JPH04178547A - 単色x線回折装置 - Google Patents

単色x線回折装置

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JPH04178547A
JPH04178547A JP2308370A JP30837090A JPH04178547A JP H04178547 A JPH04178547 A JP H04178547A JP 2308370 A JP2308370 A JP 2308370A JP 30837090 A JP30837090 A JP 30837090A JP H04178547 A JPH04178547 A JP H04178547A
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Yuji Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、試料で回折した回折X線の強度を測定するこ
とによって試料の同定、その他の解析を行うX線回折装
置に関する。特に、X線進行路上に湾曲結晶モノクロメ
ータを配置することにより、X線を単色化して測定を行
う、いわゆる単色X線回折装置に関する。
[従来の技術] 一般に、粉末試料の同定などを目的として行われるX線
回折測定においては単色X線、すなわち単一波長のX線
が利用される。また、通常の測定においでは上記の単一
波長のX線としてにα線が選択されている。
従来、X線源から放射されたX線、すなわち種々の波長
のX線を含んだ連続X線を単色化する方法として、X線
進行路上ににβフィルタを設置してにβ線などといった
にα線以外のX線の吸収を減衰させる方法が知られてい
る。
また、X線進行路上に湾曲結晶モノクロメータを配置し
、このモノクロメータによってにα線のみを回折させて
取り出すという方法も知られている。従来、この場合に
用いられる湾曲結晶モノクロメータとしては、ロッキン
グカーブにおけるモザイク角度の広がりの大きいグラフ
ァイト、フッ化リチウム(LiF)などが−船釣であっ
た。
「発明が解決しようとする課題] 以上のように、X線回折測定において単色X線、すなわ
ちにα線を利用するということは既に良く知られている
が、このにα線は比較的波長の近い2種のX線、すなわ
ちにα1線およびにα2線によって形成されている。例
えば、X線源のターゲット(対陰極)として銅(Cu 
)ターゲットを用いた場合には、第4図に示すように波
長差Δλが約3.8X1(1−3オングストロームのK
Cl線およびにα2線かにα線の中に含まれている。
上述したグラファイトなどから成る湾曲結晶モノクロメ
ータあるいはにβフィルタを用いた従来の単色X線回折
装置においては、KCl線およびにα2線の両線番含む
にα線の強度をそのまま測定することによってX線回折
曲線を作成し、そのX線回折曲線に基づいて試料の解析
を行っていた。
例えば、上記従来方法によっである種の粉末試料につい
てX線回折測定を行うと、第5図に示すような形状のX
線回折曲線が得られる。この曲線のうちX線強度ピーク
P1はにα1線によって現れたものであり、もう1つの
X線強度ピークP2はにα2線によって現れたものであ
る。
また、別の種類の粉末試料についてX線回折測定を行う
と、第6図に示すような形状のX線回折曲線も得られる
。この曲線においてX線強度ビークPi、P2そしてP
3はにα1線によって現れたものであるが、この測定に
供した試料については、それら3つのピークの格子面間
隔daおよびdbが非常に小さいので、KCl線による
強度ピークPi、P2.P3ににα2線による強度ビー
クP4゜P5.P6が混入してしまう。図示の例では、
Kα2線による強度ビークP5が完全ににα1線による
強度ビークP3に混入してしまい、両者が区別できない
状態になっている。
以上のように、KCl線およびにα2線の両者を含むに
α2重線を用いた従来のX線回折測定においては、KC
lおよびにα2の2重線によるX線強度ピークが混在し
てしまい、鋭敏で正確なX線回折曲線が得られず、正確
な試料の解析ができないという問題があった。
