JPH0419045Y2 - - Google Patents

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JPH0419045Y2
JPH0419045Y2 JP2494687U JP2494687U JPH0419045Y2 JP H0419045 Y2 JPH0419045 Y2 JP H0419045Y2 JP 2494687 U JP2494687 U JP 2494687U JP 2494687 U JP2494687 U JP 2494687U JP H0419045 Y2 JPH0419045 Y2 JP H0419045Y2
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spatula
shaped
ballast
beater
shaped beater
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は鉄枕木特に溝型鉄枕木を敷設した軌道
におけるバラスつき固め装置に関する。 〔従来の技術〕 近時、枯渇が懸念される木製枕木や廃棄処理が
困難なコンクリート枕木に代わつて、鉄枕木なか
でも溝型鉄枕木が、その耐久性と経済性および資
源的再利用価値の高いことから、次第に広く採用
されるようになつた。 而して、該溝型鉄枕木5は第3図の断面図に示
すように、逆凹型断面を有する枕木であつて、軌
道に敷設するにあたり、通常第4図に示すような
タイタンパーと称せられる軌道バラスつき固め装
置6(以下単につき固め装置と云う)が用いられ
る。 第4図において、7はハンドルで、スプリング
帯板からなる弾性吊具8,9を介して、偏心モー
タ10、へら状ビータ11等からなる起震器12
を弾発的に支承している。而して前記へら状ビー
タ11は上反り先端部13と係合基部14を有す
る短冊状の平鋼板からなり、前記起震器5に振動
伝達可能に係合されている。 前記係合基部14には取り付け用のボルト穴や
クランプ金具などが設けられ、通常前記起震器1
2とはクツシヨン材を介してボルト・ナツトなど
の締結手段で固着されているが、説明の都合上図
示を省略する。 かかるつき固め装置6を用いて軌道バラスをつ
き固める容量を、第5図、第6図の概略図に従つ
て説明する。 第5図に示すとおり、操作者(図示せず)はハ
ンドル7を傾けて、へら状ビータ11を振動を与
えながら上方から下方に向けて突き刺すような要
領で、軌道バラス15(以下単にバラスと云う)
に挿入し、ついで第6図に示すように、ハンドル
7を水平に起こしながら、溝型鉄枕木5の内腔5
aにバラス15を押し込むように、へら状ビータ
11を動かし、該内腔5aにバラス15を充填
し、溝型鉄枕木5(以下単に鉄枕木と云う)を固
定することにより、該鉄枕木が軌条16を充分に
支持できるように作業する。 〔考案が解決しようとする問題点〕 周知の通り軌道に用いられる溝型鉄枕木の数量
は非常に膨大であるため、前述のようなバラスつ
き固め作業時間は多大なものとなり、枕木敷設や
補修に当つての費用が嵩むので、その作業時間の
短縮は、鉄枕木の敷設費を軽減し、その経済性を
高めるため必須の要件となつてきた。 ところで第4図に示すような、従来のつき固め
装置6を用いた場合、本考案者等の経験では鉄枕
木1本当り作業時間が8〜10分となり、木製枕木
の場合の1本当り作業時間5分前後に比し、非常
に長いため、前述の通りその改善が切望されてい
る。 そこで本考案者等はつき固め作業時間の短縮を
ねらいとし、問題点を突きとめるため検討の結
果、鉄枕木5の内腔5aに対するバラスの充填
は、鉄枕木5の真下に位置するバラスとその下層
に位置するバラスが、鉄枕木5の両側に位置する
バラスから押されて、あたかも噴水のように下方
から上方に垂直移動することによつて行われる率
が非常に高いことを知つた。 そこでへら状ビータ11の突つ込み角度や、突
つ込み深度およびすくい上げ角度を種々変化さ
せ、また作業者を2名とし、それぞれ鉄枕木5の
両側から同時に作業させるなど作業方法について
も様々な改善を試みたが、作業時間の短縮効果は
小さいものであつた。 その時に使用された従来のへら状ビータ11は
第7図a,bの平面図および側面図に示すよう
に、上反り先端部13を有し、その刃先17は先
尖り形状で、係合基部14は先すぼまりの台形状
をなし、両側縁は折曲点18a〜18dにおいて
幅が漸減するように形成されており、材質は平鋼
板で板厚は全長において略同一であつた。 そこで本考案者等は第8図aの平面図、bの側
面図にしめすように、上反り先端部19が先尖り
のスプーン形状で係合基部20および該係合基部
20と上反り先端部19までの柄21の部分を短
冊状としたへら状ビータ22および第9図a,b
の平面図および側面図にしめすような上反り先端
部23が中窪み24を有し両端25a,25bが
円弧状の刃先を有するへら状ビータ26を制作し
つき固め作業を実施した。 しかしながら作業時間の短縮効果は得られず、
また前記へら状ビータ22,26の双方共に柄2
1と上反り先端部19および23間に設けられた傾
斜部27が、鉄枕木に引き掛かり作業の能率を阻
害された。 而して、前述の作業結果からいずれのへら状ビ
ータも木製枕木におけるつき固めについては充分
効果があるが、溝型鉄枕木のつき固めでは問題が
多く改良点が残されていることが判つた。このつ
き固め作業時間が多いことは鉄枕木の普及に大き
な障害となる。 本考案は、バラスのつき固め時間が短く作業性
