JPH04183079A - 電子機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、リモートコマンダーやパネルボタンによって
使用者が各種操作を行なうことのできる電子機器に関す
るものである。

［発明の概要］ 本発明の電子機器は、各種調整操作信号が入力された際
に、操作前の状態を使用者が容易に認識できるようにす
るものであり、特に、所定の調整操作を行なう際に調整
値を増減方向に段階的に変化させるアップ／ダウン操作
信号が入力されたときは、入力と同時に調整動作を行な
うことはせず、その時点（操作信号入力直前）での調整
値をまず表示装置部において表示させることによ−）で
使用者が現在の調整状態を確認できるようにする。そし
て、調整動作制御は、操作信号が継続的に入力されてい
るのであれば一定時間経過後、また単発的に複数回数入
力される場合は最初の入力から一定期間経過後の再度の
入力時点において、実行されるようにするものである。

さらに、アップ／ダウン操作信号に限らず、調整値表示
が行なわれる所定の調整操作信号については、表示装置
部において、調整操作信号に基づく調整動作制御によっ
て変化していく調整値とともに、調整操作信号の入力開
始前の調整値及び予めガイド的に設定されているその調
整動作に係る標準値を同時に表示するようにして、使用
者の操作時の便宜をはかるものである。

［従来の技術］ テレビジョンモニタ装置、ＶＴＲ等のＡＶ機器や、ニア
コンディショナー等の機器においては、リモートコマン
ダーやパネルボタンによって使用者が各種操作を行なう
ことができるようになされでおり、また、表示手段を設
けることにより操作と同時に操作内容や操作された調整
数値等が表示されるものがある。

例えばテレビジョンモニタ装置ではチャンネル操作やボ
リューム、ブライトネス、シャープネス等の調整操作が
なされると同時に画面上に調整状態を示す数値或は調整
状態を表現するキャラクタを表示している。また、ＶＴ
Ｒも同様に各種調整操作に伴って接続されたモニタ装置
の画面上に所定のキャラクタ表示を行なっている。

さらに、ＡＶ機器以外でも例えば小型の液晶表示部を設
けて同様の表示を行なうことが多い。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、このような電子機器においては調整可能動作
について現在の調整値が確認できるようになされていな
いため、問題が生ずる。

例えばテレビジョンモニタ装置を例にあげれば、通常、
リモートコマンダー或はパネルボタンには、チャンネル
、ボリューム、シャープネス。

ブライトネス等に調整のためにそれぞれアップ／ダウン
キーが設けら、また、チャンネルについては直接チャン
ネル数を入力できるダイレクトキーが設けられており、
これらの操作キーによって使用者は任意に各種の調整動
作が可能とされているが、通常、ボリューム、シャープ
ネス、ブライトネス等の現状の調整数値をモニタ画面上
で確認することができる手段はない（確認キーが設けら
れているのは一般に、チャンネルに関してだけである）
。

例えばボリュームアップキーを押すと、同時にテレビジ
ョンモニタ装置のボリュームは大きくなるように制御さ
れ、又そのボリューム値を示す数値或はキャラクタが画
面表示される。従って使用者は調整後のレベルは認識で
きるが、ボリュームアップキー入力操作直前のボリュー
ム値は表示されないため確認できない。このため、例え
ば音量を変化させずに、現在の調整値（ボリュームレベ
ル）の確認のみを行ないたいときでも一旦わずかに調整
動作を行なわせて、画面表示される調整値変化後の数値
から推測しなければならない。

このようにチャンネル以外の調整可能箇所については、
現在状態の確認が非常に不便でしかも困難であるととも
に、もし誤って一旦大幅に変化させてしまったら全く元
の状態の確認ができないことにもなるという問題がある
。

また、調整動作前の値を確認することが困難であり又は
確認できないため、−旦調整動作を行なった後に元の状
態に戻したい場合が生じても、元の状態に調整すること
はできないことが多いという問題も生ずる。特にシャー
プネス、ブライトネス、カラー等の調整ついては、通常
、専門家でなければ映像を確認していても標準的な状態
は分からないため、調整不良のまま元に戻せな（なる場
合も多い。

