JPH04187084A - 単球表面に発現する抗原及び該抗原に対するモノクローナル抗体 - Google Patents

単球表面に発現する抗原及び該抗原に対するモノクローナル抗体

Info

Publication number
JPH04187084A
JPH04187084A JP2319606A JP31960690A JPH04187084A JP H04187084 A JPH04187084 A JP H04187084A JP 2319606 A JP2319606 A JP 2319606A JP 31960690 A JP31960690 A JP 31960690A JP H04187084 A JPH04187084 A JP H04187084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antigen
cells
monocytes
csf
cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2319606A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Maeda
健一 前田
Saburo Sone
三郎 曽根
Takeshi Ogura
剛 小倉
Yasukazu Omoto
安一 大本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2319606A priority Critical patent/JPH04187084A/ja
Publication of JPH04187084A publication Critical patent/JPH04187084A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はG M  C3F (granulocyte
−macrophage colony−stimul
ating factor)及び(又は)  (L  
3 (interleukin−3) (7)刺激によ
りヒト単球細胞より産生される新規な表面抗原及び該新
規な表面抗原と特異的に反応するモノクローナル抗体に
関する。 − 従来技術とその課題 従来、刺激を受けたリンパ球、単球、マクロファージ等
は生物学的活性を有する様々な蛋白活性因子を産生じ、
之等を介して免疫系の応答が調節され、修飾されていく
ことが次第に明らかになり、リンパ球の産生ずる上記活
性因子はリンホカインと、単球及びマクロファージの産
生ずる上記活性因子はモノカインと呼ばれたが、その後
、この産生細胞による呼称区分は必ずしも明確でなくな
り、最近は之等の生体防御や免疫に関与する蛋白活性因
子を統一的にサイトカインと呼ぶようになった。
該サイトカインは、その主な作用から大別して、インタ
ーロイキン(■L)、インターフェロン(IFN)、コ
ロニー刺激因子(CSF)、腫瘍壊死因子(TNF) 
、T細胞成長因子(TGF)等に分類でき、2等すイト
カインが多くの細胞群に対して働くことか判り、また複
数のサイト力インがある種の細胞群に対して同じ作用を
有することも判り、このため単一サイトカインの作用の
みでは免疫系の賦活化を論じ得なくなり、現在では多く
のサイトカインが互いに関連して複雑なサイトカインネ
ットワークを形成し巧妙に生体防御機構を調整すると考
えられている[中山直樹、細胞工学、 9  (6) 
 484−492  (1990)  コ 。
上記サイトカインの内でC3Fは、赤血球、白血球、血
小板等の血球系細胞が多能性造血幹細胞と呼ばれる共通
胞から増殖分化を経て生じ、この過程で分化してくる細
胞に対応して、特異的因子の存在が確認され、血球系の
内でも顆粒球(granulocyte ) 、単球(
monocyte) 、?クロファージ(macrop
hage)の各コロニー形成を刺激する因子が全てCS
Fと総称されている。該C3Fには現在次の4種類が知
られている[Metcalf 。
D、、 Hemopoietic Co1ony St
imulatingFactor。
’Elsevier  (1984)  ] 。
0マル千C331’ (interleukin 3 
)  [Ih1e、 J。
N、、et al、、J、Immunol、、131,
282−287(1983)  : Yang、 Y、
 C,、et al、、  Ce1l、  47. 3
−10  (1986) ] OG M −C3F  (granulocyte m
acrophage C3F)o (:、 −C3F 
 (granulocyte C5F )OM −(:
、 3 F(macrophage C3F)之等は、
赤血球系、顆粒球マクロファージ系、血小板系の全ての
前駆細胞の増殖分化に働く多機能性を持っている。
また単球系に関して、血液単球の増殖分化は、M−CS
Fだけでなく、GM−CSFやマルチCSFによっても
促進されることが知られている[0hta、 M、 e
t al、、 Biochem、 Biophys、 
ResCommun、、 126.705−711 (
1985)] 。好中球や単球/マクロファージはAD
CC(抗体依存性細胞障害性殺作用)等を介して癌細胞
を直接に攻撃することが知られているが、GM−CSF
で刺激された好中球や単球/マクロファージが少なくと
も一部の癌細胞に対して、より強い細胞殺傷効果を持つ
ことが報告されている[Grabstein、 K、 
H,etal、、 5cience、 232.506
 (1986)  :浅野茂隆、がん治療のあゆみ、8
.11 (1989)]。
本発明者らもヒト末梢血単球のGM−C’SFに対する
反応性を検討した結果、GM−C3Fの刺激により単球
細胞の細胞増殖反応性及び殺腫瘍性発現を認めたが、之
等の活性は単球細胞の大きさで分離した結果、小さいサ
イズの単球並分画よりもむしろ大きい単球並分画がより
強い増殖反応を示すことが判った。この結果から、単球
は成熟度が異なる細胞並集団からなっていることが示唆
された[稲村典昭、医学のあゆみ、−υリュ(8)、 
461−462 (1989)] 。しかし、GM=C
SFを含めたサイト力インは多くの細胞群に対して働き
、サイトカインにより作用を受けた細胞が更に別のサイ
トカイン或は同じサイト力インを産生させることも報告
サレテオリ[Horiguchi、 J、、 et a
l、、 Blood。
69、1259−1261 (1987) : Opp
enheim、 J、 J、、 etal、、 Imm
unol、 Today、 7.45 (1986) 
:小野崎菊夫、日本臨床、46.18 (19BB) 
