわせるので、該部分の封口体
の厚さが設計どおりに仕上つていることが要求さ
れる。
ところが、封口体は成形後、金型から取り出す
ときに周方向に等間隔に設けられた3本の突き出
しピンによつて突き出される。この突き出しピン
はたとえば第4〜5図に示すように上型21内を
スライドできるように設けられているが、該突き
出しピン27が当接する部分の薄肉部1cが薄く
なると、突き出しのときに破れたり、あるいは使
用時に設定圧力以下の圧力で破壊するのでピン2
7の先端が上型21の成形型面より若干凹んだと
ころに落ち着くように設計されているため、薄肉
部1cの突き出しピン27が当接する部分は他の
部分より若干厚く成形され、その結果、薄肉部1
cに突き出しピン27の当接に基づく厚肉部分が
生じる。
そこで、そのような突き出しピンの当接に基づ
く厚肉部分がたまたま環状支持体のガス抜き孔に
密接すると、薄肉部の破壊が設定圧力より高い位
置で行なわれることになり、不測の事故を招くお
それがあるので、薄肉部の突き出しピンの当接に
基づく厚肉部分が環状支持体のガス抜き孔と一致
しないように位置あわせをしなければならず、そ
の結果、生産性に大きな低下を来すこととなる。
本考案はそのような事情に照らしてなされたも
のであり、封口体の薄肉部に環状支持体のガス抜
き孔を密接させて封口する筒形アルカリ電池にお
いて、封口体が周方向にほぼ等間隔に設けた3本
の突き出しピンを有する金型で成形される結果、
封口体の薄肉部が周方向にほぼ等間隔に平面形状
が円形の厚肉部分を3カ所有するとき、該封口体
と、ガス抜き孔が環状支持体のほぼ直径線上に2
個設けられた環状支持体とを組み合せて用いるこ
とにより、わざわざ位置あわせをしなくても、環
状支持体のガス抜き孔の少なくとも一方が、封口
体の薄肉部の突き出しピンの当接に基づく厚肉部
分以外の部分に密接できるようにし、生産性の向
上をはかつたものである。
つぎに本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1〜3図は本考案の筒形アルカリ電池に用
いる封口体の一例を示すもので、第1図はその平
面図、第2図は第1図のA−A線における切断面
図、第3図は底面図である。
封口体1はたとえばナイロン66、ナイロン11な
どの合成樹脂でつくられ、中央部に負極集電棒が
挿入される透孔1aを有し、透孔1a周囲は厚肉
に形成され、該厚肉部1bから外周側に向つて薄
肉部1c、断面V字状部1dおよび外周縁部1e
が形成されている。薄肉部1cは電池内部にガス
が発生して内圧が異常に上昇したときに破れて電
池内のガスを外部へ逃散させ、電池の破裂を防ぐ
ためのものであり、透孔1aを中心とする環状に
形成されている。
第4図は上記封口体1を成形する金型を模式的
に示す断面図である。ただし断面は第1図のB−
B線に相当する線で切断したものである。金型2
0は上型21、下型22、側型23,24,2
5,26および芯軸29から形成され、突き出し
ピン27は上型21に設けられている。突き出し
ピン27は3本で周方向に等間隔に設けられてお
り、突き出しピン27の先端は、上型21の成形
型面より若干凹んだところ、すなわち、この第4
図に示す状態では上型21の成形型面より若干上
方に配置するよう設定されている。なおゲート2
8は下型22に形成されている。
第5図は成形された封口体1を突き出しピン2
7で突き出す状態を模式的に示す断面図であり、
側型23,24,25,26および下型22は分
離され、芯軸29は引き抜かれ、ついで突き出し
ピン27が上型21内を成形型面側にスライドし
て封口体1の薄肉部1cに当接して封口体1を突
き出す。封口体1は、上記のような金型で成形さ
れる結果、薄肉部1cに上記突き出しピン27の
当接位置に当たる部分に第2図に示すような厚肉
部分1fが形成され、該厚肉部分1fは第1図に
示すように平面形状が円形で周方向に等間隔に3
カ所形成される。
第6〜7図は本考案の筒形アルカリ電池に用い
る環状支持体の一例を示すもので、第6図はその
平面図、第7図は第6図のC−C線における切断
面図である。環状支持体2はたとえば鉄でつくら
れ、その直径線上にガス抜き孔2aが2個設けら
れている。なおガス抜き孔2aを環状支持体2の
直径線上に設けるとは、ガス抜き孔2aの中心が
環状支持体2の直径線上に位置するように設ける
ことを意味する。
このような環状支持体2を前記封口体1の厚肉
部1bと外周縁部1eとの間に封口体1の上面側
から嵌め込むと、封口体1の薄肉部1cの突き出
しピンの当接に基づく厚肉部分1fは薄肉部1c
の周方向に等間隔に3カ所であり、環状支持体2
のガス抜き孔2aは環状支持体2の直径線上に2
個設けられているので、わざわざ位置あわせをし
なくても、ガス抜き孔2aの少なくとも一方は、
封口体1の薄肉部1cでかつ突き出しピン27の
当接に基づく厚肉部分1f以外の部分に密接す
る。
第8図は上記封口体1および環状支持体2を用
いた本考案の筒形アルカリ電池を示す部分断面図
であり、この電池は水酸化カリウムを電解質とす
るアルカリ電解液が使用されていて、図中、3は
二酸化マンガンを活物質とする正極合剤であり、
4は〓化亜鉛を活物質とする負極剤である。5は
正極合剤3と負極剤4との間に配置したビニロン
ーレーヨン混抄紙などからなるセパレータで、6
は鉄製で表面にニツケルメツキを施した正極缶で
ある。
封口体1は、前記のようにその厚肉部1bと外
周縁部1eとの間に環状支持体2を嵌め込んで、
封口体1の厚肉部1bの外周面を環状支持体2の
内周面で支持すると共に、封口体1の外周縁部1
eの内周面を環状支持体2の外周面で支持したの
