JPH04194116A - スライム処理装置 - Google Patents

スライム処理装置

Info

Publication number
JPH04194116A
JPH04194116A JP32126590A JP32126590A JPH04194116A JP H04194116 A JPH04194116 A JP H04194116A JP 32126590 A JP32126590 A JP 32126590A JP 32126590 A JP32126590 A JP 32126590A JP H04194116 A JPH04194116 A JP H04194116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slime
shaft
mud
muddy water
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32126590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2709189B2 (ja
Inventor
Kazutoshi Inoue
井上 一敏
Tatsuo Ito
達男 伊藤
Hirofumi Fukushima
弘文 福島
Tatsuo Usui
臼井 龍男
Noboru Hishinuma
登 菱沼
Haruo Horiuchi
堀内 晴生
Hidemasa Saka
坂 英昌
Osamu Murata
修 村田
Masaru Tateyama
勝 舘山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Railway Technical Research Institute
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
Railway Technical Research Institute
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd, Railway Technical Research Institute, Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP2321265A priority Critical patent/JP2709189B2/ja
Publication of JPH04194116A publication Critical patent/JPH04194116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2709189B2 publication Critical patent/JP2709189B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Underground Or Underwater Handling Of Building Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 a)産業上の利用分野 本発明は、各種の泥水掘削工法を用いて掘削された立坑
内に場所打ち杭を施工する際に、その坑底部上または当
該坑底部に設置される先端根固め体上に堆積しているス
ライムを除去するためのスライム処理方法に関するもの
である。
b)従来の技術 場所打ち杭の施工に際して、ベノトエ法やアースドリル
あるいはリバース工法等を用いて立坑を泥水掘削すると
、泥水中から沈殿したスライムが坑底部に堆積される。
このスライムをそのまま放置しておくと、その後にコン
クリートを打設して当該立坑内に造成される杭先端部の
強度が劣化するので、その前にスライムを除去する必要
がある。
従来のスライムの処理方法としては、例えば第12図乃
至第15図のようなものがある。
第12図の方法は、ケーシング1内を泥水掘削した立坑
2の坑底部に堆積したスライム3をパケット4て掴んで
地上へ排出処理させるものである。
第13図の方法は、トレミー管5の下部側の途中へ送気
管6を分岐状態で連通させて当該送気管6にコンプレッ
サーで圧縮空気を送り込み、トレミー管5内に泥水と気
泡の混合体を形成させてトレミー管5外の泥水との比重
差で揚水が行われ、その際に坑底部に堆積したスライム
3を泥水と一緒に地上へ排出処理させる所謂エアーリフ
ト式によるものである。
第14図の方法は、前記エアーリフト式に送水管7を並
設させ、該送水管7を介して圧送された水流でスライム
