JPH04182508A - 重力着底式海洋構造物 - Google Patents

重力着底式海洋構造物

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JPH04182508A
JPH04182508A JP31106990A JP31106990A JPH04182508A JP H04182508 A JPH04182508 A JP H04182508A JP 31106990 A JP31106990 A JP 31106990A JP 31106990 A JP31106990 A JP 31106990A JP H04182508 A JPH04182508 A JP H04182508A
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山本 治生
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草野 直幹
Kanji Otofuji
寛治 乙藤
Kiyomi Horikoshi
堀越 清視
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、主としてトライドッグ内で製作し、曳航後
現地に沈設据付けることにより建設される重力着底式海
洋構造物(例えば海洋立地型廃棄物処理施設、海洋立地
型火力および原子力発電所、海洋石油開発用プラットフ
ォーム、海洋レジャー施設、着機設備、海洋立地型ホテ
ルおよび海洋レストランなど)に関するものである。
(従来技術) 従来の重力着底式海洋構造物の一般的な建設方法は、ま
ずトライドッグ内で構造物を建造し、トライドッグに注
水して構造物本体を浮遊状態にして設備を履装する。し
かる後、浮遊状態の構造物を現地へ曳航し構造物を沈設
して据え付けを行っていた。そして潮位差、潮流、高潮
、波、風、地震、水圧力などに対し浮き上ったり、滑動
変位しないように注水した後に、必要に応じ砂バラスト
の投入、コンクリートバラストの打設などにより、重力
を付加して外力に対する抵抗を増すよう構成されていた
(発明が解決しようとする課題) 上述のような重力着底式海洋構造物を建設する場合、所
要のプラットフォームレベルを確保する上から、また地
震による設計上からの課題は以下の通りである。
(1)予め着底地盤を改良し、または不陸均しをしない
と構造物を水平にしかも所要のプラットフォームレベル
に据付けが出来ない。
(2)据付後の地盤の圧密沈下または本体構造物荷重の
アンバラスにより起こる本体構造物の沈下または傾むき
を修正することは困難である。
また上述のような重力着底式海洋構造物を、日本など地
震域の沿岸、湾内、沖合の海または湖、河川などに建設
しようとする場合、以下の問題がある。
(1)従来の方法では、地震に対して滑動しないよう重
力を付加するために、地震慣性力が増し、十分な滑動の
安全率を確保することが難しい。
(2)海洋構造物は陸上構造物に比べ浮力を受けており
、さらに地震時には、まわりの海水による動水圧も受け
ることになり、滑動の安全率を確保することが容易でな
い。
(3)従来の方法では、構造物に重量を付加するので、
再移動や撤去は困難である。
(4)また海底が軟弱である場合は、地盤改良の工費が
かさむばかりでなく、重力式の海洋物の建設が不可能と
なる場合もある。
この発明は、前記従来の難点を解消するために開発され
たものである。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この発明では、内部に設備
用空間およびバラスト用空間などを設けた本体構造物の
底部に、さらに上下方向に移動自在に底版部を取付けて
なるものである。
(実 施 例) 以下図示した実施例に基づいて説明すると、この発明は
本体構造物1と、この本体構造物1の底部にさらに上下
方向に移動自在に底版部2を配設した構成からなってい
る。
本体構造物1は、隔壁3によって所要数の平面正方形状
の区画に分割され、それぞれの区画は設備空間4および
バラスト用空間5となっている。また底部6には、各区
画に一個所ずつ正円状の底版挿嵌用突起7が下方に向は
突設しである。
底版部2は所要数に分割され、本体構造物1の底部全体
を覆うよう形成してあり、各底版2aには前記本体構造
物1の各底部突起7に挿嵌しうる数、大きさの正円状の
本体挿嵌用突起8が上方に向は突設されている。そして
この本体挿嵌用突起8部分において本体構造物1の底版
挿嵌用突起7に挿嵌され、底版2aは上下方向に移動自
在に本体構造物1の底部6に取付けられ、本体構造物1
の底部6と底版部2の間に、レベル調整用空間部9を設
けている。
さらに第5図によって本体構造物1と底版部2の構成に
ついて詳述すると、本体構造物1の底版挿嵌用突起7の
下端面にはテーパーが付けられ、内側面には本体部金物
10がアンカー11により支持されて貼着してあり、こ
の内側面の下端寄りの中間部には、水平に凹溝を形成し
シール収納部12となしている。
このシール収納部12内には円環状のシール用チューブ
13が配設してあり、シール用チューブ13は底版挿嵌
用突起7及び隔壁3内に埋設されたシール部注排水管1
4によってシール部注排水ポンプ15に連通している?