本発明は、従来装置における上記の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、測定に供するX線からにα2線を分
離してにα1線のみを用いての測定を可能とすることに
より、極めて正確なX線回折曲線を得ることのできるX
線回折装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明に係る第1のX線回
折装置は、X線源から放射されたX線を試料に照射し、
その試料で回折した回折X線の強度を、試料を走査回転
させながら、X線検出器によって検出するX線回折装置
であって、上記X線源から上記X線検出器に至るX線進
行路上に受光スリットおよび湾曲結晶モノクロメータを
備えたX線回折装置であり、次の点を特徴としている。
すなわち、上記受光スリットのスリット幅をFwとし、
その受光スリットと上記湾曲結晶モノクロメータとの間
の距離をLとし、さらににα1線とにα2線との間の波
長差(Δλ)に基づいて生じる、上記湾曲結晶モノクロ
メータにおけるにα1線とにα2線との間の角度分散を
八〇とした場合、Fw≦L×八〇 となへように設定されている。
また、第2のX線回折装置は、xmmから放射されたX
線を試料に照射し、その試料で回折した回折X線の強、
度を、試料を走査回転させながら、X線検出器によって
検出するX線回折装置であって、上記X線源から上記X
線検出器に至るX線進行路上に受光スリット、湾曲結晶
モノクロメータおよび集中点スリットを備えたX線回折
装置であり、次の点を特徴としている。すなわち、上記
集中点スリットのスリット幅をFxとし、上記集中点ス
リットと上記湾曲結晶モノクロメータとの間の距離をK
とし、ざらににα1線とにα2線との間の波長差(Δλ
)に基づいて生じる。上記湾曲結晶モノクロメータにお
けるにα1線とにα2線との間の角度分散を八〇とした
場合、 Fx≦KXΔθ となるように設定されている。
上記の各X線回折装置において、湾曲結晶モノクロメー
タは1弾性変形が可能であり、さらにロッキングカーブ
におけるモザイク角度広がりのがさい単結晶1例えば5
i02、Ge(ゲルマニウム)、Si(シリコン)など
であることが好ましい。
ここでロッキングカーブとは、単結晶試料の完全性を評
価する際、従来より一般的に用いられているX線回折図
形であって、例えば次のような測定方法によって得るこ
とができる。すなわち、第8図に示すように、X線源2
から放射されたX線を、欠陥のほとんどない完全性の高
い第1結晶3に入射させて平行な回折ビームを得、この
平行回折ビームを単結晶試料4に入射させる。単結晶試
料4で回折した回折X線は、X線検出器5によってその
強度が測走される。単結晶試料4を回折X線の強度ピー
ク点を中心として微少角度ωだけ揺動すると、第9図に
示すようにある@Wを持ったピーク図形が得られる。一
般にこのピーク図形がロッキングカーブと呼ばれるもの
である。
上記のピーク幅Wは、単結晶試料のモザイク角度広がり
と相関関係があり、モザイク角度広がりの大きい結晶、
例えばグラファイトやLiF (フッカリチウム)など
は、曲線Aで示すようにそのピーク幅Wが広くなる。一
方、モザイク角度広がりの小さい結晶、例えば5i02
、Ge(ゲルマニウム)、Si(シリコン)などは、曲
線Bで示すようにそのピーク幅Wが狭くて鋭敏な回折曲
線を呈する。
本発明では、ロッキングカーブにおけるピーク幅が狭く
なる、すなわちモザイク角度広がりの小さい単結晶を用
いて湾曲結晶モノクロメータを構成することが好ましい
上記にα1線とにα2線との間の角度分散(Δθ)とは
、第7図に示すように、湾曲結晶モノクロメータ1上の
任意の一点QにKCl線とにα2線とが同時に入射して
両者共にそこで回折する場合、それら両入射にα1線と
にα2線とが成す角度範囲のことである。従って、これ
をブラッグの回折条件式を考慮して数式的に表示すれば
、Δθ=02−01 λにα2− λにα1 2d−cosθ1 で表される。
[作用] 請求項1の単色X線回折装置において、X線源からX線
検出器に至るX線進行路上に設置した受光スリットによ