3を攪拌させトレミー管5によるスライムの排出処理を
促進させるものである。
第15図の方法は、例えば特公昭60−58335号そ
の他で提案されたものであって、坑底部に堆積したスラ
イム3を一体又は分割されたコンクリート製等による根
固め体8を、例えばグリップシュー9aでケーシングに
支持された反力受9に設けたジヤツキ9bで押圧し、当
該スライム3を圧密すると共に、圧密によって根固め体
8の上部へ押出されたり圧密後に根固め体8の上部へ沈
澱した残留スライムを前記エアーリフト式等によって地
上へ排出処理させるものである。
C)発明が解決しようとする課題 然しなから、前記した従来のスライム処理方法では、例
えばパケットを用いる方法ではスライムを十分に除去で
きず、エアーリフト式の場合には地上との間に各種の配
管を必要として作業が繁雑であり、然もパケットを用い
る場合やエアーリフト式の場合にも、スライムが沈澱し
て坑底部に堆積するまで長時間荷たねばならない等の問
題点があった。
またこの点に関して、前記の根固め体で大部分のスライ
ムを圧密して残留スライムのみをエアーリフト式等で地
上へ排出処理させる前記第7図で示す方法は有利である
が、根固め体の上面部に除去し切れないスライムが残っ
てしまうというという問題点がある。
更に、拡底杭のように坑底の隣接部が拡幅掘削されてい
る場合には、その拡幅部分の坑底に堆積しているスライ
ムの除去を十分に行うことができなかった。
そこで本発明では、これらの従来技術の課題を解決し得
るスライム処理方法の提供を目的とするものである。
〔発明の構成〕
a)課題を解決するための手段 本発明の要旨は、泥水掘削した立坑の坑底部上または当
該坑底部に設置した根固め体上に堆積したスライムを除
去するスライム処理方法であって、地上から坑底部側に
吊り下ろして設置したスライム処理装置の噴流路から坑
底部側の中央へ向けて末広がり状に流体を噴射し、当該
坑底部上または根固め体上に堆積したスライムを泥水中
に浮上させると共に、この浮上したスライムを泥水と一
緒にスライム処理装置の吸泥路を介して圧送状態で地上
へ揚水排土させるスライム処理方法である。
また本発明の他の要旨は、上記のスライム処理方法にお
いて、上記の浮上させたスライムの浮上区域を制限させ
るようにしたスライム処理方法である。
b)実施例 以下に本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
。尚、各実施例の説明に際して、前に説明した実施例と
共通する部材については同一の符号を付してその詳細な
説明は省略する。
第1図は、第一実施例によるスライム処理装置を用いて
本発明のスライム処理方法を実施する場合の説明図であ
る。公知の掘削手段を用いて泥水掘削され、周囲がケー
シング11で囲まれて内部に泥水が満たされた立坑12
の坑底部には、同心状に配設したコンクリート製による
複数のブロックによる根固め体13が設置される。この
根固め体13は、吊り具を介してクレーン等で建て込ま
れるが、当該根固め体13は坑底部にある程度のスライ
ム14が堆積した時点で設置され、図示しない公知の根
固め処理装置のジヤツキを用いて内側のブロックから順
次坑底部側へ押圧され、これによりスライム14の一部
は圧密されると共に、残りのスライム14は根固め体1
3の上面に押し出される。
このスライム処理装置15は、一体のハウジング内に収
容された装置全体が、ロープ16を介してクレーン等に
よって地上から立坑12内へ吊り下げられて根固め体1
3の上方に宙吊り状態で設置され、回収するスライム1
4は排泥ホース17を介して排出される。
この装置15では、下端側に傘状のフランジ板18が突
設されると共に、内部が吸泥路の一部を構成する上部ハ
ウジング19の軸心に揚泥用の水中ポンプ20が装着さ
れて揚泥装置部分を構成している。また下端部が拡径す
るカップ状に形成されると共に、内部が噴流路の一部を
構成する下部ハウジング21の軸心部に噴流用のミキサ
ーポンプ22が装着されて水流発生装置部分を構成して
いる。
上記の上部ハウジング側と下部ハウジング側との間には
、この各ハウジング19.21間を相互に連結すると共
に、噴流路と吸泥路とを区分して混流しないようにマニ
ホールド状の隔壁部分が設けられている。
尚、この実施例では上記の水中ポンプ20とミキサーポ
ンプ22とは、モータの駆動によるスクリューの回転方
向が逆になるようし、スクリューの回転で装置全体がふ
らついたり排泥ホースか捩れたりすることを防止してい
る。
上記の隔壁部分は、同心状に配設された内筒隔壁23と
外筒隔壁24による二重筒状て、当該内筒隔壁23と外
筒隔壁24の間には垂直状態で半径方向へ延在する多数
