JPH041841A - 識別番号付与方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は識別番号付与方式に関し、特にマルチファーム
ウェアシステムの複数のバスマスタに対する識別番号付
与方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、システム内に複数のバスマスタが存在しバスマス
タ同士の通信を行なう際に必要になる相手バスマスタの
識別番号を付与する方法として、各バスマスタパッケー
ジにハードウェア的に番号を付与してしまう第１の方法
（例えばスイッチ等でシステム内でユニークな識別番号
をそれぞれのバスマスタに設定する等の方法）、または
バスマスタと１対１に対応することが明確なバス排他制
御用のバス要求信号に番号を与えてバスマスタが自分に
与えられたバス要求信号の番号を知る機構を有すること
によりシステム内でのユニークな番号を割り振る第２の
方法がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の識別番号付与方式において、ハードウェ
ア的に番号を付与する第１の方法はシステム上のフレキ
シビリティが低いだけではなくスイッチ等で付与すると
きは設定ミスによる重複番号設定等の危険が残る。固定
値でバスマスタに識別番号を設定する場合は同一機能の
バスマスタが複数存在するようなシステムにおいては同
一ユニットであるのに識別番号を別々にしなければなら
ないという不都合が生じる。また、バス排他制御用のバ
ス要求信号に番号を与えてバスマスタにシステム内での
ユニークな番号を割り振る第２の方法ではバスマスタユ
ニットの実装位置と識別番号の割り当てが決定してしま
うため、ユニットの実装位置と識別番号の関係を簡単に
変更することが困難であるという欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の識別番号付与方式は、バス使用権の排他制御部
を有し複数のバスマスタがシステムバスに接続された共
有メモリ等をアクセスするシステムであって各バスマス
タが固有の識別番号を有しプロセッサ間通信を行なうマ
ルチファームウェアシステムにおいて、前記バスマスタ
があるＩＯアドレスをリードアクセスしたときにそのバ
スマスタに割り当てられるバス要求信号を入力として、
そのバスマスタに割り当てられる識別番号を出力するよ
うにあらかじめプログラムされたデコーダを有し、前記
デコーダの出力をＩＯボートに出力するようにしたこと
を特徴とする。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の識別番号付与方式の一実・絶倒を示す
システムブロック図である。

第１図に示すマルチファームウェアシステムはバス使用
権の排他制御を行なうバス排他制御部２を有し、それぞ
れ固有の識別番号を有する複数のバスマスタ４．５．６
は共通のシステムバス１に接続されていて、各バスマス
ク４，５．６は共通メモリ３をアクセスすることができ
る。共通メモリ３はシステム内で定義されるメインバス
マスタによって初期化されているとする。

マルチファームウェアシステムにおいて、ファームウェ
ア間通信は処理を依頼する相手の識別番号をキーにして
コマンドの発行処理を行なうのが一般的であり、コマン
ドの発行処理は割り込み信号が広く使用される。割り込
み信号はシステムバス１上にマツピングされるボートア
ドレスアクセス処理によって実現するが、このボートは
各バスマスタパッケージに用意されてファームウェア間
通信に寄与することになる。本実施例はこのボートのア
ドレスに識別番号を使用できる構成にしている。

各バスマスタ４，５．６は初期設定処理時に自分の識別
番号を知らなければならない。自分に割り当てられた識
別番号を得たならば、その値を識別番号表定レジスタ（
以下ＲＥＧ）９，１０゜１１にそれぞれ設定することに
より他のバスマスタのアクセスが可能になる。

初期設定時、各バスマスタ４．５．６はシステムで定義
された特定の工○アドレスを読み出す。

この識別番号読出しボート（以下ｌ０Ｐ）８は現在シス
テムバス１をアクセスしているバスマスタが使用してい
るバス要求信号を入力してその要求信号に対応する識別
番号を出力する識別番号出力デコーダ（以下ＲＯＭ＞７
に接続されており、自分の識別番号を読み出すことがで
きる。

次に、各バスマスタ４，５．６．は自分に割り当てられ
た識別番号の値をオフセットにした共通メモリ３の指定
のメモリエリアに自バスマスタの機能を示すコードを設
定する。例えばこのテーブルの先頭メモリアドレスを「
１ｏｏｏＨ」とすると、識別番号“’０ＯＯＯＨ″のバ
スマスタは「１０００Ｈ＋０Ｏ００ＨＪのメモリアドレ
スに自バスマスタ機能を示すコードを書き込む。識別番
号”０００１Ｈ”のバスマスタはｒｌｏ００Ｈ＋０００
１ＨＪのメモリアドレスに自バスマスタの機能を示すコ
ードを書き込む。

この作業が完了すると、テーブルのデータを調べること
により、ファームウェア間通信を行なうべき機能を有す
る相手のバスマスタを知ることができ、その値を格納し
ているテーブルのオフセットアドレスが相手バスマスタ
の識別番号となり、この値をキーにしてファームウェア
間通信処理を行なうことが可能になる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、各バスマスタに割り当て
られるバス要求信号に対応した識別番号情報を出力する
デコーダを用意することにより、複数のバスマスタに効
果的に識別番号を付与することを可能とする。つまり、
ハードウェアの制約を極力少なくし、バス要求信号のプ
ライオリティ等を意識することなくシステムの変更に対
しても柔軟に対応できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の識別番号付与方式の一実施例を示すシ
ステムブロック図である。 １・・・システムバス、２・・・バス排他制御部、３・
・・共通メモリ、４，５．６・・・バスマスタ、７・・
・識別番号出力デコーダ（ＲＯＭ）　、８・・・識別番
号読比しボート（ＩＯＰ）、９，１０．１１・・・識別
番号設定レジスタ（ＲＥＧ）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　バス使用権の排他制御部を有し複数のバスマスタがシ
   ステムバスに接続された共有メモリ等をアクセスするシ
   ステムであって各バスマスタが固有の識別番号を有しプ
   ロセッサ間通信を行なうマルチファームウェアシステム
   において、前記バスマスタがあるＩＯアドレスをリード
   アクセスしたときにそのバスマスタに割り当てられるバ
   ス要求信号を入力として、そのバスマスタに割り当てら
   れる識別番号を出力するようにあらかじめプログラムさ
   れたデコーダを有し、前記デコーダの出力をＩＯポート
   に出力するようにしたことを特徴とする識別番号付与方
   式。