JPH04189067A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04189067A
JPH04189067A JP2318461A JP31846190A JPH04189067A JP H04189067 A JPH04189067 A JP H04189067A JP 2318461 A JP2318461 A JP 2318461A JP 31846190 A JP31846190 A JP 31846190A JP H04189067 A JPH04189067 A JP H04189067A
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Pending
Application number
JP2318461A
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English (en)
Inventor
Yuji Toyomura
祐士 豊村
Seiichiro Hiratsuka
平塚 誠一郎
Keiichi Nakajima
中嶋 敬一
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高画質の記録画像を得るための画像形成装置に
関するものである。
従来の技術 従来からパーソナルコンピュータ、ワークステーション
等の出力端末として、様々な原理のプリンタが提案され
ている。特に電子写真プロセスとレーザ技術を用いたレ
ーザビームプリンタ(以下、LBPと略称する)は記録
速度と印字品質の点で優位性が高く、急速に普及しつつ
ある。
一方、市場ではLBPのフルカラー化に対する要求が高
まってきているが、フルカラーLBPの場合、従来の文
字・線画に加えて、画像データが出力対象となるため、
−船釣なLBPの2値データ処理に対して、多段調出力
を前提として画像処理を行う必要がある。
上記LBP等の電子写真プロセスを対応した画像出力機
器の場合、電子写真プロセス自体の安定性に問題がある
ため、電子写真プロセス自体が有する安定した階調数は
せいぜい3.4階調が確保出来る程度である。
今日例えばLBPや通常の熱転写プリンタのように、出
力階調数の不十分な画像出力機器で中間調画像を記録す
る方式として、二値デイザ法がよく用いられている。し
かしながら、二値デイザ法は十分な階調性を得るために
大きいサイズのデイザマトリックスを用いなければなら
ず、解像力の低下や原稿の網点とデイザパターンの干渉
によるモアレの発生といった画質劣化が生じるなどの問
照点があった。
上記の問題点を改善するために多値デイザ法が提案され
ている。多値デイザ法について第10図を用いて説明す
る。説明を簡単にするため、画像データは既に画像メモ
リ101に格納されているものとする。
画像メモリ101にはR,G、Bの輝度データが格納さ
れており、それぞれ1画素あたり8ビツトX3=24ビ
ツトの情報量を有している。これらの画素データは、主
走査方向カウンタ102及び副走査方向カウンタ103
によりアクセスされ、R,G、B揃って先頭から読みだ
される。
このR,G、Bは輝度信号であるから、濃度変換部10
4で濃度変換を施し、濃度信号C,M。
Y(印刷の3原色)に変換する。この変換は通常ROM
もしくはRAM等の記憶データ値をアドレスとして内容
をアクセスする。実際のテーブル内容は、例えば第11
図のグラフに示す変換特性に基く値が書き込まれている
濃度変換された画素データは3色揃って色補正部105
に入力される。色補正部105では濃度データに対して
周知の技術であるUCR・墨版生成、及びマスキング等
が行われる。色補正部105によって画像データには墨
が追加され、1画素当りの情報量は事実上8X4=32
ビツトになっている。次にこれらの4色データはデータ
セレクタ107により、例えば転送先がフルカラープリ
ンタのエンジンであれば、Bk、C。
M、Yの面順次にデータの転送が行われる。
一方、主走査方向カウンタ102と副走査方向カウンタ
103のアドレス出力のうち、各々の下位3ビツトはデ
イザ閾値マトリクス格納用の記憶デバイス107に接続
されており、画像の空間座標によって一意に定まる閾値
を出力する。記憶デバイス107をアクセスするアドレ
スは全部で6ビツト、即ち64個のデータにアクセスが
可能である。この場合、記憶デバイス107に格納され
るデイザ閾値マトリクスは例えば第12図に示した8×