ち、透孔1aに負極集電棒7を挿入して、厚肉部
1bを負極集電棒7と環状支持体2の間で締め付
けた状態で、正極合剤3、セパレータ5、電解
液、負極剤4などの発電要素が収納された正極缶
6の開口部に挿入され、正極缶6の溝6aから先
の部分の内方への締め付けにより、その外周縁部
1eが正極缶6の溝6aから先の部分に該当する
正極缶6の開口部周壁と環状支持体2との間で締
め付けられて正極缶6の開口部周壁の内周面と環
状支持体2の外周面に圧接し、正極缶6の開口部
を封口している。
8は負極集電棒7と負極端子板9との間に配設
した板ばねで、この板ばね8はその中央部で負極
集電棒7の頭部を押圧し、その両端部で負極端子
板9に接している。10は正極缶6と負極端子板
9とを絶縁する絶縁リング、11,12は樹脂チ
ユーブ、13は正極端子板で、14は金属外装缶
であり、15は樹脂リングである。なお16およ
び17は封口体1と負極集電棒7との接面および
封口体1と正極缶6との接面に介在させたアスフ
アルトピツチよりなる液状パツキング材である。
この筒形アルカリ電池では、環状支持体2のガ
ス抜き孔2aの少なくとも一方が、封口体1の薄
肉部1cの突き出しピン27の当接に基づく厚肉
部分1f以外の部分に密接しているので、上記薄
肉部1cの破壊が電池内部の圧力の上昇に正確に
対応して生じるため、電池内部の圧力の異常上昇
による電池破裂を効果的に防止することができ
る。
以上詳述したように、本考案は封口体の薄肉部
に環状支持体のガス抜き孔を密接させて封口する
筒形アルカリ電池において、封口体が周方向にほ
ぼ等間隔に設けた3本の突き出しピンを有する金
型で成形される結果、封口体の薄肉部が周方向に
ほぼ等間隔に平面形状が円形の厚肉部分を3カ所
有するとき、該封口体と、ガス抜き孔が環状支持
体のほぼ直径線上に2個設けられた環状支持体と
を組み合せて用いることにより、わざわざ位置あ
わせをしなくても、環状支持体のガス抜き孔の少
なくとも一方が、封口体の薄肉部の突き出しピン
の当接に基づく厚肉部分以外の部分に密接できる
ようにし、封口体の薄肉部の破壊を設定圧力どお
りに行なわれるようにするとともに、生産性を向
上させたものである。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の筒形アルカリ電池に用い
る封口体の一例を示すもので、第1図はその平面
図、第2図は第1図のA−A線における切断面
図、第3図は底面図である。第4図は第1〜3図
で示した封口体を成形する金型を模式的に示す断
面図、第5図は成形された封口体を突き出しピン
で突き出す状態を模式的に示す断面図である。た
だし、第4図および第5図は第1図のB−B線に
相当する線で切断した断面図である。第6〜7図
は本考案の筒形アルカリ電池に用いる環状支持体
の一例を示すもので、第6図はその平面図、第7
図は第6図のC−C線における切断面図である。
第8図は本考案の筒形アルカリ電池の一実施例を
示す部分断面図である。 1……封口体、1a……透孔、1b……厚肉
部、1c……薄肉部、1d……断面V字状部、1
e……外周縁部、1f……厚肉部分、2……環状
支持体、2a……ガス抜き孔、6……正極缶、7
……負極集電棒。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 正極缶6の開口部の封口にあたり使用する封口
    体1と環状支持体2であつて、 上記封口体1は、 中央部に負極集電棒7が挿入される透孔1a
    と、 上記透孔1aの周囲に形成された厚肉部1b
    と、 上記厚肉部1bの外周側に形成された防爆用の
    環状の薄肉部1cと、 上記薄肉部1cの外周側に形成された断面V字
    状部1dと、 上記断面V字状部1dの外周側に形成された外
    周縁部1eとを有し、 上記環状支持体2は、 封口体1の厚肉部1bの外周面に接触する内周
    面と、 封口体1の外周縁部1eの内周面に接触する外
    周面と、 上記内周面と外周面との間に設けたガス抜き孔
    2aとを有し、 上記環状支持体2を封口体1の厚肉部1bと外
    周縁部1eとの間に封口体1の上面側から嵌め込
    み、環状支持体2を封口体1の薄肉部1cの上面
    側に配置して、封口体1の薄肉部1cの上面側に
    環状支持体2のガス抜き孔2aを密接させ、 封口体1の厚肉部1bの外周面を環状支持体2
    の内周面で支持すると共に、封口体1の外周縁部
    1eの内周面を環状支持体2の外周面で支持し
    て、封口体1の厚肉部1bを透孔1aに挿入した
    負極集電棒7と環状支持体2との間で締め付け、
    正極缶6の開口部に挿入された封口体1の外周縁
    部1eを正極缶6の開口部周壁と環状支持体2と
    の間で締め付けて、正極缶6の開口部を封口する
    筒形アルカリ電池において、 封口体1の薄肉部1cに周方向にほぼ等間隔の
    3カ所の平面形状が円形の厚肉部分1fがあり、
    かつ環状支持体2のガス抜き孔2aが環状支持体
    2のほぼ直径線上に2個設けられていることを特
    徴とする、 筒形アルカリ電池。
JP7239082U 1982-05-17 1982-05-17 筒形アルカリ電池 Granted JPS58174864U (ja)

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JPS58174864U JPS58174864U (ja) 1983-11-22
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