JPS5848428B2 - 永封式地下オイルタンク構築方法 - Google Patents

永封式地下オイルタンク構築方法

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Publication number
JPS5848428B2
JPS5848428B2 JP52111823A JP11182377A JPS5848428B2 JP S5848428 B2 JPS5848428 B2 JP S5848428B2 JP 52111823 A JP52111823 A JP 52111823A JP 11182377 A JP11182377 A JP 11182377A JP S5848428 B2 JPS5848428 B2 JP S5848428B2
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JP
Japan
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water
oil tank
seal
retaining wall
ground
Prior art date
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Expired
Application number
JP52111823A
Other languages
English (en)
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JPS5445812A (en
Inventor
瑞人 井畔
恵之助 武川
博一 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP52111823A priority Critical patent/JPS5848428B2/ja
Publication of JPS5445812A publication Critical patent/JPS5445812A/ja
Publication of JPS5848428B2 publication Critical patent/JPS5848428B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は比較的高位に地下水位のある地盤内に封水を
介して設けた水封式地下オイルタンク構築方法に関する
ものであり、特に、タンク側壁外とタンク内とを封水に
より底部で連通させて該内部封水の底水上にオイルを浮
上貯溜する様にした水封式地下オイルタンク構築方法に
係るものである。
従来より石油類貯蔵タンクの如きオイルタンクは地上式
、半地下式、地下式等各種のものが案出開発され、実用
化されたものは各方而1(広く採用されている。
而して、地上タンクに於では近時環境汚染等の公害問題
の見地から躯体構造を精密、且つ、強固にする必要から
施工上、コスト上の難点もあり、容量上の制約に加えて
隣接タンクの間隔条件という立地上の制約もあり、精製
備蓄用等に於で限界に達している。
又、半地下式タンクに於ては,防災上等の優れた点はあ
るものの、タンク周囲にかなりのスペースの防油堤を構
築したり、耐震構造に特殊設計をしたり、地盤中への漏
油対策を無視出来ない等の不利点があった。
そして、近年上記地上タンク、半地下式タンクの不利な
条件に対処して新たに地下タンクが案出される様に種々
の改良開発がなされて実運転上の抑制条件を解決する様
になっている。
該種地下タンクは耐震性、値風致景観,環境保全、低コ
スト製造運転等さ1ざ筐な利点を有するものの、地下式
であることによる漏油問題を不可避的に有している。
これに対して出願人のこれ捷での先願発明等に於で所謂
水封式地下タンクが新規に開発される様になって来た。
そして、該水封式タンク,就中,水封式オイルタンクは
これ1で種々の水封式機構が案出されて来ている。
この発明の目的は前記地上式、半地下式タンクの問題点
を解決するばかりでなく、可及的に地表近くに地下水位
がある地盤を利用し、水封式地下オイルタンクとしての
水封に内外連通方式を採用し得る様にし,それによって
,施工も安全、正確、短期に容易に行え、しかも、土留
壁等も薄く出来、極めて少い材料で低コストで建造する
ことが出来、運転に際してはオイル漏れが生じなく、適
正稼動、開放検査等が出来る優れた水封式地下オイルタ
ンク構築方法を提供せんとするものである。
上記目的に沿うこの発明の構造は地下水位が可及的に地
表近くにある地盤に土留壁を環設し,その内部を水があ
る状態で掘削して該土留壁と所定間隔を介して支持杭を
打設しその支持杭に沿ってその内側にタンク本体を下側
から構築し、その下縁を下端砂利層に対し内外連通部を
介してタンク外封水と底水とを連通させ該底水上に貯溜
されるオイルは所定に給排され、その間該貯溜オイルの
増減に応じてオイルタンク内底水位は上下するが、側部
封水位は前記高水位の地下水位と同レベルにして常に安
定した封水をし、且つ、該安定封水によりオイル漏れを
防止する様にしたことを根幹としたことを要旨とするも
のである。
次にこの発明の実施例を図面に基づいて説明すれば以下
の通りである。
第1図に於て,地下水位1が可及的に地表近くにある地
盤SKコンクリート製土留壁2を築造し、その内部の水
位を上記周囲の地下水位と同レベルに保って設計深さま
で内部掘削をし,オイルタンク構築部空間3を形成し、
水がある状態で土留壁2より所定間隔を置いて支持杭4
を所定本数同心状に打設する。
従って、その間の施工中該土留壁2Kは内外に於て水圧
がバランスするのでその厚さは薄いもので良く厚くする
必要はない。
そのため前記地下水位1は高い程良い。
次に、オイルタンク構築空間3上より該支持杭4を外側
にガイドにしオイルタンクAの側板としての環状鋼製仕
切板5を降下させて、下側から上に順に溶接で筒状に接
合し、支持杭4と一体的に固定し,その全重量は該支持
杭4により支持する。
その間、適宜工程でオイルタンク構築空間3の底部6に
は砂層1を敷設する。
尚、支持杭4の立体的固定は支持梁8を介して前記土留
