JPH04179955A - カラーフィルター用光重合性組成物 - Google Patents

カラーフィルター用光重合性組成物

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JPH04179955A
JPH04179955A JP2307231A JP30723190A JPH04179955A JP H04179955 A JPH04179955 A JP H04179955A JP 2307231 A JP2307231 A JP 2307231A JP 30723190 A JP30723190 A JP 30723190A JP H04179955 A JPH04179955 A JP H04179955A
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JP
Japan
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group
formula
substituted
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hydrogen atom
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Application number
JP2307231A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Kato
芳則 加藤
Yasuo Shirasaki
康夫 白崎
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光重合性組成物に関する、更に詳しくは、液晶
表示デバイス、色分解デバイス及びセンサーに用いられ
る光学特性のすぐれたカラーフィルターを製造するに適
したカラーフィルター用光重合性組成物に関する。
従来の技術 VTR用カメラ用、色識別可能ロボット用、カラー複写
機用として需要の大きいカラー固体撮像素子及び軽量化
、薄型化の趨勢でCRT方式からの転換が進みつつある
カラー液晶表示装置等に用いられるカラーフィルターは
、2種以上の色相に着色された微細な領域を固体撮像素
子あるいは、透明基板上に設けることによって形成され
ている。
この様な着色薄膜は従来、染色法、印刷法等により製造
されており、特に高精細度の画像が要求される場合は、
染色法で作成するのが主流である。
しかしながら、これら従来の方法は次の様な問題点をも
っている。
即ち、染色法によるカラーフィルターは基板上にあらか
じめ、ゼラチン等の天然、感光樹脂や、アミノ変性ポリ
ビニールアルコール等や、アミン変性アクリル樹脂等の
染色基材をもって画像を形成した後、酸性染料等の染料
で染色して作成するか、多色は同一基板上に形成させる
必要上、単色染色毎に防染加工する必要があり、工程か
非常に複雑で長いと言う問題点をもっている。また、使
用する染料、樹脂自体の耐光性、耐熱性、耐湿性か一般
に弱いため、これらを用いて作成したカラーフィルター
はおのずから、耐光性、耐熱性、耐湿性の点で信頼性に
問題かあった。
印刷法によるカラーフィルターは熱硬化、又は光硬化樹
脂に顔料を分散したインクを用い、基板上に印刷をした
後、熱、又は光で硬化させることにより作成するが、高
精細な画像の形成がむずかしく、また得られた画像の表
面平滑性に問題がある場合が多い。
又、感光性樹脂の光重合開始剤は通常、紫外部の光によ