8のデイザ閾値マトリクス等が考えられる。
記憶デバイス107から出力された閾値は比較器108
に人力され、データセレクタ106から出力された濃度
データ8ビツトのうちの下位6ビツトと比較される。比
較器108では、濃度データが閾値より大きいか等しい
ければ、例えば1を比較結果として出力する。また濃度
データが閾値より小さければ、例えばOを比較結果1】
1として出力する。
一方、データセレクタ106から出力される濃度データ
のうち上位2ビツトは、画素値再決定用の記憶デバイス
109に接続されており、比較器108から出力される
比較結果1ビツトと共に合計3ビツトのデータをアクセ
スし、最終出力値112を出力する。
第13図はデータセレクタ106の出力の上位2ビツト
を濃度レベル信号ll01比較器108の比較出力を比
較結果111としたときの、最終出力値の例を示す。
以上の説明は、多値デイザをハードウェア化する際にと
られる手法であり、第13図で示したように多値レベル
数は0.3F、7F、BF、FFの5つ、即ち5値デイ
ザとなる。
一般に多値レベルが少ない画像出力機器でフルカラー画
像を出力する場合、ここで示したような、多値デイザ法
等が広(採用されている。例えば画像出力機器そのもの
の出力可能階調数が4値であっても、8×8等の比較的
大きなデイザ閾値マトリクスを組み合わせれば、疑似階
調により8X8X (4−1)+1=193 階調を得ることができる。
発明が解決しようとする課題 ところが、従来のLBPや熱転写プリンタのようにプロ
セスあるいは転写原理そのものの階調数が少ない画像出
力デバイスには、多値デイザ法を含めて疑似的な面積階
調技術が広く用いられている。
これらはデイザ閾値マトリクスの網点タイプのものを工
夫(一つのマトリクス内で複数のドツト集中を発生させ
、解像度と階調性の両立を狙った閾値マトリクスを採用
)したり、画像出力機器の最小記録ドツトの解像度向上
、あるいはfA度レベルに応じてデイザマトリクスを変
則的に切り換える等によりある程度の画質を得ることが
可能となった。
しかし多値デイザの場合でも階調数を増加させたい場合
に解像度の劣化は避けられず、また原理的に1つの画素
内で中間の濃度レベルを用いるために記録画像の濃度む
らが生じやすい。
また視覚特性上低階調部はど滑らかさが必要なにみもか
かわらず、数個の離散的な濃度レベルしか持たないため
、最低濃度の記録画素が白地に形成される時に、ザラツ
キ感やテクスチャが発生し、特に低階調部で画質を劣化
させている。
したがって本発明は、上記のような問題を解消できる画
像形成装置を提供することを目的とすこのために本発明
は伝送あるいは蓄積された画像データ上の複数の画素か
らなるブロックを設定し、このブロック内において、空
間的に予め定められた優先順位に従い、優先度の高い最
小記録画素位置に対応したドツトから順にドツトを成長
させるように構成したものである。
作用 上記構成において、優先度の高い最小記録画素位置に対
応したドツトから純に成長させることにより、階調性、
再現特性に優れ、高画質の記録画像を得ることができる
実施例 次に、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。第
1図は画像形成装置の概略図を示すものであって、第1
図において、1はデジタルデータ出力装置であり、図示
されないイメージスキャナやビデオカメラなどからの画
像信号を入力とし、A/D変換器や所定の画像処理を施
したりする。画像データは一旦メモリにストアされてい
ても構わないし、直接通信手段からの画像信号のインタ
ーフェースであっても構わない。
プリントエンジン19が起動するとともに上記ディジタ
ルデータ出力装置lはデジタル画像データの画像処理部
2への転送を開始する。画像処理の対象となるデータは
RGB各色8ビットの計24ビットである。画像処理部
2に入力されたRGBデータは輝度データであり、濃度
変換部3で輝度データから濃度データ即ち印刷の3原色
であるC−M−Y (シアン・マゼンタ・イエロー)に
変換される。
−Uにこの変化はRAM−ROM  等の記憶デバイス
上に変換テーブルデータ4を書き込んでおき、例えば入
力データ値を適当にオフセットしてアクセスすれば容易
に実現できる。通常濃度変換部3で入力画像の単色濃度
・全体濃度・コントラスト、下地色制御等(濃度及び色
調整)を行うことができる。
RGB (輝度)データは、濃度変換後CMY(濃度)
データ5・6・7に変換されており、CMYデータを用