壁2と一体化されて対処される。
上述過程に於て,仕切板5の底縁9は砂利層7と設定間
隔を置いて該仕切板5内と、該仕切板5及び土留壁2と
の間隔部10とが底部で連通部11を周設し、その内外
地下水が連通し、底水23がある様に形或させる。
続いて、中央に雨水集水排出パイプ12を有すると共に
適宜にフロート13を有する浮屋根14を側板5内に上
下動可能にしてオイルタンク内地下水上に浮設する。
尚,当然のことながら,該浮屋根14は地下水位1以下
に下がることはないために側板5に対しては該地下水1
より上位に於で施工精度に留意すれば良い。
そして、受け入れパイプ15を該浮屋根14に適宜相対
摺動可能に挿通させ、更に、先端に払出しポンプ16を
有する払出しパイプ17を伸縮スリーブ18を有して同
じく浮屋根14に対して挿通してセットする。
又、該施工に伴って,側板5と土留壁2との間の間隔部
10に注水パイプ19を、そして、水中ポンプ20を有
する排水パイプ21を設ける。
上述の様に構築されたオイルタンクAに於て、運転する
に際しては受け入れパイプ15よりオイルを側板5内に
可及的に擾乱を生じない様に受け入れると、オイル22
は底水23と置換し上置され、側板5内部と前記間隔部
10の水は連通部11を介して底水23,封水24とし
て作用する。
尚、この間排水パイプ21を介して増加封水24は前記
高水位地下水位1と常K同レベルにある様に適宜コント
ロールされて系外排出される。
而して、上記受け入れによりオイル22の上面は上昇し
、従って、浮屋根14は上昇するが、図示の如く地下水
位1と側板5の下端縁9との高差をhとし、水及びオイ
ル比重をWw,WoとすれWw ば,その上昇量の最大値はh < − − i >であ
り、Wo 従って、それ程大きくはない。
勿論、側板5下端縁9までオイル22が貯溜されない様
にする。
又、浮屋根14は実質的にオイル22の上面と接してい
るものと見なすことが可能であるため、蒸気発生は無視
され得る。
一方、払出しパイプ17からオイル22が払出される場
合は逆にオイル22が減量するため浮屋根14は下降し
、注水パイプ19Kより注水して底水23を増量すると
共に封水24のレベルを地下水位1と同レベルに常に一
致させる様にする。
尚,その間、降水があった場合は浮屋根14の中央の集
水排出パイプ12により封水23中に排出する。
そして、オイル22は底水23、排水24によってシー
ルされるため地盤S内に漏出するおそれは全くない。
上述の様にこの発明によれば、基本的に地表近くに地下
水位のある地盤に環状土留壁を造或し、その内側,に間
隙を介して水のある状態で支持杭を打設し、該支持杭に
沿ってその内測に環状側板を下側から上に接続して沈降
する様にし、更に、該側板の下縁と底部砂利層との間に
水封水連通部を介して該間隙の封水と側板内部の封水を
連通させる様にしたことにより該オイルは高水位の地下
水位と同レベルの側方封水及び底水によりシールされる
ため地盤中に漏出するむそれがないという従来方式の効
果も保持される。
而して、構築に際し該外側る側方排水は自然の地下水位
をその11高水位として利用出来、従って、土留壁に底
板を省いても自然地下水を利用した状態で封水が可能と
なるため施工が楽に行われる優れた効果がある。
又、土留壁も地下水と封水を内外に配されるため構造力
学的に、例えば、コンクリート製にした様な場合でもそ
の厚さや強度は大きくする必要はなく,施工時に於ける
工数やコストを削減することが出来る。
更に,施工に於で水中掘削が出来るため土留壁が構造上
さ程強固なものにする必要がない。
そして,設計によっては基礎にコンクリート底板も不必
要であるし、オイルタンク底板も設けなくとも良く、構
造は極めて簡素で低廉に築造され得、運転中はオイルの
受け払いにかかわらず,実質的に液面が変らず、従って
排水とのバランスが保てるので側板自体も薄鋼板で製作
出来る優れた利点がある。
又,屋根も浮屋根式オイルタンクにしたり、固定式屋根
であっても空間部を少くすることが出来,従って、蒸気
発生も抑制することが出来る利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの出願の発明の実施例を示すものである。 1・・・地下水位、S・・・地盤、2・・・土留壁、A
・・・オイルタンク、5・・・側板(環状体)、24・
・・封水、23・・・底水、22・・・石油、4・・・
支持杭、γ・・・砂利層、11・・・連通部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 地下水位が地表面に近い地盤に環状土留壁を設け該
    土留壁の内側にオイルタンクの側板な設け両者間に封水
    を介在させるとともに該オイルタンク内に底水を張って
    封水と底水とを連通させて石油類を貯蔵する様にした水
    封式地下オイルタンク構築方法において、前記タンクの
    側板の設置は、前記土留壁を地上から造威した後、その
    内部を掘削し、その内側に水が存在した筐1土留壁と所
    定の間隔を設けて打設した支持杭の内側に沿って下方の
    環状体から順次上方の環状体に接続して沈降させるとと
    もに、該環状体の下縁を掘削底上に敷設された砂利層と
    の間に上記側板内外に水封水の連通部を周設する様にし
    たことを特徴とする水封式地下オイルタンク構築方法。
JP52111823A 1977-09-17 1977-09-17 永封式地下オイルタンク構築方法 Expired JPS5848428B2 (ja)

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JPS5445812A JPS5445812A (en) 1979-04-11
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51105616A (ja) * 1975-03-13 1976-09-18 Isao Takano

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