: Dinarello、 C。
A、、 Adv、Immunol、、  44.’15
3 (1989)] 、新規な生物活性を持つ新しいサ
イト力インが多く発見されつツある[Westwick
、 J、 et al、、 ImmunologyTo
day、10.146 (1989) : Baggi
olini、 M、 et al、。
J、 Cl1n、 Invest、、 84.1045
 (1989) : Yang、 Y。
C,et al、、 Blood、74.1880 (
1989) ]。
しかしながら、サイトカインの種類、物理的性質、生理
活性等については、いまだ充分に解明されているとはい
えず、このサイトカインの研究のためにも、また更に生
体の免疫系に作用して生体防御機構を調整するためにも
、新規なサイト力インの単離及び該サイトカインに対す
るモノクローナル抗体の製造が望まれており、これによ
って、免疫系が関与する疾患乃至病態の診断や治療法の
開発研究が望まれている。
本発明者らは、生体防御機構を調整する免疫系について
、鋭意研究を重ねた結果、上記斯界で要望されている新
規なサイトカインの単離に成功し、更に該サイト力イン
に対するモノクローナル抗体の製造にも成功し、ここに
本発明を完成するに至った。
課題を解決するための手段 即ち本発明は、GM−CSF及び/又ハr L −3に
よって刺激されたヒト単球細胞表面に発現する抗原及び
該表面抗原に対するモノクローナル抗体に係わる。
本発明の表面抗原は、またウェスタンプロット法による
分子量が43kdである点において特徴付けられる。
本発明表面抗原は生体防御機構の研究に有用であり、ま
た該表面抗原の利用によれば該表面抗原に対するモノク
ローナル抗体を製造でき、この抗体は例えばリウマチ等
の炎症性疾患の診断等に有用である。
本発明の単球表面に発現する抗原は、ヒトの骨髄やセル
ラインや末梢血の単球を、GM−C3F及び(又は)I
L−3で刺激することにより、該単球表面に発現される
が、無刺激の同末梢血単球表面には発現されない。また
、本発明単球表面に発現する抗原の産生のための末梢血
単球を刺激すべき物質は、上記GM−CSF及びIL−
3に限られており、之等に代えて公知のIL−1α、I
L−1β、G−CSF、TNF、rL−4、IL−6、
IFN−γ、IFN−α、IFN−β、LPS (リポ
ポリサッカライド)等を用いて刺激を行なっても、刺激
された単球は目的とする表面抗原の発現能を有しない。
更に、単球以外の例えば肺胞マクロファージ(AM)や
リンパ球、顆粒球では、上記GM−CSF及びIL−3
刺激を行なっでも本発明抗原の発現を行ない得す、勿論
他の細胞内毒素の刺激でも該抗原は発現しない。
本発明表面抗原は、またシクロへキシミド等の蛋白合成
阻害剤によって細胞表面に表出されるものではない点に
も特徴があり、更にヒト白血病細胞や腫瘍細胞のセルラ
インでも発現されないことを特徴としている。しかして
既知の単球表面に発現する抗原はいずれもかかる特徴は
有していない。
以下、本発明の表面抗原及び該抗原に対するモノクロー
ナル抗体につき詳述する。
本発明表面抗原は、ヒト末梢血単球をGM−C3F及び
(又は)IL−3により刺激することにより、該単球細
胞にその産生能を付与し、この刺激単球細胞より単離で
きる。また、本発明モノクローナル抗体は上記で得られ
る単球表面に発現する抗原を免疫抗原として利用して製
造できる。
本発明単球表面に発現する抗原の製造のために用いられ
るヒト末梢血単球としては、特に制限はなく、例えばヒ
ト血液よりリンパ球分離培地(Lymphocyte 
5eparation medium、 L 3 M)
を用いた比重遠心法にて分離後、カウンターフロー・遠
心溶出法(CCE法、counterflow cen
trifugalelutrition)等の常法によ
り分離できる。上記分離した単球細胞を培地にて0. 
1〜100/y/のGM−CSFの存在下で2〜20日
間培養することにより目的の単球表面に発現する抗原産
生株を収得できる。
ここで培地としては、通常の細胞培養用培地、例えば5
%ウシ胎児血清(F CS)添加RPMI−1640培
地、MEM培地、F−12培地、DMEM培地、その他
この種細胞培養に使用される通常の各種培地をいずれも
利用できる。
本発明抗体の製造は、通常の抗体製造法に準じて実施で
きる。抗体の製造は、例えば上記細胞培養により得られ
る本発明表面抗原を免疫抗原として用い、該免疫抗原で
免疫した哺乳動物の形質細胞(免疫細胞)と哺乳動物の
形質細胞腫細胞との融合細胞(hybridoma )
を作成し、これより本発明表面抗原を認識する所望抗体
の産生クローンを選択し、該クローンの培養により実施
できる。
本発明モノクローナル抗体は、粗製抗体液、即ち抗体産
生ハイプリドーマ培養上清或はマウス腹水として、その
まま使用することもでき、また硫酸アンモニウム分画や
イオン交換クロマトグラフィー或はプロティンA抗原カ
ラム等によるアフィニティークロマトグラフィーにより
精製して使用することもできる。
上記抗体の製造方法において免疫抗原、即ち本発明単球
表面に発現する抗原で免疫される哺乳動物としては、特
に制限はないが、細胞融合に使用される形質細胞腫細胞
との適合性を考慮して選択されるのが好ましく、一般に
はマウス、ラット等が有利に使用できる。
免疫は一般的方法により、例えば上記免疫抗原を哺乳動
物に静脈内、皮内、皮下、腹腔内注射等により投与して
実施できる。より具体的には、例えばマウスの場合、免
疫抗原を生理食塩水含有リン酸緩衝液(P B S)や
生理食塩水等で適当濃度に希釈し、所望により通常のア
ジュバントと併用して、供試動物に2〜21日毎に数回
投与し、総投与細胞数が1〜5X10  /マウス程度
になるように実施するのが好ましい。一般にはアジュバ
ントを用いる必要はなく、むしろこれを利用して細胞を
破壊すると、細胞内部の蛋白に対する抗体の出現率が高
くなりあまり好ましくはないが、例えば百日咳ワクチン
、完全フロイントアトシュバント、アラム等を用いるこ
とも可能である。免疫細胞としては、上記最終投与の約
3日後に摘出した牌臓細胞を使用するのか好ましい。
上記免疫細胞(!:融合される他方の親細胞としての哺
乳動物の形質細胞−Φ細胞としては、既に公知の各種の
ものを使用できる。該形質細胞腫細胞としては、例えば
P3/X63−Ag3 (X63)[Nature、 
 256. 495−497  (1975)  コ 
、 P 3/X 63−Ag3.Ul (P3U1) 
 [Current Topicsin Microb
iology and Imunology、 81.
