JPH0418857Y2 - - Google Patents

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JPH0418857Y2
JPH0418857Y2 JP4913285U JP4913285U JPH0418857Y2 JP H0418857 Y2 JPH0418857 Y2 JP H0418857Y2 JP 4913285 U JP4913285 U JP 4913285U JP 4913285 U JP4913285 U JP 4913285U JP H0418857 Y2 JPH0418857 Y2 JP H0418857Y2
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は多色刷又は両面刷オフセツト印刷機に
おける裏写り防止装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の例えば多色刷印刷機は第8図に示した如
く、第1版胴a、第1ゴム胴b、第1圧胴cと、
第2版胴d、第2ゴム胴e、第2圧胴fと、上記
第1、第2両圧胴c,f間に受け渡し胴gを備
え、紙hは第1圧胴cの図示しない爪に咬えられ
て、該圧胴cと第1ゴム胴bの間の○イ点で印刷さ
れ、次いで紙hは○ロ点で受け渡し胴gの爪に咬え
換えられて第1圧胴cから受け渡し胴gに移り、
紙hは○ハ点で第2圧胴fの爪に咬え換えられて第
2圧胴fに移り、該第2圧胴fと第2ゴム胴eの
間の○イ点で次の印刷が行なわれる。ところが、紙
hの上記○ニ点で印刷された面は受け渡し胴gの表
面に接するのであり、しかも○イ点で印刷されたイ
ンキは乾いていない為、紙h上のインキが受け渡
し胴gの表面に一部付着することがあり、従つて
後続の紙の印刷面上に受け渡し胴g表面に付着し
たインキが転写されて汚れ(裏写り)が発生し、
又、受け渡し胴gに付着したインキによる刷り面
での傷入りも発生する等の欠点があつた。
この対策として従来、表面に微細なビーズ、ガ
ラス等を貼付加工したシート状カバーを、多色刷
印刷機にあつては受け渡し胴に、反転両面刷印刷
機にあつては第2圧胴に巻き付けて使用し、シー
トカバーの汚れがひどくなつたところでカバーの
交換を行なうという方法をとつていたが、上記シ
ート状カバーの交換頻度は高く、かつ交換には相
当な時間がかゝり、又シート状カバーは湿し水等
の水分を吸収すると表面にうねり状の凹凸が生じ
る為、それが部分的に刷り面に接触して紙のバタ
ツキを起し、刷り面への傷入を助長する問題点が
ある。
又、従来、上述印刷機における印刷紙の汚れ防
止装置として実開昭50−116502号公報に開示され
たものが知られている。
これは、周面又はこれに装着される板金物の表
面を微細な凹凸加工後に耐食用メツキを施した胴
を印刷機の中間胴(受け渡し胴)又は排紙胴に使
用する構成である。
しかし、上記構成のものは胴周面に直接又は間
接的に凹凸加工を施してメツキ処理したのみであ
る為、同芯度、円筒度のバラツキが大きく、均一
な印圧を出することが困難である問題点がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上述従来の問題点を解消するものであ
り、周面に高耐食・高耐摩耗性材料を溶射して得
た凹凸溶射面をシヨツトブラスト加工する前に研
磨加工を施こした為、外径寸法精度が良く、しか
も表面粗さが小さい為、裏写り防止効果を向上で
きると同時に印刷効果(ツブレとか再現性)を低
下することがないようにしたのが、その目的であ
る。
ロ 考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 即ち本考案は、印刷中の印刷紙の印刷された面
が接する受け渡し胴あるいは圧胴の周面に対し
て、高耐食・高耐摩耗性材料を溶射して凹凸溶射
面を形成すると共に、該溶射面に研磨加工及びシ
ヨツトブラスト加工を施した微細でなめらかな凹
凸面を形成し、上述問題点を解決したのである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれ
ば、第1図に示したように、圧胴又は受け渡し胴
1を胴芯度、円筒度ともに精度良く加工し、その
周面2は、高耐食性で高耐摩耗性材料を溶射して
凹凸溶射面3に加工してある。
上記高耐食性、高耐摩耗性材料としては、金
属、炭化物、酸化物、その他プラスチツク等が用
いられるもので、金属としては例えばSUS316L,
75Ni−15Cr−B−Siを、炭化物としては17Co−
83Wc,Ni−Cr−Co−44Wcを、酸化物としては
2O3−5TiO2等が用いられる。
又溶射時の同芯度、円筒度は0.1以下とするの
であり、又溶射方法としては、プラズマ溶射、爆
発溶射等である。
次いで、上記凹凸溶射面3をシヨツトブラスト
加工して微細でなめらかな凹凸加工を施こすので
あるが、本案では、上記シヨツトブラスト加工に
先だつて、上記凹凸溶射面3を研磨加工して胴1
の外径寸法を精度良く出した後に、シヨツトブラ
スト加工を施こすようにしている。
こゝで、シヨツトブラスト加工に用いられる材
料としてはφ0.6以下の鋼球と、φ0.3〜0.4のガラ
スビース又はセラミツク球等が用いられ、又シヨ
ツト条件は下記の通りである。
吸込みノズル式(直圧式でもよい) 胴1の回転速度 6回/min ブラスト圧力 6Kg/cm2 ノズル4の径 φ10 第3図に示した如く胴1を矢印方向へ回転し、
これが凹凸溶射面3の研磨加工を施こした表面に
ノズル4から上述材料を上記条件で吹き付けるこ
とによつて微細でなめらかな凹凸加工を施こすの
であるが、この時、ノズル4は胴1の表面から
200〜300mmの間隔に保持した状態で胴1の軸方向
へ送り速度35mm/minで2往復する。
又、上記シヨツトブラスト加工は、先ず鋼球ブ
ラスト加工を施こし、次いでガラスビーズブラス
ト加工を施こすのであつて、この鋼球ブラスト加
工とガラスビーズブラスト加工は胴の全周面に施
こすのであるが、その他第2図に示した如く、胴