いて次にUCR(下色除去)・墨版生成8を行う。UC
RはCMYデータの共通分量に対して一定の割合でデー
タを削減する。基本的にはこの削減量を墨版として生成
する。元来tJcR及び墨版生成の目的は、1画素単位
でCMYの共通量を墨で置き換え、色材(トナー)の節
約を行うことである。
しかし今日では純粋にトナー節約のためにUCR及び墨
版生成を行うことはほとんどな(、例えば高濃度域の階
調性劣化防止、コントラストの確保、高濃度域のグレー
バランス確保等を目的としており、UCR及び墨版の置
を積極的に変化させ、更に高画質な画像を出力すること
が可能である。上記処理によりU C、R−墨版生成後
は、Cデータ9、Mデータ1O1Yデータ11及びBk
(ブラック)データ12が発生している。
この後、無彩色成分であるBkデータ12以外は色補正
部13に入力される。色補正部13ではマスキング等の
処理が彩色成分(CMY)に対して施される。マスキン
グは各色色材の不要吸収帯の影響を補正するのが目的で
ある。例えばC(シアン)色材はC以外の波長領域で不
要吸収帯を有する。具体的には例えばY(イエロー)色
成分を有する。
またM(マゼンタ)に対しても同様にYが含まれる。従
ってYを記録する際には、CとMIJ≦言己録されるべ
き濃度に応じてCとMに含まれるY成分を減じる必要が
ある。手法としては通常CMYのデジタル信号に対して
3×3のマトリクス演算、もしくは演算結果をROM等
の記憶デ1<イス番こ書き込んでおき、これを各色アク
セス後加減算し糸占果を得る。
従来3×3の線形マスキング(1次マスキング)が主流
であったが、1次マスキングは効果力S不十分であり、
最近では2次以上の非線形マスキング、または色補正自
体をブラックボ・ソクス内で行う写像と捉え、CMY空
間以外で写像関数を求める新方式の色補正方式も多数提
案されている。
色補正部13により入力データCデータ9、Mデータ1
0.Yデータ11はC′データ14、M′データ15、
Y′データ16に変換される。
一方Bkデータ12は、無彩色データであるので色補正
には関与しない。
色補正部13により色補正を施されC′データ14、M
′データ15、Y′データ16(彩色データ)及びBk
データ12(無彩色データ)は、データセレクタ17に
より一色のデータのみが選択され、階調処理部18に入
力され、本発明に関わる画像信号の階調処理を行う、。
階調処理を行った画像信号はプリンタエンジン19に送
られ、本発明の目的とする高画質の記録画像が得られる
ここで本発明に関わる階調処理の内容を第2図を用いて
詳細に説明する。第2図は第1図における階調処理部1
8の構成を示したものであり、第2図の20は水平同期
信号を発生回路であり、画像の水平同期信号21を出力
する。この水平同期信号21の発生源としては、例えば
レーザビームプリンタの場合であれば、レーザ走査光学
系(図示せず)からのビームデイテクト信号に波形成形
等を施して用いることができる。第2図の22は水平2
進カウンタであり、水平同期信号21をカウントし、こ
の水平同期信号21が入力されるごとに出力の0N−O
FFが入れ替わる。
第2図の26は垂直同期信号発生回路であり、画像の垂
直同期信号27を出力する。垂直同期信号の発生源とし
ては、例えばデータ転送り口・ンクをそのまま使用でき
る。
第2図の28は垂直2進カウンタであり、垂直同期信号
27をカウントし、垂直同期信号が人力されるごとに出
力のClN−0FFが入れ替わる。
以上の各信号をより詳細に説明するため、第4図に水平
同期信号21と垂直同期信号27と水平2進カウンタ出
力24と垂直2進カウンタ出力29の時間軸方向の変化
を示す。水平同期信号21は1942分データの転送毎
(ライン周期)に1度、ラインデータの先頭で発生し、
垂直同期信号27は1ライン中の個々のデータに対応(
画素周期)して発生し、発生回数はlライン中に含まれ
る画素の数と等しい。これらの信号をそれぞれ2進カウ
ンタで計数すれば、水平2進カウンタ出力24と垂直2
進カウンタ出力29の組合せは4通りになる。
第3図に示すように水平2進カウンタ出力=0、垂直2
進カウンタ出力=0の時を状態A、水平2進カウンタ出
力=1、垂直2進カウンタ出力=0の時を状態B、水平
2進カウンタ出力=0、垂直2進カウンタ出力=1の時
を状態C1水平2進カウンタ出力=1、垂直2進カウン
タ出力=1の時を状態りと定めれば、画素の空間的な位
置に応じて各カウンタ出力の状態は一意に対応し、各画
