JPH04187456A - サーマルプリンタ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はサーマルプリンタの制御装置に関する。

［従来の技術］ 従来サーマルヘッドの畜熱の制御は、サーマルヘッドに
搭載したサーミスタにより温度を検圧するかまたは印字
したドツト数をデジタル回路により数え、その値に応じ
たエネルギーを発熱体へ与えることにより行なっていた
。

［発明が解決しようとする課題］ しかし前述の従来技術では次のような問題点がある。

即ち、サーマルヘッドにサーミスタを搭載することでは
、サーミスタを搭載する工、程が必要になること、サー
ミスタの取付は位置に於て検出する温度とサーマルヘッ
ドの実際の温度との間には差があること、サーミスタは
温度変化に対して応答遅れがあること、サーミスタの取
付は位置やサーミスタ自身の特性にはバラツキが有り検
出する値に差が生ずること、などがある。

また、印字したドツト数をデジタル回路により数えて制
御を行なうことは、ヘッドの放熱の影響を適切に反映す
ることはできない。例えば同じ印字ドツト数でも、数え
ている区間の初めの方に固まっている場合と後ろの方に
固まっている場合とでは、前者の方が放熱によりヘッド
の温度が低くなっているにも関わらず、デジタル回路に
よる制御では同じフィードバック量になってしまい最適
な制御ができない。

［課題を解決するための手段］ 以上のような問題点を解決するため本発明のサーマルプ
リンタ制御装置は、前記発熱体に通電されたパルス数を
アナログ値に変換する手段と、変換された前記アナログ
値を演算する手段と、前記演算手段の出力信号に応じて
前記発熱体に与えるエネルギーを可変させる手段を有す
る。

［作用］ 本発明の上記の構成によれば発熱体の印可パルス数の概
略をアナログ値により簡単に知ることができ、さらにこ
の値にヘッドの放熱特性を加味することにより現在の発
熱体上での温度がどの位か想定することができるので、
この値を基に発熱体に与えるエネルギーを変えるように
すれば、最適な制御が行える。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例に於ける概略図である。ヘッ
ドデータはＣＰＵＩからデータバス４を通って（ラッチ
＋トランジスタ）３に送られヘッド通電パルス１８によ
りヘッド２を駆動して印字を行なう。この時へラドデー
タをパラレル／シリアル変換器５に転送しクロック信号
６と同期させてＦ／Ｖ変換器７に送る。するとＦ／Ｖ変
換器７の出力電圧は印字するヘッドデータの数に応じた
値となる。これはその時ヘッド２で生じた熱量の変数と
考えることができる。さらに発熱体２の放熱特性を放電
用コンデンサ９と放電用抵抗１０により構成するで、時
間経過と共にヘッド２の温度が低下していくことを回路
で実現することができる。この電圧をＡ／Ｄ変換器８を
通してＣＰＵＩで読み込む。この値に応じて、ヘッド通
電パルス１８の通電時間を変化させる、或はヘッド電圧
２１の値を変える、或はヘッド２の通電中に（ラッチ＋
トランジスタ）３のデータを書き換える等によりヘッド
２に与えるエネルギーを変える。これによりヘッド２に
畜熱した温度の補正をすることができる。

第２図はヘッド２の一つ一つのドツトに対し制御を行な
うことを示している回路図である。一つのへラドデータ
１９に対して（ラッチ＋トランジ７スタ）３に転送する
のと同時にＦ／Ｖ変換器７に転送する。後は第１図の場
合と同様にＣＰＵ　１で値を読み込む。これを幾つかの
ドツトに対して同様に行う。この値に応じてそれぞれの
ドツトに対しヘッド２の通電中に（ラッチ＋トランジス
タ）３のデータを書き換える。これによりヘッド２の一
つ一つのドツトに対し畜熱した温度の制御を行なうこと
ができる。

第３図は本発明の別のヘッドドライバの制御を行なう回
路図である。このヘッドドライバは（シフトレジスタ＋
トランジスタ）１１という構成である。このためＣＰＵ
Ｉからのへラドデータの転送はシリアルデータ２０によ
り行なわれる。このため第１図のようにパラレル／シリ
アル変換器５を通さずにシリアルデータ２０から直接Ｆ
／Ｖ変換器７にデータが転送される。後は第１図の場合
と同様に制御を行なえばよい。

第４図は本発明のＦ／Ｖ変換器を別の手段によって実現
した回路図である。入力したデジタルデータをまずオペ
アンプ１２の負帰還を用いて入力インビダンスを大きく
しておく。そしてパルスの立上がりのみを取り上げるた
め微分用コンデンサ１３と微分用抵抗１４を用い、また
ダイオード１５により順電流のみを流す。これにより簡
単なＦ／■変換ができる。

第５図は本発明の制御特性を示す図である。ヘッドデー
タパルス１６でパルスが入力される時間間隔に応じて電
圧が上昇していく。そして放電回路により徐々に電圧が
下降していくことをアナログ値１７で示している。これ
によりヘッド２の発熱、放熱を回路上で実現できること
になる。

「発明の効果コ 以上述べたように本発明によれば、発熱体の印可パルス
数の概略をアナログ値によりヘッドの発熱を簡単に知る
ことができ、さらにこの値にヘッドの放熱特性を加味す
ることにより現在の発熱体上での温度がどの位か想定す
ることができるので、この値を基に発熱体に与えるエネ
ルギーを変えるようにすれば、最適な制御が行えるとい
う効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本的な機能を示す回路図。 第２図は本発明のドツト毎制御を行なう回路図。 第３図は本発明の別のヘッドドライバの制御を行なう回
路図。 第４図は本発明のＦ／Ｖ変換器の別の手段による回路図
。 第５図は本発明の制ｆｉｌｌ特性を示す図。 １　・・・ＣＰＵ ２・・・ヘッド ３・・・ラッチ＋トランジスタ ４・・・データバス ５・・・パラレル／シリアル変換器 ６・・・クロック信号 ７・・・Ｆ／Ｖ変換器 ８・・・Ａ／Ｄ変換器 ９・・・放電用コンデンサ ｌＯ・・・放電用抵抗 １１・・・シフトレジスタ＋トランジスタ１２・・・オ
ペアンプ １３・・・微分用コンデンサ １４・・・微分用抵抗 １５・・・ダイオード １６・・・ヘッドデータパルス １７・・・アナログ値 １８・・・ヘッド通電パルス １９・・・ヘッドデータ ２０・・・シリアルデータ ２１・・・ヘッド電圧 以　　上 出願人　　セイコーエプソン株式会社 代理人　弁理士　銘木喜三部　他１名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 耐熱絶縁基板上に複数の発熱体を搭載したサーマルヘッ
   ドにより印字を行なうサーマルプリンタに於て、前記発
   熱体に通電されたパルス数をアナログ値に変換する手段
   と、変換された前記アナログ値を演算する手段と、前記
   演算手段の出力信号に応じて前記発熱体に与えるエネル
   ギーを可変させる手段を有することを特徴とするサーマ
   ルプリンタ制御装置。