JPH04197148A - 大豆蛋白含有固型食品 - Google Patents

大豆蛋白含有固型食品

Info

Publication number
JPH04197148A
JPH04197148A JP2333159A JP33315990A JPH04197148A JP H04197148 A JPH04197148 A JP H04197148A JP 2333159 A JP2333159 A JP 2333159A JP 33315990 A JP33315990 A JP 33315990A JP H04197148 A JPH04197148 A JP H04197148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
okara
fatty acid
food
solid food
curdlan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2333159A
Other languages
English (en)
Inventor
Ken Okada
岡田 研
Akirou Makisako
牧迫 昭郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP2333159A priority Critical patent/JPH04197148A/ja
Publication of JPH04197148A publication Critical patent/JPH04197148A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、おからと熱凝固性物質とが水の存在下にて均
一に混合され、保型してなる豆腐様の形状と調理性を有
する大豆蛋白含有食品に関する。
(従来の技術) おからは、豆腐、油揚げ、凍り豆腐、湯葉、豆乳、大豆
蛋白等の製造時に、必ず発生する産業廃棄物であるが、
その活用の決定的な方法は未だ見出されていない0食品
分野において、現在知られているおからの活用方法は、
卯の花を筆頭に、健康志向食品の増量剤として、煎餅、
スナック、パン、麺、ドーナツ、コロッケ、プリン等に
添加したり、情動の漬床に使用したりしている。しかし
ながら、おからは、水分が多く (約81%)、栄養成
分が豊富で、且つpHが中性に近い(約pH6)ことか
ら、微生物の増殖が激しく腐敗し易く、また、不飽和脂
肪酸が豊富なことから直ちに酸化して食用に耐えなくな
る。更に、大豆由来の不快味成分、即ち、イソフラボノ
イド配糖体とそのアグリコン類並びにサポニン配糖体と
そのアグリコン類を含有すること等によりその有効利用
が限られるものであった。
一方、おからの長所は、近年脚光を浴びている機能性因
子である食物繊維や不飽和脂肪酸が極めて豊富で、ミネ
ラル(Ca、K)が多く、これに対し高血圧の原因成分
の一つであるNaが非常に少ないことである。更に、微
量成分として、上記したサポニン配糖体類、イソフラボ
ノイド配糖体類という、抗コレステロールや抗脂血の機
能による血液の正常化作用があり、エイズウィルス抑制
効果をも有すると言われている成分を含有している。し
かしながら、前述した問題点により、おからの長所が十
分生かされていないのが現状である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって
、その目的とするところは、おからの本来持っている長
所が最大限に生かされ、口ざわりが良好で、保存性に優
れた、外観、物性ともに豆腐様のなめらかさを有する食
品であって、更に、不快味を感じることなく喫食するこ
とができる大豆蛋白含有固型食品を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的は、微粒化されたおからと熱凝固性物質とシ
=lI!脂肪酸エステルとからなることを特徴とする大
豆蛋白含有固型食品によって達成される。
更に、上記の目的は、カードラン熱凝固物中に、平均粒
径100μ以下のおからとショ糖脂肪酸エステルとが均
一に分散された固型食品であって、該固型食品中、おか
らが1〜25重量%(固形分)、カードランが0.1〜
8重量%、ショ零唐月u肪酸エステルが10〜5.0O
OppHl含有されていることを特徴とする大豆蛋白含
有固型食品によって達成される。
次に、本発明の詳細な説明する。
本発明では、微粒化されたおからと熱凝固性物質とショ
糖脂肪酸エステルとを用いる。
本発明で用いる熱凝固性物質としては、グリコースが直
鎖状に200〜500分子結合したβ−1,3−グルカ
ンであるカードラン等の多糖類、卵白等の蛋白質が挙げ
られ、得られる食品の風味に悪影響を及ぼさず、また製
造工程上気泡が入りにくい点でカードランを用いること
が好適である。
また、カードランは、人間が消化することのできない食
物繊維の一種であるから、本発明の食品の機能性向上に
貢献するものでもある。
また、本発明で用いるショ糖脂肪酸エステルは、HLB
値が1〜19の範囲であればよく、溶解性の面からHL
B値8〜19が好適である。シミm脂肪酸エステルの使
用量は、大豆蛋白含有固型食品全体に対して10〜5.
