JPH04184371A - 帯電用部材 - Google Patents

帯電用部材

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JPH04184371A
JPH04184371A JP31269690A JP31269690A JPH04184371A JP H04184371 A JPH04184371 A JP H04184371A JP 31269690 A JP31269690 A JP 31269690A JP 31269690 A JP31269690 A JP 31269690A JP H04184371 A JPH04184371 A JP H04184371A
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resin
layer
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は帯電用部材に関し、特には電子写真法における
、転写帯電用に用いられる帯電用部材に関する。
[従来の技術] 電子写真感光体を用いた電子写真プロセスにお゛ ける
帯電プロセスは、従来より殆ど金属ワイヤーに高電圧(
DC5〜8KV)を印加し発生するコロナにより帯電を
行なっている。しかし、この方法ではコロナ発生時にオ
ゾンやNo8等のコロナ生成物により感光体表面を変質
させ画像ボケや劣化を進行させたり、ワイヤーの汚れが
画像品質に影響し、画像白抜けや黒スジを生じる等の問
題があった。一方、電力的にも感光体に向う電流は、そ
の5〜30%にすぎず、殆どがシールド板に流れ帯電手
段としては効率の悪いものであった。
こうした欠点を補うために直接帯電させる方法が研究さ
れ多数提案されている(特開昭57−178267号公
報、特開昭56−104351号公報、特開昭58−4
0566号公報、特開昭58−139156号公報、特
開昭58−150975号公報等)。しかし実際には感
光体を上記のような接触帯電法により帯電処理しても感
光体表面の各部均一な帯電はなされず、斑点状帯電ムラ
を生じる。例えば反転現像方式では、その斑点状帯電ム
ラ状態の感光体に光像露光以下のプロセスを適用しても
出力画像は斑点状帯電ムラに対応した斑点上の黒点画像
となり、正現像方式では斑点状ムラに対して斑点状の白
点画像となり高品位な画像を得られていない。
また直接帯電方法は、多数の提案があるにもかかわらず
、市場実績が全くない。その理由として帯電の均一性、
直接電圧を印加することによる感光体の放電絶縁破壊等
の発生が挙げられる。放電絶縁破壊による1つの破壊点
は、例えば円筒状感光体の場合、軸方向全体の帯電がそ
の破壊点に流れ帯電しなくなる欠点があった。
さらに特に転写帯電用のローラーにおいては感光体と当
接する場合に感光体上にトナーが存在しており、通常の
ゴム弾性体をそのままローラー状に成形したものを使用
した場合には当接部分の中央部分の圧が特に太き(なる
ためにトナーが感光体に強く押しつけられ、転写紙側に
移動しない、いわゆるr中抜は現象」が起きる。これを
防止する為には、転写帯電ローラーの導電層に発泡させ
た材料を使用して当接部分全体において比較的均一に近
い状態で圧力をかけることは有効な手段である。但しこ
の発泡材料は表面の凹凸が大きいため、ローラーにした
場合のトナーのクリーニング性が劣り、トナーの飛散、
転写紙の裏汚れが起きやすい。これを防止するためにさ
らにこの発泡体の上に中抵抗の薄膜を設けることが検討
されている。
この中抵抗の薄膜は弾性のある樹脂に導電性の顔料を分
散させた塗料を作成し、浸漬塗布法等によって表面にコ
ートするのが簡便、かつ大量生産に適しコスト面で非常
に有利である。
ここで、弾性を有し、強度があり、塗料化が可能な樹脂
としてウレタン樹脂があげられる。ウレタン樹脂には、
低分子量の主剤をイソシアネート等の硬化剤で硬化する
タイプと、あらかじめ重合させて比較的高分子量にして
おき、これを熱可塑性樹脂のごとく扱うタイプとの太き
(分けて2通りのタイプがある。前者のタイプのウレタ
ン樹脂に導電顔料を分散して溶剤により粘度を調整した
塗料を前記発泡体を用いたローラー上に塗工した場合、
この塗料は、発泡体中にしみ込み易く、均一な膜厚が得
られにく(、又塗料のしみ込み及びしみ込んだ溶剤の硬
化時の熱等による外部への吹出により表面の平滑性を損
なう。
後者のタイプを使用した場合、比較的粘度が高いため塗
料のしみ込みは防止できるが、塗料の取り扱いに難があ
り、さらに、膜厚調節や顔料の分散を行なう際に困難を
伴なう。
又、これらとは異なるタイプとして、水に樹脂を分散し