そしてシール部注排水管14の中間に設けたシール部バ
ルブ16を開閉することにより、シール用チューブ13
を減圧あるいは加圧するよう形成しである。本体構造物
1の隔壁3は底部6にかけては、さらに前記レベル調整
用の空間部9に開口するレベル調整用空間注排水管17
が埋設してあり、このレベル調整用空間注排水管17は
レベル調整用空間注排水ポンプ18に連通してあり、レ
ベル調整用空間注排水管17の中間部に設けたレベル調
整用空間注排水バルブ19の開閉によってレベル調整用
空間部9内の水圧を調整するよう形成しである。
また、本体構造物1内の設備空間4には、バラスト用空
間5にバラスト注排水系統20を通り、バラスト水21
を注排水するためのバラストポンプ22が設置しである
(第2図乃至第4図)。
一方、底版2aの本体挿嵌用突起8の外側面には底版部
会物23がアンカー24により支持されて貼着してあり
、本体挿嵌用突起8の外側に突設する底版2aの外側部
上面には、前記底版挿嵌用突起7の下端面に対応するよ
うテーパーが付けられている。
以上の構成からなる本体構造物l及び底版部2の建造の
手段を説明すると、まず本体構造物1及び底版部2をト
ライドッグ25において製作する(第3図)。
トライドッグ25に注水することにより、本体構造物1
は喫水Dfに浮遊状態となる。この時レベル調整用空間
部9の水圧をDf以下に保つことにより底版部2を本体
構造物1に密着させることができ、この状態で現地まで
曳航する(第4図)。
次いで、バラスト用空間5にバラストポンプ22を使用
してバラスト水21を注水し、静かに海底に着底させる
(第2図)。この際、第1図に示すように底版部2は所
要数分?Jされているので、それぞれのレベル調整用字
jl 9に繋がれるレベル調整用空間注排水管17+7
)レベル調整用空間注排水ポンプ18を使用しで注水し
、本体構造物1のレベルを調整する。
本体構造物1が所定のレベルになったとき、シール部注
排水管14のシール部注排水ポンプ15を使用してシー
ル用チューブ13に注水加圧後、シール部バルブ16を
閉め、隙間を完全にシールする(第5図)。
次いで、レベル調整用空間注排水管17のレベル調整用
空間注排水バルブ19を閉め、レベル調整用空間9の水
圧を固定しく第5図)、本体構造物1は所定位置に着底
する。
本体構造物1を再移動する場合には、まずシール部注排
水管14のシール部バルブ15を開放し、シール用チュ
ーブ13を減圧する。この際、本体部金物10が底版部
会物23に沿って摺動するとき、シール用チューブ13
を傷めないよう配慮する(第5図)。
次いで、レベル調整用空間注排水管17のレベル調整用
空間注排水バルブ19を開放し、底版部2が本体構造物
1に接するまで、レベル調整用空間部9内の水をレベル
調整用空間注排水ポンプ18によって排水する。
さらに、シール部注排水管14のシール部バルブ16を
閉め、シール用チューブ13を加圧後、レベル調整用空
間部9の水をレベル調整用空間注排水ポンプ18によっ
て減圧することにより、底版部2を本体構造物1に密着
させる。
そして、さらに注排水系統20のバラストポンプ21を
使用してバラスト水21を排水すれば、本体構造物1は
底版部2を伴って喫水Dfの浮遊状態となり、再移動が
可能となる。
(発明の効果) 以上、この発明は本体構造物の底部に上下方向移動自在
の所要数分割された底版部を配設し、レベル調整機能を
持たしであるので、以下の効果を有する。
(1)大規模な均しとか、改良を行わず、不陸のある海
底面または軟弱な海底面に構造物を据え付けることが出
来る。
(2)地震力または圧密沈下により構造物が傾いた場合
、修正が可能である。
(3)構造物の再移動および撤去が可能である。
(4)潮位差、潮流、波、風、水圧力などおよび生起頻
度の高い小規模な地震荷重に対しては、浮き上ったり滑
動変位しない。
(5)設計地震、事故荷重に対しては、滑動を許すこと
により、構造物は致命的破壊に至らない。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部破砕横断面図、第2図は海底に据え付けた
状態を示す縦断面図、第3図、第4図は建造中の状態を
示す縦断面図、第5図は本体構造物と底版部の可動状態
を示す部分拡大縦断面図である。 1−・・本体構造物、2・・・底版部、3・・・隔壁、
4・・・設備空間、5・・・バラスト用空間、6・・・
底部、7・・・底版挿嵌用突起、8・・・本体挿嵌用突
起、9・・・レベル調整用空間部、10・・・本体部金
物、11・・・アンカー、12・・・シール収納g、t
a・・・シール用チューブ、14・・・シール部往排水
管、15・・・シール部注排水ポンプ、16−・・シー
ル部バルブ、17・・・レベル調整用空間注排水管、1
8・・・レベル調整用空間注排水ポンプ、19・・・レ
ベル調整用空間注排水バルブ、20・・・ノくラスト注
排水系統、21・・・バラスト水、22・・・ノくラス
トポンプ、23・・・底版部会物、24・・・アンカー
、25・・・トライドッグ。 第 51!1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部に設備用空間およびバラスト用空間などを設
    けた本体構造物の底部にさらに上下方向移動自在に底版
    部を取付けてなる重力着底式海洋構造物。
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