JPH0418713A - 超電導マグネット装置 - Google Patents

超電導マグネット装置

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JPH0418713A
JPH0418713A JP12112790A JP12112790A JPH0418713A JP H0418713 A JPH0418713 A JP H0418713A JP 12112790 A JP12112790 A JP 12112790A JP 12112790 A JP12112790 A JP 12112790A JP H0418713 A JPH0418713 A JP H0418713A
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俊二 山本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、超電導マグ本ットを組み合わせて使用する
装置、特に各超電導マグネット間に電磁力の相互fIE
用がある場きの超電導マグネット装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 第3図は、例えば特開昭64−2300号公報に示され
た従来の超電導マグネット装置を用いた電子蓄積リング
の全体平面図である。図において、超電導偏向マグネ・
ツ1−(1)は、鉄心(2)および超電導コイル(3)
からなっている。4極電磁石(4)、高周波加速空洞(
5)は真空チェンバ(6)内を通過して周回する電子ビ
ームの平衡軌道(7)に沿って配置されている。(8)
はインフレクタである。
以−ヒの構成により、電子蓄積リングは線形加速器や電
子シンクロトロン等で加速した高速電子を長時間蓄える
装置である。インフレクタ(8)から入射した荷電粒子
はレーストラック形のチェンバ(6)内部を高速て回転
する。偏向マグネノ)(1)は電子を曲げる働きをする
。しかし、偏向マグネット(1)だけでは電子は偏向軌
道(7)から広がって離れてしまい、たちまち真空チェ
ンバ(6)の内壁に衝突して無くなってしまう。そのた
め電子を平衡軌道に集束させる働きをする4極電磁石(
4)が必要となる。高周波加速空洞(5)は蓄積リング
内を周回する電子の運動エネルギーの低下を補う装置で
あり、インフレクタ(8)は蓄積リング内へ電子を導入
するための装置である。
以−ヒのように、各コンポーネントを平衡軌道(7)上
に配置することで、従来の超電導小型SOR装置の基本
型が成立っている。以−にの他の構成機器として、各種
の計測装置や真空ポンプなどが必要であり、また電子蓄
積リングの設計方法によっては、電子の収差を補正する
働きをもつ6極電磁石が必要となるが、この発明の内容
とはかけ離れるので、説明は省略する。
超電導偏向マグネット(1)を構成する鉄心り2)と超
電導コイル(3)とは至近距離にあるため、超電導コイ
ルク3)が励磁されて強烈な電磁力が働き、超電導コイ
ル(3)は鉄心(2)に強く引かれる。超電導コイル(
3)は、通常、鉄心(2)の上下方向に対して対称位置
にあるので、超電導コイル(3)と鉄心(2)上部に働
く電磁力と、超電導コイル(3)と鉄心(2)下部に働
く電磁力とはつりあっている。
しかし、側辺部の鉄心は電子蓄積リングの外周側に主と
して存在しているので、超電導コイル(3)の励磁によ
り発生ずる磁束は、その大部分が電子蓄積リングの外周
側を通り、その結果として超電導コイル(3)には電子
蓄積リングの外周側に強烈な水平方向の電磁力が働く。
これらの電磁力を支持するために、超電導マグネッ1−
(1)には常温領域から極低l黒領域まてを貫くように
電磁力支持材が取付けられている。電磁力か大きい場合
にはこの支持材か太いものになり、その結果として極低
温領域への熱伝導による熱侵入量が著しく増大する。超
電導フィル(3)は、1気圧ての沸点温度か4.2にの
液体ヘリウム中に浸漬されているが、極低温領域への熱
侵入量か大きいと液体ヘリウムの蒸発量か著しい。
[発明が解決しようとする課題] 従来の超電導マグネット装置は以上のように構成されて
いるので、高価な液体ヘリウムを大量に消費したり、さ
らに、液体ヘリウムの注液回数か増すなと、装置のライ
ニングコストが極めて増大していた。また、各超電導マ
グネ、l−毎に液体ヘリウムを液入れしなければならな
いなどの問題点かあった。
超電導マグネットの運転方法としては、液体へJラムの
液入れの代わりとしてヘリウム冷凍機を設置する場合も
あり得る。この場合には、熱侵入量が大きいど大容量の
冷凍機が必要となったり、あるいは、それぞれの超電導
マグネットに独立して冷凍機を取付けねばならないなど
の問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、電磁力支持材からの伝導による熱侵入が小さ
く、ライニングコストが極めて安価な超電導マグネット
装置を得ることを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この発明に係る超電導マグネット装置は、複数個の超電
導マグネ、トが極低温領域中で連結されている1゜ 「作 用] この発明においては、強大な電磁力の支持材を常温部か
ら低温部間に取付ける必要かなく、極低温領域間のみの
連結でよいので、電磁力支持材を伝わってくる常温部か
ら極低温部への熱侵入が解〆肖される。
「実施例] 第1図、第2図はこの発明の一実施例を示し、図におい
て、(23)は常温空間、(24)は真空容器、(25
)は真空領域、(26)は窒素シールド、(27)はヘ
リウム容器、(28)はコイル巻枠、(29)は連結棒
である。その他、第3図と同一符号は同一または相当部
分を示す。
図に示すように、常温空間(23)を挟み込むように、
常温空間(23)の内側には真空容器(25)があり、
逆に外側には磁気シールド用の鉄心(2)が相対してい
る。真空容器(24)の内側には超電導コイル(3)を
機能させる様々な構成要素か含まれている。真空容器(
24)そのものは、常温空間(23)との真空断熱機能
をもたせるためにあり、真空容器(24)の内層は真空
領域(25)になっている。
以−1−の構成により、真空領域(25)の内側は、窒
素ンールF(26)であり、この窒素シールド(26)
は液体窒素との熱交換により約80にの温度に冷却され
る。外部からの熱侵入、特に、輻射による熱侵入に対し
ては、この窒素シールド(26)が効果的テある。
窒素シールド(26)の内側にはヘリウム容器(27)
かあり、その内側は液体ヘリウムにより、ヘリウノ・の
沸点(4,2に、  I置部時)付近の極低温に保たれ
る。ヘリウム容器(27)には、超電導コイル(3)と
、この超電導コイル(3)を固定するコイル巻枠(28
)があり、コイル巻枠(28)は連結棒(29)を介し
て異なるコイル巻枠と強固に固定されている。また、巻
枠(28)と連R1棒(29)は極低温領域中で連結さ
れている。この実施例では、1つのヘリウム容器(27
)内に2個のコイル巻枠(28)が収納され、巻枠と同
一の温度レベルの連結棒(29)で結合されている。連
結棒(29)の周囲には、通常のマグネットに必要な断
熱構造体か備えられている。
以上のように、超電導体マグネット(1)どうしか極低
m’F′C連結されているので、超電導体フィル(3)
と鉄心(2)間に作用する電磁力を、きわめて低損失で
支持することができる。
[発明の効果] 以−t=のように、この発明によれば、異なる超電導体
マグネ・7トを極低温状態て斤いに連結したために、各
コイルと鉄心間に動く強大な電磁力をきわめて低損失て
支持することかでき、液体ヘリウムの蒸発率を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の横断面図、第2図は第1
図の■−■線に沿う平面での断面図、第3図は従来の電
子蓄積リングの平面図である。 (1)・・超電導偏向マグネット、(2)・・鉄心、(
3)・・超電導コイル、(27)・・ヘリウム容器、(
28)・・コイル巻枠、(29)・・連結棒。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数個の超電導マグネットからなる装置において、少な
    くとも2つの前記超電導マグネットを極低温状態で連結
    したことを特徴とする超電導マグネット装置。
JP12112790A 1990-05-14 1990-05-14 超電導マグネット装置 Expired - Fee Related JP2744672B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6983611B2 (en) * 2000-10-24 2006-01-10 Linde Ag Storage container for cryogenic media

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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