1−7(1978)]  、 P3/NS  I−1−
Agl−1−A S −1)  [Eur、 J、  
Immunol、、 6.511−519(1976)
]  、 S  p  210−Ag  1 4  (
S  p  210)[Nature、  276、 
269−270  (197B)  コ 、 FO[J
Immunol 、阿eth、、 35.1−21 (
1980) ]等や、ラットにおける210.RCY3
.Ag1.2.3゜(Y 3)  [Nature、 
277、131−133 (1979) 3 等0)骨
髄腫細胞等を例示できる。
上記免疫細胞と形質細胞腫細胞との融合反応は、公知の
方法、例えばマイルスタイン(Milstein)らの
方法[Method in Enzymology、 
Vol、73.3(1981)]等に準じて実施できる
。より具体的には、上記融合反応は、通常の融合促進剤
、例えばポリエチレングリコール(PEG)、センダイ
ウィルス(HVJ)等の存在下に、通常の培地中で実施
され、培地には更に融合効率を高めるためにジメチルス
ルホキシド等の補助剤を必要に応じて添加できる。また
電気処理(電気融合)による方法等をも適宜採用できる
。免疫細胞と形質細胞腫細胞との使用比は、通常の方法
と変りはなく、例えば形質細胞腫細胞に対して免疫細胞
を約1〜10倍程度用いるのが普通である。融合反応時
の培地としては上記形質細胞腫細胞の増殖に通常使用さ
れる各種のもの、例えばRPMI〜1640培地、ME
M培地、その他この種細胞培養に一般に利用されるもの
を例示でき、通常速等培地は牛胎児血清(F CS)等
の血清補液を抜いておくのがよい。
細胞融合は上記免疫細胞と形質細胞腫細胞との所定量を
上記培地内でよく混合し、予め37°C程度に加温した
PEG溶液、例えば平均分子量1000〜6000程度
のものを、通常培地に約30〜6QW/V%の濃度で加
えて混ぜ合せることにより行なわれる。以後、適当な培
地を逐次添加して遠心し、上清を除去する操作を繰返す
ことにより所望のハイブリドーマが形成される。
得られる所望のハイブリドーマの分離は、通常の選別用
培地、例えばHAT培地(ヒポキサンチン、アミノプテ
リン及びチミジンを含む培地)での培養により実施でき
る。該HAT培地での培養は、目的とするハイブリドー
マ以外の細胞(未融合細胞等)が死滅するのに充分な時
間、通常数日〜数週間行なえばよい。かくして得られる
ハイブリドーマは、通常の限界希釈法により目的とする
抗体の検索及び単一クローン化に供される。
目的抗体産生株の検索は、例えば直接又は間接免疫蛍光
抗体法[細胞工学、4.957 (1985)]、Ce
1l−E L T S A法[Engvall、 E、
、 Meth。
Enzymol、、 70.419−439 (198
0)]、プラーク法、スポット法、凝集反応法、オフタ
ロニー(Ouchterlony)法、ラジオイムノア
ッセイ(R/IA)法等の一般に抗体の検出に用いられ
る種々の方法〔「ハイブリドーマ法とモノクローナル抗
体」、株式会社R&Dプラニング発行、第30−53頁
、昭和57年3月5日〕に従い実施でき、特に間接免疫
蛍光抗体法が好ましく、上記検索には前記免疫抗原が利
用できる。
かくして得られるGM−C3F乃至IL−3刺激ヒト単
球細胞より産生される本発明表面抗原を認識する所望モ
ノクローナル抗体産生ノ1イブリドーマは、通常の培地
で継代培養でき、また液体窒素中で長期間保存できる。
上記ハイブリドーマからの本発明モノクローナル抗体の
採取は、該ハイブリドーマを常法に従い培養し、その培
養上清として得る方法やノ1イブリドーマをこれと適合
性のある哺乳動物に投与して増殖させ、その腹水として
得る方法等を採用できる。前者の方法は高純度の抗体を
得るのに適しており、後者の方法は抗体の大量生産に適
している。
また上記の如くして得られる抗体は、更に塩析、ゲル濾
過法、アフィニティクロマトグラフィー等の通常の手段
により精製できる。
かくして得られる本発明モノクローナル抗体は、これを
利用して、例えば免疫沈降法、アフィニティクロマトグ
ラフィー等の通常の精製手段によりGM−CSF乃至I
 L−3刺激ヒト単球細胞より産生される単球表面に発
現する抗原を簡便且つ特異的に精製可能である。
また上記の如くして得られる本発明抗体の利用によれば
、検体中のGM−CSF乃至IL−3刺激ヒト単球細胞
より産生される単球表面に発現する抗原を、免疫反応に
より特異的に測定できる。
該測定法としては、免疫蛍光抗体法、Cell−ERI
SA法、通常の競合法、サンドイツチ法によるラジオイ
ムノアッセイ(RI A)法、酵素免疫測定法(EL 
I SA) 、凝集法等の免疫学的手法が挙げられ、2
等方法の操作、手順等は、常法と変わるところはない。
上記間接免疫蛍光抗体法は、より具体的には、測定しよ
うとする検体細胞と一定量の本発明モノクローナル抗体
