JPH04196845A - 高速データ転送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 本発明は高速データ転送方式に関し、 マスタ装置と複数のステージジン間を一本の信号線で接
続するシステムにおいて、データ転送を高速化すること
を目的とし、 マスタ装置と複数のステーションとの間でデータを転送
する高速データ転送方式であって、該マスタ装置から前
記各ステーションを経由するとともに、最終経由のステ
ーションから該マスタ装置に戻る一本の信号線と、該マ
スタ装置に設けられ、該信号線の一端からデータを送信
する送信部と、該信号線の他端からデータを受信する受
信部と、各ステージシンに設けられ、該信号線を切断お
よび接続するスイッチと、該スイッチより該マスタ装置
の送信部側の該信号線からデータを受信する受信部と、
該スイッチを開き、該スイッチより該マスタ装置の受信
部側の該信号線に応答データを出力する応答部とを設け
、該ステーションは該マスタ装置に応答する間、該スイ
ッチにより該信号線を前記受信部側と送信部側とに分離
し、該マスタ装置は該応答と並行して次のデータを送出
するように構成する。

〔産業上の利用分野］ 本発明は、マスタ装置と複数のステーションとの間のデ
ータ転送を高速化する高速データ転送方式に関する。

［従来の技術〕 第３図は従来例の構成図、第４図は従来のデータ転送タ
イムチャート図である。

第３図は複数のステーションＳＴＩ〜ＳＴｎがマスタ装
置１０を共同利用するシステム例を示したちので、マス
タ装置１０と複数のステーションＳＴＩ〜ＳＴｎとは、
−本のケーブルで形成される転送路２０によって図示の
ごとく接続（マルチドロップ接続）されている。

このシステムでは、マスタ装置１０の送信データに対し
てステーションＳＴＩ　＝ＳＴｎが応答するという通信
方式をとっており、マスタ装置１０がステーションＳＴ
Ｉ〜ＳＴｎに送信する場合、相手先のアドレスを付して
転送単位の送信データを転送路２０に出力し、各ステー
ションＳＴＩ〜ＳＴｎでは、受信したデータが自装置宛
であれば、応答データを転送路２０に出力する。そして
、マスタ装置１０は、この応答を受信した後、次の転送
単位の送信データを出力する。

第４図は、あるステーションに対して一連のデータを送
信する場合のタイムチャート図を示したもので、上記の
ごとく応答データを受信した後に次の送信データを送信
するというシーケンスにより、上りデータ（応答データ
）と下りデータ（送信データ）との転送路２０上の競合
を避けている。

なお、このシステムのデータ転送はディジタル伝送で、
ＨＤＬＣ手順等が使用される。

〔発明が解決しようとする課題〕

マスタ装置１０と多数のステーションＳＴＩ〜ＳＴｎと
を一本の転送路２０で接続したシステムでは、上りデー
タと下りデータとを交互に転送しなければならず、高速
転送のネックになっている。

これを解決するため、種々の転送路が実用化されている
が、コストがかかるという課題がある。

本発明は、上記課題に鑑み、簡易な転送路で高速にデー
タを転送する高速データ転送方式を提供することを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

第１図−実施例の構成図より、対応する機能部分を抽出
して説明する。

１３は信号線で、マスタ装置１０から各ステーションＳ
ＴＩ〜ＳＴｎを経由し、且つ最終経由のステーションＳ
Ｔｎから該マスタ装Ｗ１０に戻るように接続されている
。

１２はマスタ装置１０の送信部で、信号線１３の一端か
らデータを転送する。

１１はマスタ装置１０の受信部で、信号線１３の他端か
らデータを受信する。

１４は各ステーションＳＴ１〜ＳＴｎに設けられたスイ
ッチで、信号線１３を切断および接続する゛。

１６は各ステーションＳＴＩ　＝ＳＴｎに設けられた受
信部で、スイッチ１４よりマスタ装置１０の送信部側の
信号線１３からデータを受信する。

１５は各ステーションに設けられた応答部で、マスタ装
置１０に応答する際、スイッチ１４を開き、マスタ装置
１０の受信部側の信号線１３に応答データを出力する。

〔作　用〕

マスタ装置１０と各ステージジンＳＴＩ〜ＳＴｎとを一
本の信号線１３でループ状（マスタ装置１０で閉してい
ない）に接続し、その一端をマスタ装置１ｏの送信部１
２に、他端は受信部１１に接続する。

マスタ装“置１０から一連の送信データをあるステージ
ジン（Ｓｒ１）とする）に転送する場合、最初は各ステ
ーションＳＴＩ〜ＳＴｎのスイッチ１４は閉じているか
ら、最初の転送単位の送信データはすべてのステーショ
ンＳＴＩ〜ＳＴｎに受信される。

自装置宛の送信データと認識したステーションＳＴ２で
は、応答データを出力する際、スイッチ１４を開いて受
信部側の信号線１３（下流側）に応答データを出力する
。これにより、応答データは下流側のステーションを経
由してマスタ装置１０の受信部１１に受信される。

この応答データを出力している間は、ステーションＳＴ
２のスイッチ１４を境界として、マスタ装置１０の送信
部側（上流側）の信号線１３と、下流側の信号線１３と
は分離されているから、送信データと応答データとは競
合することはない。このため、マスタ装置’ｌＯの送信
部１０は、前の送信デー多に対する応答を待たずに次の
転送単位の送信データをステーションＳＴ２宛に送出し
、ステーションＳＴ２では、上流側に接続されている受
信部１６がこれを受信する。

