JPH0418530Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0418530Y2
JPH0418530Y2 JP1987131304U JP13130487U JPH0418530Y2 JP H0418530 Y2 JPH0418530 Y2 JP H0418530Y2 JP 1987131304 U JP1987131304 U JP 1987131304U JP 13130487 U JP13130487 U JP 13130487U JP H0418530 Y2 JPH0418530 Y2 JP H0418530Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
sensitive color
changing member
shaped body
inner container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987131304U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6440344U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987131304U priority Critical patent/JPH0418530Y2/ja
Publication of JPS6440344U publication Critical patent/JPS6440344U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0418530Y2 publication Critical patent/JPH0418530Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、外装体内に内容器を収納してなる保
温液体容器に関し、さらに詳しくは内容器内の温
度を外部から検知できるようにした温度検知機構
付き保温液体容器に関するものである。
(従来技術) 魔法瓶などの保温液体容器において比較的保温
力を有するものの、時間の経過とともに内部の液
体(熱湯)の温度が低下するようになる。
ところが、従来のこの種の一般的な保温液体容
器では、内部の液体の温度を検知する手段を備え
ていないため、例えば液体の温度が低下している
ことがわからずに低温の液体をそのままお茶、コ
ーヒーなどに使用することがあり、お茶(又はコ
ーヒー)を入れるのに失敗する場合があつた。
尚、この種の保温液体容器において、給液口か
ら内容器内に直接温度計を差し込んで液体の温度
を計ることができるが、その場合には、温度計が
必要となるとともに、栓を取外して給液口を開放
した状態で行なわなければならず、その検温作業
が面倒であるという問題がある。
尚、この種の保温液体容器を使用する場合にお
いて、お茶又はコーヒーなどを入れる場合のよう
な通常の使用範囲では内部の液体の温度を正確に
検知する必要はほとんどなく、液体の温度がお茶
又はコーヒーなどを入れる場合に必要な一定温度
(例えば75℃程度)以上あるかどうかを検知でき
ればよい場合がほとんどである。
(考案の目的) 本考案は、上記した従来の保温液体容器の問題
点に鑑み、内部に収容された液体の温度変化をそ
のままの状態で外部から検知し得るようにした温
度検知機構付きの保温液体容器を提供することを
目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、外装体内に真空二重瓶製の内容器を
収容してなる保温液体容器において、前記内容器
の開口に臨ませた温度の変化に応じて変色する感
温変色部材と、該感温変色部材に内端面を接合さ
せ且つ外端面を外部に臨ませた透明棒状体と、該
透明棒状体の前記内端面及び外端面を除く外側面
を被覆する遮光部材とを有する温度検知装置を備
え、前記感温変色部材の色の変化を前記透明棒状
体を介して外部から視認し得る如くしたことを特
徴としている。
(作用) 本考案の保温液体容器では、内容器内の液体の
温度の変化によつて変色する感温変色部材の色の
変化を外部から視認し得るようにしているので、
内容器内の液体の温度変化を、容器外部から感温
変色部材の色の変化を検知することによつて知る
ことができる。
ところで、内容器として真空二重瓶を使用して
感温変色部材を取付けようとすると、内容器の真
空部に感温変色部材取付けのための加工が必要と
なる。このように感温変色部材を内容器に取付け
ようとすると真空部の気密保持の点で難しいとい
う問題が生じる。ところが、本考案では、感温変
色部材は、内容器の開口に臨ませた位置に設けて
いるので、真空二重瓶製の内容器に感温変色部材
を設置するための加工を施す必要がなくなり、し
かも内容器内の温度感知も良好なものとなる。
さらに、感温変色部材部分に透明棒状体を介し
て外部から視認するようにし、しかも透明棒状体
の外側面を遮光部材で被覆しているので、外部か
ら透明棒状体を介して感温変色部材まで入光した