の垂直隔壁25が円周方向の所定間隔毎に並設されてい
る。
上記フランジ板18には、第2図のように所定間隔毎に
開口部(○印の箇所)と閉塞部(X印の箇所)が交互に
設けられ、上記下側ノ\ウジング21の底部側にもこれ
と同じ配列で開口部と閉塞部が交互に設けられている。
また上記内筒隔壁23と外筒隔壁24にも、各々開口部
と閉塞部とか所定間隔毎に交互に設けられており、この
開口部は上記フランジ板18および下部ノ\ウジング2
1の底部側に設けられた閉塞部と対応する箇所に、閉塞
部は上記フランジ板18および下部ハウジング21の底
部側に設けられた開口部と対応する箇所に各々設けられ
ている。
これにより、スライム処理装置15の上方からフランジ
板18の開口部と下部ハウジング21の底部側の開口部
を介して下部ハウジング21内から抗底部側へ連通する
噴流路aが構成される。また、抗底部側からフランジ板
18と下部ハウジング21の間を通り、外筒隔壁24の
開口部と内筒隔壁23の開口部を介して上部ハウジング
19内へ連通する吸泥路すが構成される。
また上記の下部ハウジング21の先端側の内側には、当
該下部ハウジング21からの噴流の流速に応じて角度が
可変される誘導可変板26が枢着され、この誘導可変板
26を複数個所に設けることによって立坑12内の内周
面の近くまで噴流が到達するようにしている。
更に上記のフランジ板18の外周部には、ケーシング1
1に摺接する態様で環状のゴム材によるスリーブ27が
取り付けられ、このスリーブ27と上記フランジ板18
とで構成された仕切り部材によって噴流で浮上されたス
ライム14が装置15より上方へ舞い上がらないように
浮上区域を制限している。
以上の構成による第一実施例のスライム処理装置15を
用いてスライム処理を行う場合には、上記の水中ポンプ
20とミキサーポンプ22とを同時に作動させると、ミ
キサーポンプ22により噴流路aを介してハウジング内
へ取り込まれた上部側の泥水が坑底部に設置された根固
め体13に向けて末広がり状に噴射され、これによって
泥水中に浮上されたスライム14は上記の吸泥路すを介
してハウジング内へ取り込まれた後に、泥水と一緒に排
泥ホース17を介して地上へ圧送状態で排出される。
特に、この実施例の装置15を用いる場合には、当該装
置をグリップ等で立坑の内壁面またはケーシングに固定
保持させる必要がなく宙吊り状態で坑底部の上方適所に
容易に設置させて使用ができるので、ケーシングのない
立坑や坑底部に根固め体13を設置しないまたは根固め
体13を設置する前の立坑のスライム処理にも適用でき
る。
また、ハウジング内に設けた隔壁部分によって噴流路と
吸泥路とがマニホールド状に区分されているので、装置
か小型で安価である。
更に、仕切り部材でスライムの浮上区域が制限され、然
も誘導可変板によって流体を坑底部の全域にくまなく噴
射させることができるので、効率良く確実なスライム処
理を行うことができる。
次に第3図と第4図は、本発明のスライム処理方法の実
施に用いられる第二実施例によるスライム処理装置の説
明図である。
このスライム処理装置30は、H型鋼などによるフレー
ムで組み立てられた架台31に組み込まれ、ロープ16
を介してクレーン等で吊り下げられ、当該架台31の下
面に取り付けられた載置円板32を介して先に坑底部に
設置された根固め体13上に載置して使用される。尚、
上記載置円板32の外周部にはケーシング11に摺接す
る態様で環状のゴム材によるスリーブ33が取り付けら
れ、このスリーブ33が噴流で浮上されたスライム14
が沈澱して根固め体13とケーシング11の間に入り込
まないように下部側の仕切り部材を構成している。
架台31の上部側には、多数の小孔34aが穿設された
多孔板34が取り付けられ、この多孔板34上に揚泥用
の水中ポンプ35が装着されている。この水中ポンプ3
5には、下方へ延在されて先端の吸泥口36aが坑底部
の上方で開口するように下方へ延在された吸泥ホース3
6と、この吸泥ホース36を介して回収されるスライム
14を泥水と一緒に地上へ圧送状態て排出する排泥ホー
ス17とが接続されている。
上記の多孔板34の外周部には、ケーシング11に摺接
する態様で環状のゴム材によるスリーブ37が取り付け
られ、このスリーブ37と上記多孔板34とて構成され
た上部側の仕切り部材によって噴流で浮上されたスライ
ム14が装置30の上方へ舞い上がらないように浮上区
域を制限し、且つ装置30の上方から泥水中のスライム
が坑底部側へ沈澱しないようにしている。
架台31の下部側には、噴流口38aを坑底部に近接さ
せた噴流用のミキサーポンプ38が支持管39を介して
