JPH04181419A - ワイヤレス座標読み取り装置 - Google Patents

ワイヤレス座標読み取り装置

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JPH04181419A
JPH04181419A JP2310275A JP31027590A JPH04181419A JP H04181419 A JPH04181419 A JP H04181419A JP 2310275 A JP2310275 A JP 2310275A JP 31027590 A JP31027590 A JP 31027590A JP H04181419 A JPH04181419 A JP H04181419A
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JP
Japan
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circuit
phase
amplitude
excitation
signal
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JP2310275A
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Yosuke Kanno
管野 陽介
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Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野J 本発明は、コ〉・ピヱータ等の外部装置へ座標入力を行
う座標読み取り装置に関し、特に座標読み取り装置本体
と座標指示器との間を信号線で接続する必要のないワイ
ヤレス座標読み取り装置二二関するものである。
[従来の技術] 従来、座標読み取り部に敷設された励磁線群と検出線群
との電磁結合を座標指示器に設けられたコイルとコンデ
ンサによる共振回路によって仲介する座標読み取り装置
において、座標指示器に備えられたスイッチ等の押下圧
力を検出するためには、押下圧力を該共振回路に並列に
接続された感圧抵抗素子に伝達し共振回路の共振周波数
を変化させることによって検出線群に得られる誘導信号
の位相を変化させ、位相の変化量から押下圧力を求める
ようにした方法がある。
たとえば、スイッチの押下圧力の増加にしたがって感圧
抵抗素子の抵抗値が減少するようになした場合、共振回
路の共振周波数は次第に低い方向に変化しこれにともな
って誘導信号の位相は次第に遅れる方向に変化する。こ
のことから、励磁信号の位相に対する誘導信号の位相の
遅れを検出し、この遅れ量を一定の基準と比較して押下
動作の有無を判定しさらに押下圧力に換夏するようにし
たものである。
[発明が解決しようとする課題] ところで、一般にこの種の座標読み取り装置においては
、座標読み取り部の下方に金属板等の電磁遮蔽部材を置
き、外部からの不要なノイズ等を遮断するようになすこ
とが多い。
しかるにこの場合、座標指示器と電磁遮蔽部材との距離
が変化することによって座標指示器の共振回路を構成す
るコイルのインダクタンスが変化するため、共振回路の
共振周波数が変化し結果として誘導信号の位相に影響を
及ぼす。たとえば、座標指示器が座標読み取り部から離
れる方向に移動した場合、コイルのインダクタンスが増
加するため共振回路の共振周波数が低くなり誘導信号の
位相はより遅れる方向に変化する。
このため従来の技術においては、座標指示器が座標読み
取り部から離れる方向に移動した場合に誘導信号の位相
の遅れ量が押下動作判定のための基準を越え押下動作が
あったと誤判定してしまう恐れがあった。また、誤判定
を避けるためには座標指示器の移動により発生する誘導
信号の位相の遅れ量に対して十分に大きな値を押下動作
判定の基準としなければならず、スイッチの押下圧力が
比較的小さい場合に位相の遅れ量が判定基準を越えるこ
とができず押下動作を判定できないという問題があった
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明では、複数の励磁線群
と複数の検出線群とを重ねて敷設した座標読み取り部と
、コイルとコンデンサとにより構成される共振回路を有
し押下圧力を抵抗値に変換する感圧抵抗素子を共振回路
に並列に接続してなる座標指示器と、励磁線群を順次選