なお、このようにボリューム値、シャープネス調整値等
について現状の調整値の確認ができないことに対して、
例えば通常設けられているチャンネル確認操作キーの如
き確認手段をボリューム。

シャープネス等についても各々設けるようにすることも
考えられるが、操作キーの数が増えることにより操作方
法の難解化、各操作キーに対応する操作内容の混乱、操
作部及びリモートコマシダーの大型化等、操作性が非常
に低下することになり好ましくない。

［問題点を解決するための手段］ 本発明はこのような問題点にかんがみてなされたもので
、各種調整値の確認用の操作キーを設けることな（現状
の調整値確認を行なうことができ、さらに、調整動作後
においても調整動作直前の調整値を認識できるようにす
る電子機器を提供するものである。

すなわち、一体或は別体の表示装置部において各種操作
調整値を表示させる表示制御手段と、入力された操作信
号に基づいて各種動作を実行させる動作制御手段とを備
えた電子機器において、アップ／ダウン操作信号が継続
的に入力されているときには、表示制御手段はアップ／
ダウン操作信号の入力開始時点から現在の調整値の表示
動作制御を開始するとともに、動作制御手段は前記アッ
プ／ダウン操作信号の入力開始から所定時間経過後に調
整動作制御を開始するようにする。

また、アップ／ダウン操作信号が単発的に入力されたと
きには、表示制御手段はアップ／ダウン操作信号の入力
とともに現在の調整値の表示動作制御を開始し、一方、
動作制御手段は表示制御手段によって調整値の表示が開
始されてから一定期間経過した段階でさらにアップ／ダ
ウン操作信号が入力されたときに調整動作制御を実行す
るようにする。

そしてさらに、表示制御手段は、アップ／ダウン操作信
号に限らず、調整値を表示すべき所定の操作信号が入力
されたときには、動作制御手段によって変化される調整
値を逐次表示制御すると同時に、当該操作信号が入力さ
れる直前の調整値と、当該操作信号に係る調整動作に関
して設定されている標準調整値の一方或は両方を表示制
御するように構成するものである。

［作用］ 各種調整動作の操作手段としてそれぞれ設けられるアッ
プ／ダウンキーの操作によって入力される操作信号につ
いては、入力と同時には調整動作を行なうことをせずに
調整値表示だけを行なうようにすれば、各アップ／ダウ
ンキーを調整操作手段だけでなく各調整値の確認手段と
しても利用す、ることかできることになる。

また、調整動作に入ってからも、変化していく調整値と
ともに調整動作前の調整値及び又は標準値を同時に表示
しておくことにより、その表示が使用者に調整操作のガ
イドとして利用されることになる。

［実施例］ 第１図は本発明の電子機器の一実施例として、テレビジ
ョンモニタ装置を例にあげた場合のブロック図である。

■はＴＶアンテナ、２はＴＶチューナ、３は中間周波増
幅部であり、ＴＶチューナ２において受信選局動作がな
された後、中間周波に変換されただ映像信号は一点鎖線
で囲った映像信号処理部４に供給される。

映像信号処理部４において、５はＹ／Ｃ分離回路であり
、入力されたコンポジットビデオ信号はＹ信号（輝度信
号）とＣ信号（色信号）に分離される。そしてＹ信号は
画質調整回路６及びコントラスト調整回路７に供給され
て、水平方向の解像度を変化させるシャープネス調整、
及び振幅調整によるコントラスト調整がなされ、クラン
プ回路８においてへデスクルレベルがクランプされる。

そしてさらにブライトネス調整回路９でブライトネスが
調整されてＲＧＢマトリクス部１０に入力される。

一方、Ｃ信号はＡＣＣ回路１１においてバースト信号の
振幅変動が制御されてクロマ復調回路１２に供給され、
色情報として直交する２つの色差信号（Ｒ−Ｙｌ　’、
ＦＢ−Ｙｌ　’が復調される。この色差信号（Ｒ−Ｙ）
　’、ｆＢ−Ｙ）　’は色差マトリクス部Ｉ３に供給さ
れ、３つの色差信号　（Ｒ−Ｙ）　、　＋Ｇ−Ｙｌ　、
　（Ｂ−Ｙ）に変換されてＲＧＢマトリクス部１０に入
力される。

