JPH04181766A - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JPH04181766A
JPH04181766A JP2308786A JP30878690A JPH04181766A JP H04181766 A JPH04181766 A JP H04181766A JP 2308786 A JP2308786 A JP 2308786A JP 30878690 A JP30878690 A JP 30878690A JP H04181766 A JPH04181766 A JP H04181766A
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JP
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titanium
substrate
platinum
layer
perovskite
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JP2308786A
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Kazuhide Abe
和秀 阿部
Hiroshi Toyoda
啓 豊田
Hiroshi Tomita
富田 広
Motomasa Imai
今井 基真
Yukari Yokote
横手 ゆかり
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発朋は、薄膜コンデンサ等の電子部品に係シ、特にペ
ロブスカイト型の結晶構造を有する誘電体薄膜を用いた
電子部品に関する。
(従来の技術) 最近強誘電体薄膜を使用した電子部品の開発が注目さn
ている。
例えば、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモIJ
 (DRAM)=2はじめとする、半導体集積回路の大
容量化、高集積化がすすむにつれ、メモリφセルに2い
てコンデンサが占める面積の割合が大きくなってきてい
る。このため、例えば4MビットDRAMにおいては、
メモリ・セル内のコンデンサとして、スタック型、トレ
ンチ型等の3次元構造が採用されるようになっているが
、今後さらに集積化が進むことが予想されておプ、メモ
リ・セルの構造はますます複雑になることが予想されて
いる。
これに対し、シリコンの酸化物や窒化物を誘電体として
使用する替わりに、大きな誘電率をもつ誘電体を使用す
ることにより、;ンデンサの構造を簡単にすることが検
討されている。例えば典聾的な強誘電体であるジルコン
酸チタン酸鉛(PZT)の誘電率は500以上であり、
小さな電極面積であっても大きな電荷を蓄積することが
可能である。
また強誘電体コンデンサを使って、不揮発性のRAM1
作ること4検討されている。これは強誘電体は電界と分
極の間にヒステリンス特性ft待つことを利用したもの
で、強誘電体コンデンサには電圧をゼロに戻しても印加
した電圧の向きに応じた残留分極が保持される。−極に
残留する電荷の向きを例えば“0”と“1”に対応させ
ることにより、強誘電体コンデンサにデジタル情報音記
憶させることができる。
これ以外にも、強誘電体薄INを使用した電子部品とし
て、薄膜コンデンサ、焦電センサ4M圧電振動子、薄膜
光導波路をおけることができる。
従来強誘電体としてはチタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸
バリウム、チタン#!ビスマスなどを薄膜にしたものが
使用されており、この強誘電体薄膜の両面を電極で挟ん
だ構造”のものが使用さnている。強誘電体薄膜は、ゾ
ル−ゲル法、スパッタリング法、MOCVD法等によっ
て形成することがでさ、抗電界と仕様電圧の関係で30
00^から10000A程度の厚さで使用さrLること
か多い。
ところで強誘電体薄膜を挟む電極、特に基板側に位置す
る下地電極の材料としては、現在白金が最も多く使用さ