装着され、このミキサーポンプ38の横には上記吸泥ホ
ース36の先端側が固定保持されている。尚、上記の支
持管39の長さを調節可能にすると共に、吸泥ホース3
6を蛇腹状に伸縮可能にしておくと、坑底部に対する高
さ調節を任意に可変させることができる。
尚、符号40は上記に架台31に装着されケーシング1
1の内面側へ突設された振れ止めローラであり、この振
れ止めローラ4oによって吊り下ろしまたは吊り上げ時
に架台31がケーシング11に衝突しないように保護し
ている。
以上の構成による第二実施例のスライム処理装置30を
用いてスライム処理を行う場合には、上記の水中ポンプ
35とミキサーポンプ38とを同時に作動させると、ミ
キサーポンプ38により噴流口38aを介して坑底部に
設置された根固め体13に向けて末広がり状に流体が噴
射され、これニヨって泥水中に浮上されたスライム14
は、水中ポンプ35によって上記の吸泥口36mがら吸
泥ホース36と排泥ホース17を介して泥水と一緒に地
上へ圧送状態て排出される。
特に、この実施例の装置30を用いる場合には、当該装
置をグリップ等で立坑の内壁面またはケーシングに固定
保持させる必要がなく坑底部に設置した根固め体13上
に載置させて使用ができるので、ケーシングのない立坑
のスライム処理にも適用することができる。
また、スライムが堆積している根固め体13に対してス
ライム処理に最も適した噴流口38aおよび吸泥口36
aの高さ位置を任意に調節できる。
更に、仕切り部材でスライムの浮上区域が制限されると
共に、上方の泥水中から沈澱するスライムの降下を阻止
することができるので、効率良くスライム処理を行うこ
とができる。
次に第5図と第6図は、本発明のスライム処理方法の実
施に用いられる第三実施例によるスライム処理装置の説
明図である。
このスライム処理装置50は、先の第二実施例による装
置30の一部を変形させたものである。
この装置50は、根固め体13上に載置されて架台51
は四本の支柱で方形状に枠組みされ、中間に架設された
棚板52上に水中ポンプ35が載置されると共に、この
棚板52に基端部が取り付けられた伸縮調節可能な支持
管39を介してミキサーポンプ38が取り付けられてい
る。
上記水中ポンプ35に接続された吸泥管53は吸泥口5
3aが根固め体13の外周側の上方へ開口するように延
在されている。またミキサーポンプ38には、当該ミキ
サーポンプ38を上下移動させた際に架台51の内面を
摺接すると共に、その後の使用に際して振れ止めを行う
摺動案内板54が設けられている。尚、この摺動案内板
54を例えば多孔板で形成すると、スライムが上方へ浮
上する区域を制限したり、上方の泥水中からスライムが
坑底部側へ沈澱するのを制限することかできる仕切り部
材として機能する。
更に、架台51の底部側には隔壁によって流体の流路を
規制する流路案内板55が設けられ、この流路案内板5
5てミキサーポンプ38の噴流口38aから噴射される
流体が乱流状態で軸心部から外側へ回流するようにして
いる。
尚、この実施例でも上記した第二実施例の場合と同様に
、基台51には仕切り部材として機能するスリーブ33
.37と、架台51を保護する振れ止めローラ40が装
着されている。
以上の構成による第三実施例のスライム処理装置50を
用いてスライム処理を行う場合には、上記の水中ポンプ
35とミキサーポンプ38とを同時に作動させると、ミ
キサーポンプ38により噴流口38aを介して坑底部に
設置された根固め体13に向けて末広がり状に流体か噴
射され、これによって泥水中に浮上されたスライム14
は、水中ポンプ35によって上記の吸泥口53gから吸
泥管53と排泥ホース17を介して泥水と一緒に地上へ
圧送状態で排出される。
特に、この実施例の装置50を用いる場合には、流路案
内板55に対する噴流口38aの高さ位置を任意に調節
して、スライムが堆積している根固め体13に対してス
ライム処理に最も適した噴流を噴射させることかできる
また、第二実施例と同様に装置をグリップ等で立坑の内
壁面またはケーシングに固定保持させる必要がなく坑底
部に設置した根固め体13上に載置させて使用ができる
ので、ケーシングのない立坑のスライム処理にも適用す
ることができる。
更に、仕切り部材でスライムの浮上区域が制限されると
共に、上方の泥水中から沈澱するスライムの降下を阻止
することができるので、効率良くスライム処理を行うこ
とができる。
次に第7図と第8図は、本発明のスライム処理方法の実
施に用いられる第四実施例によるスライム処理装置の説
明図である。
このスライム処理装[60は、先の第二実施例による装