1の軸方向両端部周面2a,2aに所定幅だけ鋼
球ブラスト加工を施こし、他は鋼球ブラスト加工
とガラスビーズブラスト加工を施こすようにして
もよい。
第4図ないし第7図は胴表面の粗さを夫々示し
たものであつて、第4図は凹凸溶射面3を鋼球ブ
ラスト加工を施こした場合、第5図は凹凸溶射面
3を鋼球ブラスト加工した後、更にガラスビーズ
ブラスト加工を施こした場合であり、何れも研磨
加工しないものであるため外径寸法にバラツキが
ある。
第6図は凹凸溶射面3を研磨加工した後、鋼球
ブラスト加工を施こした場合、第7図は凹凸溶射
面3を研磨加工した後、鋼球ブラスト加工を施
し、更にガラスビーズブラスト加工を施こした場
合である。
従つて、第5図に示した胴表面の粗さは Rmax=30〜60μ、Ra=6〜12μである。
又、第7図に示した胴表面の粗さは Rmax=15〜25μ、Ra=1.5〜2.5μであり、研磨加
工しない場合に比べて研磨加工した場合では胴表
面の粗さは非常に小さくなると共に、精度的には
同芯度、円筒度が0.02以下である。
又、上述のように処理した胴表面のインキの拭
き取り性は、 鋼球ブラスト+ガラスビーズブラスト加工では
非常に良く、鋼球ブラスト加工のみでは、上記加
工に比べて劣る。
又、胴表面を布で拭いた時のケバの残りは、シ
ヨツトブラスト直後はケバが残るが、表面を数回
布で拭くとケバの残りはなくなる。
従つて、表面粗さの観点から、第5図に示した
表面粗さであれば多色機の受け渡し胴に適用でき
るが、反転両面印刷機の第2圧胴としては第7図
に表した表面粗さが適当である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る印刷機におけ
る裏写り防止装置は構成したものであるから、2
色機の第2圧胴又は多色機の受け渡し胴の表面を
微細な凹凸加工を施こした面としたので、裏写
り、粘着を防止できると共に、高耐食性、高耐摩
耗性材料を溶射して得た凹凸溶射面3を最終工程
でガラスビーズ又はセラミツク球によりブラスト
してなるから、微細でよりなめらかな凹凸となる
ので印刷物に傷が入ることはなく、又インキで胴
が汚れても簡単にインキを拭きとることができ、
この際ウエス等で胴を拭いてもケバが残らず、し
かも圧胴にあつては印刷物のツブレが良くなると
共に、上記凹凸溶射面3のシヨツトブラストに先
だち、研磨加工したので、同芯度、円筒度の精度
が高く、為に均一な印圧を得られるので、凹凸加
工を施こしたにもかゝわらず印刷効果を低下する
ことはなくなり、更に凹凸部は高耐食性、高耐摩
耗性材料からなる為、交換の必要なく長期間にわ
たつて裏写り、粘着防止効果を達成できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案に係る印刷機における
裏写り防止装置の実施例を示した第2圧胴又は受
け渡し胴の表面加工工程態様の各正面図、第3図
は同実施例における胴表面のシヨツトブラスト加
工状態の説明図、第4図ないし第7図は同実施例
における胴表面の粗さを夫々示した各説明図、第
8図は従来の一般的多色印刷機における胴配列状
態の略示側面図である。 1……第2圧胴又は受け渡し胴、3……凹凸溶
射面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 印刷中に印刷紙の印刷された面が接する受け渡
    し胴あるいは圧胴の周面に対して、高耐食・高耐
    摩耗性材料を溶射して凹凸溶射面を形成すると共
    に、該溶射面に研磨加工及びシヨツトブラスト加
    工を施した微細でなめらかな凹凸面を形成してな
    ることを特徴とする印刷機における裏写り防止装
    置。
JP4913285U 1985-04-01 1985-04-01 Expired JPH0418857Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4913285U JPH0418857Y2 (ja) 1985-04-01 1985-04-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4913285U JPH0418857Y2 (ja) 1985-04-01 1985-04-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61164739U JPS61164739U (ja) 1986-10-13
JPH0418857Y2 true JPH0418857Y2 (ja) 1992-04-27

Family

ID=30566041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4913285U Expired JPH0418857Y2 (ja) 1985-04-01 1985-04-01

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JP (1) JPH0418857Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006137612A (ja) * 1994-04-25 2006-06-01 Nippon Steel Corp 印刷装置におけるガイドローラまたは中間胴用被覆体、これを用いた印刷装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006137612A (ja) * 1994-04-25 2006-06-01 Nippon Steel Corp 印刷装置におけるガイドローラまたは中間胴用被覆体、これを用いた印刷装置

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Publication number Publication date
JPS61164739U (ja) 1986-10-13

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