JPH041857Y2 - - Google Patents

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JPH041857Y2
JPH041857Y2 JP8974087U JP8974087U JPH041857Y2 JP H041857 Y2 JPH041857 Y2 JP H041857Y2 JP 8974087 U JP8974087 U JP 8974087U JP 8974087 U JP8974087 U JP 8974087U JP H041857 Y2 JPH041857 Y2 JP H041857Y2
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heat
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coffee
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコーヒーの抽出動作を自動的に終了で
きるサイフオン式コーヒーメーカーに関するもの
である。
(従来の技術) 従来、フラスコの加熱源としてアルコールラン
プを用いたサイフオン式コーヒーメーカーは広く
知られているが、この種のコーヒーメーカーは煩
わしい操作が必要で、使い勝手が悪いという問題
があつた。
然るに、本出願人においては、本考案前に、コ
ーヒーの抽出動作を自動的に終了できるように構
成し、操作性の向上を計つたサイフオン式コーヒ
ーメーカーを考案しており、その電気回路を第4
図に示す。
第4図において、51は交流電源、52は電源
スイツチ、53はフラスコの加熱源である電気ヒ
ータ、54はフラスコの空焼き状態を検知する感
熱素子(サーモスタツト)、55は通電表示ラン
プ、56は過負荷保護装置であり、フラスコ内の
水が電気ヒータ53により加熱されて沸騰し熱湯
がロート内に押し上げられてフラスコが空焼き状
態になると、感熱素子54はその状態を検知して
電気ヒータ53への通電を断ち、その後フラスコ
の温度が低下し内圧が下がるとロート内のコーヒ
ーを引き戻すようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記構造のサイフオン式コーヒーメ
ーカーでは、熱湯がロート内に上昇してコーヒー
粉よりコーヒー成分を抽出し、フラスコに戻るま
での時間が略一定する為、得られるコーヒーの濃
度も略一定し、濃度を好みに応じて調節できない
という問題がある。
然るに、本考案は濃度調節機能をもつた自動サ
イフオン式コーヒーメーカーを提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するもので、フラス
コを加熱するヒータを設けると共に、フラスコ底
部の温度変化を検知する感熱素子を設け、この感
熱素子の動作に伴い上記ヒータへの通電を停止し
てコーヒーの抽出動作を自動的に終了させるサイ
フオン式コーヒーメーカーにおいて、動作温度の
異なる感熱素子を複数個設け、かつ手動の濃度切
換スイツチを設けて該切換スイツチにより感熱素
子を選択し、選択した感熱素子の動作によりコー
ヒーの抽出動作を制御するものである。
(作用) 上記の構成により、熱湯がロート内に上昇しフ
ラスコに戻るまでの時間は濃度切換スイツチによ
り選択した感熱素子の動作温度によつて変化する
ことになる。従つて、コーヒーの濃度は濃度切換
スイツチにより好みに応じて調節できることにな
る。
(実施例) 以下第1図乃至第3図に示した本考案の実施例
について詳細に説明する。
先ず、第2図において、置台1は遮熱板2を内
設し、この遮熱板2上に湯沸しヒータ3を一体的
に埋設した熱板4を設置している。フラスコ5は
上端適所に注ぎ口6を形成し、かつ該注ぎ口6の
相反位置において合成樹脂製の把手7を備える。
この把手7は固定側端部においてフラスコ5側に
設ける一対の係合受部の中、一方の係合受部8を
形成しており、他方の係合受部はフラスコ5の注
ぎ口6により兼用している。
ロート9は、底部にパイプ11を垂設するガラ
ス製のロート主体10と、該ロート主体10の底
部外周にパツキン13を介して一体的に固定した
合成樹脂製のロート支え体12とにより構成され
