JPH04187635A - エンドトキシンショック治療剤 - Google Patents

エンドトキシンショック治療剤

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JPH04187635A
JPH04187635A JP31594590A JP31594590A JPH04187635A JP H04187635 A JPH04187635 A JP H04187635A JP 31594590 A JP31594590 A JP 31594590A JP 31594590 A JP31594590 A JP 31594590A JP H04187635 A JPH04187635 A JP H04187635A
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JP
Japan
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mice
pqqs
therapeutic agent
opqs
pqq
Prior art date
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Pending
Application number
JP31594590A
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English (en)
Inventor
Sadaji Uragami
貞治 浦上
Chieko Yoshida
吉田 智恵子
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、オキサゾピロロキノリン類またはそのエステ
ル体を有効成分とするエンドトキシンショック治療剤に
関するものである。
[従来技術、発明が解決しようとする問題点コエンドト
キシンとは多糖と脂質の複合体であり、その毒性は、リ
ピッドAに局在することが明らかとなっている。
エンドトキシンショック症状としては、発熱、悪寒、戦
慄、意識障害、DIC症候群、MOF(他臓器不全)な
どの病態が知られているが、発熱、悪寒、戦慄は、イン
ターロイキンエの関与、意識障害は、β−エンドルフィ
ンの遊離、また、DIC症候群およびMOFは、アラキ
ドン酸カスケードの関与が報告されている。
近年、酸化還元酵素の新しい補酵素として見出されたピ
ロロキノリンキノン(PQQ)あるいはピロロキノリン
キノン塩(こ九らを総称して以下PQQ類と記す。)が
、エンドトキシンショックを予防できることが報告され
ている(Matsumot。
et al、 In J、A、Jongejan an
d J、A、Duine (eds)。
PQQ  and  Quinoprotein、  
p、162〜164. 1989.  Kluwer 
Academic Publishers) 。しかし
ながらその活性は、まだ十分なものではない。さらにP
QQは腎毒性を有することが近年明らかにされている[
渡辺ら、Hiroshima J、Med、Sci、、
第38巻、第1号。
第49〜51頁(1987年)]。
そこで、毒性および腎毒性が低く、かつエンドトキシン
ショックを予防、治療できる薬剤が望まれている。
[問題を解決するための手段、作用] 本発明者は、前記した理由により、毒性が低く、かつエ
ンドトキシンショックを予防、治療できる薬剤について
鋭意研究を進めたところ、オキサゾピロロキノリン類ま
たは、そのエステル体が毒性が低くかつエンドトキシン
ショックの予防、治療効果を有していることを見出した
すなわち1本発明は、オキサゾピロロキノリン類または
そのエステル体を有効成分とするエンドトキシンショッ
ク治療剤である。
オキサゾピロロキノリン類(以下OPQ類と略す)とは
、別名5位置換2,8.10− トリカルホキシーIH
−オキサゾ[5,4−hコーピロロ[2,3−fコキノ
リンであり、OPQ類およびそのエステル体の一般式は
以下のごとくである。
[Rは、一般式R′−CH(NO3)−COOHで示さ
れるα−アミノ酸のR′と同じ。
R1、R2、R3は、同一でも異なってもよく、水素原
子、低級アルキル基、アルケニル基あるいはベンジル基
] 本発明において使用されるオキサゾピロロキノリン類の
Rは、一般式R’  CH2(NO3)  C0OHて
示されるα−アミノ酸のR′とおなしであればよいが、
好ましくは天然のα−アミノ酸のR′、更に好ましくは
天然の蛋白質を構成するα−アミノ酸のR′と同一のも
のが好適である。
本発明において使用されるoPQ類は、PQQ類と各種
のα−アミノ酸、メチルアミンなどとを酸素存在下で反
応させることにより、容易に製造することが可能である
