JPH04180894A - 汚泥量制御装置 - Google Patents

汚泥量制御装置

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JPH04180894A
JPH04180894A JP2307261A JP30726190A JPH04180894A JP H04180894 A JPH04180894 A JP H04180894A JP 2307261 A JP2307261 A JP 2307261A JP 30726190 A JP30726190 A JP 30726190A JP H04180894 A JPH04180894 A JP H04180894A
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JP
Japan
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sludge
flow rate
amount
calculated
concentration
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JP2307261A
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English (en)
Inventor
Ryosuke Miura
良輔 三浦
Mayumi Kurata
倉田 まゆみ
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、活性汚泥法で下水を処理する下水処理場に
おける汚泥量制御装置に関する。
(従来の技術) 一般に活性汚泥法は、好気性または通気性の細菌を主体
とする多種多様な微生物の集合体である活性汚泥と下水
を混合接触させ、下水中の汚染有機物やその他の懸濁性
物質を除去する生物学的下水処理法の一種である。
この活性汚泥法は生きている生物の生活活動を利用する
ため、その処理効率は活性汚泥か健全な状態に維持され
ている場合にのみ高く、かつ安定に保つことができる。
そして、この活性汚泥の状態は、活性汚泥が上記のよう
に微生物の複雑な集合体であるため、下水の流入量や汚
染有機物や汚染懸濁物等の外乱の変動に対して非常に高
い適応能力を持っており、流入下水の通常の変化に対し
ては実質的な変性を起こさないものである。
しかしながら、しばしば下水処理場で活性汚泥の不全状
態が発生する。それは、はとんどの場合が、上記の外乱
に適合しない操作の誤りに起因するものである。すなわ
ち、その原因の主要な1つは、曝気槽ての生物化学反応
を経た活性汚泥を、処理水と固液分離する沈殿池内に大
量に蓄積させてしまい、沈降濃縮した活性汚泥を長時間
に渡って嫌気的条件下に晒すことによって生じる好気的
生活力の低下によるものである。そして、この嫌気的条
件がさらに長時間続くと、好気性菌は死滅し、同時に通
気性菌は完全に嫌気性菌として作用するようになる一方
、嫌気性菌の増殖を促進させ、活性汚泥の性質を著しく
低下させる。そこで、これを避けるためには、活性汚泥
を長時間に渡って嫌気的条件に晒さないために沈殿池に
沈殿堆積した濃縮汚泥をすばやく引き抜く操作を行い、
沈殿池から曝気槽に返送し、または余剰汚泥として系外
へ排出する必要がある。
従来、この目的のために沈殿池から濃縮汚泥をすばやく
引き抜く方法として、すなわち沈殿池に蓄積している活
性汚泥の量を制御する方法として、汚泥界面計を用いて
沈殿池に蓄積している。濃縮汚泥の堆積している高さを
目標の高さ範囲に保持する方法がある。そしてこの方法
が有効に動作するためには、沈殿池に濃縮汚泥の界面が
生じていなくてはならない。
しかしながら、沈殿池内で濃縮汚泥と上澄水との間に明
確な界面が生しるのは、相当多量の汚泥が蓄積している
場合である。したかって、この方法を利用する従来の沈