とを反応させた後、標識抗体の一定量を反応させ、次に
サイトフルオロメトリーにて蛍光強度を測定することに
より実施でき、かくして検体中に含まれるGM−CSF
乃至IL−3刺激ヒト単球表面に発現する抗原を定量で
きる。
上記検定法において検体としては、各種の体液、例えば
血液、細胞組織液等に含まれる細胞をいずれも使用でき
る。また体液に遊離してきた抗原も上記検体として使用
できる。之等の内では血液、特に血清又は血漿が好まし
く、之等は更に常法に従い、単球細胞を分離分画して利
用可能である。
本発明抗体に対する二次抗体の標識物質としては、通常
の各種のもの、例えばグルコアミラーゼ、パーオキシダ
ーゼ、アルカリフォスファターゼ、β−ガラクトシダー
ゼ等の酵素類や、   ■、1311、トリチウム等の
放射性物質等を使用できる。該標識物質による標識化法
は常法に従うことができル[Nature、 194.
495 (1962) ; ActaEndocrli
nol、 5upp1.、168.206 (1972
)等参照]。
かくして、本発明モノクローナル抗体を用いれば、簡便
且つ高精度に検体中のGM−CSF乃至IL−3反応性
単球細胞を同定及び測定できる。
かかる本発明モノクローナル抗体を利用した精製系並び
に測定系の設定、その改変乃至応用は当業者にとり自明
である。
発明の効果 本発明によれば、GM−CSF乃至IL−3刺激ヒト単
球細胞より産生される新規な単球表面に発現する抗原及
び該単球表面に発現する抗原に特異的に反応する新規な
モノクローナル抗体が提供される。該モノクローナル抗
体は、例えばリウマチ等の炎症性疾患等の診断乃至治療
に有用である。
以下、本発明を更に詳しく説明するため実施例を挙げる
が、本発明は之等に限定されるものではない。
実施例 1 モノクローナル抗体の製造 単球の分離は、健常人の末梢血を濃縮した白血球からリ
ンパ球分離培養液(Lymphocytesepara
tion medium : LSM、リットン自パイ
オネティクス社製)を用いた密度勾配遠心法にて、末梢
血単核球を分離後、これを更にベックマン(Beckm
an)社製JE−5,00−ターを用イ、カウンターフ
ロー遠心溶出法(Counterflowcentri
fugal elutrition : CCE法)ニ
ヨリ、リンパ球と単球とに分離した[Akio 0ku
bo、 et al、。
Cancer Re5earch、  49.265−
270 (1989)]。
上記により、リンパ球濃縮フラクションと単球濃縮フラ
クションとを、それぞれ2000tpmで12〜16z
11/分と17〜20117分との画分として集めた。
上記単球濃縮フラクションの純度は、形態的な試験と非
特異的な酵素染色により、90%以上であると判定され
、またリンパ球濃縮フラクションの純度は同様にして9
9%以上と判定された。
次に上記で得た単球細胞を熱不活性化10%牛脂児血清
(F CS)加RPMI−1640培養液(ギブコ(G
IBCO)社製)にゲンタマイシン4o■/lを加えた
培養液(以下これをrCRPMI−1640Jと略称す
る)にて培養した。
以下の試験において培養細胞は指数増殖期にあるものを
用いた。
新鮮分離細胞を5X105個/ zlの濃度にてCRP
MI−1640中に懸濁させ、サイト力インの存在下に
ポリプロピレンチューブ(ファルコン社製)中で37℃
、5%CO2下に培養した。
上記により、GM−CSF (リコンビナントヒ)GM
−CSF、特異活性9X106U/■:ジエネティク社
製)100U/z/をヒト単球細胞に添加して4日間培
養したものの内、lX107個を、B A L B /
 c Jマウス(雄)10週船灯フレアジャパン(C1
ea Japan)社製)の腹腔内に2週間間隔で3回
投与して免疫した。
更に細胞融合の2日前にGM−CSFにて刺激された単
球細胞5X106個を静脈内投与した。
かくして免疫されたマウスの牌細胞を摘出し、37℃に
加温したCRPMI−1640で3回洗浄した。
マウス骨髄腫細胞株p 3− [J l (Curre
ntTopics in Microbiology 
and Immunology、  81゜1−7 (
197B))を、同様に洗浄後、上記牌細胞と該腫瘍細
胞とを10=1の割合で用い且つポリエチレングリコー
ル1500 (ベーリンガー・マンハイム社製)を用い
て2等細胞を細胞融合させた。
次に上記で得た融合細胞(ハイブリドーマ)を24ウエ
ルプレート(ファルコン社)の2−メルカプトエタノー
ル5X10  Mを含むCRPMI−1640培養液中
に播き、37℃、5%co2.100%湿度の条件でイ
ンキュベーター内で培養した。その後、HAT培地(ヒ
ボキサンチン、アミノプテリン及びチミジンを含むCR
PMI−1640培養液)を加えてハイブリドーマを選
別した。
そのハイブリドーマの上清を、GM−CSFで4日間培