たエマルジョンタイプのウレタン塗料があり、比較的低
粘度で、かつ表面層が高い水を溶媒に用いているため、
しみ込みにくく表面の平滑性も比較的良い結果が得られ
る。しかし水分散系のため塗料が不安定であり、又、汚
れに弱く、たとえ−度洗浄したあとでも、被塗布物にホ
コリやオイルのミスト等が付着した場合にはハジキやピ
ンホールが生じやすく、収率が悪化しやすい。
また硬化剤を併用した場合には、硬化剤と混合した後樹
脂の硬化が進むに従い分散状態が不安定となり、粘度や
塗膜の特性が大きく変化する。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上述の如き欠点を解決し、塗料のしみ
込みのな(、均一な膜厚を有し、かつ分散させた導電顔
料の分散が良好な中抵抗の表面層を有し、転写効率、環
境安定性に優れ、トナーの飛散や、転写紙の裏汚れのな
い発泡状の帯電部材を提供することである。
[課題を解決するための手段及び作用]すなわち本発明
は、発泡状導電性ゴムよりなる導電性弾性層上に導電性
顔料を分散させたウレタン樹脂塗料より成る表面層を有
しており、かつ該ウレタン樹脂塗料が、低分子量の未硬
化成分と、高分子量の熱可塑性ウレタン樹脂の2種の成
分より構成されていることを特徴とする帯電用部材であ
る。
以下本発明をさらに詳しく説明する。
本発明の帯電用部材は、第1図に示すように導電性基体
l上に導電性弾性層2と表面層3の積層構成をとってい
ることを基本形態としている。
導電性基体1としては、鉄、銅、ステンレスなどを用い
ることができる。
導電性弾性層2としては各種ゴムにカーボン等の導電体
を分散させて発泡させたものが用いられる。また、この
導電性弾性層2は必要に応じて機能分離したような多層
構成であってもよい。導電性弾性層2の体積抵抗として
は10°〜1011Ω’cm、特に102〜1010Ω
’cmの範囲が好ましい。
本発明の表面層3に用いられる低分子量の未硬化成分の
ウレタン樹脂としては、例えば通常に用いられるポリエ
ステルポリオール、ポリエーテルポリオール、アクリル
ポリオール等の各種ポリオールとトリレンジイソシアネ
ート、キシリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、
ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、等の各
種インシアネートとの混合物や、これらのものを用いた
比較的重合度の低いアダクト体やプレポリマー等があげ
られる。
又本発明の表面層3に用いられる比較的高分子量の熱可
塑性ウレタン樹脂としては、骨格の鎖を延長し、完全に
架橋されている完全熱可塑性あるいは一部未架橋部分が
残っている不完全熱可塑性のウレタン樹脂があげられる
これらのウレタン樹脂を溶解する溶剤としては汎用のウ
レタン樹脂を溶解する有機溶剤が用いられる。これらの
有機溶剤としては例えばトルエン、キシレン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、テトロヒドロフ
ラン、ジメチルフォルムアミド酢酸エチル、酢酸ブチル
、アセトン、ジオキサン等があるがこれらの中ではテト
ロヒドロフラン、メチルエチルケトン、酢酸エチル等の
比較的沸点の低いものが好ましい。
これらの溶剤に前出のウレタン樹脂を溶解して塗料を作
成し発泡させた導電性弾性層2上に塗布した場合、塗料
は導電性弾性層12の穴の中に侵入して行くが、この時
溶剤が蒸発して塗料の粘度が上がり、このためにそれ以
上侵入していかな(なると考えられる。すなわち、使用
する溶剤が蒸発し易いほど、塗料は侵入し難くなり、又
、塗料中に高分子量の樹脂が多く含まれているほど溶剤
の蒸発による粘度の上昇する割合が太き(なり、塗料自
体の目止効果が大きなものとなるため、導電性弾性層1
2表面の凹凸を拾いにくくなり平滑な塗膜を形成し易く
なる。
低分子量の未硬化成分と高分子量成分との比率は99;
1〜50 : 50が適当である。これより高分子量成
分が少ない場合、樹脂の種類にもよるが高分子量成分の
効果が現われず、これよりも多い場合には、塗料の取り
扱いや、導電性顔料の分散、塗工性、塗膜の乾燥等に支
障が生じる。 。
本発明に用いる導電性顔料としては、例えばカーボンブ
ラック、カーボングラファイト、酸化スズ、インジウム
チタン酸化物、酸化スズをコートした酸化チタン、二硫
化モリブデン、二硫化タングステン等が挙げられる。
表面層3の膜厚は5〜50μ好ましくは10〜200μ
の範囲が適当である。
表面層3の体積抵抗率は106〜10”Ω・cmの範囲
が好ましい。また特開昭62−230334号公報に示