置30の一部を変形させたものである。
この装置60は、立坑12の坑底部上に第二実施例と同
様の架台31を直接載置させて使用するものであり、こ
の架台31には第二実施例と同様に水中ポンプ35とミ
キサーポンプ38が取り付けられている。また、この装
置60には特にケーシング11の内周面近くのスライム
14をジェット噴流によって浮上させるために、複数の
噴射ノズル62が設けられている。これらの各噴射ノズ
ル62には高圧水供給口63から供給された地上からの
高圧水をドーナツ状配管64を介して分配されている。
この為に高圧水の噴射によって浮上するスライムの高さ
も高くなるので、この実施例では水中ポンプ35に接続
された排泥管61の先端の排泥口61aが逆漏斗状に形
成され、当該排泥口61aは第二実施例の場合に比べて
高い位置で開口されている。
また、上記の各噴射ノズル62の先端部には坑底部まで
の距離を計測する距離センサ65を設けると共に、当該
噴射ノズル62を支持管39と同′様に長さを可変でき
るよう伸縮自在に構成させ、これによって坑底部までの
高さをスライム処理に最も適した位置に調節することが
できる。
以上の構成による第四実施例のスライム処理装置60を
用いてスライム処理を行う場合には、上記の水中ポンプ
35とミキサーポンプ38とを同時に作動させると共に
、上記噴射ノズル62から高圧水をジェット噴射させる
。これにより、坑底部の中央のスライム14はミキサー
ポンプ38から噴流口38aを介して坑底部に向けて末
広がり状に噴射された流体で、その外側のスライム14
は噴射ノズル62からの高圧水で各々泥水中に浮上され
、水中ポンプ35によって上記の吸泥口61aから吸泥
管61と排泥ホース17を介して泥水と一緒に地上へ圧
送状態で排出される。
特に、この実施例の装置60を用いる場合には、噴射ノ
ズル62からの高圧水の噴射によって処理しにくかった
立坑12の内面近くのスライム処理も容易となり、この
装置によると拡底杭におけるスライム処理も可能である
次に第9図乃至第11図は、本発明のスライム処理方法
の実施に用いられる第五実施例によるスライム処理装置
の説明図である。
このスライム処理装置70は、第9図のように特にケー
シングを用いない立坑におけるスライム処理に適合させ
たものであり、また第11図のように拡底杭におけるス
ライム処理にも適合する。
地上からロープ16を介してクレーン等により坑底部の
上方へ吊り下げられる円筒状のハウジング71には、ジ
ヤツキの伸縮等で先端部が立坑12の内壁面に当接して
装置70を固定保持させる保持手段70が設けられてい
る。このハウジング71内には、水中ポンプ35とミキ
サーポンプ38とが上下に装着され、この水中ポンプ3
5の噴流口35aとミキサーポンプ38の吸泥管53の
吸泥口53aは各々坑底部の上方へ開口されている。ま
た水中ポンプ35には、複数の円筒管を相互に連結して
伸縮自在にした伸縮排泥管73が接続され、この伸縮排
泥管73の先端側はハンガー板74の中央を挿通して地
上へ延在されている。
このハンガー板74は、立坑12の上部側の開口部に装
着されたスタンドパイプ75上に架設状態で載置され、
当該ハンガー板74の外周に穿設された給水ロア4aを
介して立坑12の内周部に給水管76から給水される。
この装置70は、第10図のように伸縮排泥管73を縮
めると全体の機長を短くできるので搬送等の取り扱いが
容易になり、また設置する場合にロープ16を弛めると
伸縮排泥管73が順次伸長するので設置作業が便利であ
る。
以上の構成による第五実施例のスライム処理装f[70
を用いてスライム処理を行う場合には、上記の水中ポン
プ35とミキサーポンプ38とを同時に作動させると共
に、上記給水管76から立坑12の内周部に給水する。
これにより、坑底部の中央のスライム14はミキサーポ
ンプ38がら噴流口38aを介して坑底部に向けて末広
がり状に噴射された流体でスライム14は泥水中に浮上
され、水中ポンプ35によって上記の吸泥口53aから
吸泥管53と伸縮排泥管73を介して泥水と一緒に地上
へ圧送状態で排出され、その際に給水管76からの給水
は浮上されたスライム14が必要以上に上方へ移動しな
いように浮上範囲を制限すると共に、泥水中のスライム
14の沈澱を促進させて処理時間を短縮させるものであ
る。
また大孔径の立坑や拡底杭における立坑のスライム処理
の場合には、第11図のようにハウジング71の下端部
の内側複数個所に第一の実施例と同様の誘導可変板26
を設け、立坑12内の内周面の近くまで噴流が到達する
ようにして角隅部分12Hのスライム14を浮上させ、
確実なスライム処理ができるようにしている。
〔発明の効果〕
