JPH0419446Y2 - - Google Patents

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JPH0419446Y2
JPH0419446Y2 JP1982066459U JP6645982U JPH0419446Y2 JP H0419446 Y2 JPH0419446 Y2 JP H0419446Y2 JP 1982066459 U JP1982066459 U JP 1982066459U JP 6645982 U JP6645982 U JP 6645982U JP H0419446 Y2 JPH0419446 Y2 JP H0419446Y2
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JP
Japan
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sliding shaft
contact
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shaft
sliding
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JP1982066459U
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JPS58169502U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はマシニングセンタや治具ボーラーある
いはフライス盤等の各種工作機械において被加工
物の基準面位置を精密に検出するのに使用される
工作機械用位置測定装置に関する。
この種位置測定装置は工作機械のスピンドルに
取付けてその先端に設けた接触子を被加工物の所
定の基準面に接触させることにより被加工物の座
表位置を検出するものであるが、従来にあつては
前後左右方向即ち水平X−Y座標位置を検出する
装置と高さ方向即ち垂直Z方向の座標位置を検出
する装置との2つの装置を使用する必要があり、
装置の取付け交換のために位置検出に時間を要し
且つ不経済であつた。
なお、特開昭53−82377号ではX−Y−Zの三
次元座標位置を1つの測定器で検出するための探
針が提案されているが、この探針は触針ホルダと
中間部材とベース部材の各部材間にばね力を作用
させると共にこれら部材間に点接触でかつ軸対称
をなす座群を複数群介在させるという極めて複雑
な構造を有し、また非常に多数の部品を必要とす
る上、各部品の寸法を厳密みつに仕上げねばなら
ず、製作コスト面より実用性に乏しかつた。
本考案は上記状況に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは被加工物のX−Y−Zの三
次元座標位置を極めて簡単な単一の装置にて高精
度で検出できる工作機械用位置測定装置を提供す
る点にある。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図は位置測定装置の縦断面構造を、第2図
は本体1の外観を、第3図は第2図の−断面
をそれぞれ示す。
本体1は中空部2を備えて中央部で径大となつ
た筒状に構成されており、一端側に開口3aを有
すると共に、他端側には先端へ向かい径小となる
テーパ状で且つ先端が扁平化したシヤンク部4が
突設され、また開口3a側端部に開口3aと同芯
の開口3bを備えたカバー部材5が外嵌螺合され
ている。中空部2は、開口3aより主軸方向に連
続する略円筒形の摺動軸収容室2aと、これに軸
方向が直交する大径円筒状部およびその内底より
凹陥する奥室部を有するダイヤルゲージ収容室2
bとから構成され、本体1の周面の一方向側にダ
イヤルゲージ収容部2bに対応する円形開口6a
とこれに連続して摺動軸収容室2b側面側に対応
する長穴状開口6bを有している。しかしてダイ
ヤルゲージ収容室2bには円形表示面を備えたダ
イヤルゲージ7が収容されてボルト8にて固定さ
れると共に、この収容固定後に長穴状開口6b位
置上に環状カバー部材9を外嵌固着してある。一
方、摺動軸収容室2aにはスライドベアリング1
0を介して摺動軸11が主軸方向に摺動自在に支
承されている。該摺動軸11は、その一端が開口
3a,3bを挿通して外方へ突出しており、開口
3aと3bの間に位置してフランジ部11aが一
体に設けてあり、本体1の開口3a側端部外面と
カバー部材5内面との間に配設されたコイルばね
12にて上記フランジ部11aが押圧されて摺動
軸11が外方側へ付勢されている。また、摺動軸
11の内端面には長穴開口6b方向へ突出する突
片13がボルト14を介して固着されており、該
突片16にダイヤゲージ7の作動軸7aの先端が
接当位置している。更に摺動軸11の外方突出端
部11bには、中空軸状の接触子15が、その中
空部15aの内奥端と摺動軸11の突出端部11
bに設けた中空部11cの内奥端との間で係止し
たコイルばね16の引張り力により、同芯状に係
着されている。そして、この接触子15は、先端
に球体17が固着されると共に、外周がフランジ
状をなす基端部15bを有しており、該基端部1
5bにおいて摺動軸11の突出端部11bの端面
11dに対し軸方向に直行する平面で非嵌合状態
に接当し、該平面方向に摺動自在となつている。
上記構成の工作機械用位置測定装置を用いて被
加工物の座標位置を検出するには、まず第4図の
如く工作機械のスピンドル18に本体1のシヤン
ク部4を接続して取り付ける。Z方向の座標測定
を行うには、予めスピンドル18の基準面位置か
らの間隔が既知である基準物体(例えば加工テー
ブル)の表面に接触子15の先端を押当てる。こ
の時、摺動軸11はコイルばね12の付勢力に抗
して本体1内方向へ後退し、これに伴つてダイヤ
ルゲージ7の作動軸7aが押込まれてダイヤルゲ
ージ7の指針がある値を表示する。次に被加工物
19の上端面に接触子15の先端を押当ててダイ
ヤルゲージ7の指針が上記表示値と一致するよう
に調整し、この時のスピンドルの下降距離を上記
基準物体における既知距離に比較してZ座標位置
を求める。
一方、X−Y方向の座標測定を行うには、まず
第5図Aの如く接触子15を指等で軽く押して若
干(例えば0.5mm程度)偏心させ、この状態でス
ピンドル18を回転(例えば400〜6000r.p.m程
度)させる。これによつて本体1および摺動軸1
1が一体回転し、接触子15も上記偏心状態のま
ま回転する。そして、この偏心して回転している
接触子15を被加工物19の端面に側方から近づ
けて接触させて徐々に押し付けていく。この時、
上記端面と接触子15との接触は、接触子15が
偏心回転しているために厳密にはスピンドル18
の1回転ごとに1回の割合で間欠的になされてい
ることになる。この接触による圧力は上記端面に
