JPH04186137A - 洗浄装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 本発明は、生化学自動分析装置に於ける反応容器の洗浄
装置に関する。

〔従来の技術〕

ディスクリートタイプの自動分析装置では、複数の試料
容器、及び試薬容器をセット、移送可能な試料移送機構
、試薬移送機構を有し、更に」１記試料、及び試薬を混
合し反応させる反応容器、又」１記試料、及び試薬をそ
れぞれ所定量、上記反応容器内に分注する試料分注機構
、試薬分注機構を備え、反応液の吸光度測定により、当
該成分の濃度を算出するものが代表的である。

」１記反応容器としては、装置内で反応容器を成形、測
定終了後に廃棄する完全ディスポタイプのものも実用化
されているが、コスト高、及び廃棄物処理の問題があり
、ガラス等で製作し、半永久的に使用するタイプ、又プ
ラスチック成形し、数週間〜数ケ月間使用するセミディ
スポタイプが多数を占めている。

上記の様に同一の反応容器を繰返し使用する場合、分析
終了後、次の分析に備え反応容器内部を洗浄する事が必
要であり、洗浄装置が必要となる。

前記機構により構成された自動分析装置の代表的な分析
部構成を第２図に示す。

反応容器２、試薬容器４、試料容器６は、それぞれ回転
動作により移送され、互々反応ディスク］、試薬ディス
ク３、試料ディスク５に設置されている。試料分注機構
７、及び試薬分注機構８は上下、回転動作により、所定
量の試料及び試薬を反応容器２内に分注し、光度泪９に
より吸光度測定を行う。又、反応容器内の試料と試薬は
、攪拌機構１１により適旧攪拌され、反応の促進を図る
。

測定終了後、反応容器２は、洗浄機構１０により洗浄さ
れ、次の分析に備える。

第３図に従来の一般的洗浄方法を示す。

測定済の試料１５が、反応容器２内に残されたまま洗浄
位置まで移送されて来ると、洗浄機構１０は下降し、ノ
ズルは反応容器２内に挿入される。

ノズルは吸引ノズル１２、洗浄液吐出ノズル１３、オー
バーフロー吸引ノズル１４か一体化されており、吸引ノ
ズル１２にて試料１５を吸引、廃棄する（（ｂ））。次
に洗浄液吐出ノズル１３にて洗浄液１６を反応容器２内
に吐出すると同時に、反応容器２の所定高さＨ以上に達
する洗浄液のオーバーフロー分はオーバーフロー吸引ノ
ズル１４により、吸引、廃棄する（　（ｃ））。洗浄液
吐出終了後、洗浄機構は上死点まで上昇し、ノズルは反
応容器２外に取出され、反応容器２は、内部に所定量の
洗浄液１６を入れた状態で移送される（（ｄ））。

以後、同様の洗浄動作を複数回繰返す。（（ｅ）〜（ｆ
）） 〔発明が解決しようとする課題〕 前記洗浄法では、一つの反応容器を洗浄するのに３本の
ノズルを反応容器内に挿入しなければならず、ノズル構
造が複雑となる他、被測定試料の微量化に伴い、反応容
器の容量低減（開口部面積の低減）にも大きな障害とな
ってきた。又、前記方式ではノズルが下死点まで下がっ
た状態で洗浄液の吸引、排出を行わねばならず、洗浄時
間が固定され、装置の処理能力アップを妨げていた。

本発明の目的は、占有面積の小さく、簡便、且つ、洗浄
時間を短縮し、高速処理可能な洗浄装置を提供する事に
ある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明では、上下動作可能、且つ、」１下ストローク範
囲の任意高さに停止可能な洗浄機構に、吸引ノズルと洗
浄液吐出ノズルの２本のノズルを一体構造として取付け
、上記ノズルを、反応ディスクに設置された反応容器上
に設置し、上記洗浄機構の上下動作により、上記ノズル
が反応容器内に挿入、取出し可能となる様、構成した事
を特徴とする。

〔作用〕

測定済試料の入った反応容器は、反応ディスクにより洗
浄位置まで移送される。洗浄機構は、通常、上死点位置
にあるが、洗浄すべき反応容器が割出されると下降し、
前記吸引、及び洗浄液吐出ノズルが反応容器内に挿入さ
れる。この挿入動作（下降動作）中に吸引ノズルによる
試料吸引動作が開始し、反応容器内の試料（廃液）を吸
引しながら、ノズルは下降して行き、下死点に達する。

廃液の吸引が終了すると、洗浄機構は上昇を開始し、同
時に洗浄液の吐出を開始する。即ち、洗浄液吐出ノズル
は、洗浄液を吐出しながら、所定の高さまで上昇し、所
定高さにて一時停止し、次に吸引ノズルが再度、吸引動
作を開始し、所定高さ以上に達する洗浄液のオーバーフ
ロー分を吸引、廃棄する。次に洗浄機構は更に上昇し、
上死点に達した時点で停止し、反応ディスクは次の反応
容器の割出しを行う。