素位置に対応するカウンタ出力の状態は第4図に示すよ
うに状態A、状態B、状態C1状態りに分類される。以
降A、B、C,Dの符号を空間に規則的に配置された画
素位置を示す符号として用いれば、画像全体をA位置、
B位置、C位置、D位置の画素から成る2×2画素の領
域に分割できる。
第2図の23は階等変換テーブルであり、入力画像信号
25と水平2進カウンタ出力24、垂直2進カウンタ出
力29をメモリアドレスとして、テーブルに階調変換後
の画素レベルをもつ。アドレスラインは10ビツトで構
成され、入力画像信号25はそのうち下位8ビツトに割
り付けられ、垂直2進カウンタ8力29は第9ビツト目
、水平2進カウンタ出力は第10ビツト目に割り付けら
れる。
ここで、階調変換テーブル23について第5図と第6図
を用いてさらに詳細に発明する。第5図は階調変換テー
ブルの内容を示したものである。
入力画像信号を8ビツト(256レベル)とすると、1
つの画素に対する階調特性をあられすにはテーブル内に
おいて256アドレス必要であり、本実施例においては
A、B、C,Dに分類された4つの階調特性を持たせて
いるので合計1024アドレスとなる。
すなわち、アドレス○0OH−OFFHにはA位置の画
素に対する階調特性を表わすデータが、アドレス100
H−IFFHにはC位置の階調特性を表すデータが、ア
ドレス200H−2FFHにはB位置の階調特性を表す
データが、アドレス300H−3FFHにはD位置の階
調特性を表すデータが格納されている。
第6図は実施例における階調変換特性をグラフで示した
ものである。本実施れではA位置の画素の優先度を最高
に設定し、以下B位置、C位置と続き、D位置の画素の
優先度を最低に設定にしている。
A位置即ち優先度が最高の画素位置に対応した階調特性
は、入力画像レベルがOOHから3FHまで出力は連続
的に増加するが、入力画像レベルが3FHを越えた場合
の出力はBFHに肯定される。
B位置即ちA位置の次に優先度が高い画素位置に対応し
た階調特性は、入力画像レベルが3FH未満の時00H
を出力し、入力画像レベルが3FHから7FHまで出力
は連続的に増加し、入力画像レベルが7FHな越えた場
合の出力はFFHに固定される。
C位置即ちB位置の次に優先度が高い画素位置に対応し
た階調特性は、入力画像レベルが7FH未満の時00H
を出力し、入力画像レベルが7FHからBFHまで出力
は連続的に増加し、入力画像レベルがBFHを越えた場
合の出力はBFHに固定される。
D位置即ち優先度が最低の画素位置に対応した階調特性
は、入力画像レベルがBFH未満の時00Hを出力し、
入力画像レベルがBFHからFFHまで出力は連続的に
増加しFF)(に至る。
即ち切り出した画像ブロック内の各画素に対して優先度
を付与して画素を成長させる制御を行っている。
画素形成に際して上述してきたように優先度を設けるこ
とは電子写真方式のプリンタにおいては各画素のドツト
を一様に成長させるよりも、特定の画素のドツトを優先
させて成長させたほうが感光体上に静N潜像のミクロな
領域に強い電界が生じ記録画像の階調性が向上する。
一般に自然画像では隣接する画素間の相関は非非常に高
いため、本実施例の方式に従えば容易にブロック内の画
素成長に優先度、即ち差異を与えることができ、潜像レ
ベルで階調性の向上がはかれる。そればかりか結果的に
画像に特定の空間周波数成分を重畳させるため、例えば
駆動系の発する駆動ムラ等に対する耐性も向上する。言
い替えれば本実施例の手法は画像に特定の空間周波数成
分を有するノイズを重畳させる新規な手法であるととも
に、前記のノイズレベルが例えばデイザマトリクス等で
規定されたような空間的に定められた周期的な閾値に影
響をうけず、画素の持つアナログに近い(例えば256
階調)濃度レベルそのものに由来することが大きな特徴
であり、これまでのデイザ法等の離散的なノイズレベル
(例えば4階調)を与える階調再現法と大きく異なる。
つまり、本実施例では、ブロック内の画素に対して厳密
に成長する順番が保証される訳ではない。例えば1つの
ブロック内で、最高優先度の画素が完全に成長−しない
場合でも、最低優先度の画素が成長する場合がある。特
にデータに起伏のある画像、例えば文字・線画等画像の
エツジが急峻な部分では、ブロックのとりかたによって
画素の成長準位が逆転する場合がある。
即ち本実施例における優先度とは画素の成長順位を定め
るものではなく、各画素が成長する入力濃度レベルを規
定しているにすぎない。しかし−射的な自然画では隣接