り、試料に入射するX線あるいは試料から回折したX線
の線幅が制限される。この場合、受光スリットによって
制限されて湾曲結晶モノクロメータの一点に入射するX
線の角度の広がりは、その湾曲結晶モノクロメータに関
するにα1線とにα2&Iとの間の角度分散(Δθ)よ
りも狭くなる。これにより、KCl線が受光スリットを
通過して湾曲結晶モノクロメータで回折するとき、それ
と同時ににα2線が受光スリットを通過することが阻止
され、従って、両線の分光(−方の進行を許容して他方
の進行を阻止すること)を確実に行うことができる。そ
の結果、Kα2線の混入のないKCl線のみによるX線
回折曲線を得ることが可能になる。
ところで、本発明に係るX線回折装置は、試料、受光ス
リットおよびX線検出器を走査回転移動させながら、試
料からの回折X線の強度測定が行われる。受光スリット
を走査回転移動させるということは、Kα2線の進行を
全く完全に阻止することはできず、ある瞬間にはどうし
てもいくらかのにα2線が受光スリットを通過して湾曲
結晶モノクロメータに到着することを意味している。し
かしながら、そのような場合であっても、本発明によれ
ば、湾曲結晶モノクロメータにおけるブラックの回折条
件は、受光スリットを通過してくるにα1線の波長に合
わせて設定されているので、仮にある瞬間ににα2線が
受光スリットを通過して湾曲結晶モノクロメータに到達
しても、ブラックの回折条件が満足されず、従ってそこ
での回折が起こらず、Kα2線のそれ以降の進行が完全
に阻止される。
請求項2のX線回折装置においては、受光スリットに代
えて、集中点スリットと湾曲結晶モノクロメータとの組
み合せによってにα2線の進行を阻止している。
請求項3のように、モザイク角度広がりの小さい単結晶
によって湾曲結晶モノクロメータを形成しておけば、該
モノクロメータにおける回折条件をにα1線に合致させ
て角度設定しておけば、より一層確実ににα2線の進行
を阻止できる。
[実施例] 第1図は本発明に係る単色X線回折装置の一実施例を示
している。同図において、X線管6内のXJII源2か
ら放射されたX線は、発散スリット8によって水平面内
の発散角が制限されながら、測定対象である粉末試料7
に照射され、さらに該試料7において回折する。
試料7で回折した回折X線は、散乱X線などの進行を防
止するための散乱スリット9を通過し、さらに、主にに
α線を取り出すために配置された受光スリット10を通
過した後に、湾曲結晶モノクロメータlに照射されここ
で再び回折する。この回折X線は集中点スリット16を
介してX線検出器12に受は取られてそのX線強度が測
定される。
上記の試料7は、円柱状の試料台13に支持されていて
、回転軸線ω(紙面垂直方向に延びている)を中心とし
て微少速度で走査回転(θ回転ということにする)する
上記散乱スリット9、受光スリット10および湾曲結晶
モノクロメータ1は、上記の試料回転軸線線ωを中心と
して試料台13から独立して回転移動する第1カウンタ
アーム14上に固定して配置されている。湾曲結晶モノ
クロメータ1は、微妙な角度調整ができるように微回転
機構15を介してIN1カウンタアーム14上に設けら
れている。
集中点スリット16およびX線検出器12は、第1カウ
ンタアーム14と一体である第2カウンタアーム17上
に固定して配置されている。第1カウンタアーム14お
よびw;2カウンタアーム17は、試料回転軸線ωを中
心として試料の回転速度(θ回転)の2倍の速度で同じ
方向へ走査回転(20回転ということにする)する。
以上のように試料7をθ回転させ、それに同期させて第
1および第2カウンタアーム14,17を2θ回転させ
ながら、試料7からの回折X61強度をX線検出器12
によって測定することにより、目標とするX線回折曲線
が得られる。
ところで、湾曲結晶モノクロメータ1上の任意の一点に
入射して回折するKCl線とにα2線に関して角度分散
(八〇)があることは、第7図に関連して既に説明した
通りである。本実施例では、発散スリット10と湾曲結
晶モノクロメータ1との間の距離をLとした場合、発散