り、ラジカル等を発生し重合を開始するが、従来使用さ
れている開始剤では、感度か十分でなく、顔料が含まれ
る糸では使用する紫外部の光か顔料に吸収され、さらに
低感度となり、充分な画像を形成することがむずかしい
発明が解決しようとする課題 カラーフィルターを作成する際、工程が簡略で耐光性、
耐熱性に優れた解像性の良好なカラーフィルターを製造
する為の技術の開発か望まれている。
課題を解決するための手段 本発明者らは、前記した様に工程か簡略で耐光性、耐熱
性に優れた解像性の良好なカラーフィルターの作成方法
を見出すべく鋭意努力した結果、特定の着色光重合性組
成物が前記の様な特性を満たす事を見出し本発明に至っ
たものである。
即ち本発明は、感光性樹脂と顔料からなる組成物であっ
て、前記感光性樹脂がエチレン性不飽和二重結合をすく
なくとも1つ以上有する光重合性化合物と皮膜形成性高
分子結合剤と下記一般式(I)で示される鉄アレン錯体
と、増感剤として下記一般式(If)で示されるチオキ
サンテン、および下記一般式(I[)で示されるキサン
テン化合物、および下記一般式(IV)で示されるクマ
リン系化合物から選択された少なくとも一種からなる増
感色素を含有することを特徴とするカラーフィルター用
光重合組成物を提供する。
式(1) 〔式中Rは式C,H■H’あるいはC,H,て表わされ
るアニオンてあり、R1は水素原子、C1〜C6のアル
キル基又は、)\ロゲン原子表わし、R2はt−アレー
ンを表わし、Xはアニオンをあわらし、qはアニオン又
はカチオンの価数を表わし、qはl、2.3あるいは4
である。〕 式(2) %式%(2) (式(2a)及び(2b)中R1は水素原子、塩素原子
又はメチル基を、R2は水素原子、塩素原子、メチル基
又はメトキシ基を、R3はC1−C4のアルキル基、炭
素数3乃至4のアルコキシアルキル基;ヒドロキシエチ
ル基;アセチル基:ブロピオニル基:メチル基、プロピ
ル基、カルボエトキシ基で置換していてもよいベンゾイ
ル基をそれぞれ表す。Zは酸素原子又は硫黄原子を表わ
す。但し式(2)は式(2a)及び式(2b)の異性体
からなる混合物である) 式(3) (式(3)においてR4はC7〜8のアルキル基:l乃
至2個の酸素原子で中断されていてもよいC4〜7のア
ルキル基、水酸基で置換されたエチル基又はプロピル基
、N、N−ジメチルアミノプロピル基;塩素原子、プチ
ルトキシ基、ジメチルアミノ基又はジエチルアミノ基を
各々表わす。又Xは水素原子又は塩素原子を、Yは酸素
原子又は硫黄原子を表わす。) 式(4) 〔式(4)中、R8、R2、R2はそれぞれ独立して水
素原子:クロル原子、低級アルコキシ基、低級ジアルキ
ルアミノ基:低級ジアルケニルアミノ基又は指環式アミ
ノ基を表す。
Xは炭素及びヘテロ原子の総数か5〜9個の複素環基ま
たは−C−Yを表す。ここにYは炭素数1〜6の置換又
は非置換のアルキル基;低級アルコキシ基;置換又は非
置換のフェニル基:置換又は非置換のスチリル基又は置
換又は非置換の3゛−クマリノ基を表す。又Zは水素原
子又は炭素数1〜6の置換又は非置換のアキル基又はシ
アノ基を表す、。〕 本発明のカラーフィルター用組成物を詳しく説明する。
使用されるエチレン性不飽和二重結合を少なくとも1つ
以上有する光重合性化合物としては、光架橋又は光重合
可能なモノマー、オリゴマー、プレポリマーとして、エ
チルアクリレート、ブチルアクリレート、ヒドロキシエ
チルアクリレート、ヒドロキシエチルメタアクリレート
、エチレングリコールジメタアクリレート、ペンタエリ
スリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールト
リメタアクリレート、ジペンタエリスリトールへキサア
クリレートのような1価又は多価アルコールのアクリル
酸又はメタアクリル酸のエステル類:多価アルコールと
一塩基酸又は多塩基酸を縮合して得られるポリエステル
プレポリマーに(メタ)アクリル酸を、反応して得られ
るポリエステル(メタ)アクリレート;ポリオール基と
2個のイソシアネート基をもつ化合物を反応させた後(
メタ)アクリル酸を反応させて得られるポリウレタン(
メタ)アクリレート:エポキシ樹脂と(メタ)アクリル
酸を反応させて得られるエポキシ(メタ)アクリレート
: リエステル;シンナミリデン基を、側鎖又は末端に有す
るポリマーなと通常の光重合性樹脂か用いられる。
また、皮膜形成性高分子化合物としては、前記の光重合
性樹脂に相溶性のある有機高分子重合体である限りいず
れも使用可能で、例えばポリメタアクリル酸エステル又
はその部分加水分解物:ポリ酢酸ビニル又はその加水分
解物;ポリスチレン;ポリビニルブチラール;ポリクロ
ロプレン;ポリ塩化ビニル;塩素化ポリエチレン:塩素
化ポリプロピレン、ポリビニルピロリドン:スチレンと
無水マレイン酸の共重合体又はそのハーフエステル、ア
クリル酸、アクリル酸エステル、メタアクリル酸、メタ
アクリル酸エステル、アクリルアミド、アクリルニトリ
ルなどの共重合可能なモノマー群から選ばれた、ガラス
転移点か35°C以上である共重合体なとか用いられる
。これらは前記の光重合性化合物に対し重量比で1〜4
倍の範囲で使用するのが好ましい。これらのうち特に好
ましいものはカルボキシル基等の酸性基をもつもので、
これらは水性現像可能であり、有機溶剤現像に比べて、
経済性、安全性の面で育利である。
鉄アレーン錯体としては、ヒエミケル ツアイトウング
(Chemiker  Zeitung) 108(7
/8)、239(1984)及び108(11)、34
5 (1984)、又は、コオルドキム(Koord 
 Khim)1.  l 252 (1975)に例示
されたものが使用可能で具体的には以下の様なものが使
用可能である。
(η“−ベンゼン)(η5−シクロペンタジェニル)鉄
(II)−ヘキサフルオロホスフェート、(η6−トル
エン)(η6−シクロベンタジニエル)鉄(It)ヘキ
サフルオロホスフェート、(η1−クメン)(η5−シ
クロペンタジェニル)鉄(I[)ヘキサフルオロホスフ
ェート、(η6−ベンゼン)(η5−シクロペンタジェ
ニル)鉄(I)ヘキサフルオロアルセネート、(η6−
ベンゼン)(η5−シクロペンタジェニル)鉄(I[)
テトラフルオロボレート、(η6−ナフタレン)(η5
−シクロペンタジェニル)鉄(I[)ヘキサフルオロホ
スフェート、(η1−アントラセン)(η5−シクロペ
ンタジェニル)鉄(I[)ヘキサフルオロホスフェート
、(η6−ピレン)(η5−シクロペンタジェニル)鉄
(It)へキサフルオロホスフェート(η6−ベンゼン
)(η5−シアノシクロペンタジェニル)鉄([)ヘキ
サフルオロホスフェート、(η6−トルエン)(η6−
アセチルシクロペンタジェニル)鉄(II)ヘキサフル
オロホスフェート、チオキサンテン系化合物およびキサ
ンテン系化合物のうち式(2)の化合物は次の反応式に
よって合成されたものが使用される。
(上式においてR6、R2、R2及びZは前記と同じ意
味を表す。Wはハロゲン、p−)ルエンスルホン酸エス
テル残基、硫酸エステル残基、ベンゼンスルホン酸エス
テル残基等のアシル化又はアルキル化反応基を示す)式