画素の相関は非常に高いから、ある程度空間的にマクロ
な領域の入力濃度レベルに応じて階調再現にかかわる(
成長段階にある)画素が選択され、結果的に成長順位が
規定されたのと同じ効果が得られる。
また完全に画素成長の順序が決まっていないことは、解
像度の劣化を最小に抑制する。例えば何らかの方法で、
ブロック内の画素データを処理し、データを各画素位置
に優先度をつけて再配置するような手法においては、実
際には画素データが存在しない(或はその値が小さい)
場所にデータの重み付けが行われる可能性を有し、解像
度は確実に劣化する。
しかし本実施例の手法では、例えば線画等であっても画
素値がある程度大きく高濃度であれば(文字や線画は最
大濃度で出力する場合が殆ど)、対象となる画素は確実
に成長するため解像度は全く劣化しないことになる。
また本実施例で述べてきた手法では、全ての濃度領域で
視覚特性上殆どアナログ的な濃度制御が出来るから、白
地に突然高濃度の記録ドツトが現われることはなく、特
に自然画等の滑らかな画像に対して低階調部のザラツキ
間を抑制し、かつ低階調部の階調性を大幅に改善するこ
とが可能である。
即ち本手法は、滑らかな画像に対しては、特に低階調部
で階調性を重視した特性を示し、文字や線画等の通常高
濃度で表される部分に対しては解像度を重視した特性を
示すのである。本実施例では2×2のブロックを設定し
て詳細に説明したが、ブロックのサイズにかかわらず本
手法を適用できる。この変更はブロックの大きさに応じ
て(各方向のサイズが異なっていても構わない)カウン
タのカウントビット数を変更し、カウンタの出力状態数
分の階調変換テーブル領域を確保し、各階調変換テーブ
ル内容を記述するのみで実現できる。
次に、本実施例に記載した階調処理を採用したレーザビ
ームプリンタについて第7図から第9図を用いて詳細に
説明する。
電子写真プロセス技術を応用したカラー画像を形成する
レーザビームプリンタは、感光層を有する感光体上へ各
色に対応した光線を選択的に照射して結像し、複数の所
定のカラー成分の中の特定の成分にそれぞれ対応する複
数の静電潜像をそれぞれの所定のトナーで現像し、それ
らの単色のトナー像を重ね合わせることにより1枚の転
写材にカラー画像を形成する方法を採用している。
第7図はレーザビームプリンタの側断面図、第8図は感
光体基準検知の動作説明図、第9図は中間転写体基準検
知の動作説明図である。
第7図において、31は継ぎ目31aを有する閉ループ
上の樹脂等のベルト基材の外周面上に、セレン(Se)
あるいは有機光導電体(OPC)等の感光層が薄膜状に
塗布された感光体である。
この感光体31は2本の感光体搬送ローラ32.33に
よって垂直平面を感光体搬送ローラ32.33間で形成
するように支持され、駆動モータ(図示せず)によって
感光体搬送ローラ32.33に沿って矢印へ方向に周回
動する。ベルト上の感光体31の周面には矢印Aで示す
感光体回転方向の順に帯電器34、露光光学系35、ブ
ラック(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
ー(Y)の各色の現像器36B、36C136M、36
Y、中間転写体ユニット37、感光体クリーニング装置
38、除電器39及び感光体基準検知センサー40が設
けられている。
帯電器34はタングステンワイヤ等からなる帯電線41
と金属板からなるシールド板42及びグリッド板43に
よって構成されている。帯電線41へ高電圧を印加する
ことによって、帯電線41がコロナ放電を起し、グリッ
ド板43を介して感光体31を一様に帯電する。44は
露光光学系35から発射される画像データの露光光線で
ある。
レーザビームプリンタでは、この露光光線44は階調変
換装置から画像信号をレーザドライブ回路(図示せず)
により光強度変調あるいはパルス幅変調された画像信号
を半導体レーザ(図示せず)に印加することによって得
られ、感光体31上に複数の所定のカラー成分の中の特
定の成分にそれぞれ対応する複数の静電潜像を形成する
第8図に示すように、感光体基準検知センター40は感
光体31の継ぎ目31aの位置を検出するものであり、
感光体31の一端部で感光体31の継ぎ目31aに対し
て予め定められた位置に配置されたスリット等の感光体
基準マーク31bを検知する。
各色現像器はそれぞれ各色に対応したトナーを収納して
いる。トナーの色の選択は、それぞれ各色に対応し回動
自在に両端を機体本体に軸支された離接カム45B、4
