JPH04188100A - X線露光装置の気体置換方法 - Google Patents

X線露光装置の気体置換方法

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JPH04188100A
JPH04188100A JP2318498A JP31849890A JPH04188100A JP H04188100 A JPH04188100 A JP H04188100A JP 2318498 A JP2318498 A JP 2318498A JP 31849890 A JP31849890 A JP 31849890A JP H04188100 A JPH04188100 A JP H04188100A
Authority
JP
Japan
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pressure
gas
closed
mask
sealed container
Prior art date
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Pending
Application number
JP2318498A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiji Fujita
藤田 佳児
Hiroyuki Nagano
寛之 長野
Shinichi Mizuguchi
水口 信一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH04188100A publication Critical patent/JPH04188100A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シンクロトロン軌道放射光(以下SORとい
う)等のX線を光源とするX線露光装置の気体置換方法
に関する。
従来の技術 最近、X線露光装置の光源としてSOR等のX線分利用
することが注目されている。露光に用いられるX線は普
通波長が1nm程度の軟X線である″が、軟X線は空気
中で激しく減衰する。このため、X線露光装置において
はX線の光路近傍あるいは装置全体を、密閉容器で密閉
し、密閉容器内をヘリウム等、X線を通しやすい気体で
満たして露光を訂うことが一般的となっている。またマ
スクとウェハの相対位置を精密に合わせるためには装置
各部の温度変化による熱変形を抑える必要がある。この
温度変化による影響をなくすため、通常はヌテージの駆
動部をはじめ発熱源となる全ての機器は常に電源が入っ
たままにされる。
従来、この種のX線露光装置において密閉容器内を空気
から他の気体へ置換する方法としては、密閉容器内を一
旦真空にした後、置換すべき気体を密閉容器内に導入し
て密閉容器内を大気圧に戻すことにより置換する方法を
用いていた。
発明が解決しようとする課題 しかじなカニら、上記のような置換方法を用いた場合、
密閉容器内が一旦真空になってしまい、密閉容器内の機
器の電源が入ったままだとこれらの機器が真空放電を起
こすという問題点を有していた。一般的に放電開始電圧
は雰囲気として使用される気体によって異なり、第3図
に示すように気体圧力Pと電極間隔dとの積Pdの関数
となるパッシェンの法則が知られている。第3図かられ
かるようにPdがある値において放電開始電圧が最低値
をとるため、電極間隔dが一定の時真空圧力によっては
放電が発生する範囲にあることがわかる。さらに、密閉
容器内を大気圧から真空にして再び大気圧に戻す過程は
等積等温変化ではなく、断熱変化をともなうものであり
、この断熱変化分は低圧のときのほうが大きいため、圧
力が大気圧近辺である時と比べて圧力が低くなるほど温
度変化は犬きく、密閉容器の内部の温度は低下すること
になる。−旦温度が下がれば、元の温度にもどるまでに
密閉容器内iこ大きな温度変化履歴が与えられることに
なシ、あらかじめ精密に位置調整された部分の調整が狂
ってしまう恐れがあった。
本発明は上記課題を解決するもので、密閉容器内を空気
から他の気体に置換する際に密閉容器内の機器の真空放
電を起こさず、さらに置換時の温度度化幅を小さくでき
るX線露光装置O気体置換方法を提供することを目的と
している。
課題を解決するだめの手段 本発明は上記目的を達成するために、密閉容器内を空気