(2a)及び(2b)は異性体でありこれらは分離する
ことなく混合物のまま使用される。
又式(3)の化合物は次の経路によって合成されたもの
か使用しつる。
(上式においてR4、R6、X及びYは前記と同じ意味
を表す) 式(3)におけるR5の具体的な例としてはメチル基エ
チル基ブチル基のようなC3−4のアルキル基:メトキ
シエチル基、エトキシエチル基のような炭素数3乃至4
のアルコキシアルキル基:ヒドロキシエチル基;アセチ
ル基:ブロピオニル基:メチル基、プロピル基、カルボ
エトキシ基で置換していてもよいベンゾイル基か挙げら
れる。
又、R4の具体的な例としてはメチル基、エチル基、ブ
チル基、オクチル基のような01〜。
のアルキル基、メトキシプロピル基、ブトキシプロピル
基、メトキシエトキシエチル基、エトキシエトキシエチ
ル基のようなアルキル鎖かl乃至2個の酸素原子で中断
されていてもよい01〜7のアルキル基、ヒドロキシエ
チル基、β−ヒドロキシプロピル基のようなヒドロキシ
プロピル基、N、N−ジメチルアミノプロピル基、フェ
ニル基、p−クロルフェニル基、p−ブチルフェニル基
のような塩素原子又はブチル基で置換されていてもよい
フェニル基が挙げられる。
本発明で使用されるクマリン系色素(4)においてR1
、R2、R3の具体例としては水素原子;クロル原子;
メトキシ、ニドキシ、ブトキシなどの低級アルコキシ基
ニジメチルアミノ、ジエチルアミノ、N−メチル−N−
プロビルアミノなとの低級ジアルキルアミノ基、N−モ
ノホリノ、N−ピペリジノなとの脂環式アミノ基ニジプ
ロペニルアミノ、ジ(α−メチルプロペニル)アミノ基
なとの低級ジアルケニルアミノ基なとが挙げられる。
Xは炭素及びヘテロ原子の総数か5〜9個の複素環及び
−C−Yを表すか複数環の具体例としでは2−イミダゾ
ール、2−N−メチルイミダゾール、2−ベンズイミダ
ゾール、2−(4−フェニル)−イミダゾール、2−オ
キサゾール、2−ベンズオキサゾール、2−(4−フェ
ニル)オキサゾール、2−チアゾール、2−ベンズチア
ゾール、2−(4−フェニル)チアゾール、2−(5−
フェニル)チアジアゾール、2−(5−トリル)チアジ
アゾール、2−(5−ビフェニル)チアジアゾール、2
−(5−フェニル)オキサジアゾール、2−(5−、p
−メトキシフェニル)オキサジアゾール、2−(5−p
−クロルフェニル)オキサジアゾール等の残基があげら
れる。又−C−YにおけるYの具体例として坦 はメチル、エチル、プロピル、ヘキシル、β−シアノエ
チル、エトキシカルボニルメチル、ブトキシカルボニル
メチルなとの置換又は非置換の01〜C1のアルキル基
:フェニル、p−シアノフェニル、p−メチルフェニル
、p−メトキシフェニル、m−ヒドロキシカルボニルフ
ェニルなとの置換又は非置換のフェニル基ニスチリル、
p−メトキシスチリル、p−シアノスチリル、p−シア
ノスチリル、m−クロルスチリルなとのスチリル基及び
下記の一般式(5)で表される3−クマリノ基、 〔式中R1、R2、R2、Zは前記式(4)におけるの
と同じ。〕 なとが挙げられる。
前記式(4)のクマリン化合物の好ましい具体例として
は以下のものか挙げられる。
3−アセチル−7〜ジメチルアミノクマリン、3−ヘン
シイルー7−シメチルアミノクマリン、3−ベンゾイル
−5,7,−ジメトキシクマリン、メチル、7−ジエチ
ルアミノ−3−クマリノイルアセテート、3−シンナモ
イル−7−ジニチルアミノクマリン、3.3′−カルボ
ニルビス(7−ジアリルアミノ)クマリン、3.3′−
カルボニルビス(7−ジアリルアミノ)クマリン、3.