されるように表面層3の体積抵抗率は表面層3に接する
導電性弾性層2の体積抵抗率より大きいことが好ましい
本発明の帯電用部材は転写帯電に用いることができる。
例えば、第2図に示すような電子写真装置に適用するこ
とができる。この装置は、電子写真感光体12の周面上
に一次帯電用コロナ帯電器6、像露光手段7、現像手段
8、転写帯電用帯電部材15、クリーニング手段10、
前露光手段11が配置されている。
電子写真感光体12上に接触配置されている転写帯電用
帯電部材15に電圧(例えば直流電圧400〜100O
V)を印加し電子写真感光体上の現像剤を紙などの被転
写部材に転写することができる。
電子写真感光体12は、導電性支持体上に感光層を設け
た構成を基本としている。導電性支持体としては、支持
体自体が導電性をもつもの、例えばアルミニウム、アル
ミニウム合金、ステンレス、クロム、チタンなどを用い
ることができ、そのほかにアルミニウム、アルミニウム
合金、酸化インジウム−酸化錫合金などを真空蒸着によ
って被膜形成された層を有する前記導電性支持体やプラ
スチック、導電性粒子(例えばカーボンブラック、酸化
錫粒子など)を適当なバインダーとともにプラスチック
や紙に含浸した支持体、導電性バインダーを有するプラ
スチックなどを用いることができる。
導電性支持体と感光層の中間に、バリヤー機能と接着機
能をもつ下引層を設けることもできろ。
下引層はカゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセル
ロース、エチレン−アクリル酸コポリマー、ポリアミド
、ポリウレタン、ゼラチン、酸化アルミニウムなどによ
って形成できる。下引層の膜厚は5μm以下、好ましく
は0,5〜3μmが適当である。下引層はその機能を発
揮するためには、比抵抗が10’Ω・Cm以上であるこ
とが望ましい。
感光層はたとえば、有機光導電体、アモルファスシリコ
ン、セレンなどの光導電体を必要に応じて結着剤と共に
塗料化して塗布形成または真空蒸着によってされる。ま
た、有機光導電体を用いる場合、露光により電荷担体を
発生する電荷発生層と発生した電荷担体を輸送する能力
を持つ電荷輸送層との組み合わせからなる感光層も有効
に用いることができる。
電荷発生層は、アゾ顔料、キノン顔料、キノンアニン顔
料、ペリレン顔料、インジゴ顔料、ビスベンゾイミダゾ
ール顔料、フタロシアニン顔料、キナクドリン顔料など
の電荷発生材料の1種類あるいは2種類以上を蒸着する
か、または適当なバインダーと共に(バインダーが無く
ても可)分散し塗工によって形成できる。
バインダーは広範囲な絶縁性樹脂または有機光導電性ポ
リマーから選択できる。たとえば絶縁性樹脂としてはポ
リビニルブチラール、ボリアリレート(ビスフェノール
Aとフタル酸の縮重合体等)、ポリカーボネート、ポリ
エステル、フェノキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリ
ルアミド樹脂、ポリアミド、セルロース系樹脂、ウレタ
ン樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコー
ルなどをあげることができる。また、有機光導電性ポリ
マーとしては、カルバゾール、ポリビニルアントラセン
、ポリビニルピレンなどが挙げられる。
電荷発生層の膜厚は0.01−15μm、好ましくは0
.05〜5μmであり、電荷発生層と結着剤との重量比
は10:1〜1:20である。
電荷発生層用塗料に用いる溶剤は、使用する樹脂や電荷
輸送材料の溶解性や分散安定性から選択されるが、有機
溶剤としてはアルコール類、スルホキシド類、エーテル
類、エステル類、脂肪族ハロゲン化炭化水素類あるいは
芳香族化合物などを用いることができる。
塗工は、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法
、マイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング
法などのコーティング法を用いて行なうことができる。
電荷輸送層は、電荷輸送材料を成膜性のある樹脂に溶解
させて形成される。本発明に用いられる有機の電荷輸送
材料の例としては、ヒドラゾン系化合物、スチルベン系
化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール系化合物、
チアゾール系化合物、トリアリールメタン系化合物など
が挙げられる。これらの電荷輸送物質は1種または2種
以上組み合わせて用いることができる。
電荷輸送層に用いる結着剤の例としては、フェノキシ樹
脂、ポリアクリルアミド、ポリビニルブチラール、ボリ