養された単球との反応性を見る間接蛍光抗体法にてスク
リーニングした。
このスクリーニングにより、陽性ウェル中に反応し、陰
性ウェルに反応しないものを選んだ。尚、陽性ウェルは
GM−CSFで培養した単球細胞の入ったものであり、
陰性ウェルはGM−CSFなしで培養したウェルである
かくして選ばれたハイブリドーマを、限界希釈法により
クローニングして、目的とする本発明モノクローナル抗
体を産生ずるハイブリドーマ5株を得た。
尚、上記間接蛍光抗体法は、上記ハイブリドーマの上清
又は腹水からプロティンAにて精製されたものを細胞懸
濁液中で4℃で30分間反応させた後、細胞をPBS 
(リン酸緩衝液)にて洗浄し、更に山羊抗マウスIg(
G+M)抗体(イムノチック社製)で4℃で30分間処
理し、再びPBSにて洗浄後、FACSスキャン(ベク
トンーディキンソン社)にて、蛍光強度を測定した。
かくして、所望の反応特異性を有する本発明モノクロー
ナル抗体産生ハイブリドーマを得た。之等はそれぞれr
TOMs−1」〜rTOMs−5Jと命名された。
(1)上記で得られたクローンNo、TOMS−1〜同
TOMS−5のそれぞれを、CRPMT−1640培地
にて、5%C02条件下で、37℃で96時間培養した
。培養液を300Orpm。
10分間遠心分離して、目的のモノクローナル抗体を含
む培養上清を得た。
得られたクローンの内の一株(本発明抗体産生ハイブリ
ドーマTOMS−1)を選定した。
該モノクローナル抗体産生細胞は、工業技術院微生物工
業技術研究所にrTOMs−IJなる表示で寄託されて
おり、その寄託番号は微工研菌寄託第11767号(F
ERM P−11767)である。
(2)  また、上記クローンNo、TOMS−1の1
×106個を、予めブリスタン(アルドリッチ社製)を
接種しておいたB A L B / c J系マウスに
腹腔内投与した。10〜14日後、蓄積された腹水を採
取し、本発明モノクローナル抗体を含む腹水を得た。
該腹水より、抗体精製キラ) (MOPS Kit ;
バイオ・ラッド社製)を用いて精製抗体TOMS−1を
得た。
以下、上記で得られた本発明モノクローナル抗体の特性
を実施例2として示す。
実施例 2 ■ 抗体のサブクラス マウスモノクローナル抗体サブクラス同定用キット(セ
ロチック社製)を用いて、本発明抗体のサブクラスを決
定した。
その結果、本発明抗体のサブクラスはIgG□であった
■ 抗体産生レベル 実施例1の(1)で得られた培養上清を遠心分離し、上
清をCRPMI−1640培地にて、37℃、5%C0
2の条件下で7日間インビトロ培養を行なった。
ハイブリドーマが最大細胞密度となったときの培養上清
中のTOMS−1のIgG量を測定した。
その結果、IgG量は約10μg / yllであった
■ 免疫沈降法 1)    IによるGM−CSF培養単球の標識及び
可溶化 GM−C3Fで4日間刺激処理した単球細胞(5X10
7個10.5y/PBS : Q、OIM。
pH7,0)をヨードゲンのクロロホルム液(1mg 
/ 71!−、ピース(Pierce)社製)を用いポ
リプロピレンチューブの底面に均一にコートし、0.5
mC1のNa   T CNEN社製、NEZ−033
L40)を加え、室温にて10分間反応させて、細胞表
面をラベルした。次に0.5%ノニデートP−40(N
onidet P−40、NP−40: シ/7” ?
社製)で溶解し、その後、100OOGで15分間遠心
分離して、核等の非可溶化画分を除いた。
2)可溶化された溶解産物とTOMS−1、ウサギ抗マ
ウス1g1プロテインA−セファロースとの反応 125■標識された可溶性蛋白質をウサギ抗マウスIg
G(ベチルラボラトリーズ(BethylLabora
tories)社製)とプロティンAセファロース(バ
イオ・ラッド社製)と混合し、室温で2時間反応させた
。その後、遠心分離して上清を得た。
この上清は前もって非特異的に吸着する画分を除いたも
のである。
次に、この上清200μlを予め結合させておいたTO
MS−1+ウサギ抗マウスIg+プロティンA−セファ
ロース(111の10Bg / ylのTOMS−1と
1 zllの50倍希釈したウサギ抗マウスIgと50
μlのプロティンA−セファロースを室温で2時間以上
反応させたもの)と室温で2時間以上反応させた。その
後、PBSを加え、1000Gで15分間遠心分離して
上清を除いた。
この免疫沈降物を5DS−PAGEにかけて分析した。
その電気泳動条件は次の2通りである。
■ 還元条件:Q、0625Mトリス、2.3%SDS
、10%グリセロール、5 %メルカプトエタノール及び 0.4■/ Illブロモフェノールブルー(pH6,
8) ■ 非還元条件:Q、0625M)リス、2.3%SD
S、10%グリセロール及 び0.4■/ 71ブロモフエノール ブルー(pH6,8) 上記サンプロバッファーを100μlずっ加え、100