ＲＧＢマトリクス部１０では供給された色差信号及びＹ
信号からＲ，Ｇ、Ｂ信号が復調され、合成回路１４を介
してＣＲＴモニタ部Ｉ５に供給されて映像として出力さ
れる。

１６は音声信号処理部であり、受信された信号から音声
信号を抽出して第二中間周波信号に変換し、さらにＦＭ
復調動作によりり、Ｒ音声信号を得る。１７Ｌ、１７Ｒ
は増幅回路部、１８Ｌ。

１８Ｒはスピーカを示す。

２０はマイクロコンピュータによって形成されるシステ
ムコントローラであり、使用者の操作及び制御プログラ
ムに基づいて、バスＢを介して制御信号、データ等を各
回路部に供給し、各種動作制御ができるようにされてい
る。各種制御プログラム及び制御データはＲＯＭ２１或
はＲＡＭ２２に保持されている。

３０は赤外線受光部を示し、使用者の操作によりカラー
映像表示装置外部のりモートコマンダ〜ＲＣから出力さ
れるコマンド信号を検出する。検出された赤外線コマン
ド信号は、操作信号発生部３１において電気信号として
増幅され、さらにデジタルコード化されてバスＢを介し
てシステムコントローラ２０に入力される。また３２は
このテレビジョンモニタ装置の外筐体に設けられたパネ
ルボタン操作部を示し、このパネルボタン操作部３２か
らの操作情報も同様にシステムコントローラ２０に供給
される。

なお、リモートコマンダーＲＣ及びパネルボタン操作部
３２には、電源キー、ダイレクトチャンネルキー、主／
副音声出力切換キー等の操作キーとともに、アップキー
及びダウンキーによる調整操作キーとして、チャンネル
、音量、シャープネス、コントラスト、ブライトネス、
色相等の調整キーが設けられており、これらの調整キー
によって入力されるコマンド信号に基づいて、システム
コントローラ２０が該当回路部における各調整値を制御
することができるように構成されている。

４０はキャラクタジェネレータであり、システムコント
ローラ２０の制御に従って管面表示のための数値、文字
、図形等を表わすキャラクタ信号を発生する。発生され
たキャラクタは合成回路１４において、復調されたＲＧ
Ｂ映像信号に合成されＣＲＴＩ５の管面上で放送映像に
重畳されて出力される。

本実施例では以上のような構成において、アップ／ダウ
ンキーによって使用者がチャンネル、音量、ブライトネ
ス等の調整動作を行なう際に、まず現状の調整値の確認
ができるようにするものであり、そのための、成る一つ
のアップキー（或はダウンキーンが継続して押圧操作さ
れた場合、及び成る１つのアップキー（或はダウンキー
）が単発的ではあるが複数回連続して押圧操作された場
合のシステムコントローラ２０の制御動作フローチャー
ト、及び制御動作タイムチャートを第２図、第３図に示
す。

まずリモートコマンダーＲＣ或はパネルボタン操作部３
２からのキー入力が検出されるとｆＦｌｏｏ）、それが
アップ／ダウンキーであるか否かが判別され（ＦＩＯＩ
）、アップ／ダウンキーではない操作キー（例えば電源
キー、テンキー、ダイレクトチャンネルキー、音声出力
切換キー等）であれば、システムコントローラ２０はそ
の操作キーに従って電源オン／オフ、チャンネル切換等
の制御を行ない、また必要であれば同時にキャラクタジ
ェネレータ４０を制御して所定の管面表示を行なわせる
。

入力された操作信号がアップ／ダウンキーによるもので
あった場合、つまりチャンネル、音量、ブライトネス、
カラー等のアップ／ダウン調整操作を目的とするもので
あったら、まず、入力操作が継続的に行なわれているか
或は継続されていないかを判別する（Ｆ１Ｏ３１゜つま
り使用者がアップ／ダウンキーを継続して押し続けてい
るか、或はアップ／ダウンキーを１同車発的に押しただ
けであるかが判別されるものである。この判断は例えば
操作信号が１００ｍ　ｍ秒以上連続して入力されたもの
か否か等の基準で行なえばよい。