光が外部に逃げることがなく、又感温変色部材か
ら反射する光が透明棒状体内を通過する際に、該
透明棒状体内で反射し、該感温変色部材の設置位
置が透明棒状体の外端面側に浮き出て見えるよう
になる。
しかも、感温変色部材が透明棒状体によつて内
容器開口に臨んだ位置に設置されるので、該感温
変色部材に対して外気温度の影響が少なくなる。
(考案の効果) 本考案の保温液体容器は、次のような効果があ
る。
(1) 内容器の開口に臨ませて感温変色部材を設
け、該感温変色部材の色の変化を外部から視認
し得るようにしているので、外部から感温変色
部材の色を目視するだけで内容器内の液体の温
度が所定の設定温度より高いか低いかを判別す
ることができ、その検温作業が簡単でしかも検
温のための温度計は不用となり、又、例えば内
容器内の液体の温度が低下しているのがわから
ずにその低温のお湯でお茶などを入れるという
失敗を未然に防止することができる。
(2) 感温変色部材を内容器の開口に臨ませた位置
に設けているので、真空二重瓶製の内容器(真
空部があるために加工がしにくい)に感温変色
部材を設置するための加工を施す必要がなくな
る。
(3) 感温変色部材設置部分に光を導入するための
透明棒状体の外側面を遮光部材で被覆している
ので、該感温変色部材まで入光した光が外部に
逃げることなくそのまま反射して、透明棒状体
の外側端部から覗き込んだときに該感温変色部
材が手前側に浮き出て見えるようになり、感温
変色部材が実際にはかなり奥にあるにもかかわ
らず近くに見ることができる(感温変色部材の
色が識別し易くなる)。
(4) 感温変色部材が透明棒状体によつて内容器開
口に臨んだ位置に設置されるので、該感温変色
部材が外気温度に影響されずに内容器内の温度
を検出するようになり、検出温度の信頼性が向
上する。
(実施例) 第1図ないし第7図を参照して本考案のいくつ
かの実施例を説明すると、第1図ないし第3図に
は本考案の第1実施例、第4図には同第2実施
例、第5図及び第6図には同第3実施例、第7図
には同第4実施例の保温液体容器が示されてい
る。
第1図ないし第3図に示す本考案の第1実施例
の保温液体容器は、外ケース2の上部に環状の肩
部材3を載置固定してなる外装体1内に真空断熱
二重瓶からなる内容器4を収容し、さらに肩部材
3に設けた給液口8を栓10によつて開閉し得る
ようにするとともに、内容器4内の液体の温度変
化を外部から検知し得るようにした温度検知装置
6を備えて構成されている。
肩部材3の中央部には栓差込穴7が形成されて
おり、該栓差込穴7内に栓10を螺合させること
により、栓差込穴7の下部に設けられている給液
口8を閉塞させるようにしている。
給液口8には下向きに突出する環状の筒壁部9
が一体成形されている。この筒壁部9の一部には
後述する感温変色部材21が設置される位置に円
形の穴13が形成されている。
給液口筒壁部9の下端と内容器4の上端との間
には環状の瓶口パツキン11が介設されている。
この瓶口パツキン11には、給液口筒壁部9に形
成した穴13に対応する位置に該穴13を閉塞す
る円形の薄肉状パツキン12が一体成形されてい
る。この薄肉状パツキン12は、穴13を介して
内容器4内に臨んでおり、該内容器4内の熱が薄
肉状パツキン12を透して後述の感温変色部材2
1に伝達されるようになつている。
前記温度検知装置6は、温度がある一定温度に
達したときにそれを感知して変色する感温変色部
材21と、外部からの光を感温変色部材設置位置
まで導入するための中実の透明棒状体22と、該
透明棒状体22の外周面を被覆する遮光部材24
と、覗き窓部材23とを有している。
感温変色部材21は、この第1実施例では、例
えば温度75℃程度を境にして変色(例えば75℃よ
り高温で赤色、75℃より低温で黒色となる)する
感温変色紙が採用されている。この感温変色部材
21は、前記薄肉状パツキン12の外面に接着あ
るいは該薄肉状パツキン12と透明棒状体22の
内端面との間に挟着した状態で設置されている。
透明棒状体22は、この第1実施例では、例え
ば内径が10mm程度の中実の直棒体(例えば透明ア
クリル材製)が採用されている。この透明棒状体
22は、薄肉状パツキン12外面に設けられた感
温変色部材21の外面から水平方向外方に向けて
外ケース2に達する長さを有している。尚、この
透明棒状体22の外面に、該透明棒状体22内で
光が反射するような鏡面加工を施すと好適であ
る。
透明棒状体22の内端面及び外端面を除く外側
面には、発砲スチロール製の円筒体24が設けら
れている。この円筒体24は、実用新案登録請求
の範囲中における遮光部材に該当するもので、こ
の第1実施例では、透明棒状体22内の光が該透
明棒状体22外に拡散するのを防止する遮光作用
と、透明棒状体22部分から熱が放出して感温変
色部材21設置部分が冷やされるのを防止する断
熱作用とを有している。
覗き窓部材23は、透明材料で成形されてお
り、その覗き部23aは凸レンズ状に形成され、
又覗き部23aの裏側には外ケース2に取付ける
ための係止部23bが形成されている。
他方、外ケース2における、前記感温変色部材