℃で3分間処理した。そして遠心分離して、上清20c
z/を、5DS−PAGE (5cmX8cm)(SD
S−ポリアクリルアミドゲル電気泳動)のサンプルとし
た。
上記の方法はミシェル(Mishell )らの方法に
従った[Mishell、 B、 B、 and Sh
igi、 S、 M、。
5elected Methods in Ce1lu
lar Immunology、 39B−440(1
980) W、 H,Freeman and Com
pany、 5anFrancisco ]。
上記電気泳動後、ゲルを乾燥用セロファンにはさみ乾燥
させた。この乾燥ゲルをX線フィルム(フジX線フィル
ム、フジフィルム社製)にて露光させて、オートラジオ
グラフィーを実施した。
その結果を第1図に示す。
図において、A及びBは非還元状態のゾーンを、C及び
Dは還元状態のゾーンをそれぞれ示し、また図のA及び
Cは新鮮血液から単球を分離したもので、B及びDは単
球をGM−C3Fで刺激して得られた本発明TOMS−
1抗原のゾーンである。
図の左横の数値は同時に用いた分子量マーカーの分子量
(単位k)を示す。
該図より、GM−CSF刺激処理した単球細胞が表出す
るTOMS−1抗原は、非還元及び還元物共に分子量が
約43kdに相当する位置に検出されていることが判り
、本発明モノクローナル抗体がこれと反応することが判
る。
実施例 3 本発明単球表面に発現する抗原の性状 ■ 本発明単球表面に発現する抗原の産生実施例1に準
じて、FACSスキャンを用いた間接蛍光抗体法により
本発明単球表面に発現する抗原の産生を以下の通り検討
した。
即ち、CCE法により単球を分離後、単球をGM−CS
FI OOU/zlの量で処理して6日間培養して、抗
原の発現量を間接蛍光抗体法にて測定した。尚、非単球
部分と死細胞の混入物は前方及び側方散乱光により抽出
した。
その結果、無処理単球からはTOMS−1抗原は検出さ
れなかった。然し、GM−C3Fで刺激処理し、1日間
培養した単球からは弱い発現の検出が認められた。また
3〜4日間の培養で上記発現はピークに達し、少なくと
も6日間高いピークが続いた。
更にGM−CSFの添加量を、無添加と共に0 、 0
1 U/ y(!〜1000 U/ ytl(DC’f
SJ−T:変化すせて単球に添加し、4日間培地にて培
養し、TOMS−1抗原の発現量を検討した。
その結果、TOMS−1抗原の発現の検出は、GM−C
SFのIU/71以上の添加処理により検出され、10
0U/ylで最高となった。また、TOMS−1の産生
は100OU/zlにおいても一様に検出された。
■ 本発明単球表面に発現する抗原の誘導に関して、蛋
白合成阻害剤による影響の検討 上記TOMS−1抗原発現の反応性から本発明者らはそ
の発現には新規な蛋白合成を必要とすると推測し、これ
を立証するために、GM−CS F(100TJ/yl
l)の存在下で3日間シクロへキシミド(cycloh
eximide )を、0. 1〜5μg/xlの濃度
で加えて、単球を培養し、TOMS−1抗原の発現を、
実施例3の■の間接蛍光抗体法に準じて試験した。
死細胞の影響を回避するために、分析前に直接蛍光色素
(プロピジウムアイオダイド:PI−620:prop
idium 1odide : シグマ社製)2μg7
/11を加えた。そしてFACSスキャンにより染色さ
れた細胞を選び出した。
その結果を第2図に示す。
読図の縦軸は蛍光強度(MFI)を、横軸はシクロへキ
シミド濃度(μg/11)をそれぞれ示す。
読図よりGM−CSF刺激によるTOMS−1抗原の発
現誘発は、1μg、’r1以上のシクロへキシミド処理
により、完全にブロックされることが判った。即ち、T
OMS−1抗原の発現には新規の蛋白合成が必要である
ことが判った。
■ TOMS−1抗原の誘導に関する種々のサイトカイ
ンの影響 次に、他のサイト力インも単球に対してTOMS−1抗
原の発現を誘導するがどうかを検討した。
実施例3の■の方法と同様に間接蛍光抗体法により蛍光
強度を測定した。即ち、4日間、培地のみ及び下記各種
物質の所定量添加培地にて、それぞれ、血液単球をイン
キュベートし、TOMS−1抗原の発現を試験した。
(1)  GM −CS F (100U/zl)、(
2)M−CSF (100OU/zA’、リコンビナン
ト・ヒト・マクロファージコロニー刺激因子(特異活性
0.8X106U/■:ジェネティク社製) (3)  TL−4(100U/y/、リコンビナント
・ヒトインターロイキン−4:特異活性1×106U/
■:小野薬品株式会社製) (4)  IL−3(1000//、リコンビナント・
ヒトインターロイキン−3:特異活性2〜4X106U
/■:ジェネティク社製) (5)IFN−γ(100U/y/、リコンビナント・
ヒトインターフェロン−γ:特異活性5.36xlO’
U/■:日本ロッシュ社製)尚、上記各物質は、内毒素
