JPH04182691A

JPH04182691A - 拡大表示装置

Info

Publication number: JPH04182691A
Application number: JP2312564A
Authority: JP
Inventors: Miki Yamaoka; 山岡　三樹
Original assignee: Axess Corp
Current assignee: Axess Corp
Priority date: 1990-11-17
Filing date: 1990-11-17
Publication date: 1992-06-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、多数本の光ファイバを用いて拡大画像を表示
する拡大表示装置に関する。

〈従来の技術〉光ファイバを用いた画像表示装置として、多数本の光フ
ァイバを束ね、その一端部を集束して入光部となし、他
端部を拡開して表示部となした拡大表示装置がある。こ
の装置では、拡大画像の原画となる画像素体としてフィ
ルムが使用されており、入光部の後方に配置したフィル
ムを背後から光源にて照明することにより、フィルムの
画像が入光部に投影され、その投影画像が光ファイバを
通して表示部へ導かれることにより、表示部に拡大画像
が表示される。

この拡大表示装置に求められるのは、表示画像の明るい
ことである。この要求は、強力な光源の使用や、入光部
へフィルムを接近させることによって達成される。例え
ば、本発明者が開発した実開昭６３−１７８８９０〜１
号公報に開示の装置は、入光部にフィルムをほぼ接触さ
せた構造になっているために、入光部に画像を遠方から
投影するプロジェクタ方式の装置と比べて、表示画像が
明る（、屋外広告パネルとして使用できる性能を保有し
ている。

〈発明が解決しようとする課題〉しかし、光源の明るさは、第８図に示すように、中心が
最も明る（、中心から離れるに連れて徐々に暗くなる同
心円状の分布を示す。一方、光源にて照明されるフィル
ムＦの形状は四角形である。

そのため、フィルムＦは、周辺に向けて徐々に暗くなり
、ハツチング（実線）で示す四隅部が特に暗くなる。従
って、表示部に表示される拡大画像も四隅部が特に暗く
なる。

最近は、大型画像を得るために、拡大表示装置をマトリ
ックス状に並べるような使われ方もされるが、そのよう
な場合は、第９図に○で示す表示パネルＰの交点部分に
、特に良く目立つ影ができる。この影が目立つのは、周
囲が明るいためであり、これにより画像品質が著しく低
下する。

なお、光源の明るさが同心円状に分布する場合に、これ
を均一化するフィルタ、レンズは市販されている。しか
し、これを使用すると、第８図にハツチング（破線）で
示された範囲の光がカットされ、中心部の明るさが低下
する。

本発明は上記事情に鑑みて創案されたものであり、光量
をカットすることなく画像の明るさの均等化を図った拡
大表示装置を提供することを目的とする。

〈課題を解決するための手段〉本発明にかかる拡大表示装置は、多数本の光ファイバを
束ね、その一端部を集束して入光部となし、他端部を拡
開して表示部となした画像拡大手段と、該画像拡大手段
の入光部に画像素体を介して一端部が対向され、咳入先
部と同様に多数本の光ファイバを束ねて構成した導光体
と、該導光体の他端部に対向された光源とを具備してい
る。

そして、請求項１に記載の拡大表示装置は、前記導光体
を構成する光ファイバが、画像素体に対向される導光体
端部では角柱形状に集束され、光源が対向される導光体
端部では円柱形状に集束されたことを特徴としている。

また、請求項２に記載の拡大表示装置は、前記光源が対
向される導光体端部で中心部に位置する光ファイバと周
縁部に位置する光ファイバとが、画像素体に対向される
導光体端部では混在するように、光ファイバを交差状に
束ねて該導光体が構成されたことを特徴としている。

〈作用〉請求項１に記載の拡大表示装置では、光源における同心
円状の明るさ分布が導光体によって円形から角形に変形
されて画像素体に導かれる。そのため、画像素体が四角
形であるにもかかわらず、周縁部が同じ明るさになり、
中心部の光量がカットされることもない。