21の設置位置の水平外方向に対向する位置に
は、覗き窓部材23取付用の穴14が形成されて
いる。
そしてこの温度検知装置6は、感温変色部材2
1を薄肉状パツキン12外面に接着あるいは押し
当て、透明棒状体22を感温変色部材21と覗き
窓部材23の間に介設した状態で該覗き窓部材2
3を、その係止部23bを外ケース2に形成した
穴14の口縁に係止することによつて組付けられ
ている。
この温度検知装置6は、覗き窓部材23の凸レ
ンズ状の覗き部23aから光が集約されて透明棒
状体22内に入光し、その光が感温変色部材21
に当つた後に反射して該感温変色部材21が覗き
部23aから見えるようになつている。このと
き、透明棒状体22の外周には、遮光部材24が
設けられているので、覗き部23aから入光した
光は外部に逃げない。又、感温変色部材21から
反射した光は、透明棒状体22中を透過するとき
に屈折して、そのレンズ作用により該感温変色部
材21が覗き部23aに近づいた位置で見えるよ
うになる。
そして、内容器4に高温(例えば75℃以上)の
液体を収容していると、その液体から発生する高
温蒸気により薄肉状パツキン12を介して感温変
色部材21が加熱されて、該感温変色部材21が
所定の設定温度(例えば75℃)以上に達すると該
感温変色部材21がそれを表示する所定の色(例
えば赤色)に発色し、その感温変色部材21の色
覗き部23aから視認することによつて内容器4
内の液体の温度が所定温度以上(例えば75℃以
上)の高温状態にあることが検知でき、又、時間
の経過とともに内容器4内の液体の温度が感温変
色部材21の設定温度より低下すると、感温変色
部材21がそれを検知して変色(例えば黒色)
し、その感温変色部材21の色を覗き部23aか
ら視認することにより、内容器4内の液体温度が
所定温度以下に低下していることが検知できるよ
うになつている。
第4図ないし第7図に示す各実施例は、第1図
ないし第3図に示す第1実施例の保温液体容器に
おける温度検知装置6部分の変形例を示したもの
である。
第4図に示す第2実施例の保温液体容器では、
温度検知装置6は栓10に設けられている。即
ち、栓10の底板中央部に内容器4内に開口する
穴35を形成し、該穴35をその上面側から薄肉
状パツキン12で閉塞するとともに該薄肉状パツ
キン12の上面に感温変色部材21を設置し、他
方栓10の上面中央部に覗き穴36を形成して、
該覗き穴36と感温変色部材21間に中実の透明
棒状体(丸形あるいは角形でもよい)22を介設
して構成されている。透明棒状体22の外側には
発砲スチロール製の円筒体(実用新案登録請求の
範囲中の遮光部材となる)37が設けられてい
る。この第4図の温度検知装置6では栓上部の覗
き穴36から覗き込んで感温変色部材21の色を
検知し得るようになつている。
第5図及び第6図に示す第3実施例の保温液体
容器の温度検知装置6は、第4図のものの変形例
を示しており、この第3実施例のものでは、栓1
0の底部に形成される穴35内に格子39(ある
いは網目)を形成し、該格子39上に直接感温変
色部材21を載置している。このようにすると、
薄肉状パツキンを省略でき、さらに感温変色部材
21が直接内容器4内に臨んでいるので該感温変
色部材21の応答性が良好となる。
第7図に示す第4実施例の保温液体容器では、
温度検知装置6は、栓10の底部中央部から栓1
0内の高さ方向中段部に達する長さ有し且つ上部
が閉塞された筒状体でしかも該筒状体が温度の変
化に応じて変色する合成樹脂製の感温変色部材2
1を、内容器4内に臨ませた状態で該栓10に取
付け、さらに該感温変色部材21の上部に透明棒
状体22をその上面が栓上部に露出する如くして
設置し、該透明棒状体22を透して感温変色部材
21の色の変化を視認し得るように構成されてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例にかかる保温液体
容器の上部縦断面図、第2図は第1図の一部拡大
断面図、第3図は第2図の−拡大断面図、第
4図は本考案の第2実施例の保温液体容器の一部
断面図、第5図は本考案の第3実施例の保温液体
容器の一部断面図、第6図は第5図の保温液体容
器の栓部分の下面図、第7図は本考案の第4実施
例の保温液体容器の一部断面図である。 1……外装体、2……外ケース、3……肩部
材、4……内容器、6……温度検知装置、10…
…栓、21……感温変色部材、22……透明棒状
体、24……遮光部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外装体1内に真空二重瓶製の内容器4を収容し
    てなる保温液体容器において、前記内容器4の開
    口に臨ませた温度の変化に応じて変色する感温変
    色部材21と、該感温変色部材21に内端面を接
    合させ且つ外端面を外部に臨ませた透明棒状体2
    2と、該透明棒状体22の前記内端面及び外端面
    を除く外側面を被覆する遮光部材24,37とを
    有する温度検知装置6を備え、前記感温変色部材
    22の色の変化を前記透明棒状体22を介して外
