JPH0419340Y2 - - Google Patents

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JPH0419340Y2
JPH0419340Y2 JP19053486U JP19053486U JPH0419340Y2 JP H0419340 Y2 JPH0419340 Y2 JP H0419340Y2 JP 19053486 U JP19053486 U JP 19053486U JP 19053486 U JP19053486 U JP 19053486U JP H0419340 Y2 JPH0419340 Y2 JP H0419340Y2
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heat
pipe
bend
heat exchanger
heat exchange
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、Uベンド形状に垂下する熱交換パイ
プを有する熱交換器に係り、特にヒートパイプ式
車両暖房装置の熱交換器に用いるに適した熱交換
器に関する。
(従来の技術) 車両のエンジン排気管内のヒートパイプ受熱部
で排気ガスの熱を吸収し、吸収した熱を暖房用エ
アダクト内のヒートパイプ放熱部で空気に与える
形式のヒートパイプ式車両暖房装置は公知である
(特開昭52−24617号公報参照)。
このヒートパイプ式暖房装置では、ヒートパイ
プ受熱部は、U字状に垂下するUベンド形状の熱
交換パイプをもつ熱交換器として構成されること
が多い。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来のUベンド形状の熱交換パイプ
の内部には、ヒートパイプの作動流体として、例
えば水が封入されているが、暖房装置の休止時
に、外気温が氷点以下になると、、封入された作
動流体が凍結し体積が増大するので、Uベンド熱
交換器交換パイプが作動流体の膨張により変形し
たり破壊したりすることがある。
本考案は、このような変形や破壊を防止するこ
とを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) この目的達成のため、本考案では、熱交換パイ
プ下端のUベンド部のまわりに、その断面の拡大
に抗する補強材を取付け、熱交換パイプの両脚部
の断面積を上方へ行くにつれて大きくなるように
する。
(作 用) このような構成により、熱交換パイプ内で作動
流体が凍結、膨張した場合、Uベンド部はその断
面の拡大に抗する補強材により補強されているた
め変形や破壊が防止され、作動流体の膨張は、上
方へ向かつて断面が拡大する熱交換パイプ両脚部
のために上方へ向かつて行われ易くなり、下端の
Uベンド部にかかる拡張力が軽減される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第5図において、1は図示しないエンジンから
の燃焼排気ガスを排出する排気管であり、この排
気管1内には、ヒートパイプの受熱部2が挿入配
置され、その外周面には、外表面積を増大させて
熱交換器効率を向上させるために図示を省略した
フインが設けられている。そして、ヒートパイプ
内に封入された水、その他の作動流体は、この受
熱部2において排気管1内の排気ガスと熱交換し
て蒸発し、後述する放熱部5側に送出されるよう
になつている。
一方、図示しない車内にフアン3により暖房空
気を送給するエアダクト4内には、図示を省略し
た熱交換用フインを有するヒートパイプの放熱部
5が挿入配置されており、前記受熱部2で蒸気と
なつた作動流体は、受熱部2と放熱部5を結ぶ作
動流体管7の軸芯部を通つてこの放熱部5に導か
れるようになつている。そして、この放熱部5に
おいて放熱し凝縮して液化した作動流体は、前記
作動流体管7の管壁内面に沿つて流下し、再び受
熱部2内へ戻り、前述のように再び蒸発するよう
になつている。
前記受熱部2を構成する熱交換器は第1図に示
すように、ヘツダー8からU字状に垂下する熱交
換パイプ9を有しており、各熱交換パイプ9は、
両側の脚部9a,9aと、下端のUベンド部9b
とから構成されている。そして、脚部9a,9a
には公知のように伝熱フイン10がはめ込まれて
いる。
本考案によれば、脚部9a,9aは、その断面
積が上方へ向かつて漸次拡大するようにテーパが
付されており、またUベンド部9bのまわりに
は、その断面の拡大に抗する補強材11が取付け
