JPH0419487A - 形状記憶合金パイプ継手 - Google Patents

形状記憶合金パイプ継手

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JPH0419487A
JPH0419487A JP12311090A JP12311090A JPH0419487A JP H0419487 A JPH0419487 A JP H0419487A JP 12311090 A JP12311090 A JP 12311090A JP 12311090 A JP12311090 A JP 12311090A JP H0419487 A JPH0419487 A JP H0419487A
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JP
Japan
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pipe
liner
epoxy resin
shape
pipes
Prior art date
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Pending
Application number
JP12311090A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideto Tachibana
立花 秀人
Hidemitsu Kameoka
秀光 亀岡
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、形状記憶合金パイプ継手に関する。
[従来の技術] 近年、各種配管の接続、例えば、ニアコンディショナー
、水道管、ガス管等の接続に形状記憶合金からなるパイ
プ継手本体(以下、ドライバと呼ぶ)を用いたパイプ継
手か適用されている。このようなパイプ継手は、特開昭
59−93242号公報で開示されている。
このパイプ継手は、第3図に示すような構造を有する。
図中31は、ドライバである。ドライバ31の内周面に
は、管状のライナ32が挿着されている。ライナ32の
内周面には、その全面にわたってエポキシ樹脂層33が
形成されている。
このパイプ継手30によるパイプの接続は、第4図に示
すように行う。まず、パイプ継手30内に、その両端開
口部から継手3oの内径よりも僅かに小さい径を持つ2
本のパイプ40.41を差し込む。次に、パイプ継手3
0を加熱してその形状を所定の形状に回復させる。この
形状回復作用により、パイプ継手30は、あらかじめ記
憶された形状に収縮して2本のパイプ40.41を一本
に締め付けて接続する。このとき、エポキシ樹脂層33
は、溶融して2本のパイプ40.41とライナ32を密
着させる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、エポキシ樹脂層33は、ライナ32の内
周面の全面にわたって設けられている。
また、エポキシ樹脂層33は、ドライバ31を形状回復
させるための加熱により溶融状態となる。
そして、溶融状態のエポキシ樹脂は、ドライバ31の形
状回復によるライナ32の塑性変形で加圧される。この
ため、エポキシ樹脂が、2本のノ々イブの突き合わせ部
分に流れ込む。流れ込んだエポキシ樹脂は、パイプ継手
が冷却されることにより、パイプの内周面で硬化して滴
状の硬化物42となる。この硬化物42は、パイプの内
径を著しく小さくする。このため、このようなパイプ接
続部を有するパイプ内に水等の流体を通流させると、こ
の部分で流体の流量や流速が変化する。このため、給水
・給湯用の配管設計を行っても、設計どおりの給水・給
湯ができない。また、パイプ内周面の硬化物42が、流
体が逆流する際に欠落すると、パイプに連結されている
機器等に悪影響を及ぼす。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、パイ
プを接続する際にエポキシ樹脂がパイプ内に流入するこ
とを防止し、しかも確実にパイプを接続することかでき
る形状記憶合金パイプ継手を提供することを目的とする
[課題を解決するための手段] 本発明は、形状記憶合金からなり加熱により所定の形状
に回復するパイプ継手本体と、該パイプ継手本体の内周
面に挿着され、該パイプ本体の形状回復による変形に順
応して変形する金属からなる管状のライナと、該ライナ
の内周面の、接続される2本のパイプの接続箇所近傍の
領域を除いた領域に設けられ、該パイプ本体か形状回復
する温度より低い温度で溶融するエポキシ樹脂層とを具
備することを特徴とする。
[作用コ 本発明の形状記憶合金パイプ継手によれば、エポキシ樹
脂層が、ライナの内周面の所定の領域、すなわち、パイ
プの突き合わせ部分近傍を除いた領域に設けられている
。このため、ドライバの形状回復のための加熱により溶
融するエポキシ樹脂は、ライナの塑性変形により押圧さ
れ所定の領域に広がるか、パイプの突き合わせ部分には
到達しない。その後、パイプ継手を冷却することにより