nている。そO理由は、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン
酸バリウム、チタン散ビスマスなどの複合酸化物が犬さ
な強誘電性を示すのには、ペロブスカイト型、層状ベロ
ゲスカイト型、タングステンブロンズ型などの給晶構逍
全とることが必要であり、これらの酸化層が結晶化する
5つには最低でも400−500℃の温度が必要とされ
ている几めである。白金は、こnらの酸化物と反応しに
くい数少ない金属の一つであるため、薄膜成長の際の下
地としてしばしば使用さtし、薄膜形成後はそのまま強
誘電体コンデンサの電極として使用されている。
(発明が解決しようとする課題) にくいという問題がめった。これは例えばチタン酸ジル
コン酸鉛では強誘電性を示すペロブスカイト型の結晶構
造に代え、強誘電性を示芒ないバイロクロア構造の結晶
が生成し易い丸めである。従って高い誘電率、強誘電性
などの所望の特性が得られなかった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ペロブス
カイト型の結晶構造を有する誘電体層を得やすい構造を
有する電子部品を提供することを目的とする。
〔発明の構成] (発明を解決するための手段及び作用)本発明は、基板
上に、下地電極を介して形成された、ペロブスカイト型
の結晶構造を有する誘電体層が形成された電子部品にお
いて、前記下地電極が、Ptを主体とし、Ti 、Zr
、Ta、W、 Mo及びNbの少なくと吃−徨を含有す
ることを特徴とする電子部品であり、この下地電極を用
いることで、その上に形成される誘電体層はペロブスカ
イト型の結晶構造をとり易くなる。
基板の形態としては、上記の組成を有する下地電極金属
の板でも良く、または絶縁体基板やSi等の半導体基板
の上に上記の組成を有する金属の薄JJlNをスパッタ
リングなどで形成したものでも良い。
絶縁体基板としては、サファイアや酸化マグネシウム、
チタン酸ストロンチウムなどの単結晶やシリコン単結晶
、表面に酸化膜の付いているシリコン単結晶などをあけ
ることができる。
ベロゲスカイト型の結晶構造を有する誘電体材料として
は、チタン酸バリウム、チタン酸ストロンチウム、チタ
ン酸カルシウム、チタン酸鉛などのチタン酸塩や、チタ
ン酸ジルコン酸鉛、PLZTなどのチタン酸ジルコン酸
塩などの強誘電体があげられる。
さて下地電極であるが、譲状とする場合、最低でも20
0A以上が必要である。あまり薄いと基板の影響が現わ
れ、例えば81基板を用いた場合、Slが電極中に拡散
し下地電極表面にSiの酸化層ができるなどで下地電極
の効果が薄れる。
下地電極を構成する主体は白金(Pt )であり、結晶
化に必要な温度領域で酸化物との反応性が低く、誘電体
膜が形成しやすい。添加するTj、Zr。
Ta、W、Mo及びNbの少なくとも一種の元素は、べ
ロブスカイト型の結晶を得るために必要であり、少なく
とも1ats以上であることが好ましい。
あまり多いとptの効果が低下するため、多くて本35
at%までであることが望ましい。
また下地電極と基板との間に拡散防止用の導電層を介在
させることもできる。誘電体層の結晶化のだめの高温下
で、基板側から電極への拡散、例えばSi基板からの3
1の拡散を防止することで、誘電体層のペロブスカイト
型化という下地電極の効果を保護することができる。更
に下地電極と基板との接着性向上を図ることもできる。
これも200A以上椙度が好ましい。あまり厚くてもか
えって剥離等の問題が生じるため、実用上は2000A
以下が好ましい。この導電層は特に限定されないが金属
、窒化物、炭化物、硼化物、硅化物等が挙げられ、Ti
N 、 Taxi  等の下地電極を構成する元素を構
成元素として含有する本のが好ましい。下地電極と一体
的に電極となり、例えば半導体基板に設けられたトラン
ジスタなどの素子に電気的に接続されるため、導電率は
高い方が良い。
本発明電子部品は、上記下地電極上にペロブスカイト型
の誘電体層が形成された構造を有していれば良く、例え