3′−カルボニルビス(5,7−ジメトキシ)クマリン
、7−ジアリルアミノー5゜7′−ジメトキシ−3,3
′−ビスクマリン、3−(2−−ベンズイミダゾイル)
−7−シエチルアミノクマリン、3−(2−−ベンズオ
キサゾイル)−7−ジニチルアミノクマリン、3−(5
′−フェニルチアジアゾイル−2゛)ニアージニチルア
ミノクマリン、3−(2′−ベンズチアゾイル)7−シ
エチルアミノクマリン、3.3′−カルボニルビス(4
−シアノ−7−シエチルアミノ)クマリン。
なとかある。これ以上の式(2)乃至式(4)の化合物
は増感剤として働くものであり、これらの中の少なくと
も1種以上か用いられる。これらの増感剤は前記鉄アレ
ン錯体に対し、その重量の50重量%以下で使用するの
が望ましく、鉄アレン錯体と増感剤の総重量は光重合性
化合物の1〜20重量%、好ましくは2〜15重量%の
範囲で使用するのか望ましい。
使用する顔料は可視光を透過させる必要上、透過光の波
長以下、更には透過させる波長の4以下の粒度が望まし
く、特に、平均個数粒度が200nm以下に分散されて
いる微粒子顔料か有効である。
青の顔料としては、フタロシアニン系顔料等、赤の顔料
としては、キナクリドン系顔料、ペリレン系顔料、ピロ
ロピロール系顔料、アントラキノン系顔料等、緑の顔料
としてはハロゲン化フタロシアニンが有効で、これらを
単独で用いるか、あるいは他の顔料を加えて調色しても
構わない。
またブラックマトリクス用顔料としては、カ−ポン、チ
タンカーボン、酸化鉄、アブ系黒色顔料等を単独あるい
は2種類以上を併用しても良い。
これらの赤色、緑色、青色、黒色の微粒子顔料は、感光
性樹脂に対し10〜60重量%、好ましくは20〜50
重量%の範囲内で使用することが望ましい。本発明の光
重合性組成物は好ましくは溶剤により希釈し目的に適し
た粘度に調製したあと使用に供される。
溶剤は使用法によって代えられるか例えばコート液とし
て使用するときは乾燥しにくく、高沸点で蒸気圧の高い
ものか良い。例えば、メチレングリコールモノメチルエ
ーテル、メチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、
プロピレングリコールモノエチルエーテル及びこれらの
アセチル化物などが好ましい例として挙げられる。
溶剤の量は必要とされる粘度によって変えられるか本願
発明の組成物中の固形分の2〜4重量倍程度が好ましい
前記光重合性化合物、皮膜形成性高分子結合剤顔料、鉄
アレン錯体及び増感剤を前記した割合で望ましくは攪拌
機又は分散機で処理しなから混合して本発明の光重合性
組成物を得る。本発明の光重合性組成物は粗粒子、異物
の混入を防ぐため濾過処理するのか好ましい。濾過処理
は例えば、1μm以下の濾過材を用いて加圧下に行うこ
とが出来る。
本発明の光重合性組成物を用いるカラーフィルターの製
造は常法によって行うことか出来るが、例えば本発明の
組成物をガラス等の基材にスピンナー等により塗布し乾
燥して溶媒を除去する。なお、溶媒としてはメチレング
リコールモノメチルエーテル、メチレングリコールモノ
エチルエーテル等か用いられ、これらは本発明の組成物
中の固形分に対して重量比で2〜4倍(重量比)用いら
れる。
こうして得られた基材上の塗膜上にネガマスクをあて紫
外線を照射する。この際、塗膜全面に均一に平行光線か
照射されるようにマスクアライメント等の装置を用いる
のが好ましい。
次に現像液によって処理し未硬化の部分を溶解し去って
カラーフィルターを得る。
本発明の光重合性組成物を用いることによって簡略化さ
れた工程で、耐光性、耐熱性に優れた解像性の良好なカ
ラーフィルターか得られる。
実施例 次に本発明を実施例により更に具体的に説明する。
実施例1 次の組成比をもつ混合物を調製した。
次に赤色、緑色、青色、黒色の顔料ペーストを以下の様
にして調製した。
上記、各色顔料20部に対し分散剤としてソルビタン脂
肪酸エステル系化合物を4部加え、さらにエチルセロソ
ルブアセテートを76部加え、サンドミルにて分散化を
行なった。
ここで分散化した赤、緑、青、おのおのの顔料粒子の平
均個数分布は200nm以下であった。
この顔料ペーストを前記混合物に対し、40重量%加え
、さらにサンドミルにて処理した後、加圧濾過機にて1
μのフィルターを通じ、本発明のカラーフィルター用光
重合性組成物を得た。
応用例1 実施例1にて調製した本発明の着色光重合性組成物を水
洗、アルコール洗浄、フロン洗浄した平滑なガラス板に
スピンコーターにて塗布し、100°Cで乾燥を5分間
行なった。
さらに、10%ポリビニルアルコール水溶液をスピンコ
ーターにて塗布し、100℃で乾燥を5分間行なった。
この様して得られた筐膜をネガマスクを通してミカサ株
式会社製マスクアライナ−MA−10を用い、lOmJ
/ci露光した。次いで100℃にて15分間ブリベイ
クし、現像は25°Cの1重量%、炭酸ナトリウム水溶
液の流水中にて60秒間行なった。
以上の条件で作成したカラーフィルターの各色の膜厚を
以下に示す。
このカラーフィルターを200℃で3時間の耐熱性試験
に供した所、各色の変化は見られず重量の変化も見られ
なかった。
比較例1 実施例1と同様な方法で下記に示す混合物を調製し、応
用例1と同様な方法でカラーフィルターを作製した。
この様にして得られた光重合性組成物を用い実施例1と
同等な画像を形成するのに必要な光エネルギーを下表に
示す。
表3 鉄アレン錯体の使用されていない比較例1の感光性が本
発明の光重合性組成物からの応用例】に比へて劣ること
が明らかである。
比較例2 感光性樹脂として実施例1と同様な方法て下記に示す組
成物を調製し、応用例1と同様な方法でカラーフィルタ
ーを作製した。
この様にして得られた光重合性組成物を用い実施例1と
同等な画像を形成するのに必要な光エネルギーを下表に
示す。
この様に比較例2て得られた光重合性組成物の感光性は
極めて低いことかわかった。
実施例2 次に示し混合物を調製し次いで、実施例1と同様な方法
により本発明のカラーフィルター用光重合性組成物を得
た。
・ベンジルメタクリレート・メタクリル酸共重合物(7
0/30モル比)      30gr・ペンタエリス
トールテトラアクリレート+5gr ・ (η2−ベンゼン)(η5−シクロペンタジェニル
)鉄(II)−ヘキサフルオロホスフェート     
                         
     1grl ・エチルセロソルブアセチイト   100gr応用例
2 実施例2にて調製した本発明のカラーフィルター用光重
合性組成物を用い、応用例1と同様な方法でカラーフィ
ルターを作製した所、非常に良好な画像が得られた。
この膜を200℃3時間の耐熱性試験に供した所、変色
及び重量の変化は全く見られず、またカーボンアーク1
00時間の耐光性試験に供した所、変色は全く見られな
かった。
実施例3 次に示される混合物を調製し次いで実施例1と同様な方
法により本発明のカラーフィルター用光重合性組成物を
得た。
・ベンジルメタクリレート・メタクリル酸共重合物(7
0/30モル比)      30gr・ジペンタエリ
ストールへキサアクリレート5gr ・ (η1−アントラセン)(η6−シクロペンタジェ
ニル)鉄(II)−ヘキサフルオロホスフェート   
             Igr・エチルセロソルブ
アセチイト   100gr応用例3 実施例3にて調製した本発明のカラーフィルター用光重
合性組成物を用い、応用例1と同様な方法でカラーフィ
ルターを作製した所、非常に良好な画像が得られた。
この膜を200℃3時間の耐熱性試験に供した所、変色
及び重量の変化は全く見られず、またカーボンアーク1
00時間の耐光性試験に供した所、変色は全く見られな
かった。
実施例4 次に示される混合物を調製し次で実施例1と同様な方法
でカラーフィルター用光重合性組成物を得た。
・スチレン・マレイン酸共重合物のハーフエステル(M
W  5000. 1 / 1モル比)  30gr・
ペンタエリストールテトラアクリレート5gr ・ (η6−クメン)(η5−シクロペンタジェニル)
鉄(II)ヘキサフルオロホスフェートgr ・エチルセロソルブアセチイト   100gr応用例
4 実施例4にて調製した本発明のカラーフィルター用光重
合性組成物を用い、応用例1と同様な方法でカラーフィ
ルターを作製した所、非常に良好な画像が得られた。