択する第1の選択回路と、検出線群を順次選択する第2
の選択回路と、第1の選択回路に接続され座標指示器の
共振回路の共振周波数近傍の周波数の励磁信号を励磁線
群に与える励磁回路と、第2の選択回路に接続され検出
線群に誘導した誘導信号の振幅を検出する振幅検出回路
と、励磁信号に対する誘導信号の位相を検出する位相検
出回路と、振幅検出回路の出力を記憶する振幅記憶手段
と、位相検出回路の出力を記憶する位相記憶手段と、振
幅検出回路の出力と振幅記憶手段に記憶された情報との
差分とおよび位相検出回路の出力と位相記憶手段に記憶
された情報との差分とから座標指示器における押下動作
を判定する制御回路とを設けた。
[作用] このように構成した座標読み取り装置において、励磁回
路から励磁線群に励磁信号を与えると、座標指示器が位
置する近傍の励G11線および検出線が選択されている
場合に誘導信号が発生する。
ここで座標指示器のスイッチに押下圧力が加わると押下
圧力にしたがって感圧抵抗素子の抵抗値が変化すること
により共振回路の共振周波数が変化し、検出線に発生す
る誘導信号の位相が変化する。たとえば、押下圧力にし
たがって感圧抵抗素子の抵抗値が減少するようになした
場合、共振回路の共振周波数は低い方向に変化し、誘導
信号の位相は遅れる方向に変化する。
これに対して、座標指示器が座標読み取り部から離れる
方向に移動した場合も、コイルのインダクタンスが増加
するため共振回路の共振周波数が低くなり誘導信号の位
相はスイッチ押下時と同様に遅れる方向に変化する。
一方、座標指示器のスイッチが押下されていない状態で
の共振回路の共振周波数を励磁信号の周波数の近傍でか
つスイッチの押下にともなって近づくように設定ごた場
合、すなわち上記例では励磁信号の周波数よりわず力弓
こ高く設定した場合、誘導信号の振幅はスイッチの押下
にともなって大きくなる方向に変化する。
しかるに、座標指示器が座標読み取り部から離れる方向
に移動した場合は、励磁線とコイル間およびコイルと検
出線間の電磁結合度が小さくなるため誘導信号の振幅は
小さくなる方向に変化する。
すなわち、座標指示器のスイッチ押五と座標読み取り部
から離れる方向への移動とにおいて、誘導信号の位相の
変化は同様であるのに対して誘導信号の振幅の変化は反
対になる。
したかって、振幅検出回路の出力と振幅記憶手段に記憶
された情報との差分から誘導信号の振幅の変化を、およ
び位相検出回路の出力と位相記憶手段に記憶された情報
との差分から誘導信号の位相の変化を得ることによって
、座標指示器における押下動作を判定することができる
[実施例1 以下本発明の一実施例を第1回に基づき説明する。第1
図に、本発明による座標読み取り装置の構成図を示す。
図において、■は励磁線群、2は検出線群、3は座標読
み取り部であh、励磁線群1と検出線群2は各々が等間
隔でかつお互いが直交するように配置され座標読み取り
部3を構成している。4は後述する共振回路を有する座
標指示器である。5は励磁回路であh、励磁信号101
を励磁線群1に供給する。6は励M1線群1を順次選択
する第1の選択回路、7は検出線群2を順次選択する第
2の選択回路である。8は検出線群に発生する誘導信号
104の振幅を検出する振幅検出回路、9は誘導信号1
04の位相を検出する位相検出回路である。10は振幅
検出回路8の出力105を記憶する振幅記憶手段、11
は位相検出回路9の出力106を記憶する位相記憶手段
であh、各々RAM(ランダムアクセスメモリ)によっ
て構成される。12は制御回路であり マイクロプロセ
ッサによって構成される。
第2図に、座標読み取り部3の断面図を示す。
閏において、励磁線群1と検出線群2は各々回路基板3
10両面に敷設され、回路基板31の下方にはスペーサ
32を介して電磁遮蔽部材33が配置されている。
第3図に、座標指示器4が有する回路を示す。
図において、40はコイル、41はコンデンサであh、
LC共振回路を構成する。42は感圧抵抗素子であh、
前記■、C共振回路に並列に接続される。
第4図および第5図に、座標指示器4の一具体例として
スタイラスペンおよびカーソルの横ift図を示す。
第4図において、400はケース、401は回路基板で
ある。ケース400にはコイル40および回路基板40
1が固定されている6回路基板401にはコンデンサ4
1が配置され、コイル40と感圧抵抗素子42が第3図
に示したLC共振回路をなすように接続されている(本