ば薄膜コンデンサ、焦電センサ、圧電振動子、光導波路
、圧電フィルタなどがあげられる。またこのコンデンサ
を具備した半導体素子4挙げられる。この場合、用いる
基板F′i、si等の半導体基板であり、その基板内に
はトランジスタなどの素子が作りこまれていることにな
る。
(実施例) 以下に本発明の詳細な説明する。
まずシリコン単結晶基板の表面を熱酸化し、シリコン酸
化膜を形成したものを基板として使用した。この表面を
十分洗浄し、清浄化した上KRFマグネトロンスパッタ
リング法によりチタンを含む白金の薄膜を形成した。こ
の際、白金のターゲットとチタンのターゲットを個別に
用意し、それぞれのターゲットから同時にス/々ツタす
ることにより白金・チタンの金属膜を形成した。白金と
チタンの比率は、二つのターゲットに印加する高周波電
力の比率を独立に制御することにより変化させた。第1
表に白金チタン薄膜のスパッタリングの条件を示す。
第1表 白金チタンのスパッタリング条件方式   2
元RFマグネトロンスパッタターゲット 1)水冷Cu
製プレートに、Inでボンディングされ之直径5インチ
の 白金ターゲット 2)水冷CuMプレートに、Inでボ ンディングされた直径5インチの チタンターゲット 基板温度 室温 スパッタガス  アルゴン ガス圧  0.8Pa 基板距離 135■ スパッタ時間 40分 白金のターゲットに印加する高周波電力は300Wとし
、チタンに印加する電力をOWから450Wまで変えて
、何株類かの異なる比率を有する白金チタン亮板を作製
した。このようにして得られた白金チタン編の組成は、
白金チタン膜を王水とフッ化水素酸との混合溶液により
溶かし、誘導結合プラズマ発光分光分析法で白金とチタ
ンの比率を足置分析することにより調べた。
次に上述した方法で作製した白金チタン同時スパッタ膜
の上に、RFマグ坏トロンスバ7タリノグ法により強誘
電体の薄膜を成長させた。ターゲットとしては、ジルコ
ン酸チタン酸鉛Pb(Zr、)7T1゜3)0.の粉末
を1200℃で焼結したものを使用した。着た、成層中
に生じる鉛原子(もしくは酸化鉛)の再蒸発による組成
ずれを補償するため、酸化鉛PbOの焼結体をターゲッ
トとし、ジルコン酸チタン酸鉛のターゲットと併せて2
元スパッタリング法を使用した。第2表にジルコン酸チ
タン酸鉛のスパッタリング条件を示す。
第2表 ジルコン酸チタン酸鉛のスパッタリング条件 方式   2元RFマグネトロンスパッタターゲット 
1)水冷Cu製プレートに、Inでボンディングされた
直径5インチの ジルコン酸チタン酸鉛Pb(Zro7 TI。3)03の焼結体ターゲット 2)水冷Cu製グレートに、Inでボ ンディングさ几たぼ径5インチの 酸化鉛pbo焼帖体ターゲット 基板温度 500℃ スパッタガス  Cアルゴン流量)/(酸素流1)=8
0/20ガス圧  1.2 Pa 基板距離 135■ 高周波電力 1)ジルコン酸チタ/酸鉛:400W2ン
酸化鉛:200W スパッタ時間 8時間 上述した条件で作製したジルコン酸チタン酸鉛薄膜につ
いて、その結晶構造を調べるためにX線回折を行った。
X線の波長としてはCuKαを使用した。
第1因(5)に、白金とチタンの比率Ti/Pt=0の
基板の上に上記の条件で作製したジルコン酸チタン酸鉛
のX線回折パターンを示す。所望のペロブスカイト型構
造(a=4.lAの立方格子、もしくはこれが僅かに歪
んだ構造〕からの回折は得られず、変わりにパイロクロ
ア構造からの回折と思われるピークが現れている。なお
2d=40°に見られるピークはジルコン酸チタン酸鉛
の薄膜が薄いためにこれを透過して、下地の白金膜から
回折したX線が観察さnているものと考えられる。さら
にこの薄膜の上に電極として金を蒸着し、200μmX
200μmの電極面積を持つコンデンサを作製し、この
コンデンサについてソーヤタワー回路で電気変位りと電
界Eの関係を5oHzで評価したところ、強誘電坏に特
有なヒステリシス曲線は観察されなかった。
第1図(曇から第1図のに、白金とチタンの比率Ti/
Pt=0.017,0.135,0.149,0.16