られている。この実施例では、補強材11は第2
図に示すようなリングであり、これらのリング1
1はUベンド部9bの長手方向に間隔をおいて嵌
合され固定されている。リング11の固定は、ろ
う付け、かしめなどにより行なうことができる。
リングの嵌合は、Uベンド部9bが直管のうちに
そのまわりに嵌合し、次いでUベンド部相当部を
湾曲加工することにより行なうのがよい。これに
より、ベンド部の湾曲加工時に、パイプが断面が
偏平化するように変形するのを防ぐことができ
る。
第3図に示す実施例では、補強材はコイルばね
11Aにより構成される。このコイルばね11A
は、Uベンド部9bが直管時にはめてもよいし、
Uベンド部の湾曲加工後にはめてもよい。コノコ
イルばね11Aも直管時にはめておくと、湾曲加
工時のUベンド部の断面の偏平化を防ぐことがで
きる。
補強材としては上記以外の他形状のものを用い
ることもできる。
暖房装置の休止時には、外気温が氷点以下にな
ると、ヒートパイプ内部の作動流体(水)が凍結
する。この時、作動流体は膨張する。
熱交換パイプ9の底に溜まつている水の凍結の
態様を調べてみると、パイプ9が第4図に示すよ
うに鉛直方向に向いている時には、上部の水面と
パイプ内壁に接する部分が同図の付点部で示すよ
うに先ず凍結し、中央の領域12が最後に凍結す
る。この中央領域12が凍結する時に、中央部で
膨張した氷は上面の凍結部を矢印Aで示すように
突き破らねばならず、この時パイプにかなり大き
な拡開力が作用する。この大きな拡開力の一部
は、本考案によれば補強材11が受け、これによ
りUベンド部9bの変形、破壊が防止される。
以上のような凍結態様で水が上方へ向かつて膨
張する時に、熱交換パイプ9の両脚部9a、9a
の断面が上方へ向かつて拡大しているので、水の
上方への膨張は容易に行なわれる。
〔考案の効果〕
本考案では、熱交換パイプ下端のUベンド部の
まわりに、その断面の拡大に抗する補強材を取付
けたことにより、Uベンド部内での液の膨張によ
る同部の変形、破壊が防止され、さらに熱交換パ
イプ両脚部が上方へ向かつて断面が拡大すること
により膨張の上方への逃げが容易になり、全体と
して熱交換器の強度が増大する。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両暖房用ヒートパイプに用いた本考
案の放熱器の一実施例の縦断面図、第2図は第1
図の放熱器に用いた補強材の斜視図、第3図は本
考案の他の実施例の縦断面図、第4図はパイプ内
での凍結状態を示す説明図、第5図は本考案の放
熱器を施したヒートパイプ装置の説明図である。 1……エンジン排気管、2……ヒートパイプ受
熱部、4……エアダクト、5……ヒートパイプ放
熱部、9……熱交換パイプ、9a……脚部、9b
……Uベンド部、10……フイン、11,11A
……補強材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 U字状に垂下するとともに内部に液体を収容
    しているUベンド形状の熱交換パイプを有する
    熱交換器において、熱交換パイプ下端のUベン
    ド部のまわりに、その断面の拡大に抗する補強
    材を取付け、熱交換パイプの両脚部の断面積を
    上方に向かうにつれて大きくなるようにしたこ
    とを特徴とする熱交換器。 2 補強材が複数個のリングにより構成され、各
    リングがUベンド部の長手方向に間隔をおいて
    同Uベンド部に嵌合されて固定されている実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の熱交換器。 3 補強材が、Uベンド部の外周に嵌合取付けさ
    れたコイルばねよりなる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の熱交換器。
JP19053486U 1986-12-12 1986-12-12 Expired JPH0419340Y2 (ja)

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JPS6397071U JPS6397071U (ja) 1988-06-23
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JP6646996B2 (ja) * 2015-10-06 2020-02-14 古河電気工業株式会社 ヒートパイプ

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