継続入力の場合は、システムコントローラ２０はアップ
／ダウン操作信号の入力開始時点から現在の調整値の表
示動作制御を開始するか　ｆＦ１０４−Ｆ１Ｏ５１、実
際の調整値のアップ／ダウン動作制御は、ステップＦ１
０５の画像表示が開始されてから（＝当該アップ／ダウ
ン操作信号の入力開始から）所定時間（Ｔ、：数１００
ｍｍ秒程度）経過するまでは実行しない　（Ｆ２Ｏ３−
Ｆ２Ｏ３）。

つまり、第３図（ａ）に示すように成る１つのアップキ
ー又はダウンキーかｔ。時点からし２時点まで継続して
押圧操作されているときに、キー入力が開始されるｔ。

時点ではまず現在の調整値が解析されて、その調整値の
画像表示だけが行なわれ、実際の調整動作制御はＴ、時
間経過するｔ１時点までは行なわれない（Ｆ２Ｏ３）。

従ってこの期間はキー入力前の調整値が表示されること
になり、例えばもし使用者が現在の調整値の確認だけを
行ないたい場合は、ｔ１時点より前にキーの押圧操作を
やめればよい。

そして、キーの押圧操作がさらに継続されると、ｔ１時
点以降、第３図（ａ）の実線（アップキーの場合）及び
点線（ダウンキーの場合）で示すように実際の調整動作
制御か行なわれ［Ｆ１０７１同時に変化していく調整値
は画像表示される（Ｆ２Ｏ３）。

また、アップ／ダウン操作信号が単発的に入力されたと
ステップＦ１０３で判断されたときには、システムコン
トローラ２０はアップ／ダウン操作信号の入力とともに
現在の調整値の表示動作制御を開始するが　（Ｆ１０９
→ＦＩＩＯＩ　、さらに同じアップ／ダウンキーが単発
的に入力されてきても、ステップＦＩＩＯの表示動作が
開始されてから所定時間（Ｔ、：数１００ｍｍ秒程度）
経過するまでは、実際の調整値のアップ／ダウン動作制
御は実行しない　（Ｆｉｌｌ）。そして、そのアップ／
ダウンキーに係る調整値の表示開始から（＝当該操作信
号の最初の入力から）Ｔｘ時間経過において、再度同一
の操作信号が入力されたときに、−段階づつ調整動作制
御を行ない　（Ｆｉｌｌ−Ｆ２Ｏ３）　、同時に変化さ
れた調整値は画像表示される（Ｆ２Ｏ３）。

つまり、第３図（ｂ）に示すように成る１つのアップキ
ー又はダウンキーがｊ　ＩＯ＋　　ｔｌｌ＋　　ｔ　＋
２＋ｔ＋、＋、ｔ＋＋＋　　ｊ＋ｓ時点において連続し
てそれぞれ単発的に押圧操作された場合を例にあげれば
、最初のキー入力（ｔ＋ｏ時点）に伴って現在の調整値
が解析されて、その調整値の画像表示だけが行なわれ、
この後Ｔ、待時間経過するまでは実際の調整動作制御は
行なわれない。従って、ｔＩ、時点の操作信号の入力は
無効として処理される。

この期間はキー入力前の調整値が表示されることになり
、つまり、使用者は単発的に１回アップ／ダウンキーを
操作すれば現在の調整値の確認だけを行なうことができ
る。

そして、最初の操作信号入力から１８時間経過した後に
は、同一のキーの押圧操作がｔ１□〜ｔ’５時点で示す
ようにさらに行なわれると、そのつと第３図（ｂ）の実
線（アップキーの場合）及び点線（ダウンキーの場合）
で示すように実際に一段階づつ調整動作制御が行なわれ
ていき、同時に変化していく調整値は画像表示されるこ
とになる。