5,0.217でめる基板の上に、上記の条件と同一の
条件で作製したジルコン酸チタン酸鉛のX線回折パター
ンを示す。いずれのパターンにおいても、ペロブスカイ
ト型構造からの回折と考えらnるピークとして、 (1
00)(110)(111ン(200)(210)(2
11)の各面から回折と考えらねるピークがみられ、所
望のペロブスカイト型の結晶構造が傅られでいる。その
かわりに白金だけの基板を使用したときKは強く現れて
いたパイロクロア構造からの回折と思われるピークは消
滅し、得られたジルコン酸チタン酸鉛がほぼペロブスカ
イトの単相トなっているものと考えられる1、なお2θ
=39.9゜(d”’ 2.、25 A )および2θ
=46.4°(d=1.95A)に見られるピークはジ
ルコン酸チタン酸鉛の薄膜が薄いためにこれを透過して
、下地の白金膜から回折したX線が観察されているもの
と考えられる。
なおこれらの薄膜に電極として金を蒸着し、強誘電体薄
膜を金属で挾みコンデンサ構造にした吃のを作製した。
コンデンサの電極面積は200μmX200μm、強誘
電体薄膜の厚さは0.7μmである。
ソーヤタワー回路で評価したところ、強誘電体に特有な
ヒステリシス曲線がいずれの試料においても観察された
。第2図にソーヤタワー回路で評価した、白金とチタン
の比率がT i /P t =0.149である基板の
上に成膜された、ジルコン酸チタン酸鉛のD−Eヒステ
リシス曲線を示す。この膜においては、残留分極がα1
 s c/wr 1  抗電界が6.5V/μmであっ
た。
第1図(qおよび第1図(ハ)に、白金とチタンの比率
T i /P t=0.316および0.471である
基板の上に、上記の条件と同一の条件で作製したジルコ
ン酸チタン酸鉛のX線回折パターンを示す。基板として
Ti/Pt=0.316の比率の白金チタン族を使用し
たものはPb、O,のピークが強く、一方TI/Pt=
0.471の比率の白金チタン膜を使用したものはPb
0L44のピークが強く現れた。しかしながら、所望の
ジルコン酸チタン酸鉛のペロブスカイト型の結晶構造は
ほとんど得られなかった。
なおこれらの薄膜に電極として金を蒸着し、コンデンサ
構造にした本のをソーヤタワー回路で評価したところ、
漏れ電流が大きすぎるために強誘電体に特有なヒステリ
シス曲線は観察されなかった。
以上の実験結果を第3表にまとめた。
+i世士 同様にしテNb 、 Ta 、 W、 Mo ′t−含
む白金の薄膜を2元RFマグネトロンスパッタリング法
によシ作製し、ジルコン酸チタン酸鉛の下地電極として
使用した。作製された下地電極膜の組成(Ptと各金属
元素との比率)、その上に形成されたジルコン酸チタン
酸鉛の結晶構造、強誘電特性の有無について第3表に示
す。いずれの元素について4強誘電性を有するジルコン
酸チタン酸鉛の薄膜形成に効果があることが確認された
以下余白 第3表 (Ti 、Nb、W、W、Mo)/Pt ノ比
率と結晶構造、強誘電特性の関係 Ti/Pt    O,000パ(oりo7    ’
l  Ll      ’0.017   ペロブスカ
イト  あ リ#      0.135   ペロブ
スカイト  め リ#      0.149   ペ
ロブスカイト  あ リ#      0.165  
 ペロブスカイト  あ リI     α217  
ペロブスカイト  あ リ1        0.31
6    Pb、04        な  し1  
0.471  PbO3,44なしNb/Pt    
 O,139ペロブスカイト  あ りTa/Pt  
  O,099ペロブスカイト  あ リW7Pt  
   O,106ペロブスカイト  あ リMo/P 
t    Q、 179   ペロブスカイト  あ 
リT2の場合は、lat%〜3Qat%程度が適量と考
えられる。
次にP t /T iと同様にしてPt/Zrの場合に
ついても誘電体層を下記の条件で作成した。
第4表 白金ジルコニウムのスパッタリング条件 方式   2元RFマグ坏トロンスパッタターゲット 
1)Cuプレートにインジウム・ボンディングされた直