なお、下流側のステーションに転送先を変える際は同じ
シーケンスでデータを転送し、上流側に変える際は、前
のデータの応答を待って転送する。

一般にマスタ装置１０は大量のデータを転送単位に同一
ステーションに転送するから、−本の信号線で二重転送
が実現されたことになり、データ転送速度が高速化され
る。

〔実施例〕

本発明の実施例を図を用いて詳細に説明する。

第１図は一実施例の構成図、第２図は実施例のデータ転
送タイムチャート図である。

第１図に示すように、マスタ装置１０と複数のステーシ
ョンＳＴＩ〜ＳＴｎとを一本のケーブルでループ状に接
続し、その信号線１３の一端にマスタ装置１０の送信部
１２を接続し、他端にマスタ装置ｌＯの受信部１１を接
続する。

送信部１２は、信号線１３に送信データを出力するドラ
イバＤを備えたもので、ステーションＳＴＩ〜ＳＴｎの
接続順を管理し、送信データの転送先が直前の送信デー
タの転送先と同じか、またはそれよりも上流側（送信部
１２側）ならば連続的に送信し、下流側（受信部１１側
）ならば受信部１１より応答着信通知を受けた後に送信
する。また、受信部１１からの応答着信通知を時間監視
し、タイムオーバのとき再送する等の処理を行う。

受信部１１は、応答データを受信する１／シーバＲを備
えたもので、応答着信を送信部１２に通知する。

各ステーションＳＴＩ〜ＳＴｎでは、信号線１３にスイ
ッチ１４がそれぞれ挿入されており、スイッチ１４の上
流側に受信部１６が接続され、下流側に応答部１５が接
続されている。そして、応答部１５は応答データを出力
する直前、または自装置宛送信データの受信終了後にス
イッチ１４を開き、出力終了後にスイッチ１４を閉じる
。

以上構成のシステムにおいて、次のようなデータ転送制
御が行われる。

マスタ装置１０が最初に送信データを出力するときは、
各ステーションＳＴＩ〜ＳＴｎのスイッチ１４は閉じて
おり、送信データは各ステーションＳＴＩ〜ＳＴｎの受
信部１６により受信される。そしてアドレスが自装置の
ものであると識別したステーション、例えばステーショ
ンＳＴ２では、応答部１５はスイッチ１４を開いた後、
下流側の信号線１３に応答データを出力し、出力終了後
にスイッチ１４を閉じる。

マスタ装置ｌＯは、次の送信データが同じステーション
ＳＴ２宛、または上流側のＳｒ１宛であれば、応答を待
たず出力し、下流側ステーション、例えばＳＴｎ宛であ
れば、先の送信データに対する応答の着信後に送出する
。

以上のように連続的に送信データを出力すると、応答デ
ータと時間的に競合するが、スイッチ１４が閉じている
間、即ち応答データが出力されている間は、信号線１３
はスイッチ１４を境界として分離されており、送信デー
タおよび応答データは受信部１６および受信部１１によ
り正常に受信される。

第２図は、ステーションＳＴ２に一連の送信データを転
送する場合のタイムチャートを示したもので、送信部１
２は連続的に送信データを出力できるため、応答に曽す
る時間分だけ転送時間が短縮されることになる。

以上のごとく、各ステーションＳＴＩ〜ＳＴｎをループ
状に接続し、各ステーションＳＴＩ〜ＳＴｎで応答する
間はスイッチ１４を開いて信号線１３を送信側と受信側
に分離するため、マスタ装置１０は応答を待たずに連続
して送信することができる。

このため、１つのステーションに対して大量のデータを
転送するようなシステムでは、−本の信号線１３で二重
転送が実現されたことになり、データ転送が大幅に高速
化される。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、マスタ装置と複数のス
テーションとをループ状に接続し、応答時にはスイッチ
で信号線を送信側と受信側に分離するという二重転送を
可能にした高速データ転送方式を提供するもので、簡易
な転送路でデータ転送が高速化できる効果は多大である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は一実施例の構成図、第２図は実施例のデータ転
送タイムチャート図、第３図は従来例の構成図、第４図
は従来のデータ転送タイムチャート図である。 図中、１０はマスタ装置、１１は受信部、１２は送信部
、１３は信号線、２０は転送路、１４はスイッチ、１５
は応答部、１６は受信部、ＳＴＩ〜ＳＴｎはステーショ
ン、Ｒはレシーバ、Ｄはドライバである。 ＼り＝〉／ 伽上流側　　　　　　　　　　　　　　下流←第１図 実施例のデータ転送タイムチャート図 第２図 第３図 従来のデータ転送タイムチャート図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 マスタ装置と複数のステーションとの間でデータを転送
   する高速データ転送方式であって、該マスタ装置（１０
   ）から前記各ステーション（ＳＴ１〜ＳＴｎ）を経由す
   るとともに、最終経由のステーション（ＳＴｎ）から該
   マスタ装置（１０）に戻る一本の信号線（１３）と、 該マスタ装置（１０）に設けられ、該信号線の一端から
   データを送信する送信部（１２）と、該信号線の他端か
   らデータを受信する受信部（１１）と、各ステーション
   （ＳＴ１〜ＳＴｎ）に設けられ、該信号線を切断および
   接続するスイッチ（１４）と、該スイッチより該マスタ
   装置の送信部側の該信号線からデータを受信する受信部
   （１６）と、該スイッチ（１４）を開き、該スイッチよ
   り該マスタ装置の受信部側の該信号線に応答データを出
   力する応答部（１５）とを設け、該ステーションは該マ
   スタ装置に応答する間、該スイッチにより該信号線を前
   記受信部側と送信部側とに分離し、該マスタ装置は該応
   答と並行して次のデータを送出することを特徴とする高
   速データ転送方式。