請求項２に記載の拡大表示装置では、光源中心部の明る
い光と周縁部の暗い光とが導光体によって混合されて画
像素体に照射される。そのため、画像全体の明るさを確
保しつつ、そのが均等化が図られる。

また、いずれの拡大表示装置においても、光源と画像素
体との間に介在する導光体が、光源から画像素体への伝
熱を抑える熱緩衝体として機能し、光源を保護するので
、光源の明るさを増加させることができる。従って、表
示画像の明るさが全体的にレベルアップされことにもな
る。

〈実施例〉以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図
は本発明にかかる拡大表示装置の一例を示す側面図、第
２図は第１図のＡ−Ａ線断面矢示図、第３図は第１図の
Ｂ−Ｂ線断面矢示図である。

画像拡大手段１０は、規則的に束ねられた多数本の光フ
ァイバを有する。その一端部は角柱状に集束された入光
部１１であり、他端部は拡開状態で表示パネル１３に差
し込まれた表示部１２となっている。

画像拡大手段１０の入光部１１に対しては、入光部１１
から順に、画像素体としての液晶パネル２０、導光体３
０及び光源４０が連設されている。

液晶パネル２０は、通常の構造のもので、四角形をして
いる。画像拡大手段ｌＯの入光部１１端面は、液晶パネ
ル２０の形状に対応した四角形をしており、液晶パネル
２０の最適視角に応じた角度で傾斜している。液晶パネ
ル２０はこの傾斜端面に平行状態で対向されている。

導光体３０は、画像拡大手段１０を構成する光ファイバ
と同本数の光ファイバ３３．３３・・・を東ねた構成に
なっている。液晶パネル２０の側に位置する導光体３０
の端部では、第３図に示すように、光ファイバ３３．３
３・・・が角柱状に集束されて固められている。

その角形端面ば、画像拡大手段１０の入光部１１及び液
晶パネル２０に対応した四角形をしており、液晶パネル
２０には平行状態で対向されている。反対側の導光体３
０端部では、第２図に示すように、光ファイバ３３．３
３・・・が断面円形の円柱状に集束されて固められてい
る。その円形端面の面積は、反対側の角形端面の面積に
ほぼ一致している。導光体３０の中央部は、その光ファ
イバ３３．３３・・・間を空気が流通するように未固化
の状態とされ、ファン３１にて側方がら空冷される。

光源４０は、メタルハライド等の発熱の少ないランプ４
１と、反射器４２とを具備し、熱線吸収ガラスや紫外線
吸収ガラス等よりなる熱遮蔽ガラス４３．４４を通して
導光体３０の円形端面を照明するようになっている。熱
遮蔽ガラス４３．４４も、その間を空気が流通するよう
に、前記ファン３１等にて空冷される。熱遮蔽ガラス４
３．４４０間には、冷却液を流通させるようにしてもよ
い。

このような構成になる拡大表示装置によれば、光源４０
から発せられた光が導光体３０を通して液晶パネル２０
に照射される。これにより、液晶パネル２０に現れた画
像が画像拡大手段１０の入光部１１に直接投影され、そ
の投影画像が表示部１２に拡大されて表示される。

このとき、光源４０から発せられる光は、第４図（ａ）
に示すように、中心はど明るい同心円状の分布になる。

その結果、光源４０から光を受ける導光体３０の円形端
面における明るさも同心円状の分布となる。この分布は
、導光体３０の角形端面では、第４図（ｂ）に示すよう
に、四角形に変形され、周縁部全体が興じ明るさになる
。そのため、液晶パネル２０の四隅部は暗くならず、画
像拡大手段１０の表示部１２には、明るさが均等化され
た高品質な拡大画像が表示される。更に、拡大表示装置
を複数組合わせた場合にも、表示パネル１３の交点部分
（第９図参照）に影は生じない。