ている。ロート主体10は内底部にフイルター1
4を着脱自在に配置し、このフイルター14上に
コーヒー粉を収容するものであり、その上面開口
は蓋15により閉塞する。ロート支え体12はパ
イプ11の外周に適当な間隙をおいて位置する筒
部16を内面に一体に成形しており、この筒部1
6にパツキン17を装着する。又、ロート支え体
12は下端部において内向きの係合突起18と外
向きの係合突起19とを一体に成形する。而し
て、ロート9はフラスコ5の開口部にパツキン1
7を押し付け圧縮した状態でフラスコ5に対し回
転することにより、係合突起18を注ぎ口6の下
側に、係合突起19を係合受部8に夫々係合しこ
の夫々の係合状態をパツキン17の弾発力により
保持するものである。この状態において、パツキ
ン17はフラスコ5とロート9間を確実に密閉す
る。
上記ロート支え体12はフラスコ5の把手7と
の対向位置において把手20を一体に成形し、こ
の把手20により被われる位置に調圧弁21を備
える。この調圧弁21は形状記憶合金22、スプ
リング23及び弁体24により構成され、常温で
開放状態にあつてフラスコ5内を大気に開放し、
フラスコ5内の雰囲気温度が所定温度に達した時
に閉塞するものである。
第2図中、25はフラスコ5の底部温度を感知
する感熱装置、26は主スイツチ、27は通電表
示ランプである。
次に、第1図の電気回路図において、28は濃
度切換スイツチ、32はトランスフア型の第1リ
レー、33はブレーク接点型の第2のリレー、3
4は感熱装置に内蔵されている動作温度の異なる
感熱素子(例えばサーマルリードスイツチ)、3
5は交流電源であり、第1のリレー32のリレー
スイツチ32aはその切換片を主スイツチ26を
介して電源35の一方の端子に接続すると共に、
NC接点をダイオード39及び保温用サーモスイ
ツチ40よりなる保温制御回路を介挿した後、
NO接点と共にヒータ3を介して電源35の他方
の端子に接続し、さらにそのコイル32bの一端
は主スイツチ26を介して電源35の一方の端子
に、他端は第2のリレー33のリレースイツチ3
3aを介して濃度切換スイツチ28の切換片に
夫々接続する。又、第2のリレー33のコイル3
3bは一端をリレースイツチ32のNC接点に、
他端を抵抗36及びダイオード37を介して電源
35の他方の端子に夫々接続しており、このコイ
ル33bにはCR遅延回路38が並列に接続する。
濃度切換スイツチ28はa接点を感熱素子34を
介して、b接点を今一つの感熱素子34′を介し
て夫々コイル33bと抵抗36間に接続する。第
1図中、27は通電表示ランプを示す。
尚、上記回路においては、第1及び第2のリレ
ー32,33を直流により駆動しているが、これ
は、交流により駆動すると2個のリレーの動作の
タイミングがうまく合わず、第1リレー32がチ
ヤタリング現象を起す率が高くなる為であり、又
CR遅延回路38により第2のリレー33の動作
を数10ms程遅らせることにより動作の安定化を
計つている。
上記の構成において、その動作を第3図の動作
説明図に従つて説明する。水30を収容するフラ
スコ5にコーヒー粉31を収容するロート9を結
合させ、フラスコ5を熱板4上に載置した後、主
スイツチ26をONすると、コイル32bはサー
モスイツチ34及びリレースイツチ33aが共に
ON状態にある為リレースイツチ32aをNC接
点からNO接点に切換え、湯沸しヒータ3に通電
する。すると、フラスコ5内の水30は湯沸しヒ
ータ3により加熱されて温度上昇を始め、やがて
水蒸気が発生し始めるが、フラスコ5内の調圧弁
21が開放状態にあつて大気に開放している為、
直ちに圧力上昇することはない。湯温がやがて沸
騰温度近くまで上昇し、水蒸気が多量にしかも盛
んに発生するようになり、フラスコ5内の雰囲気
温度が所定温度まで達すると、調圧弁21は閉塞
する。すると、フラスコ5内は密閉状態になる為
圧力が急速に高まり、圧力によつてフラスコ5内
の熱湯がパイプ11及びフイルター14を通して
押し上げ、コーヒー粉と接触させることにより味
や香りを効果的に抽出する。
而して、フラスコ5内の熱湯が少なくなりその
底部温度が温度T1に達すると、先ず感熱素子3
4がOFF動作し、さらに時間t1の経過により温度
T2に達すると、感熱素子34′がOFF動作する。