殿池汚泥蓄積量の制御装置では、沈殿池の濃縮汚泥をす
ばやく引き抜きことがてきないものであった。
他の従来の方法としては、沈殿池の水面下垂直方向、ま
たは水平方向、またはそれら双方の方向に、複数の汚泥
濃度計または汚泥濃度を計るための検体を取り込む採取
装置を設け、沈殿池各部分に存在している活性汚泥の濃
度を実測し、それらの値から沈殿池全体に蓄積している
活性汚泥の量を求め、その値が目的の値になるように沈
殿池からの汚泥引き抜き量を、すなわち返送汚泥の流量
もしくは重量、および/または余剰汚泥引き抜き流量も
しくは重量を調節する制御方法がある。
ところが、この方法を実施するためには高価で人手のか
かる汚泥濃度計を多数使用したり、沈殿池内に複雑な配
管を施さねばならず、費用がかかると共にそれらの設備
の維持管理か煩雑となり、この方法を利用する制御装置
は下水処理場にとって好ましいものではなかった。
さらに他の従来の方法として、沈殿池内に流入する水理
的流量をタイマ等によって積算し、その積算値が所定の
値になった時に、沈殿池がら濃縮汚泥を間欠的に所定の
時間長だけ引く抜き方法がある。
しかしながら、この方法は、上記流量の積算値の設定値
を低くすることによって連続引き抜きと同じような効果
を出せるはずのものであるが、引き抜く時間長を蓄積し
ている濃縮汚泥の量と関連させて柔軟に変更することが
できないために、必然的に引き抜き量が過剰になったり
、過少になったりする。このため、この方法を利用した
汚泥量の制御装置は、特に汚泥蓄積量が過剰になって活
性汚泥が嫌気的変性を生していてもこれに対応する動作
が行われず、また過剰引き抜きによって清澄な処理水ま
でも引き抜いてしまうために、その後の汚泥処理設備へ
の負荷を増し、ひいては汚泥処理設備で処理し切れなく
なった汚泥が再び曝気槽に還流されることになるために
、活性汚泥の性質を相乗的に悪化させてしまう恐れかあ
った。
またさらに他の従来の方法としては、沈殿池に流入する
活性汚泥の重量流量と沈殿池から引き抜かれる濃縮汚泥
の重量流量との差に応じて沈殿池からの汚泥引き抜き流
量を調節することによって、汚泥蓄積量を制御する方法
がある。
この方法の場合、実際の下水処理場で具体的に適用する
ためには、沈殿池への水理的流量と沈殿池汚泥引き抜き
流量とを測定する手段の他に、曝気槽から沈殿池に流入
する活性汚泥の濃度(以下、MLSS濃度と称する)と
引き抜き汚泥の濃度をも測定する計測器が必要となる。
ところが、特にMLSS濃度の測定器誤差は、一般に5
%程度あり、かつ活性汚泥の性質によって、すなわち活
性汚泥粒子の分散状態やその無機性微粒子の相対組成に
よって、その再現性、すなわち実際の活性汚泥濃度との
回帰係数がしばしば変動する。このために、沈殿池に流
入する上記の活性汚泥の重量流量の値には10%程度の
誤差を含み、さらに濃縮汚泥の引き抜き重量流量との差
の値にはさらに高い誤差を含むものとなり、この誤差の
蓄積によって当該方法を利用する汚泥量制御装置では、
沈殿池汚泥蓄積量を目的の値に制御することはきわめて
困難なものとなっていた。
さらに他の従来の方法としては、曝気槽における活性汚
泥の増殖および混合をシミュレーションする手段および
沈殿池の汚泥の沈降濃縮の機構をシミュレーションする
手段のシミュレーションの結果を用いて曝気槽および沈
殿池を含む処理プロセス全体が保有する活性汚泥の総量
を算出して、その値が目標の設定値になるように余剰汚
泥の引き抜き流量を調節する方法がある。
しかしながら、この方法では、曝気槽が保有する活性汚
泥の総量の目標設定値は常に一定の値ではなく、活性汚
泥法で処理する装置に流入する汚水の有機物質負荷によ
って変動させねばならず、この方法のみでは、効果的に
下水を処理するには多大な人手を要しなければならない
さらに他の従来の方法としては、曝気槽における活性汚
泥の増殖および混合をシミュレーションする手段および