前記した各実施例でも明らかなとおり、本発明によるス
ライム処理方法は、根固め体の有無に拘らず坑底部に堆
積したスライムを短い処理時間で確実に処理することが
できると共に、大孔径であったり拡底杭の立坑に対する
スライム処理にも容易に対応し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスライム処理方法を実施する第一実施
例の装置による縦断面図、第2図は第1図の要部断面図
、第3図は同じく第二実施例の装置による縦断面図、第
4図は同平面図、第5図は同じく第三実施例の装置によ
る縦断面図、第6図は同平面図、第7図は同じく第四実
施例の装置による縦断面図、第8図は同平面図、第9図
は同じく第五実施例の装置による縦断面図、第10図は
同装置自身の全体図、第11図は第五実施例の装置によ
る他の縦断面図、第12図乃至第15図は従来のスライ
ムの処理方法の説明図である。 〔符号の説明〕 11・・・ケーシング  12・・・立坑13・・・根
固め体   14・・・スライム15.30,50,6
0.70・・・スライム処理装置 16・・・ローブ    17・・・排泥ホース18・
・・フランジ板  19・・・上部ハウジング20.3
5・・・水中ポンプ 21・・・下部ハウジング 22.38・・・ミキサーポンプ 23・・・内筒隔壁   24・・・外筒隔壁25・・
・垂直隔壁   26・・・誘導可変板27.33.3
7・・・スリーブ 31.51・・・架台  32・・載置円板34・・・
多孔板    36・・・吸泥ホース39・・・支持管
    40・・・振れ止めローラ52・・・棚板  
   53.61・・・吸泥管54.72・・・固定保
持手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)泥水掘削した立坑の坑底部上または当該坑底部に
    設置した根固め体上に堆積したスライムを除去するスラ
    イム処理方法であって、地上から坑底部側に吊り下ろし
    て設置したスライム処理装置の噴流路から坑底部側の中
    央へ向けて末広がり状に流体を噴射し、当該坑底部上ま
    たは根固め体上に堆積したスライムを泥水中に浮上させ
    ると共に、この浮上したスライムを泥水と一緒にスライ
    ム処理装置の吸泥路を介して圧送状態で地上へ揚水排土
    させることを特徴としたスライム処理方法。
  2. (2)請求項(1)のスライム処理方法において、上記
    の浮上させたスライムの浮上区域を制限させるようにし
    たスライム処理方法。
JP2321265A 1990-11-27 1990-11-27 スライム処理装置 Expired - Fee Related JP2709189B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2321265A JP2709189B2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 スライム処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2321265A JP2709189B2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 スライム処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04194116A true JPH04194116A (ja) 1992-07-14
JP2709189B2 JP2709189B2 (ja) 1998-02-04

Family

ID=18130644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2321265A Expired - Fee Related JP2709189B2 (ja) 1990-11-27 1990-11-27 スライム処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2709189B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012219585A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Ohbayashi Corp スライム処理方法
JP2012219584A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Ohbayashi Corp スライム処理装置及びスライム処理方法