図において配線は省略する)。402はスタイラス芯、
403はチャック、404はコイルハネである。スタイ
ラス芯402はチャック403に固定されておh、かつ
スタイラス芯402とチャック403はケース400に
対して可動となしている。ただし、チャック4.03は
コイルハネ404によって感圧抵抗素子42に対して逆
方向に支えられている。したがってスタイラスペンによ
って座標読み取り部3上を指示した場合(すなわち押下
動作を行った場合)、押下圧力の増加にしたがってスタ
イラス芯402およびチャック403を介して感圧抵抗
素子42が加圧され押下圧力の減少にしたがってチャッ
ク403およびスタイラス芯402がコイルハネ404
によって押し戻されるため感圧抵抗素子42が減圧され
る。
また第5図において、41Gはケース、411は回路基
板、412はヘースである。ケース41Oには回路基板
411が固定され、ヘース412にはコイル40が固定
されている。回路基板411にはコンデンサ41が配置
され、コイル40と感圧抵抗素子42が第3図に示した
LC共振回路をなすように接続されている(本図におい
て配線は省略する)。413はカーソルボタン、414
はコイルバネである。カーソルボタン413はケース4
10に、対して可動となすが、コイルバネ414によっ
て感圧抵抗素子42に対して逆方向に支えられている。
したがってカーソルボタン413の押下動作を行った場
合、押下圧力の増加にしたがって感圧抵抗素子42が加
圧され押下圧力の減少にしたがってカーソルボタン41
3がコイルバネ414によって押し戻されるため感圧抵
抗素子42が減圧される。
第6図に励磁回路5の構成図を示す。図において、50
は波形整形回路、51は増幅回路である。
波形整形回路50は;111111回路12から入力し
た矩形波状の励磁クロック100を波形整形して正弦波
に変換し、増幅回路51はこれを増幅して励磁信号IQ
Iを出力する。
第7図に第1の選択回路6の構成図を示す。図において
、60はデコーダ、61はスイッチ素子群である。デコ
ーダ60は制御回路12から人力した第1の選択信号1
02にしたがってスイッチ素子群61の各スイッチ素子
618〜61nのうち、いずれかひとつをオンする。こ
れによって励Mi線群lの各励[!la〜1nのうちオ
ンしたスイッチ素子に対応する励磁線に対し励磁回路5
から人力した励磁信号101が供給される。
第2の選択回路7は第1の選択回路6と同一の構成であ
h、詳細は図示しない。異なる点は、第1の選択回路6
が第1の選択信号102にしたがって励磁線群1を選択
し選択した励磁線に対して励磁信号101を供給するの
に対し、第2の選択回路7は第2の選択信号103にし
たがって検出線群2を選択し選択した検出線に発生する
誘導信号104を出力する点である。
第8図に振幅検出回路8の構成図を示す。図において、
80は増幅回路、81は検波回路、82は平滑回路、8
3はA/D変換回路である。振幅検出回路8は誘導信号
104を増幅回路80、検波回路81、平滑回路82、
A/D変換回路83の順に介することによって誘導信号
104の振幅をデジタル化した信号105を出力する。
第9図に位相検出回路9の構成図を示す。図において、
90は増幅回路、91はコンパレータ、92は排他的論
理和素子、93は抵抗、94はコンデンサ、95はA/
D変換回路である。誘導信号104は増幅回路90によ
って増幅されコンパレータ91によって矩形波に変換さ
れた後、排他的論理和素子92の一方の入力に接続され
る。排他的論理和素子92の他方の人力には励磁クロッ
ク100が接続されておh、排他的論理和素子92は励
磁クロック100に対する誘導信号104の位相差をパ
ルス幅で表したパルス信号を出力する。抵抗93とコン
デンサ94は積分回路をなし、排他的論理和素子92の
出力を積分することによって前記位相差を電圧で表した
電圧信号に変換する。A/D変換回路95は前記電圧信
号をデジタル化した信号106を出力する。
なお、振幅検出回路8および位相検出回路9の構成につ
いては本発明の本質ではなく、誘導信号104の振幅お
よび励磁信号101に対する誘導信号104の位相差を
制御回路12が処理し得る信号に変換することができれ
ばよい。したがって本実施例に限定されるものではなく
種々の構成が考えられる。
以下本実施例の動作について説明する。第1図において
、制御回路12は励磁クロック100を励磁回路5に出
力すると同時に、第1の選択回路6が励磁線群1の各励