沈殿池の汚泥の沈降濃縮の機構をシミュレーションする
手段の各シミュレーション結果を用いて曝気槽および沈
殿池を含む処理プロセス全体が保有する活性汚泥の総量
と、前日(過去24時間)に余剰汚泥として活性汚泥処
理系がら外部に引き抜いた余剰汚泥の総量とから汚泥滞
留日数(以下、SRTと記す)が目標の値になるように
翌日の余剰汚泥引抜量をフィードバック制御する方法が
ある。
しかしながら、この方法では、例えば、活性汚泥の実質
的な増加がなくても、SRTを目標とすべく余剰汚泥を
引き抜いてしまい、汚泥保有量を下水処理に必要な量以
下にしてしまうという不具合がある。
(発明が解決しようとする課題) このように、上述した従来の汚泥量制御装置にあっては
、いずれの装置にあっても、沈殿池の濃縮汚泥をすばや
く引き抜いて目標の蓄積量に保持する制御が容易でない
という問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、精度良く、かつ安定した汚泥蓄積量の制御ができ
る汚泥量制御装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために発明に係る汚泥量制御装置は
、曝気槽に流入する下水の流量およびその懸濁物濃度と
、沈殿池から曝気槽に返送される返送汚泥流量およびそ
の汚泥濃度と、沈殿池から引き抜かれた余剰汚泥引き抜
き流量とをそれぞれ測定する手段と、 測定された前記下水流入流量、その懸濁物濃度、返送汚
泥流量およびその汚泥濃度を入力し、前記曝気槽におけ
る活性汚泥の増殖および混合をシミュレーションして曝
気槽内各部分の活性汚泥濃度を算出する曝気槽シミュレ
ーション手段と、測定された前記下水流入流量、返送汚
泥流量およびその汚泥濃度、余剰汚泥引き抜き流量を入
力し、前記沈殿池の汚泥の沈降濃縮の機構をシミュレー
ションして沈殿池内各部分の汚泥滞留量を券出する沈殿
池シミュレーション手段と、前記各シミュレーション手
段で算出された前記曝気槽内各部分の活性汚泥濃度と沈
殿池内各部分の汚泥滞留量を入力して曝気槽および沈殿
池を含む処理プロセス全体か保有する活性汚泥の総量を
算出する汚泥総量演算手段と、 前記計測された返送汚泥濃度を入力して前日の平均値を
算出する汚泥濃度平均演算手段と、前記汚泥濃度平均演
算手段で求めた汚泥濃度平均値、前記汚泥総量演算手段
で求めた活性汚泥総量、およびあらかじめ設定した全汚
泥滞留日数から当日の余剰汚泥引き抜き流量の基本値を
算出する引き抜き流量基本値演算手段と、 前記引き抜き流量基本値演算手段で求めた余剰汚泥引き
抜き流量の基本値、前記汚泥総量演算手段で求めた活性
汚泥総量、および処理プロセス全体が保有する活性汚泥
総量の設定値から所定時間如に余剰汚泥引き抜き流量の
修正値を求める制御手段と、 計測された返送汚泥濃度および余剰lり泥引き抜き流量
から過去24時間に引き抜かれた余剰汚泥量を算出する
引き抜き汚泥量演算手段と、前記汚泥総量演算手段で求
めた活性汚泥総量および前記引き抜き汚泥量演算手段で
求めた過去24時間に引き抜いた余剰汚泥量とから汚泥
滞留日数を算出する汚泥滞留日数演算手段、 前記汚泥総量演算手段で求めた活性汚泥総量および汚泥
滞留日数演算手段で求めた汚泥滞留日数の各目標値から
の偏差の強度を算出し、これらの偏差の強度およびあら
かしめ設定された推論ルールに基づいて修正係数を推論
する推論演算手段と、前記推論演算手段で求めた修正係
数を前記制御手段で求めた余剰汚泥引抜き流量の修正値
に乗じて操作出力を得る操作出力手段と、 を具備することを特徴とする。
(作用) この発明の汚泥量制御装置では、曝気槽に流入する下水
の流量およびその懸濁物濃度と、沈殿池から曝気槽に返
送される返送汚泥流量およびその汚泥濃度とをそれぞれ
の測定手段によって計測し、曝気槽における活性汚泥の
増殖および混合を曝気槽シミュレーション手段によって
シミュレーションし、さらに沈殿池の汚泥の沈降濃縮の