JP2021127598A (ja) * 2020-02-13 2021-09-02 清水建設株式会社 スライム処理装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5734410A (en) * 1980-08-07 1982-02-24 Alinari Carlo Decompression meter
JPH01127724A (ja) * 1987-11-12 1989-05-19 Takenaka Komuten Co Ltd 吸込口を孔底に沿って移動させるスライム処理装置の箱状カバーで覆った吸込口

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5734410A (en) * 1980-08-07 1982-02-24 Alinari Carlo Decompression meter
JPH01127724A (ja) * 1987-11-12 1989-05-19 Takenaka Komuten Co Ltd 吸込口を孔底に沿って移動させるスライム処理装置の箱状カバーで覆った吸込口

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012219585A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Ohbayashi Corp スライム処理方法
JP2012219584A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Ohbayashi Corp スライム処理装置及びスライム処理方法
JP2021127598A (ja) * 2020-02-13 2021-09-02 清水建設株式会社 スライム処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2709189B2 (ja) 1998-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100803651B1 (ko) 토사 등의 제거장치
KR100677165B1 (ko) 슬라임 제거장치 및 그 제거방법
CN103114577A (zh) 建筑物桩基的旋挖成孔施工方法
JP2003239296A (ja) 揚水装置及び地下水位低下装置
JP6934697B2 (ja) 地盤改良方法
JPH04194116A (ja) スライム処理装置
JP2005188490A (ja) サンドポンプ
JP7352053B2 (ja) スライム処理装置
KR840000824B1 (ko) 지반주입재(地盤注入材)의 주입방법과 그 장치
JP4281650B2 (ja) 基礎杭とその築造方法およびその築造に用いられるスライム処理装置
JPH11351178A (ja) スライム処理用サンドポンプ
US6049942A (en) Apparatus for rejuvenating a drainfield or drywell
JPH08218420A (ja) 水底の汚泥取出方法及び取出装置
JPH08199621A (ja) 水底の汚泥取出方法及び取出装置
JP2000273900A (ja) エア吸引式排土装置および工法
JPS62101715A (ja) スライム処理装置
JPH0322351Y2 (ja)
JP2010163848A (ja) スライム処理用サンドポンプの処理の増大方法及び装置
JP3153900B2 (ja) 泥水の簡易処理方法及び可搬組立式簡易処理装置。
JPH0417661Y2 (ja)
JP4441756B2 (ja) スラリー利用方法および装置
JPH02296930A (ja) 地下送電線用マンホール施工法
JPH0480167B2 (ja)
CN115369877A (zh) 桩基孔沉渣清理施工方法及施工装置
JPH0726549A (ja) コラムジェットグラウト工法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081017

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091017

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101017

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees