JPH04183430A - 内視鏡画像処理装置および内視鏡画像処理方法 - Google Patents

内視鏡画像処理装置および内視鏡画像処理方法

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JPH04183430A
JPH04183430A JP2313376A JP31337690A JPH04183430A JP H04183430 A JPH04183430 A JP H04183430A JP 2313376 A JP2313376 A JP 2313376A JP 31337690 A JP31337690 A JP 31337690A JP H04183430 A JPH04183430 A JP H04183430A
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博一 西村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は色信号に分解された内視鏡画像に適当なフィル
タリング処理を行う内視鏡画像処理装置に関する。
[従来技術] 近年、細長の挿入部を体腔内に挿入する事によって、切
開を必要とする事無く、体腔内の患部等を観察しなり、
必要に応じ処置具を用いて治療処置のできる内視鏡が広
く用いられるようになった。
上記内視鏡には、イメージガイドを像伝送手段に用いた
光学式の内視鏡(ファイバースコープ)の他に、最近C
CD等の固体撮像手段を用いた電子式の内視鏡(以下、
電子内視鏡又はスコープ)が実用化されるようになった
また、ファイバースコープの接眼部にCCD等の固体撮
像手段を用いた撮像カメラを接続してモニタでカラー表
示できるようにしたものもある。
さらに、最近ではこの様な内視鏡から得らる映像信号に
対し、様々な処理を施す事により、人間の認諏を補助し
、誇断能を向上させる試みが成されている。
例えば、米国特許4819077によれば、3原色を表
わす映像信号RGBを比較的簡単な座標変換によりH3
I(色相、彩度、輝度)と呼ばれる人間の色知覚に比較
的近い信号に変換し、H8Iの各信号に対して適当な強
調処理を施した後、逆変換によって再びRGBに戻し、
結果を表示する装置が開示されている。
また、例えば特開平1−138877によれば、画像信
号をより人間の色知覚に近いLu” v’色空間に変換
してから各種強調を行い、逆変化を行う装置が開示され
ている。
本出願人も才な特願61−169057において映像信
号をLa″b0、あるいはLu’ v”色空間における
信号に変換し、その輝度りに対し強調処理を施す装置を
開示している。
これらの従来例においては、カラー画像の輪郭あるいは
細かい模様を強調する為に、輝度に対する高周波成分の
強調処理を行っている。これは輝度と色相、彩度を分離
する事により、色調を変化させる事無く、強調を行う事
ができるからである。
これに対しRGB各ブシブレーンして独立して強調処理
を行うと色調が変化して不自然な画像になることがあっ
た。
ところで、内視鏡による生体観察においては、その機材
に対する制約条件ゆえ、観察対象によっては解像力、明
るさ、コントラスト等で十分な観察能が得られない事も
起こる。特に良性病変と悪性病変の鑑別診断に重要な情
報となる粘膜表面の微細模様(胃腺、腸線等の腹腔、無
名溝、毛細血管、あるいは染色剤等により形成される)
の観察の為には、現在最高水準の解像力を有する内視鏡
を用いても、診断に対し十分な画像は得られない事が多
い。
この為、より優れた解像力をもつスコープが切望される
のはもちろんの事であるが、さらに、コントラスト不足
、解像力不足を補い、より診断を容易ならしめる画像処
理手法と、装置の開発が望まれてきた。
「発明が解決しようとする問題点] 例えば通常の(染色法を用いない)内視鏡画像における
粘膜表面の微細模様は、その模様を形成する変動情報の
殆どをG、Bの信号の変動によっている。これはおそら
く血液中のヘモグロビンによる吸光の性質を反映してい
るものと考えられている。
また、染色法を用いた画像では生体固有の反射、あるい
は吸光に加えて、染色剤による吸光が加わる為、これら
の性質により画像が形成するデータ変動が決定される。
これらの画像の強調の為に、従来試みられてきた色空間
における高周波強調処理を用いても結果は良好ではなか
っな、この理由は以下の様な事であると推定される。
微細模様を形成するデータ変動が形成するデータ分布は
、当然の事ながら人間の色知覚における輝度、色相、彩
度の何れかの変動と一致するものではない。
観察者は画像がらまず大局的な情報を把握する。
次に微m模様を明瞭に観察する事により、より精細な情
報を得ようとする。この段階では、観察者の注意はその
画像中に認められる、生体に起因する何等かの情報に対
して、集中的に注意を払う事になる。これらの情報が輝
度により表現されるものであるか、彩度あるいは色相で
表現されるものであるか、あるいはその両方であるのが
といった事は観察者にとっては同等意味をもたない。
もつとも良好に受入れられ、観察の補助となり得る強調
手法は、関心領域内で注目しているデータ変動が増幅さ
れ、それ以外は抑制されるものでなければならないが、
色空間上で処理を行う事は必ずしもこの条件を満たさな
い。
これ故、色空間における強調処理は、微細模様の観察者
にとっては必ずしも最適な強調結果を提供しない。
さらに、内視鏡画像全体におけるデータの変動は照明あ
るいは対象の形状等による大局的な変動に支配される事
が多い、輝度に対する強調はこの大局的変動により形成
される輪郭等をより明瞭にしてしまう傾向がある為、微
細な模様はかえって観察しづらい状況になってしまう事
もある。
本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、粘膜
表面等の微細模様を明瞭に観察することを可能とする内
視鏡画像処理装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決する手段及び作用コ 本発明では内視鏡画像を複数の色信号に分解し、各信号
に対して適当なフィルタを設定する手段と、該フィルタ
を用いて強調処理を施す手段とを設ける事により、微細
模様の観察に良好な画像処理を行う事ができるようにな
っている。
さらに、本発明では、内視鏡画像を複数の色信号に分解
し、該色信号に対し適当な変換手法を設定する手段と、
該変換手法により変換を行う手段・と、変換結果の各々
に対し適当なフィルタを設定する手段と、該フィルタを
用いて強調処理を施す手段と、前記変換に対する逆変換
手法を設定する手段と、該逆変換手法を用いて逆変換を
行う手段とを設ける事により、微細模様の観察に良好な
画像処理を行う事ができるようになっている。
[実施例コ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は内視鏡装置の構成を示すブロック図、第2図は画像
処理装置の構成を示すブロック図、第3図は内視鏡装置
の全体を示す側面図、第4図は画像処理装置の動作を説
明するためのフローチャート、第5図はフィルタリング
を行うのに用いる重み付は関数を示す説明図である。
本実施例に係る内視鏡装置は、第3図に示すように、電
子内視鏡1を備えている。この電子内視鏡1は、細長で
例えば可撓性の挿入部2を有し、この挿入部2の後端に
大径の操作部3が連設されている。前記操作部3の後端
部からは側方に可視性のユニバーサルコード4が延設さ
れ、このユニバーサルコード4の先端部にコネクタ5が
設けられている。前記電子内視鏡1は、前記コネクタ5
を介して、光源装置及び信号処理回路が内蔵され   
゛たビデオプロセッサ6に接続されるようになっている
。さらに、前記ビデオプロセッサ6には、モニタ7が接
続されるようになっている。
前記挿入部2の先端側には、硬性の先端部9及びこの先
端部9に隣接する後方側に湾曲可能な湾曲部10が順次
設けられている。また、前記操作部3に設けられた湾曲
操作ノブ11を回動操作することによって、前記湾曲部
10を左右方向あるいは上下方向に湾曲できるようにな
っている。また、前記操作部3には、前記挿入部2内に
設けられな処置具チャンネルに連通する挿入口12が設
けられている。
第1図に示すように、電子内視鏡1の挿入部2内には、
照明光を伝達するライトガイド14が挿通されている。
このライトガイド14の先端面は、挿入部2の先端部9
に配置され、この先端部9から照明光を出射できるよう
になっている。また、前記ライトガイド14の入射端側
は、ユニバーサルコード4内に挿通されてコネクタ5に
接続されている。また、前記先端部9には、対物レンズ
系15が設けられ、この対物レンズ系15の結像位置に
、固体撮像素子16が配設されている。この固体撮像素
子16は、可視領域を含め紫外領域から赤外領域に至る
広い波長域で感度を有している。
前記固体撮像素子16には、信号線26.27が接続さ
れ、これら信号線26.27は、前記挿入部2及びユニ
バーサルコード4内に挿通されて前記コネクタ5に接続
されている。
一方、ビデオプロセッサ6内には、紫外光から赤外光に
至る広帯域の光を発光するランプ21が設けられている
。このランプ21としては、−a的なキセノンランプや
ストロボランプ等を用し)ることができる、前記キセノ
ンランプやストロボランプは、可視光のみならず紫外光
及び赤外光を大量に発光する。このランプ21は、電源
22&こよって電力が供給されるようになっている。前
記ランプ21の前方には、モータ23によって回転駆動
される回転フィルタ50が配設されている。この回転フ
ィルタ50には、通常観察用の赤(R)。
緑(G)、青(B)の各波長領域の光を透過するフィル
タが、周方向に沿って配列されている。
また、前記モータ23は、モータドライノ<25によっ
て回転が制御されて駆動されるようになっている。
前記回転フィルタ50を透過し、R,G、Bの各波長領
域の光に時系列的に分離された光は、前記ライトガイド
14の入射端に入射され、このライトガイド14を介し
て先端部9に導かれ、この先端部9から出射されて、観
察部位を照明するようになっている。
この照明光による観察部位からの戻り光は、対物レンズ
系15によって、固体撮像素子16上に結像され、光電
変換されるようになっている。この固体撮像素子16に
は、前記信号線26を介して、前記ビデオプロセッサ6
内のドライブ回路31からの駆動パルスが印加され、こ
の駆動パルスによって読み出し、転送が行われるように
なっている。この固体撮像素子16から読み出された映
像信号は、前記信号線27を介して、前記ビデオプロセ
ッサ6内または電子内視鏡1内に設けられたプリアンプ
32に入力されるようになっている。
このプリアンプ32で増幅された映像信号は、プロセス
回路33に入力され、γ補正及びホワイトバランス等の
信号処理を施され、A/Dコンバータ34によって、デ
ジタル信号に変換されるようになっている。このデジタ
ルの映像信号は、セレクト回路35によって、例えば赤
くR)2緑(G)、青(B)各色に対応するメモリ(1
)36a。
メモリ(2)36b、メモリ(3)36cに選択的に記
憶されるようになっている。前記メモリ(1)36a、
メモリ(2) 36b、メモリ(3)36cは、同時に
読み出され、D/Aコン/<−タ37によって、アナロ
グ信号に変換され、入出力インターフェース38を介し
て、R,G、B信号として、カラーモニタフに入力され
、このカラーモニタ7によって、観察部位がカラー表示
されるようになっている。
また、前記ビデオプロセ・フサ6内には、システム全体
のタイミングを作るタイミングジェネレータ42が設け
られ、このタイミングジェネレータ42によって、モー
タドライバ25、ドライブ回路31、セレクト回路35
等の各回路間の同期力(取られている。
本実施例では、前記メモリ(1〜3)36a〜36cの
出力端は、画像処理装置104に接続されている。また
、前記画像処理装置104番二番よ、入出力インターフ
ェース105を介して、モニタxo6がfi続され、こ
のモニタ106に、前記画像処理装置104による演算
処理結果が表示されるようになっている。
前記画像処理装置104は、第2図に示すような構成に
なっている。
すなわち、画像処理装置104は、CPtJ 121、
情報入力装置122、RAMからなる主記憶装置123
、画像入力インターフェース125及び表示インターフ
ェース128を備え、これらは、バスによって互いに接
続されている。前記情報入力袋w122は、キーボード
等であり、電子内視鏡1の種別等のデータを入力できる
ようになっている。前記画像入力インターフェース12
5は、メモリ(1)36a、メモリ(2)36b、メモ
リ(3)36cに接続され、これらからの画像データの
受信を行うようになっている。また、前記表示インター
フェース128は、入出力インターフェース105に接
続され、モニタ106に入力する画像データを送るよう
になっている。
本実施例では、電子内視鏡1で得た対象部位の画像に対
し、画像処理装置104で処理を行い、モニタ106に
処理結果を出力する。
次に、前記画像処理装置104の処理について説明する
第1実施例では、との画像処理装置104により、第4
図に示す処理を行う。
原画像は、画像処理袋W104に入力される前のステッ
プSOにより、色信号R,G、Bに分離され、メモリ(
1)36a〜メモリ(3)36cに格納され、このメモ
リ(1)36a〜メモリ(3)36cの゛R,G、B各
画像に対し、ステップS1に示すように2次元離散的フ
ーリエ変換が行われ、実数項a r (t)及び虚数環
a i (t)が生成される。
次にステップS2に示すフィルタリング(処理)がステ
ップS1での2次元離散的フーリエ変換によって生成さ
れたデータの実数項a r (t)及び虚数環a i 
(t)に対し、重み付は関数w(t)との乗算が行われ
、フィルタリング処理済の関数の実数項b r (t)
及び虚数環b i (t)が生成される。
上記重み付は関数w(t)はR,G、B各画像に対し、
各々に最適なものを与える。具体的には、例えば染色法
を用いない通常の内視鏡画像の場合、Rの画像に対して
は、ノイズ抑制効果を持つフイルタリングを行い、G及
びBの各画像に対しては強調効果を持つフィルタリング
を行う様な重み付は関数を適用する。フィルタリング終
了後、ステップS3に示すように2次元離散的フーリエ
逆変換を行い、強調処理された結果のR又はG又はBの
画像が生成される。そして、ステップS4によるRGB
全画像処理終了か否かの判断により終了していない場合
には、R,G、B各画保全てが終了するまでステップS
O〜S3を行い、強調処理されたR、G、B各画像が生
成され、第1図に示すように入出力インターフェース1
05を経てモニタ106に処理結果画像を表示してこの
画像処理の動作を終了する。
ところで、上記フィルタリングに使用する重み付は関数
を作成する処理は以下のように行う、いわゆる光学的フ
ーリエ変換では、画像の全体的な濃度値を決定する直流
成分が空間周波数平面上の中心に位置し、その付近に空
間周波数的にいうところの低周波成分が存在する。作成
するフィルタは、中心からある距離だけ離れた点を強調
の最高点とし、その点を境界として低周波成分及び高周
波成分に対する重み付けの値を減少させるようなものと
する。このような性質を持つ重み付は関数は種々のもの
が考えられ、以下に示すフィルタはその一例である。
空間周波数平面の中心0の座標を(uO,vO)、同平
面上の注目点Pの座標を(u、v)とするると、opの
距離tは t=((u−uo)2+(v−vo)2)””で表され
る。また、重み付けの値をWとすると、Wはtについて
の関数w(t)として表され、その値は0≦w(t)≦
αを満たす、αは重みの最大値である。こで作成するフ
ィルタは、0を中心とし、W(t)の最大値を与える点
の戴合からなる円の直径をpとすると、0≦t<p/2
及びp/2≦tのそれぞれの場合に対して別個の関数か
ら成るもので、0≦t < p/2においてはcos関
数、p/2≦tにおいては正規分布関数を利用する。
作成するフィルタのCOS閏数関数おいて、その振幅を
Aとする。COS関数部は正規分布関数部とt = p
/2において連続であり、w(p/2)=αであるもの
とする。また、1=0で極小値をとらねばならない、こ