試験(リムルス・アメンボサイトアッセイ(カブトガニ
試験二感度限界0. 1μg/yA’:生化学工業社製
))の結果、毒素の混入の認められないことが確認され
た。
上記試験の結果を第3図に示す。
図においてA−Fは夫々次の物質に対応する。
A・・・(1)GM−CSF B・・・(2)M−〇SF C・−・(3) I L −4 D・・・(4) I L l 3 E・・・+5) I F N−γ F・・・培地のみ また各図における横軸はLog蛍光強度を、縦軸は細胞
数を示す。
読図より次のことが判る。即ち、TOMS−1抗原の発
現は培地のみの培養では単球から誘導されなかった。一
方GM−CSFとIL−3は単球よりTOMS−1抗原
を誘導した。しかし、IL−3のTOMS−1抗原の誘
導ハG M −CS F−+1:よるTOMS−1抗原
の誘導より弱かった。また、M−CSF、IL−4及び
IFN−γは単球を分化させたり、活性化させたりする
とされているが、TOMS−1抗原を誘導しなかった。
更に読図には示していないが、TL−1α、I L−1
β、G−CSF (顆粒球−C3F)、TNF、IL−
6及びLPS (リポポリサッカライド)を用いて行な
った同様の試験において、之等各物質もまた単球からの
TOMS−1抗原の発現を誘導しないことを、本発明者
は確認している。
またGM−CSFにIFN−γを共存させると、TOM
S−1抗原の発現は抑制され、GM−CSFにI L−
4を共存させると同発現が亢進され、GM−CSFとI
 L−3との併用でも相乗作用は認められないことが本
発明者らにより確認された。
■ 他の血球成分及びヒト株化樹立細胞系によるTOM
S−1抗原の発現についての検討TOMS−1抗原が単
球の以外の他の細胞系から発現されるか或は誘導される
かを検討するために、新たに単球、リンパ球、顆粒球及
び肺胞マクロファージを分離して、GM−CSF (1
00U/11)の存在下、4日間培養後、実施例3の■
と同様にして、間接蛍光抗体法により試験した。
血球の分離は実施例1の(1)に記載のCCE法より行
なった。
LSMを用いた比重遠心法により分離された残存細胞中
の顆粒球は、3%デキストラン中に沈殿させることによ
り赤血球細胞から取り出し、そしてそれらをトリス〜N
H4C/中に入れ、残りの赤血球を溶解させた。顆粒球
調整の結果、純度は90%以上となった。
肺胞マクロファージは、健常人より気管支ファイバース
コープ(オリンパスBFタイプ、オリンパス光学社製)
を用いた気管支肺胞洗浄により採取した。洗浄された細
胞の89%以上が肺胞マクロファージであった。
上記の細胞は実施例1の■の細胞の培養方法に準じてC
RPMI−1640培地にて培養したものを使用した。
その結果を、第3図と同様にして第4図に示す。
第4図中、左側の欄がいずれもGM−CSF無添加の新
鮮血球のみの対照(コントロール)群の蛍光強度を示し
ており、右側の欄がGM−C3Fで刺激処理した試験群
の同結果を示している。
また第4図中、第1列目が単球を、第2列目がリンパ球
を、第3列目が顆粒球を、また第4列目が肺胞マクロフ
ァージをそれぞれ示す。
上記第4図より、単球をGM−CSFで刺激処理したも
ののみTOMS−1抗原を発現し、新鮮分離血球群及び
単球を除く他のGM−CSF刺激処理群(リンパ球、顆
粒球及び肺胞マクロファージ)では、いずれもTOMS
−1抗原を発現しないことが明らかである。
次に、種々のヒト血液から得られたヒト株化樹立細胞系
、或はヒト非血液から得られたヒト株化樹立細胞系に関
して、TOMS−1抗原の発現を検討した。
細胞の培養は上記と同様に行なった。培養細胞が指数増
殖期にあるものを間接蛍光抗体法により調べてTOMS
−1抗原の発現の有無を試験した。
ヒト株化樹立細胞系としては以下のものを使用した。
oHL−60(前骨髄性白血病二ATCCNo。
CCL 240 : Ga1lo、 R,C,、et 
al、。
Blood、計、 713 (1979))oU937
(組織球白血病:ATCCNo。
CRL  15 g 3 ; C,Sundstrom
Int、 J、 Cancer、 17.565−57
7 (1976))OCCRF−CEM (急性Tリン
パ球性白血病:ATCCNo、CCL119:G。
E、 Foley et al、、 Cancer、 
 18.522−oDG−75(急性Bリンパ球性白血
病)OK562(ヒト慢性骨髄性白血病赤芽球=ATC
CNo、CCL243: Lozzio、 C,B、 et al、、 Bloo
d、  45゜oDaudi(ヒト・パーキット・リン
パ腫:ATCCNo、CCL213: E、 Klein et al、、 Cancer R
es、、 28゜1300−1310 (196B)) ・A349 (肺胞上皮癌:ATCCNo。
CCL 1 g 5 、D、 J、 Giard  e
t al、。
J、 Nat、 Cancer In5t、、 51.