この場合、第５図（ａ）（ｂ）に示すように、導光体３
０の入光側端部で中心部に位置する光ファイバ３３．３
３・・・と周辺部に位置する光ファイバ３３．３３・・
・とが、導光体３０の出光側端部ではほぼ均一に混じり
合うように、導光体３０の光ファイバ３３．３３・・・
を交差させた構造とすることができる。そうすれば、液
晶パネル２０の全面にほぼ同じ明るさの光が照射され、
表示画像が周辺はど暗（なる傾向も緩和される。

導光体３０のこのような構造は、導光体３０の両端部形
状とは無関係に採用することができる。

また、前記拡大表示装置では、液晶パネル２０と光源４
０との間に導光体３０が介在しているため、光源４０か
ら発せられた熱が液晶パネル２０に直接伝わらず、且つ
、導光体３０がファン３１にて強制空冷されている。そ
のため、液晶パネル２０が光源４０の発熱から効果的に
保護される。従って、より強力な光源４０が使用でき、
これによっても表示画像の明るさが増大される。

この場合、導光体３０の放熱性を更に改善するために、
第６図に示すように、導光体３０の両端部間で光ファイ
バ３３．３３・・・を周囲に拡開させて空気の通りを良
くしたり、第７図に示すように、導光体３０の光ファイ
バ３３．３３・・・を全長にわたって熱伝導性の良い接
着剤で固め、その外面側に断面形状に応じた環状の放熱
フィン３２を取付けたりすることができる。また、導光
体３０にアルミニウム等からなる細管を空気流通方向へ
差し通して、導光体３０の放熱を促進することもできる
。

なお、画像素体としての液晶パネル２０は、フィルム等
の他の画像素体に置き換えることが可能である。

〈発明の効果〉以上、本発明にかかる拡大表示装置による場合には、光
源の明るさが同心円状に分布するにもかかわらず、その
分布が導光体で変形されて画像素体に導かれ、表示画像
の明るさが均等化される。

また、導光体によって光源から画像素体への伝熱が抑え
られることにより、光源の光量アップが可能になる。そ
れらの結果、画像全体が均等に明るい高品質な拡大画像
を表示する商品価値の高い拡大表示装置が提供される。

【図面の簡単な説明】

第】図は本発明にかかる拡大表示装置の一例を示す側面
図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面矢示図、第３図は第
１図のＢ−Ｂ線断面矢示図、第４図（ａ）（ｂ）はその
機能を説明するための概略図、第５図（ａ）　（ｂ）、
第６図及び第７図は導光体の他の例を示す概略図、第８
図は従来の拡大表示装置の機能を説明するための概略図
、第９図は拡大表示装置を組合わせた場合の表示面の概
略図である。１０・・・画像拡大手段１１・・・入光部１２・・・表示部２０・・・画像素体３０・・・導光体３３・・・光ファイバ４０・・・光源特許出願人　　株式会社　アクセス

Claims

【特許請求の範囲】

（１）多数本の光ファイバを束ね、その一端部を集束し
て入光部となし、他端部を拡開して表示部となした画像
拡大手段と、該画像拡大手段の入光部に画像素体を介し
て一端部が対向され、該入光部と同様に多数本の光ファ
イバを束ねて構成した導光体と、該導光体の他端部に対
向された光源とを具備し、前記導光体を構成する光ファ
イバが、画像素体に対向される導光体端部では角柱形状
に集束され、光源が対向される導光体端部では円柱形状
に集束されたことを特徴とする拡大表示装置。
（２）多数本の光ファイバを束ね、その一端部を集束し
て入光部となし、他端部を拡開して表示部となした画像
拡大手段と、該画像拡大手段の入光部に画像素体を介し
て一端部が対向され、該入光部と同様に多数本の光ファ
イバを束ねて構成した導光体と、該導光体の他端部に対
向された光源とを具備し、光源が対向される導光体端部
で中心部に位置する光ファイバと周縁部に位置する光フ
ァイバとが、画像素体に対向される導光体端部では混在
するように、光ファイバを交差状に束ねて該導光体が構
成されたことを特徴とする拡大表示装置。