れらの条件を満たす関数として、式%式% 式(a)の関数はt=p/2において最大値α、t=0
(空間周波数領域上の中心)において最小値α−2Aを
とる。
一方、正規分布関数部は、t = p/2において最大
値αをとり、COS関数部と連結する。このような関数
において標準偏差をσとすると、式(b)が得られる。
w(t)=α・ex’p(−0,5((t−(p/2)
)/σ)2)(p/2 ≦t)     (b) 式(b)においてσはa = (CTR−(p/2))
/r  (CTR:中心のX座標の値、r:実数)で与
えられる。なお、p=oの場合は式(b)のみを適用す
る。
式(a)及び式(b)において、α、A、p及びrをパ
ラメータとすることにより強調の程度の異なるフィルタ
を得ることができる。第5図は以上の条件により作成さ
れるフィルタの形状の例であり、a=4.A=1.5 
、p=60.r=4が与えられている。ノイズ抑制効果
を持つフィルタリングを実現するには、ノイズ成分が多
く含まれていると考えられる高周波成分を抑制するよう
にし、例えば、α=1.A=O,p=o、r=3に設定
すればよい、また、画像r!A調効果を持つフィルタリ
ングを実現するためには、原画像の構造パターンの情報
を多く含むと考えられる周波数帯域を強調し、その帯域
より高周波の成分を抑制し、例えばα=3゜A=1.p
=50.r=4〜7に設定すればよい。
この第1実施例によれば、各画像を空間周波数成分に分
解して、空間周波数的にノイズ抑制機能を有するフィル
タ関数とか強調機能を有するフィルタ関数を設定して空
間周波数成分に分解した各画像にフィルタリング処理を
行うようにしているので、原画像の構造パターンに応じ
てフィルタ関数を適切に設定することにより、ノイズを
抑圧して、所望とする構造を鮮明化して表示できる。従
って、内視鏡画像を観察した診断を行う場合、非常に有
効となる。
次に本発明の第2実施例について説明する。
第2実施例に係る内視鏡装置の構成は第1実施例と同様
であり、又、第2実施例の画像処理装置104の構成は
第1実施例と同様であるが、その処理内容は第4図に示
すものと異なり、第6図に示す処理を行う。
第2図に示すようにメモリ(1)36a〜メモリ(3)
36cに格納されているR、G、B画像は、第6図のス
テップSllで示すように座標変換の処理が行われ、こ
のステップS11によりRlG、Bに替わり、3つの輸
である■軸、■軸、■軸のデータが生成される。そして
、ステップS12により、各軸のデータが順次取込まれ
、取込まれた各データに対してステップS13に示すよ
うに2次元離散的フーリエ変換が行われ、実数環ar 
(t)及び虚数環a i (t)が生成される。
これら実数環a r (t)及び虚数環a i (t)
に対しては第1実施例のように重み付は関数w(t)を
用いてステップS14に示すようにフィルタリングが行
われ、フィルタリング処理済の関数の実数環b r (
t)及び虚数環b i (t)が生成される。これらの
実数環b r (t)及び虚数環b i (t)に対し
て、ステップS15に示すように2次元離散的フーリエ
逆変換が行われる。そしてステップS16により全軸に
対する処理が終了したか否かの判断が行われ、全軸に対
してステップS12〜S15の処理が行われると、ステ
ップS17に示すように座標逆変換の処理が行われ、そ
の後処理結果画像がモニタ106に表示されることにな
る。
上記ステップSllにおける座標変換の一例を式(c)
又は(Co)に示す。
Ml・M2=M3        (C)つまり ここで、Mlは座標変換行列、M2はRGB画像による
行列、M3は座標軸変換により生成された■軸、■軸及
び■軸による行列を表わす。
上記座標変換行列M1によって、新たに生成される各座
標軸において、前述のフィルタリングを適用する。具体
的には、■軸のみ強調効果を持つフィルタリングを行い
、■軸及び■軸に対してはノイズ抑制効果を持つフィル
タリングを行うか、あるいは■軸及び■軸に対して強調
効果を持つフィルタリングを行い、■軸に対してはノイ