例えばヒータ3の消費電力が550W程度で、両感
熱素子34,34′の動作温度の差を3℃とした
場合、上記時間t1は約30秒となり、感熱素子3
4′は感熱素子34のOFF動作から約30秒遅れて
OFF動作する。
今、濃度切換スイツチ28をa接点側にONし
ていると、感熱素子34がOFF動作した時点で
コイル32bへの通電が停止され、これに伴つて
リレースイツチ32aはNO接点からNC接点に
切換わり、ヒータ3に対して保温制御回路を直列
に挿入する。そして、この時点ではサーモスイツ
チ40がOFF状態にある為、ヒータ3による加
熱が停止されることになるが、熱板4の熱容量が
大きい為に約t秒間は加熱と同じ状態にある。t
秒間経過後、フラスコ5内はロート9内のコーヒ
ー液をフイルター14及びパイプ11を通して引
き戻すことになり、コーヒーの抽出が終了する。
これに対して、濃度切換スイツチ28をb接点
側にONしていると、感熱素子34′は感熱素子
34のOFF動作からt1秒間遅れてOFF動作するこ
とになる為、フラスコ5内の熱湯がロート9内の
コーヒーがフラスコ5に戻るまでの時間即ち、コ
ーヒー抽出時間も、感熱素子34の時に比べてt2
秒間(≒t1秒間)長くなり、従つて得られるコー
ヒーも濃いものとなる。
上述の如く本実施例にあつては、濃度切換スイ
ツチ28をa接点側にONすれば淡いコーヒー
が、b接点側にONすれば濃いコーヒーしが得ら
れる。
尚、感熱素子の数を多くすれば、コーヒーの濃
度をより細かく調節することができる。
(考案の効果) 以上の如く本考案のサイフオン式コーヒーメー
カーにあつては、コーヒー抽出動作を自動的に終
了して操作性の向上を計れ、使い勝手をよくする
ことができる上に、コーヒーの濃度も好みに応じ
て調節することができ、実用上優れたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例におけるサイフオン式
コーヒーメーカーの電気回路図、第2図は同構造
を示す縦断面図、第3図は同動作説明図、第4図
は本出願人が本考案前に考案したサイフオン式コ
ーヒーメーカーの電気回路図である。 3……ヒータ、5……フラスコ、28……遮度
切換スイツチ、34,34′……感熱素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フラスコを加熱するヒータを設けると共に、フ
    ラスコ底部の温度変化を検知する感熱素子を設
    け、この感熱素子の動作に伴い上記ヒーターへの
    通電を停止してコーヒーの抽出動作を自動的に終
    了させるものにおいて、動作温度の異なる感熱素
    子を複数個設け、かつ手動の濃度切換スイツチを
    設けて該切換スイツチにより感熱素子を選択して
    なることを特徴とするサイフオン式コーヒーメー
    カー。
JP8974087U 1987-06-09 1987-06-10 Expired JPH041857Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8974087U JPH041857Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10
US07/167,730 US4886955A (en) 1987-06-09 1988-03-14 Heating apparatus for maintaining a solution at a predetermined temperature
EP88302582A EP0294920B1 (en) 1987-06-09 1988-03-24 Heating apparatus
DE8888302582T DE3865367D1 (de) 1987-06-09 1988-03-24 Heizapparat.

Applications Claiming Priority (1)

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JPS63199723U JPS63199723U (ja) 1988-12-22
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