なお、継続的であれ煩発的であれ、最後のキー入力時点
（ｔｚ時点及びｔ１５時点）から一定時間（Ｔｙ　：２
〜５秒程経過の間、同一の操作信号が再度入力されなか
ったら、システムコントローラ２０は調整操作が終了し
たものとみなして、調整値の画面表示動作制御を終了す
る　（第２図：　Ｆ１１２−Ｆｌ１３−Ｆｌ１４）　　
（第３図二ｔ３時点及びも１６時点）。

本実施例では、音量、ブライトネス、チャンネル等につ
いて設けられている各アップ／ダウンキーによる各種調
整操作について、以上のような制御が実行されることに
より、使用者はア・ツブ／ダウンキーによって容易に現
在の調整状態の確認を行なうことができ、しかもリモー
トコマンダーＲＣやパネルボタン操作部３２に独立した
調整値確認用の操作キーを設ける必要はないため、操作
キー数が増加して操作性を低下させるといったことも生
じない。

また、確認と調整とを同一キー操作で行なうことができ
るため、確認から引き続き調整操作を行なう際も操作に
迷うことはなくスムースに行なえる。

本実施例では以上のように特に調整動作前の確認動作に
ついて使用者の利便性か向上されるものであるが、さら
に、各種調整動作時における画面表示を、現在の調整値
のみならず、調整動作前の調整値、及び標準調整値を同
時に表示することにより、−層調整作業の利便を計るも
のである。

調整操作時における調整値の画像表示は上記第２図のフ
ローチャートにおいて、Ｆ１０５．Ｆ１０８．ＦＩＩＯ
の各ステップにおいて実行され、さらにアップ／ダウン
キー以外の操作キーに伴う調整値表示（例えばダイレク
トチャンネルキーによって切り換えられるチャンネル番
号の表示）はステップＦ１０２で実行される。

これらのステップにおいては、システムコントローラ２
０によって第４図に示す表示動作制御が行なわれること
になる。

まず、入力された操作信号が調整動作のためのキーによ
るものであるかが判別される（Ｆ２００）、そして例え
ば電源キー等の調整動作のためのキーでない場合は表示
制御は行なわれない。ただし、アップ／ダウンキーは通
常、当然調整操作キーであるため、第２図のステップＦ
Ｉ０２以外での表示動作では、この処理は必ずしも必要
ではない。

調整操作キーであれば、その調整動作についてあらかじ
めガイドとして標準値が設定されＲＯＭ２１或はＲＡＭ
２２に記憶されているものであるか否かを判別しくＦ２
０１＋、標準値を有していれば。

例えば第５図（ａ）に示すように調整操作前の値、現在
の値、及び標準値が管面表示されるようにする（Ｆ２０
２）。

一方、音量やチャンネル等、標準値の設定の必要のない
ものについては、例えば第５図（ｂ）のように調整操作
前の値と現在の値を表示する（Ｆ２０３１゜ なお、調整操作前の値を表示動作の終了時まで表示する
ために、調整操作信号の入力とともに調整操作前の値が
ＲＡＭ２２等において保持されていることが必要である
。

このように、調整操作前の値及び標準値を同時に表示す
ることにより、調整操作のガイドとなるとともに不慣れ
な使用者により調整ミスが起こっても、容易に元の状態
や標準状態に戻すことができる。特にブライトネス、シ
ャープネス、ヒユー、カラー等の調整については標準値
を示すことは有用である。ただし、前記第２図のＦ１０
５．ＦＩＩＯの各ステップにおける表示、つまり、まだ
実際に調整動作が実行されていない期間の表示について
は、使用者にとっての見やすさを考慮して現在値のみの
表示が行なわれるようにしてもよい。

なお、第５図（ａ）（ｂ）において各調整値を数値で表
示する場合と図形で表示する場合の例をあげたが、数値
と図形を併用表示するなど表示形態は各種考えられる。

以上、本発明をテレビジョン受像機について適用した実
施例を説明したが、例えばＶＴＲにおいては、トラッキ
ング調整、シャープネス調整等、必要な調整操作キーの
操作について第３図と同様の制御が行なわれるようし、
また調整値表示は接続されたモニタ装置の画面上で行な
われるようにされればよい。もちろんＢＳチューナ、デ
ィスクプレーヤ等の他のＡＶ種機器ついても同様である
。