機構をもう1つの沈殿池シミュレーション手段によって
シミュレーションする。
そして、汚泥総量演算手段によって、これらのシミュレ
ーション結果を用いて曝気槽および沈殿池を含む処理プ
ロセス全体が保有する活性汚泥の総量を算出する。また
、汚泥濃度平均演算手段によって、返送汚泥濃度の計測
値から前日の平均値を算出し、引き抜き流量基本値演算
手段によって、汚泥濃度平均演算手段で求めた汚泥濃度
平均値、汚泥総量演算手段で求めた活性汚泥総量、およ
びあらかしめ設定した全汚泥滞留日数から当日の余剰汚
泥引き抜き流量の基本値を算出する。
また、制御手段によって、引き抜き流量基本値演算手段
で求めた余剰汚泥引き抜き流量の基本値、汚泥総量演算
手段で求めた活性汚泥総量、および処理プロセス全体が
保有する活性汚泥総量の設定値から所定時間ごとに余剰
汚泥引き抜き流量の修正値を求める。
また、引き抜き汚泥量演算手段によって、過去24時間
に引き抜かれた余剰汚泥量を算出し、この引き抜き汚泥
量と前記活性汚泥総量とから汚泥滞留日数を算出する。
さらに、推論演算手段によって、前記活性汚泥総量の目
標値からの偏差強度および汚泥滞日数の目標値からの偏
差強度を求め、これらの各偏差強度とあらかじめ設定さ
れた推論ルールとから修正係数を算出する。
そして、操作出力部によって、この修正係数を前記余剰
汚泥引き抜き流量の修正値に乗じて操作出力が得られる したがって、汚泥滞留日数および総汚泥保有量ともに安
定し、これにより下水水質の安定制御が可能となる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説する。
第1図はこの発明の一実施例の系統図を示している。1
は系内に流入する下水量を計測する流量計、2は下水中
の懸濁物濃度計、3は流入する下水を濃縮活性汚泥と混
合して生物化学反応を行なわせるための曝気槽、4は処
理水から活性汚泥を分離するために沈殿させる沈殿池で
あり、この沈殿池4における上澄水か処理水として排出
され、沈殿池4で沈殿した活性汚泥が汚泥引き抜き弁5
を経て汚泥貯槽6に引き抜かれるようになっている。
7は汚泥貯槽6に貯えられている活性汚泥を返送するた
めの返送汚泥ポンプ、8は返送汚泥流量を計測するため
の返送汚泥流量計、9は汚泥流量を調節するための流量
調節弁、10は曝気槽3への返送汚泥の濃度を計測する
ための返送汚泥濃度計である。
11は余剰汚泥引き抜き流量を計測するための余剰汚泥
引き抜き流量計、12は余剰汚泥引き抜き流量を調節す
るための余剰汚泥引き抜き流量調節弁である。
13は曝気槽3における活性汚泥の増殖および混合をシ
ミュレーションする曝気槽シミュレーション部、14は
沈殿池4の汚泥の沈降濃縮の機構をシミュレーションす
る沈殿池シミュレーション部である。
15は汚泥総量演算部であり、これらのシミュレーショ
ン部13.14のシミュレーションの結果を用いて曝気
槽3および沈殿池4を含む処理プロセス全体が保有する
活性汚泥の総量を算出する。
16は引き抜き汚泥量演算部であり、過去24時間に引
き抜いた余剰汚泥量を算出する。17は返送汚泥濃度の
計測値から前日の平均値を算出する汚泥濃度平均演算部
、18は引き抜き流量基本値演算部であり、汚泥濃度平
均演算部17て求めた汚泥濃度平均値、汚泥総量演算部
15で求めた活性汚泥総量、およびあらかじめ設定した
全汚泥滞留日数から当日の余剰汚泥引き抜き流量の基本
−値を算出する。さらに、19は制御部であり、引き抜
き流量基本値演算部18て求めた余剰汚泥引き抜き流量
の基本値、汚泥総量演算部15で求めた活性汚泥総量、
および処理プロセス全体が保有する活性汚泥総量の設定
値から所定時間ことに余剰汚泥引き抜き流量の修正値を
求める。
20は汚泥滞留日数(SRT)演算部であり、引き抜き
汚泥量演算部16て求めた過去24時間に引き抜いた余
剰汚泥量、前日に求めた全汚泥保有量、および今回求め
た全汚泥保有量とから汚泥滞留日数(SRT)を求める