5C145M、45Yが色選択信号に対応して回転し、
選択された現像器例えば36Bを感光体31に当接させ
ることにより行われる。選択されていない残りの現像器
36C136M、36Yは感光体31から離間している
中間転写体ユニット37は導電性の樹脂等からなる継ぎ
目のないループベルト状の中間転写体46と、中間転写
体46を支持している2本の中間転写体搬送ローラ47
.48と、中間転写体46へ感光体31上のトナー像を
転写するため、中間転写体46を間に挟んで感光体31
に対向して配置される中間転写ローラ49とを有してい
る。ここで感光体31の表面周長L1は中間転写体46
の表面周長L2と名目上等しいが、そのばらつきの範囲
において常にLl≦L2の関係が成り立つように設定さ
れている。
次に第9図に示すように、50は中間転写体46の基準
位置を検出する中間転写体基準検知センサーであり、中
間転写体46の一端部に配置されたスリット等の中間転
写体基準マーク46aで基準位置を検知する。
51は感光体クラッチ機構であり、駆動源(図示せず)
からの動力を0N−OFFL、て感光体の回動を制御す
るものであり、感光体搬送ローラ33の駆動軸に設けら
れている。52は中間転写体46上の残留トナーを掻き
取るための中間転写体クリーニング装置であり、中間転
写体46上に合成像を形成している間は中間転写体46
から離間しており、クリーニングに共する時のみ当接す
る。
53は転写材54を収納している転写体カセットである
。転写材54は転写材カセット53から半月形をした給
紙ローラ55によって1枚づつ用紙搬送路56へ送り出
される。57は転写材54と中間転写体46上に形成さ
れた合成像の位置を一致させるため、−次的に転写材5
4を停止待機させるためのレジストローラであり、従動
ローラ58と圧接している。
59は中間転写体46上に形成された合成像を転写材5
4に転写するための転写ローラであり、合成像を転写材
54に転写する時のみ中間転写体46と接触回動する。
60は内部に熱源を有するヒートローラ61と加圧ロー
ラ62とからなる定着器であり、転写材54上に転写さ
れた合成像をヒートローラ61と加圧ローラ62の挟持
回転に伴い、圧力と熱によって転写材54に定着させカ
ラー画像を形成する。
以上のように構成された電子写真装置につぃて、以下そ
の動作について説明する。
感光体31と中間転写体46は、それぞれ駆動源(図示
せず)により駆動され、互いの周速が同一の一定速度に
なるように制御される。さらに中間転写体46は基準位
置を決定するための中間転写体基準マーク46aを検知
する中間転写体基準検知センサー50により予め画像形
成領域を設定してあり、この領域内に於いて感光体31
の継ぎ目31aが中間転写ローラ49部で重ならないよ
うに位置調整をし、同期をとられ駆動されている。
この状態で先ず高圧電源に接続された帯電器34内の帯
電線41に高圧を印加しコロナ放電を行わせ、感光体3
1の表面を一様に一700〜800V程度に帯電させる
次に感光体31を矢印六方向に回転させ一様に帯電され
た感光体31の表面上に複数のカラー成分の中の所定の
例えばブラック(B)に相当するレーザビームの露光光
線44を照射すると、感光体31上の照射された部分は
電荷が消え静電潮像が形成される。この時、この静電潮
像は中間転写体46の基準位置を検出する中間転写基準
検知センサー50からの信号により予め設定されている
中間転写体46上の画像領域内の位置に感光体31の継
ぎ目31aを避けて形成される。
一方、現像に寄与するブラックトナーの収納されている
現像器36Bは色選択信号による離接カム45Bの回転
により矢印B方向に押され感光体31に当接する。この
当接に伴い感光体31上に形成された静電潜像部にトナ
ーが付着してトナー像を形成し現像が終了する。現像が
終了した現像器36Bは離接カム45Bの180度回転
により、感光体31との当接位置から離間位置へ移動す
る。現像器36Bにより感光体31上に形成されたトナ
ー像は中間転写体46に各色毎に感光体31と接触配置
された中間転写ローラ49に高圧を印加することにより
転写される。
感光体31から中間転写体46へ転写されなかった残留
トナーは感光体クリーニング装置38により除去され、
さらに除電器39により残留トナーが掻き取られた感光
体31上の電荷は除電される。
次に例えばシアン(C)の色が選択されると、離接カム
45Cが回転し今度は現像器36Cを感光体31の方向
へ押し感光体31へ当接させシアン(C)の現像を開始
