JPH04183754A - アゾール型カチオン染料 - Google Patents

アゾール型カチオン染料

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JPH04183754A
JPH04183754A JP31140490A JP31140490A JPH04183754A JP H04183754 A JPH04183754 A JP H04183754A JP 31140490 A JP31140490 A JP 31140490A JP 31140490 A JP31140490 A JP 31140490A JP H04183754 A JPH04183754 A JP H04183754A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なアゾール型カチオン染料に関する。
〔従来の技術〕
数多くの染料が各種繊維材料、皮革、紙またはパルプな
どの染色に使用されているが、これらは染着速度、また
は染着率などの染色特性および耐光堅牢度または湿潤堅
牢度などの諸堅牢度において十分でなく満足できるもの
でない。特に紙およびパルプなどに使用される種々のカ
チオン染料は一般に耐光堅牢度が低く、しかも染着力が
弱く高濃度に染着することができず、またその未染着の
染料が染色廃水中に多量に残存するため廃水汚染などの
公害上重大な問題をもたらしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
染色工業においては、その工程合理化がますます要求さ
れており、特に染色時間の短縮および環境保全の観点か
ら、染着速度、および染着率が高く、染色後の廃水が無
色になる染料で、かつ染色物の諸堅牢度が良好な染料の
開発が切望されている。
特に近年では、硫酸アルミニウムを使用する酸性抄紙法
では、紙の保存性や機器装置の腐食、更に染色後の廃水
に大きな問題が生じてきており、このため硫酸アルミニ
ウムを使用しない中性抄紙法での染色が主流となりつつ
ある。ところが、中性抄紙法においては一般に染料の染
着速度が遅(、しかも染着率も低いため高濃度の染色物
が得難(、また廃水中への染料の逃げも大きく、結果と
して合理化策、公害防止策と相反するものとなっている
。そのため、染着速度および染着率の優れた染料の開発
が切望されている。
すなわち、本発明は上記のような従来技術の欠点を解消
するために創案されたもので、良好な染色特性および堅
牢度を有する染料を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは上記課題を解決すべく各種繊維材料、皮革
、紙、およびパルプなどの染色において、染着特性の優
れた、いわゆる染着速度および染着率が高く、かっ耐光
および湿潤堅牢度の優れた染料について鋭意研究を行な
った結果、 (1)  次の一般式(1) %式% (式中R1は水素、01〜C4のアルキル基、C1〜C
4のアルコキシ基、C1〜C3のジアルキルアミノ基、
C2〜C3のジヒドロキ゛ジアルキルアミノ基、シアノ
基またはハロゲン基であり、R2,R3,R4およびR
5はそれぞれ独立して、水素、CI ”””40)フル
キル基、Cl−04のアルコキシ基、シアノ基、または
ハロゲン基であり、Kは次の式 %式%[) のいずれかで表わされる基であり、ここで式中、R6お
よびR7はそれぞれ独立して、水素または01〜C4の
アルキル基であり’ RB ’  R9およびR10は
それぞれ独立して、アミノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン
基、シアノ基、C1〜C4のアルコキシ基で置換されて
いてもよいCl−C4のアルキル基もしくはCt〜C4
のアルケニル基であるか、ハロゲン基、C1−04のア
ルキル基、01〜C4のアルコキシ基で置換されていて
もよいアラルキル基の四級化残基であるか、または、R
,RおよびRIoのうちの2つはこれらが結合する窒素
原子と一緒になって、N−5員環またはN−6員環を形
成するものであり、そして他の1つは上記R,Rおよび
Rloと同一の意味を有するものであり、また環Aは炭
素環式環または含窒素芳香族環であり、 W−YはC−3,C−0,C−NHまたはNe−Neで
あり、 Xeはアニオンであり、 aはOまたは1であり、mは1〜4であり、そして nは1〜4である) で表わされるアゾール型カチオン染料。
(2)次の式(Iりまたは(I b) であり、Meは銅、コバルト、クロム、ニッケルおよび
マンガンである) で表わされる1:1含金錯体アゾール型カチオン染料。
(3)  次の式(Ic)または(Id)(Ic) M・ (Id) 記で定義したとおりである)で表わされるl:l含金錯
体アゾール型カチオン染料。および、(4)  次の式
(It)または(If)とおりである)で表わされる1
:1含金錯体アゾール型カチオン染料 である以上の不含金及び1:1含金錯体アゾール型カチ
オン染料が優れた染色特性を有することを見い出し、本
発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は上記した一般式(I)、式(IS)
〜式(11)で示される金属を含有しないアゾール型カ
チオン染料か、または1:1含金属錯体アゾール型カチ
オン染料に関する。
上記した一般式(I)中R1は水素、01〜C4のアル
キル基、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、好ま
しくはメチル基;C1〜C4のアルコキシ基、例えばメ
トキシ基、エトキシ基、好ましくはメトキシ基;01〜
C4のジアルキルアミノ基、例えばジメチル基、ジエチ
ル基、ジプロピル基、好ましくはジエチル基;C2〜C
3のジヒドロキシアルキル基、例えばジヒドロキシエチ
ル基;シアノ基またはハロゲン基、例えば塩素、臭素、
ヨウ素であり、R2、R3、R4およびR5は、それぞ
れ独立して、水素であるか、C1〜C4のアルキル基、
例えばメチル基、エチル基、プロピル基、好ましくはメ
チル基;C1〜C4のアルコキシ基、例えばメトキシ基
、エトキシ基、好ましくはメトキシ基;シアノ基または
ハロゲン基、例えば塩素、臭素、ヨウ素であり、Rおよ
びR7はそれぞれ独立して水素、C〜C4のアルキル基
、例えばメチル基、エチル基、好ましくは水素; R8
,R9およびRloはそれぞれ独立して水素およびヒド
ロキシル基、ハロゲン基、例えば塩素、臭素、シアノ基
もしくは01〜C4のアルコキシ基、例えばメトキシ基
、エトキシ基、好ましくはメトキシ基で置換されていて
もよい01〜C4のアルキル基、例えばメチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、好ましくはメチル基もし
くはC1−C4のアルケニル基、例えばエチニル基、プ
ロペニル基、ブテニル基、好ましくはエチニル基;また
はハロゲン基、例えば塩素、臭素、01〜C4のアルキ
ル基、例えばメチル基、エチル基、好ましくはメチル基
もしくは01〜C4のアルコキシ基、例えばメトキシ基
、エトキシ基、好ましくは、メトキシ基で置換されてい
てもよいアラルキル基、例えばベンジル基またはフェニ
ルエチル基である四級化残基であり、またR8.R,お
よびR10のうちの2つは族基に結合する窒素原子と一
緒になってN−5員環またはN−6員環を形成する基、
例えばピロリジノ環、ピペリジノ環、モルホリノ環、ピ
ペラジノ環、またはピリジニウム環、好ましくはピリジ
ニウム環であり、そして他の1つは上記のRg 、R9
およびRI[lと同一の基であり、 環へは炭素環式環、例えばベンゼン環またはナフタレン
環、または含窒素芳香族環、例えばキノリン環またはピ
リジン環であり、環Aが特にピリジン環の場合にはアゾ
ール環に該ピリジン環は(C2・03)・ (C3・C
4)・ (C4・05)または(C5,C6)の組み合
せの何れかの炭素位で結合することができ、 w−yはC−3,C−0,C−NHまたはNe−Neで
あり、そして Xeはアニオン例えば塩素イオン、臭素イオン、硫酸イ
オン、メト硫酸イオン、酢酸イオン、ベンゼンスルホン
酸イオン、トルエンスルホン酸イオンである。
式(Ia)、  (Ib)、  (Ic)、  (Id
)、  (Ie)および(■1)で示される錯塩っまり
1:1含金錯体を形成する金属には例えば銅、コバルト
、クロム、ニッケルおよびマンガンがあり、好ましくは
銅である。
本発明の一般式(I)で表わされる化合物は公知の方法
で製造することができる。
例えば−船蔵(n) (R,) 、     R3R5 (式中R、R2,R3,R4,Rs、Y、W。
m、aおよびKは上記で定義したとおりである)で表わ
されるアミンをジアゾ化し、次いで式(■りまたは(m
b) (I[Ia) (I[[b) (式中、R6、R7、R8,Rg 、RIO2nおよび
Xeは上記で定義したとおりである)で表わされるカッ
プリング成分と結合させることによって容易にアゾ化合
物(I)が得られる。上記反応の出発化合物である一般
式(n)のアミンは公知の方法にて製造することができ
る。
また、カップリング成分(I[Ia)は例えば2−ヒド
ロキシ−3−ナフトエ酸のエステルまたは、2−ヒドロ
キシ−3−ナフトエ酸クロライドを下記式(IVa)ま
たは(rVb)のアミンと必要に応じて、メタノール、
エタノール、プロパツールの有機溶剤中、反応温度は5
0°〜120℃好ましくは60°〜100℃で反応する
ことによって製造することができる。
(式中、R、R、R、RnおよびXe 7   8   9   10゜ は上記で定義したとおりである) またカップル成分(mb)は例えば 一般式(V) H!1 (式中、R6は上記で定義したとおりであり、Halは
ハロゲンである) で表わされる化合物を上記式(■りまたは/および(■
b)のアミンと水中で、徐々に昇温しながら、最終的に
90℃以上で反応させることによって製造するか、また
は 一般式(VI) R7R10 (式中、R7,R8,R9,R,o、n、XeおよびH
atは上記で定義したとおりである)で表わされる化合
物(VI)を一般式(■) (式中、R6は上記で定義したとおりである)で表わさ
れる化合物(■)と水中で、90℃以上で、酸結合剤の
存在下に、反応させることによって製造することができ
る。ここで用いる酸結合剤として、酢酸ナトリウム、ギ
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、
水酸化ナトリウム、酢酸カリウム、炭酸カリウム、水酸
化カリウムが挙げられる。
また、金属化は公知の方法に従って行なわれる。
例えば、銅化はアンモニア水と硫酸銅で、反応温度は7
0°〜100℃好ましくは85°〜100℃で行なわれ
る。または/あるいは、Cu  (n)塩例えば硫酸銅
あるいは酢酸銅、または銅粉末と過酸化水素または他の
酸化剤の存在下にpH値4〜7、反応温度20°〜70
℃、好ましくは30°〜50℃で酸化銅化を行なう。
本発明の化合物の具体例およびその色相を第1表および
第2表に示す。
なお表中の化合物第1表の1. 3. 7. 8.12
および第2表の3. 7.10はそれぞれ実施例1〜8
で得られた化合物に対応している。
本発明の化合物(I)は乾燥して粉末状または顆粒状の
形態とすることができるが、好ましくは乾燥することな
く有機酸および/または水溶性有機溶剤を1種以上混合
して濃厚液状の形態とする。
有機酸としては例えばギ酸、酢酸、乳酸、クエン酸、グ
リコール酸およびメタンスルホン酸が挙げられる。また
水溶性有機溶剤としては例えば、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレン
グリコール、メチルセロソルブ、カルピトール、メチル
カルピトール、エチレングリコールジメチルエーテル、
エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエー
テル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、プ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、チオグリコー
ル、ブチルラクトン、N−メチル−2−ピロリドン、ジ
メチルホルムアミド、ホルムアミドが挙げられる。
〔実 施 例〕
以下の実施例によって本発明をさらに詳しく説明するが
、本発明はこれに限定されるものでない。
実施例中において、部は重量部、%は重量%を表わす。
実施例 1 a)  2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸メチルエステ
ル40.4部をメタノール60部中で3−ジメチルアミ
ノプロピルアミン24部と65°〜70℃で反応させた
。反応終了後生成物をr遇し、メタノール120部で洗
浄した。乾燥して2−ヒドロキシ−3−N−(γ−ジメ
チルアミノプロピル)ナラタルミド43部を得た。
b)  5−メチル−2−(3’−メチル−4′−アミ
ノフェニル)ベンゾトリアゾール23,8部を水150
部および濃塩酸28部と共に充分に撹拌した後、4N亜
硝酸ナトリウム溶液26部を用いて30℃でジアゾ化し
た。このジアゾニウム塩溶液を前記りで得られたカップ
リング成分27.2部を2%酢酸溶液700部に溶かし
た溶液に0℃で撹拌しながら30分要して加えた。この
反応混合物を06〜2℃で1時間撹拌した後、炭酸ナト
リウムを加えてpH値5〜5.5まで中和し室′温まで
上げてカップリングを完結させた後、10%水酸化ナト
リウム溶液で弱アルカリ性にし析出させ濾過し、得られ
た湿ケーキに乳酸150部および水80部を加えて第1
表化合物1で表わされる染料分15%を含有する濃厚溶
液を得た。
この生成物は紙を赤色に染色した。これは良好な日光、
および湿潤堅牢度、かつ優れたビルドアツプ性を有し、
廃水の着色は全くなかった。
実施例 2 実施例1で使用したジアゾ成分5−メチル−2−(3’
−メチル−4′−アミノフェニル)ベンゾトリアゾール
の代わり5−メチル−2−(4’−アミノフェニル)ベ
ンゾオキサゾール22.4部を用いて同様に操作(但し
ジアゾ化は0°〜5℃)してカップリングを完結させた
後、濃塩酸20部を加え、塩化ナトリウム100部を用
いて塩析し、濾過し、乾燥し、第1表化合物3で表わさ
れる染料60部を得た。
この生成物は紙を赤色に染色した。これは良好な日光、
および湿潤堅牢度、かつ優れたビルドアツプ性を有し、
廃水の着色は全くなかった。
実施例 3 a−1)  3−ジエチルアミノプロビルアミン33部
を塩化シアヌル23.5部を分散した氷水65部中に温
度が5℃を超えない速度で3時間要して滴下した。
その後、45°〜50℃で1時間撹拌し、10℃以下に
冷却後、20%水酸化ナトリウム溶液40部を加え、し
ばらく撹拌後、濾過し、冷水で洗浄し、60℃で真空乾
燥すると2.4−ビス(3−ジエチルアミノプロピルイ
ミノ)−6−クロロ−1,3,5−)リアジン40部が
得られた。
この生成物を水150部および濃塩酸25部に溶解し、
J酸23.1部を加え、次いで酢酸ナトリウム26部を
加えた後、900〜95℃に加熱し、同温度で3時間撹
拌し、反応を完結させると下記式の化合物が得られた。
OH g−2)  a−1)のJ酸23.9部の代わりにγ酸
23.9部を用いて同様の操作を行い下記式の化合物を
得た。
b) 5−メチル−2−(4’−アミノフェニル)ベン
ゾトリアゾール22.4部を水150部および濃塩酸2
8部と共に充分に撹拌した後、4N亜硝酸ナトリウム溶
液26部を用いて30℃でジアゾ化した。このジアゾニ
ウム塩溶液を前記a−1)で得られたカップリング溶液
に5℃以下で加えた。酢酸ナトリウム25部を加えて、
カップリングを完結させた後、10%水酸化ナトリウム
溶液で弱アルカリ性とし析出させ、濾過し、得られた湿
ケーキに乳酸12部、エチレングリコール120部およ
び水60部を加えて第1表化合物7で表わされる染料分
15%を含有する濃厚溶液を得た。この生成物は紙を深
紅色に染色した。これは良好な日光、および湿潤堅牢度
、かつ優れたビルドアツプ性を有し、廃水の着色は全く
なかった。
実施例 4 実施例3で使用した5−メチル−2−(4’〜アミノフ
エニル)ベンゾトリアゾールの代わりに5−メチル−2
−(3’−メトキシ−4′−アミノフェニル)ベンゾト
リアゾール25.49を用いて同様に操作してカップリ
ングを完結させた後、濃塩酸20部を加え、塩化ナトリ
ウム100部を用いて塩析し、濾過し、乾燥し、第1表
化合物8で表わされる染料95部を得た。
この生成物は紙を青味赤色に染色した。これは良好な日
光、および湿潤堅牢度、かつ優れたビルドアツプ性を有
し、廃水の着色は全くなかった。
実施例 5 5−メチル−2−(3’、 6’−ジメトキシ−4′−
アミノフェニル)ベンゾトリアゾール28,4部を水1
50部および濃塩酸28部と共に充分に撹拌した後、4
N亜硝酸ナトリウム溶液26部を用いて30℃でジアゾ
化した。このジアゾニウム塩溶液を実施例3゜1−2)
で得られたカップリング溶液に5℃以下で加えた。酢酸
ナトリウム25部を加えて、カップリングを完結させた
後、50℃に加熱し、Cu S 04  ・5H202
S部を加え、薄層クロマトで銅化が完結するまで95℃
で撹拌した。
その後、濃塩酸20部を加え、塩化ナトリウム100部
を用いて塩析し、濾過、乾燥し、第1表化合物12で表
わされる染料70部を得た。
この生成物は紙をくすんだ紫色に染色した。これは良好
な日光、および湿潤堅牢度、かつ優れたビルドアツプ性
を有し、廃水の着色は全くなかった。
実施例 6 5−メチル−2−(4’−アミノフェニル)ベンゾトリ
アゾール22.4部を水150部および濃塩酸28部と
共に充分に撹拌した後、4N亜硝酸ナトリウム溶液26
部を用いて30℃でジアゾ化した。このジアゾニウム塩
溶液をp−クレシジン13.7部、濃塩酸12部および
水100部の溶液に5℃以下で流入し、酢酸ナトリウム
50部を加え、カップリングを完結させた後、濃塩酸5
0部を加え、5℃以下で4N亜硝酸ナトリウム溶液26
部でジアゾ化した。このジアゾニウム塩溶液を実施例3
. a−2)で得られたカップリング溶液に5℃以下で
加え、10%ソーダ灰溶液でpH5,5〜7.5に保持
し、カップリングを完結させた後、濃塩酸20部を加え
、塩化ナトリウム100部を用いて塩析し、濾過、乾燥
し、第2表化合物3で表わされる染料90部を得た。
この生成物は紙をくすんだ紫色に染色した。これは良好
な日光および湿潤堅牢度、かつ優れたビルドアツプ性を
有し、廃水の着色は全くなかった。
実施例 7 実施例6と同操作によって得られたカップリング終了反
応液に28%アンモニア水80部と、CuS0  ・5
H2025部を加え、薄層クロマトで銅化が完結するま
で95℃で撹拌した。その後、濾過、水洗し、得られた
湿ケーキを乳酸230部及び水50部を加えて第2表化
合物7で表わされる染料分15%を含有する濃厚溶液を
得た。
この生成物は紙を黒色に染色した。これは良好な日光、
および湿潤堅牢度、かつ優れたビルドアツプ性を有し、
廃水の着色は全くなかった。
実施例 8 5−メチル−2−(3’−メトキシ−4′−アミノフェ
ニル)ベンゾトリアゾール25.4部を水150部およ
び濃塩酸28部を共に充分に撹拌した後、4N亜硝酸ナ
トリウム溶液26部を用いて30℃でジアゾ化した。こ
のジアゾニウム塩溶液を2.5−ジメトキシアニリン1
3.8部、濃塩酸15部および水100部の溶液に5℃
以下で流入後、酢酸ナトリウム50部を加え、カップリ
ングを完結させた後、濃塩酸50部を加え、5℃以下で
4N亜硝酸ナトリウム溶液26部でジアゾ化した。この
ジアゾニウム塩溶液を実施例3. a−2)で得られた
カップリング溶液に5℃以下で加え、10%ソーダ灰溶
液でpH1i、 5〜7.5を保持し、カップリングを
完結させた後、28%アンモニア水160部およびCu
SO4・5H2050部を加え、薄層クロマトで銅化が
完結するまで95℃で撹拌した。その後濃塩酸20部を
加え、塩化ナトリウム100部を用いて塩析し、濾過、
乾燥し、第2表化合物10で表わされる染料100部を
得た。
この生成物は紙をくすんだ緑色に染色した。これは良好
な日光および湿潤堅牢度、かつ優れたビルドアツプ性を
有し、廃水の着色は全くなかった。
染色例 1 叩解度25°SRのLBKP : NBKP (50:
50)パルプ500部(乾燥重量100部)と水300
0部のパルプ溶液に実施例1で得られた染料濃厚溶液1
5部を加え、5分間よく撹拌し、これにカチオン澱粉(
CATOF王子ナショナル■製)0.5部を加え、5分
間撹拌した後、アルキルケテンダイマー系サイズ剤(バ
ーコン4OB、デイックバーキュレス■製)を0.1部
(固形分換算)を加え、更に10分間撹拌した。これに
水6500部を加え、希釈した後、常法に従って抄紙し
た。抄紙廃水の着色は全くなく得られた染色紙は良好な
日光、湿潤およびアルコール堅牢度を有するカラーバリ
ユーのある赤色であった。
〔発明の効果〕
本発明により基材に対する染色速度、染着率および染着
濃度が極めて高く、また得られた染色物および染色基材
は優れた耐光および湿潤堅牢度を有するものであるアゾ
ール型カチオン染料を提供することができた。その上、
染色廃水は無色であるため、工業化に際して安全操業を
可能にするもので、廃水規制すなわち環境保全の面から
も大きな利点となるものである。
特許出願人 株式会社日本化学工業所 外2名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中R_1は水素、C_1〜C_4のアルキル基、C
    _1〜C_4のアルコキシ基、C_1〜C_3のジアル
    キルアミノ基、C_2〜C_3のジヒドロキシアルキル
    アミノ基、シアノ基またはハロゲン基であり、R_2、
    R_3、R_4およびR_5はそれぞれ独立して、水素
    、C_1〜C_4のアルキル基、C_1〜C_4のアル
    コキシ基、シアノ基、またはハロゲン基であり、Kは次
    の式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IIIa)または ▲数式、化学式、表等があります▼(IIIb) のいずれかで表わされる基であり、ここで式中、R_6
    およびR_7はそれぞれ独立して、水素またはC_1〜
    C_4のアルキル基であり、R_8、R_9およびR_
    1_0はそれぞれ独立して、アミノ基、ヒドロキシ基、
    ハロゲン基、シアノ基、C_1〜C_4のアルコキシ基
    で置換されていてもよいC_1〜C_4のアルキル基も
    しくはC_1〜C_4のアルケニル基であるか、ハロゲ
    ン基、C_1〜C_4のアルキル基、C_1〜C_4の
    アルコキシ基で置換されていてもよいアラルキル基の四
    級化残基であるか、または、R_8、R_9およびR_
    1_0のうちの2つはこれらが結合する窒素原子と一緒
    になって、N−5員環またはN−6員環を形成するもの
    であり、そして他の1つは上記R_8、R_9およびR
    _1_0と同一の意味を有するものであり、また環Aは
    炭素環式環または含窒素芳香族環であり、 W−YはC−S、C−O、C−NHまたは N^■−N^■であり、 X^■はアニオンであり、 aは0または1であり、mは1〜4であり、そしてnは
    1〜4である) で表わされるアゾール型カチオン染料。 2)次の式( I a)または( I b) ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I a) ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I b) (式中R_1、R_2、R_6、R_7、R_8、R_
    9、R_1_0、m、nおよびX^■は上記で定義した
    とおりであり、Meは銅、コバルト、クロム、ニッケル
    およびマンガンである) で表わされる1:1含金錯体アゾール型カチオン染料。 3)次の式( I c)または( I d) ▲数式、化学式、表等があります▼( I c) ▲数式、化学式、表等があります▼( I d) (式中R_1、R_2、R_3、R_4、R_6、R_
    7、R_8、R_9、R_1_0、m、n、Meおよび
    X^■は上記で定義したとおりである)で表わされる1
    :1含金錯体アゾール型カチオン染料。 4)次の式( I e)または( I f) ▲数式、化学式、表等があります▼( I e) ▲数式、化学式、表等があります▼( I f) (式中R_1、R_2、R_6、R_7、R_8、R_
    9、R_1_0、m、n、MeおよびX^■は上記で定
    義したとおりである)で表わされる1:1含金錯体アゾ
    ール型カチオン染料。
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