径5インチの白金 円板 2)Cuプレートにインジウム・ボン ディングされた直径5インチのジル コニウム円板 基板温度 室温 雰囲気  アルゴンガス、0.8Pa スパッタ時間 40分 白金のターゲットに印加する高周波電力を300WK固
定り、、ジルコニウムのターゲットに印加する電力10
Wから350Wまで変化させて様々な組成比の白金ジル
コニウム基板を作成した。組成はICPプラズマ分光法
による定量分析で決定した。
また、X線回折法でPt(fcc)構造の有無とその格
子定数を調べたところ、ジルコニウムのターゲットに印
加する電力がOWから250Wの範囲で主相としてPt
(fcc)構造が得られた。また、印加電力QWで格子
定数は2.27Aであった。そして格子定数はジルコニ
ウムのターゲットに印加する電力の増大と共に線形に増
加し、250WではL33Aになった。
次に上述の方法で作成した白金ジルコニウム薄膜上にR
Fマグネトロンバッタ”リング法によりジルコン酸チタ
ン酸鉛の薄膜を成長させた。この際、ジルコン酸チタン
酸鉛CP b (Z ”、、7T ’ cL! ) O
i ]  O焼結体ターゲットと酸化鉛PbOの焼結体
ターゲットを個別に用意し、2ターゲツトによる同時ス
パッタリングをおこなった。酸化鉛ターゲットは鉛の蒸
発による組成ずれを補償するために用いている。第5表
にジルコン酸チタン酸鉛薄膜のスパッタリング条件を示
す。
第5表 ジルコン酸チタン酸鉛のスパッタリング条件 方式   2元RFマグネトロンスパンタターゲノト 
1)Cuプレートに樹脂ボンディング場れ九直径5イン
チのジルコン酸チ タン酸鉛[Pb(Zr、Ti、)o、 ) ty)焼結
体円板 2)Cuプレートに樹脂ボンディング された直径5インチの酸化鉛PbOの 焼結体円板 基板温度 650℃ 高周波電力 1)ジルコン酸チタン酸鉛:400W2)
酸化鉛: 25 Qw 雰囲気  アルゴン・酸素混合ガス〔流量比03/ (
A r +Ot ) = 0.231.OPaスパッタ
時間 8時間 上述の同時スパッタリングで作成した試料の結晶構造を
X線回折計を用いて調べた。単色X線としてCuのにα
線を使用した。
第3図(5)に組成比Zr/Pt=Oの白金ジルコニウ
ム基板上に作成したジルコン酸チタン酸鉛のX線回折チ
ャートを示す。所望のペロブスカイト構造(格子定数4
.1Aの立方晶、またはこれが僅かに歪んだ構造)は得
られず、パイロクロア相のピークが現れた。なお、F’
1lii)  のピークは下地基板のものである。この
試料上に盃/クロム[極を蒸着し、交流電場に対する誘
電分極の変化を測定したが、強誘電体に特有のヒステリ
シスループは観察されな刃1つだ。
第3図([31から第3図(IllllK組成比Z r
 /P t =0.002 。
0.108 、0.235の白金ジルコニウム基板上に
上述の同時スパッタで作成したジルコン酸チタン酸鉛の
X線回折チャートを示す。いずれのパターンでも所望の
ペロブスカイト構造に:る回折ピークが観察された。な
お、Pt−Zr(fccHlll)のピークは下地基板
のものである。これらの薄膜表面に一辺200μmの正
方形の金/クロム電極を蒸着し、ソーヤタワー回路を用
いて交流電場に対する誘電分極の変化を測定したところ
、3試料すべてで強誘電体に特有のヒステリシス環線が
観察された。
第6図にZr/Pt=o、xosの試料のD−Eヒステ
リシス ))シスX線を示した。この膜では残留分極1.43C
/−1抗電場1.92MV/譚であった。
第3図(E)に組成比Z r / P t = 0.2
 g 4の白金ジルコニウム基板上に作成したジルコン
酸チタン酸鉛のXm回折チャートを示す。所望のペロブ
スカイト構造は得られず、ジルコニア(ZrO2)  
などが生成した。なお、Pi−Zr(fCC)(111
)、(200)のピークは下地基板のものである。この
試料上に金/クロム電極を蒸着し、交流電場に対する誘
電分極の変化を測定したが、十分な絶縁性がなく、舎 強誘電体に特有のヒステリシス管線は観察されなかった
以上のように組成比Zr/Pt7>Eo、002,0.