、所定領域に広がったエポキシ樹脂は、ライナとパイプ
とを密着させた状態で硬化する。この結果、パイプ接続
の際に、パイプ内部にエポキシ樹脂が流入することが防
止される。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して具体的に説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例のパイプ継手を示す断面図
である。図中11は、ドライバである。
ドライバ11の内周面には、管状のライナ12が挿着さ
れている。ライナ12の内周面には、パイプの突き合わ
せ部分近傍を除いた領域にエポキシ樹脂層13が形成さ
れている。このとき、エポキシ樹脂層13の内径は、接
続するパイプの外径よりも大きくなるように形成される
。このようにして、パイプ継手10が構成されている。
ここで、接続されるパイプの材料には、銅、アルミニウ
ム、ステンレス等か使用される。また、パイプの径は、
任意である。
ドライバ]1に用いられる形状記憶合金としては、Ag
−Cd合金、Au−Cd合金、Cu−A、Q−Ni合金
、Cu−Au−Zn合金、Cu−Sn合金、Cu−Zn
合金、Cu−Zn−X(X=S i、Sn、A、Q 、
Ga)合金、InTΩ合金、N1−AΩ合金、Ti−N
i合金、Fe−Pt合金、M n −Cu合金等を用い
ることができる。特に、Cu系の形状記憶合金が好まし
い。これは、Cu系の形状記憶合金がAf点(マルテン
サイトからオーステナイトへの変態が終了する温度)と
Ms点(オーステナイトからマルテンサイトへの変態が
始まる温度)との差が大きく、しかもMs点が比較的低
いからである。このため、形状か回復したパイプ継手が
、低温においてもその形状を維持することができる。
ライナ12の材質としては、ドライバ11の変形に順応
して塑性変形を起こすものを選ぶ。このようなものとし
て、銅、アルミニウム等が挙げられる。ライナ12とパ
イプは、エポキシ樹脂を介して接続するので、その材質
は、同系であって、しかもエポキシ樹脂と濡れ性が良い
ものが好ましい。例えば、接続するパイプが銅製である
場合、ライナには銅または銅合金を用いる。また、ライ
ナ12の長さは、通常、ドライバ11の長さよりも長く
する。これは、ライナ12のドライ/<11より長い領
域の外周面に示温塗料を塗布するためである。この示温
塗料は、加熱により変色してドライバ11を加熱して形
状回復させる際の温度の指標となる。
エポキシ樹脂層13のエポキシ樹脂は、ドライバ11に
用いられる形状記憶合金のAf点よりも低い融点を持つ
ものを選ぶ。これは、エポキシ樹脂の融点がAf点より
も高いと、ドライバ11を加熱して形状回復させる際に
、エポキシ樹脂が溶融せず、接続させるパイプとライナ
12を密着させることができないからである。
エポキシ樹脂層13は、ライナ12の内周面のパイプの
突き合わせ部分近傍を除いた領域に設ける。これは、パ
イプの突き合わせ部分から溶融したエポキシ樹脂が流入
するのを防止するためである。したがって、エポキシ樹
脂層を設けない部分は、エポキシ樹脂層の厚さにより異
なるが、ドライバ11の形状回復の際に接続するパイプ
の突き合わせ部分にエポキシ樹脂が流入しないように、
かつ、ライナ12とパイプとの密着性か損なわれないよ
うに設定する。また、エポキシ樹脂層の厚さは、20〜
60μmが好ましい。
次に、このような構成のパイプ継手を用いてパイプ接続
を行う方法を第2図を参照して説明する。
まず、パイプ継手10の両端の開口部から2本のパイプ
20.21を差し込んで、両パイプ20゜21の先端を
突き合わせる。次に、ドライバ11をAf点以上に加熱
して、その形状をあらかじめ記憶されている所定の形状
に回復させる。すなわち、ドライバ11を収縮により縮
径させる。ドライバ11の収縮により、ドライバ11内
に挿着されているライナ12も順応して塑性変形する。
ライナ12の塑性変形により、その内周面に形成されて
いるエポキシ樹脂層13は、1<イブ20゜21に押し
付けられる。一方、ドライ!(11を加熱することによ
り、熱がドライノく11およびライナ12を介してエポ
キシ層13に伝達される。この熱によりエポキシ樹脂層
13は溶融し、ライナ12の押付力によりライナ12と
(イブ20.21との隙間に充填されると共にパイプの
突き合わせ部分近傍に向かって広がる。この領域には、
あらかじめエポキシ樹脂層か設けられていないので、エ
ポキシ樹脂は、パイプ突き合わせ部分まで到達しない。
このため、エポキシ樹脂は、パイプ突き合わせ部分から
パイプ内に流入することはない。
ドライバ11の形状回復を完全に行った後、加熱を停止
して室温に冷却する。このとき、ドライバ11は、パイ
プ20.21への押圧力を保持した状態でその形状を維
持する。また、ライナ12は、ドライバ11の収縮によ
り塑性変形した形状を維持する。また、エポキシ樹脂は
、パイプ2021とライナ12を強固に密着させる。こ
のようにして、パイプの接続が完了する。
なお、ドライバ11を所定の形状に記憶させるためには
、従来公知の方法か用いられる。例えば、まず、接続す
る際の径(収縮後の径)のドライバを成形し、次に、そ
