JPH04186129A

JPH04186129A - 温度管理用ラベル

Info

Publication number: JPH04186129A
Application number: JP31718490A
Authority: JP
Inventors: Keiji Taniguchi; 圭司谷口
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1990-11-21
Filing date: 1990-11-21
Publication date: 1992-07-02
Anticipated expiration: 2014-05-31
Also published as: JP2897148B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、所定の温度以上にさらされると非可逆的に発
色して、その物質が管理温度に保たれていたか否かを検
出するのに用いる温度管理用ラベルに関するものである
。

（従来の技術）従来から、陳列、保存、輸送等を厳重な温度管理の下に
行なう必要のあるものに多重多様の物品がある。特に、
近年、コールドチェーンの普及に併い、冷凍または冷蔵
食品が多量に出回り、その取扱いは厳重な温度管理が必
要である。すなわち、この様な冷凍又は冷蔵食品では製
造後一般家庭に手渡される迄の輸送、保管の過程で各々
の食品に規定された温度以下に管理されたいなければ内
容物の変質、雑菌の繁殖による腐敗等が起り大きな社会
問題となる可能性がある。この様な厳密な温度管理が必
要ものとしては、冷凍、冷蔵食品だけでなく医薬品（あ
る種の制ガン剤、ワクチン、輸血用血液等）、写真薬品
、化学薬品、感熱記録紙、磁性材料、食品、生花などの
多種のものが挙げられる。

これら温度管理を厳重に行なう必要のある物品が、製造
後、必要な温度管理が厳守されてユーザーに渡されるか
どうかを簡便に知る手段としてはこの物品に、製造時あ
るいは発送前に予め温度管理ラベルを付設しておき、到
着後、ユーザーが開封して、その間の温度変化を見れば
よいわけであって、このための温度管理用ラベルとして
は、既に次のようなものが開発されている。

（１）同一支持体上に２種以」二の任意の融点を有する
疎水性有機化合物を単独またはメチン系色素前駆体とと
もにそれぞれ別個に内包するマイクロカプセルを保持さ
せて、２以上の管理温度を指示させることを特徴とする
温度指示ラベル（特開昭６１−２０１２８８８号公報）
。

（２）保護層を有する温度管理用ラベル（特開昭６１−
１９０５８２号公報）。

（３）変色性化合物と求核剤（顕色剤）の少なくとも一
方が、マイクロカプセルで完全に融離されており、圧力
を加えてマイクロカプセルを破壊し、温度管理をスター
トする（特開昭６］−２０１２１１７号、特開昭６３−
３５６８４などの公報）。

（発明が解決しようとする課題）ところで、これらの温度管理用ラベルは、あくまでもユ
ーザーが点検することにより価値のあるものであって、
例えば冷凍食品等の場合、ユーザーが包装を解いたとた
ん、外気温度に接して変色してしまうとか、あるいは輸
送者の不注意により輸送中に外気に相当時間液して変色
し、輸送者がこれをかくすために、冷凍室で予め変色し
ていない他のラベルに貼り変える等の不具合を防ぐため
にも、この温度管理用ラベルは、ユーザーが開被するま
では保護容器に保管されていることが必要であり、上記
公知のものにおいても予めカプセル等に封入されている
。

しかし、ユーザーが物品を受は取ったのち、圧力を加え
てマイクロカプセルを破壊するのは不便である。しかも
破壊が均質に行なわれないと温度表示が不正確になる。

（課題を解決するための手段）これに対し、本発明は、下面に発色成分含有粘着剤を塗
着した透明フィルムカバーの下方に、予め上面に発色成
分層を設けた紙等の支持体を剥離紙を介して重ねておき
、使用に当っては、支持体を所要の物品表面に直接貼着
するとともに、」二記剥離紙をはがして支持体上面に透
明フィルムカバーを貼り重ねることにより発色反応を起
させる構造としたことから、ユーザーはこの発色を透明
フィルムごしにそのまま見ることができるとともに、発
送者、輸送者は一旦、物品に貼着したラベルは容易に剥
がすことができず、前記の欠点を除去したものである。

（発明の実施例）この発明の実施例を図面について説明すると、第１図は
斜面図、第２図は第１図を側方からみた図であって、温
度管理をしたい所要の物品に貼着すべき支持体１の上面
に発色成分層２を設けるとともに、この支持体１上面に
は等大の透明フィルムカバー３を予めその下面に剥離紙
４を介在させて位置さぜ、かつ任意の一辺を接着部分５
として相互に止着し、さらに支持体１の下面には粘着剤
糸−工部６を介して剥離紙８を設けてなるものである。

７は透明フィルムカバー３と剥離紙４との間に介在され
た発色成分含有粘着剤塗工部である。

発色成分層２と透明フィルムカバ−３下面の発色成分含
有粘着剤塗工部７に含有される発色成分は、従来の公知
のものと同じく、所定温度以下では両者が接触しても発
色反応を起さないが、所定温度以上になるとどちらか一
方または両方が熱溶融、熱分解等を起して発色反応を起
す成分が組み合わされている。すなわち、ロイコ染料と
フェノール系顕色剤との組み合せ、ロイコ染料と金属塩
等のルイス酸系顕色剤との組合せ、メチン系色素前駆体
と電子吸引性基で置換された不揮発性ベンゾキノン誘導
体との組合せ（特開昭６１−１９０５８２号公報に記載
）、ジアゾ化合物とカップラーとの組合せ、没食子酸と
塩化第２鉄との組合せ、アゾ染料とエポキシ化合物との
組合せ等がある。