から他の気体に置換する方法として、気体の断熱、膨張
による温度変化が精密な機械の許容できる温度差内にお
さまり、かつで閉容器内の機器の真空放電が発生しない
圧力まで、密閉容器内を大気圧から減圧した後池の気体
を導入して密グ容器内全大気圧に戻すという動作を繰シ
返す方法を用いるものである。
作   用 上記置換方法を用いて密閉容器内を空気から他の気体に
置換する場合、密閉容器内の圧力はあるところまでしか
下がらず放電の生じやすい真空にはならないので、密閉
容器内の機器の真空放電は起こらない。また気体の断熱
膨張による温度変化が、精密な機械の許容できる温度差
内におさまる圧力まで密閉容器内を大気圧から減圧した
後再び大気圧に戻す過程は、やはり若干の温度差が生じ
るものの、−旦真空にする場合と比較して温度変化履歴
の悪影響は低減される。密閉容器内を大気圧から減圧し
た復信の気体を導入して大気圧に戻すという動作を一回
行っただけでは密閉容器内は完全に置換されずに空気と
他の気体とが混合された状態になるが、この創作を何回
か繰シ返すことによって他の気体の濃度が高まっていき
、所期の濃度が得られる。
実施例 本発明の一実施例について以下図面を参照しながら説明
する。第1図は本発明の方、云を用いる実施例のX線露
光装置の断面図である。本実施例は、光源としてSOR
を用いるX線露光装置である。
第1図において、1はX線導入部であり、SOR発生源
から露光装置内にSORを導く。X線導入部1の内部は
通常超高真空に保たれ、先端にはベリリウム窓2が取り
付けられている。窓材としてペリIJウムが用いられる
理由は、X線を通しやすくするために薄くしても窓の両
側での圧力差に岨えうるからである。3は密閉容器で、
装置全体を密閉する。4はベースである。5はマスク7
テージで、マスク6を保持する。7はウェハステージで
I方向に比較的大きな可動範囲を持つXステージ8と、
y方向に比較的大きな可動範囲を持つyステージ9と、
ウェハ10を保持して” −’l I Z 。
α、β、θの6方向に微動可能な微動ステージ11から
構成される。ここで” + V + z+α、β、θは
第1図に示した方向とする。12は位置合わせ手段で、
位置合わせ光源13と、光学系14と、カメラ15とを
備えている。位置合わせ手段12によるマスク6とウェ
ハ10の相対位置の合わせ方法は、位置合わせ光源13
からウェハ10に向けて光を発射し、マスク6の表面お
よびウェハ1゜の表面にあらかじめ設けられた位置合わ
せマークを光学系14を介してカメラ15で検品するこ
とによって得られる位置ずれの情報をウェハステージ7
の位置決めにフィードバックするものである。
16はガス置換手段で、密閉容器3内の圧力を検品する
圧力計17と、弁18を介して密閉容器3と連結された
ヘリウム供給源19と、弁20を介して密閉容器3と連
結された真空ポンプ21から構成される。
以上のように構成さnた本発明の実施例においては、露
光動作を行う前の段階としてベリリウム窓2からマスク
6およびウェハ10までのSORの減衰を防ぐために密
閉容器3内を空気からヘリウムに置換する動作が行われ
る。以下その置換動作について説明する。まず初期状態
では弁18と弁20はともに閉じられている。はじめに
弁2Qが開かれ、真空ポンプ21の作用によシ、密閉容
器3内の圧力が低下する。密閉容器3内の圧力は圧力計
17で常時検品される。あらかじめ真空引き実験によっ
て中の機械が受ける温度変化が例えば0.5°C以内で
すみ、かつ密閉容器3内の機器の真空放電がないような
減圧値を求めておき(ここでは便宜上1/2気圧として
おく)、この減圧値まで中の圧力が低下すると弁20が
閉じられ、代わりに弁18が開かれる。弁18が開かれ
るとヘリウム供給源19から密閉容器3内にむかってヘ
リウムが流れ込み、密閉容器3内の圧力は上昇する。密
閉容器3内の圧力が大気圧すなわち1気圧まで戻ったら
弁18が閉じられ、1回目の置換動作が終了する。1/
2気圧まで減圧した場合、1回目の置換動作が終わった
時点で密閉容器3内のヘリウム濃度は体積濃度で約50
%になる。あとはヘリウム濃度が所期の値に達するまで
上記の置換動作が繰シ返される。例えばヘリウム濃度を
99%まで上げたい場合、置換動作の繰り返し回数は7
回必要である。このことは0.5のn乗が0.01であ
るとして式を解くことにより簡単に求められる。