アリレート、ポリスルホン、ポリアミド、アクリル樹脂
、アクリロニトリル脂、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、
ポリエステル、アルキド樹脂、ポリカーボネート、ポリ
ウレタンあるいはこれらの樹脂の繰返し単位のうち2つ
以上を含む共重合体、たとえばスチレン−ブタジェンコ
ポリマー、スチレン−アクリロニトリルコポリマー、ス
チレン−マレイン酸コポリマーなどを挙げることができ
る。また、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニル
アントラセン、ポリビニルピレンなどの有機光導電性ポ
リマーがらも選択できる。
電荷輸送層の膜厚は5〜50μm、好ましくは8〜20
tLmであり、電荷輸送物質と結着剤との重量比は5:
1〜1:5、好ましくは3:l〜l:3程度である。塗
工は前述のようなコーティング法を行なうことができる
さらに、色素、顔料、有機電荷輸送物質などは、一般に
紫外線、オゾン、オイルなどによる汚れ、金属などに弱
いため必要に応じて保護層を設けてもよい。この保護層
上に静電潜像を形成するためには表面抵抗率が1011
Ω以上であることが望ましい。
電子写真感光体12の保護層はポリビニルブチラール、
ポリエステル、ポリカーボネート、アクリル樹脂、メタ
クリル樹脂、ナイロン、ポリイミド、ボリアリレート、
ポリウレタン、スチレン−ブタジェンコポリマー、スチ
レン−アクリル酸コポリマー、スチレン−アクリロニト
リルコポリマーなどの樹脂を適当な有機溶剤によって溶
解した液を感光層の上に塗布、乾燥して形成できる。こ
の際、保護層の膜厚は、一般に0.05〜20μmの範
囲である。この保護層中に紫外線吸収剤などを含ませて
もよい。
本発明の帯電用部材は、機械的強度、化学的安定性の点
で劣化しやすい有機光導電体を含有する感光層を有する
電子写真感光体に適用することにより、その特性を顕著
に発揮することができる。
本発明における電子写真感光体12に接触させる帯電用
部材15の設置については特定の方法に限らず、帯電用
部材15は固定方式、電子写真感光体12と同方向また
は逆方向で回転等の移動方式いずれの方式を用いること
もできる。さらに帯電用部材15に電子写真感光体12
上の現像剤クリーニング装置として機能させることも可
能である。
本発明の直接帯電における帯電用部材15への印加電圧
、印加方法に関しては、各々の電子写真装置の仕様にも
よるが瞬時に所望する電圧を印加する方式の他にも電子
写真感光体12の保護の目的で段階的に印加電圧を上げ
てい(方式、直流に交流を重畳させた形で印加の場合な
らば直流に)交流または交流仲直流の順序で電圧を印加
する方式%式% また、本発明においては、画像露光、現像およびクリー
ニング等のプロセスは静電写真の分野に公知の任意の方
法を採用することができ現像剤の種類など特定のものに
限定されるものではない。
本発明の帯電用部材は複写器だけでなく、レザープリン
ターやCRTプリンター、電子写真式製版システムなど
の電子写真応用分野にも用いることができる。
[実施例] 実施例1 鵬 の“ 導電性支持体として、肉厚0.5mmで60φX 26
0mmのアルミニウムシリンダーを用意した。
共重合ナイロン(商品名:0M8000、東しく株)製
)4部およびタイプ8ナイロン(商品名ニラツカマイト
5003、大日本インキ(株)製)4部をメタノール5
0部、n−ブタノール50部に溶解し、上記支持体上に
浸漬塗布して0.6μm厚の下引き層を形成した。
下記構造式のジスアゾ顔料を10部、 及びポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックB
M2積水化学(株)製)10部を、シクロへキサノン1
20部と共にサンドミル装置で10時間分散した。分散
液にメチルエチルケトン30部を加えて上記下引き層上
に塗布し、0.15μm厚の電荷発生層を形成した。
重量平均分子量12万のポリカーボネートZ樹脂(三菱
瓦斯化学(株)製)10部を用意し、下記構造式のヒド
ラゾン化合物 10部と共にモノクロルベンゼン80部に溶解した。こ
れを上記電荷発生層上に塗布して、16μm厚の電荷輸
送層を形成し、電子写真感光体N011を製造した。
IL且里且工11 次にEPDMゴム100重量部と導電性カーボン5重量
部に発泡剤としてアゾジカルボンアミドを加えて混練、
発泡成形を行なって中心に導電性基体1として8φX2
60mmのステンレス軸を通して30φX240mmの
発泡体の導電性弾性層2を設けた。
次に、ポリオール塗料(商品名:ニラポラン131、日
本ポリウレタン(株)製)100重量部、平均粒径0.
