JPH0419211Y2 - - Google Patents

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JPH0419211Y2
JPH0419211Y2 JP1986000544U JP54486U JPH0419211Y2 JP H0419211 Y2 JPH0419211 Y2 JP H0419211Y2 JP 1986000544 U JP1986000544 U JP 1986000544U JP 54486 U JP54486 U JP 54486U JP H0419211 Y2 JPH0419211 Y2 JP H0419211Y2
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JP
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belt
stroke
ball retainer
moving part
sphere
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JP1986000544U
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、往復動装置に関し、特に、球体の転
動によつて円滑な往復動作を得る往復動装置に関
する。
[背景技術] たとえば、機械などの自動組立行程において
は、組立ロボツトなどに部品を供給するため、あ
る位置から他の位置に物品を逐次移動させる操作
が必要とされる場合があり、このような用途に次
のような構造の往復動装置を使用することが考え
られる。
すなわち、物品などが載置されるテーブルの移
動方向に一対の平行なガイドバーを挿通して滑動
自在に案内させるとともに、流体圧によつて推力
が発生されるシリンダ機構のピストンロツドを直
接テーブルに接続することにより、該テーブルに
載置された物品の移動などが行われるようにした
ものである。
しかしながら、上記のような構造の往復動装置
においては、比較的大きいテーブルのストローク
を実現する場合に、テーブルを駆動するシリンダ
機構のストローク長の増加などによつて、往復動
装置の設置に要するスペースが増大され、さらに
テーブルに載置される物品の重量や負荷などが比
較的大きい場合には、テーブルのガイドバーに対
する摺動抵抗が増大し、テーブルの駆動に必要以
上に大きな推力が必要とされたり、摺動部の摩耗
などによつて耐久性が低下されるなど、種々の問
題がある。
[考案の目的] 本考案の目的は、比較的小さな設置スペース
で、移動部の大きなストロークおよび円滑な往復
動作と、高い位置決め精度とが得られる往復動装
置を提供することにある。
[考案の概要] 本考案は、案内部と移動部との間に介在される
球体を転動自在に保持し、該球体とともに移動さ
れるボールリテーナに固定された一対のローラに
全長がほぼ移動部の行程長に等しいベルトを張架
し、該ベルトの周の一部を案内部側および移動部
側にそれぞれ係止させるとともに、ボールリテー
ナの側方部に平行に配置されたシリンダ機構を当
該ボールリテーナに接続して推力を作用させ、ボ
ールリテーナおよびベルトを介して移動部が変位
される構造とした往復動装置を提供するものであ
る。
[作用] 上記した本考案の往復動装置によれば、ベルト
の全長を必要以上に長くすることなく、移動部の
ストロークが、シリンダ機構からボールリテーナ
に作用される推力のストロークの2倍となり、比
較的小さな設置スペースで、移動部の大きなスト
ロークおよび球体の転動による円滑な往復動作が
得られるとともに、ベルトの伸び変形による位置
決め誤差が小さくなり、移動部の位置決め精度が
向上する。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例である往復動装置の
平面図であり、第2図は前記第1図において線
−で示される部分の断面図、さらに、第3図は
側面図であり、第4図は第2図において線−
で示される部分の断面図である。
本実施例では、往復動装置が、スライドテーブ
ルとして構成されている。
本体1の上面に形成された凹部2の内部には、
ガイドレール3(案内部)が固定され、ボールリ
テーナ4によつて転動自在に保持される複数の鋼
球5(球体)が、該ボールリテーナ4とともに前
記凹部2の両側面に沿つて第1図の左右方向に移
動自在にされている。
そして、前記鋼球5の前記凹部2の中央部に臨
む側面に接する支持部材6および補助テーブル7
を介して、たとえば、所定の物品が載置された
り、外部負荷が作用されるテーブル8(移動部)
が、転動自在な鋼球5の移動方向に沿つて滑動自
在に案内される構造とされている。
この場合、前記ボールリテーナ4には、一対の
ローラ9およびローラ10が、該ボールリテーナ
4の移動方向に対向して固定され、無端状のベル
ト11が張架されている。
このベルト11の周の一部は、固定具12およ
び固定具13によつて、テーブル8を支持する支
持部材6(移動部側)および、ガイドレール3
(案内部側)にそれぞれ係止されており、ボール
リテーナ4の往復動の変位が、ベルト11を介し
てテーブル8に伝達され、該ボールリテーナ4と
ともに往復動される構造とされている。このベル
ト11は2本に分割して、各ベルト部分の両端を
支持部材6およびガイドレール3にそれぞれ連結
する構造にすることなども可能である。
また、ボールリテーナ4の一端には、凹部2の
中央部に形成された開口部14を貫通するブラケ
ツト15を介して、本体1の底部に設けられたシ
リンダ機構16のピストンロツド16aに接続さ