000ppmが好適である。 10pp−未満では不快
味防止効果が得られにくり、逆に、5、OOOppmを
超えると、ショ糖脂肪酸エステル特有な苦味が強くなる
傾向にあり、熔解等の作業性も困難となる。また、他の
乳化剤、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、大豆リン脂質等を併用してもよい。
本発明の大豆蛋白含有固型食品は、例えば、次のように
して製造される。すなわち、まず、おからを微粒化する
。おからの微粒化処理は、本発明にとって、豆腐の様な
滑らかな食感を得るために必要不可欠である。この微粒
化処理によっておからの平均粒径は、好ましくは100
μ以下、より好ましくは50μ以下とする。すなわち、
おからの平均粒径が100μよりも大きいと、得られる
大豆蛋白含有固型食品の口ざわりがなめらかでなく、ざ
らついたものになる傾向にある。
また、おからの微粒化方法としては、おからをそのまま
か、もしくは微粒化方法に適した物性となるよう加水し
て、磨砕法、カッターミキサー法、凍結粉砕法等で微粒
化する方法、おからを加熱殺菌後、上記の方法で微粒化
する方法、静菌して、日持ちさせるためにおからのpH
を酸性に調整してから微粒化する方法、もしくは凍結乾
燥、スプレー乾燥、プレート乾燥、ドラム乾燥等でおか
らを乾燥してから粉砕機やりファイナ−等で微粒化する
方法等が挙げられる。更に、セルラーセや蛋白分解酵素
等の酵素処理法により微粒化してもよい、また、この様
ないろいろな微粒化方法を単独又は二種以上を組合せて
もよい。
次に、熱凝固性物質としてカードランを用いる場合、カ
ードランに水を添加してカードラン分散液を調製する。
この分散液の温度は、適度な粘性を有して均一な分散液
となり、微粒化されたおからとの混ざりぐあいが良好と
なるよう40〜5゜℃にすることが望ましい、すなわち
、温度が低すぎると、カードランが十分に膨潤せず、経
時的に沈降する傾向があり、逆に温度が高すぎると、加
熱凝固してしまい流動性を消失してしまう傾向がある。
また、このとき、適度に粘性の出たカニトラン分散液が
気泡を多く含有していれば真空ポンプ又はアスピレータ
−等によって脱気すると良い。
また、このカードラン分散液にショ糖脂肪酸エステルを
添加し、均一に分散させる。または、カードシンと共に
水に分散させるようにしてもよい。
以上の様にして得られた微粒化おからとカードランーシ
g糖脂肪酸エステル分散液とを混合する。
混合方法は、流動性を保ち均一に混合できるならばどん
な方法でも可能である。このとき、混合物が気泡を含む
ならば、前述のように真空ポンプ又はアスピレータ−で
脱気すると、本発明の食品の品質向上(外観及び物性)
を−層図ることができる。
次に、均一に混合したものを、耐熱性の容器又は包材に
空隙ができない様に充てんした後、加熱する。このとき
の加熱温度は、通常、60〜150℃であればよく、高
温はどゼリー強度が高まる傾向があり、目的とする物性
を得るために、適宜温度を設定すれば、よい、但し、温
めて喫食する場合には、保型性の点で80℃以上にする
ことが好ましい、また、加熱凝固する方法は、熱湯湯浴
による方法、蒸煮機、蒸し器、オートクレーブ、電子レ
ンジ等を用いる方法等耐熱性容器に悪影響を与えない限
りいずれの方法でも可能である。
また、充てん後の加熱凝固に際しては、開放系でも、密
封シールした閉鎖系でも、保型できるならばいずれの系
でも可能である。密封シールする場合は、空隙が入らな
い様にシールするか又は真空パックすることが品質上好
ましい。
このように加熱凝固させることにより、本発明の大豆蛋
白含有固型食品が得られる。また、簡便な製造法として
、微粒化おから、カードラン、ショ糖脂肪酸エステル及
び水を同時に均一混合した後、耐熱性容器に充てんシー
ルし、加熱凝固させても本発明の大豆蛋白含有型食品を
得ることができる。
零発、明の大豆蛋白含有固型食品中の微粒化おからの含
有量は、固形分換算で1〜25重量%にすると好適であ
る。即ち、1重量%未満では単なる水ゼリーに近くなる
傾向にあり、他方、25重量%を上回ると、流動性が消
失し、耐熱性包材への充てんが困難となり易い。
また、カードランの含有量は、固形分換算で0.1〜8
.0重量%が適当である。即ち、0.1重量%未満では
、十分な保型性が得られに(<、一方、8重量%を上回
ると、硬い食感となり、食用に耐え難い物性となる傾向
にある。
また、本発明の食品の着色又は風味付けの目的のため、
おからとカードランーシg糖脂肪酸エステル分散液との