上記の様に、吸引ノズルが廃液、及び洗浄液の吸引とオ
ーバーフローの吸引を兼ねる為、洗浄ノズルが２本のノ
ズルの一体構造となる為、構造か簡略化され、且つ占有
面積が減少し、より容量の小さい（細い）反応容器への
挿入が可能となり、試料の微量化への対応が可能となる
。又、ノズルの上昇、及び下降動作中に吸引、吐出動作
が行える為、洗浄時間が短縮され、処理能力アップが可
能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。

洗浄用ノズルは吸引用ノズル１２と、洗浄液吐出用ノズ
ル１３より構成され、この２本のノズルは、機械的に一
体構造となっており、ノズル先端部は洗浄液吐出ノズル
の方か数肛短くなっている。

又、吸引用ノズル１２は、図示していない真空容器と、
チューブ、及び電磁弁により接続され、前記図示してい
ない電磁弁を開閉する事により、吸引動作を制御してい
る。又、洗浄液吐出用ノズル１３は、図示していない分
注器とチューブにより接続され、前記分注器により、洗
浄液の吐出動作が制御されている。（ａ）は、測定済の
試料（廃液）１５が残った状態で、反応容器２が洗浄ノ
ズル位置に移送された状態を示す。ノズルは上死点より
下降し反応容器２内に挿入されるか下降動作中に吸引用
ノズル１２は吸引動作を開始し、反応容器内廃液１５を
吸引、廃棄しながら下降し、下死点で停止し、廃液の排
出を完了する（　（ｂ））。

次に洗浄ノズルは」１昇を開始し、且つ、上昇動作中に
、洗浄液吐出用ノズル１３は洗浄液の吐出を開始する。

即ち、（Ｃ）に示す様に、洗浄ノズルは洗浄液を吐出し
ながら上昇し、所定の高さ（Ｈ）にて−旦停止し、ここ
で吸引ノズルは吸引動作を開始し、所定高さ（ｌ］）以
」二に達するオーバーフロー分の洗浄液の排出を行う（
（ｃｌ））。洗浄液吐出、及びオーバーフロー液の吸引
動作が終了すると、反応容器２内に所定量の洗浄液を残
した状態で洗浄ノズルは上死点まで上昇し、上記動作を
複数回繰返す事により、反応容器２内の洗浄を行う。

第４図には、洗浄機構の構成図を示す。

ベース１７にはガイド軸１８が取付けられており、上記
ガイド軸１８上を、リニアボールベアリング１９を介し
、移動子２ｏが摺動し、上下動作を行う。移動子２０は
ビン２１、及びベアリング２２を介し、フランジ２３と
接続され、フランジ２３は、ステッピングモータ２４に
取付けられている。ビン２１は、フランジ２３の外周付
近に取付けられている為、モータ軸が一回転するとモー
タ軸との距離ｒを半径とする円弧上を一回転し、移動子
２０をストローク（２Ｘｒ）の上下動作を行わせる事が
できる。又、ステッピングモータ２４の回転停止位置を
制御する事により、移動子２゜の停ｉ高さを、はとんど
自由に設定する事ができる。移動子２０の」二部には、
２枚の板材で構成されたノズルアーム２５が取付けられ
、ノズルアーム２５には複数個の洗浄ノズルが取イ」け
られている。洗浄ノズルは、吸引ノズル１２、及び洗浄
液吐出用ノズル１３より構成され、吸引ノズル１２、洗
浄液吐出用ノズル１３はパイプ２６内に挿入され、溶接
構造となっている。又、ノズル上端には、チューブ接続
用に、ニップル２７が取付けられている。従って、ステ
ッピングモータ２４を制御する事により、移動子２０を
介し、洗浄ノズルの上昇、下降動作、及び停止位置等を
制御する事かできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、洗浄ノズルが２本のノズルで構成され
ている為、より容積の小さな反応容器に対応可能であり
、且つ、ノズルの上昇、下降中に洗浄動作を行う事がで
きる為、洗浄時間が短縮され、高速処理に対応可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による洗浄法の模式図、第２図は一般的
自動分析装置の分析部構成図、第３図は従来の洗浄法の
一例を示す図、第４図は本発明による洗浄機構の一実施
例を示す図である。 ２・・・反応容器、１２・・・吸引用ノズル、１３・・
洗浄液吐出用ノズル、１４・・・オーバーフロー用吸引
ノズル。 ＠リ　　（ｂ）　　　（Ｃ） ＜ｄ）　　　（ｅ）　　（ｆ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、血清等の血液試料と反応試薬とを反応させる反応容
   器と、廃液吸引ノズル、及び洗浄液吐出ノズルを有し、
   且つ前記ノズルを反応容器内に挿入、抜出しする為、上
   下動作が可能な洗浄機構とを備えた洗浄装置に於て、上
   記ノズルが上昇中に洗浄液吐出ノズルにて洗浄液を反応
   容器内に吐出し、廃液吸引ノズルを反応容器の所定高さ
   位置に一時停止させ、上記高さ以上に達する洗浄液のオ
   ーバーフロー分を吸引排出動作終了後、更に上死点まで
   上昇する様構成した事を特徴とする洗浄装置。