磁線を順次選択するように第1の選択信号102を出力
する。これによって選択された励磁線に対して励磁信号
101が順次供給され励磁線は交流磁界を発生する。一
方、制御回路12は任意の1励磁線を選択中に第2の選
択回路7が検出線群2の各検出線を順次選択するように
第2の選択信号103を出力する。これによって選択さ
れた検出線が振幅検出回路88よび位相検出回路(]に
接続される。制御回路12は以」二の動作を繰り返し行
う。この動作を1走査、・と呼ふことにする。なお、走
査の順序乙こついては上記例に限られたものではなく、
たとえば任意の1検出線を選択と2でいる間に励磁線を
順次選択しこれを繰り返し、なすようにしてもよい。
ここで座標指示器4が座標読み取り部3上乙こない場合
は、励M!を線群1と検出線群2とが直交しているため
励磁線群Iに発生する交流磁界によって検出線群2に誘
導電流が発生することはない。−方、座標指示器4が座
標読み取り部3上にある場合は、上記走査において座標
指示器4の近傍の励磁線および検出線が選択されたとき
に、該励磁線と座標指示器4内のコイル40との間およ
びコイル40と該検出線との間に電磁結合をヰし該検出
線に誘導電流が発生し、第2の選択回路7を介して誘導
信号104として出力される。
電磁結合の度合いは該励磁線および該検出線と座標指示
器4との距離と相関があh、座標指示器4の位置によっ
て該誘導電流の大きさは変化する。
このことから、制御回路12において座標指示器4の位
置する周辺の励磁線および検出線を走査したときの誘導
信号104の振幅を振幅検出回路8を介して順次入力す
ることにより座標指示器4の位置を示す座標値を算出す
ることができる。座標算出の方法は本発明の主旨ではな
いので詳細は省略するが、たとえば本出願人が擾案した
方式(特開昭55.−9641.1号公報)をはしめ種
々の力弐を適用することができる。
次に、本発明の主旨である座標指示器4に備えられたス
イッチの押下動作の判定についで説明する。
第3図に示した座標指示器4の共振回路において、スイ
ッチの押下動作がない場合に共振周波数は励磁信号1.
 O1の励磁周波数に対してわずかに高くなるように設
定されているものとする。ここでスイッチの押下動作が
あると、前述したように押下圧力が感圧抵抗素子42に
伝達され抵抗値が減少するため、共振周波数は低い方向
すなわち励磁周波数に近づく方向乙こ変化する。ごの結
果、i;I述した走査によって得られる誘導信号104
において座標指示器4のスイッチの押T゛動作がある場
合は押下動作がない場合に比してその振幅は大きくなる
方向に変化しその位相は遅れる方向に変化する。これら
の変化の様子について第1O図によってさらに説明を加
える。第10図において横軸は座標指示器4の共振周波
数f res 、 m軸は誘導信号104の振幅■およ
び位相φを示す。またfdrνは励磁信号101の励磁
周波数を示す。第10図に示されるように、振幅■は共
振周波数freSが励磁周波数fdrνに〜致したとき
最も大きく励磁周波数f drvからずれるにしたがっ
て小さくなh、−・力位相φは共振周波数f resが
低くなるにしたがってjll調的に遅れるという特性が
ある。
ここで、スイッチの押下動作がない場合の共振周波数r
 resが励磁周波数f drvよりもわずかに高いf
aに設定されているものとすると、このときの振幅Vは
Va、位相φはφaである。これに対して、スイッチの
押下動作があり感圧抵抗素子42の抵抗値の減少によっ
て共振周波数f res 7!l<低い方向すなわち励
磁周波数fdrνに近づく方向に変化し[hに移行した
とすると、振幅■はvb、位相φはφbになる。すなわ
ち第10図から、スイッチの押下動作によって振幅■は
Vaがらvbに大きくなる方向に変化し、位相φはφa
がらφbに遅れる方向に変化することがわかる。
ところが、第2図に示したように座標読み取り部3の子
方に金属板等の電磁遮蔽部材33を有する場合、[発明
が解決しようとする課題〕で述べたように、座標指示器
4が座標読み取り部3がら離れる方向に移動した場合す
なわち座標指示器4内ノコイル40とiit磁遮蔽部材
3との距離が大きくなった場合コイル4oのインダクタ
ンスが増加するため座標指示器4の共振回路の共振周波
数が低くなh、この場合もスイッチが押下されたときと
同様に誘導信号104の位相が遅れる方向に変化する。
このため、位相の変化のみからスイッチの押下動作を判