れており、該シリンダ機構16の左右端部にそれ
ぞれ接続される給排気ポート16bおよび給排気
ポート16cに交互に流体圧を作用させることに
よつて、ピストンロツド16aに発生される左右
方向の推力が、ボールリテーナ4に作用されるよ
うに構成されている。
給排気ポート16cには、チユーブ16dを介
してシリンダ機構16に右端部に接続されてい
る。
さらに、本体1の両端部には、エンドブラケツ
ト17およびエンドブラケツト18が設けられ、
テーブル8の両端部がストローク端で当接される
ことによつて停止される構造とされている。
エンドブラケツト17および18に当接される
テーブル8の両端部には、緩衝器19および緩衝
器20は装着されており、ストローク端において
テーブル8がエンドブラケツト17または18に
当接される際の衝撃が吸収される構造とされてい
る。
また、本体1の側面部には、テーブル8の側面
に固定された磁石21に感応するストロークセン
サ22およびストローク23が配設されており、
テーブル8のストローク端における位置が検知さ
れ、その信号がたとえば所定の制御機器(図示せ
ず)などに伝達される構造とされている。
以下、本実施例の作用について説明する。
まず、シリンダ機構16の左端側に接続される
給排器ポート16bに流体圧が作用されると、ピ
ストンロツド16aには、第1図の右方向に作用
される推力が発生され、ブラケツト15を介して
ピストンロツド16aに接続されるボールリテー
ナ4は、ピストンロツド16aとともに右方向に
移動される。
この時、ボールリテーナ4に固定されたローラ
9とローラ10との間い張架されたベルト11も
ボールリテーナ4とともに移動されるが、ローラ
9と10との間で下側に張架される周の一部が固
定具13によつて静止したガイドレール3の側に
係止されているため、該ベルト11は、ローラ9
と10との間を時計回り方向に周回運動すること
となり、ローラ9と10との間で上側に張架され
る周の一部に固定具12によつて係止されるテー
ブル8は、支持部材6を介して、鋼球5の転動に
よつて滑らかに案内されつつ、ピストンロツド1
6aと同じ方向に移動される。
ここで、ベルト11の下側の周の一部を、静止
するガイドレール3の側に係止する固定具13の
位置とボールリテーナ4に固定されるローラ9と
の間におけるベルト11の長さは、ローラ9の上
側および下側で、固定具13とローラ9との間の
距離の2倍となり、すなわち、ピストンロツド1
6aの移動距離の2倍だけベルト11の上側の周
の任意の一点は右方向に移動されることとなり、
ベルト11の上側の周の一部に固定具12によつ
て係止されるテーブル8は、ピストンロツド16
aの変位量の2倍だけ同一方向に移動されること
となる。
同様に、給排気ポート16cおよびちゆーぶ1
6dを介して、シリンダ機構16の右端部に流体
圧を作用させると、ピストンロツド16aは図の
左方向に移動れ、テーブル8はピストンロツド1
6aの変位量の2倍だけ同一の方向に移動され
る。
上記の操作を繰り返すことにより、テーブル8
は、エンドブラケツト17とエンドブラケツト1
8との間を往復運動され、テーブル8の上に載置
される物品などの移動が円滑に行われる。
このように、本実施例においては、テーブル8
のストロークがボールリテーナ4およびベルト1
1を介して該テーブル8を駆動するピストンロツ
ド16aのストロークの2倍となるため、テーブ
ル8の所定の長さのストロークを実現するために
必要とされるピストンロツド16aのストローク
が、たとえば、ピストンロツド16aにテーブル
8を直接接続する場合などに比較して、半分で済
み、本体1に装着されるシリンダ機構16の寸法
の小形化、すなわち往復動装置全体の小形化が可
能となる。
さらに、テーブル8の移動が、複数の鋼球5の
転動によつて行われるため、該テーブル8に載置
される物品の重量や負荷などが比較的大きい場合
でも、テーブル8が移動する際の摺動抵抗が増大
することが回避でき、テーブル8の円滑な往復動
動作を実現できる。
また、シリンダ機構16が、ボールリテーナ4
の移動範囲から逸れた側方位置に当該ボールリテ
ーナ4に平行に配置されていることにより、ベル
ト11の全長を、当該ボールリテーナ4を介して
駆動されるテーブル8の行程長にほぼ等しい最短
長にして、余分な滑車などを用いることなく、テ
ーブル8の行程長を、シリンダ機構16からボー
ルリテーナ4に作用する推力のストロークの2倍
にすることができる。
このため、ベルト11を必要以上に長くするこ
とに起因する伸び変形の増大が回避され、ベルト
11を介して駆動されるテーブル8の位置決め精
度が向上する。
また、テーブル8の往復動における摺動部がな
いため、摺動部の摩耗などに起因する耐久性の低
下などが回避される。
さらに、テーブル8の両端部に緩衝器19およ
び20が装着されていることにより、該テーブル
8のストローク端部における停止が、衝撃などを
伴うことなく緩やかに行われ、テーブル8の上に
載置される物品の破損などが回避できる。
さらに、本体1の側面部にストロークセンサ2
2および23が設けられていることにより、テー
ブル8に設けられた磁石21に感応することによ
つて、該テーブル8のストローク端における位置
が精確に把握され、往復動装置の制御が精確に行
われる。
なお、本考案は、前記実施例になんら限定され
るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、ベルトは必ずしも無端ループを形成
しなくてもよく、ストローク増倍が可能な構造で
あればよい。
[効果] (1) 案内部と、該案内部との間に転動自在に設け
