JPH04190547A - 電界放出型電子銃 - Google Patents

電界放出型電子銃

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JPH04190547A
JPH04190547A JP2319770A JP31977090A JPH04190547A JP H04190547 A JPH04190547 A JP H04190547A JP 2319770 A JP2319770 A JP 2319770A JP 31977090 A JP31977090 A JP 31977090A JP H04190547 A JPH04190547 A JP H04190547A
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rod
rods
electron gun
chip
electric field
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Mikiaki Kai
甲斐 幹朗
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電界放出電子銃に関し、軸合わせ機構とコンデ
ショニング機構を備えた電界放出型電子銃に関する。
[従来の技術] 電界放出型電子銃においては、エミ・ンタの位置を光軸
に合わせるため、大気側からエミッタチップの位置を調
整できるようになっている。そのため、電界放出電子銃
においては、大気側からこのエミッタチップの位置を調
整するための軸合わせ用棒を有しており、この軸合わせ
用棒は碍子で形成された筒内に挿入されている。
又、電界放出型電子銃においては、コンデショニングを
行うための機構を有している。このコンデショニング機
構は、前記碍子筒に負の高圧を印加して接地電位に保持
された筐筒との間に放電を生ぜせしめ、電子銃の稼動時
には放電か生じないようにさせるためのものである。
このコンデンヨニングに伴って、放電かアノードと引出
電極との間に及ぶと、引出電極の電位か大きく変動する
ため、チップと引出電極間に大電圧か印加される。その
ため、チップと引出電極間に大電流が流れてチップか損
1易してしまう。従って、このようなチップの損傷を防
くため、コンデショニンクか行われる際には、引出電極
をアノードと導通させてこれらを同電位とし、放電かア
ノ−ドと引出電極間に及ぶことがあっても、チップと引
出電極間に大電流が流れることを防ぎ、チップを保護す
るようにしている。従って、従来の電界放出型電子銃に
おいては大気側からチップと引出電極との導通非導通を
切り換えるための操作棒を有しており、この操作棒も前
記碍子筒に挿入されている。
[発明が解決しようとする課題] このような従来の装置において、前記軸合わせ月俸と操
作棒については、特に配慮がなされていないため、これ
らを別個の刊質で形成していると共に、これらの径も異
なっていた。
そのため従来においては、6棒の間や棒と碍子内面間等
で微小放電か生じてしまい、その結果、このような微小
放電によりチップに印加される高圧が変動してしまう。
従って、このような電子銃を例えば走M電子顕微鏡に用
いた場合、像のチラッキが生していた。
本発明はこのような従来の欠点を解決し、前述した微小
放電の発生を抑制し得る電界放出型電子銃を提供するこ
とを目的としている。
[課題を解決するための手段] そのため本発明は、大気側からの操作によりエミッター
チップを光軸中心に合わせるため電子銃筐筒中に挿入さ
れた輔合わせ月俸と、コンデショニング時にチップとア
ノード間を導通させるための操作棒と、前記軸合わせ月
俸と操作棒を収容するvノ子管とを備えた電界放出型電
子銃において、前記輔合わせ月俸と操作棒を同し径とな
るように形成すると共に、これら側棒を同一のイイ質で
形成したことを特徴としている。
[実施例] 以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。
第2図は本発明の一実施例の断面図を示すためのもので
、図中1は電子銃の筐筒であり、2は碍子筒である。碍
子筒2の底部には金属製ドーナツ板3が取り付けられて
いる。この金属製ドーナツ板3にはベローズ4が取り付
けられており、ベローズ4には絶縁物性チップ支持板5
が取り付けられている。チップ支持板5にはエミッタチ
ップ1〇か取り(=Jけられている。6aは第1の軸合
わせ月俸であり、この輔合わせ月俸6aは図示していな
いが、気密を維持して大気側に取り出されており、大気
側からその軸心の周りに回転できるようになっている。
輔合わせ月俸の先端は調整ネジ7aの四部に嵌合されて
いる。調整ネジ7aの先端は前記ドーナツ板3に固定さ
れた当接部材8に当接されている。この当接部材8は絶
縁物で形成されている。前記ドーナツ板3には絶縁部材
11゜12を介して電極支持筒13が取り付けられてい
る。電極支持筒13には引出電極14が固定されている
と共に磁界レンズ15が取り付けられている。9はコン
デショニング時にチップ10と引出電極14間を導通さ
せるための操作棒である。操作棒9の先端には金属性の
接点17が固定されており、接点17はリード線16に
よりチップ10と接続されている。接点17に対向して
金属部材18か配置されている。この金属部月18は前
記引出電極14に電気的に接続されていると共に、絶縁
部材12によってチップ10側と絶縁されている。図示