する。
4色を使用する複写機あるいはプリンタの場合は上記現
像の動作を4回順次繰り返し行い中間転写体46上に4
色B、C,M、Yのトナー像を重ね合成像を形成する。
このようにして形成された合成像は今まで離間していた
用紙転写ローラ59が中間転写体46に接触し、用紙転
写ローラ59に高圧を印加すると共に圧力によって転写
材カセット53から用紙搬送路56に沿って送られてき
た転写材54に一括転写される。続いてトナー像が転写
された転写材54は定着器60に送られ、ここでヒート
ローラ61の熱と加圧ローラ62の挟持圧によって定着
されカラー画像として出力される。
用紙転写ローラ59により転写材54上に完全に転写さ
れなかった中間転写体46上の残留トナーは、中間転写
体クリーニング装置52により除去される。中間転写体
クリーニング装置52は一回の合成像が得られるまで、
中間転写体46に対して離間の位置にあり、合成像が得
られ合成像が用紙転写ローラ59により転写材54に転
写された後接触状態になり、残留トナーが除去される。
以上の動作にて1枚の画像の記録を完了し、高画質のカ
ラー記録画像が得られる。
なお、プリンタは本実施例のレーザビームを用いた電子
写真方式に限定されることなく熱転写方式やインクジェ
ット方式などであってもかまわないし、同じ電子写真方
式であるLED方式や液晶シャタ一方式等であってもか
まわない。
本実施例では階調再現が重要なフルカラープリンタをと
りあげたが、もちろん単色のプリンタであっても構わな
い。また、本実施例ではカラー画像を中間転写体上に重
ね合わせる方式をとったが、感光体上に重ね合わせる方
式や転写紙上に重ね合わせる方式などであってもかまわ
ない。
発明の詳細 な説明したように本発明は、伝送あるいは蓄積された画
像データ上の複数の画素からなるブロックを設定し、こ
のブロック内において、空間的に予め定められた優先順
位に従い、優先度の高い最小記録画素位置に対応したド
ツトから順にドツトを成長させるように画像形成装置を
構成したので、階調性、特に低濃度部と高濃度部の再現
特性に優れ、かつザラツキ感のない高画質の記録画像を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による画像形成装置を示す概略
図、第2図は階調処理部のブロック図、第3図は各同期
信号と各カウンタ出力の時間軸方向の変化図、第4図は
各画素位置に対するカウンタ出力の状態図、第5図は階
調変換テーブル内容の説明図、第6図は階調変換特性図
、第7図はレーザビームプリンタの側断面図、第8図は
感光体基準検知の動作説明図、第9図は中間転写体基車
検知の動作説明図、第10図は従来の画像形成装置のブ
ロック構成図、第11図は濃度変換特性図、第12図は
8×8のデイザ閾値マトリクス図、第13図は達デイザ
法における出力地の説明図である。 18・・・階調処理部 出 願 人 松下電器産業株式会社 代理人弁理士 小暇治 明 外2名 !十    ζ 第4図 第5図 第8図 第9図 第10図 第11図 Q           ””21才 第12図 ☆は面積率50%時のドツト成長 第13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 伝送あるいは蓄積された画像データ上の複数の画素から
    なるブロックを設定し、このブロック内において、空間
    的に予め定められた優先順位に従い、優先度の高い最小
    記録画素位置に対応したドットから順にドットを成長さ
    せる階調処理部を備えたことを特徴とする画像形成装置
JP2318461A 1990-11-22 1990-11-22 画像形成装置 Pending JPH04189067A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2318461A JPH04189067A (ja) 1990-11-22 1990-11-22 画像形成装置

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JPH04189067A true JPH04189067A (ja) 1992-07-07

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ID=18099380

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