21は推論演算部であり、汚泥総量演算部15て求めた
活性汚泥総量、および滞留日数演算部20で求めた汚泥
滞留日数、これらのあらかじめ設定された各目標値とか
らそれぞれの偏差を求め、それらの強度からあらかじめ
用意されたファジィルール群から修正係数を求める。
22は操作出力部であり、制御部19で求めた余剰汚泥
引き抜き流量の修正値に推論演算部21で求めた修正係
数を乗して操作出力を求め、この操作出力を所定時間ご
とに前記余剰汚泥引き抜き流量調節弁12へ出力する。
次に、上記の構成の汚泥量制御装置の動作にっいて第1
図および第3図のフローチャートに基づいて説明する。
下水処理場に流入した下水は、流量計1と懸濁物濃度計
2とが設置されている管路Aを通って曝気槽3に流入し
、沈殿池4から返送された濃縮活性汚泥と混合し、生物
化学反応と凝集反応を受ける。反応を受は終わった混合
液は沈殿池4に流入して沈降濃縮によって清澄な処理水
と汚泥とが分離される。
汚泥は汚泥引き抜き弁5を経て汚泥貯槽6に送られ、つ
いて返送汚泥ポンプ7によって返送汚泥流量計8と流量
調節弁9と返送汚泥濃度計10を設置した管路Bを通り
、曝気槽3に戻される。また返送汚泥ポンプ7から吐出
した汚泥の一部は余剰汚泥引き抜き流量計11と余剰汚
泥引き抜き流量調節弁12を設けた管路Cを通って汚泥
処理膜W1(図示せず)等に送り出される。
流量計1と懸濁物濃度計2からの信号は、返送汚泥流量
計8と返送汚泥濃度計10および余剰汚泥引き抜き流量
計11の信号と共に、電算機内の曝気槽シミュレーショ
ン部13に入力し、曝気槽3内の各部分のMLSS濃度
を算出する。そしてこのMLSS濃度の曝気槽3から流
出する部分の値は、流量計1と返送汚泥流量計8と余剰
汚泥流量計11からの信号と共に電算機内の沈殿池シミ
ュレーション部14に入力され、ここで沈殿池4内の各
部分の汚泥滞留量を算出する(第3図ステップSTI〜
5T3)。
なお、これらのシミュレーション部13.14のシミュ
レーション演算は、上記討測器類の測定周期ごとに実行
するものである。
これらのシミュレーション演算の結果は汚泥総量演算部
15に送り、活性汚泥処理系全体に保有されている全汚
泥量を算出する。
前記返送汚泥濃度計10の信号は、その24時間(つま
り1日分)の平均値を計算する汚泥濃度平均演算部17
にも送られる。そして、この汚泥濃度平均演算部17の
出力は、汚泥総量演算部15の出力値と共に引き抜き流
量基本値演算部18に送られる(第3図スッテプST4
,5T5)。
この引き抜き流量基本値演算部18はSRTの設定値を
手動などで入力するだめの接点を有し、少なくとも1日
に1回、前記全汚泥保有量と返送汚泥濃度の24時間の
平均値とから次の式に従って余剰汚泥の基本引き抜き流
量を計算する(第3図ステップ5T6)。
ここで、Q w (、は余剰汚泥引き抜き流量の基本値
(m3/hr)、Z   は全汚泥保有量(gr)ot 、SRT は汚泥滞留日数(日)の設定値、×「v は返送汚泥濃度の平均値(g r/m’ )である。
ついで、汚泥総量演算部15の出力と引き抜き流量基本
値演算部18の出力とは制御部19に入力される。
制御部19は、全汚泥保有量の設定値を手動などで入力
できる接点を有し、例えば、次式に従って余剰汚泥引き
抜き流量の少なくとも1時間ことの増減補正量および修
正値を計算する。
ΔQ w − [K+  (ev  (t)−e、(t−1)1+に、
に2 e−(t)]  ・a。
・・(2) Q W ”” Q W o+ΔQw       −(
3)ここで、ΔQwは余剰汚泥引き抜き流量の補正量、
e、(t)とe、(t−1)はそれぞれ今回および前回
の制御周期における全汚泥保有量とその設定値との偏差
、K1とに2は制御ゲイン、a、は不感帯要素、Q、は
修正値である(第3図ステップ5T7)。
一方、引き抜き汚泥量演算部16は、返送汚濁濃度計1
0の返送汚濁濃度の計測値Xrと余剰汚泥引き抜き流量