    部から視認し得る如くしたことを特徴とする保温
    液体容器。
JP1987131304U 1987-08-27 1987-08-27 Expired JPH0418530Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987131304U JPH0418530Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987131304U JPH0418530Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6440344U JPS6440344U (ja) 1989-03-10
JPH0418530Y2 true JPH0418530Y2 (ja) 1992-04-24

Family

ID=31387243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987131304U Expired JPH0418530Y2 (ja) 1987-08-27 1987-08-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0418530Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8955186B2 (en) 2003-04-23 2015-02-17 The Procter & Gamble Company Electric toothbrushes

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4997860U (ja) * 1972-12-14 1974-08-23
JPS55163579U (ja) * 1979-05-12 1980-11-25
JPS57200141U (ja) * 1981-06-17 1982-12-20
JPS58194750U (ja) * 1982-06-21 1983-12-24 タイガー魔法瓶株式会社 金属製真空二重式断熱容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8955186B2 (en) 2003-04-23 2015-02-17 The Procter & Gamble Company Electric toothbrushes

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6440344U (ja) 1989-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5720555A (en) Temperature indicating container and lid apparatus
US20180289186A1 (en) Method for attaching a thermometer to a beverage container lid
US4083250A (en) Audible alarm food thermometer
JPS63194133A (ja) マイクロ波で加熱される物体の加熱状態を監視する方法およびその装置
JP5493996B2 (ja) 電気炊飯器
US20050145633A1 (en) Heat-insulating cooking container
US3567059A (en) Babies bottle
US4104916A (en) Apparatus for temperature measurement
JPH0418530Y2 (ja)
US4571580A (en) Sonic temperature warning device for lids of cooking vessels
KR20110001881U (ko) 온도 표시 가능한 휴대용 진공보온병
CN208058932U (zh) 温度传感器及燃气灶
US20070237203A1 (en) Cooking pan with integral temperature measurement apparatus
CN210407952U (zh) 一种可调节水温的指纹水杯
US2755666A (en) Temperature-indicating device
CN109199021A (zh) 测温杯盖
KR20220081239A (ko) 반투명 보온병
CN211324531U (zh) 一种智能显温真空保温壶
KR200351710Y1 (ko) 온도계를 구비한 보온병
JP4854265B2 (ja) 不可逆型低温用示温具
KR200215745Y1 (ko) 보온용기의 온도표시장치
JP2594948Y2 (ja) 火災感知器用点検装置
JPS5836035Y2 (ja) 温度計
CN211326969U (zh) 一种感温奶瓶
JP3213662U (ja) ホース式のサーモエレメントを備える電気炊飯器の上蓋