定することはできない。しかるに、この場合誘導信号1
04の振幅に着目すると、座種指示器4と座IIl[読
み取り部3との距離が大きくなることによって励磁線群
1と座標指示器4内のコイル40との間およびコイル4
0と検出線群2との間の電磁結合度が小さくなるため誘
導信号104の振幅は小さくなる方向に変化する。これ
らの様子について第11図によって説明を加える。
第11回において横軸は座標指示器4と座標読み取り部
3との距離りを示し、縦軸は誘導信号104の振幅Vお
よび位相φを示す。第11図では、距llhが大きくな
るにしたがって振幅Vはしだいに小さくなり位相φはし
だいに遅れる方向に変化するという特性を示している。
ここで、座標指示器4が距離haから距離hcに移動し
た場合すなわち座標読み取り部3に対して離れる方向に
変化した場合を考えると、振幅VはVaからVcに小さ
くなる方向に変化し、位相φはφaからφCに遅れる方
向に変化することがわかる。
以上、第10図と第11図に説明したように座標指示器
4のスイッチ押下動作と座標読み取り部3から離れる方
向へ移動した場合とにおいて、誘導信号104の位相の
変化は同様であるのに対して振幅の変化は反対になる。
したかって、本発明においてはこのことに着目し、位相
の変化のみからではなく位相の変化の方向と振幅の変化
の方向とからスイッチの押下動作の有無を判定するよう
になすものである。
スイッチの押下動作の判定について第1図に戻り説明を
加える。第1図において制御回路12は前述したように
座標指示器4の示す座標値を算出するためにその周辺の
励磁線群1および検出線群2を走査し誘導信号104の
振幅を振幅検出回路8を介して順次入力している。ここ
でスイッチの押下動作の判定のために、これと並列的に
位相検出回路9を介して誘導信号104の位相を入力し
上記走査において座標指示器4と特定の位置関係にある
励磁線および検出線が選択されたときに得られる振幅と
位相について各々の変化を検出する。
位相については、座標指示器4の周辺を走査し誘導信号
104が発生しているときであれば検出可能であるが、
S/Nを考慮すれば誘導信号104の振幅が最も大きい
ときすなわち座標指示器4と最も近い励磁線および検出
線が選択されたときが好ましい。したがって、制御回路
12は励磁線群1および検出線群2を繰り返し走査しな
がら、1回の走査中で誘導信号104の振幅すなわち振
幅検出回路8の出力105が最大のとき、該出力105
を振幅記憶手段10へまた同時に得られる誘導信号10
4の位相すなわち位相検出回路9の出力106を位相記
憶手段11へ各々格納しておき、次回の走査において同
条件で得られる出力105および出力106と各々大小
比較することによって誘導信号104の振幅および位相
の変化の方向を得る。また比較の後はさらに次回の走査
での比較のために出力105および出力106を同様に
振幅記憶手段10および位相記憶手段11に格納してお
く。制御回路12は以上の処理を繰り返し行うことによ
って1走査毎に誘導信号104の振幅および位相の変化
の方向を逐次検出し、前述したように位相が遅れる方向
に変化しかつ振幅が大きくなる方向に変化したとき各々
の変化量が一定のしきい値を越えた場合にスイッチの押
下動作があったものと判定している。また、スイッチの
押下動作判定後、誘導信号104の位相が上記スイッチ
押下動作判定時の値を下回った場合にスイ・ノチオフ状
態に戻ったものと判定している。
なお、スイッチ押下状態での押下圧力を求めるためには
、たとえば押下動作を判定した時点の誘導信号104の
位相を基準値として位相の変化量を算出しこの変化量か
ら押下圧力に換算することができる。さらに、上記しき
い値の設定値を変えることによりスイッチ押下動作に対
する感度を変化させることができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、座標読み取り部に
敷設された複数の励磁線群と複数の検出線群との電磁結
合を座標指示器に設けられた共振回路によって仲介する
座標読み取り装置において、座標指示器に備えられたス
イッチ等の押下圧力を共振回路に並列に接続された感圧
抵抗素子に伝達し共振回路の共振周波数を変化させるこ
とによって横出線88こ得られるrf:J導信号の位相
および振幅を変化させるようにした6そ巳て、この位相
および振幅を各々位相検出回路および振幅検出回路によ
り検出5、制御回路によって各々の変化の方向からスイ