さらに、本発明は、ＡＶ機器以外でもニアコンディショ
ナー等の電子機器において、例えば小型の液晶表示部で
温度等の調整値表示を行なうような構成の場合は同様に
適用できる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の電子機器は各種調整動作
の操作手段としてそれぞれ設けられるアップ／ダウンキ
ーの操作によって入力される操作信号については、入力
と同時に調整動作を行なうことをせずに一定期間は調整
値表示だけが行なわれるようにすることにより、各アッ
プ／ダウンキーを各調整値の確認手段として利用するこ
とができ、使用者が容易な操作で、しかも正確な調整値
確認を行なうことができるようになるという効果がある
。また、確認用の操作キーは不要となるため操作キー数
の増加による操作性の低下も発生しない。

さらに、調整動作に入ってからも、変化しでいく調整値
とともに調整動作前の調整値及び又は標準値を同時に表
示しておくことにより、調整操作のガイドとなるととも
に不慣れな調整操作により逆に調整不良となってしまう
ようなことも防止できるという効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明をテレビジョン受像機に適用した場合の
実施例を示すブロック図、 第２図は本実施例の操作信号入力に伴う制御動作を示す
フローチャート、 第３図（ａ）（ｂ）は本実施例の操作信号入力に伴う制
御動作を示すタイムチャート、第４図は本実施例におけ
る表示制御動作のフローチャート、 第５図（ａ）（ｂ）は本実施例の表示態様の説明図であ
る。 ５はＹ／Ｃ分離回路、６は画質調整回路、７はコントラ
スト調整回路、８はクランプ回路、９はブライトネス調
整回路、１０ＬｉＲＧＢマトリクス部、１１はＡＣＣ回
路、１２はクロマ復調回路、１３は色差マトリクス部、
１５はＣＲＴ、２０はシステムコントローラ、２１はＲ
ＯＭ、２２はＲＡＭ、３２はパネルボタン操作部、ＲＣ
はりモートコマンダーを示す。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）一体或は別体の表示装置部において各種操作調整
   値を表示させることができる表示制御手段と、 入力された操作信号に基づいて各種動作を実行させる動
   作制御手段とを備えた電子機器において、 所定の調整操作を行なう際に調整値を増減方向に段階的
   に変化させるアップ／ダウン操作信号が継続的に入力さ
   れているときに、 前記表示制御手段は前記アップ／ダウン操作信号の入力
   開始時点から現在の調整値の表示動作制御を開始すると
   ともに、前記動作制御手段は前記アップ／ダウン操作信
   号の入力開始から所定時間経過後に調整動作制御を開始
   するようにされていることを特徴とする電子機器。
2. （２）一体或は別体の表示装置部において各種操作調整
   値を表示させる表示制御手段と、 入力された操作信号に基づいて各種動作を実行させる動
   作制御手段とを備えた電子機器において、 所定の調整操作を行なう際に調整値を増減方向に段階的
   に変化させるアップ／ダウン操作信号が単発的に入力さ
   れたときに、 前記表示制御手段は前記アップ／ダウン操作信号の入力
   とともに現在の調整値の表示動作制御を開始し、前記動
   作制御手段は前記表示制御手段によって調整値の表示が
   開始されてから一定期間経過した段階でさらに前記アッ
   プ／ダウン操作信号が入力されたときに調整動作制御を
   実行するようにされていることを特徴とする電子機器。
3. （３）一体或は別体の表示装置部において各種操作調整
   値を表示させる表示制御手段と、 入力された操作信号に基づいて各種動作を実行させる動
   作制御手段とを備えた電子機器において、 前記表示制御手段は、所定の操作信号が入力されたとき
   には、前記動作制御手段によって変化される調整値を逐
   次表示制御するとともに、前記操作信号が入力される直
   前の調整値と、前記操作信号に係る調整動作に関して設
   定されている標準調整値の一方或は両方を同時に表示制
   御するようにされていることを特徴とする電子機器。