ズ抑制効果を持つフィルタリングを行う、また、座標逆
変換は、次式(d)又は(do)に示すように、行列M
1の逆行列M4の適用により実現される。
M4・M5=M6       (d)つまり ここで、M4は座標変換行列M1の逆行列、M5は強調
処理後のデータ行列、M’6は強調処理後のRGB画像
による行列を表わす。
尚、座標変換行列M1は、通常の内視鏡画像に対しての
ものであり、染色剤を使用した画像に対しての強調処理
を行う場合には異なる座標変換行列を適用することもあ
り得る。さらに、画像により適応的に決定してもよい。
この第2実施例は第1実施例とほぼ同様の作用効果を有
すると共に、座標変換を行うことにより、注目する構造
等に対してより鮮明化できるフィルタリング処理画像を
得ることができる場合がある。
尚、フィルタリングを行う重み付は関数W(1)のパラ
メータの値等を順次変えて処理画像を順次表示又は記憶
し、術者は任意の処理画像、例えば注目する部位を最も
鮮明化できる処理済画像を選択できるようにしても良い
尚、以上に述べた第1及び第2実施例における2次元離
散的フーリエ変換、フィルタリング、2次元離散的フー
リエ逆変換の処理部は、畳み込みによるマスク演算とし
ても実現可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は内視鏡装置の構成を示すブロック図、第2図は画像
処理装置の構成を示すブロック図、第3図は内視鏡装置
の全体を示す側面図、第4図は画像処理装置の動作を説
明するためのフローチャート、第5図は画像強調処理に
おけるフィルタリングに適用する重み付は関数の説明図
、第6図は本発明の第2実施例の画像処理装置の動作を
説明するためのフローチャートを示す。 1・・・電子内視鏡     16・・・固体撮像素子
104・・・画像処理装置  Ml・・・座標変換行列
M2・・・RGB画像による行列 M3・・・座標軸変換により生成された■軸、■軸及び
■軸による゛行列 M4・・・座標変換行列M1の逆行列 M5・・・強調処理後のデータ行列 M6・・・強調処理後のRGB画像による行列w(t)
・・・重み付は関数 第5図 一1像ηイス゛ 第4図 第6図 手続補正書(自発) 1、事件の表示   平成2年特許願第313376号
2、発明の名称  内視鏡画像処理装置3、補正をする
者 事件との関係  特許出願人 代表者  下  山  敏  部 7、 &E(7)M’J  臘″)    μ 、7−
  は− 1、明細書中第16ページの第13行目に「・・・こで
作成・・・」とあるのを「・・・ここで作成・・・」に
訂正します。 2、明細書中第21ページの第14行目ないし第16行
目に「 ・・・」とあるのを「 ・・・」に訂正します。 N5図 −1宿しノイズ゛ 手続補正書(自発) 平成3年12月78日 1、事件の表示  平成2年特許願第313376号2
、発明の名称  内視鏡画像処理装置3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 代表者  下  山  敏  部 4、代理人 1、明細書中第22ページの第17行目と第18行目と
の間に「[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、各画像に応じてフ
ィルタリング処理を行うことにより、ノイズを抑圧して
所望とする構造を鮮明化できる。」を挿入します。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数の色信号に分解された内視鏡画像の各信号に対して
    、フィルタを設定するフィルタ設定手段と、該フィルタ
    設定手段を用いて強調処理を施す強調処理手段とを設け
    たことを特徴とする内視鏡画像処理装置。
JP2313376A 1990-11-19 1990-11-19 内視鏡画像処理装置および内視鏡画像処理方法 Expired - Fee Related JP2997785B2 (ja)

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