2μの表面を酸化スズによりコーティングした導電性酸
化チタン200重量部と、メチルエチルケトン100重
量部を加えて混合し、この混合液を1mmψのガラスピ
ーズとサンドミルを用いて5時間分散する。次にこの分
散液にトリレンジイソシアネート(商品名:コロネート
T−80.日本ポリウレタン製)30重量部及び熱可塑
性ポリウレタン樹脂(商品名ニラポラ22304日本ポ
リウレタン製)50重量部及びメチルエチルケトン10
.0重量部を加えて混合して塗料を作成した。この塗料
を前記導電性弾性層2を有するローラー(以下、発泡導
電性ローラーという)上に浸漬塗布した後、80℃で1
5分乾燥した後150℃で1時間硬化させて表面層3を
形成した。このローラーを一部カットして顕微鏡にて表
面層3の膜厚を測定したところしみ込みなく均一に50
μの膜となっていることが分かった。
次にこの塗料をアルミシート上に塗工し、ローラーと同
様の条件で硬化させ、23℃、50%RHの環境で体積
抵抗率を測定したところ5.  Ox l Q l 2
Ω・cmであった。
このローラーを第2図に示す様に転写用帯電部材として
、正規現像方式複写IPC−20(キャノン製)の転写
コロナ帯電機の代わりに取り付けて、転写帯電は直流−
500vを印加し、画像及び帯電部材の状態を検討した
実施例2 実施例1と同じ電子写真感光体と発泡導電性ローラーを
用意する。
次に一液性硬化型ウレタン樹脂(商品名:サンブレンM
W−002.三洋化成工業(株))100重量部に、酸
化スズを表面にコーティングした、平均粒径0.1μの
酸化チタンの粉体80重量部とメチルエチルケトン40
重量部添加し、1mmφのガラスピーズを用いてガラス
ピン中でレッドデビルにより10時間分散し、さらにこ
の分散液に熱可塑性ウレタン樹脂塗料(商品名:ニラポ
ラ25128.日本ポリウレタン(株)製)40重量部
とメチルエチルケトン100重量部を混合撹拌して塗料
を作成する。
次にこの塗料を発泡導電性ローラー上に浸漬塗布して8
0℃で10分乾燥後120℃で30分硬化させて表面層
3を形成した。この表面層3の膜厚を顕微鏡にて測定し
たところ約55μであり、ローラー内部へのしみ込みは
なかった。
次にこの表面層3を塗布した発泡導電性ローラーを実施
例1と同様に転写帯電用部材として評価を行なった。
また塗料をアルミシート上に塗工して体積抵抗率を測定
したところ、2.5X10”であった。
実施例3 実施例1と同じ電子写真感光体と発泡導電性ローラーを
用意する。
次にポリエーテルポリオール塗料(商品名:クケラック
E−551.武田薬品工業(株))100重量部とメチ
ルエチルケトン100重量部にカーボンブラック(商品
名二ケッチエンブラック、ライオン製)を5重量部添加
し、1mmφのガラスピーズを用いてサンドミルにて1
0時間分散する。次にこの分散液にTDIアダクトタイ
プのイソシアネート、(商品名:D−103H,武田薬
品工業(株)製)30重量部と熱可塑性ウレタン樹脂(
商品名:タヶネートE−350.武田薬品工業(株)製
)50重量部及びメチルエチルケトン100重量部を加
えて混合する。
次にこの塗料を発泡導電性ローラー上に浸漬塗布して、
80℃10分乾燥後120”Cにて60分硬化させ、表
面層3を形成した。この表面層3の膜厚は50μであっ
た。
次にこの表面層3を設けた発泡導電性ローラーを実施例
1と同様にして評価した。
又この塗膜の体積抵抗率は9.9X10”Ω・Cmであ
った。
実施例4 実施例1と同様の電子写真感光体及び発泡導電性ローラ
ーを用意する。
次にアクリルポリオール溶液(商品名: UA−905
、式日薬品工業(株)製)100重量部にテトラヒドロ
フラン70重量部、ジオキサン20重量部及び導電性顔
料として平均粒径0.1μの酸化スズ粉体を70重量部
添加し1mmφのガラスピーズを用いてサンドミルで5
時間分散した。
この分散液にヘキサメチレンジイソシアネートトリマー
タイプ(商品名;タケネート D−17ON、式日薬品
工業(株))15重量部、完全熱可塑性ウレタン樹脂(
商品名:ミラクトラン22S1日本ポリウレタン製)1