108゜α235ではペロブスカイト構造が得られ、強
誘電性も確認された。一方、組成比Zr/PtがOおよ
びα294ではペロブスカイト構造が得られず、強誘電
性4m察されなかった。従ってZrの場合はZ r /
P t =0.002〜α28程度が好ましいことがわ
かる。
次に第5図に示すような、拡散防止用の導電層を形成し
た実施例について詳細て説明する。
第5図は本発明の薄膜コンデンサ構造の模式図である。
工程と合わせて説明する。
基板としては、シリコン単結晶基板およびその表面を熱
酸化し、シリコン酸化膜を形成したものを用いた。表面
を洗浄処理した後、RF反応マグネトロンスパッタリン
グ法によシ窒化チタニウム薄膜を形成した。ターゲット
としては411φの金属チタニウムを用い、水冷された
Cu製プレートにボンディングした。スパッタ条件を表
6に示す。
表6 窒化チタニウムのスパッタリング条件 ターゲット 水冷Cu製プレートにボンディングされ九
直径4インチのTjメタ−ット 基板温度 200℃ ガス   A r /N。
ガス圧  0.5 Pa ト関距離 高周波電力  400W 厚さ   1000人 次に窒化チタニウム薄膜上にRFマグネトロンスパッタ
リング法により白金とチタニウムから成る下地電極層を
形成した。この際、白金のターゲットとチタニウムのタ
ーゲットは個別に用意し、それぞれのターゲットから同
時にスパッタリングすることにより白金とチタニウムか
ら成る金属薄膜を形成した。白金とチタニウムの含有比
率は、各々のターゲットに印加する高周波電力量により
制御した。スパッタ条件を表7に示す。
表7 白金チタニウムのスパッタリング条件 ターゲット ■水冷Cu製プレートにボンディングされ
九直径4インチのPiターゲット ■水冷Cu製プレートにボンディング された直径4インチのTiターゲット 基板温度 600℃ ガス   λr ガス圧  0.5 Pa ゲット間距離 高周波電力 ■Pt:400W ■Tに〇〜400W 厚さ   2000A こうして白金とチタニウム含有量の異なる下地電極層を
数種類作成した。白金とチタニウムの比率は、金属薄膜
を王水とフッ化水素酸との混合溶液によって溶解し、誘
導結合プラズマ発光分光分析法で定量した。
上述した方法で作成した白金とチタニウムρ・ら成る下
地電極層について、結晶構造と配向性をX線回折により
評価した。比較例として、71Jコン単結晶基板の表面
に白金とチタニウムから成る下地電極層を形成したもの
を作成した。
X線回折パターンから、チタニウム含有量がOatm%
から50atrrltですべて(Ill)配向したPt
−Ti薄膜であった。しかしく222)ピークのロッキ
ングカーブの半値全幅は、窒化チタニウム層を形成しな
い比較例では約4°なのに対し、窒化チタニウム層を形
成した実施例では約2°であり、窒化チタニウム層を形
成することにより下地電極層の配向性が向上することが
わかった。さらにこれらの試料の薄膜の剥離強度を測定
したところ、窒化チタニウム層を形成しない比較例では
チタニウム含有量が□atcn%ではかなり弱く、チタ
ニウム量が増えると強度は高くなった。窒化チタニウム
層を形成した実施例では剥離強度はチタニウム含有量が