本発明におけるOPQ類としては、PQQ類とグリシン
、スレオニン、トリプトファン、プロリン、チロシン、
セリンおよびモノメチルアミンのいずれか1種とから得
られる0PQ(R=H)(特願平1−292459号)
、PQQ類とセリンから得られるヒドロキシメチル○P
Q (R=CH20H)  (特願平l−258791
号)、PQQ類とバリンから得られる1−メチルエチル
○P Q ’(R=CH(CHg)2)  (特願平1
−309479号)、PQQ類とイソロイシンから得ら
れる1−メチルプロピルOPQ (R=C1l (C1
(3) CH2Cl13)(特願平1−309480号
)、PQQ類とロイシンから得られる2−メチルプロピ
ル○PQ (R=CH2CH(CH3)2)(特願平1
−309481号)、PQQ類とアラニンから得られる
メチルOPQ (R=CH3)  (特願平1〜327
347) 、PQQ類とグルタミン酸から得られる2−
カルボキシエチルOPQ (R=CH2CH2COO1
l)(特願平1−327351号)、PQQ類とグルタ
ミンから得られる2−カルバモイルエチル○PQ、 (
R=CH2CH2CONH2)  (特願平1−327
348号)、PQQ類とメチオニンから得られる2−メ
チルチオエチル○PQ (R=CH2CH2SCH3)
  (特願平1−32749号)−PQQ類とフェニル
アラニンから得られるベンジル○PQ (R=CH2−
Ω)(特願平1−327350号)、PQQ類とチロシ
ンから得られる4−ヒドロキシフェニルメチルOPQ 
(R=CH200H)  (特願平2−107357号
)、PQQ類とアスパラギン酸から得られる1−カルボ
キシメチル○PQ (R=CH2CO2H) 、PQQ
とアスパラギンから得られる1−カルバモイルメチル○
PQ (R=CH2CONH2) 、PQQ類とヒスチ
ジンから得られる1−(4−イミダリール)メチルアミ
ンとシスティンから得られる1−メルカプトメチル○P
Q (R=CH,、SH)などがある。また、それぞれ
のOPQ類の塩には、アルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩などが
あり、その代表例としては、ナトリウム塩、カリウム塩
、マグネシウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、ト
リメチルアンモニウム塩、トリエチルアンモニウム塩ト
リエタノールアンモニウム塩などがある。
また、oPQ類のエステル体とは、R1、R2、R3(
(I)式参照)が、同一でも異なってもよく、水素原子
、低級アルキル基、アルケニル基あるいはベンジル基で
あり、モノエステル、デイエステル、あるいはトリエス
テルがある。これらのOPQ類のエステル体は、OPQ
類またはその塩とアルコール類を常法により反応するこ
とにより容易に製造することが可能であり、アルキル基
としては、メチル、エチル基などがアルケニル基として
はアリル基などがある。
又、PQQまたはPQQ塩とアルコール類を常法により
反応させ、PQQ類のエステル体を得、その後に各種の
アミノ酸あるいはメチルアミンと反応させることにより
、目的とするOPQ類のエステル体を得る事も可能であ
る。
本発明の有効成分を製剤化するには、界面活性剤、賦形
剤、着色料、保存料、コーティング助剤などが適宜使用
される。また、他の薬剤との併用も行うことが出来る。
[PQQおよびOPQ類の急性毒性および腎毒性試験] (1)急性毒性試験 ■5PF−ICRマウス 雄、5週齢(日本チャールズ
リバー■より購入)に、PQQ・2NaおよびOPQ類
をマウス1kg当り20.40.80.160および2
00mgのそれぞれを腹腔投与し、148間、25°C
で飼育した。OPQ類としては、○PQ、1−メチルプ
ロピル○PQ、2−メチルチオエチル○PQおよびベン
ジルOPQを用いた。なお、−群は8匹とした。その結
果、P Q Q ・2N a  20mg/kg投与お
よび40mg/kg投与ではマウスは死亡しなかったが
、80mg投与で5匹、 160mg投与および200
mg投与で8匹全部死亡した。PQQ・2NaのLD、
。は約70mg/kgマウスであった。
一方、OPQ類では全てのマウスが死亡しなかった。
■5PF−工CRマウス 雄、5週齢(日本チャールズ
リバー■より購入)に、○PQをマウス1kg当り0.
1g、 0.2g、0.4g、0.8g、あるいは1.
2gのそれぞれを腹腔投与し、14日間、25℃で飼育
した。
なお、−群は8匹とした。○P Qo、1〜0.4g投
与ではすべてのマウスが死亡せず、0.8gでは2匹、
1.0gでは3匹、1.2gでは6匹が死亡した。LD
5oは約l。
Og/kgマウスであった。
■5PF−ICRマウス 雄、5週齢(日本チャールズ
リバー■より購入)に、○PQをマウス1kg当り1.