混合時に着色料、調味料、甘味料、豆乳、乳製品、果実
・野菜等の各種の具、ねりごま、魚肉類のすり身等を適
宜添加してもよい。
更に、おから微粒化の際の水や、カードラン分散時の水
の代わりに牛乳、果汁、スープ等の液体成分を用いて風
味付けを行なってもよい。
このようにして得られた大豆蛋白含有固型食品は、温度
に関係なく保型性を維持し、更におからの有用成分の不
快味を惑しさせないものであるので、味付け、水分の調
整等によって様々な料理に利用することができる0例え
ば、豆腐の代わりとして、冷や奴の様に冷やしても、湯
豆腐の様に温めてもよく、また、鍋物や味噌汁の具とし
て、マーボ豆席の様な中華料理の調理素材としても適用
できる。また、衣づけをしてフライするようにしてもよ
く、フライのような高温調理加工を行なっても型くずれ
することがなく、また水切りの必要もない、更に、甘味
料、乳製品、フルーツ等で味付けを行なった場合には、
ババロア様のデザートとすることもできる。
(発明の効果) 以上の様に、本発明の大豆蛋白含有固型食品は、微粒化
おからと熱凝固性物質が均一に分散し、且つ豆腐の様に
凝固しているので、口ざわりが良好で、成分的に全く異
なるにもかかわらず豆腐と同様に取扱えることに特長が
ある。また、おからを使用しているので、種々の機能的
な有効成分に冨んでいる。
また、本発明の大豆蛋白含有固型食品は、ショ糖脂肪酸
エステルがきめ細かく分散していることにより、おから
の有用成分であるサポニン配糖体類やイソフラボノイド
配糖体類等の不快味を感じることなく喫食することがで
きる。
更に、本発明の食品は、熱凝固性物質によって熱に対し
不可逆であるので、熱に対しても強く、調理中に煮くず
れるようなこともない、また、はしでつまんだ時の強度
も充分で、豆腐よりも扱い易い食品である。
また、本発明の大豆蛋白含有固型食品は、熱凝固と殺菌
とを同時に行ない得るので、保存体の点でも優れた食品
である。また、密封容器を用いて製造すれば、常温流通
食品としても利用できる。
このように、本発明の大豆蛋白含有固型食品は、栄養過
多の飽食時代に生きる現代人がかえって不足がちな機能
的成分に冨むおからを有効活用でき、また、豆腐業界に
おいて毎日発生するおからの廃棄問題に貢献することが
できる優れた食品である。
以下、実施例に基づき本発明を具体的に説明する。
(実施例1) 第1表に示す原料をYs備し、まず新鮮なおからを用い
、磨砕機(T、に、マイコロイダー、特殊機化工t■)
によって平均粒径45μのおからペーストを作製した0
次に、カードランとショ糖脂肪酸エステルに約43℃の
温湯を添加し、高速攪拌して、粘稠であるが流動性のあ
るカードランーシジI!脂肪酸エステル分散液を作り、
その中に前述のおからペーストを加え均一混合した。こ
の様にして得た流動性のある均一混合物を耐熱性容器に
空隙ができない様に充填、真空脱気してから密封シール
してこの容器ごと熱湯浴中に入れ、約1時間加熱し目的
とする本発明の大豆蛋白含有固型食品第1表    (
重量部) (実施例2.3.比較例1.2) 第2表に示す原料を準備し、上記実施例1と同様にして
2種類の本発明品と2種類の比較測高を第2表 実施例1−3.比較例1.2の各サンプルを氷水中にて
冷やした後、専門パネラ−15名に試食させ、風味上の
好ましさを下記の6段階の点数で評価させ、その平均値
を求めた。
5点・・・・・・極めて良好 4点・・・・・・良好 3点・・・・・・やや良好 2点・・・・・・ふつう 1点・・・・・・やや悪い 0点・・・・・・悪い その結果を第3表に示す。
第3表 上記の結果から、実施測高の大豆蛋白含有固型食品は、
いずれも比較例に比べ、風味上非常に優れていたことが
わかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)微粒化されたおからと熱凝固性物質とショ糖脂肪
    酸エステルとからなることを特徴とする大豆蛋白固型食
    品。
  2. (2)カードラン熱凝固物中に、平均粒径100μ以下
    のおからとショ糖脂肪酸エステルとが均一に分散された
    固型食品であって、該固型食品中、おからが1〜25重
    量%(固形分)、カードランが0.1〜8重量%、ショ
    糖脂肪酸エステルが10〜5,000ppm含有されて
    いることを特徴とする大豆蛋白含有固型食品。