対して本体1つまりスピンドル18の回転軸心が
接近しつつあることから、接触子15の偏心量を
減少させるように作用する。すなわち接触子15
に対して求心作用を及ぼし、肉眼では接触子15
の触れが次第に減少するように見える。そして、
押し付けの続行により、ある時点で第5図Bの如
く接触子15の振れが認められなくなり、外観上
静止したように観測される。この振れが完全に消
えた位置は、上記回転軸心と端面との距離が接触
子15の半径と一致した位置、つまり基準位置と
なるが、μm単位の触れの有無は肉眼では判定不
能である。しかるに、更に微細送りで押し付けて
いくと、第5図Cの如く接触子15が急に一定方
向へスライドし、この動きは大きいために肉眼で
明確に視認できる。このスライドを始めた直前の
位置が上記の基準位置となり、従つて座標位置は
接触子15の半径分を基準位置に加えた値とな
る。尚、上記のスライド現象は、接触子15の係
着構造より得られる既知現象である。すなわち、
回転軸心が被加工物19の端面に対して接触子1
5の半径よりも接近すると、この動きは接触子1
5を回転軸心から離心させることになり接触子1
5は偏心状態で回転しようとするが、端面との接
触で偏心回転が阻止される一方、該端面と回転し
ている接触子15との間で摺動抵抗を生じるた
め、接触子15の保有していた回転モーメントつ
まり遠心力は接触子15を端面に沿つて転動させ
る動きに転換されて、接触子15が一方向にスラ
イドるす。しかして、これら一連の動作は回転軸
心と端面との距離が接触子15の半径よりも1μ
mあるいはある以下の僅かでも短くなつた際に瞬
時に生じるため、X−Y座標位置は極めて高精度
で検出される。
以上のように本考案に係る工作機械用位置測定
装置は、一端側に開口した中空部を備える筒状本
体の他端側に工作機械のスピンドルに接続させる
シヤンク部を突設し、上記中空部内で摺動軸を本
体軸方向に摺動自在に支承すると共に、該摺動軸
の一端を中空部の開口より外方へばね力の付勢を
受けて突出させ、この突出端面に基端部が軸方向
に直交する平面で非嵌合状態に接当して該平面方
向に摺動自在な軸状接触子を、一端が摺動軸に係
止された引張ばねにより同芯状に係着し、更に上
記摺動軸の摺動変位量を表示するダイヤルゲージ
を本体に装着したものであるから、被加工物の座
標位置の検出が水平X−Y方向に垂直Z方向との
両方を装置の取替えなしに、しかも肉眼判定で容
易にかつ極めて高精度で行えるという画期的効果
を奏する。その上、装置自体は構造的に非常に簡
単であることから低コストで製作できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例の工作機械用位
置測定装置の縦断面図、第2図は同上の装置本体
の側面図、第3図は第2図の−断面図、第4
図および第5図A,B,Cは上記実施例装置を用
いた被加工物の位置測定操作を示す模式図であ
る。 1……本体、2……中空部、3a,3b……開
口、4……シヤンク部、7……ダイヤルゲージ、
11……摺動軸、11d……突出端面、12……
コイルばね、15……接触子、15b……基端
部、16……引張ばね、13……スピンドル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端側に開口した中空部を備える筒状本体の他
    端側に工作機械のスピンドルに接続させるシヤン
    ク部を突設し、上記中空部内で摺動軸を本体軸方
    向に摺動自在に支承すると共に、該摺動軸の一端
    を中空部の開口より外方へばね力の付勢を受けて
    突出させ、この突出端面に基端部が軸方向に直交
    する平面で非嵌合状態に接当して該平面方向に摺
    動自在な軸状接触子を、一端が摺動軸に係止され
    た引張ばねにより同芯状に係着し、更に上記摺動
    軸の摺動変位量を表示するダイヤルゲージを本体
    に装着してなる工作機械用位置測定装置。
JP6645982U 1982-05-06 1982-05-06 工作機械用位置測定装置 Granted JPS58169502U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6645982U JPS58169502U (ja) 1982-05-06 1982-05-06 工作機械用位置測定装置

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JP6645982U JPS58169502U (ja) 1982-05-06 1982-05-06 工作機械用位置測定装置

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Publication Number Publication Date
JPS58169502U JPS58169502U (ja) 1983-11-12
JPH0419446Y2 true JPH0419446Y2 (ja) 1992-05-01

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ID=30076327

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JP6645982U Granted JPS58169502U (ja) 1982-05-06 1982-05-06 工作機械用位置測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6036904A (ja) * 1983-06-14 1985-02-26 ジ−テイ−イ−・ベイルロン・コ−ポレ−シヨン 接触プロ−ブ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5078346A (ja) * 1973-10-01 1975-06-26
JPS5382377A (en) * 1976-12-24 1978-07-20 Rolls Royce Probe used in measuring instruments

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JPS5078346A (ja) * 1973-10-01 1975-06-26
JPS5382377A (en) * 1976-12-24 1978-07-20 Rolls Royce Probe used in measuring instruments

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JPS58169502U (ja) 1983-11-12

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