Oatm%から5Qatm% まで比較例よりも強度は
高かった。これより窒化チタニウム層がシリコン基板と
下地電極層との密着強度を大きくする作用があることが
判明した。またその作用はチタニウムの含有によシさら
に強固となる。
次にこの下地電極層上に、RFマグネトロンスパッタリ
ング法によりチタン酸ジルコン酸鉛の強誘電体薄膜を成
長させた。ターゲットとしてはチタン酸ジルコン酸鉛の
粉末Pb(Zr、Ti、)Osを1200℃で焼結し4
+1φに加工したものを用い、水冷されたCu製プレー
トにボンディングした。さらに成膜時の鉛の欠乏を補償
するため、酸化鉛PbOの焼結体をターゲットとしてチ
タン酸ジルコン酸鉛と同時スパッタを行なった。スパッ
タ条件を表3に示す。
表8 チタン酸ジルコン酸鉛のスパッタリング条件 ターゲット ■水冷Cu製プレートにボンディングされ
た直径4インチのチタン酸ジル コン酸鉛Pb(ZrcL7Ti、)Os焼結体■水冷C
u製プレートにボンディング された直径4インチの酸化鉛の焼結 体 基板温度 600℃ ガス   A r 10 z ガス圧  1. □ Pa ット間距離 高周波電力 ■チタン酸ジルコン酸鉛: 400W■酸
化鉛:OW〜200W 厚さ    5000A X線回折パターンから、チタニウム含有量がOatmチ
では酸化鉛の高周波電力を調整して鉛の欠乏分を補償し
ても所望のペロブスカイト型結晶構造は得られず、強誘
電体相ではないパイロクロア相が生成し九。Iたこの薄
膜上に上部電極とじて金を蒸着し、コンデンサとして特
性を評価したところ強誘電体に特有な電気変位りと電界
Eとの間にヒステリシス曲線は得られず、比誘電率も低
い値であっ九。それに対し、チタニウムをQ、latm
チ含む下部電極上ではペロブスカイトの(111)配向
膜が得られた。さらにチタニウム量を増加させたもので
は酸化鉛による鉛の補償が少なくても(111)配向膜
が得られるようになった。しかしチタニウム含有量が4
Qatmチ を越えるあたりから基板との反応物と思わ
れるピークが現れた。これはチタニウム含有量の多い本
のでは高温で不安定となり誘電体層と反応を起こすため
であり、好ましくない。ペロブスカイト(111)配向
膜の(222)のピークのロッキングカーブの半値全幅
は約2°であり、窒化チタニウム層を形成した下地電極
層を反映した配向度を示した。窒化チタニウム層を形成
しない比較例では約4°でおり、窒化チタニウム層を形
成することにより下地電極層及び鱈電体薄膜の配向性が
向上することがわかった。
ペロブスカイトの(111)配向膜上に上部電極として
金を蒸着し、コンデンサとして特性を評価したところ強
誘電体に特有な電気変位りと電界Eとの間にヒステリシ
ス曲線がいずれの試料においても観測された。第6図に
チタニウム含有量10atmチ下地基板上のチタン酸ジ
ルコン酸鉛強誘電体薄膜のD−Eヒステリシス曲線を示
す。この曲線から算出される残留分極は0.25 C/
iであった。
窒化チタニウム層を形成しないチタニウム含有量lQa
tm%下地基板上のチタン酸ジルコン酸鉛強誘電体薄膜
のD−Eヒステリシス曲線を第7図に示す。このように
ヒステリシスを示す薄膜は得られるが、残留分極は0.