JP2333159A 1990-11-28 1990-11-28 大豆蛋白含有固型食品 Pending JPH04197148A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2333159A JPH04197148A (ja) 1990-11-28 1990-11-28 大豆蛋白含有固型食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2333159A JPH04197148A (ja) 1990-11-28 1990-11-28 大豆蛋白含有固型食品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04197148A true JPH04197148A (ja) 1992-07-16

Family

ID=18262949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2333159A Pending JPH04197148A (ja) 1990-11-28 1990-11-28 大豆蛋白含有固型食品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04197148A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002085002A (ja) * 2000-09-18 2002-03-26 Ok Food Industry Co Ltd おからを利用した調理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002085002A (ja) * 2000-09-18 2002-03-26 Ok Food Industry Co Ltd おからを利用した調理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2378956C1 (ru) Способ производства консервов из морепродуктов или рыбы
DE3881875T2 (de) Verfahren zur herstellung proteinhaltiger materialien.
US4820529A (en) Process for preparing pasty proteinous material or proteinous food from crustaceans
JP5669127B2 (ja) 改質こんにゃく粉、それを用いたゲル化物及び食品
JPH0581232B2 (ja)
JPH06121647A (ja) 穀類加工食品及びそのほぐれ改良剤
CN108366592A (zh) 食品改良剂
JPWO2004098315A1 (ja) 大豆成分含有食品の原料、該原料を使用した大豆成分含有食品、及び前記大豆成分含有食品の製造方法
WO2001011994A1 (en) Flavored solid-form food product and method of preparation
JP4243999B2 (ja) 加熱凝固卵白及びこれを用いた加工食品
JPH04197148A (ja) 大豆蛋白含有固型食品
SU1720470A3 (ru) Способ получени пастообразного белкового вещества или белкового корма из ракообразных
JP7050700B2 (ja) クリーム系ソース
JP2006109801A (ja) 加工豆類およびその製造方法
JP4202099B2 (ja) 粉末状の加工卵
JPS6291152A (ja) フライ食品から成るレトルト食品の製造方法
JP4225758B2 (ja) 油ちょう済み冷凍鶏肉加工食品の製造方法
JPH0750992A (ja) チーズ菓子の製造法
JPH09220059A (ja) コンニャクのゾル化物質、又は、乾燥コンニャク粉を使用した加工食品の製造方法
TW200401612A (en) Foodstuff with dry stuffing
JPH0523134A (ja) 骨強度増強促進剤及びこれを含有する食品類
KR102561208B1 (ko) 미트페이퍼 또는 패티로 활용가능한 닭가슴살 가공식품 및 이의 제조방법
JPH0499463A (ja) 大豆蛋白含有固型食品
JP2011000067A (ja) 加熱調理用衣付き食品及び食感保持材
JP3393840B2 (ja) 魚卵食品