JPH041897Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、食器類を収納する食器篭の改良に関
する。

(ロ) 従来の技術 従来の技術は例えば実開昭59−174154号公報に
も開示されている様に、食器篭の底面を着脱可能
としているものはあるが、その底面を構成する底
板部材は格子形状を形成しているため掃除しにく
いという欠点がある。

(ハ) 考案が解決しようとする問題点 本考案は、掃除しやすく且つ使用勝手の良い食
器篭を提供することを目的とする。

(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、上面を開口する食器篭の底面を着脱
自在な底板部材で形成し、該底板部材は複数列の
補強桟を並設した下部底板と、片面に係止突起を
突設した補強桟を複数列並設した上部底板とで成
り、前記下部底板の上面に前記上部底板を夫々の
補強桟が格子状となるように重合し且つ上部底板
を上下面反転自在としたものである。

(ホ) 作 用 食器篭を掃除するときには、底板部材を外して
分解することができ、しかも上部材底板を必要に
応じて係止突起のある面とない面とに使い分ける
ことができるものである。

(ヘ) 実施例 １は、ヒータ２を備えた乾燥機本体３と、この
乾燥機本体３の上面に載置される食器篭４と、こ
の食器篭４の上面を施蓋する蓋体５とから構成さ
れる食器乾燥機である。

前記乾燥機本体３には前記ヒータ２で加熱され
る水受板６と、この水受板６からの水滴を受ける
水受容器７を内部に備えている。

前記食器篭４は上面を開口するとともに下面を
も開口し、且つこの下面開口縁に載置段部８を形
成している。そして、前記下面開口には食器篭４
の底面となる底板部材１０を載置段部８に着脱自
在としている。

前記底板部材１０は枠型となした上部底板１０
ａと下部底板１０ｂとの重合で構成している。す
なわち上部底板１０ａは枠体１１と複数列の補強
桟１２…とで形成されるもので、この枠体１１の
上面と補強桟１２の上面とに係止突起１３…を形
成し、下面は平面形状としている。前記下部底板
１０ｂは枠体１４と複数列の補強桟１５とを形成
し、かつこの補強桟１５には前記上部底板１０ａ
の枠体１１と補強桟１２とが係合される凹部１６
…を形成している。

斯る構成によると、ドンブリＡとか小物類を食
器篭４内に収納するときには、第３図及び第４図
に示す如く係止突起１３を上面に向けて上部底板
１０ａを下部底板１０ｂの凹部１６に係合するも
のである。

そして、大きな皿とか長尺状の食器類を食器篭
４内に収納するときには、第５図及び第６図に示
す如く係止突起１３を下面に向く様に反転して、
上部底板１０ａを下部底板１０ｂの凹部１６に係
合するものである。このときには上部底板１０ａ
の平面形状が上方を向く様になつている。

又、食器篭４の掃除時においては、第２図に示
す如く底板部材１０を上部底板１０ａと下部底板
１０ｂとに分離し、格子状をなくしてその作業を
やりやすくするものである。

(ト) 考案の効果 本考案は斯る構成を有しているため、食器類に
応じて食器篭の底板部材の形状を可変することが
でき、しかもこの底板部材は２分割できるため掃
除がきわめて容易となるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案食器篭を備えた食器乾燥機の概
略断面図、第２図は食器篭の底板部材の分解斜視
図、第３図は底板部材の平面図、第４図は第３図
の断面図、第５図は上部底板を反転したときの平
面図、第６図は第５図の断面図である。 ４……食器篭、１０……底板部材、１０ａ……
上部底板、１０ｂ……下部底板、１３……係止突
起、１２，１５……補強棧。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面を開口する食器籠の底面を着脱自在な底板
   部材で形成し、該底板部材は複数列の補強桟を並
   設した下部底板と、片面に係止突起を突設した補
   強桟を複数列並設した上部底板とで成り、前記下
   部底板の上面に前記上部底板を夫々の補強桟が格
   子状となるように重合し且つ上部底板を上下面反
   転自在としたことを特徴とする食器篭。