第2図は本発明の実施例のX線露光装置における置換動
作の繰り返し回数と密閉容器3内のヘリウム濃度の関係
を表す図である。上記置換動作中、密閉容器3内の機器
の電源は入ったままにされるが、密閉容器3内の圧力は
最低でも1/2気圧であり、これは密閉容器3内の機器
が真空放電を起こさないように設定された値なので放電
は起こらない。また、気体の断熱膨張による温度変化は
、精密な機械の許容できる温度差内におさまるので温度
履歴による狂いを少なくすることができる。
なお、本実施例ではX線の吸収が少ないヘリウ  。
ムを用いたが、使用するX線の波長域においてX線の吸
収が少ない他の気体であっても差し支えない。また、本
実施例では密閉容器3によって装置全体が密閉されたが
、X線導入部からマスクまでのX線の光路近傍のみを密
閉するものであっても差し支えない。
発明の効果 以上の実施例から明らかなように本発明によれば、密閉
容器内を空気から他の気体に置換する方法として、密閉
容器内を大気圧からある圧力まで減圧した復信の気体を
導入して密閉容器内を大気圧に戻すという動作を繰り返
す方法を用いることによシ、置換時においても発熱源と
なる機器の電源を入れたままに保って装置各部の温度変
化による熱父形を抑制することができ、また温度変化履
歴が与えられることによる装置各部の精密な位置調整の
狂いも抑制することができるので、露光時のマスクとウ
ェハの位置合わせ精度を悪化させないという効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の置換方法を用いたX線露光装置の一実
施例の断面図、第2図はX線露光装置における本発明の
方法による置換動作の繰り返し回数と密閉容器内のヘリ
ウム濃度の関係を表す図、第3図は気体の圧力と放電開
始電圧の関係を示す図である。 1・・・・・・X線導入部、3・・・・密閉容器、5・
・・・マスクステージ、6−・・・・マスク、7−・・
ワエハステ−ジ、10・・・・・・ワエハ、12 ・・
・・位置合わせ手段、16・ ・・ガス置換手段。 代理人の氏名 弁理士 小鍜治  明 ほか2名t  
−−−X惠J象入部 3〜−−デI/容呑 5−一−マ又りステーン 6−m−マスク 7−−− ウェハステージ lθ−一−ウエノ\ 12−−一位1合ハビ手段 16−・−ゲス1り費、111 M1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. X線導入部と、マスクを保持するマスクステージと、前
    記マスク近傍の露光位置までウェハを保持して移動する
    ウェハステージと、前記マスクと前記ウェハの相対位置
    を合わせる位置合わせ手段と、装置全体を密閉するかま
    たは前記X線導入部から前記マスクまでのX線の光路近
    傍のみを密閉する密閉容器と、前記密閉容器内を空気か
    ら他の気体に置換するガス置換手段とを備えたX線露光
    装置において、前記密閉容器内を空気から前記他の気体
    に置換する方法として、前記密閉容器内を大気圧から気
    体の断熱膨張が精密な機械に与える影響を許容できる温
    度差内におさめうる圧力であって、かつ前記密閉容器内
    で動作する機器が放電によって影響を受けない圧力まで
    減圧した後、前記他の気体を導入して前記密閉容器内を
    大気圧に戻すという動作を繰り返す方法を用いることを
    特徴とするX線露光装置の気体置換方法。
JP2318498A 1990-11-22 1990-11-22 X線露光装置の気体置換方法 Pending JPH04188100A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001008204A1 (fr) * 1999-07-23 2001-02-01 Nikon Corporation Procede et appareil d'exposition

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001008204A1 (fr) * 1999-07-23 2001-02-01 Nikon Corporation Procede et appareil d'exposition

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