していないが、稼動時には引出電極14には電子引出用
にチップlOよりやや高い電位か与えられる。碍子筒2
はアノード1つが取り(=1けられている。碍子筒2の
内部には前記チップ等に高圧を与えるため等の目的でリ
ード線2]、22及び23(第1図)が挿入されている
。これらリード線はエポキシ樹脂より成る被覆層20て
モールドされている。チップ支持板5及びベローズ4及
びドーナツ板3によって碍子筒2は封じられており、こ
の封じられた空間内に絶縁性を高めるためのガスが封入
されている。
第1図は第2図のA−A断面を示すためのもので、図中
第1図と同一の構成要素に対しては同一番号が付されて
いる。
第1図に示すように、実際には輔合わせ月俸6aに加え
て、軸合わせ用の棒6b、6cが配置されている。これ
ら軸合わせ用の棒6a、6b、6Cはこれら棒の夫々と
碍子の中心を結ぶ向きにチップ10を移動させるための
ものである。これら軸合わせ用の棒6a、6b、6cと
操作棒9の径は同一にされていると共に、これら4本の
棒は同一の材料であるエポキシで形成されている。
このような構成において、チップ10の軸合わぜを行う
場合には、軸合わせ用の棒6a、6b。
6cのうち、必要なものを回転させる。いま、例えば輔
合わせ用の棒6aを回転させると、調整ネジ7aか回転
し、それにより絶縁物性チップ支持板5か傾斜してチッ
プ]0か移動する。
又、コンデショニングを行う場合には、操作棒9をその
輔の方向に沿って移動させる!その結果、接点17か金
属部祠18に接触してチップ10と引出電極14は同電
位となる。そこで、碍子筒2と筐筒1との間に高電圧を
印加ずれば、チップ10の前述した損傷を防止してコン
デショニングを行うことかできる。
次に効果について説明する。
上述した電界放出型′電子銃の碍子筒2内部の電界の様
子を従来の電界放出型電子銃と比較した。
そのための電界分布の解析にあたって以下の点を考慮し
た。即ち、管内か導体のみで構成されている場合には、
操作棒等の径か小さければ電界集中の効果かより顕著に
なり、局所的に大きな電界か存在することが予想される
が、管内に配置される要素は絶縁物であるため、電界の
分布の解析は単純では無く、そこで、管内の電界分布の
解析はコンピュータシミュレーションに行なった。
その結果、上述した実施例の場合には、第3図(b 、
)のようになった。一方、6棒6a、6b。
6c、6dの材質が同じエポキシで径が異なる場合は第
3図(a)のようになり、又、6棒6a。
6b、6c、6dの径が同じて材質がエポキシとアルミ
ナのように異なる場合は、第3図(C)に示すようにな
った。尚、これらの図において、イで示された部分が電
界強度の高い部分を示しており、ハツチングが濃い程強
い電界強度の存在を表している。又、イで示された部分
が大きい程、基準以上の電界強度となる部分か広いこと
を表わしている。又、碍子2内に生じた電界強度の最大
値は以下のようなものであった。即ち、第3図(b)の
場合が最も小さく、第3図(a)の場合が次に小さく、
第3図(c)の場合が最も大きかった。
以上の結果より、碍子2内の最大電界強度を従来よりか
なり小さくすることができる。そのため、6棒の間や棒
と碍子筒内面との間の微小放電を抑えることかできる。
従って、このような電界放出型電子銃を例えば、走査電
子顕微鏡に用いれば、像の安定度を向上させることかで
きる。
[発明の効果] 上述した説明から明らかなように、本発明に是づく電界
放出型電子銃によれば、碍子筒内での各棒間の微小放電
や、6棒と碍子筒内面間の微小放電を抑えることかでき
、従ってこのような電界放出型電子銃を走査電子顕微鏡
等に用いれば、像の安定度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面を示すための図、第2
図はこの一実施例装置の他の断面を示すための図、第3
図は本発明の作用効果を説明するための図である。 1:電子銃筐筒      2.碍子筒3:金属性ドー
ナツ板  4:ベローズ5:チップ支持板 6 a、  6 b、  6 c : Iql1合4ッ
セ用棒7a−調整ネジ     8:当接部祠9 操作
棒      1o:チップ 11.12:絶縁部月 13.電極支持筒14、引出電
極    15:磁界レンズ16、リード線    1
7.接点 ]8:金属部祠    19:電極 20・被覆層 21、 22.23 +リード線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 大気側からの操作によりエミッターチップを光軸中心に
    合わせるため電子銃筐筒中に挿入された軸合わせ用棒と
    、コンデショニング時にチップとアノード間を導通させ
    るための操作棒と、前記軸合わせ用棒と操作棒を収容す
    る碍子管とを備えた電界放出型電子銃において、前記軸
    合わせ用棒と操作棒を同じ径となるように形成すると共
    に、これら両棒を同一の材質で形成したことを特徴とす
    る電界放出型電子銃。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012127963A1 (ja) * 2011-03-18 2012-09-27 電気化学工業株式会社 電子銃又はイオン銃の取扱方法および収容体

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