の良いつき固め装置を提供することを目的とす
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案者等は前記目的を達成するため、へら状
ビータを振動伝達可能に係合した起震器を備えた
軌道バラスつき固め装置であつて、上反り先端部
を有すると共に、両端が角張り中央が中窪みの刃
先を有し、さらに両側縁が略直線状で且つ全体が
該刃先から係合基部に向けて先すぼまりの略台形
状に形成されたへら状ビータを備えた軌道バラス
つき固め装置を開発し、大幅な作業時間の短縮に
成功した。 〔作用〕 本考案のつき固め装置は、へら状ビータが上反
り先端部を有すると共に、両端が角張り中央が中
窪みの刃先を有し、さらに両側縁が直線状で、か
つ全体が該刃先から係合基に向けて先すぼまりの
略台形状に形成されたへら状ビータであるため、
バラスを確実に押さえて更に押し込む作用があ
り、また引き掛かり部分がないので、バラスに突
き込んだり、あるいは引き出したりする場合に抵
抗が少なく操作が自由である。 したがつて従来のへら状ビータを有するつき固
め装置に比し、バラスつき固め作業時間を約半分
とする作用効果を有する。 また改善されたへら状ビータは、従来のへら状
ビータと製作費に差が無いので、結果として本考
案のつき固め装置は従来のつき固め装置の約2倍
の経済価値を備えている。 〔実施例〕 本考案者等は前述の現象をさらに研究した結
果、へら状ビータは従来のすくい込みを行うと云
う観点よりも、むしろ押し込むと云う観点から第
1図の平面図および第2図の側面図に示すような
へら状ビータ28を開発し、鉄枕木1本当りのつ
き固め作業時間を従来の約半分、即ち木製枕木と
の比較でも略同様例えば5分以下とすることに成
功した。 さて、前記へら状ビータ28は、第1図に示す
通り両端29a,29bが角張り中央が緩やかな
円弧状の中窪み30に形成された刃先31を備え
た上反り先端部32を有すると共に、係合基部3
3と刃先31までの両側縁34a,34bが直線
状で、かつ全体が該刃先31から係合基部33に
向けて先すぼまりの略台形状に形成されている。 また、第2図に示す通り板厚tについては、全
長について等厚とし5mm〜16mmの板厚のものを試
験した結果8mm〜10mmで良い結果が得られ、板厚
9mmのものが最良であつた。 さらに上反り先端部32の上反り角度θについ
ては140°〜170°のものを試験した結果、160°〜
165°で良好な結果が得られ、163°のものが最良で
あつた。 次に刃先31の幅Aは100〜180mm、中窪みBの
幅を60〜90mm、および中窪みの深さEは10〜40
mm、両端Cの幅10〜30mm、係合基部33の後端幅
Dを20〜40mm、全長L0を450〜600mm、上反り先
端部32の長さL1を120〜150mm、前記L1を除い
た長さ即ちL0−L1を300〜480mmとして種々のへ
ら状ビータを製作し試験した。 最も作業時間が短縮出来たへら状ビータの諸元
は次の第1表の通りであつた。
〔考案の効果〕
本考案のつき固め装置は、バラスの押し込み効
果が高くさらに作業性がよいので、鉄枕木へのバ
ラスの充填が容易であり、つき固め作業時間を従
来装置の約半分とすることができるので、その実
用効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるへら状ビータの平面
図、第2図はその側面図、第3図は溝型鉄枕木の
断面図、第4図は軌道バラスつき固め装置の概略
側面図、第5図、第6図はバラスつき固め操作説
明図、第7図a,b〜第9図a,bは比較例のへ
ら状ビータにかかる平面図および側面図である。 0……白バラス、1……黒バラス、2……赤バ
ラス、3……黄バラス、4……青バラス、5……
溝型鉄枕木、5a……内腔、6……軌道バラスつ
き固め装置、7……ハンドル、8……弾性吊具、
9……弾性吊具、10……偏心モータ、11……
へら状ビータ、12……起震器、13……上反り
先端部、14……係合基部、15……軌道バラ
ス、16……軌道、17……刃先、18a〜18
d……折曲点、19……上反り先端部、20……
係合基部、21……柄、22……へら状ビータ、
23……上反り先端部、24……中窪み、25
a,25b……両端、26……へら状ビータ、2
7……傾斜部、28……へら状ビータ、29a,
29b……両端、30……中窪み、31……刃
先、32……上反り先端部、33……係合基部、
34a,34b……両側縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上反り先端を有するへら状ビータを振動伝達可
    能に係合した起震器を備えた軌道バラスつき固め
    装置において、上反り先端部を有すると共に両端
    が角張り、中央が中窪みの刃先を有し、両側縁が
    直線状で且つ全体が該刃先から係合基部に向けて
    先すぼまりの略台形状に形成されたへら状ビータ
    を備えた軌道バラスつき固め装置。
JP2494687U 1987-02-24 1987-02-24 Expired JPH0419045Y2 (ja)

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JPS63136001U JPS63136001U (ja) 1988-09-07
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