0g、1.5gあるいは2.0gをそれぞれ経口投与し
、14日間、256Cで飼育した。−群は8匹とした。
すべてのマウスは死亡しなかった。
■〜■の結果より、OPQ類はPQQに比べて毒性が著
しく低下していた。
(2)腎毒性 ■尿検査による腎毒性 急性毒性試験と同様にして、PQQ・2NaおよびoP
Q類を腹腔投与し、マウスを飼育した。毎日、マウスの
尿を採取し、臨床検査試薬(商品名ウリステックス■、
マイルス・三共■製)を用いてグルコース濃度を調べた
。第1表に示すように、PQQ・2Naを投与したマウ
スの尿からは糖が検出されたが、oPQ類を投与したマ
ウスの尿からは糖が検出されなかった。すなわち、PQ
Qは腎毒性が認められたが、OPQ類では腎毒性が認め
られなかった。
(以下余白) 第1表(その1) −グルコース 検出されず 4+LL     2. OOg/dQ第1表(その2
) □  経 過 日 数  (日) )剤投与  、l  2 3 6 7 8101374
■血液検査による腎毒性 (イ)急性毒性試験と同様にして、PQQ・2Naおよ
びOPQ類を腹腔投与し、マウスを飼育した。
投与1日後に絶食(水は与える)し、さらに18時間後
に採血して血清を得た。血清中のグルコース、尿素態窒
素およびクレアチニン(Creatinine)を臨床
検査試薬(商品名富士ドライケムスライド、富士写真フ
ィルム■製)を用いて調べた。なお、各々の値は8匹の
平均値で示した。
結果を第2表に示す。
PQQ・2Na投与では、グルコースの大幅な減少、尿
素態窒素およびクレアチニンの大幅な増加がみられ、腎
毒性が認められた。これに対して。
PQ類投与では、グルコース、尿素態窒素およびクレア
チニンのそれぞれの含有量は「無投与」の場合と大差な
かった。
(以下余白) 第2表(その1) 第2表(その2) (0)急性毒性試験と同様にして、OPQを150++
+g、300+ng、400mgあるいは600mg/
kg腹腔投与し、マウスを1日飼育した。
その後、絶食(水は与える)し、さらに18時間後に採
血して血清を得た。血清中のグルコース、尿素態窒素お
よびクレアチニン(Creatinine)を臨床検査
試薬(商品名富士ドライヶムスライド、富士写真フィル
ム■製)を用いて調べた。なお、各々の値は8匹の平均
値で示した。
結果を第3表に示す。
OPQのいずれの投与量でも、グルコース、尿素態窒素
およびクレアチニンのそれぞれの含有量は「無投与」の
場合と大差はなかった。
第3表 (イ)(ロ)の結果より、PQQは腎毒性が認められた
が、OPQ類は腎毒性が認められなかった。
[実施例コ 以下に、本発明に係わるOPQ類およびその誘導体のエ
ンドトキシンショックの予防および治療効果を示す実施
例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
[実施例1コ ICRマウス(日本チャールズリバー■より購入)雄、
6週齢を70匹用意し、10匹づつ7群(A−G)に分
けた。すべてのマウスを16時間絶食させ、0群には、
生理食塩水に溶解した1、75mg/−のPQQ・2N
a、D群にはオリーブ油に溶解した1、75mg/−の
補酵素Q1o、 E群にはオリーブ油に溶解したl、7
5Ing/rrl!2のα−トコフェロール、F群には
生理食塩水に溶解した1、75mg/−のOPQ、 G
群には生理食塩水に溶解した1、75mg/−の2−メ
チルプロピルOPQをそれぞれ0.2−づつ腹腔内へ投
与した。投与量は、それぞれ10mg/kgマウスであ
る。
投与45分後に、生理食塩水に3.5mg/−になるよ
うに溶解したLipopolysaccharide 
W (E、 coli 0111:B4、Sigma社
製)をB−G群の全マウスに0.2艷づつ腹腔内へ投与
した。投与量はLPSとして、20mg/kgマウス(
リピッドAとして2.1mg/kgマウス)である。
その後、すべてのマウスに市販固形飼料を与え3日間2
5°Cで飼育した。
第1表に、マウスの死亡経過および生存率を示した。
OPQ類は、PQQ・2Na、補酵素Q + o、α−
トコフェロールに比して著しくエンドトキシンショック
に対して予防効果があることがわかる。
第1表 [効果] オキサゾピロロキノリン類およびそのエステル体はエン
ドトキシンショック予防剤および治療剤として有効に用
いられる。
特許出願人  三菱瓦斯化学株式会社 代表者 画用 禮二 代 理 人  弁理士 小域 貞文

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式[ I ]で示されるオキサゾピロロキノリン類および
    /またはそのエステル体を有効成分とするエンドトキシ
    ンシヨック治療剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] [Rは、一般式R′−CH(NH_2)−COOHで示
    されるα−アミノ酸のR′と同じ。 R_1、R_2、R_3は、同一でも異なってもよく、
    水素原子、低級アルキル基、アルケニル基あるいはベン
    ジル基]
JP31594590A 1990-11-22 1990-11-22 エンドトキシンショック治療剤 Pending JPH04187635A (ja)

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