スリット10のスリット幅F−が、 Fli≦ LXΔθ となるように設定しである。
このように設定しておけば、粉末試料7で回折して進行
するにα1線およびにα2線が同時に発散スリット10
を通過することがなくなり、それ故、湾曲結晶モノクロ
メータ1でにα1線が回折するその時に、KCl線の進
行を遮断して、KCl線のみを分光して取り出すことが
できる。
第1図において、第1カウンタアーム14の20走査回
転に伴って発散スリット10が試料回転軸線ωを中心と
して走査回転移動するということは既述のとおりである
。このように、発散スリン)10は、X線進行路を横切
る方向に移動するようになっているので、KCl線の進
行を完全に遮断することはできず、その走査回転移動中
にわずかのにα2線が発散スリット1oを通過して湾曲
結晶モノクロメータ1に到達してしまうことは免れない
しかしながらこの場合には、モノクロメータ1へのにα
2線の入射角が、いわゆるブラッグの回折条件2d−5
inθ=λ(但し、d:結晶格子面間隔、θ:X線入射
角、λ:X線波長)を満足せず、KCl線は回折しない
。これにより、KCl線の進行が阻止される。
この場合、湾曲結晶モノクロメータ1を構成する単結晶
は、ロッキングカーブ(第9図)におけるピーク輻Wが
狭いもの、すなわちモザイク角度の広がりのlJXさい
ものであって、弾性変形が可能であるものを用いること
が好ましい。このような単結晶としては、5i02、G
e(ゲルマニウム)。
Si(シリコン)などが考えられる。このように、モザ
イク角度の広がりの小さい単結晶を用いるのが好都合で
あるとうのは、湾曲結晶モノクロメータ1に関するX線
回折条件をにα1線に適合させた場合に、その湾曲結晶
モノクロメータ1ににα2線が入射したとしても、回折
条件が満たされずに、KCl線の回折による進行を確実
に阻止できるからである。
以上のように、KCl線の進行を阻止してにα1線のみ
を用いてX線回折測定を行った場合には、従来のにα2
重線(KClおよびにα2の両方を含むX線)を用いた
装置において第5図のようなX線回折曲線を呈した試料
が、第2図に示すように、KCl線のみによるピークP
1を示すという結果が得られた。また、従来装置によっ
て第6図の結果を呈した試料から、第3図に示すような
結果が得られた。いずれの場合も、X線回折曲線に現れ
るピークはにα1線のみによってもたらされるものであ
り、にα2線の混入によるデータの乱れがなくなる。従
って、極めて正確な試料解析ができる。
なお、以上の説明は、受光スリット10と湾曲結晶モノ
クロメータ1との組合せによって、KCl線の進行を阻
止してにα1線のみを取り出そうというものであった。
しかしながら、受光スリット10に代えて集中点スリッ
ト16を用いて同様の単色化を達成することもできる。
この場合には、集中点スリット16のスリット幅をFx
、集中点スリット16と湾曲結晶モノクロメータ1との
間の距離をKとした場合、 Fx≦に×Δθ に設定される。Δθは、既に説明したように、湾曲結晶
モノクロメータ1についてのにα1線とにα2線との間
の角度分散である。
以上、好ましい実施例をあげて本発明を説明したが、本
発明はその実施例に限定されない。
例えば、上記実施例では受光スリット10と湾曲結晶モ
ノクロメータ1との組み合せ、あるいは集中点スリット
16と湾曲結晶モノクロメータ1との組み合せによるに
α2線の遮断機構をX線進行路に関して試料7の後流側
(図の左側)に配置した。しかしながら、上記のような
にα2線遮断機構を試料7の上流側、すなわちX線源2
と試料7との間に配置することも可能である。但し、そ
のような配置構成を採った場合には、湾曲結晶モノクロ
メータを出た後のにα1線と測定試料7との間の光軸調
整をしなければならないという面倒な作業を行わなけれ
ばならないし、さらにX線管6それ自体がかなり大型の
機器である上に、その近くに湾曲結晶モノクロメータを
含んだにα2線の遼新機構を設置しなければならなくな
るので、スペース的にも無理が生じる。よって、湾曲結
晶モノクロメータを含んだにα2線遮断機構の設置位置
としては、第1図の実施例のように試料7の後流側であ
ることが好ましい。