計12の汚濁引き抜き量の計測値Qrとから前日(つま
り過去24時間)に引き抜いた余剰汚泥量Zwを次式に
より算出する(第3図ステップ5T8)。
また、汚泥滞留日数演算部20は、汚泥総量演算部]5
で求められた全汚泥保有量2  と、前ot 日求めた全汚泥保有12   、、引き抜き汚泥量演o
t 鼻部16て求めた前日の余剰汚泥引き抜きI Z wか
らSRTを次式により算出する。
2   +2−2゜ tot      w      Lotこうして求め
られた汚泥滞留日数SRTと前記汚泥総量Z  とは推
論演算部21へ入力される。
Lot 推論演算部21ては、汚泥総量Z totと汚泥滞留日
数SRTとのそれぞれについて各目標値との偏差が計算
され、各偏差に対して第2図(a) 、 (b)に示す
ようなメンバーシップ関数により各偏差のグレードか計
算される。
また、この推論演算部21には、以下に示すようなファ
ジィルールが設定されており、このファジィルールの条
件部分(IF部分)を予め用意したルール群から日に1
回選び出し、メンバーシップ関数の合成計算を、例えば
、加重平均型の方法て行ない、第2図(C)から修正係
数Kを求める(第3図ステップ5TIO)。
ファジィルールとしては、次のようなものが設定される
。なお、ΔTSは汚泥総量の偏差、ΔSRTは汚泥滞留
日数の偏差を示している。
1F((ΔTS−5M)AND (ΔSRT−ML))
THEN (K−SM) 1F((ΔTS−MM)AND (ΔSRT−MM))
TI(EN (K七MM) 1 F((4TS−5M)AND (ΔSRT−5M)
)THEN (K−3M) 1F((ΔTS−ML)AND (ΔSRT−ML))
THEN (K−ML) IF((ΔTS−LA)AND (ΔSRT−ML))
THEN (K−MM) 1F((ΔTS−5A)AND (ΔSRT≧M M 
))THEN (K−5A) 1 F((ΔTS−5A)AND (Δ5RT−3A)
)THEN (K−LA) こうしてファジィ推論により求められた修正係数には操
作出力部22へ供給される。
操作出力部22は、先に求められた余剰汚泥引き抜き流
量の修正値Qwに修正係数Kを乗じて次回制御周期にお
ける操作出力KQwとして余剰汚泥引き抜き流量12に
出力するのである(第3図スッテプ5TII、5T12
)。
このようにして1本実施例で余剰汚泥の引き抜き流量を
決定し、その操作出力(KQw)により実際に汚泥を引
き抜いた時にどのような特性が保られたかについて次に
説明する。
第4図は同実施例における制御結果を示しており、同図
(b) 、 (c)は、それぞれ余剰汚泥保有量(TS
)および汚泥滞留日数(SRT)の制御結果を示してお
り、同図(a)はこの制御結果をもたらした具体的な余
剰汚泥引き抜き量の日間積算数を示している。
本実施例のような前記ファジィルール群による制御では
、TSおよびSRTともに同時に一定とすることは極く
まれではあるが、双方ともそれらの目標値から大きくず
れることなく安定して制御されていることがわかる。
このように本実施例によれば、TSおよびSRTともに
安定し、活性汚泥の生物群が過酷な条件に晒されること
もなく、これにより下水処理の水質も安定させることが
できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、従来例に比べ、精
度高く、かつ安定した汚泥量制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は同実
施例における修正係数を求めるためのメンバシップ関数
を示すグラフ図、第3図は同実施例の作用説明用のフロ
ーチャート、第4図は同実施例の効果の説明図である。 1・・・下水流量計    3・・・曝気槽4・・・沈
殿池      6・・・汚泥貯槽7・・・汚泥ポンプ
    8・・・返送汚泥流量計9・・・返送汚泥流量