られた球体を介して往復動自在に支持される移
動部と、前記球体を転動自在に保持し、該球体
とともに移動されるボールリテーナと、該ボー
ルリテーナに設けられた一対のローラに張架さ
れ、全長が前記移動部の行程長にほぼ等しく、
周の一部が、前記案内部側および前記移動部側
にそれぞれ係止されるベルトと、前記ボールリ
テーナの側方にほぼ平行に配置され、当該ボー
ルリテーナに推力を作用させるシリンダ機構と
からなる構造であるため、移動部の所定のスト
ロークを実現するために必要とされる駆動源の
ストロークが、たとえば、ピストンロツドにテ
ーブルを直接接続する場合などに比較して、半
分で済み、装置全体の寸法が小形化できる。
また、移動部の往復動が案内部との間に介在
される球体の転動によつて行われるため、たと
えば、移動部に作用する負荷などが比較的大き
い場合でも、移動部と案内部との間における摺
動抵抗が小さくなり、移動部の円滑な往復動作
を実現できる。
さらに、シリンダ機構をボールリテーナの移
動領域から逸れた側方位置に平行に配置したこ
とにより、ベルトの全長が移動部の行程長にほ
ぼ等しい程度の短さで、移動部を駆動できるた
め、ベルトの長さを必要以上に長くすることに
よるベルトの伸び変形に起因する位置決め誤差
の増大が回避され、移動部の位置決め精度が向
上する。
(2) 前記(1)の結果、移動部の往復動における摺動
部がないため、摺動部の摩耗などに起因する往
復動装置の耐久性の低下などが回避される。
(3) 案内部側における移動部の行程端部に、移動
部の一部に固定された磁石に感応することによ
つて、該移動部の行程端における位置を検知す
るストロークセンサが装着されていることによ
り、往復動装置の制御を精確に行うことができ
る。
(3) 移動部に、行程端部における衝撃力を吸収す
る緩衝器が装着されていることにより、移動部
に作用される外部負荷の損傷や、たとえば装置
上に載置される物体の位置ずれ、あるいは落下
などが回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である往復動装置の
平面図、第2図は前記第1図において線−で
示される部分の断面図、第3図はその側面図、第
4図は第2図において線−で示される部分の
断面図である。 1……本体、2……凹部、3……ガイドレール
(案内部)、4……ボールリテーナ、5……鋼球
(球体)、6……支持部材、7……補助テーブル、
8……テーブル(移動部)、9,10……ローラ、
11……ベルト、12,13……固定具、14…
…開口部、15……ブラケツト、16……シリン
ダ機構、16a……ピストンロツド、16b,1
6c……給排気ポート、16d……チユーブ、1
7,18……エンドブラケツト、19,20……
緩衝器、21……磁石、22,23……ストロー
クセンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 案内部と、該案内部との間に転動自在に設けら
    れた球体を介して往復動自在に支持される移動部
    と、前記球体を転動自在に保持し、該球体ととも
    に移動されるボールリテーナと、該ボールリテー
    ナに設けられた一対のローラに張架され、全長が
    前記移動部の行程長にほぼ等しく、周の一部が、
    前記案内部側および前記移動部側にそれぞれ係止
    されるベルトと、前記ボールリテーナの側方にほ
    ぼ平行に配置され、当該ボールリテーナに推力を
    作用させるシリンダ機構とからなることを特徴と
    する往復動装置。
JP1986000544U 1986-01-06 1986-01-06 Expired JPH0419211Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986000544U JPH0419211Y2 (ja) 1986-01-06 1986-01-06

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JP1986000544U JPH0419211Y2 (ja) 1986-01-06 1986-01-06

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Publication Number Publication Date
JPS62112302U JPS62112302U (ja) 1987-07-17
JPH0419211Y2 true JPH0419211Y2 (ja) 1992-04-30

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ID=30777609

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JP1986000544U Expired JPH0419211Y2 (ja) 1986-01-06 1986-01-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5035990B2 (ja) * 1971-09-08 1975-11-20
JPS60113809A (ja) * 1983-11-24 1985-06-20 Nippon Yusoki Co Ltd 回動装置

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JPS62112302U (ja) 1987-07-17

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