[発明の効果コ 本発明によれば、Kα2重線に含まれるにα2線の進行
が阻止され、Kα1のみを用いたX線回折測定が可能と
なり、極めて精度の高い試料解析を行うことができるよ
うになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る単色X線回折装置の一実施例を示
す平面図、第2図および第3図はその単色X線回折装置
による測定結果である回折X線曲線を示すグラフ、第4
図はにα2重線のスペクトル図、第5図および第6図は
従来のにα2重線を用いたX線回折測定結果を示すグラ
フ、第7図はにα1線とにα2線との間の角度分散(Δ
θ)を表す模式図、第8図はロッキングカーブの測定法
の一例を示す概略図、第9図は数種の単結晶についての
ロッキングカーブを示すグラフである。 2・・・X線源、7・−・粉末試料、12・−・X線検
出器、10・・・受光スリット、1・−・湾曲結晶モノ
クロメータ、16・・・集中点スリット、13・・・試
料台、14・・・第1カウンタアーム、17・・・第2
カウンタアーム 第2図 第3図 第4図 cK 第5図 X、6笈の目前内底2e

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)X線源から放射されたX線を試料に照射し、その
    試料で回折した回折X線の強度を、試料を走査回転させ
    ながら、X線検出器によつて検出するX線回折装置であ
    つて、 上記X線源から上記X線検出器に至るX線進行路上に受
    光スリットおよび湾曲結晶モノクロメータを備えたX線
    回折装置において、 上記受光スリットのスリット幅をFw; その受光スリットと上記湾曲結晶モノクロメータとの間
    の距離をL; にα1線とにα2線との間の波長差(Δλ)に基づいて
    生じる、上記湾曲結晶モノクロメータにおけるKα1線
    とKα2線との間の角度分散をΔθ; とした場合。 Fw≦L×Δθ であることを特徴とする単色X線回折装置。
  2. (2)X線源から放射されたX線を試料に照射し、その
    試料で回折した回折X線の強度を、試料を走査回転させ
    ながら、X線検出器によって検出するX線回折装置であ
    って、 上記X線源から上記X線検出器に至るX線進行路上に受
    光スリット、湾曲結晶モノクロメータおよび集中点スリ
    ットを備えたX線回折装置において、 上記集中点スリットのスリット幅をFx; 上記集中点スリットと上記湾曲結晶モノクロメータとの
    間の距離をK; にα1線とにα2線との間の波長差(Δλ)に基づいて
    生じる、上記湾曲結晶モノクロメータにおけるにα1線
    とにα2線との間の角度分散をΔθ; とした場合、 Fx≦K×Δθ であることを特徴とする単色X線回折装置。
  3. (3)上記湾曲結晶モノクロメータは、弾性変形が可能
    であり、さらにロッキングカーブにおけるモザイク角度
    広がりの小さい単結晶によって構成されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の単色X線回折装置。
  4. (4)湾曲結晶モノクロメータは、X線進行方向に関し
    て試料よりも後流側のX線進行路上に配置されることを
    特徴とする請求項1または2記載の単色X線回折装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015186369A1 (ja) * 2014-06-05 2015-12-10 株式会社リガク X線回折装置

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US10436723B2 (en) 2014-06-05 2019-10-08 Rigaku Corporation X-ray diffractometer with multilayer reflection-type monochromator

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