のドライバにAf点以上の温度で形状を記憶させる加熱
処理を施し、次いて、このドライバにMf点(オーステ
ナイトからマルテンサイトへの変態が終了する温度)以
下の温度で拡径処理を施すことにより行われる。
以下、本発明にかかる形状記!合金パイプ継手の効果を
確認するために行った試験例を示す。
試験例 使用したパイプ継手は、Cu−LOAN5 Z n −
5M nの形状記憶合金からなり、長さ16論、外径1
8゜2m+1、肉厚3.5+amのドライバと、銅から
なり長さ191111、外径11.2m+s、肉厚2.
11のライナと、ライナの両端開口部からそれぞれ5 
mmのライナ内周面の領域に設けられた厚さ40μmの
エポキシ樹脂層とで構成されている。なお、ドライバは
、160℃以上に加熱すると形状が回復して、外径が1
7.5mとなる。
このパイプ継手の両端開口部に外径6.35mm。
肉厚0.5tnraの2本の銅製パイプを差し込み、そ
れぞれの先端を突き合わせた。次いで、ドライバを上記
合金のAf点以上の温度である180℃で20秒間加熱
した。このようにして、2本のパイプを接続して、試験
例の試料を作製した。
得られた試料の気密性およびエポキシ樹脂のパイプ内へ
の流入の有無を調べた。なお、気密性は、試料に90度
のねじり試験を施した後、その試料にJIS  B23
02に基づく水圧試験を施した。
また、エポキシ樹脂流入の有無は、パイプの接続部を切
断し、パイプの突き合わせ部分を目視により調べた。
この結果、試験例の試料は、ねじり試験後においても優
れた気密性を発揮した。また、パイプの突き合わせ部分
において、エポキシ樹脂は確認されなかった。
比較例 使用したパイプ継手は、Cu−10AN5 Z n −
5M nの形状記憶合金からなり、長さ16mm、外径
18 、 2 rrrra %肉厚3.5mmのドライ
バと、銅からなり長さ19關、外径11.2+n、肉厚
2.1m+sのライナと、ライナ内周面の全面に設けら
れた厚さ40μmのエポキシ樹脂層とで構成されている
。なお、ドライバは、160℃以上に加熱すると形状が
回復して、外径が17.5mmとなる。
このパイプ継手を用い、試験例と同様にして外径6.3
5mm、肉厚0.5mmの2本の銅製パイプを接続して
、比較例の試料を作製した。
得られた試料の気密性およびエポキシ樹脂のパイプ内へ
の流入の有無を試験例と同様にして調べた。
この結果、比較例の試料は、パイプの突き合わせ部分に
おいて、エポキシ樹脂が確認された。
[発明の効果コ 以上説明した如く、本発明の形状記憶合金パイプ継手は
、パイプを接続する際にエポキシ樹脂がパイプ内に流入
することを防止し、しかも確実にパイプを接続すること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のパイプ継手を示す断面図、
第2図は本発明の一実施例のパイプ継手にパイプを挿入
した状態を示す断面図、第3図は従来のパイプ継手を示
す断面図、第4図は従来のパイプ継手にパイプを挿入し
た状態を示す断面図である。 10.30・・・パイプ継手、11.31・・・ドライ
バ、1232・・ライナ、13.33・・・エポキシ層
、20,21,40.41・・・パイプ、42・・・硬
化物。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 第 図 第 図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 形状記憶合金からなり加熱により所定の形状に回復する
    パイプ継手本体と、該パイプ継手本体の内周面に挿着さ
    れ、該パイプ本体の形状回復による変形に順応して変形
    する金属からなる管状のライナと、該ライナの内周面の
    、接続される2本のパイプの接続箇所近傍の領域を除い
    た領域に設けられ、該パイプ本体が形状回復する温度よ
    り低い温度で溶融するエポキシ樹脂層とを具備すること
    を特徴とする形状記憶合金パイプ継手。
JP12311090A 1990-05-15 1990-05-15 形状記憶合金パイプ継手 Pending JPH0419487A (ja)

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JP12311090A JPH0419487A (ja) 1990-05-15 1990-05-15 形状記憶合金パイプ継手

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JP12311090A JPH0419487A (ja) 1990-05-15 1990-05-15 形状記憶合金パイプ継手

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102632101A (zh) * 2012-04-26 2012-08-15 哈尔滨工程大学 镍钛形状记忆合金复合管接头成形方法

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