15C/−であシ、配向性の違いによる特性低下が見ら
れた。さらにこれらの誘電体膜の漏れ電流を測定したと
ころ、配向性の低い比較例では10 λ/aIiなのに
対し、実施例ではIOA/−と1ケタ改善された。筐た
チタニウム含有量が5Qatmチの膜についても上部電
極として金を蒸着し、コンデンサとして特性を評価した
ところ、漏れ電流が犬きく測定は不可能であった。
シリコン単結晶基板の表面に酸化膜を形成せずに窒化チ
タニウムを介して白金とチタニウムから成る下地電極層
を形成した実施例と、ノリコン本結晶基板の表面に直接
白金とチタニウムから成る下地電極層を形成した比較例
を作成した。窒化チタニウムを介して白金とチタニウム
から成る下地電極層を形成し九実施例では酸化膜上での
実施例と同様の結果が得られ九。しかし、シリコン単結
晶基板の表面に直接白金とチタニウムから成る下 1□
□。、、、え□ヵ”’Cu 71J :I7よ。え、1
でノリサイドが形成し、電極としての性能が低下 ;」 するとともに、その上に誘電体膜をスパッタして Iも
ペロブスカイトもパイロクロアへ生成しなかっ )た。
                       1以
上の結果をまとめて表9に示す。       1また
7リコン単結晶基板上に窒化チタニウムを 1介して白
金とジルコニウムあるいは白金とニオブ、:あるいは白
金とタンタル、あるいは白金とタング 1ニステン、あ
るいは白金とモリブデンとからなる下 1せて示した。
この結果からチタニウムだけでなくジルコニウム、ニオ
ブ、タンタル、タングステン、モリブデンについてもペ
ロブスカイト型結晶構造の形成に効果があることがわか
った。
表9 実施例及び比較例の諸特性 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明に:れば、ペロブスカイト型
の結晶構造を有する誘電体薄膜が容易に得られる電子部
品構造を得ることができる。
壕だシリコン基板上などに導電層を介して下地電極層を
形成することにより、ノリコン拡散層等との接続が良好
でかつ基板と電極、あるいは誘電体薄膜との間で反応を
起こすことを防止するとともに、下地電極層上に所望の
ペロブスカイト型結晶を有する誘電体薄膜を容易に配向
性良く形服することができ、高温でも下地電極層が安定
である。
これにより誘電体の漏れ電流を低減し、強誘電体の残留
分極を増大させ、劣化を緩和するなど良好な誘電特性を
発揮でき、高集積化に貢献する。また下地電極層の密着
強度を増加させ、信頼性の向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図はX線回折チャート図、第2図及び第
4図及び第6図及び第7図はヒステリシス曲線図、第5
図及び第8図は電子部品の断面図。 代理人 弁理士  則 近 憲 佑 (C>         28 (D)            2θ ノθ (E) e (G) 第1図 第2図 凹竹弦皮 凹折弦臭 2e (E) 第3図 Czr/Cpt = 0.108 Czr/Cpt : O,+08  +h  百4;:
y)レコ二うム、1←キ及」:1;イゝヒ搾(シたり)
しコー7世式1子タン噛のD−Eヒ7−テ“ノシ又Ti
糸乳 第4図 (Q) (b) 第5図 ↑P(令))c/m2 第7図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に、下地電極を介して形成されたペロブス
    カイト型の結晶構造を有する誘電体層が形成された電子
    部品において、 前記下地電極が、Ptを主体とし、Ti、Zr、Ta、
    W、Mo及びNbの少なくとも一種を含有することを特
    徴とする電子部品。
  2. (2)前記下地電極は、拡散防止用の導電層を介して基
    板上に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    電子部品。
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