これらの化合物は各々適当なバインダーないし分散剤と
共に分散液とし、塗工しても良し、適当な溶媒に溶解し
、溶液状態で塗工しても良い。また、特に透明フィルム
カバー裏面の粘着層に含有させる場合、微粉末状態で粘
着層に混練しても良し＼。

さらに、発色成分の組合せは１種類に限らす、発色成分
の組合せを数種類つくり、各々表示温度の異なる部分ご
とに塗工すれば１枚のラベルで細かく保管温度表示がで
きる事は言うまでもない。

（実施例）厚さ約３０μｍのポリエステルフィルムにアクリルエマ
ルジョン系粘着剤を約１５７１ｍの厚みで塗布、乾燥し
、該粘着層に１，７ヒス（４−ヒドロキシフェニルチオ
）−３，５−ジオキサへブタン（下記構造式、特公昭６
２−３２７４５号公報に記載）（融点１０８〜１０９°Ｃ）の微粉末をＩｇ／ｎ（の割合で混練した。この様にして
第２図の符号３に相当する透明フィルムカバーを作成し
、秤量７０ｇ／ｎ（のシリコン処理したグラシン離型紙
を該粘着層に貼り合わせた。（図中の３．４及び７の作
成）。

次に、下記処方の混合物を磁性ボールミル中で２日間粉
砕分散してロイコ染料分散液を得た。

（ロイコ染料分散液処方）３−（Ｎ−シクロヘキシル−Ｎ−メチルアミノ）・−６
−メチル−７−アニリツフルオラン　　２０重量部ポリ
ビニルアルコールの１０％水溶液　２０重量部水　　　
　　　　　　　　　　　　　６０重量部この分散液を秤
量］００ｇ／　ｍの市販上質紙に乾燥塗布量４〜５ｇ／
ｍとなる様にワイヤーバーを選んで塗布、乾燥し、つい
で塗布層表面の平滑度がベック平滑度で５００〜６００
秒になる様にカレンダーがけした。この塗布紙裏面にア
クリルエマルジョン系粘着剤を約１５ｐｒｎの厚みで塗
布乾燥し、この粘着層に秤量７０ｇ／ｎ（のシリコン処
理したグラシン離型紙を貼り合わせた（第２図の符号１
，２，６．８部分の作成）。

」−記の様にして作成した透明フィルムカバーと支持体
シーＩ・を第１図の５の部分で接着し、本発明の形態で
ある温度管理ラベルを作成した。

このラベルを温度管理しない物品の入った箱に第１図の
符号８の剥離紙を剥離して貼りつ１づ、さらに剥離紙４
を剥離して７の顕色剤含有粘着剤塗工部と２のロイコ染
料層を密着させた。

この様にして、温度管理ラベルを貼りつけた物品を室温
、５０℃、８０℃の温度に各々２時間保存し、ラベルの
表示状態を観察した。その結果、室温及び５０℃での保
存のものは全く発色していなかったが、８０℃での保存
するものは黒く発色していた。

：の事より、本発明ラベルを使用すれば温度管理をした
い物品が８０℃以」二の温度下に保存されたか否かの温
度履歴が容易に判るものである。

（作用、効果）本発明は、」１記の構成であって、これを使用するには
、温度管理をスタートさせた時点でまず、中間部の剥離
紙４をはがして透明フィルムカバー３を支持体１に接着
さぜたのち、下部の剥離紙８をはがして支持体１下面を
温度管理をしたい所要の物品に貼りつければよい。

このことは、剥離紙４を剥ａ＋ｔｔ　Ｌ、支持体と透明
フィルムカバーを接着さぜるだけで温度管理がスタート
するという便利さだけでなく、該透明フィルムカバーが
発色部の保護層を兼ねる」二、該フィルムと支持体が接
着剤で密着しているため、この間に存在する発色部は外
部の水分等の影響によって消色したり、発色能を失った
りするといった表示温度の信頼性を損う事は無いという
利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は斜面図、第２図は説明側面図である。１・支持体２・発色成分層３・透明フィルムカバー４・・・剥離紙５・接着部分６　粘着剤塗工部７・・発色成分含有粘着剤塗工部８　剥離紙

Claims

【特許請求の範囲】

（１）透明フィルムカバーつき温度管用ラベルにおいて
、所定温度にて発色反応をおこす成分組合せテープを透
明フィルムカバー裏面に、他方を支持体のフィルムカバ
ーと接する面に含有せしめたことを特徴とする温度管理
用ラベル。
（２）前記透明フィルムカバー裏面および支持体裏面が
粘着加工されており、粘着加工部に剥離紙が貼り合わさ
れている請求項１に記載の温度管理用ラベル。
（３）透明フィルムカバーつき温度管理用ラベルにおい
て、透明フィルムカバー裏面にロイコ染料を、支持体の
フィルムカバーと接する面に顕色剤を含有せしめたこと
を特徴とする温度管理用ラベル。