0重量部及びテトラヒドロフラン40重量部、ジオキサ
ン10重量部、ジブチルスズシラウリレート0.005
重量部を加えて、混合溶解して塗料とした。
この塗料を前記発泡導電性ローラー上に浸漬塗布し、8
0℃10分乾燥した後150℃で60分硬化させて表面
層3を形成した。この表面層3の膜厚は45μであった
。この表面層3を形成した発泡導電性ローラーを実施例
1と同様にして評価した。
又、この表面層塗膜の体積抵抗を測定したところ1.9
X10”Ω・cmであった。
比較例1 実施例1において、発泡導電性ローラー用塗工液を調合
する際に熱可塑型ポリウレタン樹脂を添加せずまた溶剤
量も減らして、樹脂と導電性酸化チタンの比率及び、粘
度を実施例1の塗料と同じにした塗料を作成して発泡導
電性ローラー上に塗工し、 で表面層を形成し、評価を行なった。
比較例2 実施例2において、比較例1と同様に熱可塑性樹脂を添
加せずに次のような配合比で塗料を作成し発泡導電性ロ
ーラー上に塗工して評価を行なった。
導電性酸化チタン        57重量部比較例3 実施例1と同じ電子写真感光体及び発泡導電性ローラー
を用意する。
次に水系のウレタンエマルジョン塗料(商品名:サンブ
レンUXA−3005、三洋化成工業(株)製)100
重量部に、酸化スズを表面にコートした平均粒径0.0
3μの導電性酸化チタン6重量部添加し、1mmφのガ
ラスピーズを用いてサンドミルにて分散し塗料としたこ
れを発泡導電性ローラー上に浸漬塗布法にて塗布し、8
0℃で60分乾燥して表面層を形成した。
この表面層の厚さは約45μであった。
ローラーをカットして塗膜の断面を観察したところロー
ラー内へしみ込みはなかったが、ローラー表面にはピン
ホールや、乾燥発生したと考えられる半球状のふくれの
発生がみられた。
このローラーを実施例1と同様に評価した。
比較例4 実施例1と同様の電子写真感光体と発泡導電性ローラー
を用意する。
この発泡導電性ローラーを表面層を設けずにそのまま用
いて実施例1と同様の評価を行なった。
(以下余白) [発明の効果] 本発明の転写帯電部材を使用した場合、画像のムラを生
じずに、飛散や汚れのない良好な画像を継続して得るこ
とができる。
又、直接帯電の為、オゾンやNOx等の有害物の発生を
低くおさえることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に用いるローラー形状帯電用部材の中心
軸方向断面図である。 第2図は本発明で用いた電子写真装置の断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発泡状導電性ゴムよりなる導電性弾性層上に導電
    性顔料を分散させたウレタン樹脂塗料より成る表面層を
    有しており、かつ該ウレタン樹脂塗料が、低分子量の未
    硬化成分と、高分子量の熱可塑性ウレタン樹脂の2種の
    成分より構成されていることを特徴とする帯電用部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10035104B4 (de) * 1999-07-19 2012-06-14 Ricoh Co., Ltd. Vorrichtung zur Bilderzeugung, welche zur wirksamen Aufrechterhaltung eines Ladungspotenzials im Stande ist

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DE10035104B4 (de) * 1999-07-19 2012-06-14 Ricoh Co., Ltd. Vorrichtung zur Bilderzeugung, welche zur wirksamen Aufrechterhaltung eines Ladungspotenzials im Stande ist

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