ッチの押下動作を判定するよう↓こした。
このため、座標読み取り装置本体と座標指示器との間を
信号線で接続することなく座標指示器に備えられたスイ
ッチの押下動作を判定することのできるワイヤレス座標
読み取り装置を実現することができた。
特に、座標読み取り部の下方に金属板等の電磁遮薮部材
を備えた場合 座標指示器との距離の変化によって誘導
信号の位相が変化し従来方法ではスイッチの押下動作判
定に不具合を生していたが本発明によりこの不具合を解
消することができ酒。
さらに、座標指示器の共振回路を構成する各素子ならび
に座標読み取り装置本体の各回路を構成する各素子の温
度変化や経時変化さら↓こ個体差等によってスイッチ押
下動作時点の誘導信号の位相にばら一つきを生しるため
、従来のように誘導信号の位相に灯して絶対しきい値を
スイッチの押下動作判定の基準として設定する場合各回
路の定数を合わせ込むだめの調整機構を有5このばらつ
きを補正していたが、本発明においてはスイッチの押下
動作判定の基準が毎回のスイッチ押下動作判定こ相対的
に設定されるため、従来の調整機構を必要とせず使用環
境や使用年数にかかわらずあるいは座標指示器または座
標読み取り装置本体の互換性を失うことなく常にスイッ
チ押下動作に対する感度を一定に保ちかつスイッチ押下
状態での押下圧力に対して高精度の換算値を提供するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による座標読み取り装置の構成図、第2
図は座標読み取り部の断面図、第3図は座標指示器の回
路図、第4図はスタイラスペンの構造図、第5図はカー
ソルの構造図、第6図は励磁回路の構成図、第7図は選
択回路の構成図、第8図は振幅検出回路の構成図、第9
図は位相検出回路の構成図、第10図はスイッチ押下時
の誘導信号の振幅および位相の説明M、第11図は座標
指示器の距離二こ灯する誘導信号の振幅および位相の説
明図である。 1・・ ・・励磁線群 2・ ・・・検出線群 3・・・・・座標読み取り部 4・・・・ 座標指示器 5・・・・・励磁回路 6・ ・・・第1の選択回路 7・ ・・ 第2の選択回路 8・・・・・振幅検出回路 9 ・・・・位相検出回路 10・・・・・振幅記憶手段 11・・  ・位相記憶手段 12・・・ ・制御回路 40・・ ・・コイル 41・  ・・コンデンサ 42 ・・・ 感圧抵抗素子 以上 座標読み取り装置の構成図 第1図 座標読み取り部の断面図 第2図 座標指示器の回路図 第3図 スタイラスペンの構造図 第4図 カーソルの構造図 第5図 50濃形V彫g8絽   51 増幅0?8励磁回路の
構成図 第6図 \ \6oヶっ−。 選択回路の構成図 第7図 振幅検出回路の構成図 第8図 95  A/Dズ擾ロ吃 / 位相検出回路の構成図 スイッチ押下時の誘導信号の振幅および位相の説明図第
1O図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 a、複数の励磁線群と複数の検出線群とを重ねて敷設し
    た座標読み取り部と b、コイルとコンデンサとにより構成される共振回路を
    有し、押下圧力を抵抗値に変換する感圧抵抗素子を該共
    振回路に並列に接続してなる座標指示器と c、前記励磁線群を順次選択する第1の選択回路と d、前記検出線群を順次選択する第2の選択回路と e、前記第1の選択回路に接続され前記座標指示器の共
    振回路の共振周波数近傍の周波数の励磁信号を前記励磁
    線群に与える励磁回路と f、前記第2の選択回路に接続され前記検出線群に誘導
    した誘導信号の振幅を検出する振幅検出回路と g、前記励磁信号に対する前記誘導信号の位相を検出す
    る位相検出回路と h、前記振幅検出回路の出力を記憶する振幅記憶手段と i、前記位相検出回路の出力を記憶する位相記憶手段と j、前記振幅検出回路の出力と前記振幅記憶手段に記憶
    された情報との差分と、および前記位相検出回路の出力
    と前記位相記憶手段に記憶された情報との差分とから前
    記座標指示器における押下動作を判定する制御回路とを
    設けたことを特徴とするワイヤレス座標読み取り装置
JP2310275A 1990-11-16 1990-11-16 ワイヤレス座標読み取り装置 Pending JPH04181419A (ja)

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