1417−OPC−9(肺腺癌: Sakiyama、
 S、 et al、。
Jap、 J、 Cancer Res、、77、96
5−969ONB−1(神経芽細胞腫:JCRB  N
o。
0621 :三定清雄ほか、自律神経、す、 115 
(1973)) 尚、上記でATCCはアメリカン・タイプ・コレクショ
ンであり、J CRBは国立衛生研究所の細胞バンクの
ことである。
上記の結果、試験した全てのヒト株化樹立細胞系で、G
M−C3F刺激処理の有無にかかわらず、TOMS−1
抗原の発現は検出されなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明モノクローナル抗体TOMS=1と、
本発明単球表面に発現する抗原70MS−1抗原との反
応のウェスタンブロッティング分析結果を示す図面に代
わる写真である。 第2図は、本発明単球表面に発現する抗原であるTOM
S−1抗原の発現と蛋白合成阻害剤との関係を示す間接
蛍光抗体法の結果を示すグラフである。 第3図は、本発明単球表面に発現する抗原であるTOM
S−1抗原の誘導に関する種々のサイトカインの影響に
ついての間接蛍光抗体法による結果を示すグラフである
。 第4図は、各種血球成分による本発明単球表面に発現す
る抗原70MS−1抗原の発現についての間接蛍光抗体
法による結果を示すグラフである。 (以 上) 第1図 一ζ−1−一へ1、−一一踊、−へ−)−\)\−−−
AB   CD 第2図 (−IJ1〜 シクロへキシミド(ug/ml) 第3図 宏た光度 第4図 析懸 GM−C5F軌激 !L凭度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)GM−CSF及び/又はIL−3によって刺激さ
    れたヒト単球細胞に発現することを特徴とする単球表面
    に発現する抗原。
  2. (2)ウェスタンブロット法による分子量が43kdで
    あることを特徴とする請求項(1)に記載の表面抗原。
  3. (3)請求項(1)に記載の単球表面に発現する抗原に
    対するモノクローナル抗体。
JP2319606A 1990-11-22 1990-11-22 単球表面に発現する抗原及び該抗原に対するモノクローナル抗体 Pending JPH04187084A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2319606A JPH04187084A (ja) 1990-11-22 1990-11-22 単球表面に発現する抗原及び該抗原に対するモノクローナル抗体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2319606A JPH04187084A (ja) 1990-11-22 1990-11-22 単球表面に発現する抗原及び該抗原に対するモノクローナル抗体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04187084A true JPH04187084A (ja) 1992-07-03

Family

ID=18112153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2319606A Pending JPH04187084A (ja) 1990-11-22 1990-11-22 単球表面に発現する抗原及び該抗原に対するモノクローナル抗体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04187084A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998024906A3 (en) * 1996-12-06 1998-08-06 Schering Corp Isolated mammalian monocyte cell genes; related reagents
US6140076A (en) * 1996-12-06 2000-10-31 Schering Corporation Ig superfamily `dlair` receptors expressed in monocytes
JP2003508028A (ja) * 1999-07-28 2003-03-04 ジェネンテック・インコーポレーテッド 腫瘍治療のための組成物と方法
US7999078B2 (en) 1996-12-06 2011-08-16 Schering Corporation Antibodies that bind DNAX leukocyte associated immunoglobulin-like receptor

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998024906A3 (en) * 1996-12-06 1998-08-06 Schering Corp Isolated mammalian monocyte cell genes; related reagents
US6140076A (en) * 1996-12-06 2000-10-31 Schering Corporation Ig superfamily `dlair` receptors expressed in monocytes
US6479638B1 (en) 1996-12-06 2002-11-12 Schering Corporation Antibodies that specifically bind DNAX leukocyte associated immunoglobulin-like receptor
US7999078B2 (en) 1996-12-06 2011-08-16 Schering Corporation Antibodies that bind DNAX leukocyte associated immunoglobulin-like receptor
JP2003508028A (ja) * 1999-07-28 2003-03-04 ジェネンテック・インコーポレーテッド 腫瘍治療のための組成物と方法
JP2012068254A (ja) * 1999-07-28 2012-04-05 Genentech Inc 腫瘍治療のための組成物と方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Jourdan et al. The myeloma cell antigen syndecan‐1 is lost by apoptotic myeloma cells
Shastri et al. Autoimmune neutropenia [see comments]
Ashman et al. Expression of the YB5. B8 antigen (c-kit proto-oncogene product) in normal human bone marrow
Chu et al. Eosinophils are required for the maintenance of plasma cells in the bone marrow
Fröland et al. Class, subclass, and allelic exclusion of membrane-bound Ig of human B lymphocytes
Kuwana et al. Autoantibody to c‐Mpl (thrombopoietin receptor) in systemic lupus erythematosus: relationship to thrombocytopenia with megakaryocytic hypoplasia
Tosato et al. Interleukin-6 production in posttransplant lymphoproliferative disease.
US5556947A (en) Monoclonal antibody recognizing a surface molecule on a subset of antigen-stimulated T cells and on certain malignancies of T and B cell origin
JPH09291042A (ja) 医薬組成物
JPH07145080A (ja) 新規の抗−タンパク質仲介物質キット、それらの製造方法及びそれらを含む医薬組成物
SK281964B6 (sk) Monoklonálna protilátka schopná vyvolať apoptózu myeloidných buniek, jej fragmenty a hybridóm
Cuttner et al. TdT-positive acute leukemia with monocytoid characteristics: clinical, cytochemical, cytogenetic, and immunologic findings
JP3593032B2 (ja) ヒト単核球に対するモノクローナル抗体
KR970000637B1 (ko) 인체 다능성 과립구 군체 자극인자에 대한 하이브리도마
JPH04187084A (ja) 単球表面に発現する抗原及び該抗原に対するモノクローナル抗体
Krantman et al. Abnormal B cell differentiation and variable increased T cell suppression in immunodeficiency with hyper-IgM.
JPH0967400A (ja) モノクローナル抗体、該抗体を産生するハイブリドーマ及びその利用
JPH07236475A (ja) Il−6オートクライン増殖性ヒト骨髄腫細胞株
Segerberg-Konttinen et al. T lymphocyte activation state in the minor salivary glands of patients with Sjögren's syndrome.
Rong et al. Hyperglobulinaemia in chronic liver disease: relationships between in vitro immunoglobulin synthesis, short lived suppressor cell activity and serum immunoglobulin levels.
Baumgartner et al. Expression of the VEP13 antigen (CD16) on native human alveolar macrophages and cultured blood monocytes
RU2160445C2 (ru) Антитела против аллогенных и ксеногенных белков, их применение в диагностике и терапии и способы их определения
EP0409040B1 (en) Antibodies to Promoters of colony stimulating factor activity
WO1989009831A1 (en) Lak cell cytotoxin
JPH02227095A (ja) モノクローナル抗体