調節弁 10・・・返送汚泥濃度計 11・・・余剰汚泥引き抜き流量計 12・・・余剰汚泥引き抜き流量調節弁13・・・曝気
槽シミュレーション部 14・・・沈殿池シミュレーション部 15・・・汚泥総量演算部 16・・・引き抜き汚泥量演算部 17・・・汚泥濃度平均演算部 18・・・引き抜き流量基本値演算部 19・・・制御器 20・・・汚泥滞留日数演算部 21・・・推論演算部 22・・・操作出力部 第4図(0) 第4図(b) 第4図(C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 曝気槽に流入する下水の流量およびその懸濁物濃度と、
    沈殿池から曝気槽に返送される返送汚泥流量およびその
    汚泥濃度と、沈殿池から引き抜かれた余剰汚泥引き抜き
    流量とをそれぞれ測定する手段と、 測定された前記下水流入流量、その懸濁物濃度、返送汚
    泥流量およびその汚泥濃度を入力し、前記曝気槽におけ
    る活性汚泥の増殖および混合をシミュレーションして曝
    気槽内各部分の活性汚泥濃度を算出する曝気槽シミュレ
    ーション手段と、測定された前記下水流入流量、返送汚
    泥流量およびその汚泥濃度、余剰汚泥引き抜き流量を入
    力し、前記沈殿池の汚泥の沈降濃縮の機構をシミュレー
    ションして沈殿池内各部分の汚泥滞留量を算出する沈殿
    池シミュレーション手段と、 前記各シミュレーション手段で算出された前記曝気槽内
    各部分の活性汚泥濃度と沈殿池内各部分の汚泥滞留量を
    入力して曝気槽および沈殿池を含む処理プロセス全体が
    保有する活性汚泥の総量を算出する汚泥総量演算手段と
    、 前記計測された返送汚泥濃度を入力して前日の平均値を
    算出する汚泥濃度平均演算手段と、前記汚泥濃度平均演
    算手段で求めた汚泥濃度平均値、前記汚泥総量演算手段
    で求めた活性汚泥総量、およびあらかじめ設定した全汚
    泥滞留日数から当日の余剰汚泥引き抜き流量の基本値を
    算出する引き抜き流量基本値演算手段と、 前記引き抜き流量基本値演算手段で求めた余剰汚泥引き
    抜き流量の基本値、前記汚泥総量演算手段で求めた活性
    汚泥総量、および処理プロセス全体が保有する活性汚泥
    総量の設定値から所定時間ごとに余剰汚泥引き抜き流量
    の修正値を求める制御手段と、 計測された返送汚泥濃度および余剰汚泥引き抜き流量か
    ら過去24時間に引き抜かれた余剰汚泥量を算出する引
    き抜き汚泥量演算手段と、 前記汚泥総量演算手段で求めた活性汚泥総量および前記
    引き抜き汚泥量演算手段で求めた過去24時間に引き抜
    いた余剰汚泥量とから汚泥滞留日数を算出する汚泥滞留
    日数演算手段と、 前記汚泥総量演算手段で求めた活性汚泥総量および汚泥
    滞留日数演算手段で求めた汚泥滞留日数の各目標値から
    の偏差の強度を算出し、これらの偏差の強度およびあら
    かじめ設定された推論ルールに基づいて修正係数を推論
    する推論演算手段と、前記推論演算手段で求めた修正係
    数を前記制御手段で求めた余剰汚泥引抜き流量の修正値
    に乗じて操作出力を得る操作出力手段と、 を具備することを特徴とする汚泥量制御装置。
JP2307261A 1990-11-15 1990-11-15 汚泥量制御装置 Pending JPH04180894A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000049300A (ko) * 1999-04-13 2000-08-05 니시야마 쇼고 오수의 활성 슬러지 처리 시스템 및 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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