この膜を200°C,3時間の耐熱性試験に供した所、
変色及び重量の変化は全く見られず、またカーボンアー
ク100時間の耐光試験に供した所、変退色は全く見ら
れなかった。
発明の効果 工程が簡略で耐熱、耐光性が良い、画像の良好なカラー
フィルターを与える光重合性組成物が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)エチレン性不飽和二重結合を少なくとも1つ
    以上有する光重合性化合物、(2)皮膜形成性高分子結
    合剤、(3)顔料、(4)下記式(1)で示される鉄ア
    レン錯体並びに(5)下記式(2)でチオキサンテン系
    化合物、下記式(3)で示されるキサンテン化合物及び
    下記式(4)の中から選択された一種以上の化合物を含
    有するカラーフィルター用光重合性組成物 式(1) 〔RF.R^2〕_■^■Xq^■(1) 〔式中Rは式C_5H_4R^1あるいはC_■H_7
    で表されるアニオンであり、R^1は水素原子、C_1
    〜C_6のアルキル基又は、ハロゲン原子を表し、R^
    2はt−アレーンを表し、Xはアニオンを表し、qはア
    ニオン又はカチオンの価数を表し、qは1、2、3又は
    4である。〕 式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2a)▲数式、化
    学式、表等があります▼(2b)(2) (式(2a)及び(2b)中R_1は水素原子、塩素原
    子又はメチル基を、R_2は水素原子、塩素原子、メチ
    ル基又はメトキシ基を、R_3はC_1〜C_4のアル
    キル基;炭素数3乃至4のアルコキシアルキル基;ヒド
    ロキシエチル基;アセチル基;プロピオニル基;メチル
    基、プロピル基、カルボエトキシ基で置換していてもよ
    いベンゾイル基をそれぞれ表す。Zは酸素原子又は硫黄
    原子を表す。但し式(2)は式(2a)及び式(2b)
    の異性体からなる混合物である) 式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) (式(3)においてR_4はC_1_〜_8のアルキル
    基;1乃至2個の酸素原子で中断されていてもよい C_4_〜_7のアルキル基;水酸基で置換されたエチ
    ル基又はプロピル基;N,N−ジメチルアミノプロピル
    基;塩素原子、ブチル基で置換されていてもよいフェニ
    ル基を、R_5は水素原子、メチル基、メトキシ基、エ
    トキシ基、ジメチルアミノ基又はジエチルアミノ基を各
    々表わす。又Xは水素原子又は塩素原子を、Yは酸素原
    子又は硫黄原子を表わす。) 式(4) ▲数式、化学式、表等があります▼(4) 〔式(4)中、R_1、R_2、R_3はそれぞれ独立
    して水素原子;クロル原子;低級アルコキシ基;低級ジ
    アルキルアミノ基;低級ジアルケニルアミノ基又は脂環
    式アミノ基を表す。 Xは炭素及びヘテロ原子の総数が5〜9個 の複素環基又は▲数式、化学式、表等があります▼を表
    す。ここにYに炭素数1〜6の置換又は非置換のアルキ
    ル基;低級アルコキシ基;置換又は非置換のフェニル基
    ;置換又は非置換のスチリル基又は置換又は非置換の3
    ′−クマリノ基を表す。又Zは水素原子又は炭素数1〜
    6の置換又は非置換のアルキル基又はシアノ基を表す。 〕
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04340965A (ja) * 1991-05-17 1992-11-27 Nippon Kayaku Co Ltd カラーフィルター用光重合組成物
US5693436A (en) * 1994-12-08 1997-12-02 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for forming a color filter

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